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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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雲仙天草国立公園 雲仙

32件の記事があります。

2015年01月14日雲仙岳・島原半島の一押し風景【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 アクティブレンジャー 瀬戸口

あけましておめでとうございます。雲仙の瀬戸口です!

本年もよろしくお願いいたします!

連日当たり前のように表示される氷点下の気温に、1日100回くらい「寒い(><)」を

連発しておりますが、寒いからこそ見られる冬の芸術作品を見たくて、ウロウロ歩きまわっております!
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(地獄の噴気に負けません、真っ白くなったけどアカマツです♪)
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さて、今日は島原半島の美しい景色の紹介です。私も日記で"島原半島は三方海に囲まれて・・・"という表現を、ちょこちょこ使っていますが、海に囲まれているからこそのおすすめの景色を紹介いたします!
(現在募集中の「島原半島の魅力~雲仙岳百景~フォトコンテスト」の応募作品から)
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(左上:飛行機から眺める島原半島、右上:仁田峠第二展望所から、

左下:南有馬町白木野の棚田、右下:妙見岳途中の登山道から)

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海は広い~な~♪大きい~なぁ~♪の歌のとおり各方面の海の美しさを実感します。

快晴時や霞が少ない日には、佐賀県、熊本県、大分県、鹿児島県まで見渡せるのです!今までラッキーな日には、モクモクと上がっている阿蘇山や桜島の噴煙が見えました!


・・・ということは、逆転の発想をすると・・・各県から雲仙岳が見られるかも・・・?

そうなんです!見えるんです!

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各地から雲仙岳のぽっかり浮かんで、雲仙岳・島原半島が見られます!

海の真ん中にヒョイ!と顔を出してくれる姿が見られるは、島原半島のもう一つの魅力です^^
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(左上:天草沖のイルカウォチング船から、右上:熊本県宇土半島から

左下:諫早市白木峰から、右下:佐賀県太良町から)
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島原半島内で見られる美しい風景の魅力に加え、半島内から海、そして対岸を眺めるパノラマの魅力、

そして対岸から眺められる海と島原半島のセットの魅力。島原半島に旅行する方々は、この3つの魅力が楽しめるのです!

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三方海に囲まれた島原半島ならではの魅力を今後も探し続けます^^

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2014年12月25日フェスティビタス・ナタリスで展示してきました【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 雲仙 アクティブレンジャー 瀬戸口

こんにちは!雲仙事務所の瀬戸口です!

事務所周辺も冷え込みが厳しく、ブルブル毎日震えていますが、島原半島ならではの異なる泉質の温泉 (塩化物泉、硫黄泉、炭酸泉など)が楽しみで「どこの温泉に入ろうかな~♪」と考えているうちに寒さを忘れる、そんなジオの恵み(大地の恵み)を感じる毎日を過ごしています^^

さて、先日のパークボランティア(PV)活動では、フォトコンテストの審査協力と国立公園「雲仙」指定80周年&島原半島世界ジオパーク認定5周年記念の南島原市のイベント"フェスティビタス・ナタリス"での展示・広報を行いました。

午前中のフォトコンテスト審査協力は、諏訪の池ビジターセンターの一室にて行いました。100枚以上の応募写真を1枚1枚、PVの方々にご覧頂き、「感動して島原半島に行ってみたくなるかどうか」を判定して頂きまます。

その日の諏訪の池越しの雲仙岳の姿は、雪化粧で勇ましく、いつもよりイケメンのように感じました!雲仙岳が大好きなPVの皆さんもカメラにおさめられていました^^
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(諏訪の池越しの雲仙岳)

午後からは、南島原市のイベント"フェスティビタス・ナタリス"に参加しました。

このイベントは、戦国時代に日本で初めて北有馬町に設立されたキリスト教の学校「有馬セミナリヨ」で行われていたとされる、クリスマスイベントを再現したもので、その当時にタイムスリップしたような心暖まるイベントなのです!
会場ではPVの皆さんと、フォトコンテストの受賞作品の展示紹介やチラシ配布を行いました。

当時の南蛮料理を再現したもの(パエリヤ)や、北有馬町の農産物で作った美味しいものを頂きながら、約30mの巨大クリスマスツリーの下、広報活動しました。

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(左上:南蛮料理、右上:ステージ看板、左下:展示ブース、右下:巨大クリスマスツリー)

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日が落ちると、当時の南蛮の衣装で着飾った南蛮行列が町を練り歩き、PVの皆さんと後ろを歩きました。

南蛮行列の中には、武士やセミナリヨの生徒など、和洋の様々な格好をされた方がいました。

行列の先頭には、当時のキリシタン大名・有馬家の27代目当主(京都ご在住)を発見しました!

(南蛮行列の様子)

島原半島ならではの異国文化が花開いた戦国時代のクリスマス気分を味わいました♪

後日、フォトコンテストにご応募頂いた方から「フェスティビタス・ナタリスの展示を拝見し応募しました。」と、お手紙を頂きました!

とても嬉しく、やりがいに繋がる1日になりました!

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2014年10月30日島原半島ツーデーウォーキング&フォトコンテスト折り返し【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 雲仙 アクティブレンジャー 瀬戸口

こんにちは!雲仙の瀬戸口です!
日が暮れるのが早くなり肌寒い雲仙ですが、紅葉は暖色の色彩で見頃を迎えております!

先日、パークボランティア(以下PV)の皆さんと「島原半島ツーデーウォーキング」に参加いたしました。
このイベントは、国立公園「雲仙」指定80周年と島原半島世界ジオパーク認定5周年の記念で、半島3市の10km程のコースを歩くイベントです。
PVは「小浜さるくコース」に参加し、沿道の清掃活動をしながら歩きました。
( 島原半島ツーデーウォーキング⇒http://www.shimakanren.com/events/detail/1295 )

集合場所の橘神社で、千々石(ちぢわ)町の棚田から作られた、
新米おにぎり弁当が配られました!
千々石の新米と、有明海の海苔、おにぎりの具の1つには、
スローフード国際協会(イタリア)から認定された「雲仙こぶ高菜」も入っていました。
ジオフード三昧のお弁当で、心もお腹も満たされてスタート!
新米が作られた、千々石の棚田の風景を見ながら歩きます。



普段は国立公園の雲仙温泉街や諏訪の池の清掃活動をして頂いているPVさん。今回は国立公園を出て、海沿いでの活動です。
PVの皆さんに「今日は長距離なので、ゴミ拾いは簡単にでいいですよ~」と
声掛けをしましたが、PVの皆さんは目に入ったゴミは見逃しません!
国立公園区域外であっても変わらない姿勢に、とても心強く思いました!

歩いてちょいちょい振り返ると、雲仙岳の山々がチラリ^^
島原半島は雲仙岳を中心とする半島で、360度様々な角度から見渡せます。

昭和はじめ、小浜鉄道が通っていた跡の歴史感じる緑のトンネルを抜けると、
きらきらした海(橘湾)が広がります!
ウォーキングの途中では、ジオガイドさんのジオサイト(旧小浜鉄道跡・六角井戸)の紹介をお聞きしながら、休憩です。
休憩後もPVの皆さんは次々とゴミを拾い、いつの間にか大きいゴミ袋は、
一人一つでは足らない程になっていました。



★旧小浜鉄道跡:国立公園が指定された頃(昭和2年~昭和13年)、小浜~愛野間を鉄道が走っていました。現在は国道として通行出来るようになっています。
★六角井戸:弘法大使が杖で突いて水が出るようになり、水不足を救ったと言われる場所。海が間近なのに、真水が出るのが不思議です。

街中至る所で蒸気が噴き出す小浜温泉街。
日本一長い足湯がある“ほっとふっと105”がゴール地点でした。
ゴールに着く頃には、6人で8袋分のゴミが集まっていました!

無事ゴールした後は、小浜温泉観光協会の一室をお借りして、
現在実施中のフォトコンテスト応募作品の審査協力を行いました。
観光協会さんからのコーヒーのおもてなしと、橘湾の夕日のお出迎えで癒されました。



6月から来年1月まで実施している「島原半島の魅力~雲仙岳百景~フォトコンテスト」。( 詳細はこちら⇒http://c-kyushu.env.go.jp/pre_2014/0611a.html )

いよいよ、そのフォトコンテストも折り返しに差掛りました!
前半戦は、様々な構図のお写真を多数ご応募頂き、表情豊かな雲仙岳が集結しております!
カーブミラー越しの雲仙岳、他県(熊本市内、天草)からの雲仙岳のシルエット、
電車やバスと雲仙岳のセット等、面白く美しい構図が満載です!
( 前半戦の受賞作品・優秀作品は、こちら⇒http://c-kyushu.env.go.jp/pre_2014/0611a-2.html )

しかし!まだまだ様々な雲仙岳の姿が撮れそうです!
他にも、このような構図はいかがでしょうか?
( 詳細はこちら⇒http://c-kyushu.env.go.jp/pre_2014/data/0611ax.pdf )

雲仙岳を通して、島原半島の魅力を伝える個性豊かなお写真、
後半戦も楽しみにお待ちしております^^

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2014年09月12日アクティブ・レンジャー写真展 スタート!【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 雲仙 アクティブレンジャー 瀬戸口

こんにちは!セミたちの声が静かになり、植物たちも少しずつ秋らしい色になってきました。
大地の恵みをうけた美味しい食べ物(ジオフード)がいっぱいの島原半島。
食欲の秋になりそうな雲仙の瀬戸口です(#^.^#)

さて、先日の日記でお知らせしました
【国立公園「雲仙」指定80周年&島原半島世界ジオパーク認定5周年記念式典】
ですが、去る8月23日(土)に雲仙メモリアルホールで無事開催されました!
当日、会場では、島原半島名物の「流しそうめん」や島原半島PR展示、
開局80周年を迎えたNHK長崎放送局による「忍たま乱太郎ショー」等が
おこなわれ、島原半島内外から来られたたくさんの親子連れで賑わいました。


▲島原半島名物“そうめん流し”の様子

県警音楽隊のステキな演奏で始まった記念式典は、古川島原市長による開式の辞、金澤雲仙市長による主催者挨拶、中村長崎県知事による式辞、
北川環境副大臣による来賓祝辞の後、国立公園やジオパークに貢献された
功労者の表彰が行われ、松本南島原市長の閉式の辞で幕を閉じました。
(詳細はこちら⇒ http://c-kyushu.env.go.jp/pre_2014/0902a.html )

島原半島三市にまたがる国立公園「雲仙」と島原半島世界ジオパーク。
今まで以上に沢山の方々に愛される国立公園・ジオパークになるよう、
任期中PRを頑張ろうと改めて思いました。


▲北川副大臣による祝辞

さて、皆様にお知らせです!
本日12日(金)から10月1日(水)まで、雲仙お山の情報館別館にて
「アクティブ・レンジャー写真展」を開催します!
阿蘇や屋久島など、九州でアクティブ・レンジャーが配属されている6地域をめぐる巡回展です。屋久島が1番手で、2番手のえびのからバトンタッチを受け、いよいよ3番手の雲仙です!

九州各地の自然には、四季の風景や住んでいる動植物たち、人の営みや歴史等、それぞれに違った魅力があります。
九州各地のアクティブ・レンジャーが活動する中で、“ハッ”と心を動かされた瞬間に撮影したイチオシの写真が目白押しです!
雲仙の大きいサイズの写真は、雲仙・島原半島の「風景+空」をポイントに厳選しました!


●期間 9月12日(金)~10月1日(水)
●場所 雲仙お山の情報館 別館
●時間 9:00~17:30(入場は16:30まで)
●料金 無料
詳細はこちら!⇒ http://c-kyushu.env.go.jp/pre_2014/0701a.html

よりすぐりの写真を、是非みに来て下さい♪ 待っとるばい(^^)

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2014年08月22日 国立公園80周年&ジオ5周年記念イベントのお知らせ!【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 雲仙 アクティブレンジャー 瀬戸口

こんにちは。雲仙事務所の瀬戸口です。
梅雨明けしていないような天候続きで、少し肌寒いような雲仙ですが、
そんな“涼しい”雲仙事務所から“熱い”お知らせです!!

明日23日(土)に迫りました、【国立公園「雲仙」指定80周年&
島原半島世界ジオパーク認定5周年記念式典】のご紹介です!

会場は、国立公園「雲仙」の中心部に位置する
雲仙温泉街の“雲仙メモリアルホール”。
会場内では、13~14時の記念式典をはじめ、夏ならでは島原そうめんのそうめん流し、開局80周年を迎えたNHK長崎放送局の忍たま乱太郎キャラクターショー等、9時から16時まで楽しんでいただけるイベントです!
是非、雲仙にお越しくださいませ!


HPはこちら⇒http://www.shimakanren.com/events/detail/1292
(雨天予報のため、会場が雲仙ゴルフ場から雲仙メモリアルホールに変更になっています。)

この記念すべき年の行事として、現在、“島原半島の魅力~雲仙岳百景~フォトコンテスト”を実施しています!

私たち人間に喜怒哀楽があるように、雲仙岳の山々も方角や時間帯、季節によって様々な表情を見せてくれます。
例えば、、、



春:仁田峠のミヤマキリシマ  夏:原城近くの海からの雲仙岳
秋:普賢岳の紅葉        冬:妙見岳の霧氷

三方を海に囲まれた島原半島は、中央の雲仙岳がぐるっと海沿いどこからでも
眺められ、それぞれに違う表情(形)を見せます。
360度色んな方角からの風景が楽しめるのも、雲仙岳・島原半島ならではの魅力です!!

そして、「島原半島に来ないと雲仙岳の写真が撮れない!」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、島原半島は海に囲まれているので、運が良ければ、、、


▲7月月間賞 受賞作品「雲仙岳夕景」 荒木 喜八郎さん撮影

隣県の熊本・福岡・佐賀各地から、海越しに雲仙岳がお顔をのぞかせてくれます(^^)
県外からのご応募もぜひ、お待ちしています!

詳細は、環境省 九州地方環境事務所HPの「募集要領」をご覧ください。
http://c-kyushu.env.go.jp/pre_2014/0611a.html
国立公園とジオパークの共通シンボル「雲仙岳」がメインテーマですが、
ジオサイトの風景やジオフードなど、雲仙岳が写っていない写真の応募も
可能です。

(※ジオパークとは?・・・地球/大地という意味をもつ“ジオ”の公園です。
地球の活動(火山噴火や地震)によってできあがった島原半島は、
半島全体がジオパークで、地球の活動がよく分かる見所“ジオサイト”や
地球の活動の恵みである食べ物“ジオフード”がいっぱいあります。
島原半島でよくとれるじゃがいもや雲仙岳の湧水で作ったそうめんは、
みんなジオフードです♪)

毎月、月間賞の選考があり、来年の1月まで受け付けています。
島原半島の魅力が伝わる感動的な写真をお待ちしています!

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2014年06月11日平成新山の防災登山【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 雲仙 アクティブレンジャー 瀬戸口

こんにちは!!雲仙事務所の瀬戸口です。
雲仙も梅雨に入りました。めっきり湿度も上がり、地獄のけむりと
霧が創り出す幻想的な雰囲気に癒されています。

さて、先月の22日、普賢岳の平成噴火で誕生した平成新山の
防災登山に参加してきました。
山頂周辺を中心に立入禁止の警戒区域に指定され、
通常は平成新山への登山はできません。
警戒区域内の現在の状況、そして危険性を把握する為に、
年に2回、防災関係機関による調査登山がおこなわれているの
です。

コースは、仁田峠からロープウェイで妙見岳へ向かい、
国見岳の脇を通って鬼人谷(きじんだに)へ下り、そこから
2年前に開通した普賢岳新登山道に入ります。
九州大学(地震火山観測研究センター)の清水教授の解説を
お聞きしながら新登山道を歩きましたが、平成噴火の際に
飛んできた噴石が多く見られ、噴火の威力を感じました。

新登山道から警戒区域内に入ると、景色は一変!
自分の身長以上の大きさの溶岩の破片が積み重なり、
ところどころから火山ガスが噴き出していました。
これまでも山のふもとから見上げる平成新山には
勇ましさを感じていましたが、緑を寄せ付けない、
まるで月面のような平成新山(山頂部)を目の前にして、
“迫力”とともに“破壊力”を感じました。



警戒区域内の登山は、まるでロッククライミングのようでした。
大きな溶岩の破片の間を、身体全体を使って踏ん張りながら
一歩一歩登るのですが、一歩踏み出して足を置いた石が
ゴロっと動いたりして、足がすくわれそうでした。
岩の間から火山ガスが噴き出す所があり、熱を感じられる
溶岩もありました。



緑を寄せ付けないかのような勇ましい風景の中にも、
ところどころ植物や昆虫を目にすることができました!
前回の日記でも紹介させていただいたミヤマキリシマですが、
平成新山のゴツゴツした岩場から美しい花を咲かせている姿に、
生命力とたくましさをより一層感じました。


    〔平成新山に咲くミヤマキリシマ〕

今回、警戒区域内の登山の危険性を身をもって体感しました。
平成新山への一般登山は今後もまだまだ難しい状況ですが、
平成新山に植物や昆虫が住み着きつつあるのを自分の目で
確かめることができ、いつか周囲の山々のように緑に覆われる
姿が楽しみになりました。

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2014年05月29日ミヤマキリシマ☆満開☆【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 雲仙 アクティブレンジャー 瀬戸口

こんにちは!雲仙事務所の瀬戸口です。
阿蘇や霧島など、九州各地の山々をピンク色に染めつつある
ミヤマキリシマですが、ここ雲仙でもミヤマキリシマが見頃を迎えています!
国立公園内の各地で咲くピンク色の花を見に行くたび、
私は日に日に黒くなっていきます(^^)

雲仙では、ミヤマキリシマが綺麗に咲く名所が少なくとも6か所あります。
まず4月下旬に雲仙地獄でちらほら咲き始め、
5月に入って宝原(ほうばる)や池の原、田代原(たしろばる)の群落が
花開き、5月下旬には仁田峠、さらに妙見岳~国見岳と、標高が低い方から
高い方へ順々に咲いていきます。

はじめに特に印象に残ったのは、雲仙地獄のミヤマキリシマです!

私の中のイメージでは、ミヤマキリシマの花は
涼しい高原地帯にいっせいに咲くイメージでした。
しかし、雲仙地獄では、熱い硫黄の温泉や火山ガスが噴き出す一面の
地獄地帯のわきに、熱やガスに負けずに点々と花を咲かせるミヤマキリシマが
見られ、生命力のあるその姿にとても驚きました。


     雲仙地獄のミヤマキリシマ

そして、いま満開なのが仁田峠のミヤマキリシマ!
私は、雲仙温泉街から仁田峠に向かう車道(循環道)を走る時、心弾みます。
新緑のトンネルが出迎え、第二展望台からは平成新山等のたくましい山々と
熊本・天草・方面に広がる青い海が一望!仁田峠の駐車場に到着すると、
いっせいに咲いたミヤマキリシマが出迎えてくれます!!


      仁田峠のミヤマキリシマ

群落の間にポツポツと生えるモミやイヌツゲの深い緑の葉が、
ミヤマキリシマのピンク色をいっそう引き立ててくれているように感じます。
ミヤマキリシマもよく見てみると、同じピンク色といっても濃い色、
薄い色、様々な色をしています。


    ミヤマキリシマの様々な色合い

遠くから見る一面ピンク色の魅力と、近くで見る様々なピンク色の魅力。
2段階で楽しめますね!

オマケですが、仁田峠の駐車場からも見える、普賢岳の平成噴火で
誕生した平成新山。山頂周辺を中心に立入禁止の警戒区域に指定され、
ゴツゴツした灰色の溶岩と白い火山ガスで誰も寄せ付けない雰囲気の平成新山
ですが、ゴツゴツした溶岩の間でミヤマキリシマを発見しました!
(写真は、次回の日記に掲載します。)

ミヤマキリシマは、火山ガスが噴き出す雲仙地獄にも、
仁田峠から妙見岳にかけての斜面にも、平成新山のゴツゴツした岩場の
隙間にも、強く堂々と咲いています。私もミヤマキリシマのようにたくましく、
様々なカラーが出せるようになりたいと思いました!

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2014年04月09日AR日記デビュー! from 雲仙 【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 雲仙 アクティブレンジャー 瀬戸口

四月から雲仙自然保護官事務所のアクティブレンジャーに着任しました、
瀬戸口と申します。隣の佐賀県出身で、自然豊かな小さい町で育ちました。
幼い頃から自然が大好きで、環境問題に興味を持つようになり、
短期大学で環境問題について学びました。
今回、自然環境に関わる仕事に初めて就くことができ、
初めての事ばかりで緊張と感動の毎日を、岸田自然保護官のもと過ごしております。

これまで、佐賀県の海沿いからも雲仙岳一帯がたくましく目に見えていました。
が、実際雲仙に来てみると、上の方を見れば想像以上の立派な山々が、
下の方を見れば一帯に広がる美しい海が目に入り、
晴れた日は熊本県と佐賀県とを一望でき、
いままで見たことのない風景に胸いっぱいになります!
雲仙の魅力を私なりに伝えていけたらと思っております。

さて4月6日(日)は、仁田峠展望所で行われた
「雲仙岳山開き式&清掃活動」に参加してきました。
山開き式とは、登山される方の安全祈願の儀式です。
サカキを神前に捧げる玉串奉奠(たまぐしほうてん)も行われ、
主催者の雲仙を美しくする会の関係者をはじめ、
雲仙地域パークボランティアの会の宮崎会長や岸田自然保護官も
奉奠されていました。


       宮崎会長の玉串奉奠

山開きの後は、皆さんで清掃活動。
パークボランティアの皆さんと初めてお会いしました。
緊張していましたが、皆さん温かくお話してくださり楽しく活動できました。
パークボランティアの方は私が見落としてしまいそうなゴミも
すかさず見つけ、清掃活動が終了してからもゴミが目に入れば拾われていて、
皆さんの熱意と前向きな姿勢に驚かされました!

 
       清掃活動を前に集合写真!

私の中の大ニュース!!
清掃活動中、生れて初めて霧氷と出会うことができました!!
まさか4月に霧氷が見れるとは思ってなく、
思わず感動で叫んでしまいました。
この霧氷が冬に山々一面に広がった時には、私はどれ位叫ぶのでしょうか(笑)。
こんなステキな風景に出会えるよう、毎日頑張りたいと思います。


        妙見岳一帯の霧氷

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2013年02月04日アニマルトラッキング 【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 雲仙 アクティブレンジャー 中薗

冬の野山は、生き物の気配が少なく、寂しいものです。そんな冬の野山散策を10倍楽しくさせてくれるのが、今回紹介する“アニマルトラッキング(動物追跡)”。
アニマルトラッキングとは、糞、足跡、食痕など、動物の痕跡(これをフィールドサインといいます)を頼りに、動物の生息状況や生態を推定する試みです。ですから、何も冬にしかできないことではないのですが、積雪の直後は新鮮な足跡や糞がとても目立ち、見つけやすいのです。

1月28日(月)の朝、前日の夕方から断続的に降った雪がうっすらと積もっていました。これはチャンス!!
すぐに雲仙温泉街からほど近い「白雲の池」へと向かいます。
駐車場に積もった雪は、轍や靴跡がなく綺麗な状態。どうやら一番乗りのようです。

池の水面は、中央部を除いた大部分が凍り付いていました。
その池を一周している遊歩道を歩くと、早速見つかりました。これは…タヌキかな?


上:凍り付いた白雲の池と白く染まった雲仙の山々
下:タヌキの足跡

タヌキの足跡は、一つ一つを見るとイヌのものによく似ていますが、やや丸みがあり、何よりも全体として乱雑についているのが特徴です。

さらに歩くと、これまた特徴的な足跡が2種類平行して伸びているではないですか!
ノウサギと…ネズミの一種かな?


ノウサギ(上)とネズミの一種(下)の足跡

ノウサギは、写真のように縦に2つ、横に2つ並んだ特徴的な足跡をつけます。写真では右から左に進んでいて、まず2本の前足を縦に並べるような形で着地し、続いてその前足を挟み込むような恰好で、前足よりも前方に後足を横に並べて着地し、そのまま跳ねる…この動作を繰り返すことで、特徴的な足跡がつくのです。
下の方に並んでいるネズミの一種の足跡も、形はノウサギのものによく似ていますが、大きさが全然違いますね。

さらに進むと、キツネの足跡も見つかりました。


キツネ(左)とネズミの一種(右)の足跡

キツネの足跡は、一つ一つの形はイヌやタヌキのものとよく似ていますが、ややほっそりしており、全体として見たときに、ほぼ一直線に並んだきれいな形となっているのが特徴です。

野生の動物は、なかなかその姿を直接確認することは難しいのですが、生息情報であればアニマルトラッキングにより比較的容易に得ることができます。ただし、あくまでフィールドサインからの“推定”なので、その地域でその種の生息記録があるかなど、複数の視点から検証する必要がありますね。また、今回は足跡を取り上げましたが、糞や巣穴など、他のフィールドサインも見ていくと更に面白く、生息情報の信頼性も増します。
皆さんも野山を歩く際には、動物たちの残した“サイン”に目を向けてみてはいかがでしょうか?

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2012年01月18日花ぼうろを求めて 【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 雲仙 アクティブレンジャー 中薗

1月13日(金)の朝、冷えるな~と思ったら雲仙温泉街一帯はうっすら雪化粧。まだ霧氷を間近で見た事がない私は、これは期待できると思い、登山道の巡視と登山者カウンターのデータ回収を兼ねて、霧氷の観察ポイントとして知られている妙見岳方面へ出かけました。
仁田循環線は雪で通行止めとなっていたため、麓にある池の原からの登山となりましたが、日が高くなり気温が上昇するにつれ、積もっていた雪がみるみる溶けていきます。それでも、妙見岳の尾根部に出ると、ようやく霧氷が目につくようになってきました。目的達成です!!


妙見展望台から妙見岳山頂方面

霧氷は地元で「花ぼうろ」と呼ばれ、親しまれています。
気温が氷点下のときに、過冷却水滴や水蒸気が物に衝突し、その衝撃で凍結してできるのだそうです。ですから、霧氷は風上に向かって発達します。
写真では枝の左奥に向かって霧氷が伸びており、また、山頂から手前側の斜面にはほとんど霧氷が付いていない事から、左奥方向(北西)から風が吹いていた事が読み取れます。


上:妙見神社  下:シシウドに付いた霧氷

妙見神社も、いつも以上に神秘的な雰囲気でした。また、シシウドの枯れた花房には写真のような霧氷が付いており、目を楽しませてくれます。

妙見神社の脇にある登山者カウンターのデータを回収し、国見別れまで霧氷のトンネルを楽しみながら、紅葉茶屋方面へとゆっくり下ります。ここまで来ると、もう霧氷は見られなくなりました。
登山道に問題が無いかチェックしながら、あざみ谷へと向かいます。


上:あざみ谷の水場  下:動物たちの足跡

春から秋にかけて野鳥たちで賑わっていたあざみ谷の水場は、氷雪に覆われており、とても使える状態ではありません。それでもよく見ると、水場の上に積もった雪には、鳥や獣の足跡が沢山ありました。ここに水があるという事を動物たちは覚えていて、水を求めて来たのかもしれません。

冬の雲仙は道路が通行止めやチェーン・スノータイヤ規制になる事も多く、また、花や昆虫などが見られないため少し寂しげですが、ちょっと頑張って登山すれば、上で書いたように他の季節では味わえない楽しみ方ができます。
皆さんも充分な装備と登山計画で、冬の雲仙を楽しんでみませんか?

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