ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

RSS

対馬

64件の記事があります。

2022年04月26日ツシマヤマネコの野生復帰までの道のり

対馬 清家日向

こんにちは!対馬自然保護官事務所の清家です。

今回は、対馬野生生物保護センター(以下、センター)に保護されたツシマヤマネコ(以下、ヤマネコ)がどのようにして野生に帰っていくのかを、先日野生復帰したヤマネコの「シマト」を例にご紹介させていただきます!

今回の主役であるシマトは、地元の方からの「ヤマネコがシカのわなにかかっている」との通報から保護することができたヤマネコになります。センターに収容後、検査を行い、くくりわなによって負傷したと考えられる外傷が左前肢にあったことから、シマトのセンターでの治療がスタートしました。

 

シマトを治療している様子            ケガの様子

ケガをしたヤマネコは外傷などが治るまでは入院室という部屋で飼育されます。シマトも入院室で、傷の治り具合などを観察・治療しながら飼育されました。飼育員の方曰く「シマトは、自分の体をすぐ自らよごしてしまい、大変な子だった」とのこと。

入院室で飼育していた時のシマト

約2ヶ月半後、シマトの傷の治療は終わり、野生に帰すことができるようになりました。そしてついにシマトは野生に帰りました!

とはいかず、ここからシマトは野生復帰ケージという場所で野生復帰への最終確認を行います。

ここでは、ケガなどの影響がヤマネコにないか、捕食能力がしっかりあるかを確認します。ここでの確認を怠ってしまうと、まだ野生に帰れるほどケガや運動能力が回復していないヤマネコを野生復帰させることになり、逆に命の危険にさらしてしまう恐れがあります。この工程は、保護したヤマネコを野生に帰すための大切な工程になります!

シマトはこの訓練で生きたアカネズミを見事に捕食し、歩様などにも異常がみられなかったことから、野生下でも問題無く生活出来ると判断されました。

 

野生復帰ケージ                  丸印のネズミに忍び寄るシマト

                         このあと見事に捕食しました

そして4月15日。ついにシマトの野生復帰の日がやってきました!

シマトはキャリーから出ていくと、一目散に山へ走っていきました。

 

キャリーからでてくるシマト            駆け抜けていくシマト

   ※体の白い部分は治療の為に毛を剃った部分になり、ヤマネコの健康に影響はありません

交通事故や錯誤捕獲でケガをしたヤマネコは、無事保護することができればシマトの様に治療~野生復帰までを行うことができます。

万が一、対馬でケガをしたヤマネコを見かけた際はすぐに対馬野生生物保護センター(0920-84-5577)までご連絡をお願いいたします。1頭でも多く、シマトのように元気に自然へ帰れるヤマネコを増やすためにも、皆様、ご協力のほどをお願いします!

☆シマトの放獣の様子がセンターのインスタグラムでもアップされています!☆

以下のリンクから投稿へとぶことが出来ます。こちらも確認してみて下さい。

<https://www.instagram.com/reel/CchRJNdgKiD/?igshid=YmMyMTA2M2Y=>

※外部のサイトへとびますのでご注意下さい。

ページ先頭へ↑

2022年04月08日ツシマヤマネコ再び野生へ 【対馬】

対馬 引地稜

初めまして!

ご挨拶が大変遅れて申し訳ございません。令和3年の4月から対馬自然保護官事務所厳原事務室でアクティブレンジャーとして勤務している引地稜と申します。

令和4年2月23日にケガの治療をおこなっていたツシマヤマネコを放獣しましたので、報告します。

このツシマヤマネコ(Mn-102:うねくん)は令和4年2月2日に市民の方から錯誤捕獲(シカやイノシシを捕まえるために設置された罠にヤマネコがかかってしまうこと)の通報を受け、保護したヤマネコになります。

対馬野生生物保護センターでの検査の結果、右前肢に錯誤捕獲された時に負傷したと考えられる外傷があり、対馬野生生物保護センターで治療をおこなっていました。

保護現場 くくりわなにかかったうねくん

豊玉町仁位で保護、オスの成獣(3500g)

そして無事治療が終了し、保護した場所の近くで放獣をおこないました。

放獣当日 環境省職員と発見者の方でうねくんの放獣を見守りました

勢いよく山の傾斜を駆け上るうねくん

放獣後はヤマネコが野生に帰った後も無事に過ごせているかを調べるため、

追跡調査をおこなっています。追跡調査は、ヤマネコに首輪型発信機をつけ、

発信機から発信される電波を元に追跡する、ラジオテレメトリー調査という方法で

おこなっています。

首に取り付けられた発信機

首輪のベルトの色はオレンジ色と灰色で、灰色の部分が反射素材になっており、

車等の光が当たると強く光り事故防止になっています。

ツシマヤマネコの錯誤捕獲は毎年発生しており、特に冬季の繁殖時期に多く発生する傾向があります。もし、ツシマヤマネコがわなにかかってしまった場合や、錯誤捕獲を発見した際には、ケガの治療や健康状態の確認等のためにも、迅速な通報のほどよろしくお願いいたします。電話番号は

対馬野生生物保護センター 0920-84(はよ)-5577(ここならせならせ)(24時間対応)

なお、環境省では、錯誤捕獲などツシマヤマネコへの影響に配慮した効率的なシカ捕獲方法の開発や普及を進めています。また、鶏舎への侵入は侵入口を防ぐことで防止できること、わなに魚を入れないこと等、ツシマヤマネコの錯誤捕獲防止のための各種情報提供や普及啓発も行っていますので、お問い合わせください。

シカパンフレット

引地

ページ先頭へ↑

2021年08月12日ドングリ植樹地で下草刈りを行いました!【対馬】

対馬 池田俊寛

みなさん、はじめまして!

この4月から対馬自然保護官事務所で勤務しています

アクティブレンジャーの池田です。

今回はドングリ植樹地での下草刈り作業についてご紹介します。

2021年7月31日に国指定舟志ノ内鳥獣保護区内のドングリ植樹地で下草刈り作業を行いました。ドングリ植樹地とはツシマヤマネコの餌資源となるネズミ類の生息場所保全を目的として、2018年にドングリの木を植樹した場所です。ドングリの木を植樹して以来、植栽木が大きくなるまで毎年下草刈りを行っています。

今年度はツシマヤマネコ応援団団員2名、環境省職員5名の計7名で下草刈り作業を行いました。ツシマヤマネコ応援団とは、環境省対馬自然保護官事務所の活動サポート等に取り組んでいるボランティア団体です。


炎天下の中、ドングリの木と雑草木を見分けながら、誤伐をしないように慎重に下草を刈っていきます。

およそ1時間半作業を行い、雑草に埋もれていたドングリの木に日光がよく当たるようになりました。ドングリの木の生長も確認できました。

最後はツシマヤマネコ応援団団員と環境省職員で記念撮影を行いました。

ツシマヤマネコ応援団の皆さんご協力ありがとうございました!

ページ先頭へ↑

2021年02月22日ツシマヤマネコの放獣をおこないました!

対馬 清家日向

こんにちは!

対馬自然保護官事務所の清家です。

先日、ケガの治療をおこなっていたツシマヤマネコを放獣しましたので、ご報告します。

このツシマヤマネコは1月16日に錯誤捕獲の通報をうけ、保護したヤマネコになります。

センターでの検査の結果、錯誤捕獲される前に負傷したと思われる傷が背中に見つかり、

治療をおこなっていました。

↑保護された、オスの成獣。入院室での様子。

そして、2月3日に無事治療が終了し、保護した場所の近くで放獣することができました!

↑放獣当日の様子。治療のために背中の毛を刈っているため背中が白くなっています。

放獣の際は、元気よく走っていったので安心しました!

↑勢いよく飛び出すヤマネコ。

しかし、放獣したからといってすべてが終わった訳ではありません。

このヤマネコが野生に帰った後も無事に過ごせているかを調べるため、

現在、追跡調査をおこなっています。追跡調査は、ヤマネコに首輪型発信機をつけ、発信機から発信される電波をもとに追跡する、ラジオテレメトリー調査という方法でおこなっています。

対馬野生生物保護センターでは、24時間ツシマヤマネコの通報対応を行っています。

対馬野生生物保護センター(0920-84-5577)

「道路で倒れていたのはヤマネコじゃないか」、「仕掛けていたワナにヤマネコがかかってしまった」、

「今朝ヤマネコを見かけたが、ケガをしているようだ」、「〇〇でヤマネコを見かけた」などなど、、、

みなさまの通報がツシマヤマネコを助ける大きな情報減になります。

ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

ページ先頭へ↑

2020年09月24日高校生とツシマヤマネコ事故防止の普及啓発動画を撮影しました!

対馬 中本合海

対馬自然保護官事務所厳原事務室の中本です。

高校の授業の一環で、ツシマヤマネコの交通事故防止及び、交通事故発生時のための普及啓発動画の撮影を行いました。

もしツシマヤマネコを車で轢いてしまった場合、どういった行動をとれば良いのか、万が一罪に問われることがあるのか否か、分かりやすく伝わるような動画です。

では、実際に事故が起きてしまった場合、どうすれば良いのか改めておさらいしましょう。


まず、ヤマネコを轢いてしまった、若しくは轢かれたヤマネコを発見した場合は、車を安全な位置に停車して

ヤマネコ緊急ダイヤル0920-84-5577(はよ-ここならせならせ)にご連絡ください。24時間対応で聞き取った情報をもとに職員が現場に駆けつけます。

誤って轢いてしまっても罪に問われることはありません。

迅速な通報によりヤマネコの命が助かる可能性もあります。

▲プロのカメラマンのアドバイスのもと撮影する高校生


▲前日台本をしっかり頭にたたき込んできた加藤AR

撮影の後はみんなでヤマネコ看板周辺の除草を行いました!車道を走る車から見えるように広い範囲をきれいにします。

▲夏のあいだに勢いが増した植物たちも、高校生の若い力であっという間にすっきりきれいになりました!

動画が完成するのが楽しみです。高校生の皆さん、ありがとうございました!

ページ先頭へ↑

2020年09月18日ツシマウラボシシジミの植栽観察会【対馬】

対馬 清家日向

こんにちは!

対馬自然保護官事務所の清家です。

9月12日に対馬高校ユネスコスクール部員の皆様が行った

ツシマウラボシシジミ植栽観察会に私たち対馬事務所の職員も同行させていただきました。

ツシマウラボシシジミは対馬の上島にのみ分布する日本固有種のチョウで、

絶滅危惧ⅠA類に登録されています。

現在、日本でもっとも絶滅が危惧されるチョウであり、特徴として

翅裏に白の地に黒い目立つ斑紋があります。

この観察会ではツシマウラボシシジミの保護区で観察と食草の植栽を行います。

こちらが保護区内で、

こちらが保護区外になります

見比べていただくと下層植物の生え方が全く違うことがお分かりいただけると思います。

シカの食害によって保護されていない場所の下層植物はほとんどやられてしまっています。

保護区内で対馬市職員の方から

ツシマウラボシシジミの生態や食草、サナギの見つけ方などを

レクチャーしていただき、いざサナギ探しの始まりです!

見つかりました!

となりの指と比べるとかなり小さいのがお分かりいただけると思います。

サナギ探しの次は、ツシマウラボシシジミの食草を保護区内に植栽していきます。

これらヌスビトハギなどの食草は、対馬高校の皆様が育てられたものになります。

日があたる場所に1苗ずつ植えていきます。

なんと!作業中にツシマウラボシシジミの卵や

撮影はできなかったのですが成虫のメス個体も確認できました!

卵は肉眼でもなかなかとらえることが難しいほどに小さいです。

今回の観察会では色々なことを学ぶことができました。

対馬市職員の皆様、対馬高校の皆様、ありがとうございました!

ページ先頭へ↑

2020年09月11日職場体験を受け入れました【対馬】

対馬 小川美香

こんにちは。

対馬自然保護官事務所の小川です。

この夏、対馬市内の東部中学校と佐須奈中学校から

計3名の職場体験を受け入れました。

新型コロナウイルス感染予防対策をしながらの体験となったため

取り組んでもらえない業務があったり

学校での開催になったりしましたが、

限られた時間の中で精一杯がんばってくれました。

対馬自然保護官事務所では

地元の小中学校を中心に「ヤマネコ教室」という

出前授業をおこなっているため、

ほとんどの中学生はツシマヤマネコについての知識はバッチリ。

そんな中学生に少しでも新しい発見をしてもらうため、

今年の職場体験では、ツシマヤマネコ以外の生き物からも

対馬の生態系について考えてもらいました。

作成してもらった普及啓発物は、

早速ビジターセンターで活躍しています!

▲ツシマウラボシシジミについてのポスター

▲対馬のどんぐりについての解説

▲特定外来生物オオキンケイギクについてのポスター

▲ペットについてのポスター

普段はなかなか作成できない、

心のこもった手書きポスターを作ってもらえて、とっても嬉しいです!

3日間お疲れさまでした。

楽しい時間を、ありがとうございました!

ページ先頭へ↑

2020年08月12日ツマアカ女王バチ市民駆除大作戦の結果ご報告

対馬 加藤憲伸

初めまして、この4月から対馬自然保護官事務所厳原事務室ARとして働かせていただいております、加藤と申します。

 今回は対馬での「ツマアカ女王バチ駆除大作戦」の結果についてご紹介します。"ツマアカ"とは、ツマアカスズメバチのことで、西はアフガニスタン東は台湾までを自然分布域とする特定外来生物のスズメバチです。日本では2012年にこの対馬で初めて働き蜂が確認され、日本では対馬でのみ定着しています。

 ツマアカスズメバチに限らず、特定外来生物はそこに生息する在来種の生態を脅かします。例えば、小笠原諸島の父島・母島で野生化したグリーンアノールは、絶滅危惧ⅠA類に指定されているオガサワラシジミなどの在来種を捕食し被害を与えています。

 ではツマアカスズメバチの場合はどうかと言いますと、ツマアカスズメバチは対馬で養蜂に用いられているニホンミツバチを捕食します。ニホンミツバチによって作られる蜂蜜は非常に貴重で、その糖度の高さから卸値が一升あたり2万円を超えることもあるそうです。そのため、ツマアカスズメバチの防除は在来種を守るだけでなく、対馬の伝統を守るための取組みでもあります。

▲対馬の養蜂で用いられる蜂洞(はちどう)。対馬では至る所に設置されている。

 この取組みの一環として行われているのが、今回ご紹介する「ツマアカ女王バチ市民駆除大作戦」です。この作戦は、冬眠明けに活動を開始する女王バチを捕獲の対象として、市民の皆様にこれを捕獲するためのトラップを仕掛けていただくというものです。

▲穴を空けたペットボトルにカルピス・水・ドライイーストを混ぜた物を木に吊す。

 穴の部分が返しになっており一度入ったツマアカスズメバチは外に出られず溺死する。

今年も多くの方にご協力いただき、対馬全島で推定3,800匹のツマアカ女王バチを捕獲することが出来ました。この場をお借りしてお礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

 さて、この結果の評価をしますと、昨年捕獲されたのは約12,000匹だったので、この数字を見ると昨年に比べて生息数がかなり減少しているのではないかと期待できそうです。昨年は台風等の悪天候が重なり、木の上に作る巣の多くが壊されたのではないかと思われ、これが今回の結果に大きな影響を与えていると考えています。これをチャンスと捉え、対馬の豊かな自然とニホンミツバチを守るため、本種の防除により一層取り組んでいきたいと思います。

 

ページ先頭へ↑

2020年08月08日ツシマヤマネコの錯誤捕獲がありました

対馬 清家日向

みなさん、はじめまして!

この4月からアクティブ・レンジャーになりました清家(せいけ)です。

これからよろしくお願いします!

6月1日に今年度1件目となるツシマヤマネコの錯誤捕獲が発生してしまいました。

罠に入ってしまったヤマネコをセンターで検査したところ、2017年度に2度

錯誤捕獲されたMw-78と判明し、今回で通算3度目の錯誤捕獲になってしまいました。

幸いにも発見者の方のすばやい通報もあり、ケガもなく、その日のうちに捕獲された場所の近くに放獣できました!

現在、対馬でツシマヤマネコの錯誤捕獲を減らす、または、

錯誤捕獲されてしまっても無事野生へ帰す為に様々な普及啓発活動を行っています。

その1つにこのようなパンフレットがあります。

対馬事務所では、2018年度より対馬市や長崎県と連携し、ツシマヤマネコへの影響や

錯誤捕獲を防止しつつ、効率的にツシマジカを捕獲できる手法の検討・開発を行っており、

このパンフレットはその方法や実証、試験の結果をまとめたものです。

誤ってヤマネコを捕獲してしまい、それを環境省の方へ通報していただいたとしても

罪に問われることは絶対にありません。

むしろその通報によってヤマネコが生き延びられることもあります。

万が一、ヤマネコを錯誤捕獲してしまった際は

対馬野生生物保護センター(0920-84-5577)

までご連絡下さい。

対馬市内の狩猟者の皆様、なにとぞご理解とご協力のほどお願いいたします。

ページ先頭へ↑

2020年07月23日対馬の養蜂と特定外来生物ツマアカスズメバチ

対馬 小川美香

こんにちは。対馬自然保護官事務所の小川です。

突然ですが皆さん、対馬では養蜂が盛んなことをご存知ですか?

対馬のおいしいものを聞かれたら、私はまず「ハチミツ!」と答えます。

日本にはセイヨウミツバチとニホンミツバチの2種類のミツバチがいますが、

対馬は、ニホンミツバチしか生息していない珍しい島です。

この島では、丸太をくり抜いた「蜂洞(はちどう)」を使って、

ずっと昔からニホンミツバチの養蜂がおこなわれてきました。

島のあらゆる場所で見かける蜂洞。島民の数より多いという噂も・・・

島のあらゆる場所で見かける蜂洞。島民の数より多いという噂も・・・

ニホンミツバチは様々な花の蜜を集める特性があり、その蜂蜜は

優しい甘さとコクと香りの何とも例えがたい最高の味わい。

まさに、味の宝石箱や~~~です。

話を戻します。

対馬の人にとって蜂蜜は、単なるおいしいものではありません。

時にそれは「薬」にもなります。

少なくとも小川家では、風邪をひいたらまず蜂蜜湯を飲み、

ニキビ・口内炎・唇の荒れなど、あらゆる炎症に蜂蜜を塗ります。

乾燥肌の妹は「蜂蜜パック」なんてことをします。贅沢者め・・・。

このように、古くから対馬の生活に根づいている蜂蜜ですが、

ニホンミツバチからの採蜜量はとても少ないため、

対馬の人でも簡単に入手できるわけではありません。

というわけで、

我が家ではニホンミツバチを飼いはじめました。

我が家の蜂洞。丸太くりぬき型ではなく、師匠オススメの重箱型を使っています。

おしりをぷりぷりさせながら蜜や花粉を集めるミツバチは

とっても可愛く、いつまででも見ていられます。

両脇に花粉団子を抱えて帰ってきたミツバチ

じっと観察していると、いろんな生き物が集まっていることに気づきます。

蜂洞の陰にナメクジが隠れていたり、

ミツバチが落とした花粉を持っていくアリがいたり。

そしてついに

あいつがやって来ました。

黒っぽい体に黄色い足が特徴の特定外来生物、ツマアカスズメバチです。

ぶううううんと重低音を鳴らしながら蜂洞に近づいたかと思うと、

ぱっとミツバチを捕まえて去って行きました。

何が起こったのかわからないほど、一瞬の出来事でした。

しばらくするとまたやって来ました。

今度は巣の入り口で、ミツバチが出てくるのを待ち構えています。

それに気づいたミツバチは、巣の中に隠れて出てきません。

丸太くりぬき型の蜂洞の場合、入り口が大きいため

ツマアカスズメバチが中に入ってミツバチを捕ってしまうそうです。

私の師匠が重箱型をオススメする理由の一つがこれです。

最終的には私が追い払いましたが、

近くにツマアカスズメバチの巣があることは確かです。

私のかわいいミツバチちゃんは日々狙われています。

無事おいしい蜂蜜にありつけるでしょうか・・・。

環境省では、対馬自然保護官事務所厳原事務室が中心となって

ツマアカスズメバチ対策をおこなっています。

近況は厳原事務室新米ARの初投稿をお待ちください!

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ