ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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屋久島国立公園 屋久島

103件の記事があります。

2017年09月19日よくある質問Q&A【Q.山に携帯トイレを持って行った方が良いですか?】

屋久島国立公園 屋久島 池田 裕二

A.年間を通じてよくいただく質問です。

屋久島では携帯トイレ使用のご協力をお願いいたしております。

山にし尿を残さないこと、山岳部トイレの維持管理で人力でのし尿搬出作業の軽減となること、山岳部トイレの待ち時間が軽減されること、などの観点から携帯トイレの利用推進を行っております。

携帯トイレの認知度は年々増えてきており、ガイドブックにも掲載されるようになったほか、お問い合わせ件数も増えてきたことを実感します。

登山の当日は出発前に宿泊所にてトイレを済ませていただくことはもちろんですが、携帯トイレを登山の「お守り」として携行することをおすすめいたします。

もしそのお守りを使わなくても、数年間の品質保持期限をもつ携帯トイレはそのまま防災グッズになります。ご自宅や勤務先などで保管してください。

★携帯トイレの携行を特におすすめする人気のトレッキングコース

・縄文杉トレッキング

最短往復コースでも約22kmと長いコース。トロッコ道と言われる森林軌道沿いには既存のトイレが2か所ございますが、未舗装で本格的な登山道が始まる大株歩道入り口から縄文杉までの時間にして往復約4時間はトイレがございません。途中の3か所の休憩スペース、翁杉、大王杉下水場、大王杉上の3点に携帯トイレブースが設置されています。どちらもお昼休憩をとる方が多い休憩スペースから少しだけ離れたところにございます。

・宮之浦岳、黒味岳など。

宮之浦岳は往復18km、登山口と登山口近くの淀川小屋にはトイレがございますが、往復の間の約16km、時間にして78時間の区間についてはトイレが無く、携帯トイレブースが2か所のみございます。

特に山頂近くでお昼休憩をとったあと、帰りにトイレに行きたくなるケースがございます。そのようなときは翁岳(1基)または花之江河携帯トイレブース(2基)をご利用いただけます。

距離も長く、標準コースタイムも往復で10時間以上と長いので、携帯トイレがあると心強いですね。

・太忠岳、ヤクスギランド1150分コース

ヤクスギランドの一番長い150分コースのちょうど半分に当たる蛇紋杉の手前に携帯トイレブースがございます。空高く巨岩がそびえる山頂が魅力の太忠岳は、ヤクスギランドの携帯トイレブースから奥の登山道を歩きますが、ここから往復約5kmの道のり、時間にして約4時間はトイレがございません。

・白谷雲水峡

苔むす森や太鼓岩で人気の白谷雲水峡は登山口から1時間半ほど歩いたところの山小屋内に既存のトイレがございます。小屋の近くには携帯トイレブースもございます。しかしながら既存トイレの利用者数の多さから、人力でのし尿搬出量が多い場所です。維持管理の負荷軽減のためにもぜひ携帯トイレのご利用にご協力ください。

各登山口には使用済み携帯トイレ専用の回収箱が設置されております。

よくある質問Q&AQ.携帯トイレはどこで買えますか?】

A.屋久島の中では、ホテルの売店や主要なお土産店、登山用品レンタル店などで携帯トイレを購入できます。トレッキングの前日までにはそろえておきたいですね。

また、お住まいのエリアのお近くの登山用品専門店や通販サイトで購入することができます。

メーカーや入り数により異なりますが、お値段は500円から1000円ほど。重さも100gを切るものからございます。

登山のお守りに1人1個、ご用意ください。

※注意※

登山中にトイレにいくことを我慢して、行動中の水分補給を控えた場合、脱水症状が起こる可能性があります。足がつる症状や、頭痛や意識がもうろうとするなど、場合によっては自力下山ができないほどの状態になる危険がございます。

下山するまで便意を我慢して、トイレのことしか考えず山の景色を楽しめない、というのも悲しいですね。

安全面や、楽しいご旅行のためにも決して水分補給やトイレに行くことは我慢しないでください。

また、利尿作用の高いコーヒーや緑茶の飲みすぎはトイレに行きたくなる元となりますので過度な摂取はおすすめできません。山で飲むコーヒーは美味しいですが、適度に飲むのがスマートです。ホテルの朝食バイキングなどでもコーヒーや紅茶をお代わりしてしまいたくなりますが、山に登る前なら控えましょう。

中には朝の体調がよくないと感じつつも無理して登山してしまう方もいらっしゃるようです。健康状態によっては登山を中止する、またはコースを短めに変更するなど、無理のないご計画を。

★★★山のトイレのポイントまとめ★★★

●携帯トイレをしっかりと準備する

●出発前にトイレは済ませておく

●適度な水分補給をする

●トイレに行きたいときは我慢をしない

●体調不良時には無理をしない

携帯トイレをスマートに利用し、快適な登山を楽しみましょう!

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2017年08月05日自然に親しむ集い~川の水と生き物調査隊~【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

7月30日(日)に、自然に親しむ集い~夏休み自由研究!川の水と生き物調査隊~を開催しました。

自然に親しむ集いは、環境省、屋久島町、(公財)屋久島環境文化財団共催の、屋久島町民を対象とした自然に親しむための行事です。

今年度第一回目は、夏休みの自由研究のテーマにもなる小中学生を対象にした川の調査です。

 

屋久島は雨が多く、川も多いです。

各集落内や堺には大小様々な川が流れていて、島全体で約140もの川があるそうですよ。

屋久島の方にとって、きっと川は身近な存在でしょう。

そんな身近な川の水はきれいなのでしょうか?

生き物にとって住みやすい水なのでしょうか?

小瀬田(こせだ)集落を流れる男川(おとこがわ)の水質を、生き物とパックテストで調べてみることにしました。

 

はじめに、自然の中にある大きな水の流れ(循環)について解説しました。

私たちが生活で使う水は、川から取ってまた川や海に流しています。

川を流れ海にたどり着いた水は蒸発して雲になり、雨となってまた川に流れてきます。

このように、自然の中には大きな水の循環があって、私たち人間や生き物もこの水の流れの中で生きています。人と川は深い関係があるのです。

 

最初の解説の様子

▲解説の様子。

 

このお話しの後、待ちに待った川での活動がスタートしました!

 

川へ向かう参加者の様子

▲川に入る様子。

 

河口から上流に移動して、まずは川の流速を測定しました。

流速は、3mのヒモにフィルムケースなど水に浮く物をくくり付けたもので計ることができます。

水面にウキをつけた瞬間からウキが流れてヒモがピンと張るまでの時間を計測します。

 

川の流速を計測する様子

▲流速を測定する様子。

 

結果は、ウキが3m流れるのに24秒かかりました。

つまり流速は、300㎝÷24秒=12.5/秒で、川の流れは「遅い」ということが分かりました。

 

続いて生き物採集をしました。

 

生き物採集の様子

▲生き物採集の様子。大人も子供も夢中になって生き物を探しました。

 

川での活動が終盤にさしかかった頃、ついに子供達は全身水に浸かって泳ぎだしました!

 

川で泳ぐ子どもの様子

▲本当はこれが一番やりたかったのかもしれませんね~(^^)

 

採集した生き物は、バットや水槽に移して観察しました。

エビ、カニ、ハゼ、ボラの稚魚などの大きな生き物や、トビケラやカワゲラなどの小さな水生昆虫がたくさん捕れました。

生き物によっては、その存在から水の汚れを判定することができます。

判定するときに使う生き物を「指標生物」といいます。

 

指標生物

▲指標生物。

 

採集した生き物の中から指標生物を探し、数を数えてみました。

 

指標生物を観察する様子

▲指標生物を観察する様子。

 

結果は、きれいな水に住む指標生物が多く、この川はきれいな水と判定されました。

 

さらに、パックテストを使って化学的に水質を調べてみました。

パックテストは、チューブの中に薬品が入っており、川の水と薬品を混ぜることで水の色が変化するので、その水の色と見本の色を見比べて水質を測定することができます。

 

パックテストによる水質調査の様子

▲パックテストで水質調査する様子。

 

パックテスト調査の結果、この川の水質はきれいな水でした。

 

今回の活動では生き物とパックテストによる水質の調査方法を知ってもらいました。

そして、男川はきれいな水が流れており、きれいな水にしか住めない生き物を含めたくさんの生き物が住んでいることが分かりました。

他の川ではどうでしょうか?

同じ川でも、日や時間帯、上流と下流で違うかもしれません。

また、もし川の水が汚れてしまうとどんなことが起きるでしょうか?

どうすれば川が汚れないでしょうか?

このように、一つの川を調べてみると、色々な考察ができて発展もあります。

自由研究にとどまらず、自然への関心を高めるきっかけになればうれしいです。

 

みなさんも夏休みを利用して近くの川に遊びに出かけてみてはいかがでしょうか(^▽^)

 

~★環境省アクティブレンジャーパネル展開催のお知らせ★~

環境省九州地方環境事務所では、九州の美しい自然や現在生じている問題、自然環境保全のための活動などを九州で様々な活動に取り組むアクティブレンジャーの視点から紹介するパネル展を開催しています。

7月20日(木)からアクティブレンジャーが配置されている九州10地区で開催中です!

多くの方のご来場をお待ちしております!

  

アクティブレンジャーパネル展屋久島会場の様子

▲屋久島会場(屋久島世界遺産センター)

  

チラシ

▲チラシ

 

※詳細はコチラ↓

【九州地方環境事務所HP

http://kyushu.env.go.jp/pre_2017/29_1.html

 

※屋久島会場の詳細はコチラ↓

会場:屋久島世界遺産センター

期間:7月20日(木)~8月31日(木)

時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

休館:無休

※入場無料!

【屋久島世界遺産センターHP

https://www.env.go.jp/park/yakushima/ywhcc/center/event.htm

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2017年07月21日パークボランティアで口永良部島へ!【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

今回の日記は屋久島のお隣の島で全域が屋久島国立公園でもある口永良部島でのパークボランティア活動報告です。

パークボランティアにとっては待ちに待った口永良部島活動でした。

なぜなら、平成27年に口永良部島での活動を計画していた矢先、新岳が噴火して全島避難指示が出され、計画を中止せざるを得なかったということがあったからです。

避難指示解除により島民の方々は帰島され、復興・生活再建を進めていますが、そんな口永良部島の方々のお手伝いができればと、再びボランティアから口永良部島活動を熱望する声があがりました。

しかし、口永良部島で活動するには交通費や清掃時に回収するゴミの処理費など多くの費用が発生するため、参加できる会員が限られてしまうことがネックで昨年度は実現できませんでした。

そこで、今年度「GGG国立・国定公園支援事業」の助成金を申請することになりました。

結果は、大変ありがたいことに「採択」。

助成を受けて活動が実現したのです。

 

梅雨明け発表翌日の7月14日、海はべたなぎ、空は晴天で、いざ口永良部島へ!

 

甲板からの景色を楽しむパークボランティアのみなさん

▲甲板で景色を楽しむパークボランティアの皆さん。波が無かったので船は全く揺れず快適でした。

 

トビウオが水面を滑空する様子

▲船に驚いてトビウオが滑空する場面も。

 

口永良部島全景

▲口永良部島全景。

 

島に到着後、すぐに海岸清掃を始めました。

まずは口永良部島八景のひとつ、「岩屋泊(いわやどまり)」です。

長い間回収されずに溜まった漂着ゴミの量はすさまじく、拾っても拾ってもなくなりません。

岩場なので作業もスムーズに進みませんでした。

夏の日差しも容赦なく照り付け、1時間ほどでヘトヘトになってしまいました。

まだゴミはたくさん残っていましたが、熱中症の危険もあるので、海岸清掃は短時間で切り上げました。

 

岩屋泊の海岸清掃の様子

▲岩屋泊の海岸清掃の様子。

 

休憩を取った後、岩屋泊の案内標識を補修しました。

標識周辺の草を刈り、防腐塗料を塗ったり文字を塗り直したりしました。

こちらも日陰が一切ないのでとても暑く大変でした。

 

看板補修作業の様子

▲標識補修作業の様子。

 

お昼休憩の後、別の海岸(西之湯)へ向かい、再び海岸清掃を開始しました。

こちらも長年清掃されていない海岸なので、大変なゴミの量でした。

 

西之湯横の海岸清掃の様子

▲西之湯横の海岸清掃の様子。ものすごいゴミの量でした!

 

ここもやはり時間内にゴミを取りきることはできませんでしたが、見栄えは多少良くなったと思います。

 

清掃前と後の海岸の様子

▲清掃前(左)と清掃後(右)の海岸。

 

最終的には両海岸で1t用フレコンバック8袋分のゴミを回収しました。

8人いたので1人1袋集めたということですね...頑張りました!

 

回収したゴミが入ったフレコンバックの横で記念撮影

▲回収したゴミが入ったフレコンバックと共に記念撮影。新岳をバックに。

 

翌日は八景である新村(しんむら)と永迫(ながさこ)の標識補修を実施しました。

この日も晴天に恵まれ日差しがとても強かったので、合板で即席の日陰を作って作業しました。

 

看板補修作業の様子

▲作った日陰の中で標識補修作業!日陰になるだけでずいぶん楽になりました。

 

数年ぶりのパークボランティア口永良部島活動は、大量の漂着ゴミの回収と口永良部島八景の案内標識の補修ができて、とても充実した活動となりました。

取りきれなかったゴミがまだたくさんあることが心残りですが、今回参加できなかった会員もいるので、今年度中にもう一回同じ活動をしよう!と会員は意欲を見せています。

みなさんのやる気と熱意に脱帽です。

第二回口永良部島活動が実施されたときはまた日記で報告したいと思います(^^)

パークボランティアのみなさん、暑い中本当にご苦労様でした!

 

集合写真

▲はい、チーズ!

 

今回行った口永良部島~八景~

 

岩屋泊の風景

▲岩屋泊。

 

新村の風景

▲新村。

 

永迫の風景

▲永迫。海の向こうに見えるのは屋久島。

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2017年06月08日環境の日!パークボランティア海岸清掃【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

6月6日、屋久島を含む九州南部の梅雨入りが発表されました。

今年の屋久島は雨が少なく晴が続き、昨年より13日も遅い梅雨入りとなりました。

 

梅雨に入る前の週、梅雨対策のため屋久島世界遺産センターを少し補修しました。

屋久島世界遺産センターの窓枠は木でできているので、大雨が降るとセンター内まで水がしみ込んでくることがあります。

少しでも水をはじくように、木材部分に防腐塗料を塗りました。

 

屋久島世界遺産センターの窓枠に防腐塗料を塗る様子①

屋久島世界遺産センターの窓枠に防腐塗料を塗る様子②

▲作業風景。無事梅雨を乗り切ってくれよ~!!

 

さて、梅雨の6月は、「環境月間」でもあります!

6月5日は何の日かご存知ですか?

そうです、「環境の日」です!

広く環境の保全についての関心と理解を深めるとともに積極的に環境の保全に関する活動を行う日です。

「環境の日」について、詳しくは下記をご覧ください。

【環境省HPhttp://www.env.go.jp/guide/envdm/

 

屋久島国立公園パークボランティアの会では、毎年この環境の日に合わせてNPO法人屋久島うみがめ館が主催する永田浜(いなか浜)の清掃活動に共催で参加しており、今年も6月3日に開催され参加してきました。

永田浜は北太平洋で一番アカウミガメが産卵にやってくる浜です。

産卵シーズン真っ只中ということもあり、気合が入ります!

 

開会式の様子

▲開会式の様子。総勢164名!

 

一般参加者の清掃の様子

▲清掃の様子(一般参加者)。

 

パークボランティアはいつも一般参加者とは別の場所を担当します。

奥まっていてゴミもたまりやすい場所です。

 

パークボランティアの清掃の様子①

 

パークボランティアの清掃の様子②

▲清掃の様子(パークボランティア)。

 

しかし、今回のイベント前に別の清掃イベントがあったこともあり、ゴミはとても少なかったです。

最終的にイベント全体で燃えるゴミ12袋、燃えないゴミ3袋、流木、漁具など総重量140kgを回収したそうです。

NPO法人屋久島うみがめ館HP】 http://www.umigame-kan.org/

 

これでウミガメたちも一層気持ちよく上陸、産卵できそうです!

みなさんも、環境月間であるこの6月は環境について関心を寄せ、地域の環境保全に関する行事に積極的に参加してみましょう!

 

パークボランティアの集合写真

▲最後にパークボランティアのみなさんで、はい、チーズ!お疲れ様でした!

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2017年05月25日アカウミガメの産卵上陸が始まっています

屋久島国立公園 池田 裕二

ウミガメが産卵のため上陸するいなか浜の景色2017年4月撮影

 

 今年もウミガメの産卵のシーズンがやってまいりました。屋久島の永田浜は世界でも有数のアカウミガメ産卵地です。ウミガメそのものが世界的にも希少な動物ですので、産卵地という貴重な環境があるというのは素晴らしいことですね。

 普段海の中で行動するウミガメにとって産卵は特別なイベントです。上陸するのは成熟したメス個体のみ。オスや未成熟の若い個体は上陸しません。

 屋久島での産卵ピークは5月から6月。海岸の砂地に後脚で産卵のための穴を器用に掘ります。その穴に多いときは100個を超す卵を産み落とし、丁寧に穴を埋めていきます。ウミガメの親は産卵巣を守ることなく、産卵を終えるとすぐに海に帰っていきます。やがて約2か月経過すると卵は孵化し、仔ガメが産卵巣から砂をかき分けて這い出し、誰に教わることなく海を目指してゆきます。自然の神秘ですね。

 ウミガメは野生の爬虫類で、とても臆病で神経質な生き物です。産卵も孵化も、できるだけそっとしておいてあげるのが原則です。永田浜では、産卵時期になるべくウミガメにストレスを与えないような形のルールを設けて予約制の観察会を行っております。ご予約や観察ルールにつきましては下記のサイトをご参照ください。

ウミガメ観察会の予約はコチラ↓

【永田ウミガメ連絡協議会HP】

http://nagata-umigame.com/

ウミガメ観察ルールはコチラ↓

【屋久島世界遺産センターHP】
https://www.env.go.jp/park/yakushima/ywhcc/np/kansatu.htm

 また海中で、ウミガメの普段の暮らしをご覧になりたい方は屋久島町公認ガイドのスキューバダイビングやスノーケリングなどのアクティビティにチャレンジしてみてください。ウミガメに出会えるかは運次第ですが、島の沿岸に居ついているアオウミガメでしたら、年間を通して高い確率で出会うことができます。海中を優雅に泳ぐウミガメの姿は、つい見とれてしまうほど美しいものです。ウミガメが平和に暮らしていける素敵な海を、大切に守っていきたいですね。

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2017年05月24日シャクナゲシーズン到来!パークボランティア活動報告【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

今年もヤクシマシャクナゲのシーズンがやってきました。

昨年、一昨年と花が少なかったですが、今年はたくさん咲きそうだと聞いています。

すでに開花も始まっているそうです。

 

昨年のヤクシマシャクナゲ

▲昨年のヤクシマシャクナゲ。

 

5月26日~28日には(公社)屋久島観光協会が主催する「屋久島しゃくなげ登山」が開催されます。

例年屋久島国立公園パークボランティアの会では、この登山イベント前に登山道の補修や看板の清掃をしていましたが、今年は登山道ではなく登山口までの道路(荒川三叉路~淀川登山口)の看板清掃と枝払いを実施しました。

シャクナゲシーズンにはたくさんの車がこの道を通りますが、道幅が狭く曲がりくねって見通しがきかないため、山道を走り慣れていない方には運転し辛いかもしれません。

このような道のため、カーブミラーや注意看板がたくさんあります。

おまけに木が茂り日当たりが良くないので、ミラーや看板にはコケも元気よく育っています(^^;

登山者の方が安全に登山口まで走行できるよう、今回の活動は4班に分かれて、3班は担当区間の看板やミラーを磨き、1班は各区間のミラーや看板にかかる枝葉を刈り払いました。

※枝葉の刈り払いは屋久島森林管理署の森林官にも同行頂き適正に実施しました。

 

道路沿いの看板やカーブミラーを磨く様子

▲作業の様子。背の高いカーブミラーは脚立に乗って慎重に作業しました。

 

カーブミラー越しにピースしたボランティアが映る様子

▲綺麗になったミラー越しにピース(^^)∨

 

看板の磨く前と後の様子

▲文字が見えなくなっていた看板は、コケを落としてまっさらに!

 

最後は全員で登山口の看板や使用済み携帯トイレ回収ボックスを掃除しました。

 

使用済み携帯トイレ回収ボックスを掃除する様子

▲使用済み携帯トイレ回収ボックスを掃除する様子。中まで綺麗に磨きました!

 

綺麗になった携帯トイレ回収ボックス

▲中も外も綺麗になった回収ボックス。

 

時間の都合で、予定していた作業区間のカーブミラーや看板全てを清掃することはできませんでしたが、以前よりも多少なりとも見やすく走りやすくなったのではないでしょうか♪

登山口までの運転はどうぞご安全に。

そして美しいヤクシマシャクナゲをお楽しみください!

 

集合写真

▲最後にみんなで、はい、チーズ!お疲れ様でした(^^)

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2017年05月23日縄文杉北側展望デッキオープン!

屋久島国立公園 池田 裕二

 2017年4月より屋久島自然保護官事務所アクティブレンジャーに着任いたしました池田と申します。アクティブレンジャーの活動と、屋久島の自然の面白さを発信してまいりますので、よろしくお願いおいたします。

縄文杉北側デッキ。森の中でひっそりと佇む神秘的な姿を見ることができます。

 

 

 さて、縄文杉発見から50周年を迎えた今年2017年、新しい縄文杉展望デッキが4月1日、ついに完成いたしました!

 新しいデッキ「縄文杉北側デッキ」からは今までの南側デッキとは異なる角度の縄文杉を見ることができます。まず目に飛び込んでくるのが南側に張り出した太い枝。圧倒的な迫力です。こちらの枝だけでも、1000年以上の時が経っているのかもしれませんね、

 昭和41年に縄文杉が発見された当初は、周囲が鬱蒼とした藪となっており、森の中に生き続けてきた神秘的な姿をしていたそうです。南側デッキからは縄文杉周囲の灌木の樹高が低いために、縄文杉全体像を観察することができます。そして今回オープンした北側デッキからは縄文杉発見当時のように、森に隠れてひっそりと佇む幽玄な世界を感じることができます。森からぬっと伸びる縄文杉の太い枝や、灌木の合間から覗く、岩のような迫力のある幹を観察することができ、私たちの想像力を掻き立ててくれます。

 さらに今年は50周年記念特別イベントがいくつも用意されており、屋久島の観光も例年以上に盛り上がることでしょう。

 縄文杉に会いに行きたい!とお考えの方は、今年旅行計画を実行に移すチャンスですね。もちろん事前の準備や、十分な筋力、持久力トレーニングもお忘れなく!

 屋久島自然保護官事務所が運営する、屋久島世界遺産センターのホームページ上では縄文杉快適登山日カレンダーを公開しております。

http://www.env.go.jp/park/yakushima/ywhcc/tozan/kaitekic.htm

混雑日をなるべく避け、快適な登山をお楽しみください。

縄文杉南側デッキ。縄文杉の全体像を観察することができます。

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2017年03月24日外来種「アメリカハマグルマ」駆除!【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

3月4日(土)、パークボランティアのみなさんとアメリカハマグルマの駆除を行いました。

 

アメリカハマグルマは、フロリダ南部~熱帯アメリカ原産のキク科の植物で、1970年代初期、沖縄に緑化用に導入されその後南西諸島や小笠原などに広がり、強靭な繁殖力で元からいた植物の生育場所を奪ったり、近縁種と交雑するなどして生態系に影響を与える外来種です。

大きな被害が予測され、特に緊急性が高く積極的な防除が急がれる種として生態系被害防止外来種リストの緊急対策外来種にも指定されています。

 

アメリカハマグルマ

▲アメリカハマグルマ。

 

屋久島でも海岸や海岸近くの道路、港や集落内で繁茂しているのを確認しています。

そこで昨年度から、個体数が限定的で根絶できそうな地域や国立公園内に生育しているものを優先して駆除を始めました。

今回の活動場所は昨年度駆除を実施した場所で、1年ぶり2回目となります。

前回の活動の様子はコチラ↓↓

http://kyushu.env.go.jp/blog/2015/12/post-130.html

 

ひとたび外来種が侵入してしまうと、1回の駆除で根絶することはほぼ不可能です。

地中に残る根や種子、地表の取り残しがどうしてもあるからです。

根気よく生えては取り、生えては取りを繰り返して個体数を減らしていくしかないのです。

今回の場所は1年前の駆除の効果が出ているようで、再生しているアメリカハマグルマは少なく、前回8袋もあった除去量に対して今回は1~2袋でした。

 

アメリカハマグルマを探す様子

▲しゃがみこんで探さないと見つけられないほどアメリカハマグルマの勢いは衰えていました。

しかし強靭な繁殖力を持つアメリカハマグルマは茎や根が少しでも残っているとそこからまた生えてきます。

実際、少しずつではありますが確実にじわじわと再生していました。油断は禁物です!

 

しゃがみこんでアメリカハマグルマを探す様子

▲取り残しがないように、みなさん目を凝らして探してくれました!

今後も巡視等で経過観察しながら、また1年後駆除を実施したいと思います。

 

この地域はアメリカハマグルマの生育が限定的なので比較的駆除が楽ですが、すぐ近くのキャンプ場ではすでに一面にアメリカハマグルマが繁茂しており、駆除は非常に厳しい状況となっていました。

 

近くのキャンプ場に生えたアメリカハマグルマ

▲近くのキャンプ場。地面の緑はすべてアメリカハマグルマ。

 

猛繁茂するアメリカハマグルマを前に頭を抱える様子

▲アメリカハマグルマの猛繁茂を前に頭を抱える。

 

キャンプ場のアメリカハマグルマの一部を駆除した様子

▲試しにキャンプ場の一部のアメリカハマグルマを抜いてみました。

一面に生えたアメリカハマグルマを根こそぎ抜き取る労力を実感できたことに加え、ボランティアの皆さんから様々な駆除方法が提案されました。

今後ここがどのようにして再生するかしないか等も観察していき、今後の駆除活動の方針決定に役立てたいと思います。

 

さて、早いもので平成28年度のパークボランティア活動も今回が最後となりました。

今年度は悪天候等で中止になる活動が多く、不完全燃焼だったボランティアの方もいたようですが、様々な活動に取り組んで頂き本当にお疲れさまでした。

来年度もよろしくお願いいたします(^^)

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2017年01月27日九州特産物リレー1月~ヤクスギ~【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

九州各地の特産物をアクティブレンジャー達がリレー形式でお伝えする九州特産物リレー!

今回は、屋久島の土地と歴史に深く関係する「ヤクスギ」をご紹介します。

 

縄文杉

▲代表的なヤクスギ「縄文杉」

 

ヤクスギなどの巨樹・巨木の天然林が広がる屋久島の自然の美しさは、世界自然遺産になった理由の一つでもあり、ヤクスギは屋久島の自然を語る上では欠かせないキーワードです。

とは言っても、「普通のスギと何が違うの??」と疑問に思う方が多いかもしれません。

  

屋久島の標高500m以上の山地に自生する樹齢1000年以上のスギのことを、「ヤクスギ」と呼びます。

一般的にスギの寿命は500年程とされています。

ところが、屋久島のスギの寿命は1000年をはるかに超えます(縄文杉の推定樹齢20007200年)。

屋久島で育つスギが長寿である秘訣は、「年輪」と「樹脂」です。

屋久島は花崗岩でできているため土の中の栄養が乏しく、スギの成長が遅くなります。

そのため年輪が緻密になり丈夫で倒れにくく長生きできるのです。

 

普通のスギの年輪とヤクスギの年輪

▲普通のスギの年輪                ▲ヤクスギの年輪

 

また、多雨・多湿の気候の中で育つヤクスギには、普通のスギの6倍以上の樹脂が含まれています。

豊富な樹脂のおかげで腐りにくく害虫にも強くなるのです。

 

屋久島の特異な環境が生み出したヤクスギは、美しい杢目と独特の色艶、濃厚な香りが特徴の工芸品に形を変えます。

ヤクスギはその特性から加工が難しく、工芸品の製造には高度な職人技を必要とします。

熟練された職人の手によって最大限に魅力を引き出されたヤクスギの工芸品は、鹿児島県の伝統的工芸品にも指定されており、屋久島の重要な産業の一つとなっています。

 

ヤクスギ工芸品

▲ヤクスギ工芸品(写真提供:屋久島町立屋久杉自然館)

 

しかし、世界的に貴重なヤクスギは保護されていて、1980年代以降伐採は禁止されています。

一体どうやって工芸品の原料となるヤクスギを入手していると思いますか?

 

実は、現在のヤクスギ製品には「土埋木(どまいぼく)」が使われています。

土埋木とは、強風などで倒れたヤクスギや江戸時代に伐採されたヤクスギの切り株、伐倒後利用されず山に残されたヤクスギです。

丈夫なヤクスギは数百年山中に放置されても腐らないため、工芸品の原料として利用できるのです。

 

屋久島の山中にある土埋木

▲屋久島の山中に残る土埋木

 

世界自然遺産である屋久島の森は手つかずの原生林だと思われがちですが、林業の島であり、古くからヤクスギも伐採されてきました。

江戸時代にはヤクスギ材は年貢として定められ、以来幕末までに5~7割のヤクスギが伐採されたといわれています。

 

江戸時代に切られたスギの切り株

▲江戸時代に切られたスギの切り株

 

戦後復興の時代には、チェーンソーも導入されてヤクスギや広葉樹の皆伐が一挙に進みました。

現在生木として残るヤクスギは、凸凹が激しく利用に適さないとして切られずに残ったものなのです。

  

縄文杉と仏陀杉と弥生杉

▲縄文杉              ▲仏陀杉             ▲弥生杉

 

伐採の時代に残された土埋木を有効活用しようと生産が始まったのは1966年(正規の生産事業開始は1975年)。

土埋木の生産は、トロッコで搬出できるようにトロッコ道に近い箇所から架線集材によって行われてきましたが、徐々に集材箇所が奥地化するとともにヘリ集材に依存するようになりました。

作業は危険で大変難しく、土埋木の特殊な性質や急峻で特異な屋久島の地形、変化しやすい気候を十分に理解した人にしかできないそうです。

 

トロッコ道脇に集材される土埋木と造材の様子

▲架線集材でトロッコ道脇に集材された土埋木と造材の様子(2009年)

 

トロッコで搬出される様子

▲トロッコで搬出する様子(2009年)

 

トロッコからトラックに土埋木を積み直す様子

▲トロッコからトラックに積み直す様子(2009年)

 

この後貯木場に運ばれ入札にかけられます。

2015年の入札会での最高落札額は1立方メートルあたり580万円だったとか!!

 

しかし、長年続いた土埋木生産もいよいよ生産可能な土埋木※を取り尽くし、トロッコによる搬出は2009年に終了し、2016年のヘリ搬出を最後に大規模生産は終了しました。

(※生産可能な土埋木:国立公園の特別保護地区や第1種特別地域、森林生態系保護地域の保存地区や自然休養林など、土埋木の採取が禁止されている地域外にあってかつ生産コストに見合った土埋木。)

今後増々厳しい状況になりますが、継続していくために生産や加工など各方面で工夫や検討がされています。

最近ではお手頃価格の製品も増えて、キーホルダーやアクセサリーなどのかわいい小物も充実しています。

屋久島にお越しの際は、お土産店やヤクスギ加工工場をのぞいてみてくださいね!

山に登る際は、林内に残る土埋木を探してみましょう。

土埋木の採取が禁止されている保護地域ではたくさんの土埋木が眠っています。

ヤクスギや土埋木が残る森の風景は、屋久島の自然環境や歴史を物語っている...そう考えると屋久島の山歩きも一味違った角度から楽しめるのではないでしょうか(^^)

 

▼ヤクスギ製品店一覧

(公社)屋久島観光協会HP

http://yakukan.jp/souve/shop.html#sugi

 

▼ヤクスギの博物館

屋久島町立屋久杉自然館HP

http://www.yakusugi-museum.com/

 

▼参考文献

佐藤政宗・寺岡行雄(2012)ヤクスギ土埋木生産の変遷と現状について.

屋久杉自然館(2000)屋久島やくすぎ物語.

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2017年01月16日正月行事~鬼火(おにび)たき~【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

明けましておめでとうございます。

屋久島自然保護官事務所の水川です。

2017年も、アクティブレンジャー日記【九州地区】をよろしくお願いします!

 

さて、私の2017年最初の日記は1月7日に屋久島で行われたお正月の伝統行事「鬼火たき」についての紹介です。

鬼火たき(焚き)とは九州地方に伝わる正月の伝統行事で、正月飾りなどを燃やして悪霊を払い、無病息災や一年の幸せを願うものですが、「どんど焼き・とんど焼き・左義長」など様々な呼び名で全国各地でも行われていることでしょう。

屋久島では毎年1月7日に行われており、今年は私も朝の準備から参加してきました。

屋久島の鬼火たきは集落ごとに行われ、モウソウ竹やコサン竹(布袋竹)を組んで、てっぺんに鬼の顔が描かれた旗を掲げて燃やすのですが、中でも原(はるお)集落の鬼火たきはとても手が込んでいます。

なんと十数メートルのスギの木を鬼火の芯に使うのです。

 

バックホーでスギの木を持ち上げる様子

▲芯になるスギの木。原集落の鬼火の準備はバックホーまで出動する大仕事となります。

 

スギの周囲には十数本ものモウソウ竹を取り付け、モウソウ竹の周囲にはコサン竹を取り付けます。

 

スギにモウソウ竹とコサン竹を取り付ける様子

▲スギにモウソウ竹とコサン竹を取り付ける様子。太く大きな竹がモウソウ竹、細く小さな竹がコサン竹です。

 

まだ終わりません。外側にコサン竹がびっしりと取り付けられた柱に、今度はウバメガシの枝を一本一本手で刺し込んでいくのです。

 

スギにコサン竹とウバメガシの枝を取り付ける様子

▲コサン竹を取り付ける右側の人達とウバメガシを刺していく左側の人達。

 

ウバメガシを刺していく様子

▲柱にウバメガシの枝を刺し込む様子。柱を立てた時に枝が飛び出ていると格好が悪いので、枝の傾きが柱の中央に向くように刺していきます。根気の要る作業です。

 

ウバメガシの枝を柱全体に刺し終えたら、いよいよ柱を立てます。

 

バックホーで柱を立てる様子

▲柱を立てる様子。バックホーでゆっくり引っ張り、徐々に柱を立ち上げていきます。

驚くのはそのバランス!

巨大な柱を支えるのは四方向に張った細い番線のみで、柱は地面に固定されていないのです。

こうして鬼火の柱は立ち、あとは根元に竹や各家庭の正月飾りを積み上げて完成です。

 

▲完成した鬼火。てっぺんには鬼の顔が描かれた旗がついています。

火入れの時を待ち、静かにたたずんでいます。

 

夕方、人々が集まりいよいよ火入れです。

通常は七草祝いをした集落の子どもの役目ですが、今年は強風で危険だったため青年団が火をつけました。

 

火をつける様子

▲火をつける様子。

 

鬼火たきの様子

▲鬼火たきの様子。バチバチ、ゴーゴー、パンパンと、ものすごい音と勢いで燃えました。

この音と火で悪霊(鬼)を退治するのです。

 

そして各家庭は、ウバメガシや竹の葉、割木を束にしたものをこの火で半分焼いて持ち帰ります。

持ち帰った束を家で再度燃やすことで、まだ家に残っているかもしれない悪霊を払います。

魔除けとして玄関に置いたりもします。

  

各自で葉と木の束を燃やす様子

▲葉と割木の束を燃やす様子。

 

こうして集落からも家庭からも鬼はいなくなり、一年の無病息災と一家の幸福を願い、新たな年が始まるのです。

 

鬼火たきを終えた夜は、子どもや青年が各家庭を回り、大きな声で祝い歌を合唱します。

「祝い申そう」や「くせもんいい」や「門回り」といいます。

小班に分かれて家々を回るので、集落内のあちらこちらに、太くたくましい青年の歌声と活き活きと若さあふれる子どもの歌声が縁起良く響きます。

今年も皆さんにたくさんの幸福が訪れることでしょう(^^)

古くから受け継がれる地域の伝統行事、大切にしたいですね。

みなさんの地域にはどんな行事がありますか?

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