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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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霧島・錦江湾国立公園 えびの

55件の記事があります。

2014年05月26日ミヤマキリシマの時期ですよ(^o^)【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 橋之口

5月21日、九州地方環境事務所の塚本所長と
高千穂峰登山に行ってまいりました。
霧島地方は浮かない天気が続いていましたが、
当日はさわやかな初夏らしい気候でした。
自然の色が輝いて目に映ります。
見上げれば青空、陽の光を浴びた新緑、火山の地面、
そして今の時期ならではのミヤマキリシマ。




3年前の新燃岳の大噴火で噴石に覆われ、
大打撃をうけたミヤマキリシマですが、
見事な生命力で岩に這うようにして広がり、
辺りをピンク色に染め、見る人を魅了してくれます。
花の美しさ、命の強さに登山途中も
何度も足を止め所長と
「いいですね~。
素晴らしいですね~。」と言葉を繰り返して見入っていました。

↑ミヤマキリシマを見守る高千穂峰



霧島地域のミヤマキリシマの開花状況ですが、
高千穂河原、中岳中腹探勝路は見頃を迎え
御鉢、高千穂峰山頂部は5月下旬、
えびの高原つつじが丘、硫黄山は6月上旬頃になりそうです。
(天候により開花時期がずれることもあります)


徐々に山肌がピンクに染まって行きます♪


しばらくはピンク色に囲まれる日々を送れます♪♪

登山や散策をしながら見頃を迎えるミヤマキリシマを見て、
温泉に浸かり、火山の恵みを感じながら霧島を満喫してみるのはいかがですか。
よか気分になりますよ~(^^)

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2014年05月01日ノカイドウは霧島だけ!!

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 橋之口

皆さん!!
ノカイドウが咲き始めました~♪♪♪

紅色のつぼみが
ふっくらとほころび
白い花をのぞかせてきました。



ノカイドウの説明をさせていただきますと
世界中で霧島山のみに自生し、
その自生地が国の天然記念物に指定されている
大変貴重な植物です。
そのノカイドウですが、
近年、シカに樹皮を食べられたり、
周りの高い木に隠されて光があたらなかったりすることによって、
樹勢が弱まり、枯死してしまう個体が見られ、その個体数は年々減少傾向にあります。
現在、ノカイドウは環境省のレッドリストで絶滅危惧ⅠB類です。

このまま放置すると絶滅してしまう恐れがあるため、
シカの食害を防止するための柵を設置する等の対策をおこなっています。




ノカイドウは蕾のうちは赤いのですが
花は白いんです!!

満開の真っ白も見応えがあると思いますが、
蕾の赤、咲きかけの淡いピンク、開いた白色と
グラデーションが綺麗です。


見頃は5月3日~6日になりそうですよ。
ゴールデンウィークは霧島に
遊びにいらしてみてはいかがでしょうか(^^)



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2014年04月30日初!高千穂峰の巡視に行ってきました!!

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 橋之口

遅ればせながらはじめまして!!!
4月からえびの自然保護官事務所のアクティブレンジャーとなりました橋之口です。
この一カ月の間に毎日新しい発見があり、
学ぶことは尽きないなと感じながら過ごしています。

国立公園内でお仕事が出来ることをありがたく思いながら、
アクティブに動き回り、霧島地域の自然風景や、地域の方々との活動を発信していきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。


さて、4月25日(金)に高千穂峰に巡視に行ってきました。
意気揚々と出発した私でしたが、
途中で転んだり、足がつりかけたり、
ここ最近の運動不足を感じました…


山頂に着くと、学校登山で来ていた高校生たちでにぎわっていました。
火山灰が積もった斜面は、登るのが大変だったようですが、
霧島連山を眺めながら美味しそうにお弁当を食べる姿は
いきいきとして爽快感に充ちていました。
いいですね。私も元気をいただきました。

4月より高千穂峰山頂には携帯トイレブースが設置されました。
登山中、いつ何時トイレに行きたくなるかわかりませんよね。
高千穂峰の登山道にはトイレはありませんので、
携帯トイレを持っていかれると安心だと思います。
(※トイレットペーパーも忘れずに)
携帯トイレは一般的な登山用品店や
霧島では
えびのエコミュージアムセンターと
高千穂河原ビジターセンターで販売しています。

使用した携帯トイレは持ち帰り、
携帯トイレ回収ボックスへ捨ててください。
高千穂河原では
駐車場前のトイレの入り口にあります。
自然を汚さず、
皆さんが気持ちよく利用できるようにしたいですね。









高千穂峰の二子石側では
淡い黄色のヒカゲツツジが
岩場にたくましく
花を咲かせていました。
行きに気付かなかったものを
帰りに発見できると嬉しいですね。




山を登られる際は、準備をしっかりして、体調万全で臨みましょう!!



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2014年02月21日日本で最初の国立公園はどこかご存じですか?! 【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

 気づけば、もう2月半ば、まだまだえびの高原は寒く、雪が積もっていることが多いですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか 。
最近の仕事の大半は、国立公園「霧島」指定80周年記念式典の準備を行っています。
 実は、霧島が国立公園に指定されてから、もうすぐ80年になろうとしています。
意外と知られていないかもしれませんが、霧島は日本で最初の国立公園として雲仙や瀬戸内海と共に、昭和9年3月16日に指定されました。

 霧島国立公園は、誕生してから30年経った昭和39年3月16日に、錦江湾地域と屋久島地域が編入されて、霧島屋久国立公園に名称が変わり、さらに約50年が経った平成24年3月16日に、錦江湾地域の拡張と屋久島地域の分離があり、霧島錦江湾国立公園へ名称が変わり、現在に至っています。
 今回の記念式典も、指定された日である3月16日(日)にえびの市の「えびの市文化センター」、霧島市の「みやまコンセール」 の2箇所で開催されます。

 記念式典では、タレントの高木美保さんによる講演や地元の方々によるパネルディスカッション等が行われる予定です。
この記念式典で、改めて霧島が国立公園である意義やその価値を確認していただけたらと思います。
 記念式典に参加される場合は、事前申し込みをした後、入場整理券を受け取っていただく必要があります。興味のある方はぜひ下記の連絡先に申し込みをしてみてください。

えびの市観光商工課観光係
0984-35-1111
霧島市観光課
0995-45-5111
湧水町商工観光課
0995-74-3111




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2013年11月13日寒いです、えびの高原。【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

11月11日(月)の通勤中に、ふと韓国岳を見上げると山頂の部分が白くなっていました。
事務所の玄関に設置している温度計を見てみると0℃。
ああ、あの白いのは樹氷だなと確信しました。

今年初めての樹氷です。
せっかくなので、ひとっ走り登山道の状況を見に行くことに…



5合目は枝先にうっすらと。



8合目からは一面の木々が真っ白く、まるで白い花が咲いているように見えました。

途中、山頂から降りてきたおじさんと立ち話をしたところ、おじさんが登り始めた6:30には4合目くらいから木も地面もバリバリに凍っていて、特に「黒い岩」に足を置くとツルツル滑って怖かったとのことです。
他にも8合目から山頂に至るまでの土になっている場所では、まだまだ半分凍っているようなツルツルの状態でした。
(※ここだけの話ですが、急いでいた私はうっかり滑ってしまいました。)



そうこうして、ようやく韓国岳山頂に。
韓国岳山頂の看板の裏には、実は温度計があるのですが…なんとマイナス2℃をさしていました!!
(温度計の写真を撮っていなかったのが一生の不覚…ちなみに吹き飛ばされそうなくらいの強風が吹いていました。)

到着したのが9:30だというのに…マイナス2℃。
雲一つなくて、太陽がサンサンとさしているのに…マイナス2℃。
みみたぶと鼻先と指先とつま先がジンジン痛くなり、長居をすると凍え死にそうなくらいの寒さでした。

ああ、やっぱり韓国岳山頂の標高1700mは伊達ではないのだな、冬がとうとう来てしまったのだと身にしみて思いました。

ちょうど鹿児島と宮崎の県境に位置する韓国岳。
地元のみなさまに愛されて、四季を通じて登る方が多い山ですが、道路も登山道もこれからの季節は寒く滑りやすくなっていきますので、南国育ちのみなさまにはくれぐれも気をつけていただきたいと思います。

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2013年08月13日えびの高原自然教室 【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

ふもとは、連日35℃オーバーという夏真っ盛りの様子ですが、えびの高原においては、毎日が25℃。
以前のAR日記にて夏バテになりそうと言ったものですが、前言撤回します。
快適そのもの、最高に涼しいです!!

さて、そんなえびの高原で、先日「えびの高原自然教室」を行いました。


えびの高原周辺の植物や動物、歴史をじっくり勉強しようというイベントです。

何気なく「歩く」だけならば40分ほどで一回りできるコースを、なんと2時間30分もかけて、講師の解説に耳を傾けたり、鳥の鳴き声が聞こえたらしばらく立ち止まったり、ゆっくりじっくりと歩きました。
(アカマツ、ノカイドウ、ミヤマキリシマは序の口で、キリシマミズキ、ノリウツギ、リョウブ、ミズナラ、ナツツバキ、ウリハダカエデ、イソノキ、コバノクロズル、ススキ、キリシマアザミ、モウセンゴケ、ヒカゲノカズラ、マンネンスギ、などなどの植物の蘊蓄をたくさん教えていただきました。)


覚えきれないほどのたくさんの詳しい解説で知的好奇心を刺激された参加者のみなさんは、童心に返ってヒカゲノカズラを叩くと出る胞子に目を輝かし、モウセンゴケの花を発見しては喜びの声をあげ、ノリウツギやリョウブの違いを花や葉や木肌に至るまで一生懸命に観察していました。



ミヤマキリシマやノカイドウの開花時期には、黙っていても多くの利用者で賑わっている、えびの高原ですが…
今回のイベントによって、特に目立った花が咲いていなくても、解説者といっしょに歩くことで十分に楽しめる場所であることが伝えられたと思いました。

見つけて、触って、嗅いで、かじって、聞いて、とおもいっきりえびの高原を感じた一日でした。

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2013年08月07日えびの高原でナイトサファリ!! 【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

えびの市内にある南九州コカコーラのグリーンパークえびのが毎年実施している「さわやか サマースクール」の一環で、えびの市観光商工課のみなさんが企画した「ナイトサファリ!えびの高原の野生動物を見てみよう」というイベントに、えびの自然保護官事務所も協力という形で参加してきました。


夏休みということもあって、小学生の子どもたちがいっぱい夜のエコミュージアムセンターに集まりました。
まず、7月20日にリニューアルされた「えびのエコミュージアムセンター」の展示の解説や、えびの高原周辺で見られる野生生物の生態の説明を行いました。
(普段はシニアのみなさんの前で話すことが多く、その時は平気な私ですが…子どもたちを前にするとなぜか緊張してしまってたいへんでした。)


そうこうするうちに夜も更けてきたころ、お待ちかねの夜のえびの高原へと飛び出しました。


事前の下見では、ノウサギやシカを見ることができたので、今宵も大丈夫だろうと思っていたのですが…
イベントの日に限って、えびの高原は深い霧に包まれており、いつもはキレイに見える星空さえもまったく見えません(泣)

結局、霧のせいか、お目当ての野生生物もあまり見ることができず………

せめてもの救いは、シカの糞を手に取って嗅いだり、「えびの高原は涼しい!涼しい!」とはしゃいだりして、夜のえびの高原という非日常的な体験を子どもたちなりに(+親御さんも!)楽しんでくれていたのがなによりでした。

イベント終了後に子どもたちが書いたアンケートの感想には、「来年もまた参加したい」という意見が多かったそうなので、天気がいい日にリベンジしたいと誓った夜でした。

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2013年07月31日山頂は虫パラダイス 【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

先日、霧島地区パークボランティア研修会を実施しました。

今回の研修会は、霧島錦江湾国立公園の霧島地域のために環境省に力を貸してくださるパークボランティアのみなさんのレベルアップのために、山頂で見られる昆虫の事について学びました。


始めに鹿児島県立博物館の金井さんの座学があり、その後は野外研修ということで、高千穂峰山頂にて昆虫観察のお手伝いをしました。

当日の天気は悪く、早朝に高千穂河原に集合した段階では野外研修を行うかが非常に危ぶまれましたが、なんとか高千穂峰山頂にたどり着くことはできました。

しかし普段であればアブやハエが飛び回っていて、お昼を山頂で食べようとお弁当を広げると一瞬で虫弁当になってしまうのですが、風が強いからか、飛び回る虫たちはまったく見られません。

これでは肝心の昆虫観察ができないと思っていたら、金井さんから「きっと物陰にしがみついてますね~、探してみましょう!」との声が!

気を取り直して、丹念に岩の隙間や草の間、看板の下を見ていくと………います!!!
たくさんいます!!


上昇気流で山頂までやってきたと思われる虫たちが、必死にしがみついていました。


大人数で探したということもあるのでしょうが、アブやハエはもちろんのこと、ハチやカメムシ、ゾウムシ、クモ、カマドウマ、ミミズなどを見つけることができました。

国立公園内の特別保護地区では、昆虫の採集は禁止されていますが、山頂には虫がたくさんいますので、機会があれば探して観察してみてください。

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2013年07月19日ついにリニューアルオープン!!【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

梅雨が明けて、暑い暑い夏に入り、皆様いかがお過ごしですか。
最近のえびの高原は25℃。
麓と比べると涼しいそうですが、それでも夏バテになりそうです。


さて、「えびのエコミュージアムセンター」の内装改修工事が終わり、ついに明日リニューアル記念式典が行われます。
リニューアル式典には、霧島をとりまく宮崎と鹿児島の両県から、多くの方々がいらっしゃいます。
翌日が参議院選挙というお忙しい中での出席とあって本当にありがたい限りです。

えびのエコミュージアムセンターの内装改修は、平成22年度の段階で改修案が決まっており、平成23年度には完了する予定だったのですが、折しも平成23年1月27日の新燃岳の大噴火によって、改修後の展示にその噴火や霧島の火山活動を盛り込んで、さらによりよいものにするために一から案を作り直すことになりました。
そして、ついに満を持して平成25年度の完成となりました。
多くの方のご協力を頂き、また設計及び工事請負業者の方も本当に頑張っていただき、素晴らしい展示が出来上がりました。
地元の方々の希望を尊重して、霧島の地質のことも知ることができる施設になっています。


新たな「えびのエコミュージアムセンター」は7月20日(土)11:30から一般開放されます。
みなさまぜひお越しください。
きっと新しい発見があると思います。

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2013年07月05日太古のえびの高原はどのような姿だったのか? 【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

つい先日、梅雨の小雨が降りしきるえびの高原で、研究者の方々とえびの高原の環境変遷を知るためにサンプル採取を行いました。
ノカイドウを保全するために環境省の行っている事業の一環ですので、えびの自然保護官事務所も同行しました。
(※もちろん国立公園内なので正式な手続きを済ませて行っている調査です!)



実は、過去のえびの高原になにが生えていたのかよく分かっていないそうです。
何万年前にどの山が噴火したというのは、地層の順番や堆積物から、明らかになっているそうですが、こと植物に関しては全くなのだそうです。

私たちが知っているえびの高原は、アカマツ、ミヤマキリシマ、ススキなどが繁茂していますが、100年前、200年前、300年前、1000年前にどのような植生環境だったのか、何を調べればわかるのでしょう?



なんと地層の中にある植物の化石(植物遺体…分解されなかったものなど)や花粉を調べるのだそうです!!
(私はビックリしました!)

放射性炭素年代測定法という方法で、この地層は2090年前、この地層は2070年前というような細かい年代まで明らかにでき、植物遺体や花粉を分析することによって、当時生育していた植物の種類がわかるそうです。



足下を何十㎝か掘ったら、何百年前の地層が現れることに驚きました。

この調査では、危機に瀕しているノカイドウが本来どのような環境を好み、どのような時期に個体数を増やしていたのか、またどのような環境で生存してきたのかを把握して、ノカイドウを主体としたえびの高原特有の植生を再生させるために役立てられる予定です。

守るべき環境とは、何か?を考えさせられた一日でした。

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