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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう

152件の記事があります。

2012年02月02日九州の東北と呼ばれる飯田高原 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう アクティブレンジャー 指原

ゴォォーーーーーー!!!!という風の音とともに、雪煙に包まれている長者原からこんにちは。
2日(木)は、昨日と比べまた一段と雪が積もっています。


正午で積雪は20cmを超えました。


行き倒れではありません。雪中の植物を観察中です(笑)。


モミの木も雪の帽子をかぶっています。

今シーズンは例年に比べて雪が少なかったそうですが、この大雪で長者原もようやく飯田高原らしい冬景色になったのではないでしょうか。
実は飯田高原は、年平均気温が東北地方とほぼ同じだそうです。
それゆえ「九州の東北」とも呼ばれると、地元の方にお聞きしました。

来週の2月10日(金)~12日(日)には、長者原にて「氷祭り」が開催されます!
準備含め、期間中に雪像や氷像が溶けないように…と、このまま寒い日が続くのを切に願います。

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2012年02月01日北千里ヶ浜の静寂 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう アクティブレンジャー 指原

1月31日(火)、長者原~坊ガツル~北千里ヶ浜~諏蛾守越(すがもりごえ)ルートの巡視に行ってきました。


長者原~坊ガツルの登山道。

登山道を確認しながら歩いていると、アイゼンの形跡があまり見られませんでした。
私も雪の影響はそれほど感じませんでしたが、所々、装着しないと危険な箇所もありました。冬のくじゅうでは、軽アイゼン程度は携行してくださいね。


法華院温泉から北千里ヶ浜への登山道には、約40cmの積雪を確認

さて、アイゼンを履き、法華院温泉から谷沿いを登った先に、今回の巡視ルートでもある「北千里ヶ浜(きたせんりがはま)」があります。



ここは四方を山々に囲まれ、見渡す限り広大で平らな世界が広がっています。
目の前には硫黄山の噴煙がモクモク出ていて、迫力も満点!
なのですが、私が感じるここの魅力と言えば、「音のない世界」です。

歩くのを止めると、しーん … …。
心臓の鼓動を感じるほどの静けさに、なんだか自分が自然の中に溶け込んだような気がしてきます。
音がないっていうのも新鮮で気持ちのいいものです。
ぜひ、北千里ヶ浜を訪れた際は、歩を止めて体験してみてください!

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2012年01月27日雪化粧の朝 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう アクティブレンジャー 指原

写真は、保護官事務所のある長者原を撮影した26日(木)の朝の様子です。



25日から降り続いた雪で、積雪は10cmを超えました。
道路も除雪されておらず周囲はまっ白!
朝からよいお天気だったので、太陽の光が差すと、目がくらむ眩しさです。

「このまま、まっ白な雪景色が続くといいな」とは思うのですが、この程度の積雪で一日晴れると、案外早く溶けてしまいます。
また、溶けた後はツルツルのアイスバーンになりやすいので、今朝もさっそく雪かきをしました。





小学生の時に廊下で雑巾がけ競争をしたのを思い出します。

みなさんは雪かきしたことありますか?
九州育ちの私としては、雪かきでさえ楽しくなります。

雪が降れば長者原周辺で雪遊びが体験できます!。
長者原ライブカメラで雪の様子について、チェックしてみてください。
↓ライブカメラ↓
http://www.pointscope.jp/cgi-local/env/env2/imageview.cgi

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2012年01月17日雪中巡視② 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう アクティブレンジャー 指原

こんにちは!
16日(月)に約10日ぶりに雪が降った長者原は、17日(火)はスカッと晴れて、辺り一面、キラキラ輝く世界が広がっています。

さて、先週の九重森林公園に続き、13日(金)に牧ノ戸峠から久住山へ雪中巡視に行ってきました。
今シーズンは昨シーズンに比べて雪が少ないとのこと。それでも雪中の山歩きは非日常的でワクワクするものがあります。


上: 樹氷と三俣山
下: 雪で寒そうに丸まっていたアセビの葉っぱ。なんだか可愛らしいですね。


上: 写真から寒さが伝わりますか? 陽射しはあったものの、
   風が吹くと痛みを感じるほどでした。
下: 白と青のコントラストが実に見事!


上: エビのしっぽのように岩に張り付いた雪。
   これが全部エビフライだったら…と妄想にふけりました。
下: 久住山山頂への登山道。無雪期の登山道の様子とはうって変わり、
   ロープが山頂への道しるべになります。しかし、吹き上げる風が
   ものすごく強く、何度も体が吹き飛ばされそうに。さらに、ガスが
   かかり始め、寒さも相まって、少しばかり身の危険を感じました。

当日は平日にも関わらず、登山者も比較的多かったです。
登山者の方を観察していて共通していたのは、みなさん防寒対策をしっかりされていたことです。

軽装での冬山登山は、死を意味します。
家を出る前に、“本当にこの装備で大丈夫か”もう一度確認することを
おすすめします。備えあれば憂いなしですよ!

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2012年01月13日雪中巡視① 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう アクティブレンジャー 指原

新年を迎えてはや2週間。
今年もくじゅうの四季とともに、あっという間に1年が過ぎそうだな~という感じがします。

さて、毎日寒い日が続いていますが、12日(木)に筋湯温泉近くの八丁原園地にある九重森林公園へ巡視に行ってきました。

ここは、冬は猟師山の一部を利用したスキー場としてスノースポーツができ、春から秋にかけては、登山道沿いに咲くミヤマキリシマやドウダンツツジ、リンドウやマツムシソウなど、多くの花々を楽しめます。

この日は、索道施設(リフト)を利用し、猟師山北側の中腹まで巡視を行いました。





中腹からは、草原が広がる一目山(ひとめやま・手前左)や涌蓋山(わいたさん・右奥)はもちろん、日本最大の地熱発電所である八丁原(はっちょうばる)地熱発電所も見ることができます。地熱発電の蒸気は想像を越える迫力ですよ。

今もなお噴煙を上げる硫黄山と、それを取り巻く九重連山の織りなす景観の素晴らしさは言うまでもありません。
しかし、西側の猟師山から見える涌蓋山と飯田高原、地熱発電の蒸気がつくる景観も、くじゅうならではだと思います。

くじゅうを巡視していると、場所によって、これまで見たことのない景色に出会うことが多々あります。

あなたのお気に入りのくじゅうをぜひ探してみてください。

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2011年12月26日雪の長者原とタデ原湿原 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう アクティブレンジャー 指原

先週末のクリスマス寒波で、保護官事務所のある長者原周辺も雪化粧しました。



26日(月)の朝は、外気温マイナス5℃、事務所内の気温も1℃という寒さで、事務所のトイレも配管が凍るほど。部屋が温まるまでに、雪かきにいそしみました。
ちなみに、地元の方の話では、今年のお正月くらいにマイナス20℃まで下がったそうで、今シーズンはどこまで寒くなるのかある意味楽しみな気がします。
生活は大変ですが(汗)。



さて、長者原ビジターセンターに隣接するタデ原湿原でも、野焼きのために作られた防火帯が帯状に真っ白になりました。
タデ原から見える、三俣山(みまたやま)から硫黄山、星生山(ほっしょうさん)にかけても雪がかぶり、まさに冬山の様相です。

そして、湿原では動物たちの痕跡を見つけました。



みなさん、これ、なんの動物のものか分かりますか?

・・・正解は、(上)ノウサギの足跡(下)モグラの塚 です。
こんな寒い中でも、動物たちは生きるためにせっせと働いているんですね。

冬のタデ原湿原は花もなく、枯れたススキの草原が広がって寂しい感じもします。
でも、紳士のようにかっこよく鎮座するくじゅう連山や、雪に残る動物たちの痕跡探しなど、他の季節には楽しめない魅力もあります。
ここに来るまでが大変かもしれませんが、ぜひ、冬のくじゅうにも足を運んでみてください。
きっと自然との素敵な出会いがあるはずです。

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2011年12月14日冬のくじゅう連山 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう アクティブレンジャー 指原

みなさんこんにちは!
今日は、12月14日(水)に撮影した、冬のくじゅうの様子(牧ノ戸峠登山口~久住分れ~中岳)をお伝えしたいと思います。

スカッと晴れて、久しぶりのポカポカ陽気でしたが、牧ノ戸峠から始まる登山道には雪が。



所々でカチカチに固まって、アイスバーンになっていました。
階段になっていて大変滑りやすいので、ゆっくり慌てず歩きましょう。
やはり、冬山はアイゼンが必須ですね。



登山道脇には、長さ15cmくらいの霜柱や樹氷も確認できました。
見た目にも大変美しいのですが、実は霜柱は登山道にとっては厄介者。
霜柱は成長とともにどんどん土を持ち上げ、それが溶けると一斉に持ち上げられた土が壊れるんです。
霜柱のパワーはものすごく、人間が持ち上げられないような岩をも持ち上げます。自然の力は計り知れませんね。。
雪が解けた来年の春は、しっかり登山道の様子をチェックしなければ!


久住分れまで来ると、峰々が続くくじゅう連山がど~んと眼前に迫ります。



左上:御池と久住山   右上:凍結した御池
左下:硫黄山と星生山  右下:中岳山頂付近

天狗ヶ城(てんぐがじょう)や中岳付近からは、写真のような景色が広がります。
特に、冬の御池は全面凍結し、太陽の日が当たるとまるで鏡のようです。
こんな深山まで来なければ味わえない、とっておきの景色ですね。

春、夏、秋とそれぞれ美しい素敵な表情を見せますが、冬のくじゅうもとても素敵です。
しかし、雪やぬかるみを避けるように登山道を外れて歩いた跡も多数見受けられました。登山道を外れて歩きやすい場所を歩くと、そこの植生が破壊されます。
登山者の心として、靴を大切にするのではなく、山を大切にしてもらいたいです。
しっかり登山道を歩いて、冬のくじゅうを楽しんでください。

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2011年12月09日湯布院で外来生物学習を行いました 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう アクティブレンジャー 指原

さ、寒いです!

前回の日記更新とはうって変わり、保護官事務所のある長者原もここ数日で一段と寒くなりました。
12月8日(木)には初めて雪が降り、牧ノ戸峠付近も雪化粧して、別府と阿蘇を結ぶやまなみハイウェイは一時チェーン規制が出ました。
くじゅうにお越しの際は、道路情報の確認はもちろん、安全運転でお越しください。

さて、ちょっと前の話になりますが、11月23日(祝)に湯布院町にて行われた「大分川・河川環境ワークショップ」に参加してきました。
以前紹介した、人材育成ゆふいん財団主催の大分川河川環境学習会(2011年10月28日更新分)の集大成ともなるイベントです。

2回に渡る学習会の反省や、大分川のフィールドで今後行いたい活動のアイデア出し、そして、実施したかったけどできなかったプログラム「外来生物増殖ゲーム」を行いました。

現在、湯布院の金鱗湖とその周辺の河川には、ティラピアなどの外来生物がおり、在来生物への影響が懸念されています。



「外来生物が入ると、池や川の生き物たちはどうなるかな?」

今回は、鬼ごっこに似た簡単なゲームで、子どもたちに外来生物が与える自然への影響を知ってもらいました。
参加者の子どもや保護者が在来魚役になり、外来魚のティラピア(私と山本レンジャーが鬼役)が金鱗湖に侵入したらどうなるかという想定です。
外来生物の生存力や繁殖力の強さを考えて、ルールは、外来魚の鬼にタッチされたらじゃんけんをして、勝たない限り生き残れないというもの。負けるか引き分けた場合は、外来魚兼鬼になるというものでした。

在来魚がすべて外来魚になるまで5分くらいかなと思っていたら、わずか3分ほどでゲーム終了。

子どもたちも「初めは逃げやすかったけど、時間がたつとどんどん逃げ場所がなくなった」と、外来生物が自然に与える影響を肌で感じてくれたようです。

ちょっとの時間でしたが、参加者の方に大分川や外来生物について考えてもらう機会ができました。




財団では、廃油石鹸づくりや大分川流域の利き水も実施。



ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

(写真提供:人材育成ゆふいん財団)

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2011年12月02日長者原ビジターセンター改修工事のお知らせ 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう アクティブレンジャー 指原

みなさんこんにちは!
12月を迎えたくじゅうの長者原は、例年に比べ暖かい日が続いています。
11月末には霧氷が確認されて、少し寒かったですが、ここ数日は過ごしやすいです。


坊ガツルから大船山を望む(11/21撮影)


大船山頂付近の霧氷(11/21撮影)

さて、現在、長者原ビジターセンターでは、2012年2月末まで、外壁および館内の改修工事を行っています。



看板も建物も足場が組まれていつものビジターセンターの面影は薄いですが、9時~16時まで毎日お休みなく開館中です!
ただし、年末年始の12/29(木)~1/3(火)はお休み。

工事期間中は、一部の展示が見られない場合や、騒音が激しい場合があります。
ご利用の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご協力よろしくお願いします。

●長者原ビジターセンターホームページ
http://c-kyushu.env.go.jp/nature/tyojyabaru/

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2011年11月18日一人一石運動を行いました 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう アクティブレンジャー 指原

11月13日(日)、坊ガツルから平治岳(ひいじだけ)に向かう登山道で「一人一石運動」を行いました。

一人一石運動とは、登山道でぬかるんだり溝になったりしている箇所に、1人が1つの石を運んで並べ、登山道の浸食を弱めるとともに、安全で歩きやすい登山道にするための保全活動です。
くじゅうでは、九重の自然を守る会が中心となって、平成8年から毎年行っています。

この日は、これまで多くの登山者に協力していただいた石の並べ替えや組み直し、またその石と土嚢袋を利用した登山道補修作業をメインで行いました。



植生回復を願って、みんなで石積み。
「もう一寸先まで」というフレーズが、もうちょっと頑張ろうという気持ちにさせてくれます。



平治岳はミヤマキリシマの群落があり、6月の開花時期になると登山者が集中するため、このルートは特に登山道の荒廃が進んでいます。
斜面が崩壊しかけている箇所には、伐木を敷いて土止めを造成(写真左上)し、石と土を詰めた土嚢袋を何十個も作って運び、積みました。

当日参戦した山ガールたちも、この日ばかりは重い土嚢袋と格闘!
しんどい作業もありましたが、みなさん楽しそうでした。

今回、汗を流して行った努力の結晶が、自然の回復の一助になればと願うばかりです。



そして、作業終了後の坊ガツルからの帰り道。
振り返ると空から草原に一本の光の筋が。
今にも天使が舞い降りてきそうな「天使のはしご」です。

疲れもちょっと吹っ飛ぶような、癒しの光景でした。

参加者のみなさん、お疲れさまでした!!

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