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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

世界環境デー in いなか浜【屋久島地域】

2015年06月09日
屋久島国立公園 アクティブレンジャー 菊地

みなさんは6月5日が何の日だったかご存じでしょうか?

43年前の1972年6月5日から2週間にわたり、スウェーデンで国連人間環境会議が開催されました。

この会議は、国境を越えて問題となっている酸性雨や大気汚染によって、森や湖に被害が出ていたスウェーデンが国際協力の必要性を訴えたことをきっかけに開催されました。

そして、日本の提案により、この会議を記念する毎年6月5日を「世界環境デー」とする決定がなされました。

日本ではこの日を「環境の日」と定め、全国各地で様々な行事が行われています。

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屋久島でも、「世界環境デー」にあわせて6日の土曜日に、永田いなか浜の清掃活動が行われました。

この清掃活動は屋久島内外の企業が多数共催しており、屋久島国立公園パークボランティアの会も共催団体として、毎年参加しています。

いなか浜はウミガメの産卵地として有名で、ウミガメが産卵しやすいように海岸を清掃しようと、総勢174名が集まりました。

▲開会式の様子                 ▲永田いなか浜を清掃する参加者

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パークボランティアの会員は11名が参加し、海岸のゴミを拾いました。

浜にはウキや発泡スチロール、ペットボトルのゴミが多く、中国や韓国から流れてきたと思われるものも多く見られました。

作業終了間際には大きな漁網が見つかり、周りの皆で力を合わせて道路沿いまで引き上げました。

4月中旬にも海岸清掃を行っているのですが、わずか1ヶ月半のうちにかなりの量のゴミが流れてきているようです。

1時間と短い時間でしたが、沢山のゴミが集まり、浜はとても綺麗になりました。

パークボランティアの皆さん、暑い中お疲れ様でした。

▲短時間でも多くのゴミが集まった        ▲ウキや漁網を回収している様子

▲大きな漁網はかなりの重量           ▲なんとか運び上げた漁網と記念撮影