ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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西表石垣国立公園 西表

46件の記事があります。

2017年07月19日2017年 夏の交通安全運動【西表地域】

西表石垣国立公園 関東準之助

みなさん こんにちは、西表自然保護官事務所の関東です。

 718日「夏の交通安全県民運動/沖縄県」に合わせ浦内川展望所のパーキングスペースで19時から20時まで、西表島の駐在さんたちと協力しイリオモテヤマネコと人の交通事故防止を呼びかけました。ヤマネコの行動する時間帯に注意喚起することで、その存在を通行者に改めて認識してもらうには有効な手段です。

 1時間で25台の通行がありました。西表島の交通量としては多めです。

 ヤマネコの交通事故は昨年が7件とワーストを記録し、今年は事故の無いまま7月を迎えていました。

 しかし、残念ながら16日に祖納漁港近くで今年1件目の交通死亡事故が発生してしまいました。

 現在、ヤマネコは子育て時期に入っており島内のあちこちで親子や子ネコの目撃が相次いでいます。また、島内の道路は野生動物の生息地を通っているため、さまざまな生き物が昼夜を問わず横断しています。ドライバーのみなさんは、法定速度を守り生き物にやさしい運転をお願いします。

まーや、カラスに狙われる。

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2017年06月30日「イリオモテヤマネコのくらしをのぞいてみよう!」講演会

西表石垣国立公園 西表 冨岡 健太

みなさん、こんにちは!

前回の記事では梅雨真っ盛りと書きましたがもう既に梅雨も明けて、西表島には夏が到来していて、すごく暑い日が続いています!

みなさん西表島に来られる際は、帽子を用意するなど熱中症対策にも気を付けてくださいね。

僕は夏に関係なく一年中テンガロンハットをかぶっています。

さて、前回広告していた「イリオモテヤマネコのくらしをのぞいてみよう!」講演会ですが、無事に大盛況で終えることができました。

同じ内容の講演会を島の東部と西部で2日間かけて行いました。

2日間合わせて70人近くの方に来ていただきました。

来ていただいたみなさまありがとうございました。

また、行きたかったのに行けなかった方は、次の企画で会いましょう!

講演はイリオモテヤマネコの「生活」「治療」「保護」の3つのテーマについておこないました。

子供達向けの内容でお話をいただきましたが、大人の僕でも聞き応えのある面白いお話ばかりでした。

講演の中で東京慈恵会医科大学の鈴木先生からは、イリオモテヤマネコを守るためには様々な方法があって、研究者になって詳しく知ることも、

獣医になってヤマネコを治療することも、

レンジャーになって国の機関としてもイリオモテヤマネコを守ることができる、といったお話をされていました。

それを聞いた子供達の中から、将来、研究者や獣医やレンジャーになる子は現れるのでしょうか。とても楽しみです。

鈴木先生からはイリオモテヤマネコの生活についてお話いただきました。

飯塚先生からはイリオモテヤマネコの治療についてお話いただきました。

杉本さんはイリオモテヤマネコの保護についてお話されてました。

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2017年06月16日イリオモテヤマネコイベント!開催します!!

西表石垣国立公園 西表 冨岡 健太

みなさん、こんにちは。

西表島では梅雨真っ盛りで連日雨が続いています。

外を歩き回るには少し嫌な雨ですが、カエル達にとっては恵みの雨のようで、夜になるとゲコゲコと大合唱が聞こえてきます。

どうも、お酒があまり飲めない下戸下戸の冨岡です。

さて、西表野生生物保護センターでは6月24日(土)25日(日)にイリオモテヤマネコのイベントを企画しています!

「西表島に住んでいるのにイリオモテヤマネコを見たことがない!」という子供達は多いみたいです。

普段の生活の中で本物に出会える確率は低いかもしれないけど、せめてどんな生き物なのか知って愛着を持ってもらえたらとの思いで企画しました。

メインターゲットは島の小中学生ですけど、大人も島外の方も楽しめる内容だと思いますので、お時間がある方はぜひぜひ遊びに来てください。

予約や事前申し込みは不要です。

イベント詳細はチラシをご覧下さい。

お問い合わせは西表野生生物保護センターまで!

連絡先

環境省西表野生生物保護センター

Tel 0980-85-5581

e-mail RO-IRIOMOTE@env.go.jp

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2017年05月26日西表島で、オオヒキガエル捕まる!!

西表石垣国立公園 関東準之助

みなさん こんにちは。西表自然保護官事務所の関東です。

 5月23日に西表野生生物保護センター近くの古見集落内で特定外来生物のオオヒキガエルが捕獲されました。捕まった個体は、メスの成体で体長は約14cm、体重250gの繁殖可能個体です。

今回、捕獲された個体

 オオヒキガエルは中南米原産の大型のカエルで、サトウキビ害虫駆除の目的で日本を含む多くの環太平洋諸国に移入され、定着した各地で生態系に被害を引き起こして問題視されている侵略的外来種です。成体は耳腺(耳のうしろにあるコブ)から強力な毒物を分泌し幼生も毒をもっていることから、カエル類を食物とする様々な在来捕食者への毒による悪影響も懸念されます。オスは「ボボボボボ・・・・」と機械音のような鳴き声です。

 西表島で、オオヒキガエルが最後に捕獲されたのは10年前の2007年で以降は確実な目撃情報はありませんでした。環境省では、オオヒキガエルの再侵入に備えて引き続きモニタリングを強化しています。西表島内で個体を見かけた、鳴き声を聞いたというかたは西表野生生物保護センターまで情報をお寄せください。目撃したカエルの写真を撮影していただいくと確認がスムーズになります。

連絡先

環境省西表野生生物保護センター

Tel 0980-85-5581

e-mail RO-IRIOMOTE@env.go.jp

 意外とシャイなので正面顔を撮影しようとするとすぐにそっぽを向いてしまいます。

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2017年05月24日竹富町の小学5年生 西表野生生物保護センター見学

西表石垣国立公園 西表 冨岡 健太

みなさん、初めまして。

4月から西表自然保護官事務所に新しくアクティブレンジャーとして着任しました冨岡 健太と申します。

これから歴代のアクティブレンジャーに恥ないよう西表の情報を伝えていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

5月18日に竹富町の小学5年生の子供たちが西表野生生物保護センターを見学しに来てくれました。

子供たちの人数が43人と多くて一度に全員は見て回れないので、ヤマネコのDVDを見てからセンター内の展示物を見学する班と、逆順で回る班の2つに分かれました。

短い時間で子供たちに楽しんでもらえるよう、いくつか子供たちへの質問を用意していましたが、地元の小学校の子供たちだけであり、準備していた質問のほとんどがスラスラと答えられてしまいました。

用意した質問の一つに「西表島ってどういう島か知っているかな?」があり、質問してみたところ、子供から「様々な自然条件により、固有の進化をした生き物たちがいる島」というハッキリした答えが来ました。その的確で決して長くない確かな答えに私は驚きました。

私が用意した答えは「暖かな気候条件や水が豊かで湿潤な環境であり、地殻変動などにより大陸や他の島から来た生き物が戻ることができなくなり、その生き物たちが独自に進化を遂げた島」というもので少々長いですが、子供たちが出した答えを少し細かくしただけのものでほとんど同じような答えです。

他には「イリオモテヤマネコの特徴は?」という質問に子供たちは「耳が丸くて耳裏に白い模様がある、額には縦縞模様があって目の周りは白く、全身に模様があり太くて長い尻尾が特徴。」とハッキリと答えてくれました。

ほとんど特徴を言い当てていました。あと、幅広い鼻と胴長で短足に見えることも言っていれば私の用意した答えそのものでした。その後、いくつか質問を出しましたが私が準備した質問は、ほとんどが完璧に近い答えで言い当てられてしまいました。私よりも子供たちの方が詳しいかもしれません。「もっと勉強しなくてはいけないな」と思いました。

展示を見た後はヤマネコのDVDを視聴してもらいました。子供たち皆、真剣にDVDを見ていました。

イリオモテヤマネコの特徴や生態を展示物やDVD使って子供たちが持つ知識に新しい知識として継ぎ足すことができたかと思います。

子供たちが見学を終え、帰る前には記念にセンターから子供たちに絵はがきをお渡ししました。

今回の西表野生生物保護センターを子供たちが見学したことで、西表島の動物に関心を、前から関心があった子供たちにはよりもっと深い関心を持って頂けたらと思っています。

アクティブレンジャーに着任して、初めてセンター案内をしましたが、色々と気づかされる事も多く、次回に向けて励んでいこうと思いました。

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2017年04月14日帰ってきたクロツラヘラサギ

西表石垣国立公園 関東準之助

みなさん、こんにちは。西表自然保護官事務所の関東です。

本日は、嬉しいお知らせを。

 昨日、事務補佐さんが「保護センター近くの川にクロツラヘラサギが4羽、来てるよ~」と教えていただいたので、さっそく見に行ってきました。

 河口に出ている干潟を見ると採餌している3羽を発見(あれ?1羽はどこ行った)。

そのうちの1羽には標識用のリングが装着されていました。ナンバーを確認してみると・・・なんと!昨年の4月に保護し5月に放鳥した個体でした。右脚:黄色(J19)と足首にシルバーリング・左脚:赤と緑

 放鳥したときは、歩いて去り(飛ばなかった)その後に周辺でも確認されず行方不明になった個体だったので不安でしたが、仲間を引き連れて西表島に立ち寄ってくれたようです。保護して野生へ返した個体が元気な姿を見せてくれると嬉しいですね。

※保護の経緯について、詳しくは下記を参照してください。

クロツラヘラサギ保護・放鳥(アクティブ・レンジャー日記)

https://kyushu.env.go.jp/blog/2016/06/post-203.html

島のいきものnews(西表野生生物保護センター)

http://iwcc2.seesaa.net/archives/201606-1.html

 そして本日、事務補佐さんが「まだ、3羽居たから写真撮ったよ~」と見せてくれたので確認すると足環をつけた個体も写っていました。

  あれ?何か違くない???

 足環の色と個数が違っています。どうやら一晩で個体が入れ替わったようです。H34と刻印があるので韓国で標識された個体かもしれません。最初は4羽居たので、2羽が標識個体で2羽が未標識個体かもしれませんね。西表でしっかり栄養摂って繁殖地へ旅立ってくれればと思います。

 

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2017年03月10日ヤマネコ山へ帰る

西表石垣国立公園 西表 関東準之助

みなさん、こんにちは。西表自然保護官事務所の関東です。

 先日、島内で鶏小屋へ侵入し救護したイリオモテヤマネコを放獣しました。今回はその顛末の一部をご紹介します。

 集落内で鶏を飼育されている方から西表野生生物保護センターへ「禽舎内にヤマネコがうずくまっている」と連絡が入りました。そこで、職員が現場へ急行し舎内へ侵入していたヤマネコを捕獲しました。

鶏小屋に侵入したヤマネコと頭部の擦り傷の様子(ヤマネコは沈静状態です)

 

 本来であれば、その日のうちに帰したいところでしたが、ケガをしていたので、診察をするために一時収容しました。

放獣時の様子:昨年の4月とモニタリングカメラで撮影時の様子:今年の2

 

 じつはこの個体、約1年前にも別の理由で救護されており、その時もケガをしていたためセンターへ収容され発信機を付けて放獣しています。モニタリングのカメラには元気で傷の治った姿が写っていました。・・・が、今度は鶏小屋に侵入し御用とあいなりました。今回が2回目の収容となり、前回の放逐場所からはだいぶ離れた場所での救護となりました。

右まぶたにも傷があるので少し涙目

 

 一通りの検査を終了し、傷はあるもののとくに大きな異常も見られなかったため数日の保護で放せる運びとなりました。

 放獣場所までヤマネコを運び、休耕田近くの林縁で無事に放獣。元気でね!

 現在、1日2回の電波発信機による追跡調査を行っています。最初のうちは集落へ近づかず周辺の山やマングローブ内をウロウロしている様子なのでひとまず安心。・・・だったのですが、ここ最近は集落内へ侵入したり裏山に潜伏していることを確認しています。また、このヤマネコ以外にも別のヤマネコが鶏を襲っているところを目撃されているため、島内で鶏を飼育されている方はご注意ください。

このようにイリオモテヤマネコは集落近くにも生息しています。鶏小屋にこぶし台の穴があると中へ侵入して襲ったり、網目が小さくても隙間から足を入れて中にいる鳥を引っ張り出したりします。一度、成功体験にあうと鶏がいなくなっても巡視ルートに組み込まれ何度でも訪れるようになります。

 西表野生生物保護センターでは、「ヤマネコが鶏小屋へ侵入しないようにするにはどうしたらよいか?」等の相談も受け付けています。また、ヤマネコが侵入してしまった場合には速やかにご連絡いただけると幸いです。

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2017年02月08日イリオモテヤマネコ調査体験会

西表石垣国立公園 関東準之助

みなさん、こんにちは。西表自然保護官事務所の関東です。

昨年の12月17日にイリオモテヤマネコ調査体験会・~フンを調べてヤマネコの食べ物を探ろう~と題して、ヤマネコのフン分析をおこないました。

フン分析とは動物の食性調査のひとつで、フンの内容物からその動物が何を食べているのかを簡単に知ることができます(ただし、ここで分かるのは未消化物だけ)。

手順はフンを水洗いして余分なものを取り除き、羽毛や骨など内容物ごとに仕分けます。仕分けたものを図鑑等で調べて種を同定します。きれいにかみ砕かれているものが多いので、仕分けはかなり根気のいる作業です。

イリオモテヤマネコは島内全域に生息しているのでフンもいろいろな場所に落ちています。今回は、水田や海岸近く、道路際、山にある林道など季節や環境の違う6地点から回収したフンを使いました。

今回は、あらかじめ水洗いして軽くほぐしたフンをしました。ほぐしたフンをバットの中へ広げて同じ物だと思う種類ごとに仕分け作業をしていきます。集中力が必要になるため、慣れていないと少しつらい作業ですがうろこや細かい骨、羽毛などさまざまな物が出てきました。ある程度、種類が分かったところで地点ごとにフンから出てきた物を発表してもらいました。

ヤマネコのフンから出てきた物は・・・・。テナガエビと思われる甲殻類の破片・アオバズクやコノハズク、オオクイナなど鳥類の羽毛や足・クワガタやコオロギ、バッタなど昆虫の破片・トカゲの足やヘビのうろこ・カエルの骨・ネズミの臼歯やオオコウモリの爪など、6地点調べただけでも様々なものが出てきました。これだけでもイリオモテヤマネコのグルメぶりが分かりそうな感じです。

最後にヤマネコはいろいろな生き物と関わりがあることや人里近くにも出てきていること、今年は事故件数が最多になった可能性があることをお話しして会を閉めました。参加した子どもたちにアンケートを取ったところ、フンがくさいというのが一番の感想でした・・・・。

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2017年01月23日絵画コンクール作品展@西表野生生物保護センター

西表石垣国立公園 西表 アクティブレンジャー 日名

「イリオモテヤマネコと希少野生動物を守ろう絵画コンクール」の作品展を1月31日まで西表野生生物保護センターの視聴覚室で行っています。

【作品展案内表示】

1月13日まで大原港ターミナルなかまりんでも作品展を行っていましたが、スペースの都合上コンクールの入選作品しか展示していませんでした。

しかし、野生生物保護センターの視聴覚室では、全ての応募作品を展示します。

【展示の様子】

合わせて、過去11年分の冬の交通事故防止キャンペーンのチラシ(ポスター)を展示しています。

2010年からはチラシの前面に絵画コンクールの優秀作品が用いられていますが、2009年以前のチラシ前面と全ての年のチラシ裏面は歴代職員がデザインしています。

絵画コンクールの応募作品同様、歴代チラシのデザインを見比べることもオススメします!

【歴代のキャンペーンチラシ】

31日までと展示期間は少ないですが、ぜひ西表野生生物保護センターまで足をお運び下さい!

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2016年11月30日H28年度「イリオモテヤマネコと希少動物たちを守ろう 絵画コンクール」表彰式

西表石垣国立公園 アクティブレンジャー 日名

今年も絵画コンクールを開催し、11月22日に入選作品の表彰式を行いました。

今年のテーマは、「人とヤマネコが共存できる町~守ろう!竹富町の野生動物~」でした。

【共催の(一社)沖縄県建設業協会八重山支部 支部長の祝辞】

竹富町の小中学校から28点の応募があり、14作品が入選しました。

応募いただいた皆さん、ありがとうございました。そして、入選した皆さん、おめでとうございます!

【絵に込めた思いの発表】

表彰式では、(一社)沖縄県建設業協会八重山支部より表彰状と副賞が、八重山地区交通安全協会西表島東部支部から記念品が贈られました。

最優秀・優秀賞の皆さんには、絵を描いたときの気持ちや願いなどを発表してもらいました。

【最優秀作品が貼られた大看板の前で記念撮影】

入選作品が、大原港ターミナルで11月21日から1月13日まで、全ての作品が西表野生生物保護センター視聴覚室で1月13日から1月31日まで展示されます。

個性豊かで思いのこもった力作をぜひ見に来てください。

【大原港ターミナルでの展示の様子】

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