ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年09月21日【イベント報告】ヤマネコ探偵になろう!

対馬 アクティブレンジャー 蔭浦

こんにちは、対馬事務所アクティブレンジャーの蔭浦です。

遅くなってしまいましたが、夏休みに棹崎公園で行われたイベント、

「棹崎ヤマネコ探偵団」の調査結果報告です(^^)

 

このイベントは7月22日(土)、8月26日(土)の2回に渡って行われ、

対馬野生生物保護センター(以下、ヤマネコセンター)がある棹崎公園内にいる野生のツシマヤマネコたちを、参加者自ら仕掛けた自動撮影カメラ(無人で写真や動画が撮影できる装置)で見つけてみよう!というものです。

7月に設置されたカメラを8月イベント時に回収し、合計4名の子どもたちが参加してくれました。

また、ヤマネコセンターの夏期実習に参加中であった島外の大学生たちも

「探偵団リーダー」として協力いただきました。

 

↑まずは、カメラの使い方を習います。

 

 

 

 

  

↑配られた地図をもとに、3チームに分かれてカメラの回収へ。無事にミッションクリア!!

 

 

 

↑実は森の中の他に、センター裏のこんなところにもカメラをおいてみたりして・・・。

 

 

 

 

さてさて、いったいどんな動物が撮影できているでしょうか?(@0@)

ターゲットのヤマネコは写っているのか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑回収したカメラのデータをみんなで確認します。

・・・あ!これはもしかして!!?

☆ 撮影された動画の一部を、以下からご覧ください ☆

IMAG0004.AVI

IMAG1044.AVI

PICT0007.ASF

IMAG0010.AVI

IMAG0020.AVI

IMAG0026.AVI

 

 

いつもは見られないけど、実はすぐそばに野生動物たちが暮らしていることを、実感してもらえたかなと思います。

みなさんのお家の庭にも、夜な夜ないろんな動物たちが来ているかもしれませんよ?

 

 

以上、ヤマネコ探偵団総隊長からのご報告でした。

 

 

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2017年09月19日よくある質問Q&A【Q.山に携帯トイレを持って行った方が良いですか?】

屋久島国立公園 屋久島 池田 裕二

A.年間を通じてよくいただく質問です。

屋久島では携帯トイレ使用のご協力をお願いいたしております。

山にし尿を残さないこと、山岳部トイレの維持管理で人力でのし尿搬出作業の軽減となること、山岳部トイレの待ち時間が軽減されること、などの観点から携帯トイレの利用推進を行っております。

携帯トイレの認知度は年々増えてきており、ガイドブックにも掲載されるようになったほか、お問い合わせ件数も増えてきたことを実感します。

登山の当日は出発前に宿泊所にてトイレを済ませていただくことはもちろんですが、携帯トイレを登山の「お守り」として携行することをおすすめいたします。

もしそのお守りを使わなくても、数年間の品質保持期限をもつ携帯トイレはそのまま防災グッズになります。ご自宅や勤務先などで保管してください。

★携帯トイレの携行を特におすすめする人気のトレッキングコース

・縄文杉トレッキング

最短往復コースでも約22kmと長いコース。トロッコ道と言われる森林軌道沿いには既存のトイレが2か所ございますが、未舗装で本格的な登山道が始まる大株歩道入り口から縄文杉までの時間にして往復約4時間はトイレがございません。途中の3か所の休憩スペース、翁杉、大王杉下水場、大王杉上の3点に携帯トイレブースが設置されています。どちらもお昼休憩をとる方が多い休憩スペースから少しだけ離れたところにございます。

・宮之浦岳、黒味岳など。

宮之浦岳は往復18km、登山口と登山口近くの淀川小屋にはトイレがございますが、往復の間の約16km、時間にして78時間の区間についてはトイレが無く、携帯トイレブースが2か所のみございます。

特に山頂近くでお昼休憩をとったあと、帰りにトイレに行きたくなるケースがございます。そのようなときは翁岳(1基)または花之江河携帯トイレブース(2基)をご利用いただけます。

距離も長く、標準コースタイムも往復で10時間以上と長いので、携帯トイレがあると心強いですね。

・太忠岳、ヤクスギランド1150分コース

ヤクスギランドの一番長い150分コースのちょうど半分に当たる蛇紋杉の手前に携帯トイレブースがございます。空高く巨岩がそびえる山頂が魅力の太忠岳は、ヤクスギランドの携帯トイレブースから奥の登山道を歩きますが、ここから往復約5kmの道のり、時間にして約4時間はトイレがございません。

・白谷雲水峡

苔むす森や太鼓岩で人気の白谷雲水峡は登山口から1時間半ほど歩いたところの山小屋内に既存のトイレがございます。小屋の近くには携帯トイレブースもございます。しかしながら既存トイレの利用者数の多さから、人力でのし尿搬出量が多い場所です。維持管理の負荷軽減のためにもぜひ携帯トイレのご利用にご協力ください。

各登山口には使用済み携帯トイレ専用の回収箱が設置されております。

よくある質問Q&AQ.携帯トイレはどこで買えますか?】

A.屋久島の中では、ホテルの売店や主要なお土産店、登山用品レンタル店などで携帯トイレを購入できます。トレッキングの前日までにはそろえておきたいですね。

また、お住まいのエリアのお近くの登山用品専門店や通販サイトで購入することができます。

メーカーや入り数により異なりますが、お値段は500円から1000円ほど。重さも100gを切るものからございます。

登山のお守りに1人1個、ご用意ください。

※注意※

登山中にトイレにいくことを我慢して、行動中の水分補給を控えた場合、脱水症状が起こる可能性があります。足がつる症状や、頭痛や意識がもうろうとするなど、場合によっては自力下山ができないほどの状態になる危険がございます。

下山するまで便意を我慢して、トイレのことしか考えず山の景色を楽しめない、というのも悲しいですね。

安全面や、楽しいご旅行のためにも決して水分補給やトイレに行くことは我慢しないでください。

また、利尿作用の高いコーヒーや緑茶の飲みすぎはトイレに行きたくなる元となりますので過度な摂取はおすすめできません。山で飲むコーヒーは美味しいですが、適度に飲むのがスマートです。ホテルの朝食バイキングなどでもコーヒーや紅茶をお代わりしてしまいたくなりますが、山に登る前なら控えましょう。

中には朝の体調がよくないと感じつつも無理して登山してしまう方もいらっしゃるようです。健康状態によっては登山を中止する、またはコースを短めに変更するなど、無理のないご計画を。

★★★山のトイレのポイントまとめ★★★

●携帯トイレをしっかりと準備する

●出発前にトイレは済ませておく

●適度な水分補給をする

●トイレに行きたいときは我慢をしない

●体調不良時には無理をしない

携帯トイレをスマートに利用し、快適な登山を楽しみましょう!

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2017年09月13日「長陽大橋」開通!【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 阿蘇 大津 花

8月27日、長陽大橋が開通しました!

熊本市・大津方面から阿蘇地域へはこれまで、

ミルクロード・俵山トンネルルートの2通りでした。

新たに3つめのルートが開通し、迂回や渋滞が解消されはじめています。

長陽大橋によって特に南阿蘇方面へ行きやすくなりましたよ!

阿蘇へのアクセスマップはこちらで確認してみてください!

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阿蘇地域アクセスルートマップ 長陽大橋開通記念版

http://www.qsr.mlit.go.jp/bousai_joho/tecforce/pdf/asoaccess

国土交通省 九州地方整備局 平成29年8月27日時点

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まだ応急復旧ではありますが、車は毎日安全に通っています。

歩道もあるので、自転車も通行することが出来ますよ!

橋からは、これまで近くでは見ることのできなかった

地震の爪痕も見えます。

黒川と白川の合流地点に火山地形が生み出す「柱状節理」は、

大きな被害を受けていましたが、今回道路沿いに見ることが出来ました。

橋の工事は、24時間体制で進められたそうです。

橋には地域の方からの「ありがとう」の横断幕も掲げられていました!

自然豊かな場所には、自然の脅威もつきものです。

それでも、一歩一歩、復興の動きを感じます。

現在閉鎖中の阿蘇吉田線(県道111号線)も10月4日に開通するとの報道がありました。

これで、阿蘇駅~阿蘇山上(阿蘇火山博物館・草千里など)~南阿蘇が一直線につながります!

秋の行楽シーズンは、ぜひ阿蘇へ!

これからは秋風にたなびく草原や、その次はススキが見頃です!!!

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2017年09月11日アクティブレンジャーの仕事~夜のいきもの調査編!~【徳之島地域】

徳之島 奄美管理者

皆さん、キューガメーラ(こんにちは)!

徳之島自然保護官事務所・アクティブレンジャーの立尾です。

今回は、当事務所の主要業務のひとつである、夜のいきもの調査(夜間ルートセンサス)についてご紹介します!!

夜間ルートセンサスとは、夜の林道を車で走り、出会ったいきものの種名や数を記録し、生息分布域を知る手がかりとするものです。

...徳之島といえば!

ここにしか生息していない希少な動植物が数多く見られるいきものパラダイス!ただ、希少動物の多くは夜行性であり、彼らに会えるのは日が暮れてからの時間帯のため、早寝早起き生活が基本の私にはやや辛くもあります。

とはいえ、いきいき躍動する彼らに会うと元気が出ないはずもなく、やはり楽しい時間です! 

自然保護官(レンジャー)と自然保護官補佐(アクティブレンジャー)の2人1組で行うこの調査、日没後に島内全12ルートを北部・中部・南部に分け、月に3度、違法盗掘等のパトロールを兼ねて巡ります。

業務終了後は急いで帰宅、早めの夕食を手短に済ませ、再び職場に戻り出発です!

必須アイテムは記録用紙にGPS、そして暗闇を照らすライト。いきものを撮影するためのカメラも忘れてはなりません。

設定コースを時速10~20km程度で走行し、夜の林道をくまなく照らしながら生き物を探します。アマミノクロウサギやトクノシマトゲネズミ、アマミハナサキガエル等は路上にいますが、樹上にはリュウキュウアカショウビンやケナガネズミ等も!