霧島錦江湾国立公園 えびの
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2015年09月02日外国の方にも魅力発信しています♪ 【霧島地域】
霧島錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 橋之口
こんにちは。えびの高原はススキが広がりはじめ、秋の雰囲気が漂っています。
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そんなえびの高原より朗報です!
えびのエコミュージアムセンターに仲間が加わりました!外国人スタッフとして、8月からクリスティアン・ペラさん(通称:クリスさん)が勤務されています。
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政府は訪日外国人旅行者数を2020年までに2000万人にすることを目標として掲げています。
嬉しいことに、えびの高原周辺でも外国人の利用者が増加しているように感じます。
ただ、外国の方々と言葉が通じなくて、果たしてこれは伝わっていのだろうか...と思う場面があります。
そこでクリスさん!
クリスさんはスウェーデン出身で霧島に来られて25年。これまでは宗教や文化の研究をされていて、大学の講師も務められていました。
また霧島の山歩きが好きで、観光客と交流しながら自然解説を学ばれています。
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クリスさんより★☆
「霧の中から山頂だけが出ている霧島山の姿を見た時、まさしく【霧島】の名前のとおり霧に浮かぶ島に見え、とても感動しました。そんな霧島山の素晴らしい景色など、魅力を多くの方に伝えていきたいです。」
日本語もペラペラのクリスさんです(^^)気軽にお声をかけてください♪
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また、えびのエコミュージアムセンターでは、外国の方が、どこの国から、何人ぐらい来られたか把握するために、入り口付近に「Where are you from?」と書かれたボードを掲示しています。人数ごとに色分けされた磁石を来られた国に付けていただいています。
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霧島山にお越しの際には、是非えびのエコミュージアムセンターにも遊びにいらしてください\(^^@)/
国籍問わず多くの方々に、霧島山の活火山が作り出す壮大な景観、温泉、神社などを楽しんでいただいて、霧島山の魅力が日本国内だけでなく、海外にも発信されればと思います!(^^)!
2015年08月12日えびの高原ナイトサファリ【霧島地域】
霧島錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 橋之口
こんにちは!
8月4日、毎年夏休み期間中に実施されている「さわやか サマースクール」(主催:さわやかサマースクール実行委員会)の一環である「ナイトサファリ!えびの高原の野生動物を見てみよう」にお手伝いで参加しました♪
参加された方々は18時にえびのエコミュージアムセンターに集まり開会式を行い、外が暗くなるまでは館内で霧島山の自然に関するビデオを鑑賞したり、展示物の説明を受けたりして、霧島山の成り立ちや自然について学習しました。
館内ではクマタカの実物大のパネルを見ながら、羽を広げると180㎝にもなること、霧島山周辺の野生動物の生態系の頂点に君臨していること、そのクマタカがたくさん暮らしているということは豊かな自然が育まれている証であることなどの説明がありました。私は霧島山周辺でのクマタカの目撃情報は聞いたことがありますが、まだ実際に見たことはないので、いつか遭遇してみたいです!
↑館内説明の様子
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私からもシカについて、角はオスにしか生えないこと、夏と冬とでは毛が生え変わり、夏は赤茶色に白い斑点があること、冬は全体的に灰色~黒っぽい色をしていること、またシカが増えすぎて、霧島山のみで自生する大変希少なノカイドウの樹皮や幼木を食べてしまい、ノカイドウの個体数が年々減少している原因の1つになっていることなどについて説明しました。
霧島山周辺には、シカ以外にも、イノシシやイタチ、ネズミ、ヤマネ、コウモリ、ヘビなどなど、たくさんの野生動物が暮らしています。画面に映った動物の名前を当てっこして、子どもたちが元気に答えてくれたことが嬉しかったです♪
↑霧島の生き物についてのお話し中
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19時30分になり、あたりも暗くなってきたので、4班に別れて各自懐中電灯を片手にいざ出発!
↑どんな生き物と出逢えるかな?♪
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「暗くてこわーい」とお母さんの側で歩く子や、「涼しい~」と気持ち良さそうに歩く子など反応はそれぞれでした。灯りが少なく、そして夏でも涼しいえびの高原の雰囲気を感じながら散策していると、暗闇に2つの丸い動く光が見えました。皆で懐中電灯で照らしてみると、シカが目を光らせてこちらを見つめていました。シカvs参加者の見つめ合いが始まり、少ーしずつ皆で5メートル位の距離まで近づきましたが、猛ダッシュで逃げられました(゚◇゚)他の班では、触れるくらいの距離でシカを観察できたそうです。
今回はシカ以外に期待していたノウサギやアナグマなどの可愛い生き物には出逢えませんでしたが、街灯に集まる虫を観察したり、懐中電灯の明かりを消して星空を観察したり、目をつぶって自然の音を聞いたり、普段の生活とは異なる体験ができ、参加された方々はとても喜ばれていたようでした。夏の思い出の一つになったら嬉しいです♪
2015年08月05日山の日プレイベント『クリーン高千穂河原』『クリーンえびの高原』
霧島錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 橋之口
こんにちは。夏休みですね。天気がいい日が続き、巡視をしていると子どもたちがご家族と一緒に山登りをしている光景が見られ、いつにも増して山での賑わいを感じています。すれ違うときに子どもたちが元気に挨拶をしてくれてとても嬉しいです。気持ちがいいですね.
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さて、8月2日に山の日プレイベント『クリーン高千穂河原』と『クリーンえびの高原』を実施しました。
毎年8月の第1日曜日を中心に自然公園において全国一斉の美化清掃活動が行われています。
霧島錦江湾国立公園の霧島地域も毎年参加者を募り計画を立てていましたが、台風や荒天などで中止が続き、今回4年ぶりの活動実施となりました。霧島山に関わる行政、観光協会、観光施設などの職員の方々、パークボランティアや参加者の家族も参加し、高千穂河原は40名、えびの高原は49名集まりました。
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来年から8月11日が『山の日』で祝日となります。山の日とは、山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝することを趣旨としています。今回私が担当した高千穂河原では、霧島山周辺をきれいにし、利用される方が気持ちよく過ごせるよう、皆で協力してこれからも霧島山を大事にしていきましょう!と開会式で志気を高めて作業に移りました。
↑クリーン高千穂河原の様子
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道路や登山道など班ごとに分かれて作業を実施し、高千穂河原で153㎏、えびの高原で425㎏のゴミを拾い集めました。特に、道路脇に缶やビンなどのゴミが多く捨てられていて、タイヤやガスボンベ、消化器など大きなゴミも見つけて回収しました。
↑クリーンえびの高原の様子
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作業中は蒸し暑く汗びっしょりでしたが、無事に作業を終えて、多くの方と関わり一緒に霧島山の清掃ができて何よりでした。ありがとうございました!
2015年06月30日霧島山の合同パトロールに参加しました【霧島地域】
霧島錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 橋之口
こんにちは。梅雨ですね。霧島地域は雨の日が続いております。
昨日は久々にスッキリ晴れましたが、今日からまた雨が続くようです。
↑ネジキの葉の下で雨宿り中
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霧島地域は日本でも有数の多雨地帯で、年間総雨量が4000㎜に達します。
この多くの雨が湧き水や温泉となり、きれいな美味しい水をゴクゴク飲んだり、また温泉に入って癒やされたりすることが出来ています。
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6月21日(日)に霧島連山自然保護協議会による合同パトロールが高千穂峰、中岳中腹探勝路、大浪池の3カ所で行われました。参加者は約30名で、私も参加しました。
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パトロールでは、
・登山道の利用状況の確認
・トレッキングマップの配布
・ゴミ拾い
・登山道の補修
などを行いました。
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さらに、登山者の方に携帯トイレの利用方法を説明して、携帯トイレの普及啓発を行いました。
高千穂峰山頂には携帯トイレブースがあるのでご利用ください。
また、霧島山の登山拠点に位置する高千穂河原ビジターセンターとえびのエコミュージアムセンターでは携帯トイレを1セット500円で販売しております。
↑携帯トイレについて説明中
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中岳中腹探勝路のパトロールでは、現在入山が規制されている中岳山頂の方に入っている方がいたため、注意をしたとのことでした。
入山が規制されている場所に入ったり、登山道を外れたりすることは、遭難などの山岳事故につながる恐れがあります。
ひとりひとりがルールを守って、皆が気持ちよく利用できるように心がけたいですね。
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爽やかな夏が訪れるまで、雨音や、霧に包まれた幻想的な雰囲気を楽しみます\(^^@)/
2015年05月25日ミヤマキリシマ開花情報【霧島地域】
霧島錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 橋之口
こんにちは。事務所があるえびの高原ではカッコウの鳴き声が響きわたり、時折一緒に口ずさんでおります。
霧島地域では各地でミヤマキリシマが咲き、高原や山肌をピンク色に染めています。
多くの方が火山の活動が生んだこの景色を見て、「きれいか~」と声にして喜ばれている光景を目にしています(*^^)
私もその一員で、ミヤマキリシマと霧島の山々や火口湖の美しい光景に目と心を奪われました。
↑硫黄山より甑岳(5月22日撮影)
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↑硫黄山より不動池(5月22日撮影)
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↑つつじヶ丘(5月25日撮影)
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↑高千穂河原より御鉢(5月25日撮影)
※写真ではわかりにくいのですが、御鉢の斜面がミヤマキリシマでピンク色に染まっています!
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現在、えびの高原周辺、硫黄山周辺、御鉢、高千穂峰は見頃を迎えています。
韓国岳は6月上旬~6月中旬頃に見頃を迎えそうです。
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かつて、坂本龍馬が最愛の妻お龍と旅行で霧島地域を訪れ、高千穂峰に登り、
「此所ニきり島ツヽシ ヲヒタヽシクアル」(ここにきりしまつつじ おびただしくある)
と姉の乙女に手紙を送っています。
きっと一面化粧をしたように咲き誇るミヤマキリシマに感動したのではないでしょうか!
ちなみに、その旅行は日本で最初の新婚旅行と言われています。
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御鉢や高千穂峰では高千穂河原から1時間~1時間半程度登ったところに、ミヤマキリシマが群生する景色が見られます。
自然のすばらしい景色を目の前にしたら、登山の疲れも吹き飛びますね。
龍馬が乙女に伝えた景色を、皆さんも見てみませんか(^^)?
2015年05月14日えびの高原(硫黄山)周辺への火口周辺警報が噴火予報(平常)になりました。~ミヤマキリシマ、霧島地域も綺麗ですよ。~【霧島地域】
霧島錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 橋之口
こんにちは。5月13日の霧島地域は台風6号が過ぎ去り、青空が広がり晴れ晴れしい1日となりました。新緑がキラキラとひかりとても綺麗です。
↑県道104号線
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昨年10月24日に発表された硫黄山(えびの高原)周辺への火口周辺警報が5月1日に解除され、それに伴い、立入規制や道路規制も解除されました。
登山道や道路は警報発表前と同様に利用できます。
とはいえ、霧島山は日本に110ある活火山の1つです。火山活動が完全に静まったわけではなく、今後、火山活動が活発化することもあり得ます。
霧島山に来られる際には、火山の情報を確認しましょう。
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えびの高原(硫黄山)周辺の火山情報について、詳しくは下記のHPをご覧ください。
○気象庁HP【霧島山の火山状況】
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/505.html
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○宮崎県HP【霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺の噴火に関する情報提供】
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/kiki-kikikanri/kurashi/bosai/page00204.html
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○えびの市HP
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大型連休中は警報が解除され、また天候にも恵まれ、硫黄山の登山口から韓国岳登山を楽しむ方が多く見られました\(^^@)/
↑こちらが硫黄山です。(韓国岳4合目付近より)
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登山中、綺麗に花を咲かせたミツバツツジやオオカメノキ、ハルリンドウなどががお出迎えしてくれました。なんと可愛らしいのでしょう♪
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硫黄山周辺、えびの高原はミヤマキリシマも咲き始めています。
御鉢とともに、5月下旬には見頃を迎えそうですよ♪
韓国岳山頂が6月上旬頃に見頃を迎え、6月中旬頃まで霧島各地で楽しめそうです(^^)v
中岳中腹探勝路のミヤマキリシマは見頃を迎えています。
↑あまりに大きな株に仰天しました(゜Д゜)!!(中岳中腹探勝路にて)
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霧島を代表する花、ミヤマキリシマ。
今年も多くの方を虜にすることでしょう♪
霧島登山の拠点である、えびのエコミュージアムセンターと高千穂河原ビジターセンター
で情報収集をすると、わかりやすいですよ♪
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○えびのエコミュージアムセンターHP
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○高千穂河原ビジターセンターHP
2015年04月17日花々が咲き始めています♪ 【霧島地域】
霧島錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 橋之口
数日前にはひょうが降り、冬に戻ったかと身を震わしていましたが、今日のえびの高原は久々にポカポカ陽気で明るい景色が広がっています。
遠足でやってきた高校生もえびの高原~大浪池~韓国岳山頂の登山をし、「とても気持ちよかった~♪」とキラキラした表情でお話してくれました。
ただでさえ気持ちのいい気候、景色に気分をよくしていた私ですが、さらに爽やかな気分になりました。 最高です。
(↑登山を終えて爽やかにピース♪)
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つつじヶ丘やピクニック広場ではツルキジムシロがたくさん咲き始めました。
スミレも咲いています。足下が色鮮やかになってきました♪
(↑ツルキジムシロ)
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(↑タチツボスミレ)
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キリシマミズキも見頃をむかえ、近づくといい香りがします。
(↑キリシマミズキ)
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ピクニック広場向かい側駐車場のヒカゲツツジもつぼみがふっくらし始め、来週には咲き始めそうです。
(↑ヒカゲツツジ)
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ノカイドウは花芽が赤くなり目立つようになってきました。
(↑ノカイドウ)
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先日、ノカイドウの花芽の数を数える調査を宮崎大学の中尾名誉教授とパークボランティアの方々他、関係者で行いました。
当日はあいにくの濃霧と寒さで、調査は一部しかできませんでしたが、調査方法を教えていただき、皆でカウンターや双眼鏡を使い数を数えていきました。
一カ所に3~5つの花芽をつけるので、そのまとまりを10数えておよそ40。100数えておよそ400。
400くらいのかたまりがいくつあるかで1個体のおおよその花芽の数を出す、とても地道な作業です。
1個体の中でも花芽がたくさんついている箇所があれば、まったくついていないところもあり、よく見て調査しなければならないので根気が必要です。(目と腰が痛くなりました...)
この日の調査で多いところはおよそ4000個の花芽をつけた個体がありました。
(↑調査中の様子)
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中尾名誉教授により2000年から調査が続けられており、過去の調査データと比較すると今年は花芽の数が多い方で、当たり年になりそうです(^^)v
ゴールデンウィークが見頃になりそうですよ♪
見所がたくさんの霧島にドライブ、散策にいらしてみてはいかがでしょうか\(^^@)/
2015年04月07日「なぎさミュージアム」がオープンしました♪ 【錦江湾地域】
霧島錦江湾国立公園 アクティブレンジャー 橋之口
こんにちは。霧島地域はマンサクに始まり、キリシマミズキやシロモジなど黄色い花が目立ち始め、春がやってきな~と感じています(^^)
今回は霧島錦江湾国立公園【錦江湾地域】の情報をお伝えします。
4月5日(日)に重富海岸自然ふれあい館「なぎさミュージアム」がオープンし、記念式典が行われました。
重富海岸は、干潮時には50㏊もの広大な干潟が現れ、ハゼの仲間やクルマエビの子ども、ハマグリ、ゴカイ、シャコなど、特有の生き物が見られます。また、国際的に希少なクロツラヘラサギをはじめ、チドリ類・カモ類などの水鳥が大変多いところです。
環境省では平成24年3月の錦江湾地域の国立公園指定を機に、自然情報発信と自然とのふれあいの拠点して「なぎさミュージアム」を建設しました。今後は、重富海岸を中心に環境教育や調査研究を実践しているNPO法人「くすの木自然館」の皆さんの協力を得て、施設の運営を行っていきます。重富海岸、錦江湾の魅力をどんどん発信していきますので、是非みなさんも足を運んでみてください。
(↑なぎさミュージアム外観とテープカットの様子)
式典後、くすの木自然館の方々が館内を案内してくださりました。館内は重富海岸を中心に錦江湾奥、姶良カルデラに関する自然環境や錦江湾奥周辺の見どころなどを展示してあります。またジオラマを用いて錦江湾奥の地形の状況やその変化、干潟の環境が紹介してあり、とてもわかりやすいです。干潟にいた生き物を水槽に展示してあり、横から砂の下の様子まで見ることができ、来館された方々は顔を近づけ、水槽の中を観察していました。
(↑干潟ジオラマの説明を受ける小里環境副大臣)
(↑館内の様子)
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(↑水槽をよく見ると生き物がたくさん!)
自然観察会も行われ、干潟をスコップで掘り起こし、大人も子どもも夢中になってカニやエビ、アサリなどを見つけ、館内の水槽の仲間に加えました。
(↑見つけた生き物を自慢し合いました!)
この日は時折雨が降り、霧がかかっていましたが、晴れた日は桜島がばっちり見え、干潮時には砂浜が広がります。
(↑あまりに広大で走りたくなりますね!)
皆さまも錦江湾にお越しの際は、「なぎさミュージアム」に是非遊びにいらしてください。
干潟やそこに住む生き物が身近に感じられますよ♪
2015年03月05日3/21(土)大浪池で自然観察会を行います♪【霧島地域】
霧島錦江湾国立公園 えびの アクティブレンジャー 橋之口
こんにちは!えびの自然保護官事務所の橋之口です。
今日は大浪池に登山者カウンターのデータ収集と登山道巡視に行ってきました。
大浪池登山口からは石段が続き、45分程度で深い青色をした美しい大浪池と韓国岳が正面に見えてきます。
また、大浪池を周回する途中に韓国岳避難小屋があり、そこから韓国岳山頂に続く登山道があります。
↑韓国岳と大浪池
巡視中、残念なことに用を足した後に使用したティッシュがあちらこちらに捨ててあり、たくさん回収しました。
大浪池登山口にはトイレがあります。トイレを済ませてから登山を楽しみ、それでも用を足したくなった時のために携帯トイレを持っていくと安心だと思います。袋に用を足し、使用したティッシュもその中にいれ、袋を結び、更に備え付けのチャック付き袋に入れれば漏れる心配はありません。
大浪池登山口トイレに回収ボックスがありますので、使用した携帯トイレはそちらに捨てることがでます。
↑えびのエコミュージアムセンターと高千穂河原ビジターセンターで販売している携帯トイレ
ウエットティッシュと外袋が加わりました。(1つ500円)
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大浪池を周回中に桜島が噴火している様子が見られました。
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大浪池を東周りに20分ほど歩いたところで、開き始めているマンサクを発見しました。
霧島山に春の訪れを告げるマンサク。
春になり最初にまず咲く花
【まず咲く】→【マンサク】
という名が付けられたそうです。なるほどです!
ちなみに花言葉を調べてみると、【呪文、霊感、魔力、ひらめき】と出てきました。意外です(゜д゜)
花びらが細く、咲いたマンサクはなんだか線香花火のように見えます。
例年4月上旬まで楽しめます。
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3月21日(土)に「大浪池登山とマンサクの花鑑賞会」と題して自然観察会を実施いたします。
霧島地域のパークボランティアの方々の解説を聞きながら、霧島の春を見つけに行きませんか?
皆さんの参加をお待ちしております♪
詳細はこちらをご覧ください↓
http://kyushu.env.go.jp/pre_2015/26_2.html
こんにちは!食欲の秋の橋之口です。
えびの高原ではツタウルシが色付き始め、「ピーヤー」とオスジカの鳴き声が響き渡り、秋の気配が日に日に増してきています。
↑巡視中、えびの高原で出会ったシカたち
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今回の生き物リレーは宮崎県の県鳥である【コシジロヤマドリ】についてご紹介します♪
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コシジロヤマドリは鳥網キジ目キジ科の鳥で、日本固有種であるヤマドリの5亜種の中の1亜種で九州中部~南部に生息する留鳥です。
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私が初めてコシジロヤマドリに遭遇したのは数ヶ月前のことです。
通勤途中に鼻歌まじりに車を運転していたら、コシジロヤマドリが道路から林の中に去っていく姿を目撃しました。名前のとおり、腰あたり(尾の付け根あたり)が白かったです。この白い部分の大きさは個体差があるそうです。
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興奮気味にすぐさま車を停めて去っていった方に寄ってみましたが、すでに姿は見られませんでした...。写真を撮れなかったのが悔やまれます。
でも安心してください。
日髙前アクティブレンジャーがばっちり激写したコシジロヤマドリ(雄)がこちらです。
↑雄は尾が非常に長く、体全体が濃赤褐色で腰部に顕著な白色斑があり、雌は体全体が褐色をしています。
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主に地上で生活し、植物の種子や葉、昆虫などを食べます。
ちなみに、繁殖期になると雄は「ドドドドド」と翼をはばたかせる音をならし、なわばりを主張します。
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コシジロヤマドリの個体数はもともと多くはなく、広域な森林伐採やシカの食害による森林環境の悪化などが原因で減少していると言われています。環境省のレッドリストでは準絶滅危惧に選定されています。
(準絶滅危惧:現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性がある。)
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遭遇できたら、ラッキーな気分になりますね♪
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お次は対馬の蔭浦アクティブレンジャーです!
お楽しみに~(ノ^^)ノ★