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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう

145件の記事があります。

2016年09月12日春の野焼きに向けて ~その② 輪地焼き~

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 兒島音衣

みなさんこんにちは!

タデ原や坊ガツル湿原は青々とした夏の色だったのが、アシやススキが穂を伸ばし、だんだんと秋色に染まっています。

つい先日、こんな光景を目にしました。

や、山際から煙が・・・。

「アクティブ・レンジャー!大至急、消火のため坊ガツルへ急行せよ!!


なんてことはなく、むしろ火をつけるために坊ガツルへ行ってきました。

そう、春の野焼きに向けた準備その②、「輪地焼き」です。

輪地とは、防火帯のことです。前回(その①)は輪地を作るために草刈りを行いました。今回はそのときに刈った草を燃やしました。春の野焼き本番で余計なものに飛び火して燃え広がらないために、先に今の時期に燃やしてしまおう、というものです。今の時期というのがポイント!夏の終わりだとまだ草が青く、湿原内に火が飛び移っても簡単には燃え広がらないので、消火が簡単なのです。









晴れの日が続いていたため、前回刈った草は乾いていてよく燃えそう。火付け役が火をつけていき、熊手やジェットシューター(水を噴射する道具。最大で18L入ります)を持った人たちが草を寄せたり、変なところに燃え移らないように水をかけたりして、草が燃えていくのを見守っていました。




















本焼き(野焼き本番)ほどではなかったけれど、やっぱり炎の近くは熱かったし、火を扱うので緊張感がありました。

数時間で坊ガツル湿原周囲約4kmの輪地が完成しました。








(左)輪地焼き前
(右)輪地焼き後

春の野焼きはしばらく先。

その前にススキがきれいな季節、そして紅葉がきれいな季節がやってきます。坊ガツルのススキももうそろそろ見頃。今はアケボノソウ、シラヒゲソウといった秋の花が見頃ですよ♪

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2016年08月29日春の野焼きに向けて ~その① 輪地切り~

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 兒島音衣

こんにちは。

春の色は?の問いに、「くじゅうの春の色は黒なんです」と投稿して早4ヶ月。

なぜ黒なのかというと、「野焼き」を行うからでしたね。(413日の投稿参照!)

その野焼きをするために、実は、今の時季から準備が始まります。

野焼きでは山すべてが燃えず、草原として維持したいところだけ焼くことができるのはなぜでしょうか?
考えたことはありますか?

私もくじゅうに来たばかりの頃は不思議でたまりませんでした。

・草原との境で人が火を消しているから?

・森は燃えにくいから火が燃え移らない?

・風向きが森や道路に向かない日に野焼きを行うから?

春の野焼き風景

いえいえ。野焼きはこの時季に「防火帯」を作ることで、延焼を防いでいるのです。防火帯のことを「輪地」と言います。

野焼きを行うところと行わないところの境を、幅510mほど、草を刈ります。それも、野焼きを行うところの周りをぐるりと1周。燃えるものが無ければ、火は広がりませんよね。ぐるりと1周、輪を描くから「輪地」と言うのだそうです!

今回は坊ガツル湿原の輪地切り(輪地を作るために草を切ること)を、総勢140人のボランティアの方々と行いました。坊ガツル湿原は約53haある、ラムサール条約に登録されている湿地です。

↓ボランティアのみなさん。気合い十分!      ↓坊ガツル湿原










ロープで幅を計りながら、湿原を切りすぎないように...











昔は鎌で刈っていたのかもしれませんが、現代は刈払い機で刈っていきます!!!

坊ガツル湿原は広いため、140人で刈払い機を使って2時間半かかりましたが、おかげさまで無事作業終了しました。

野焼きは人の手がかかっているというのを、ひしひしと感じます。


さて、今回は【春の野焼きにむけて ~その① 輪地切り~】でした!

その②に乞うご期待ください♪

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2016年08月03日フィールドサインを探せ!くじゅう子どもパークレンジャー

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 兒島音衣

こんにちは!

毎日暑い日が続いていると思いますが、みなさん元気ですか?

くじゅうは標高が高いため、夏でも涼しくて過ごしやすいです♪

事務所前の園地では、木陰で本を読んでいる人や、お昼寝をしている人、ピクニックをしている家族がいたりします(^^

さて、先週は久住高原の沢水(そうみ)キャンプ場で「子どもパークレンジャー」が開催されました!

子どもパークレンジャーとは、未来を担う子どもたちにレンジャーの仕事を知ってもらおうという事業です。国立公園の保護管理を行うレンジャーはさまざまな仕事をこなしますが、そこに生息する生きものを調べるのも仕事のひとつ。ということで、くじゅうに生息している動物を調査してもらおう!と子どもたちと森の中を歩き、動物の痕跡(「フィールドサイン」といいます)探しをしました。

山道を歩くのも初めてという子もいました。森の中では何がみつかるかな?



早速何か見つけました!何だろう~?

タゴガエルでした!森の中で生活する、小さなカエルです。

イノシシのお風呂も見つけました!

「ヌタ場」といって、イノシシはこのような泥の中を転げ回ることで体についた寄生虫を落とします。

子どもたちは熱心に調査していて、ネズミやモグラの穴、シカのフンや足あとなど、色んなフィールドサインを見つけました!

森の中を歩く。ドキドキ。  (中)シーボルトミミズ    (右)シカの足あと

夜ご飯は自分たちで作りました。

材料を切るだけではなく、火を起こすところから自分たちで行いました。それも、ライターやマッチは使わず竹や火打ち石を使った火起こしです!竹をこすりあわせることで火がつけられるのには私もびっくりしました!(竹を使った火起こしは難しくて、最終的にはみんな火打ち石を使って火を起こしました)

キャンプで食べるカレーはやっぱりおいしい!みんなで作ったおかげだね!

翌日は、登山道や沢水キャンプ場周辺に設置したセンサーカメラで撮れた動物の説明をアクティブ・レンジャー兒島が行い、さらに動物についてのもう少し詳しいお話を専門家の方にしてもらいました。森の中を歩いたときは実際に動物を見ることはなかったけれど、動物はたしかに棲んでいると感じてもらえたと思います。

たくさんの生物が生息しているくじゅうや、国立公園をこれからもずっと守っていくために、この中から将来レンジャーになる人が出てくれたら嬉しいです。



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2016年06月29日Let's外来種駆除!オオハンゴンソウの駆除活動

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 兒島音衣

こんにちは!梅雨に入り毎日雨続きですね。

そんな中、梅雨の晴れ間となった6月19日(日)に、くじゅう地区パークボランティアの会が主催する外来種駆除活動があり、くじゅうのパークボランティアをはじめとするボランティアの方々と一緒に、タデ原湿原横の湿地に生育している【オオハンゴンソウ】という特定外来生物の駆除活動を行いました。

このオオハンゴンソウ、鑑賞用や緑化のために導入されたのですが、繁殖力と生命力がとても強く生態系に悪影響を与えるため、栽培、飼育、保管、運搬、販売が原則禁止されている「特定外来生物」に指定されています。もともとは北アメリカ原産の多年生草本(キク科)で、畑、道ばたや水路沿い、河川敷など湿った場所を好み、一度定着してしまうと根絶がとても難しいです。

タデ原の上流部にオオハンゴンソウの大群落があり、水の流れによって種がタデ原湿原内部にも広がってしまうかもしれない、という心配があるため、毎年駆除活動が行われています。

オオハンゴンソウの生命力は非常に強く、2.4gの根の破片から再生します。

本来ならば根っこから引き抜いてしまうのが一番良いのですが、今回作業に当たった場所はものすごい数のオオハンゴンソウが生育していたため、根の引き抜きではなく花芽(花になる部分)の摘み取りを行いました。

花芽を摘み取ることで種ができるのを防げるので、分布拡大を防ぎます。また次に実施する予定の草刈りで、刈られた個体に種がつく心配がなくなります。











(左)オオハンゴンソウの花芽  (右)もくもくと作業が進みます

みなさん何度も外来種駆除活動に携わっていることもあり、手慣れた様子で次々に摘み取っていきました!

休憩してからは一列に並んで一気に攻めていきました!! いざ進め!オオハンゴンソウバスターズ!

なんとこの日は2時間ちょっとの作業で、ゴミ袋51袋分のオオハンゴンソウを摘み取りました。

1袋に600~700本入っていたので、3万本以上ものオオハンゴンソウを摘み取ったことになります。

このように軽トラいっぱいになりました。一作業終えてみなさん良い笑顔♪

まだ余力があるということで、別の場所に移動し、【オオキンケイギク】という特定外来生物の駆除もおこないました。

オオキンケイギクもオオハンゴンソウ同様に繁殖力が強く、大群落を形成して在来種を駆逐します。

今回は範囲が狭かったため、オオキンケイギクは根っこから引き抜きました。











梅雨が明けると、ヒゴタイを始めとするたくさんの夏の花が見られるようになります。

外来種はその旺盛な生命力と繁殖力でどんどん増えていきますが、在来種や特にその地域特有の種はそうはいきません。今ある景色をこの先ずっと守っていくためにも、外来種駆除活動のような地道な活動がとても大切になります。

今回作業に参加してくださったみなさん、どうもありがとうございました!

一人でやるには大変なことでも、大人数でやると早いし楽しいと思います。これからもたくさんのみなさんのご協力をお願いします!

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2016年06月07日くじゅう山開き!

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 兒島音衣

こんにちは。

65日にくじゅう山開きが行われました。

前日は雨風が強く、中止にならないか心配でしたが、5日当日は雨が弱まり、霧雨の中、無事山頂祭が開催されました。

5日の山頂祭(大船山山頂で行う神事)に先立ち、4日の前夜祭では遭難者追悼慰霊祭が行われました。

くじゅうでは毎年数多くの遭難事故が報告されています。

夏山シーズンの到来、また、今年から山の日(811日)が施行されることから、登山者が増えることが予想されます。くじゅうの山は登り口やコースも多く、気軽に登れる分、油断すると大惨事になりかねません。また、地震の影響もあります。少しでも多くの方に「楽しかった、また来たい」と思って帰ってもらいたいです。

そのためにも、みなさん、装備はしっかりと準備し、十分に計画して行きましょう!登山届けを忘れずに!

前回の投稿では青空に映えるミヤマキリシマをお届けしましたが、霧の中のミヤマキリシマもなかなか幻想的でした。



大船山山頂で行われた山開きは、例年よりも人が少なかったとはいえ、雨の中たくさんの人が来てくださいました。


神様に今シーズンの山の安全を祈念し、最後は万歳三唱!!



ミヤマキリシマは今月中旬頃までが見頃です。

この時季だけ見られるピンクの絨毯を、ぜひ見に来てくださいね~!

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2016年06月03日満開のミヤマキリシマ!!

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 兒島音衣

ミヤマキリシマは今、こんなにきれいに咲いています!



平治岳のミヤマキリシマは日本一の群落密度を誇り、

大船山のミヤマキリシマは国の天然記念物に指定されています。

大船山とミヤマキリシマを拝む

平治岳のミヤマキリシマ

なぜ、一面ピンクに染めるほどたくさんミヤマキリシマが生育しているのでしょうか。

それは、霧島地域の橋之口アクティブレンジャーも触れていたように、火山が関係しているといわれています。

火山活動が活発になると、発生した火山性ガスによって多くの植物は枯れてしまいます。しかし、ミヤマキリシマはそんな厳しい環境に耐え生き残ります。競争相手がいなくなることで、ミヤマキリシマはこんなにもたくさん増えることができたのですね。



ところが、火山活動が沈静化すると、他の植物たちが勢いを取り戻します。生長の早いノリウツギ、アセビをいった他の植物はすぐにミヤマキリシマより大きく育ち、ミヤマキリシマの上に陰を落とします。そうすると光を得られなくなったミヤマキリシマは次第に元気をなくし、枯れていきます。

火山性ガスに耐えることができても、他種との競争には弱い。火山と深く関係のあるミヤマキリシマなのでした。

ちなみに英名はKyushu Azalea、学名はRhododendron kiusianumです。

お気づきでしょうか?

どちらにも「九州」とあります!(kiusianum →「キュウシアナム」と発音)

実は、九州の、火山のあるところにしか自生していないんです。

雨が心配されますが、5日はくじゅう山開きがあります。

前夜祭が4日夜、法華院温泉山荘で、5日の山頂祭は大船山山頂にて執り行われます。

山頂祭は、雨天の場合5日朝5時半に判断が下されますので、心配な方は、

【竹田市役所久住支所0974-76-1111】までお問い合わせください。



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2016年05月31日ピンクに染まる山々

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 兒島音衣

こんにちは。

早くも各地で真夏日が観測されていますね。くじゅうでは日中の気温は上がるものの、朝晩はまだ長袖の上着が手放せません。

一雨ごとにみどりは濃く、草丈は高くなっていきます。昨日は久しぶりに晴れて青空が見られたのですが、タデ原から見える星生山の斜面はピンクに色づいていました!



昨日は関係者と赤川登山道の地震の影響について調査しに行きました。谷に沿って大きな落石や土砂流出がみられ、地震の恐ろしさを目の当たりにしました。

なお、くじゅう地域では、通行できない(現在通行禁止となっている)登山道は一部のみで、多くの登山道は今までどおり歩けます。登山前に最新情報のチェックを忘れずに。

左:久住山山頂近くの岩場が崩壊し、谷に沿って崩れている(登山道の一部を押し流している状態)

右:大きな石が落ちてきて木がなぎ倒されている

昨日は天気が良かったこともあり、アセビの新葉は鮮やかな黄緑色に、ミヤマキリシマの花はピンク色に、青空を背景にとても美しく映えていました!

ミヤマキリシマが斜面を染めていく

緑と青のコントラストが最高!!

霧島ではミヤマキリシマはもう見頃を迎えているようですね!とっても綺麗です。

くじゅうでは立中山、猟師岳で見頃です。

平治岳、大船山では68分咲きということで、今週末(65日)に迫ったくじゅう山開きでは見頃を迎えると思われます!

しばらく天気の良い日が続くようなので、ぜひぜひ見に来てください♪

※※なお、通行できる登山道情報については525日の投稿、もしくは長者原ビジターセンターFacebookページでご確認ください。登山道情報は今後どんどん更新されていくと思いますので、登山前にしっかり確認するようお願いします!※※

【長者原ビジターセンターFacebookページ】

https://www.facebook.com/choujabaruvisitor

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2016年05月25日花がいっぱい、新緑のくじゅう山

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 兒島音衣

こんにちは。

地震から1ヶ月が経ち、くじゅう地域もやっと落ち着いてきました。幸いにもくじゅう地域の被害はそこまで大きくなく、今はミヤマキリシマがあちこちで開花し、山にピンク色が増えていく様子に毎日わくわくしています♪

さて、地震後の登山道ですが、たくさんの人から情報をいただいたり、関係者でチェックしに行った結果、いくつかの登山道は通行禁止の措置がとられていますのでご注意ください。

通行が禁止されているのは、

・赤川登山口~久住山

・沢水登山口~稲星山

・平治岳北尾根ルート  です。

また、長者原から諏峨守峠へ向かう道は、大きな落石がたくさんあり、余震や雨などによって落石が発生しそうな状況ですので、自粛をお願いしています。

通行可能な道や通行禁止区間は以下の地図にまとめられていますので、ご確認ください。

くじゅう連山・登山道情報地図(5/23).pdf

上記の登山道は通行禁止・自粛になりましたが、ほとんどの登山道は今までどおり通行できます。ただし地震の影響で浮き石、落石が発生しやすい状況ではありますので、十分に注意してお越しください。

先日、本格的な登山シーズンを前に、九州電力主催の登山道整備が行われました。ロープを張り直したり、雨が溜まりやすい場所に水が流れるように溝を作ったりしました。雨が降るとぬかるんでかなり足場の悪くなる道が、少し歩き易くなると思います!


この日は天気が良く、爽やかな風が吹いていて、新緑が美しい中にミヤマキリシマがぽつぽつと、場所によってはたくさん咲いていて、気持ちがいいと同時に嬉しくなりました!

昨年は虫害にやられ、花つきはあまり良くなかったようですが、今年は花芽がたくさんついていて、虫もほとんど見ません!

長者原では、今年は花の当たり年ではないかと噂されています(^^

ミヤマキリシマだけでなく足下に注意すれば、小さな花がたくさん咲いていることに気づきますよ。(そんな植物たちを傷つけないためにストックにはキャップをつけましょう!)

(左から、イワカガミ、ウスノキの花、マイヅルソウ)

みなさんも、これからどんどん色濃くなっていくくじゅう山や、ミヤマキリシマを見に来ませんか??


【追記】

くじゅう地域の登山道の情報はFacebookの方で随時更新しておりますので、登山をお考えの方は併せてご利用だき、最新情報をご確認ください。

 

【長者原ビジターセンターFacebookページ】

https://www.facebook.com/choujabaruvisitor



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2016年04月27日震災後のくじゅう地域の登山道

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 兒島音衣

このたびの震災で被災された方には深くお見舞い申し上げます。

 
くじゅう地域では、登山道に落石や亀裂の発生が報告されています。

まだ余震も続いていますので、登山をお考えの方は安全が確認されるまで控えていただくか、十分注意しての登山をお願いいたします。

 
先日、くじゅう地域の主な登山口にこのような張り紙をしてまいりました。

もし登山をされて、登山道に異状を見つけた場合は、長者原ビジターセンター(Tel. 0973-79-2154)まで情報提供をお願いいたします。

 
また、由布岳はすべての登山道で立ち入りが禁止されていますのでご注意ください。

鶴見岳については、別府ロープウェイ、ロープウェイ山頂駅周辺の遊歩道(山頂含む)は利用可能ですが、それ以外の道での登山は控えていただきますようお願いいたします。

 
今回の震災で、阿蘇くじゅう国立公園の特に阿蘇地域では、大きな被害に見舞われました。

自然の脅威だけでなく、自然の魅力をゆっくりと実感できる日が早く迎えられることを願います。

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2016年04月13日くじゅうに春がやってきました。

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 兒島音衣

はじめまして。

くじゅうではアクティブ・レンジャーがバトンタッチされ、4月からは私、兒島(こじま)が務めます。季節の情報、くじゅうの魅力など、たくさんの人に伝えていきたいと思います。よろしくお願いします!

いきなりですが、みなさんは「春の色」といったら何色を思い浮かべますか?

春はいろんな色であふれている季節ですよね。

しかし、ここくじゅうでは、春の色は「黒」なんです。

春、阿蘇・くじゅうで忘れてはならないのが「野焼き」です。



燃やすといっても山のすべてを燃やしてしまうわけではありません。草原として残しておきたいところだけを燃やし、森林として残しておきたいところには、火がうつらないように、細心の注意を払います。準備は前の年の夏の終わりから進められ、多くの人の協力があって毎年くじゅうの草原・湿原は維持されています。

↑火は下から上へ向かうため、草地と森林(または道路など)の境界部では少しずつ草を燃やして防火帯を作ります。それにより、草地全体に火をつけても周囲に火が飛びうつりにくくなります。

バチバチと枯れ草の燃える音、ものすごい熱をもった炎、そしてなつかしいような煙のにおい・・・・・・。

野焼きは、人が自然を利用するために1000年以上も前からずっと続けられてきました。煙のにおいがなつかしく感じるのはそのせいかもしれません。 現在、草原の維持は放牧のためだけではなく、草原・湿原でしか生育・生息できない生き物を守るために行われています。

長者原ビジターセンター1階にある展示では、迫力ある野焼きの映像を見ることができますよ!

(長者原ビジターセンター: http://kyushu.env.go.jp/nature/tyojyabaru/index.html

この春のくじゅう地域の野焼きはすべて終わり、地面はまっくろ。

ここから新芽が出て、キスミレやハルリンドウなどの春の花が咲き始めるでしょう。

くじゅうにもようやく春がやってきました!

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