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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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霧島・錦江湾国立公園 えびの

52件の記事があります。

2014年02月21日日本で最初の国立公園はどこかご存じですか?! 【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

 気づけば、もう2月半ば、まだまだえびの高原は寒く、雪が積もっていることが多いですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか 。
最近の仕事の大半は、国立公園「霧島」指定80周年記念式典の準備を行っています。
 実は、霧島が国立公園に指定されてから、もうすぐ80年になろうとしています。
意外と知られていないかもしれませんが、霧島は日本で最初の国立公園として雲仙や瀬戸内海と共に、昭和9年3月16日に指定されました。

 霧島国立公園は、誕生してから30年経った昭和39年3月16日に、錦江湾地域と屋久島地域が編入されて、霧島屋久国立公園に名称が変わり、さらに約50年が経った平成24年3月16日に、錦江湾地域の拡張と屋久島地域の分離があり、霧島錦江湾国立公園へ名称が変わり、現在に至っています。
 今回の記念式典も、指定された日である3月16日(日)にえびの市の「えびの市文化センター」、霧島市の「みやまコンセール」 の2箇所で開催されます。

 記念式典では、タレントの高木美保さんによる講演や地元の方々によるパネルディスカッション等が行われる予定です。
この記念式典で、改めて霧島が国立公園である意義やその価値を確認していただけたらと思います。
 記念式典に参加される場合は、事前申し込みをした後、入場整理券を受け取っていただく必要があります。興味のある方はぜひ下記の連絡先に申し込みをしてみてください。

えびの市観光商工課観光係
0984-35-1111
霧島市観光課
0995-45-5111
湧水町商工観光課
0995-74-3111




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2013年11月13日寒いです、えびの高原。【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

11月11日(月)の通勤中に、ふと韓国岳を見上げると山頂の部分が白くなっていました。
事務所の玄関に設置している温度計を見てみると0℃。
ああ、あの白いのは樹氷だなと確信しました。

今年初めての樹氷です。
せっかくなので、ひとっ走り登山道の状況を見に行くことに…



5合目は枝先にうっすらと。



8合目からは一面の木々が真っ白く、まるで白い花が咲いているように見えました。

途中、山頂から降りてきたおじさんと立ち話をしたところ、おじさんが登り始めた6:30には4合目くらいから木も地面もバリバリに凍っていて、特に「黒い岩」に足を置くとツルツル滑って怖かったとのことです。
他にも8合目から山頂に至るまでの土になっている場所では、まだまだ半分凍っているようなツルツルの状態でした。
(※ここだけの話ですが、急いでいた私はうっかり滑ってしまいました。)



そうこうして、ようやく韓国岳山頂に。
韓国岳山頂の看板の裏には、実は温度計があるのですが…なんとマイナス2℃をさしていました!!
(温度計の写真を撮っていなかったのが一生の不覚…ちなみに吹き飛ばされそうなくらいの強風が吹いていました。)

到着したのが9:30だというのに…マイナス2℃。
雲一つなくて、太陽がサンサンとさしているのに…マイナス2℃。
みみたぶと鼻先と指先とつま先がジンジン痛くなり、長居をすると凍え死にそうなくらいの寒さでした。

ああ、やっぱり韓国岳山頂の標高1700mは伊達ではないのだな、冬がとうとう来てしまったのだと身にしみて思いました。

ちょうど鹿児島と宮崎の県境に位置する韓国岳。
地元のみなさまに愛されて、四季を通じて登る方が多い山ですが、道路も登山道もこれからの季節は寒く滑りやすくなっていきますので、南国育ちのみなさまにはくれぐれも気をつけていただきたいと思います。

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2013年08月13日えびの高原自然教室 【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

ふもとは、連日35℃オーバーという夏真っ盛りの様子ですが、えびの高原においては、毎日が25℃。
以前のAR日記にて夏バテになりそうと言ったものですが、前言撤回します。
快適そのもの、最高に涼しいです!!

さて、そんなえびの高原で、先日「えびの高原自然教室」を行いました。


えびの高原周辺の植物や動物、歴史をじっくり勉強しようというイベントです。

何気なく「歩く」だけならば40分ほどで一回りできるコースを、なんと2時間30分もかけて、講師の解説に耳を傾けたり、鳥の鳴き声が聞こえたらしばらく立ち止まったり、ゆっくりじっくりと歩きました。
(アカマツ、ノカイドウ、ミヤマキリシマは序の口で、キリシマミズキ、ノリウツギ、リョウブ、ミズナラ、ナツツバキ、ウリハダカエデ、イソノキ、コバノクロズル、ススキ、キリシマアザミ、モウセンゴケ、ヒカゲノカズラ、マンネンスギ、などなどの植物の蘊蓄をたくさん教えていただきました。)


覚えきれないほどのたくさんの詳しい解説で知的好奇心を刺激された参加者のみなさんは、童心に返ってヒカゲノカズラを叩くと出る胞子に目を輝かし、モウセンゴケの花を発見しては喜びの声をあげ、ノリウツギやリョウブの違いを花や葉や木肌に至るまで一生懸命に観察していました。



ミヤマキリシマやノカイドウの開花時期には、黙っていても多くの利用者で賑わっている、えびの高原ですが…
今回のイベントによって、特に目立った花が咲いていなくても、解説者といっしょに歩くことで十分に楽しめる場所であることが伝えられたと思いました。

見つけて、触って、嗅いで、かじって、聞いて、とおもいっきりえびの高原を感じた一日でした。

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2013年08月07日えびの高原でナイトサファリ!! 【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

えびの市内にある南九州コカコーラのグリーンパークえびのが毎年実施している「さわやか サマースクール」の一環で、えびの市観光商工課のみなさんが企画した「ナイトサファリ!えびの高原の野生動物を見てみよう」というイベントに、えびの自然保護官事務所も協力という形で参加してきました。


夏休みということもあって、小学生の子どもたちがいっぱい夜のエコミュージアムセンターに集まりました。
まず、7月20日にリニューアルされた「えびのエコミュージアムセンター」の展示の解説や、えびの高原周辺で見られる野生生物の生態の説明を行いました。
(普段はシニアのみなさんの前で話すことが多く、その時は平気な私ですが…子どもたちを前にするとなぜか緊張してしまってたいへんでした。)


そうこうするうちに夜も更けてきたころ、お待ちかねの夜のえびの高原へと飛び出しました。


事前の下見では、ノウサギやシカを見ることができたので、今宵も大丈夫だろうと思っていたのですが…
イベントの日に限って、えびの高原は深い霧に包まれており、いつもはキレイに見える星空さえもまったく見えません(泣)

結局、霧のせいか、お目当ての野生生物もあまり見ることができず………

せめてもの救いは、シカの糞を手に取って嗅いだり、「えびの高原は涼しい!涼しい!」とはしゃいだりして、夜のえびの高原という非日常的な体験を子どもたちなりに(+親御さんも!)楽しんでくれていたのがなによりでした。

イベント終了後に子どもたちが書いたアンケートの感想には、「来年もまた参加したい」という意見が多かったそうなので、天気がいい日にリベンジしたいと誓った夜でした。

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2013年07月31日山頂は虫パラダイス 【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

先日、霧島地区パークボランティア研修会を実施しました。

今回の研修会は、霧島錦江湾国立公園の霧島地域のために環境省に力を貸してくださるパークボランティアのみなさんのレベルアップのために、山頂で見られる昆虫の事について学びました。


始めに鹿児島県立博物館の金井さんの座学があり、その後は野外研修ということで、高千穂峰山頂にて昆虫観察のお手伝いをしました。

当日の天気は悪く、早朝に高千穂河原に集合した段階では野外研修を行うかが非常に危ぶまれましたが、なんとか高千穂峰山頂にたどり着くことはできました。

しかし普段であればアブやハエが飛び回っていて、お昼を山頂で食べようとお弁当を広げると一瞬で虫弁当になってしまうのですが、風が強いからか、飛び回る虫たちはまったく見られません。

これでは肝心の昆虫観察ができないと思っていたら、金井さんから「きっと物陰にしがみついてますね~、探してみましょう!」との声が!

気を取り直して、丹念に岩の隙間や草の間、看板の下を見ていくと………います!!!
たくさんいます!!


上昇気流で山頂までやってきたと思われる虫たちが、必死にしがみついていました。


大人数で探したということもあるのでしょうが、アブやハエはもちろんのこと、ハチやカメムシ、ゾウムシ、クモ、カマドウマ、ミミズなどを見つけることができました。

国立公園内の特別保護地区では、昆虫の採集は禁止されていますが、山頂には虫がたくさんいますので、機会があれば探して観察してみてください。

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2013年07月19日ついにリニューアルオープン!!【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

梅雨が明けて、暑い暑い夏に入り、皆様いかがお過ごしですか。
最近のえびの高原は25℃。
麓と比べると涼しいそうですが、それでも夏バテになりそうです。


さて、「えびのエコミュージアムセンター」の内装改修工事が終わり、ついに明日リニューアル記念式典が行われます。
リニューアル式典には、霧島をとりまく宮崎と鹿児島の両県から、多くの方々がいらっしゃいます。
翌日が参議院選挙というお忙しい中での出席とあって本当にありがたい限りです。

えびのエコミュージアムセンターの内装改修は、平成22年度の段階で改修案が決まっており、平成23年度には完了する予定だったのですが、折しも平成23年1月27日の新燃岳の大噴火によって、改修後の展示にその噴火や霧島の火山活動を盛り込んで、さらによりよいものにするために一から案を作り直すことになりました。
そして、ついに満を持して平成25年度の完成となりました。
多くの方のご協力を頂き、また設計及び工事請負業者の方も本当に頑張っていただき、素晴らしい展示が出来上がりました。
地元の方々の希望を尊重して、霧島の地質のことも知ることができる施設になっています。


新たな「えびのエコミュージアムセンター」は7月20日(土)11:30から一般開放されます。
みなさまぜひお越しください。
きっと新しい発見があると思います。

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2013年07月05日太古のえびの高原はどのような姿だったのか? 【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

つい先日、梅雨の小雨が降りしきるえびの高原で、研究者の方々とえびの高原の環境変遷を知るためにサンプル採取を行いました。
ノカイドウを保全するために環境省の行っている事業の一環ですので、えびの自然保護官事務所も同行しました。
(※もちろん国立公園内なので正式な手続きを済ませて行っている調査です!)



実は、過去のえびの高原になにが生えていたのかよく分かっていないそうです。
何万年前にどの山が噴火したというのは、地層の順番や堆積物から、明らかになっているそうですが、こと植物に関しては全くなのだそうです。

私たちが知っているえびの高原は、アカマツ、ミヤマキリシマ、ススキなどが繁茂していますが、100年前、200年前、300年前、1000年前にどのような植生環境だったのか、何を調べればわかるのでしょう?



なんと地層の中にある植物の化石(植物遺体…分解されなかったものなど)や花粉を調べるのだそうです!!
(私はビックリしました!)

放射性炭素年代測定法という方法で、この地層は2090年前、この地層は2070年前というような細かい年代まで明らかにでき、植物遺体や花粉を分析することによって、当時生育していた植物の種類がわかるそうです。



足下を何十㎝か掘ったら、何百年前の地層が現れることに驚きました。

この調査では、危機に瀕しているノカイドウが本来どのような環境を好み、どのような時期に個体数を増やしていたのか、またどのような環境で生存してきたのかを把握して、ノカイドウを主体としたえびの高原特有の植生を再生させるために役立てられる予定です。

守るべき環境とは、何か?を考えさせられた一日でした。

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2013年06月21日ゆっくり走れば、コシジロヤマドリ?! 【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

それはつい先日のことです。
いつものように123カーブある通勤路をゆっくりと走っていたら、道路の真ん中に鳥がいました。


なんだろう、カラスかなぁーと思って、近づいてよく見ると、なんとコシジロヤマドリでした!!


地元の人からは、「この辺にはコシジロヤマドリがたまにいるから、出会えたらラッキーだぞ」と言われていたので、えびの自然保護官事務所に着任して1年と2ヶ月目にしてようやく出会えたことに感動しました。
もっと近くで観察しようとじわーっと近づいていったのですが、全然逃げません。


最終的には、1m近くまで接近することができて、いい写真が撮れました。

山の生態系に詳しい方に言わせると森が豊かだからコシジロヤマドリがいるそうで、自然の豊かさを測るバロメータになっているそうです。

しかし、なぜコシジロヤマドリと出会えたのでしょう?
ひとつは「ゆっくり走っていた」のが大きいのかもしれません。
私は、通勤も国立公園内の様子を知るための立派な業務の一環と考えています。
小林市内からえびの高原まではカーブが123もあり、ところどころ道の狭いところもあるので、下手にスピードをあげるとたいへん危険です。
ひどいときには、突然飛び出してきたシカと接触事故を起こして車が大破したという話も聞きます。

みなさんも普段見られない動物や素敵な景色と出会えるかもしれない国立公園を、余裕を持って、ゆっくりと満喫してみてください。

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2013年05月31日ピンク、ピンク、ピンク 【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

もう一週間前のことですが、高千穂河原から見える御鉢が綺麗なピンク色に染まっていました。



(上:高千穂河原駐車場から見た御鉢 下:御鉢の拡大図)

よーーく見てみると、どうやらミヤマキリシマのようです。
この得も言われぬ艶めかしい色は、薄紅色、淡紅色と言うのでしょうか?
鈍感な私でも、ただただ感激し、気づいたら70枚ほどシャッターを切っていました。
ほんとうにデジカメでよかったです。

今年の霧島連山のミヤマキリシマたちは、すこぶる調子がいいみたいで、どこへ行っても激しく情熱的に初夏の訪れを伝えてくれます。

私のお気に入りのミヤマキリシマは、硫黄山周辺のこちら。



強風から逃れるためか低く低く、岩の上にも覆い被さりながら必死に枝葉を伸ばしている…この感じが、たまらないです!!
これでこそ、火山性の土壌で他の植物よりも先んじて繁茂すると言われているミヤマキリシマらしい姿だと思います。


ところかわって、えびの高原にある「つつじヶ丘」



こちらのミヤマキリシマはまだまだ3分咲き。
梅雨の晴れ間をぬって訪れた観光客で賑わっていました。
つつじヶ丘のミヤマキリシマを長年観察している方によると来週辺りが見頃だという話です。もちろん例年より花芽の数が多いようなので、期待できそうです。


どうやら私の周りは、もうしばらくピンクな季節が続きそうです。

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2012年12月06日冬の霧島山 【霧島地域】

霧島・錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 日高

今朝も普段どおりに7:30頃に家を出て、えびの高原に向かっていたところ、
林田温泉を過ぎたあたりのカーブであっさりと滑ってしまいました。
幸い壁に激突することもなく、冷や汗をかくだけですんだのですが、
「南国育ちで雪道に慣れていない私は、なおさら注意して車の運転をしないといけない」という事を思い知らされた一日の始まりでした。



そうこうして事務所にたどり着くと、事務所周辺も真っ白。
温度計を確認してみると外気温はマイナス5℃!!
どうりで道路が凍りついていたわけです。



お昼から巡視で登った韓国岳も真っ白。
歩き慣れた韓国岳の登山道が、まったくの別世界に様変わりしていました。



韓国岳山頂は風が強く、ものすごい寒さでした。
奇跡的に新燃岳の火口と高千穂峰も望め、樹氷もたっぷりみることができました。

つい先日までの枯れ木だらけで寂しい様子だった韓国岳5合目から上の景色が、白一色のイルミネーションで飾り付けられたのではないのかと錯覚を起こすような、自然が生み出した美しい世界となっていました。

登山道の様子は、まだまだ雪が積もっていなかったので普通の登山靴で登り切ることができましたが、用心のために軽アイゼンの準備が必要だと思います。
車道についても、9時頃には解氷剤が撒かれるそうですが、早朝にえびの高原を訪れる際は、スタッドレスタイヤやチェーンをつけるなどして、十分にお気をつけてください。

一見の価値ある風景が広がっていることと思います。
それでは、今回はこの辺りで。

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