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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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対馬

41件の記事があります。

2017年07月10日ツシマヤマネコの錯誤捕獲を防ぐには・・・

対馬 アクティブレンジャー 蔭浦

対馬自然保護官事務所より、

アクティブレンジャーの蔭浦です。

先日74日(火)、5日(水)、対馬島内の2カ所で行われた狩猟免許更新者の講習会へ参加させていただきました。

本講習の前に10分ほどお時間をいただき、ツシマヤマネコにも配慮した狩猟を行うための注意点についてお話しました。

対馬に生息する在来のほ乳類は、大型のものはツシマジカ、イノシシの2種、中型のものはツシマテン、

チョウセンイタチ、ツシマヤマネコの3種のみです。

実は、ここ数年の間でシカ・イノシシ捕獲用のくくりワナに

ヤマネコが掛かってしまったという報告が2件ありました。

これまでの事例では、猟師さんが非常に早い段階で発見してセンターへご連絡くださったため、

ケガの程度は軽く済み、すぐに野生に帰すことができました。

 

 

↑くくりワナが掛かった時のケガの様子

(上:首に掛かった事例、下:胴回りに掛かった事例)

そして、今年4月にも、美津島町黒瀬の山林内に設置された自動撮影カメラにて、前足をくくりワナで負傷したと思われるヤマネコが確認されました。


 

この個体はどのようにワナから抜け出たか不明ですが、ケガを負った状態で移動し行方がわからなくなったため、保護することができていません。

対馬のさまざまな環境にあるケモノ道は、どのほ乳類も共通して使っていることが多いです。

よって、シカやイノシシ用のくくりワナによるヤマネコの錯誤捕獲を絶対に無くすということは

困難なことであり、誤ってワナにヤマネコがかかり、それを環境省に連絡したからといって、

罪に問われることは絶対にありません。

むしろそのご連絡のおかげで、そのヤマネコは生き延びることができるかもしれません。

通常、シカ・イノシシ以外の野生動物が誤って箱ワナやくくりワナで捕獲されていた場合は、

速やかに放獣していただければ問題ありません。

ただ、ツシマヤマネコが掛かっていた場合は、

病気の検査やケガの有無を確認してから野生に帰したいと思いますので、

その場ですぐに対馬野生生物保護センター(0920845577)までご一報いただければ幸いです。

電話番号は「はよ(84)、ここ(55) 鳴らせ(7)、鳴らせ(7)!」です。

対馬島内の狩猟者のみなさまには、なにとぞご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

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2017年06月09日舟志の森自然観察会、交通安全キャンペーン(対馬市上対馬町舟志)

対馬 沼倉 真帆

こんにちは!アクティブレンジャーの沼倉です。

今回は、ツシマヤマネコ応援団事務局として

6月3日(土)に行われました、「舟志の森の自然観察会」のご報告です。

この観察会は舟志の森づくり推進委員会主催で行われ、地元と企業が協力して行った間伐・植樹などの森づくり活動や、湿地の環境改良などの取り組みを紹介しながら、現在その周りにはどのような植物や動物が生息しているのかを、参加者自らの目で観察してもらいました。

※舟志の森づくり推進委員会は、舟志区、対馬市住友大阪セメント株式会社ツシマヤマネコ応援団の4団体からなり、対馬の野生動物の保全を図り、人と自然が共生するモデル森を育てることを目的として活動しています。

まず植樹地の周辺散策をしながら「~舟志の森deビンゴ~」しました。

当日は天気にもめぐまれ、木陰を歩くのがとても気持ちよかったです。

チョウセンヤマアカガエル、ツシマテンの糞やヌスビトハギなどを見つけほとんどの子たちがビンゴ!になっていました(^^)

今回の観察会では残念ながら時間がなく訪れることはできませんでしたが住友大阪セメントさん所有の土地の中には、シカの影響を防ぐための柵やネットを設置している場所があります。その中では植物が順調に育っています。

(平成26年度の観察会の様子)

対馬ではツシマジカやイノシシの影響で植物の減少が深刻です。

植物が減少すると、例えばそこに棲む昆虫類が減少するなど、生物多様性の低下につながります。

何でもなさそうな「雑草」に支えられて多くの生物が生きていること、これらの生物がみんなで生態系を支えていることを、今回の観察会で実感していただけたと思います。

散策の後には湿地へ行って、生き物調査を行う予定でしたが、対馬は最近雨が降っておらず、湿地が干上がってしまっています。そこで、5月31日に湿地周辺に設置した自動撮影カメラに写った動物のチェック&痕跡調査を行いました!

今回設置した自動撮影カメラにはシカとイノシシ、ツシマテンしか写っていませんでしたが...。

参加者と一緒に歩いたルートにはヤマネコが撮影されていました!

↓2016年5月、6月撮影

以前設置していた自動撮影カメラで撮影された水鳥を捕ったヤマネコ、道路に出ているヤマネコ、繁殖期中に仲良く2匹で歩いているヤマネコといった動画や写真を紹介し、湿地に生息している小さな生物たちが鳥類やヤマネコの生息できる環境をつくっていることを感じてもらいました。

参加者のみなさんの協力により、とても充実した観察会となりました!

自然観観察の楽しみや身近な自然の大切さを伝えられるイベントが、今後もできたらいいなと思います。

自然観察会に参加してくださったみなさま、ありがとうございました!

自然観察会の後には毎月ヤマネコが確認されている上対馬町舟志にて、住友大阪セメントさんの社員さんも参加して頂き、応援団の団員さんと対馬野生生物保護センターの職員でヤマネコの交通事故防止キャンペーンを行いました!

本年に入って5月17日に峰町志多賀、志越トンネル内にて交通事故が起きてしまいましたが

これ以上少しでも交通事故が起きないよう応援団の皆さんと一緒にできることからコツコツと頑張っていきたいと思います。

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2017年05月04日ツシマヤマネコ応援団の活動【交通安全キャンペーン】

対馬 沼倉 真帆

こんにちは!対馬自然保護官事務所の沼倉です。

今回は、ツシマヤマネコ応援団の活動についてお話しさせていただきます!

 

◎ツシマヤマネコ応援団とは?

変わりゆく対馬の自然を見過ごしたくない、自分たちの手で何かをしたい・・・。

ツシマヤマネコ応援団は、そういう思いを持つ市民が集まり、

2003年4月に設立されたボランティアグループです。

ツシマヤマネコをはじめとする対馬の野生動物を守り、次世代に引き継ぐことを目的とし、

「自分に出来ることを、無理なく楽しくコツコツと」を合言葉に活動を行っています。

 

ツシマヤマネコ応援団ブログはこちら↓

http://yamanekoouendan.blog.fc2.com/

対馬市上対馬町河内では、3月30日に道路上にてヤマネコ目撃情報が寄せられました。

この場所では過去にヤマネコの交通事故が発生しており、

"事故が起こる前に何かしたい"ということで、

応援団の団員さんと対馬自然保護官事務所の職員で

交通安全キャンペーンを4月29日(土)に実施しました。

今回、交通安全キャンペーンに参加してくださった団員の皆さま、

キャンペーンの呼びかけに応じて下さった運転者の皆さま、ありがとうございました。

今後も、ヤマネコの目撃情報が多数寄せられた場所では、

突発的に交通事故防止キャンペーンを行っていきますのでよろしくお願い致します。

もしも運転中にこのようなキャンペーンを実施しているのを見かけられたら、

「この辺りにヤマネコがいるのだな」

とヤマネコの存在を意識していただければ幸いです。

【お知らせ】

今年度も舟志の森の自然観察会を開催します!

観察会のあとは上対馬町舟志の県道で交通安全キャンペーンを行う予定です。

この舟志地区では道路へ出てくるヤマネコの状況を調査するため自動撮影カメラを設置しているのですが、

最近は道路上にヤマネコが出ている様子が頻繁に撮影されています...!

2017年3月13日 6:27 

2017年3月23日 19:53 

道路下のカルバート内のネコ走りを使用している姿も撮影されています!

3月はちょうど繁殖期だったこともあり、3月1日は

8:51、9:04、13:45、18:30と同じネコ走りで確認されました。

1日に何回も撮影されているヤマネコは同じ個体でしょうか?

同じ場所で行き来して何をしている気になりますね。

このように対馬内の幹線道路では、道路上に出てくるヤマネコが確認されております。

対馬で運転の際はヤマネコやツシマテン、ツシマジカなどの野生動物が

いきなり飛び出してくることもありますので十分に気を付けてください。

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2017年04月20日ツシマヤマネコ交通事故対策

対馬 沼倉 真帆

こんにちは!対馬自然保護官事務所の沼倉です。

どうぞよろしくお願いいたします!

 

さっそくですが、4月7日に対馬市上対馬町比田勝で行われた

春の交通事故防止キャンペーンにセンター職員もつばきちゃんと一緒に参加してきました!

  

警察署や交通安全協会、県や市の職員のみなさん、市民ボランティアのみなさん、

それにろくべえくんと一緒になって、ドライバーの皆さんに向けて安全運転を呼びかけました。

 

 

ヤマネコ交通安全ステッカーとエコドライバーズマニュアルをドライバーの皆さんにお渡ししました。

 

 

「安全運転よろしくね~☆」

昨年度は、ツシマヤマネコの交通事故が過去3番目に多く、8件も発生してしまいました。

今後も少しでもヤマネコや野生動物の交通事故が減るように事故対策を進めていきたいと思います!

みなさん、対馬で運転する際は、『人にもヤマネコにも優しい運転』をお願いします(^^)

 

 

★お知らせ①★

 

平成29年度から交通事故に遭ってしまった(生死問わず)ヤマネコ情報をセンターに

連絡してくださった方に車体などに貼ることができる「マグネット」を贈呈することにしました。

 

 

夜間に車のライトが当たるとヤマネコの絵の部分が反射するようになっています!

 

☆お知らせ②☆

 

これも平成29年度からの取組みになりますが、ヤマネコの目撃情報をセンターに連絡してくださった方には、「ステッカー」をプレゼントします!

 

 

ヤマネコの目撃情報は「ヤマネコ飛出し注意」の移動式看板を設置したり、周辺でパトロール実施を迅速に実施することに繋げております。

ヤマネコの情報の収集はセンター職員だけの力ではどうしても限界があるので、地域の方々の協力が必要です!

ぜひヤマネコ見かけたらセンターに情報共有をお願いいたします!

 

対馬自然保護官事務所(対馬野生生物保護センター)の

電話番号は、0920-84-5577「はよ、ここならせ!ならせ!」です!

24時間受け付けております。(電話に出られない場合はこちらから折り返しになることもあります。なお対馬島内で使用されいているIP電話番号は384-5577です。こちらは原則8:30~17:15となります)

 

今後とも対馬野生生物保護センターをどうぞよろしくお願いいたします。

 

沼倉

http://kyushu.env.go.jp/twcc/

 

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2017年03月31日「マレ」というヤマネコのお話

対馬 アクティブレンジャー 蔭浦

対馬自然保護官事務所の蔭浦です。

あっという間に新年度ですね!振り返ると、1年間は本当に早く感じられますね。

 

秋から冬に多いとよく言われるヤマネコの交通事故ですが、

平成28年度は5月、6月(2件)、8月、11月、1月、2月、3月・・・と、合計8件ありました。

 

どれも命は助からなかったのですが、

とりわけ職員が悲しかった事故が、2月19日に起きました。

 

 

交通事故で死亡したのは、過去にセンターで保護して野生に帰ったヤマネコ「マレ」でした。

 

↑発見時の写真

  

 

※このヤマネコのお話は、以下より。

対馬野生生物保護センターHP「ヤマネコ物語」→「奇跡のヤマネコ、マレ・・・悲しい再会」

http://kyushu.env.go.jp/twcc/yamaneko/gallery/mare/mare.html

 

 

 

 

 

 


 

 

↑保護されていた時のマレ

 

 

ヤマネコを見つけたときの1本の電話で、その1頭のいのちを救えることがあります。

この物語をぜひ多くの人に知ってもらいたい・・・!

 

・・・そこで先日、対馬市のケーブルテレビを放送している対馬市CATVさんのご協力を得て、

マレのこれまでに着目した特集番組を作成しました!

 

 

 

 

↑収録風景

 

 

現在編集作業をしていただいておりますが、今後対馬島内で放送予定です!!

ローカル放送の「つしまる通信」の枠内で放送される予定ですので、

対馬在住の方はご覧いただければ幸いです(^^)

また、対馬島外の方々にも、マレをきっかけに対馬野生生物保護センターHP、AR日記などを通じて

ツシマヤマネコの現状を知ってもらえればなと思います。

蔭浦

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2017年03月15日熱い!つしまの3月

対馬 アクティブレンジャー 蔭浦

対馬事務所の蔭浦です。

 

梅の花もちらほら見られるようになり、だんだん春の気配が感じられる季節となりました。

そんな対馬。3月5日(日)に、佐護地区の千俵蒔山(せんびょうまきやま)で

野焼きが行われました。

 

 

「対馬って、野焼きするの!?」と思われるかもしれませんね。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

昔は牛を飼っている人がたくさんおり、そのエサの調達場所として千俵蒔山の草原が利用されていたそうです。農業の機械化でだんだんと牛を飼わなくなり、草原を維持する野焼きも行われなくなりました。

 

しかし、「かつての千俵蒔山の美しい草原を、後世に残したい」という、佐護地区の方々の思いから、2008年より「千俵蒔山草原再生プロジェクト」として

40年ぶりに野焼きが再開されました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 朝早くに集合します。朝日がきれい!

 

 

全員集合!整列―!

 

ヤマネコセンター職員からも、4名が火消番のお手伝いをさせていただきました。

 

 

みなさん配置について・・・

 

 

点火!

 

 

 

 

燃え広がっていきます!

 

 

無事ケガ人もなく、今年も終了です。

 

地元の文化・伝統を守るため頑張るみなさんの姿は、とてもカッコよくて、楽しそうで、

素敵だなと思いました。

 

野焼きによって保たれた草原は、昆虫やネズミたちのすみかとなり、

ツシマヤマネコを含め対馬のさまざまな生き物たちの命を支えるでしょう。

 

★千俵蒔山草原再生プロジェクト★

これまでの歴史は以下のリンクから!

~対馬佐護日記~

http://sagoku.exblog.jp/i3/

 

 

さぁ、春の芽吹きが楽しみですね(*^^*)♪

 

 

蔭浦

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2017年02月03日九州特産物リレー ~対馬の蜂蜜~【対馬地域】

対馬 福成由佳

みなさん、こんにちは!

対馬自然保護官事務所の福成です。

九州のアクティブレンジャーが各地の特産物を紹介する「九州特産物リレー」。

今回は、対馬の「蜂蜜」をご紹介します!

10月終わりごろ、ご近所の方に蜂蜜をいただきました。

なんと、巣ごと! 採れたてです。

こんな経験がなく、どうしたものか、と思いましたが

あれこれやってみて、なんとか蜜をろ過することができました☆


とてもきれい!

これまで買っていた市販のものと味が違い、とても甘く、とても濃い!

「対馬の蜂蜜は高級品」というイメージがあったので、まさかこんな形で

口にすることができるとは!本当に感謝です。

対馬での養蜂の歴史は古く、1500年前頃(つまり西暦500年頃で飛鳥時代より前の古墳時代!)

から行われていた説もあります。

江戸時代には将軍・諸大名への贈り物として利用されたり、

朝鮮使節の饗応の膳(もてなしの料理)に使用されたという記録も残っています。

山の斜面に並ぶ丸太。これは何でしょうか?

実は、「蜂洞(はちどう)」と呼ばれるミツバチの巣箱なんです!

蜂洞は、ケヤキ、タブ、スギ、マツ、ハゼなどの丸太材をくり抜き、

出入口を下に作って蓋をし、上部から蜜を採取するようにできています。

湿気から守るため、直接土の上に置かずに下に石を置いてその上に置きます。

伝統の技術を守りながら継承される蜂洞は、現在でも、対馬島内の

いたるところで見かけられます。

調査などで森に入る機会が多いのですが、どこの森でも

だいたい、いや、必ず見つけることができます。

それだけ対馬の人々の生活に深く関わっているのですね!

対馬の蜂蜜はニホンミツバチが集めたもので、全国的にも貴重なものです。

対馬のミツバチは暖かくなる2月頃から活発に飛び始め、初夏には分蜂をし、

10月のソバの開花期まで活動します。

対馬の養蜂家は10月中旬~11月上旬に1回、ミツバチが冬を越せるように

1/3だけ蜜を採ります。

貯蜜期間が長く、ゆっくりと熟成されるので、非常に濃厚な蜂蜜になるそうです!

対馬のニホンミツバチは、季節ごとに対馬の多種多様な草木から採蜜します。

そのため、対馬の蜂蜜は「百花蜜」と呼ばれ、濃度が高く、独自の風味を持っています。

対馬の蜂蜜は、観光物産協会や空港、インターネットでも販売されています。

なかなかの高級品ですが、その分味は格別です(^^)!

対馬にはまだまだ魅力のある特産品があります。

ぜひ対馬の魅力を味わいに、感じに、お越しください!

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2016年09月30日九州特産物リレー9月 ~佐護ツシマヤマネコ米~

対馬 アクティブレンジャー 蔭浦

対馬自然保護官事務所の蔭浦です!

あっというまに月末になってしまいましたが、

今月の特産物リレーは「佐護ツシマヤマネコ米」をご紹介します。

 

 

「お米って全国どこにでもあるんじゃない??」と思ったそこのあなた!

佐護ツシマヤマネコ米は日本に2種類しかいない野生ネコであるツシマヤマネコと深くつながっている、日本中でも対馬でしか作られていないお米なのです。

 

 

このお米を作っている「佐護ヤマネコ稲作研究会」では、使用する農薬を通常の半分以下に減らし、たくさんの生き物を育む環境配慮型のお米作りをしています。

 

私たちの勤務する対馬自然保護官事務所も位置している、佐護という地区でこのお米は作られています。

 

 

ちょうど9月~10月ごろが稲刈りのピークになりますので、今はおいしそうに実った稲穂が垂れている様子が佐護地区の田んぼのあちこちで見られます!

また、佐護ツシマヤマネコ米を作っている田んぼには、認定田と書かれた立て札が立てられています。

 

 

 

稲刈り時期の田んぼを見ていると、いろいろな動物が田んぼにいます。

 

稲を刈る前の田んぼは、トラクターが入りやすいよう、土が乾かされて堅くなっているためネズミなどの小動物も入ってきます。

また、稲を刈った後の田んぼには昆虫が出てくるので、キジやシギ類も虫を食べにやってくるようです。

 

↑小さくて見えにくいですが、2羽シギがいます。

何かに集中していたのか?観察中はこのままピクリとも動きませんでした(^^;)

 

 

↑チュウサギはいつも田んぼの周りにいます。

 

 

 

そんなある日、出勤前に朝の田んぼを訪れると畦にツシマヤマネコを発見!!

 

 

↑のんびりお日様に当たって座っている様子は、

なんだか見ているこちらもホッとした気持ちになります(^^)

 

 

普段人目に付かないところにいるヤマネコたちですが、本当に人間に近い場所で暮らしているのですね~。

 

そして、この日に出会ったヤマネコも減農薬田から生まれる命を食べて生きる1頭です。

 

減農薬のお米作りは、農家さんにとって苦労されることもあると思いますが

ツシマヤマネコをはじめ佐護に生きる動物たちを支える重要な取組みとなっています。

 

 

 

全国のみなさま!

ぜひ一緒に佐護ツシマヤマネコ米を食べて

対馬の自然を支える田んぼを守っていきましょう!!

 

↓詳しくは、「佐護ヤマネコ稲作研究会」のHPをご覧下さい♪

http://www.yamanekomai.com/

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2016年07月15日国境マラソンでツシマヤマネコPR!

対馬 アクティブレンジャー 蔭浦

こんにちは!対馬事務所から蔭浦です。

今回は業務の番外編ではありますが、先日73日に開催された「国境マラソンIN対馬」参加のご報告です。

 

今年で第20回を迎えるこのマラソン大会には、毎年島内外から多数の参加者が集まり、お隣の韓国からも毎年参加しに来られる方々もいます。

※これまでヤマネコセンターでは、4月に新しく勤務になったメンバーが避けて通れない「登竜門」的大会とされてきました。(ここ数年は昔ほど厳しくないようで、参加を免れる人もいます・・・)

 

 

今年は、4月から事務所に勤務している3人の方々と一緒にランナーとして参加してきました。2人はハーフ、3人は5.4kmのコースに挑戦しました。

ヤマネコの交通事故防止の宣伝も兼ね、みんなで「飛びヤマネコ注意Tシャツ」を持参しました(^^)

 

 

曇天の中、いざスタート地点へ。人が多すぎて後ろの人が見えません。

 

 

スタート!!国境マラソンは出だしから上り坂です。

 

 

ヤマネコのTシャツで参加したところ、走っている途中に

「チームヤマネコかんばれ~!」

「ヤマネコ飛び出し注意っ!」※背中に書いてあります

など声を掛けていただき、Tシャツの効果もなかなか出ていました。

沿道のみなさま、たくさんのご声援をありがとうございました!!

 

 

ハーフの時間制限は3時間でしたが、なんとかゴールできました。

 

 

 

お仕事とは別ですが、マラソン参加でヤマネコの交通事故防止もPRでき、事務所のメンバーの絆も深まった!はずです!

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2016年05月31日九州特産物リレー 5月

対馬 アクティブレンジャー 山口(貴)

 

みなさん、こんにちは!

対馬の山口です。

 

九州のアクティブ・レンジャーが毎月リレー形式で日記を繋ぐ「九州いきものリレー」を

昨年度行っていましたが、今年度もテーマを変えて今月から始めることになりました!

今年度は、「九州特産物リレー」と題し、九州の各任地ならではの食べ物や工芸品など、

アクティブ・レンジャーが伝えたい特産物をテーマにご紹介したいと思います。

 

特産物の多くは、その土地の自然や歴史と関わりの深いものです。

その土地で暮らし活動するアクティブ・レンジャーだからこそ知っている魅力も見えてくるかもしれません。

 

また、昨年度まで九州のアクティブ・レンジャーは10名だったのですが、

これまでアクティブ・レンジャーがいなかった事務所にも配置され、

今年度から総勢15名となり、より広い地域の魅力をこのリレー日記で

お伝えできるのではないかと思います。

 

ぜひ最後までお付き合いください!

 

それでは、「九州特産物リレー」スタートです(^o^)

 

 

 

対馬の紹介したい魅力は、たくさんあるのですが、

その中から今回は対馬の伝統的な保存食「せんだんご」をご紹介したいと思います。

 

さっそくですが問題です!

せんだんごとは、なにからできているでしょうか??

 

▼せんだんご

 

 

 

正解は...

 

サツマイモです!

 

対馬は90%近くが山地のため、耕地が少なく、昔からたびたび飢餓に苦しんでいました。

こうした対馬の食糧難を救うため、薩摩の地から原田三郎衛門という郷士が命がけでサツマイモの苗を

対馬へ持ち帰り、栽培が広まったそうです。

 

ちなみに、平地の少ない対馬では、昔、山を切り開きその斜面でサツマイモやソバなどを栽培する

木庭作(こばさく)と呼ばれる焼畑が行われていました。現在も山の中では、畑の跡が多くみられます。

山中にあった畑はネズミ等の小動物が多く、ツシマヤマネコ(日本では対馬にのみ生息する絶滅危惧種)

にとって絶好の餌場となっており、現在では木庭作を行わなくなってしまったこともヤマネコの減少要因

の一つではないかとも言われています。

 

▲烏帽子岳から見た対馬

 

対馬で食糧難を救ったサツマイモですが、傷みやすく長期保存が難むずかしいという難点がありました。

そこで、サツマイモを長期保存するため、考案されたのが「せんだんご」だったのです!

なんと常温で数年間保存することが可能です!

 

誰が考え出したのか、いつどこで始まったのか、わかっていませんが、先人たちの知恵の結晶です!

 

収穫されたイモを水につけ、その水を何度も変えたり、イモをくだいたり、こしたりして、

発酵させながら、でんぷんだけを抽出していきます。

この過程を詳しくお話しすると長くなってしまうので、今回は省略します。

詳しく知りたい方は「対馬 せんだんご」で、ぜひ検索してみて下さい!

そのでんぷんをこぶしで握れるほどの大きさに丸めて、乾燥させたら、せんだんごのできあがりです。

 

▲乾燥中のせんだんご

 

イモが収穫される11月に作り始め、多くの工程を経て3月にやっと完成します。

できあがるまでに、千の手がかかることから、「せんだんご」と名付けられたと言われています。

 

また、冬の一番寒さの厳しい、水の冷たい時期に作業をおこなうので、指先が凍えるとても大変な作業です。

対馬は九州の離島なので、あたたかいのでは?と思われる方も多いようですが、冬には日本海の冷たい風が

吹き込み、九州本土より2~3℃ほど気温も低く、寒いのです!

 

 

そして、せんだんごはそのままでは食べられません!

水でもどして、こねて、対馬の郷土料理になります。

 

その中でもよく食べられるのが「ろくべえ」です。

 

▲ろくべえ

ぷりっぷりの触感で、おいしいですよ~!

 

魅力たくさんの対馬に、みなさんもぜひ来てみんね~♪

 

 

次回6月は、えびのの橋之口さんと佐世保の佐伯さんです!

お楽しみに~(^^)

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