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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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霧島・錦江湾国立公園 鹿児島

24件の記事があります。

2018年08月22日「雄川の滝」霧島錦江湾国立公園編入セレモニ- 【錦江湾地域】

霧島・錦江湾国立公園 椎葉美香

大隅南部県立自然公園の一部である「雄川の滝」及びその下流の渓谷の95haが霧島錦江湾国立公園の公園区域に810日に編入されたことを記念して、818日にセレモニーを開催しました。

セレモニーにはご来賓の方や環境省、南大隅町などの関係者が参加されました。

地元のねじめ楠龍太鼓の迫力のある演奏や、ご来賓の方々からご祝辞をいただきました。

最後には、「雄川の滝」の霧島錦江湾国立公園への編入を記念して、くす玉の開披が行われました。

        ねじめ楠龍太鼓の演奏(2018年8月撮影)

         雄川の滝編入セレモニー(2018年8月撮影)

セレモニーが開催している中でも多くの方がお越しになっており、雄川の滝が有名になっていると実感しました。駐車場は混雑する場合もありますが、初めての方、行ったことがある方も絶景の雄川の滝でぜひ癒されてください。

        雄川の滝展望所(2018年8月撮影)

         雄川の滝(2018年8月撮影)

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2018年08月03日草刈りと海の生きもの観察会 【錦江湾地域】

霧島・錦江湾国立公園 椎葉美香

パークボランティアの方にも手伝ってもらい環境省所管地の草刈り作業を行いました。

約1ヵ月前に刈った草が身長より高くなっているものもあり、植物の成長はとても早いです。

暑い中での作業でしたが、草刈り後にさっぱりとした草地を見ると爽やかな気分になりました。

環境省所管地草刈り前  環境省所管地の草刈り後

▲草刈り前                  ▲草刈り後

午後からは休暇村指宿前の海岸でシュノーケル体験による海の生きもの観察が行われました。

パークボランティアが講師となり、シュノーケルを楽しむためには欠かせないライフジャケットの着け方や呼吸法など準備をしっかりとして海に入ります。

シュノーケルによる自然観察会  シュノーケルによる海中散策中

▲シュノーケルの様子

今回のシュノーケルではある生きものが見つかりました。

ウニに隠れているそのある生きものはどこにいるかわかりますか?

シラヒゲウニに隠れるゼブラガニ             

▲まるでシマウマのような模様が特徴です。

シラヒゲウニに寄生するゼブラガニ          

▲正解はゼブラガニというカニでした。

大きさは100円玉ぐらいの小さい体でウニをがっしり挟んで離れません。

ゼブラガニは、上から下まで一定の幅で刈り取りながらトゲを食べます。刈り取った後のはげた部分をすみかにして帯状に刈り取ると離れ、次のウニに移動するといわれています。

珍しいゼブラガニに目を奪われてしまいましたが、このウニも白色や朱色のトゲが引き立っていて特徴的です。沖縄などの熱帯の海域で見られることが多いシラヒゲウニです。

また、次回も開催予定ですので指宿市の海に生息するゆかいな仲間達をぜひ見に来てください。

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2018年07月30日ビオトープカダヤシ駆除活動! 【錦江湾地域】

霧島・錦江湾国立公園 鹿児島 椎葉美香

指宿市にあるビオトープ池で外来種駆除イベントがありました。

今回は夏休みこども環境講座として小学生を対象に行われたイベントでしたが、親子で参加してくださる方もいました。

この池にはカダヤシが生息しています。

外来種駆除イベントですくったカダヤシ

▲カダヤシ

カダヤシは、北アメリカのミシシッピ川流域からメキシコ北部までが原産の淡水魚で、ボウフラを食べることから、池の中に放流されたことがありました。ですが、攻撃性が強く繁殖力も高いので、在来のメダカが減少するなどの悪影響を引き起こしてしまうおそれがあります。そのため、日本では特定外来生物に指定されています。

※特定外来生物に指定されている生きものを野外で捕まえた場合、持って帰ったり飼ったりすることは禁止されています。

室内で講師の方にカダヤシとメダカの違いなどについて解説してもらった後は、いよいよカダヤシ駆除活動の始まりです。

外来種駆除イベントの解説

▲室内でのレクチャーの様子

捕りやすい場所に移動しつつそれぞれの参加者のみなさんがカダヤシを多くすくい取ることができ、駆除活動は大成功!

外来種駆除イベント作業時  外来種駆除イベントでカダヤシをすくう子供達

▲みなさん夢中ですくっています。

そのあとは、実際にメダカとすくったカダヤシを見比べて尾ビレの違いなど、じっくり観察をしました。

メダカの群れ  カダヤシとメダカの観察

▲メダカ                    ▲カダヤシとメダカを観察中

知らない生きものから知っている生きものに変わると、その生きものの見方が少し変わったように感じ、私も改めていい経験ができました。

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2018年06月15日島々を望む佐多岬展望台 【錦江湾地域】

霧島・錦江湾国立公園 椎葉美香

本土最南端である佐多岬には環境省が整備した展望台があります。

晴れた日には開聞岳、種子島、硫黄島などの島々を望むことができ、海は濃いブルーやエメラルドグリーンなど少しずつ色に違いがありとても綺麗です。

佐多岬からみた枇榔島   

佐多岬展望台からみた枇榔島            佐多岬展望台からみた開聞岳

きれいな景色に魅了されている中、ミサゴが姿を現しました。

おもに魚類を食べるので、海岸や湖などでも飛んでいる姿を見ることができます。

トビくらいの大きさで迫力がありました。

飛翔するミサゴ

ミサゴ

また、佐多岬展望台から車で1時間ほどの場所には雄川の滝があります。滝つぼまでは、駐車場から徒歩約20分かかりますが、道中は澄んだ川と流れる水の音に癒されながら向かうことができます。

長雨に気分が落ち込んでしまうこともありますが、梅雨の晴れ間に絶景に癒されて梅雨明けまで乗り切りましょう!

雄川の滝   雄川の滝

雄川の滝

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2018年04月27日鹿児島地区パークボランティア研修会 

霧島・錦江湾国立公園 椎葉美香

はじめまして。

霧島錦江湾国立公園(錦江湾地域)のアクティブレンジャー椎葉です。

4月22日にパークボランティア研修を開催しました。

万一の事故が起こった際に、適切に対応できるように救急救命講習を受けました。

消防署の方からは良質な心臓マッサージや人工呼吸も必要ですが、行動する勇気が必要であると教えていただき、皆さん熱心に講習を受けていました。

救命救急講習の様子

救急救命講習の様子

午後は、講師を招いて屋内で事前の研修を行い、その後、野外観察研修会を行いました。

ビオトープではトンボなどの解説をしていただきました。

ビオトープ研修会

赤い姿が美しいショウジョウトンボは、大人になるにつれて赤い色が濃くなります。

ショウジョウトンボのオス

ショウジョウトンボ

左:未成熟のオス 右:成熟したオス

また、ハラボソトンボの交尾と産卵する姿を見ることができました。

メスが産卵している間、オスがメスのそばを飛びながら見守っている姿を観察できました。

ハラボソトンボのオス

ハラボソトンボのオス(未成熟)

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2018年03月02日鹿児島地区パークボランティア募集中!!

霧島・錦江湾国立公園 鹿児島 前平理恵

霧島錦江湾国立公園鹿児島地区では、国立公園の美化清掃、景観・自然環境の保全、利用者への指導等を行うパークボランティアの新規会員募集を行っています。

自然に対する愛情をお持ちで、メンバーと一緒に活動を楽しんでくださる方々のご応募をお待ちしております!!

1 活動内容

 現在は指宿市を中心とした自然解説、美化清掃、利用施設の簡単な維持修理などを主な活動としています。新しい活動の提案・企画もお待ちしております!

活動対象範囲は、霧島錦江湾国立公園のうち錦江湾地域(鹿児島市、姶良市、垂水市)と指宿・佐多地域(指宿市、南大隅町)です。

2 登録要件 

  ・登録前に行われる研修会を受講できること。

     ※研修会:日時 平成30年4月22日(日)9時~17時

           場所 指宿市(休暇村指宿)

  ・活動に支障のない健康な身体、登山や歩道整備等に必要な体力を有すること。

  ・年間3日以上活動に参加できること。

3 申込方法

   希望者は、氏名、住所、電話番号をご記入の上、鹿児島自然保護官事務所までご連絡ください。

     鹿児島自然保護官事務所(担当:前平) TEL:099-213-1811 FAX:099-251-2145

   

4 申込締切日

   平成30年3月23日(金)必着

ご応募お待ちしております☆

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2018年01月16日初冠雪@鹿児島

霧島・錦江湾国立公園 鹿児島 前平理恵

あっという間に2018年ですね!

日本列島が寒波に見舞われた1月11日、桜島と開聞岳で初冠雪が見られました!

いつも悠然とした姿がかっこいい桜島は、粉砂糖をふりかけたケーキみたいになりました♪

雪化粧の桜島。暖かい鹿児島でも年に1~2回は雪が積もります。

              ▲雪化粧の桜島 

雪化粧の開聞岳。とんがりぼうし形の開聞岳のてっぺんも白くなっていました。

              ▲雪化粧の開聞岳

こちらは白い帽子をかぶってますね♪

見事に複合火山の2段目以上が白くなっています。

             ▲開聞岳山頂部

山頂部は足元が凍っている恐れがあります! 

冬の登山をされる際は岩の上の通行などにお気を付けくださいね。

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2017年11月29日草刈りとカダヤシ駆除

霧島・錦江湾国立公園 鹿児島 前平理恵

11月19日(日)、パークボランティア活動に参加してきました。パークボランティアの方々や休暇村指宿のスタッフの方々と一緒に、指宿市のビオトープ池周辺の草刈りを行いました。草刈り後には散策路もすっきりとして、隠れていたベンチも気持ちよく使える状態になりました!

鎌で丁寧に草刈りをしてくれました。

                    ▲鎌で丁寧に草刈り

また、草刈り作業の後に、特定外来生物「カダヤシ」の駆除にチャレンジしました。

特定外来生物とは、海外からやってきた外来生物のうち、特に生態系や人の生命・身体、農林水産業へ大きな被害を与える可能性のあるものとして指定されたものです。最近では特定外来生物の「ヒアリ」が大きな話題を呼んでいますね。

「カダヤシ」は、蚊の幼虫であるボウフラを食べてくれるし、なおかつどんな環境でも生き延びやすい、さらに強力な繁殖力を持っていることから、蚊の駆除を目的として台湾などから意図的に持ち込まれた生物です。しかし、そのタフさと繁殖力の強さが仇となり、また攻撃性も強いことから、もともと日本にいた生きもの達を生態系から追い出してしまう危険性を持ち合わせています。同じ生息環境で生きる日本古来のメダカを例にとると、メダカを攻撃する→メダカの繁殖率が下がる→しかしカダヤシの繁殖率は下がらない→結果的にカダヤシばかりが増えてメダカがいなくなってしまう、という状況になってしまいます。また、カダヤシは水面に浮く動物を食べるため、水面近くを泳ぐメダカの赤ちゃんも食べてしまいます。

メダカとカダヤシのちがい。見た目が似ていますが、尻びれや尾びれの形が違います。

▲メダカとカダヤシの違い

「カダヤシ」も「ヒアリ」も、飼ったり生きたままどこかへ持って行ったりすることは法律で禁止されています。違反したら罰金を払わなくてはならない可能性もあるのですよ!

この「カダヤシ」、見た目はメダカそっくりで、池にいるカダヤシをメダカと間違えてお家に持って帰ってしまう人がいるほどです。

国立公園から特定外来生物が拡がってしまう!これはいけない!ということで、カダヤシの駆除を試みようとしたところです。

(※外来生物の3原則は、「入れない」「捨てない」「拡げない」です!)

居合わせた親子も一緒にカダヤシ採集。兄弟そろって夢中。 ボランティアのおじさんも負けじと網をふります。

   ▲兄弟そろって生きもの採集に夢中           ▲おじさんも負けないよ~

今回は、たまたま居合わせた親子と一緒にカダヤシを捕まえました。寒いせいか夏に比べて捕まえるのが難しかったですが、30匹ほど駆除することができました。「駆除」と言っても、勝手に連れてこられて勝手に駆除されているカダヤシにとってみれば、人間に振り回されているとしか言いようがありませんよね。駆除しながらいつも悶々と考えることがありますが、「何かにとっての良いことの裏には、別の何かにとっての悪いことがあるかもしれない」ことを忘れてはいけないなあと思う日々です。

その他にもいろいろな生きものに出会い、ついでに生きもの観察もすることができました。

他にもツチガエルやヤゴ、ゲンゴロウの仲間に会いました。

みなさん、メダカと思っているそのお魚、カダヤシだったりしませんか??

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2017年10月02日海のお散歩シーカヤック体験

霧島・錦江湾国立公園 鹿児島 前平理恵

9月24日(日)、鹿児島地区パークボランティアの会主催の自然観察会に参加してきました。

今回は、シーカヤックで海のお散歩です!

場所は知林ヶ島のすぐ近く。あいにくの雨模様でしたが、一度濡れてしまえばあとはもう気になりません。

海の上では、海の中や知林ヶ島のお話しも聞けて、特攻隊の水上飛行機発着場の跡なども見ることができました。

きびなごの群れもジャンプしていましたよ!

知林ヶ島目指して,みなさんあっという間に遠くに行っちゃいました!

▲知林ヶ島目指して?みなさんあっという間に遠くに行っちゃいました!

カヤックを並べて手つなぎ。こうしていると、みんなでゆっくりお話しできますね。

▲カヤック手つなぎ。こうしていると、みんなでゆっくりお話しできますね。

また、普段は潮が引いたときに歩く知林ヶ島への砂の道ですが、今回は道が現れる干潮前にカヤックで乗り越えてみました。北上する潮の流れと、南下する潮の流れがぶつかる場所。北からも南からも持ってこられた砂がこんもり盛り上がって、カヤックの底がついてしまいそうです。カヤックの真下にある砂が数時間後には歩いて渡れる道になるなんて、不思議。やはり陸上から見るのと海の上から見るのとでは、感じるものが違いますね。

潮の流れがぶつかるところ。この波の下には砂の道が隠れています。

▲潮の流れがぶつかるところ。この波の下には砂の道が隠れています。

さて、次回のパークボランティア主催自然観察会は、10月15日(日)開催予定の「魚見岳ハイキング」。

今回お散歩した海や知林ヶ島、桜島まで見渡すことができる魚見岳頂上を目指して秋のハイキングです♪

参加ご希望の方は、鹿児島事務所までご連絡ください。

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2017年08月29日「重富なぎさミュージアム」来館者数3万人突破!

霧島・錦江湾国立公園 鹿児島 前平理恵

平成27年4月にオープンした「重富なぎさミュージアム」の来館者数が、3万人を突破しました!

記念すべき3万人目のお客様は、何度も遊びに来てくれている海の生きもの大好きな男の子で、おうちで飼っているカニやギンポなどを毎日観察しているそうです。

なぎさミュージアムの3万人目のお客様は小さな男の子でした。

「重富なぎさミュージアム」は、姶良市の重富海岸にある小さなビジターセンターですが、小さいからと言ってあまく見てはいけませんよ!

松林の中にたたずむなぎさミュージアムへは、松ぼっくりのかわいい小道が誘ってくれます♪

松ぼっくりを並べた小道は、なぎさミュージアムへと続きます。

なぎさミュージアムは松林の中にあります。

館内には、水槽の生きものたちや錦江湾の海底地形が分かるジオラマ、クイズパネル、季節によって変わる企画展示などを楽しむことができます。特に水槽の生きもの観察は、魚やカニのみならず、フジツボがパクパクする様子やゴカイが砂の中を移動する様子など、普段はあまり見ることのできない海の中の様子をじっくり見ることができ、時間を忘れて熱中してしまいます。

館内には水槽やパネルなどで錦江湾や海の生きものたちについて学べます。

そしてなんといっても、スタッフの生の情報を聞けるのがうれしいところ!

知っているようで知らない海のお話、私も毎回楽しく勉強させていただいています。

なぎさミュージアムの目の前は海!干潮時には広―い干潟が現れます。

目の前の干潟と後ろにそびえる桜島の光景はすばらしいものです。

生きもの観察にはもってこいなので、なぎさミュージアムでスコップを借りて遊んでみてください。

        ▼干潟で見つけたもの▼

干潟で見つけたエビ

干潟で見つけたマメコブシガニ

このストローみたいなものは、実はムギワラムシという生きものの通り道です。

エビが巣を作る様子や生きものの通り道など、「お、なんだこれ!」というものが見つかって楽しいですよ!

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