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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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慶良間

30件の記事があります。

2019年04月07日流れ舟(ながりぶに)旧暦3月3日

慶良間 アクティブレンジャー 前山

はいたい!(こんにちは!)

旧暦の3月3日に行われる流れ舟の様子をお伝えします。

慶良間諸島国立公園では、各地域によって異なる行事があります。

座間味島では旧暦3月3日は午前中にお墓参り、午後からは「浜下り」(ハマウリ)が行われます。

本州で行われる「ひな祭り」と似ています。

「浜下り」は女性が健やかに健康で暮らせるようにと、海に足をつけるのですが、

最近では、みんなで潮干狩りを楽しむことが風習となっています。

その後に、舟を出して安慶名敷沖に集合した舟が一列に並び、内海を右回りで2周して、

港に入る前に連結し、港の中も2周します。

五穀豊穣と海の安全を願うこの行事を「流れ舟」と呼びます。

舟の上や港で見ているお年寄りや子供達もカチャーシーを踊ります。

島人総出の賑やかな夕方です。

流れ舟(ナガリブニ)流れ舟

   今日は初夏のような穏やかな一日でした。

高月山ギーマ 花

この行事が終わると来週は海開きです!いよいよ慶良間諸島国立公園に夏がやってきます!

 

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2019年04月01日阿嘉島ニシバマテラス

慶良間 アクティブレンジャー 前山

はいたい!(こんにちは!)

慶良間諸島国立公園阿嘉島の北浜(ニシバマ)のニシバマテラスに

名称看板が付きました!

ニシバマテラス1階 Wi-Fiマーク

ゆっくりくつろいでリトリートしてもらえる空間になっています。

Wi-Fiもつながりました!

(Wi-Fiの利用時間は6:00~18:00です)

ニシバマテラス 2階 リトリート

是非!足を運んでみてください。

癒やしの空間が広がっています!

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2019年03月05日慶良間はひとつ!

慶良間 アクティブレンジャー 前山

はいたい!(こんにちは!)

3月3日(日)に国立公園指定5周年記念イベント「ケラマ諸島4島一斉ビーチクリ-ン」が

開催されました。開催場所は渡嘉敷島:阿波連ビーチ・座間味島:古座間味ビーチ・

阿嘉島:北浜ビーチ・慶留間島:垣尻ビーチ

4島が一斉にビーチクリーンを行うのはこの日だけです!

合い言葉は「慶良間はひとつ!」

午前中の豪雨から一転、すっかりお天気も回復して、たくさんの方が参加していました。

ずっと、きれいなビーチを目指したいですね♪

慶良間諸島国立公園指定5周年 ビーチクリーン 渡嘉敷島 ビーチクリーン 国立公園のお話し

↑古座間味ビーチ               ↑阿波連ビーチ

2日には渡嘉敷島で前夜祭。

3日には阿嘉島で後夜祭が行われ、慶良間自然保護官事務所も国立公園や生き物に関する説明や、

子供達向けの○×クイズを行ったりしました。

毎年、恒例になっているこの行事で多くの方に国立公園の事を知ってもらい、

未来に残すべき自然環境を大切にする心をつないで行けたらと思います。

慶良間諸島国立公園 阿嘉島 後夜祭

↑阿嘉島後夜祭での○×クイズ

来年は皆さん一緒に参加しませんか?

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2019年02月24日慶良間諸島国立公園の成り立ちを学ぼう

慶良間 三石裕弥香

こんにちは。慶良間諸島国立公園は、来る3月5日で国立公園に指定され5周年を迎えます。その記念イベントとして2月23、24日の二日間にわたり、沖縄県立博物館・美術館主任学芸員の宇佐美賢氏を講師にお招きし、慶良間諸島の地形と地質をテーマに講演会と観察会がさんごゆんたく館で開催されました。

 講演会では、慶良間諸島と沖縄の他の島々を比較しながら、島の成り立ちや地形の特徴などを分かりやすくお話して頂きました。

慶良間諸島の成り立ち講演会

沢山の質問が飛びかい、活気ある講演会となりました。

沖縄島の成り立ち・地質

琉球列島の地図と共に各島の特徴的な石や砂が展示され、参加者は手に取り見入っていました。

石の実物展示

慶良間の島々をつくる石は4つあります。

その中で代表的な、砂岩(砂が押し固められて出来た岩石)と

泥岩(泥が押し固められて出来た岩石)が変成した黒色千枚岩です。

さて、2日目は阿嘉島・慶留間島をフィールドに観察会の開催です。参加者は島内のみならず、渡嘉敷島や沖縄本島からも幅広い年齢層の方に参加頂き、小雨がちらつく中でしたが元気に出発しました。

地質観察会 阿嘉島 ゆんたく館裏 泥岩 黒色千枚岩 砂岩 互層

まずはゆんたく館のすぐ裏から観察です。    こちらは泥岩と砂岩が交互に層になっています。   

主に砂岩で出来た地層です。

琉球石灰岩の壁 阿嘉島のケラマジカ

普段余り気にした事がなかった石塀やアスファルトも、ルーペで見ると新しい発見が沢山ありました!

途中ケラマジカとも遭遇。

阿嘉大橋から見えるビーチロック

午後からは雨も上がり、阿嘉大橋を渡り慶留間島へ向かいました。

慶留間 地質 緑色岩 慶留間 露頭 緑色岩

迫力ある露頭に到着。

この辺りは、緑色岩類(海底火山で噴出した溶岩や火山灰が、

その熱と海水との作用によって出来た岩石)が多くなります。

慶良間諸島をつくる3つ目の石です。その名の通り、暗緑色の岩です。

慶留間島ビーチロック

最後は海岸沿いのビーチロック(海水中の炭酸カルシウムなどによって

海浜の砂礫が自然に固化したもの)を観察しました。

まるで誰かが並べたようにみえますね。

さて、慶良間諸島をつくる4つ目の石、何だと思いますか?

答えは、今回の観察会では見る事が出来ませんでしたが、琉球石灰岩です。(渡嘉敷島の一部では琉球石灰岩を見る事ができます。)慶良間諸島の琉球石灰岩は海底80メートル前後の地層の中にあるといわれています。

 今回は陸も海も含めた大きな視点で見る観察会となりました。慶良間諸島国立公園の成り立ちを知ることで島の魅力や自然の大切さを改めて感じ、美しい島を守るために私達が出来る事を考えるきっかけになったと思います。参加者の皆さん、お疲れ様でした!

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2019年02月21日クジラのお話し会 in さんごゆんたく館

慶良間 アクティブレンジャー 前山

はいたい!(こんにちは)

2月21日(木)に阿嘉島さんごゆんたく館にて「くじらのお話し会」を開催しました!

講師は座間味村ホエールウォッチング協会 大坪事務局長。通称つぼっち先生。

クジラのことをたくさん知っている楽しい先生です。

阿嘉・慶留間の小学校からたくさんの子供達が参加してくれました。

クジラのお話し会

12月から4月頃まで慶良間諸島国立公園の海域に出産・繁殖・子育てのために帰ってくる

ザトウクジラ達。大きさは15mにもなります。

学校やビーチなど身近なところでザトウクジラを見ることができる島の子供達ですが、

実は知らないこともたくさんあって、興味津々でした。

ザトウクジラは沖縄周辺の海で生まれてまた戻って来るから、

うちなんちゅ(沖縄人)だね!

なんて、話しながら実はザトウクジラ達は夏の間は食料の豊富な北の海(アラスカやベーリング海など)でしっかり栄養を蓄えて、冬になると北の海に比べて比較的穏やかで浅い子育てがしやすい南の海(沖縄やハワイなど)に移動してくる事を教えてくれました。

ザトウクジラにまつわる資料もたくさん持ってきて頂きました。

クジラの歯・髭・骨など

実物に触れて、きらきらした表情の子供達が印象的でした。

中にある「オニフジツボ」はクジラの皮膚に寄生して生きています。

いつ頃どこでくっつくの?何個くらいクジラについてるの?

質問が止まりませんでした。

子クジラの実物大風船

最後はビニール袋で作った子どものザトウクジラの風船を膨らませて大きさを体感しました!

子クジラでこの大きさ!暖かくなって北の海にかえる日までに大きく育って

また、慶良間に帰ってきてね。

クジラのお話しを聞いて、くじら博士に近づけた日でした。

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2019年02月02日目指せ!渡嘉敷島完走!

慶良間 三石裕弥香

こんにちは。

2月2日(土)、晴天に恵まれる中、第14回とかしきマラソンが慶良間諸島渡嘉敷島で開催されました。

とかしきマラソンは、ハーフ・10㎞・5㎞・3㎞トリムの4種類のコースがあり、幅広い年齢層の方が参加出来ます。中でもハーフマラソンは、高低差180mの起伏に富んだ厳しいコースです。

渡嘉敷マラソンコース案内図

島全体を活かしたマラソンコースです。

渡嘉敷マラソンスタート地点

各コースごとに時間差でスタートしました。

ハーフコースは約500人の参加、他コースも合わせて計約900人のランナーが、目の前に広がる豊かな自然や沿道の声援を力にゴールを目指しました。

ランナーにとっては厳しい暑さとなったようですが、絶好のお天気だったので、ケラマブルーの海、青い海に浮かぶ島々、海食断崖、風衝植生など、慶良間諸島国立公園の魅力を満喫していただけたのではないかと思います。

以下5枚は慶良間自然保護官事務所から参加した松本自然保護官が撮った写真です。

マラソンコースから見た景色

渡嘉敷島のダイナミックな地形が眼下に広がります。

周辺の島々を眺める景色

周辺の島々や沖縄本島まで見渡すことが出来ます。

渡嘉敷マラソンコースの林道

渡嘉敷マラソンコース景色

標高約180mの林道を、島の南端へ向け走ります。

渡嘉敷マラソン コースから見下ろす阿波連ビーチ

白い砂浜が美しい阿波連ビーチ。ケラマブルーに癒やされます。

大会終了後はふれあいパーティーも開催され、ランナーやボランティアスタッフ、島民共にマラソンの成功と健闘を讃えあいました。ランナーの皆様お疲れ様でした。

渡嘉敷マラソン ふれあいパーティー カチャーシー ファイナル

来年はあなたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか!

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2018年11月14日ーつながる、広がる、支えあうー                       国際サンゴ礁年 さんごゆんたく館ミーティング開催!

慶良間 三石裕弥香

今年2018年は、国際サンゴ礁イニシアティブ(ICRI)により3回目の「国際サンゴ礁年」に指定され、

国内では「つながる、広がる、支えあう」をキャッチフレーズに、多様な主体により幅広く活動が展開されています。

 例えば、日本全国の海を楽しんでいる方々から提供されたサンゴに関する情報を元に日本全国の「サンゴマップ」を作成するサンゴマッププロジェクトや、気軽にサンゴ礁の魅力に触れ、学び、語り合う場として、毎月1回程度テーマを変えて開催される東京サンゴカフェなど、様々な取り組みが実施されています。

ここ慶良間諸島国立公園では、11月9日に座間味村の阿嘉島にあるさんごゆんたく館で、

「国際サンゴ礁年 さんごゆんたく館ミーティング」が開催されました。

国際サンゴ礁年オフィシャルサポーター企業の方などを中心として、サンゴの保全活動や調査等に関する報告や展示が行われました。

           ↑              ↑

  細かい説明を受けながら展示を見て回ります。    こんなかわいらしい紙芝居だと子供も

                           大人も楽しく勉強できそうです。

          ↑              ↑           

 折れたサンゴが再固着し、成長している様子を     海やサンゴを守ろうというたくさんの寄せ書き 

 実際に見ることができました。

慶良間に住んでいると、とても身近な存在のサンゴ。当たり前にある物と思いがちですが、

海に関わる人も、海に直接関わらない人も、サンゴの素晴らしさや大切さを知り、サンゴを守る為に

ひとりひとりが出来る事を改めて考えてみませんか?

美しいサンゴ礁を守る為に、一緒に行動していきましょう!

さんごゆんたく館では、慶良間諸島国立公園のサンゴ礁の魅力や保全活動に関する情報発信等を行っています。慶良間にお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さい。

  

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2018年10月25日小学生が職場体験に来てくれました!

慶良間 三石裕弥香

慶良間諸島も朝晩は涼しくなり、渡り鳥サシバが空高く飛んでいる姿を見ると秋を感じますね。

こんにちは、渡嘉敷事務室の三石です。

 10月23日、島内の小学5年生の女子1名が渡嘉敷事務室で半日の職場体験学習をしました。

事務室で国立公園のお話をした後、まずは官用船ル・コライユの見学もかねて掃除をしてもらいました。

今年は大型の台風や、直撃コースの台風が多く、そのたびに船を陸揚げ、風で倒れないようにロープで

固定し暴風に備えました。幸い被害もなくほっとしていますが、砂埃や枯れ葉などで船体が汚れていました。

掃除しながら、

「ル・コライユはどういう意味ですか?」(→フランス語でサンゴです)

「船の免許は何級で乗れますか?」(→2級です。慶良間自然保護官事務所の職員は全員船舶免許を

持っています。)との質問がありました。

窓もピカピカになり、視界も明るくなりました。

続いて、島内にある国立公園の標識探しと、その拭き掃除に出かけました。普段なにげなく通っている所にも

あったりして「ここにもあったんだ!」と驚きもあり、場所と数をチェックしていました。

慶良間諸島国立公園の標識(渡嘉敷島内には6カ所に設置)

写真は島の南端 阿波連岬園地です。

サンゴ等の採取捕獲が規制される海域の標識(こちらも6カ所に設置してあります)

慶良間諸島を訪れた際には探してみてはいかがでしょうか。

見花原遊歩道入り口の掲示板です。潮風や砂埃で汚れていました。

隅々まで拭きながら「ここは何度も来た事があります。松の木が沢山あって、見晴らしが最高」と

話してくれました。

短い時間ではありましたが、国立公園に関わる仕事の体験と住んでいる島の再発見が出来たかと思います。

自然や環境により一層興味を持ってもらい、自分が出来る事を考えたり伝えたりするきっかけになると

嬉しいですね。

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2018年08月08日五穀豊穣、大漁を願う渡嘉敷大綱曳き

慶良間 三石裕弥香

こんにちは、渡嘉敷事務室の三石です。

旧暦6月25日にあたる8月6日、渡嘉敷島の渡嘉敷地区で、島の伝統行事大綱曳きが行われました。

沖縄では年中行事や祭祀は旧暦にしたがって行われる事が多く、

旧暦6月25日は米の収穫を感謝する「6月カシチー」の日です。(カシチーとはおこわの事で、この日は新米でカシチーを炊き、祖先とヒヌカン(火の神)に収穫の報告と感謝を表します。農作業が一段落するころ、沖縄各地で盛大な豊年祭や綱曳きが行われます。)

 

渡嘉敷島は豊富な水と亜熱帯気候という暖かい気象条件を活かし、稲の二期作が行われています。沖縄では稲作をしている所は限られているので、水田が広がる風景に驚かれる方も多いです。

大綱曳きでは、一期作目の刈り入れた稲わらを持ち寄り、渡嘉敷地区の東と西に分かれ区民総出で朝から綱をない、縒り合わせて大綱を作っていきます。

渡嘉敷 大綱引き 綱作り フクギの木陰で

フクギの木陰でゆんたく(おしゃべり)しながら作業。暑い中、夕方まで綱作りは続きます。

夕方、渡嘉敷地区のメイン通りとも言える役場前に大綱が運ばれカヌチ棒(綱と綱を繋ぐ棒)が差し込まれると、鐘の音を合図に力の限り綱を引き合いました。

東が勝つと豊漁、西が勝つと豊作と言われています。

さて、今年の勝敗は・・・

カヌチ棒が差し込まれました。