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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう

152件の記事があります。

2018年11月22日秋の出前授業 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 大島 将貴

 こんにちは。

 11月に入り、九重町立飯田小学校の5年生からアクティブ・レンジャーに外来種の話をして欲しいと依頼があり、出前授業を行いました。

 飯田小のある飯田高原では「特定外来生物」に指定されているオオハンゴンソウの駆除を地元ボランティア団体や地域のまちづくり協議会などが行っています。

↑今年の6月の様子。地域の大人から子どもまでみんなで作業。

↑地元ボランティア団体によるタデ原湿原での駆除活動。今年はタデ原の群生地を駆除。

スコップを使って抜いた後に、根と花芽のみ切り取り処分。2グラム程度の根からまた芽を出すことがあるため、抜根の際には根を残さないように注意を払います。

 普段からそういった活動や話しを聞く機会も多く、飯田小の子ども達はオオハンゴンソウと言われて、「特定外来生物」の言葉が出るほど外来種の知識が豊富です。

 そんな子ども達にどんな話をしようかと考えていたのですが、当日は「外来種ってなに?」から始まり、写真や地図を使って、10年後、20年後、飯田高原で自分の子供達に残したい物や場所について話し合いました。子ども達からはヒゴタイやタデ原の花を残したいなどの意見が出ました。

 外来種駆除というと活動が先行し、時に目的を忘れてしまうときがありますが、今日の子ども達との話し合いで何のために駆除を行っているのか、原点に帰る時間をみんなで共有することができました。今後も飯田高原の自然を通して地域の未来について話し合っていければと思います。

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2018年11月01日紅葉 紅葉 くじゅう! 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 小泉 敦

こんにちは。

秋も真っ盛りになりましたね。

くじゅうでも紅葉は今が一番見頃です。

今年のくじゅうの紅葉は本当に綺麗で、当たり年のようです。

くじゅう管理官事務所の前の園地でも本当に今が綺麗です。

更にこの園地は今年度に整備されたもので、一段と良くなりました。

毎日移り変わってゆく色づいた紅葉に通勤が本当に楽しいです。

皆様も紅葉の素晴らしさを感じにくじゅうにいらして下さい。

園地でゆっくり散歩したり、ランチを取るのがオススメです。

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2018年11月01日くじゅうの自然に感謝する日 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 小泉 敦

10月13日は大分県が制定した"くじゅうの自然に感謝する日"で、くじゅうエリア各地で登山道整備やゴミ拾い作業などの活動が行われました。

 

私は「九重の自然を守る会」のオオハンゴンソウ駆除活動(外来種駆除活動)に参加しました。

過去のAR日記でも何度か書いておりますが、この地域は外来植物のオオハンゴンソウがかなり生育しています。

外来植物そのものは、決して悪い物ではありませんが、環境省や地域の人々が守りたい場所に入るとその生態系を崩してしまう事もあるので、駆除活動を毎年行っています。中でも、【オオハンゴンソウ】という植物は根からの抜根が必要で、一つ一つスコップで作業をしなくてはいけないので、とても大変です。

昨年度はオオハンゴンソウが咲いている場所のうち10箇所以上も作業をしました。

しかし、場所が多いとその分、作業が中途半端に終わり残った分を刈払い機で刈り取り、根が来年度に残るということを繰り返してきました。

そのため、今年度は1箇所を集中的に作業し、その場所での根絶を目指しています。

今年度はあと2~3回活動がありますが、ようやく、目標に近づいています。

当日は"くじゅうの自然に感謝する日"という、イベントの形でしたが、常にこの【くじゅう】の自然を守ろうと活動されている方々がいること、そしてそれに参加出来ていることを感謝しながら作業をしました。

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2018年09月20日山岳遭難防止へ向けて 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 大島 将貴

こんにちは!

くじゅうの短い夏も終わり、朝晩肌寒い季節となってきました。

さて、最近新聞でも山岳遭難事故について取り上げられていますが、くじゅうでも山岳遭難事故が問題となっており、7月に大分県警、林野庁、消防、環境省、竹田市、大分県、くじゅう地区管理運営協議会の関係機関で集まり話し合いがもたれました。

そこで、遭難の問題となっているルートについて意見が出され、後日、問題ルートの対策に向けて事前調査を行いました。

▲赤線部分が今回問題となっているルート

この写真、どちらが登山道かわかりますか。

正解は右です!!

このような水の通り道と登山道が分かりづらい箇所が登山道にはあります。

問題となっているルートでは、こういった箇所でルートを外れてしまい道に迷うというケースが起きています。

この場合はどちらでしょう。

正解は右です!!

この場合はルートを下ってくると沢沿いへ誘導されてしまい、一度沢沿いに降りてしまうとあさっての方向に下ってしまい迷ってしまいます。

この事前調査をもとに、関係機関で調整をし、このルートへの立ち入り禁止看板の設置を行いました。

当日は竹田警察署、大分県、環境省と合同で、登り口と下り口二手に分かれて作業を行いました。

こちらは山頂登り口です。

竹田署の方と協力してロープ張りと看板の設置を行いました。

こちらは登り口の様子です。

 

秋雨が続く中、当日は晴天とはいえないまでも雨に降られることもなく、無事に作業を終えることが出来ました。秋の登山シーズンに入る前に問題のルートを閉じることが出来、とりあえず関係者一安心という様子でした。

最後に秋の大船山(2015)、泉水山(2011)の様子です。

 

これから紅葉も始まり、登山シーズンに入りますが、しっかりとした準備と登山計画を持って安全に登山を楽しんで下さい。

▼くじゅうの登山情報▼

http://kujufanclub.com/

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2018年07月09日長者原園地、自然研究路での注意案内 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 大島 将貴

こんにちは。

7月に入り台風、豪雨と荒天が続いていますが、長者原園地、自然研究路では頭上からの落枝、また路面が滑りやすく、転倒の危険があります。

園地、自然研究路の巡視を行い、長者原ビジターセンターにて注意案内を掲示しました。

 

▼自然研究路、園地での危険木

 

くじゅう各登山道でも同様の危険性が考えられますので、十分注意して安全な登山をお願いします。

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2018年06月29日特定外来生物・オオハンゴンソウの駆除活動 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 小泉 敦

皆様こんにちは。

今年初めての、特定外来生物・オオハンゴンソウの駆除活動が長者原のタデ原湿原近くでありました。オオハンゴンソウは繁殖力が強い北アメリカ原産のキク科の植物で、元々そこに生育している在来植物を脅かす存在です。

くじゅう地域でも夏になると、徐々に黄色い花が目立つようになってきて、特定の場所では一面黄色い花が咲いています。

現在ではまだ黄色い花は咲いていませんが、あと1ヶ月もすると一斉に開花になります。

▲オオハンゴンソウの花

長者原では、ラムサール条約登録湿地でもあるタデ原湿原にはオオハンゴンソウを絶対に入れないように、地域で取り組んでいます。

繁殖力が強いオオハンゴンソウをどのように対策するかの試行錯誤を何年か繰り返し、今では丁寧に抜根して根を残さないようにするのが鉄則になっています。

(少しでも根が残っていると、そこから再生します。)

そのため、少しずつしか除去出来ないですが、確実に丁寧に作業しました。

これから夏にかけて、オオハンゴンソウ駆除活動が何回も予定されていますが、地域の方々と共に活動を進めていきたいと思います。

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2018年06月26日梅雨を迎えて【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 大島 将貴

こんにちは。

くじゅうではミヤマキリシマの季節も終わり、今年も梅雨に入りました。

この時期になると登山者の数も減り、夏前の静かな時期を迎えています。

大雨後の登山道では土砂崩れや倒木等被害が出ることもあるのですが、今回の巡視では登山道に大きな崩れなどは無く、また、山で見られる顔ぶれが変わっており、夏に向けて自然も動き出しているのだなと感じました。

こちらは登山道沿いに咲くナルコユリです。

  

↑これは横から撮った写真ですが、        ↑上からの写真

上から見ると花にに気づかずに通り過ぎてしまうこともありそうです。

似ている花にアマドコロがありますが、ナルコユリは茎が丸みを帯びておりアマドコロは角張っているので茎を触って見分けることが出来ます。

ノアザミ×ウラギンヒョウモン

よほどノアザミが好きなのでしょう。ノアザミとのこのショットはよく見かけることが出来ます。


イブキトラノオ

タデ原や坊ガツルで見られます。もうそろそろオカトラノオも咲き始める頃です。

最後にくじゅうでは時期を終えてしまったのですが、


ギンリョウソウ(ツツジ科)

ぱっと見る限り、キノコにも見えてしまいそうですが、ツツジ科なんです

そしてこの謎に迫るべく現在、長者原ビジターセンターではギンリョウソウの企画展示を開催しています。

「ギンリョウソウは、なぜ、ツツジ科になったのか」


更に展示を見ていくと

ギンリョウソウ→ツツジ科→くじゅうのツツジの仲間へと続いており、

見応えのある内容となっています。


企画展の開催期間に関しましては7月半ばまでを予定していますが、詳細な日程は

長者原ビジターセンターまでお問い合わせ下さい。

長者原ビジターセンター 0973-79-2154

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2018年06月05日第66回くじゅう山開き 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 大島 将貴

こんにちは!

くじゅうでは6月3日に第66回くじゅう山開きが行われました。

久住山と大船山の山頂で一年交代に行われるこのイベントですが、今年は大船山頂での開催の年。

大船山はくじゅう連山の中では、中岳、久住山に次ぐ3番目の標高ですが、その差は数メートルと、くじゅうを代表する山の一つと言っても過言ではありません。

大船山頂から北大船山を抜け大戸越まで雄大な稜線が続いており、黒岳から眺めるとその大きな存在感に圧倒されます。

▲黒岳からの眺め

登山口から山頂への道は標高差のあるルートですが、遠方では関東方面からの方もおり、山頂周辺は多くの登山者で賑わっていました。

   

現在、くじゅうではミヤマキリシマシーズンを迎え、多くの登山者が訪れています。

▲平治岳(5/24)

くじゅう全体の開花状況としては終盤といった時期ですが、大船山頂、扇ヶ鼻周辺では見頃を迎え、まだまだ楽しむことができます。

▲扇ヶ鼻(6/1)

今年は例年より開花が早く、晴天も続いていましたが、梅雨に入り雨の日も多くなってきました。天気と相談をしながら十分な準備をして安全に登山を楽しんでください。

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2018年04月19日坊ガツルから指山へ【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 大島 将貴

こんにちは。

真っ黒だった草原が少しずつ色づき始めたくじゅうですが、そんな野焼き後の坊ガツル、指山へ巡視に行ってきました。

前日は雨でしたが、当日は快晴。

登山道沿いでは、新緑に付いた水滴が太陽の光を反射し、きらきらと輝いていました。

足下を春の山野草が彩ります。

△ハルトラノオ         △ツクシショウジョウバカマ

鳥の声がこだまする中、雨ヶ池を越え坊ガツルに到着です。

こちらが野焼き後の坊ガツル。

                                                          

遠景では黒く見えますが、足下に目を凝らすと、坊ガツルにも春の花が顔を出していました。

 

△ハルリンドウ

また坊ガツルには登山者カウンターを設置しており、毎月、データの回収、解析を行っています。昨年のミヤマキリシマシーズンの6月には、5000人近い方がこの登山道を利用されていました。

そして、午後からは坊ガツルから指山へ。

山頂周辺では、飯田高原を背景にミヤマキリシマを楽しむことが出来ます。

開花が待ち遠しいですね。

帰り道にはアナグマと遭遇し、アップを撮らせてもらいました。

                   

野焼き後の真っ黒な草原に咲く花や山に響く鳥の声。

一日一日と色づいていく新緑の山の景色。

春のくじゅうもいいですよ。ぜひ春を楽しみにお越し下さい。

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2018年04月17日春の巡視 ~長者原自然研究路~【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 小泉 敦

こんにちは。

長者原も長い冬が終わり、春が訪れて暖かくなってきました。

今日は、リニューアルされた長者原自然研究路に巡視に行ってきました。

この長者原自然研究路はタデ原湿原や森林を含む散策コースで、所用時間も一時間以内とお手軽です。

コースルートは以前と変わりませんが、新しい研究路に気分も弾み、何か面白い発見があるかなとワクワクしてきます。

また、新しく出来た展望デッキからの眺めはとても良く、ここで景色を眺めながら昼食をとるのも良いですね。

森林の中では、所々に樹名板が設置されています。

樹皮や大きさが異なる木々を、ゆっくり見ながら歩くのも楽しいです。

現在はツルシキミの白い花が咲いていました。

耳を澄ませると、鳥の鳴き声や沢のせせらぎが聞こえてきて、とても爽やかな気持ちになります。

一年を通して歩いてみると、本当に色々な発見が出来そうな研究路です。

私も、これから一年間を通して研究路で出会った植物や花、昆虫などの情報を発信したいと思っています。

これから登山シーズンになりますが、長者原に来た際には、このような散策もオススメです。

一時間以内で出来る自然とのふれあいの長者原自然研究路を、皆様も歩いてみませんか!

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