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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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屋久島国立公園

71件の記事があります。

2020年10月12日海辺の素材でネイチャークラフト!【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

10月4日(日)に、屋久島南西部の栗生の海で、令和2年度第1回自然に親しむ集い~海辺の素材でネイチャークラフト!~を実施しました。

 

海の画像

 

海が身近な屋久島では、子ども達は海で泳ぐこともしばしば。

今回は、いつもと違った海の遊び方を知ってもらうため、ビーチコーミングとクラフト制作を行いました。

ビーチコーミングとは、海辺に打ち上げられた漂着物を収集したり観察したりすることです。

ビーチコーミングで収集した自然のものを材料に、世界に一つだけのクラフト(工作物)を作って遊びました。

 

せっかくなので、海辺に打ち上げられるものについても詳しくなってもらいたい!

ということで、栗生の海に沢山打ち上がる「サンゴ」についてのクイズも実施しました。

 

サンゴクイズの様子

▲サンゴクイズの様子。

サンゴは動物?植物?どうやって増える?知っているようで知らないサンゴの生態を学びました。

 

サンゴについて詳しくなったところで、いよいよ浜に出てビーチコーミングです。

 

ビーチコーミングの様子

▲ビーチコーミングの様子。

貝やサンゴ、流木やシーグラスなど、それぞれ好きな素材を収集しました。

 

その後、屋内へ移動し、クラフト制作を行いました。

 

クラフトの素材

▲スタッフも素材を準備しました。

参加者は、自身で収集した素材に加えて用意した素材も自由に使ってクラフトを制作しました。

 

クラフトの様子

▲クラフト制作の様子。

 

フォトフレームを作成する様子

▲フォトフレームを制作する様子。

 

完成したフォトフレーム

▲完成したフォトフレーム。

  

貝殻で作成した飾り

▲貝殻で可愛い飾りを作った人もいました。

 

作成したモビール

▲モビールも作りました。

 

今回のビーチコーミングとクラフト制作は大好評でした。

自然のものは全て色や形が異なり、なかなか思うように扱うことができません。

それでも知恵と工夫をこらしてクラフトに挑戦することで、豊かな想像・創造力が養われます。

新たな海の楽しみ方を知ってもらえたとともに、サンゴや貝など海辺の自然に親しむ機会となりました。

 

涼しくなったこの時期、みなさんもネイチャークラフトに挑戦してみてはいかがでしょうか?

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2020年08月14日屋久島の避難小屋について(縄文杉登山、宮之浦岳縦走等)【屋久島地域】

屋久島国立公園 池田 裕二

縄文杉

 夏真っ盛りの屋久島です。山では高山植物が開花し見頃を迎え、海は透明度が上がり、スキューバダイビングを楽しむダイバーで賑わっています。

 屋久島では山での宿泊を伴う縦走登山も楽しむことができます。日本百名山の一座として有名な宮之浦岳の縦走登山が人気です。

 しかし現在は新型コロナウイルス感染症対策として、当面の間、登山はできるだけ日帰りを心がけていただき、各避難小屋(無人の山小屋)は緊急時以外の利用を控えていただくようお願いしています。新高塚小屋、高塚小屋、淀川小屋など人気の避難小屋は密閉、密集状態になりやすい空間です。各避難小屋の入口には以下の内容を掲載しております。

▼鹿児島県・屋久島町からのお知らせ

「新型コロナウイルス感染症防止のため、当面の間、緊急時以外の避難小屋の利用は、お控えください。」

避難小屋の案内

▼屋久島で登山をされる方へ 屋久島山岳部保全利用協議会からのお知らせ

屋久島で登山をされる方へ

○できるかぎり、日帰り登山を心がけましょう。

○登山届けを必ず提出しましょう。

○体調不良時は、登山を止めましょう。

○登山中、人との間隔を空けましょう。

○マスク、消毒液、除菌シート等をご持参・ご活用ください。

避難小屋以外にも縄文杉展望デッキや著名ヤクスギの周辺、登山口等では混雑する場合がございますので、人との間隔を十分に取り、適宜マスク等をご活用ください。

また、山間部のトイレ周辺には手洗い場が無い場合が多いため、消毒液等持参されての手指の消毒を推奨いたします。快適で安全な登山を楽しむために、みなさまのご理解、ご協力をお願いいたします。

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2020年06月15日宮之浦岳登山道巡視 【屋久島地域】

屋久島国立公園 池田 裕二

 本格的な梅雨時期の前に、宮之浦岳登山道の巡視を行いました。登山道が雨水により浸食している場所があり、保全のための工事を検討しています。

 県境をまたぐ移動自粛要請が続く中、登山や高山植物を楽しむことは、まだしばらく先になりますが、せめて画像だけでもお楽しみいただければ幸いです。

 ヤクシマダケ(通称ヤクザサ)が茂る稜線部では、ヤクシマシャクナゲ、ヤクシマミツバツツジ、キバナノコマノツメ、ワチガイソウといった高山植物が見頃を迎えていました。

ヤクシマダケとヤクシマシャクナゲ

▲ヤクシマダケとヤクシマシャクナゲ

 ヤクシマダケはヤクシカやヤクシマザルにとって重要な食料になる植物です。場所によっては人の背丈ほどになっています。

 ヤクシマシャクナゲは屋久島の山を代表するツツジの仲間です。

ヤクシマミツバツツジと黒味岳

▲ヤクシマミツバツツジ

 ヤクシマシャクナゲ開花期の少し前に開花期を迎えるツツジの仲間。ひし形をした葉と、紫がかった色の花が特徴的です。

 屋久島の山間部では、高度や日当たりなどの環境変化によってツツジの仲間を数種類見ることができます。

キバナノコマノツメ

▲キバナノコマノツメ(スミレの一種)

 本州でも見られる高山植物です。

ワチガイソウ

▲ワチガイソウ

 とても小さな植物で、開花期以外は目立ちません。花を拡大して見てみると、なかなか可愛らしいデザインですね。

★鹿児島県では新型コロナウィルスに関する情報を以下の通り発表しています。

(鹿児島県ホームページより引用)

===

525日時点の特定警戒都道府県(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、北海道)からの来県については,618日(木曜日)までは,観光,レジャーなどを目的とした移動を避ける等,「今でなければならない」,「自分でなければならない」などの必要な用件以外での移動は慎重に対応してください。
また,その他の地域からの来県についても,地域の感染者の発生の動向を踏まえて,慎重にお願いします。

来県された場合は,下記のような感染拡大防止対策をお願いします。
・マスク着用など咳エチケットの徹底
・毎日の体温測定の徹底
・発熱等の症状が出たら,帰国者・接触者相談センターへ相談

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2020年03月25日国内希少野生動植物種に屋久島のオオバシシランが指定されました 【屋久島地域】

屋久島国立公園 池田 裕二

 新しく保護対象となったシダのお話です。

 2020年2月、屋久島に自生するオオバシシランが国内希少野生動植物種に指定されました。

▼オオバシシラン

オオバシシラン

オオバシシランのソーラス

 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)に基づき、国内に生息・生育する絶滅のおそれのある野生生物のうち、人為的な影響により減少が見られる種等を「国内希少野生動植物種」に指定しています。屋久島に生息・生育する指定種は、ほかにハヤブサやヤクシマリンドウ、ヤクシマソウなどがあります。

 動植物を保護する制度はいくつかあり、種の保存法のほか、自然公園法、文化財保護法(天然記念物の指定)などがあります。種の保存法は特に厳しい規制がかかる法律です。販売・頒布目的の陳列・広告、譲渡し、捕獲・採取、殺傷・損傷、輸出入等が原則として禁止です。つまり一般的には人の手に渡ることがない種類となります。

 さて、オオバシシランですが、2014年に新種と判明した、とても珍しいシダです。それまでは中国や東南アジアなどに自生するHaplopteris amboinensisという学名の種類と同一の種と考えられていましたが、葉緑体のDNA解析を行った結果、別種のHaplopteris yakushimensisとして分類されました。和名にランと付きますがシシランというシダのグループです。シシランは屋久島の森でよくみかける普通種ですが、オオバシシランは屋久島内で確認されている自生地がわずか数地点です。

 株数は元々少なかったうえ、森林開発やヤクシカに食べられてしまうことにより、さらに減少したと考えられています。80年代に撮影された写真が残っており、当時は現在よりも大きな株があったようです。ぜひとも新たな群生地を見つけたいところです。

 屋久島は世界でも稀にみるシダの宝庫と言われています。多様な自然環境と、古くから残された森、そして雨の多い気候がシダを育むのでしょう。生物多様性という言葉を身近に感じることができる島です。

しかしながら、絶滅に瀕した種類が多いのも事実です。こうした希少な生物種の調査を行い、どのような保全をすべきかを考え、対策を講じていくのも私たちの仕事の一つです。

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2020年01月15日マツノマダラカミキリとマツノザイセンチュウ(マツ材線虫病・松枯れ)【屋久島地域】

屋久島国立公園 池田 裕二

松枯れの様子

海岸の松枯れ

 屋久島で松枯れが目立っています。

 毎年あちこちで見られるものですが、今年の夏から秋にかけ大流行している様子が確認されました。

 島の西部、世界遺産地域内でもクロマツの枯れが多くみられます。調査の結果、クロマツの枯れはマツノマダラカミキリが媒介するマツノザイセンチュウによるものと確認されました。

 屋久島と種子島の固有種で絶滅危惧種(絶滅危惧ⅠB類)でもあるヤクタネゴヨウ(ゴヨウマツの仲間)の自生地でもヤクタネゴヨウとクロマツの枯れが見つかり、一部のヤクタネゴヨウからマツノザイセンチュウが検出されました。

 マツノザイセンチュウの感染に伴う松枯れの症状は特徴的で、あっという間にマツの葉が急に赤く変色し枯れてしまいます。屋久島に多く自生するクロマツは、この病虫害にとても弱く、元気だったマツが秋に葉をつけたまま突然枯れてしまうのです。枯れたマツの中に潜むマツノマダラカミキリが翌春に羽化し、別の木へ移動し、新たな感染木を発生させるという連鎖が発生しています。

 ヤクタネゴヨウはクロマツに比べてこの病虫害に少し耐性があるようなのですが、カミキリによる食害そのものがマツを弱らせるため警戒が必要です。

 こうした松枯れによる枯死は生態系への被害だけでなく、県道沿いの落枝や倒木対策(交通事故や電線の断線の原因)も講じる必要があるため、関係行政による協議と対策が進められています。

 具体的な対策は、まだ健全なマツについては防虫材の樹幹注入が望ましいとされています。

 生態系上、重要な地域において枯れたマツは伐倒し、工場へ運び細かくチップ化したり、焼却処分したりする方法を検討していますが、搬出が困難な場所については、伐倒して玉切りにしたマツとその切り株にビニールシートをかぶせて、内側に粘着シートを設置し、羽化して材から出てきたマツノマダラカミキリを捕虫するトラップ式の導入も検討しています。

マツノマダラカミキリ捕虫トラップイメージ

▼松枯れの発生した谷の様子【世界遺産地域含む】

画像左に見えるのは枯死したクロマツ。右奥に見える急斜面には枯死したヤクタネゴヨウが確認されました。

世界遺産地域での松枯れ

▼急峻な崖地に自生するヤクタネゴヨウ。普通の登山とは違い、道なき道を進んでやっと到着します。樹齢100年を優に超えるような大木が枯死しています。

絶滅危惧種ヤクタネゴヨウの松枯れ

崖に自生するヤクタネゴヨウの調査の様子

▼マツノマダラカミキリが侵入したマツは樹脂(まつやに)を出し、虫や菌等に対して防衛手段をとります。つまりマツが激しい攻撃を受けている証拠にもなります。白く見えているのは乾燥した樹脂です。

松枯れ病にかかったマツがマツヤニを出している

▼ヤクタネゴヨウの樹脂がしみだしている様子。抗菌作用や防虫作用があるようですが、マツノザイセンチュウに対して効いてくれたら、と願います。

マツヤニ

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2020年01月14日海洋ゴミについて考えよう!【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 水川

 みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

 12月に屋久島の栗生塚崎海岸で地域の子どもたちに海洋ゴミ問題について考えてもらうためのイベントを実施しました。

 

 元々地域の方やスポーツ少年団(小学生)、中学校の部活動の子ども達が海岸を清掃する活動でしたが、今回は清掃だけではなく、屋久島の海の豊かさや海洋ゴミ問題について知り、自分にできることを考える機会にしようと企画しました。

 

 まず初めに、国立公園にもなっている栗生の海の豊かさを体感してもらうため、チームに分かれてミッションカードに書かれたものを5分間で探してもらいました。

 

海岸でミッションカードに書かれた生き物を探す子ども達

▲ミッションカードに書かれたものを探す子ども達。

 ミッションカードには貝、ヤドカリ、サンゴ、浜の昆虫、植物の種子などが書かれていましたが、わずか5分でほとんどのチームが見つけることができました。

それだけ様々な生き物が暮らす豊かな海であるということですね!

 

 次に海岸に漂着しているゴミを回収しました。

様々な生き物を育む豊かなこの海にも、ゴミがたくさんありました。

 

いったいどこから来たゴミなのでしょうか?

分別して調べることにしました。

まず「家庭から出るもの」を集めて「プラスチック」「金属・ガラス」「ほか」に分別しました。

 

家庭ゴミを分別した様子

▲家庭から出るものを3つに分別。プラスチック(左)がとても多いのが分かりました。

 

 次に家庭以外のゴミを「漁業でつかうもの」「農業・工場でつかうもの」「外国のもの(外国語標記のあるゴミ)」に分別しました。

  

家庭以外のゴミを分別した様子

▲漁業でつかうもの(左)が最も多く漂着していました。

 

 海岸清掃を終えた後、公民館に移動して、海洋ゴミについてお話ししました。

 

室内レクチャーの様子

▲海洋ゴミに関するレクチャーの様子。

屋久島の海の豊かさや役割。

陸で発生したはずの家庭ゴミ・農業工場ゴミが浜にあるのはなぜ?

漁業でつかうものや外国のものが屋久島の海岸に漂着するのはなぜ?

海洋ゴミが海の自然に与える影響。

自分達にできること。

レクチャーを通して、海は様々な生き物にとって大切な場所であり、人も海から様々な恩恵を受けていることを知ってもらいました。

また、家庭プラゴミが漁業ゴミに次いで多かったことからもわかるように、海洋ゴミ問題が自分達の身近な問題であることに気づき、一人ひとりが行動を起こす必要があることを知ってもらいました。

 

 最後に自分達にできることの一つとして、プラスチックゴミを減らすマイバック作りをしました。

布に特殊なクレヨンで自由に絵を描き、アイロンで染色しました。

 

マイバック作りの様子

▲マイバック作りの様子。

 

作成したマイバック

▲作成したマイバック。個性豊かな素敵なマイバックが完成しました!

 

 今回の活動を通して、日々の生活の中で海とのつながりを意識して暮らしてもらえたら嬉しいです。

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2019年11月29日屋久島でマーキングしたアサギマダラが台湾で見つかる!【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは。

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

10月初旬、京都を訪れていた知人が、アサギマダラがいたと写真を送ってくれました。

 

京都の祇王寺に飛来したアサギマダラ

▲京都、祇王寺のフジバカマに飛来していたアサギマダラ。(10月5日撮影)

 

この時期、暖かい場所を求めて南へ移動しているアサギマダラ。

屋久島で姿を確認できるようになったのは25日後の10月30日でした。(調査:久保田義則氏)

 

屋久島への飛来数が増えてきた11月17日、令和元年度第二回自然に親しむ集い~アサギマダラマーキング会~を開催しました。

講師は、2003年からマーキングを続けている鹿児島昆虫同好会の久保田義則氏です。

 

アサギマダラのマーキングの仕組みについては、昨年のバックナンバーをご覧ください↓↓

http://kyushu.env.go.jp/blog/2018/11/post-545.html

 

そしてこの度、とても嬉しいニュースが舞い込んで(チョウだけに...)きました!

マーキング会で参加者がマーキングしたアサギマダラが、なんと台湾で再捕獲されたのです!

 

9才の男の子が室内レクチャーの際練習でマ-キングした1頭が、11月26日に台湾の澎湖島という島で、台湾の方によって再捕獲されました。

 

屋久島と台湾の位置図

▲屋久島と台湾の澎湖縣西嶼西堡壘の位置図。約1305kmの距離をわずか9日間で移動していました。

 

今回のマーキング会は、例年通り最初に室内で久保田氏によるアサギマダラのレクチャーを行い、外に出る前にマーキング練習を行いました。

 

室内レクチャーの様子。

▲室内レクチャーの様子。

 

マーキングのお手本を見つめる参加者

▲マーキングのお手本を真剣に見つめる参加者の皆さん。

 

マーキング練習の様子

▲マーキング練習の様子。ここで男の子がマーキングしたアサギマダラがこの後台湾に飛んでいくのです。

 

マーキングしたアサギマダラ

▲マーキングしたアサギマダラ。

 

野外で参加者がマーキングする様子

▲実際に外へ出てアサギマダラを捕まえてマーキングしました。

 

マーキングしたアサギマダラを放す様子

▲マーキングしたアサギマダラをそっと放す男の子。

 

このマーキング会の後、久保田氏から参加者の標識情報をアサギマダラのメーリングリストで発信していました。

そしてこのほど台湾の方から再捕獲情報が発信され、移動情報が分かったのです。

この会でマーキングされたアサギマダラが台湾で再び見つかるなんて、驚きと感動とロマンでいっぱいです。

地道な調査がこうして実を結び、謎が多いアサギマダラの生態を解明する手がかりとなっていきます。

今回の結果は大変貴重なアサギマダラの移動情報となることでしょう。

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2019年10月24日パークボランティアで口永良部島へ!【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

1018日~19日に、屋久島国立公園パークボランティアの会で口永良部島に行ってきました。

目的は毎年恒例の海岸清掃です。

タカラハーモニストファンドとGGG国立・国定公園支援事業の助成金を頂き、今年も実施することができました。

 

口永良部島および屋久島には、海岸で回収した大型のゴミを処理できる施設がありません。

それらのゴミは鹿児島本土に搬出しなければならないため、処分に多大な費用がかかります。

島には国内外からひっきりなしにゴミが漂着するので頭を抱えています。

 

そこで屋久島国立公園パークボランティアの会では、平成28年度から助成金を活用して口永良部島の海岸清掃を実施しています。

 

1日目、会員8名、職員4名で西之浜の岩や他のゴミに絡まって回収困難な漁網やロープを回収しました。

 

西之浜に打ち上がった大量のゴミ

▲西之浜に打ち上がったゴミの様子。

 

清掃前の作戦会議の様子

▲清掃開始前の作戦会議。膨大なゴミの量なので、回収物とエリアを絞り効率よく回収することにしました。

 

清掃の様子

▲漁網とロープを回収。

 

集めた漁網とロープ

▲5㎥分の漁網とロープを回収しました!

 

2日目は、島民が実施する海岸清掃に参加しました。人口100名弱のところ、51名の島民が参加しました。

 

清掃の様子

▲清掃の様子。海岸全体に人の背丈以上のゴミの山があります。

 

細かなプラスチックゴミや漁網を回収する様子

▲初日に回収しなかった小さなプラスチックゴミや、残っていた漁網を回収しました。

 

ゴミの山の正体は、ほとんどがプラスチックや発泡スチロールでした。

これらがマイクロプラスチックとなって海の生き物に影響を与える可能性があるのです。

細かくなったプラスチックゴミ

▲細かくなったプラスチックゴミ。ゴミの山はほとんどがこれ。

 

ライターを集める子ども

▲ある子はライターを回収して数を数えていました。口永良部島の小学生は、以前から海岸に漂着したゴミの種類などを調査しているそうです。

 

西之浜は島で数少ない砂浜の一つで、小学校の水泳の授業も行われる浜です。

国の天然記念物に指定されているオカヤドカリも生息しています。

以前はウミガメも産卵に訪れていました。

島民にとっても生き物たちにとっても大切な西之浜。

2日間の活動で1トンフレコンバック39袋分のゴミを回収することができました。

 

清掃前と後の浜の様子

清掃前と後の浜の様子

清掃前と後の浜の様子

オカヤドカリ

▲ゴミが無くなってスッキリした様子のオカヤドカリ。

 

島民との集合写真

▲島民と集合写真。

 

パークボランティアの集合写真

▲パークボランティアで集合写真。

 

今回の活動で沢山のマイクロプラスチックおよびマイクロプラスチック予備軍のゴミを回収できました。

大型のゴミで埋め尽くされていた浜はきれいな砂浜に戻りました。

これで島民も泳ぐことができます。

海岸漂着ゴミの問題は尽きず、今後も活動を継続する必要があります。

特に離島はこの問題の影響を直接受けます。

皆さんも今一度普段の生活を振り返ってみてください。

ゴミを川や海にポイ捨てしていませんか?

不必要なワンウェイプラスチックを買っていませんか?

プラスチックスマート(環境省HP)http://plastics-smart.env.go.jp/

 

【最後の一枚】

口永良部島のメガ崎から屋久島を望む。

メガ崎の風景

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2019年10月18日パークボランティア 白谷雲水峡清掃活動 【屋久島地域】

屋久島国立公園 池田 裕二

 最近の屋久島は朝晩が涼しくなり、過ごしやすい季節となりました。山、海、川とすべてのフィールドで快適に遊べる良い時期ですね。

 

 さて、9月28日(土)に屋久島国立公園パークボランティアの会で白谷雲水峡の清掃を行いました。会員8名、職員2名の計10名で、2班に分かれて2時間半ほど木道や手すり磨きを行いました。

 白谷雲水峡は白谷川が流れており、空中湿度が年中高く、コケの美しい谷が広がる場所です。その分、木道や手すりに藻類がつきやすく、特に雨の日の木道は滑るので危険です。今回は木道の多いコースでの清掃作業を実施しました。

▼白谷雲水峡イメージ。清らかな流れを楽しみながらトレッキングができます。

白谷雲水峡

 まずは白谷雲水峡を管理する団体の職員の方から清掃場所や清掃方法についてレクチャーを受けました。木製手すりは金たわしと雑巾で磨き、木道はデッキブラシを使って藻類や土を洗い落とします。

▼作業の様子。

清掃作業の様子

作業の様子2

 水をかけながらデッキと手すりを磨いていきます。

 すれ違う登山者からは「ありがとうございます」とお声掛けいただきました。足場が悪い場所が多くきつい作業ですが、やりがいがあります。また、水場が離れているため、重い水タンクを何往復も運ぶのが重労働です。

▼看板には藻類が付着しやすいため、柔らかいスポンジで磨いていきます。

藻類が付いた看板

看板清掃

▼作業後にはピカピカに磨いた看板前で集合写真。

屋久島パークボランティア集合写真

 看板も木道もきれいになり、登山者の皆様には気持ちよく森を歩いていただけるでしょう!

 パークボランティアの皆様、ありがとうございました!

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2019年10月18日川でじゃぶじゃぶ生き物探し!ミニ水族館を作りました 【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

ずっと暑くて湿度が高かった屋久島も、ここ数日でガラッと秋の空気にかわりました。

登山が気持ちよくできる季節です。

 

さて、10月5日(土)に、今年度第一回目の自然に親しむ集いを実施しました。

今回は、「川でじゃぶじゃぶ生き物探し!作ろうミニ水族館」と題して、屋久島の東に位置する小瀬田の男川(おとこがわ)で、生き物採集と川にあるものを使って水槽作りをしました。

 

参加者の皆さんに水槽についてのイメージを持ってもらうため、早朝から職員で生き物採集と流木や石ころ収集をして見本の水槽を作成しました。

 

スタッフが作った見本の水槽

▲見本の水槽。ハゼや小魚、テナガエビやスジエビが入っています。

 

活動は、はじめに川で思う存分生き物を採集しました。

 

生き物採集の様子

▲生き物採集の様子。

 

捕獲後バケツの中で脱皮したカニ

▲捕まえたカニがバケツの中で脱皮しました!

 

生き物採集と水槽の材料集めをした後、材料を飾って思い思いの水槽を作りました。

 

水槽づくりの様子

▲水槽作りの様子。

 

集めた水槽の材料

▲ドングリを入れてみたりカタツムリの殻を飾りに使ったりと、集めた材料が一人ひとり違って、見ていてとても楽しかったです。

 

水槽に採集した生き物を入れて完成です。

それでは、子ども達が作った水槽をご覧ください↓

 

子どもが作った水槽1

子どもが作った水槽2

子どもが作った水槽3

子どもが作った水槽4

子どもが作った水槽5

▲水槽の外にまであふれる豊かな感性。あっぱれです!

 

脱皮したカニの殻を水面に飾る

▲捕獲後脱皮したカニの殻は水面に飾りました(左)。

 

水槽に入った生き物

▲それぞれの水槽に入った生き物たち。

 

今回の活動は、難しいことを抜きにして、生き物採集を楽しんでもらうこと、自然のものを使って遊ぶ楽しさを知ってもらうことを目的に企画しました。

子どもも親御さんも夢中になって生き物を採集して水槽作りを楽しんでくれて、私たちも水槽作りで発揮された子ども達の豊かな感性と自由な表現を楽しませてもらえる活動となりました。

 

活動後、採集した生き物と水槽の材料は川に戻しました。

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