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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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霧島・錦江湾国立公園 鹿児島

10件の記事があります。

2017年02月09日祝!!重富なぎさミュージアム「第4回かごしま・人・まち・デザイン賞」大賞受賞!!

霧島・錦江湾国立公園 鹿児島 前平理恵

うれしいニュースです!!

重富海岸にある「自然ふれあい館 なぎさミュージアム」が「第4回かごしま・人・まち・デザイン賞」の都市デザイン部門大賞を頂きました!!設計者の(株)協和コンサルタントさん、管理者のNPO法人くすの木自然館さんが知事から賞状、記念品を受け取りました。

       鹿児島県知事から設計者と管理者に賞状と記念品が贈られました。

      

松林の中にあるなぎさミュージアムの建物は、景観を壊さぬよう優しい雰囲気で作られています。

目の前の干潟と桜島ともマッチし、ほっとする場所です。

みなさんもほっと一息の時間を過ごしに、ぜひお立ち寄りくださいね。

ちなみに去年は奄美野生生物保護センターが大賞を受賞しました。

        入口への階段は優しいさわり心地の木材をしようしています。大きな窓ガラス越しに外の景色も見れますよ。

        入口はこちら。ドアの開ける感触もやわらかいです。

        階段の横にはゆるやかなスロープもついてます。

        なぎさミュージアム前のベンチに腰かけて干潟と桜島をゆっくり眺めるほっと一息タイムもおすすめです。  

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2017年01月20日錦江湾から湯気がっ!!

霧島・錦江湾国立公園 鹿児島 前平理恵

今季の冬はあったかいなぁと思っていたら、急に寒くなりましたね。

鹿児島市でも雪こそまだ降ってはいませんが、やっと冬らしくなってきました。

寒いのも朝起きるのも苦手な私は、ついついお布団の中でぐずぐずしてしまいます。

   

しかし、そんな寒い朝こそおでかけです!

桜島が浮かぶ錦江湾。

国立公園に指定されている錦江湾奥に朝方行ってみると、なんと海から湯気がっ!!

錦江湾の水面から湯気のように気嵐が立ち上っています。

   

ついに錦江湾まで温泉になりましたかー。

鹿児島やりますね~。

では、ないです。

   

これは「気嵐(けあらし)」と言って、水温が気温より高いときに発生する蒸気霧です。

温かい飲み物から湯気が出るのと同じ原理です。

   

時間とともに光景も変化し、気嵐の中に浮かぶ桜島は、いつもとはまた違う悠然さがあり魅了されます。

朝焼けと気嵐の中に浮かぶ桜島の姿はまた一層魅了されます。

       

よくよく見ると、まっ白なもくもくの中に人影が!

真っ白な気嵐の中に船に乗った漁師さんの姿が見えました。

  

漁師さんでした。何を獲っているのでしょう。

もうもうと立ち上る気嵐が風にのってふわっと流れる様子は、いつまででも見ていられます。

しかし、朝日が昇って気温が上昇するとこの気嵐は消えてしまいます。

  

さて、この気嵐、上から見たらもしや雲海みたいに見えるのでは!と期待るんるんで高台にある寺山公園に行ってきました。

上から気嵐を見てみると、錦江湾の一部でしか発生してないことが分かりました。

  

あ...れ?

  

思っていた光景とは違いました。。。

この日の条件が悪かったのか、気嵐が発生していたのはほんの一部の水域でした。

もしかしたら気象条件によってはもっと広い範囲で見られるのかもしれません。

  

気嵐は、よく晴れた寒い日の早朝に見ることができます。

鹿児島出身の私ですが、こんな現象が見られるなんで知りませんでした。

早起きして冬ならではの光景を見るさわやかな朝もいいものですよ。

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2016年12月14日360°のパノラマ絶景!辻岳&野首岳

霧島・錦江湾国立公園 鹿児島 前平理恵

またひとつ霧島錦江湾国立公園のおすすめの場所を見つけました!

大隅半島南側に位置する辻岳と野首岳。

このふたつの山は阿多カルデラ壁の一部で、登山道を含む稜線付近は国立公園の中でも最も重要度の高い特別保護地区に指定されています。

まずは辻岳(標高773m)。

いくつか登山口がありますが、どのルートからでも山頂までは約30分。登山というよりはピクニックです♪

今回のスタート地点は南側登山口。ここから見る辻岳はまるで丘のようです。

辻岳の頂上には大きな花崗岩の岩があり、登山口からも見えるのでモチベーションUPです!

南側登山口から見た辻岳

辻岳山頂には花崗岩の巨岩があり、登山口からも見ることができます。

登山道の前半はシイやカシなどの照葉樹林です(左下写真)が、途中から草地になってきます(右下写真)。

登山道前半は照葉樹林です。  登山道は途中から草地になります。

登山道では、色とりどりの花や実を見ることができ、ただ歩くだけではない楽しい道でした。サザンカの白い花びらがじゅうたんのように落ちていたり、季節外れのツツジの花が咲いていたり。不思議な形の実も見つけました。

赤や白、紫など色とりどりの花や実を見ることができました。

冬の彩りに感激していると、あっという間に巨岩のもとに辿り着きました。

岩の前には鳥居があり、奥の岩の隙間には観音様が祀られていました。

山頂の大岩の前には鳥居が祀られていました。

巨石を横目にちょっと進むと、そこはもう360°のパノラマ絶景!

山頂では360°のパノラマ絶景を楽しめます。

         ↓西側には開聞岳や知林ヶ島。

西側には開聞岳や知林ヶ島。

         ↓北側には南大隅町市街地。運が良ければ桜島や高隈山系も見えるのでしょうか。

北側には南大隅町市街地。

         

         ↓南側の野首岳。右手奥には立目崎も見えます。

南側の野首岳。右手奥には立目崎も見えます。

         ↓南東側には木場岳の照葉樹林。

南東側には木場岳の照葉樹林。

         ↓東側には木場岳から続く自然環境保全地域の稲尾岳。

東側には木場岳から続く自然環境保全地域の稲尾岳。

山頂にはベンチもあるので、お弁当を持ってのピクニックに最適ですよ♪

絶景を楽しんだ後は、辻岳山頂からも見えていた野首岳(標高897m)へ。

北側登山口から山頂までは約30分。こちらもお手軽登山です。

勾配もゆるく、イノシシがどこかしこも掘り返しているので、土がふかふかしてとても歩きやすいです。

途中、何カ所かツバキの花のじゅうたんが現れ、テンションが上がります!

落ちたツバキの花びらのじゅうたんにテンションが上がります!

辻岳と同様、色とりどりの花や実を楽しめます。山頂からは南西の眺望しか見られませんが、南大隅ウィンドパークの風力発電地域が間近に見えます。

山頂からの南西の眺望では、立目崎と錦江湾が見えます。

山頂からは南大隅ウィンドパークの風車群が間近に見えます。

辻岳・野首岳ともに登山口は林道根占中央線沿いにあります。

きつい登山は嫌だけどきれいな景色を楽しみたい!という方。おすすめですよ!

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2016年11月13日開聞岳

霧島・錦江湾国立公園 鹿児島 前平理恵

開聞岳登山道の巡視に行ってきました。

9月の台風の影響で倒木がたくさん見られましたが、地元の方々の御努力のおかげで、登山道もだいぶ歩きやすくなっていました。

フォトフレームのような根っこの輪っかを見つけました 鮮やかなカラタチバナの実に元気づけられます。

【根っこのフォトフレーム見つけました】    【鮮やかなカラタチバナの赤い実に元気づけられます】

開聞岳はきれいな円錐の形をした、一見とんがり帽子のような山ですが、2回の噴火を経て現在の形になった2段式火山です。1回目の噴火が約4000年前。2回目の噴火が約1000年前。よく見ると8合目付近にボコッとした境目があり、麓の方と山頂では地質も異なります。

            山の上に山が乗っかっている2段式火山

                 【山の上に山が乗っかっている2段式火山】

   麓付近はボロボロした地質 山頂付近はゴロゴロした岩場

         【麓付近のボロボロした地質】        【山頂付近のゴロゴロした岩場】

また、開聞岳の登山道は山をぐるっと旋回しているので、海を横目に歩くことができます。

山から見る海は、空の青と海の青で気分爽快です♪

このまま飛び込んでしまいたいさわやかさ♪【このまま飛び込んでしまいたいさわやかさ♪】

山頂には鳥居があります。開聞岳はこの地域の山岳信仰の御神体とされ、麓にはこの鳥居を奥宮とした神社があります。「枚聞(ひらきき)神社」という神社ですが、開聞岳も元々は「ひらききだけ」と呼ばれていたそうです。

 山頂の御嶽神社 後ろに開聞岳の頭が見える枚聞神社

    【山頂の御嶽神社】           【後ろに開聞岳の頭が見える枚聞神社】

今回、木道やロープの補修を数カ所行いましたが、はしごの補強という次回の課題も見つけました。

これから空気の澄むシーズン。次はパキッと澄んだ頂上からの景色をお届けしますね。

山頂はかすんでいましたが、空気の層がきれいでした。 【山頂はかすんでいましたが、空気の層がきれいでした】

山頂から見る池田湖【山頂から見る池田湖】

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2016年10月25日九州特産物リレー 10月 ~火山のめぐみ『シラス』~

霧島・錦江湾国立公園 前平理恵

錦江湾にある火山といえば、桜島!!

鹿児島県には、この桜島をはじめとする火山がたくさんあり、本土には火山噴出物が堆積したシラス台地が広がっています。"シラス=桜島の灰"と思いがちですが、実はそうではありません。シラス台地とは、桜島よりもっともっと大きい火山が噴火した時の噴出物が堆積したものです。

鹿児島の土台「シラス層」。県本土に広がる地層です。 崩れやすい砂質のシラス。触るとほろほろ崩れます。

     【鹿児島の土台「シラス層」】           【崩れやすい砂質のシラス】

桜島が浮かぶ錦江湾には、「阿多北カルデラ」と「阿多南カルデラ」、そして「姶良カルデラ」の3つのカルデラがあります。火山が噴火して地下にあったマグマや火山灰が噴出すると、地下に空洞ができて地面が陥没することがあります。これがカルデラです。熊本県の阿蘇カルデラが有名ですね。

錦江湾カルデラ図。錦江湾には「姶良カルデラ」「阿多北カルデラ」「阿多南カルデラ」の3つのカルデラがあります。               【姶良・阿多北・阿多南カルデラ図】

 

今から約10万年前、「阿多北カルデラ」と「阿多南カルデラ」の噴火・陥没により、錦江湾の入口ができ、その後「姶良カルデラ」ができて、現在の錦江湾の形が出来上がったと考えられています。この約3万年前の「姶良カルデラ」の噴火は超巨大噴火で、噴煙の高さは4万m、遠くは東北地方にまで降灰が及んだと言われています。シラス台地を形成しているのは、主にこの時の火山噴出物です。ちなみに桜島は、姶良カルデラの噴火の後にカルデラの隅っこにできた火山です。

桜島から北側が姶良カルデラ。大きい!!        【桜島から左側が姶良カルデラ。大きい!】(上図の赤丸地点からの景色)

シラスの最大の特徴は水はけのよさ。このことから甲子園の土にも使われています。

水はけが良すぎて田んぼを作りにくかったため、代わりに栽培されたのが、さつまいもです。鹿児島を代表する農作物もシラスあってのものかもしれませんね。

また、シラスは軽くて断熱性にも優れているため、瓦や壁材にも利用されています。

そして、最近ではシラスバルーンという新素材が開発され、様々な製品に活用されています。シラス中の火山ガラスを乾燥して熱すると、粒子が膨張して中が空洞の発砲粒となります。これがシラスバルーンです。

このとても小さな粒子を用いた石鹸で洗うと、毛穴の奥の汚れもきれいにとれ、お肌がつるつるになります。

また、シラスバルーンを用いたガラスクリーナーは、粒子の細かい研磨剤となり、頑固な水垢やガラスの曇りなどもとってくれます。その上、汚れをつきにくくするコーティング作用もあるため、電車やバス、新幹線の窓ガラスや動物園の展示ガラスのお掃除でも重宝されているそうです。

シラスバルーン配合の石けん。毛穴の奥の汚れまでとれます。 ピカピカに磨かれた電車のガラス。これもシラスバルーンの粒子のおかげです。

  【シラスバルーン配合の石けん】         【ピカピカに磨かれたガラス】

その他にも、透水性・保水性・断熱性を活かしたブロックも開発されており、街中の歩道や緑化に利用されています。鹿児島市の街中も市電の軌道敷緑化によってずいぶん景観が美しくなりました。ブロック内に貯えられた雨水が蒸発する際に熱も発散させ、また緑化効果も高いので、温暖化対策にぴったりです。緑化された軌道敷とアスファルトでは、真夏で20℃近い温度差があるそうです。

シラスブロックの歩道。 シラス緑化ブロックを活用した電車軌道敷。景観も美しくなりました。

   【シラスブロックの歩道】        【シラス緑化ブロックを活用した電車軌道敷】

先日の阿蘇山噴火のように、火山の噴出物は日常生活や農作物など、良いとは言えない影響ももたらします。鹿児島でも火山灰やシラスは厄介者扱いされてきました。しかし、そこでへこたれないのが火山列島に生きる私達です。火山が生み出す様々な可能性、もっとたくさんありそうです!

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2016年09月28日台風16号による影響【霧島錦江湾国立公園(指宿地区)】

霧島・錦江湾国立公園 前平理恵

鹿児島自然保護官事務所より、台風16号の影響をお知らせ致します。

 

【指宿エコキャンプ場および周辺園地】

台風の影響で、多くの樹木が倒れたり折れたりしており、一部の駐車場および散策路が利用できなくなっています。みなさんに安心してご利用いただけるよう、できるだけ早く対応を進めて参りますので、今しばらくお待ちください。

倒木により駐車場に入ることができません。ご迷惑をお掛けしております。強風により折れてしまった木も多数あります。【開聞岳登山道】

台風による強風で、多くの倒木や折木が見られます。現在、またぐ、くぐるなど、より登山らしい登山で頂上まで登れますが、通行の際は頭上の折木などに十分お気を付けください。

倒木の下をくぐるのも楽しいものです。意外と小さな根っこで支えられていたのですね。倒木相手に通り道を考えるのも楽しみのひとつです。ダイナミックな根っこ【知林ヶ島】

今回の台風以降、干潮時に現れるはずの砂の道が出現しない状態が続いています。砂の道ができるまでは知林ヶ島への渡島は禁止されています。

砂の道の最新状況については、下記ページにてご確認ください。

 →【指宿観光ネット】http://www.ibusuki.or.jp/

 

今回の台風直撃を受けた指宿市では、至る所で倒木や瓦の飛んだ家屋が見られます。

現場確認の際も、倒れた木々を目の前に呆気にとられてしまいました。

人の力だと1本の木を切るだけでも重労働なのに、自然の力の計り知れない大きさを感じさせられます。

 

開聞岳では、登山道脇でも根っこごとひっくり返った木をたくさん見ることができます。倒木の下をくぐったり、大きな木を支えていた根っこを見たりしながら登るのも、それはそれでおもしろいです。

木が倒れた後には、太陽の光が射す場所が新しくできます。また、倒木は風雨にさらされて軟らかくなったり、虫や微生物に食べられたりして、朽ち果てていきます。これから出てくる新しい芽や、土に還っていく倒木の様子を見るのも楽しみですね♪



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2016年09月01日特定外来生物「カダヤシ」

霧島・錦江湾国立公園 前平理恵

突然ですが、『蚊』ってブーンと飛んでくるから『虫』に『文』と書くとご存知でしたか?

夏の夜にあの音に悩まされた経験、どなたにもあるのではないでしょうか。

そんな蚊を薬を使わずに退治できる方法があるんです!と聞いたらみなさんどう思われるでしょうか。


実は、蚊の幼虫であるボウフラを食べてくれる魚がいて、しかもその魚は数匹ポンっと池や川に放すだけでどんどん増えてくれます。そして、あっという間にボウフラも減っちゃいますよー。

なんて耳寄りな情報でしょう!薬で水を汚さずにすむし、即効性もありそうですね~。


と、そんな理由でアメリカから日本に持ち込まれた魚が『カダヤシ(蚊絶やし)』です。

私達になじみ深いメダカも雑食性なのでボウフラを食べるのですが、『カダヤシ』の方が繁殖力が強く、ボウフラ退治力が高いぞ、ということで導入されたのですね。マングースがハブを食べるから・・・というのと同じような発想でしょうね。


繊細なメダカに比べ、比較的どんな環境でも生きていけるカダヤシは、川や水路などを通じてどんどん生息地を広げていき、今やメダカの生息地を乗っ取ってしまった地域もあるほどです。メダカとカダヤシは見た目もよく似ているため、「メダカがいる池」と思っていた所が、実は「カダヤシがいる池」だった、ということもよくあるそうです。メダカとカダヤシはよく似ていますが、尻びれと尾びれの形が違います。

 

メダカは環境省第4次レッドリストで絶滅危惧Ⅱ種に、カダヤシは特定外来生物に指定されています。

 

メダカの数が減った理由は、カダヤシ増殖だけではありません。カダヤシが影響を与えているのもメダカだけではありません。しかし、ボウフラ退治としては強みだったカダヤシの「繁殖力」と「環境適応力」が、生態系保全としては裏目に出てしまったのは確かです。

 
鹿児島自然保護官事務所では、指宿市にあるビオトープ池でカダヤシ駆除を始めました。とても小さいこの池でさえも、全てのカダヤシを駆除することは難しいです。一度水を抜いてしまえばいいのですが、それではヤゴやカエル、カニなど他の生物も死んでしまいます。せっせと地道に網でカダヤシをすくうしかありません。カダヤシ捕獲中。地道に網ですくいます。 網ですくったカダヤシ。

 

私達の生活は、様々な自然の知恵や力を応用して、進歩したり改善されたりしています。

新しい技術を見つけること。見えない負の影響を予測すること、またはそれにいち早く対処すること。

どちらかに偏ることなく両立するのは簡単なことではありません。

 

今年の夏は雨が少なく、池も干上がりかかっています。しかし、ピンチはチャンスです!今しかないと、池の水が少ないうちに連日カダヤシをすくっています。

 

【!注意!】特定外来生物を生きたまま持ち帰ることは、外来生物法により禁止されています。

      カダヤシを持ち帰って飼育することは絶対にしないでください!

      個人で実行した場合、懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金という罰則があります。

 

            1. ※1
          1.  この地域の在来個体群は「ミナミメダカ」あるいは「メダカ南日本集団」です。メダカ類の放流による遺伝的攪乱に関してはwikipedia「メダカ」「ミナミメダカ」の記事や魚類学雑誌57(1) 「日本の希少魚類の現状と課題」(wikipediaからサイト移動可能)がわかりやすいです。その他、個人で発信されている淡水魚関係のHPやブログにも非常に参考になるものがいくつもあります。当日記に登場する個体群に関しては、捕獲して形態等からの同定をしていないため、ここではすべて「メダカ」と標記しています。

※2

 魚類の放流は、同種間における遺伝的多様性の攪乱(亜種や近縁種間の交配も含む)、カダヤシとメダカに見られるような他種への影響、コイヘルペスに代表される病原菌の拡散など非常に多くの問題があります。

 →日本魚類学会による「生物多様性の保全をめざした魚類のガイドライン」など。

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2016年08月05日見て楽しむ開聞岳

霧島・錦江湾国立公園 鹿児島 前平理恵

いよいよ来ました、夏真っ盛りです!

鹿児島南部を代表する山といえば、薩摩富士とも呼ばれる「開聞岳」です。

標高924m。約4000年前に活動を開始した火山の上に、約1000年前の大噴火の際にできた火山が乗っかった、複合火山といわれる二段式の火山です。

山をぐるっと旋回する形で登山道があり、頂上からは海も山も島も池も見える絶景を楽しむことができますが、今の季節の登山は汗だくでへろへろになります。。。(^_^.)

 
そんなときは、いろいろな場所から開聞岳の姿を楽しみましょう!!

まずは、開聞岳麓から。

開聞岳麓から。二段式火山ということがよく分かります。

近くで見ると二段式の火山であることがよく分かります。

麓にはキャンプ場もあり、8/11(木)には花火大会もありますよ~!!

 
お次は九州自然歩道から。

開聞岳へと続く直線道路から。夏空とまっすぐな道がさわやかわを引き立てます。

開聞岳に続くまっすぐな道と夏空がさわやかです!

この辺りでは天然の砂蒸し温泉も楽しむことができますよ!

 
そして、同じく国立公園に指定されている鬼門平岳から。

九州一のカルデラ湖である池田湖と開聞岳、そして錦江湾に浮かぶ知林ヶ島とのコラボレーションが美しいですね~。こちらは標高306mなのでひょいと登ればこの景色を楽しむことができます。

 
ちなみに池田湖畔から見た開聞岳のお姿はコチラ!

 
その近くの鏡池とのコラボレーションもまた穏やかで心落ち着くものがあります。

鏡池からの開聞岳。心落ち着く風景です。


ソテツ自生地である竹山と周辺に広がる畑からの開聞岳も、人々の生活の中にある自然を感じることができる風景です。

ソテツ自生地の竹山と周辺の畑、そして開聞岳。生活の中にある自然を感じます。


そして、今イチオシの風景がなんといってもコレですね!!

今しか見れないひまわり畑と開聞岳のコラボレーション。元気が出ますよ!

夏を彩るひまわりと開聞岳は、見るだけで元気いっぱいになれます!

 
暑さの厳しい今年の夏ですが、見て楽しむ山もありですよ~!

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2016年06月27日歴史街道 『白銀坂(しらかねざか)』

霧島・錦江湾国立公園 鹿児島 前平理恵

霧島錦江湾国立公園内に、「白銀坂(しらかねざか)」という歴史街道があります。

姶良カルデラの一部であり、薩摩藩の主要街道として使われていた道の一部でもあります。

旧街道の中でも急な坂が多い難所として知られ、石畳の道が今でも残っています。

今では錦江湾沿いの国道が鹿児島市と姶良市とを結んでいますが、国道が開通する150年ほど前までは、この道を通って果ては江戸との間を行き来していたそうです。

 

 木漏れ日の中の石畳

  道脇にはところどころで水が流れています。

                 【どこまでも続く石畳の坂道】

 

薩摩国と大隅国との国境でもあったため、たびたび戦場となっていたそうです。

歴史が苦手な私ですが、商人達や参勤交代の大名行列もヒイヒイ言いながらここを通っていたことを想像しながら歩くと、いろんな時代を経ての今なんだなということを感じます。

カエデのトンネル。緑のトンネルもきれいですが、秋も楽しみです。 江戸時代に行われていた参勤交代。大名行列もここを通っていたのですね。

  【カエデのトンネル。秋が楽しみです。】  【こんな感じで歩いていたのですね。(道中看板より)】

 

展望所からの姶良市眺望。重富干潟も見えます。 桜島&錦江湾の眺望。姶良カルデラの中に浮かぶ桜島を見ることができます。

    【展望所からの姶良市眺望】            【桜島&錦江湾の眺望】

 

白銀坂は、4年前に国立公園に編入されましたが、それよりずっと前から地域の住民の方々がこの坂道の手入れをしてくださっています。小川周辺の清掃をしたり、つつじを植えたり、散策に訪れる人々が展望を楽しめるように草木を整備したり。また、一人暮らしの高齢の方々の顔見せも兼ねた布引の滝周辺の清掃活動も行っているそうです。

国立公園であるかないかに関わらず、地域の人達に愛される場所というのは自然と大切にされるものですね。

 

途中にある小川。疲れたら水遊びを楽しみましょう! 白銀坂ふもとにある布引の滝。高さ約20m。 カワトンボ マムシグサ。扇状の葉っぱをバックに気品漂う女王様みたいです。

 【小川で水遊び】   【下流にある布引の滝】     【カワトンボ】      【マムシグサ】

 

全長約3km。高低差約300m。往路約1時間。とっても風情のある道です。

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2016年06月07日歩いて行ける島へ -知林ヶ島-

霧島・錦江湾国立公園 鹿児島 前平理恵

こんにちは。霧島錦江湾国立公園「錦江湾」地域の新米アクティブレンジャー前平です。

みなさーん、「錦江湾」地域にも魅力満載ですよー!!

さて、今回は薩摩半島南端にある『知林ヶ島』。

この島、島だけど歩いて行けちゃうんです。潮が引いている時だけ、海の中にひょっこりと島まで続く道(砂洲)が現れます。限られた時間にしか行くことができない島なんです。行くっきゃないですよ!

しかも、島内には遊歩道や展望台、灯台などがあり、ぐるっと一周することができるんです。

知林ヶ島 海の中に道が出てきています 島までは800m

    【知林ヶ島】       【道が出てきています】        【島までは800m】

先日、パークボランティアの方々とこの島内遊歩道の整備をしてきました。

まずは展望台前の高くなりすぎた木を整理。これで見晴らしもだいぶよくなりました。

がんばって歩いた後は、さわやかな風ときれいな景色で一息です!

  

整理前 整理後(晴れの日は桜島も見えます)

    【整理前】      【整理後(晴れの日は桜島も見えます)】

続いて遊歩道の排水改善。側溝のお掃除と土嚢の設置で、歩道の土が流れるのを防ぎます。

 

帰り道には砂洲のゴミ拾いもしてきました。

これで一層気持ちよく島内散策ができるようになったかと思います。

海辺からは桜島も見えますよ~。

  

 

知林ヶ島に渡るおすすめの時間は、左右から波に挟まれるかのように感じる砂洲の出始めの時間です。砂洲が消えると帰って来れなくなるので、安全に帰って来られる時間帯をチェックしてから行かれてくださいね。

※これからの季節はタオルと飲み物持参が必須です!

(時間帯チェック→「指宿観光ネット」http://www.ibusuki.or.jp/

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