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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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阿蘇くじゅう国立公園

82件の記事があります。

2016年06月03日満開のミヤマキリシマ!!

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 兒島音衣

ミヤマキリシマは今、こんなにきれいに咲いています!



平治岳のミヤマキリシマは日本一の群落密度を誇り、

大船山のミヤマキリシマは国の天然記念物に指定されています。

大船山とミヤマキリシマを拝む

平治岳のミヤマキリシマ

なぜ、一面ピンクに染めるほどたくさんミヤマキリシマが生育しているのでしょうか。

それは、霧島地域の橋之口アクティブレンジャーも触れていたように、火山が関係しているといわれています。

火山活動が活発になると、発生した火山性ガスによって多くの植物は枯れてしまいます。しかし、ミヤマキリシマはそんな厳しい環境に耐え生き残ります。競争相手がいなくなることで、ミヤマキリシマはこんなにもたくさん増えることができたのですね。



ところが、火山活動が沈静化すると、他の植物たちが勢いを取り戻します。生長の早いノリウツギ、アセビをいった他の植物はすぐにミヤマキリシマより大きく育ち、ミヤマキリシマの上に陰を落とします。そうすると光を得られなくなったミヤマキリシマは次第に元気をなくし、枯れていきます。

火山性ガスに耐えることができても、他種との競争には弱い。火山と深く関係のあるミヤマキリシマなのでした。

ちなみに英名はKyushu Azalea、学名はRhododendron kiusianumです。

お気づきでしょうか?

どちらにも「九州」とあります!(kiusianum →「キュウシアナム」と発音)

実は、九州の、火山のあるところにしか自生していないんです。

雨が心配されますが、5日はくじゅう山開きがあります。

前夜祭が4日夜、法華院温泉山荘で、5日の山頂祭は大船山山頂にて執り行われます。

山頂祭は、雨天の場合5日朝5時半に判断が下されますので、心配な方は、

【竹田市役所久住支所0974-76-1111】までお問い合わせください。



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2016年05月31日ピンクに染まる山々

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 兒島音衣

こんにちは。

早くも各地で真夏日が観測されていますね。くじゅうでは日中の気温は上がるものの、朝晩はまだ長袖の上着が手放せません。

一雨ごとにみどりは濃く、草丈は高くなっていきます。昨日は久しぶりに晴れて青空が見られたのですが、タデ原から見える星生山の斜面はピンクに色づいていました!



昨日は関係者と赤川登山道の地震の影響について調査しに行きました。谷に沿って大きな落石や土砂流出がみられ、地震の恐ろしさを目の当たりにしました。

なお、くじゅう地域では、通行できない(現在通行禁止となっている)登山道は一部のみで、多くの登山道は今までどおり歩けます。登山前に最新情報のチェックを忘れずに。

左:久住山山頂近くの岩場が崩壊し、谷に沿って崩れている(登山道の一部を押し流している状態)

右:大きな石が落ちてきて木がなぎ倒されている

昨日は天気が良かったこともあり、アセビの新葉は鮮やかな黄緑色に、ミヤマキリシマの花はピンク色に、青空を背景にとても美しく映えていました!

ミヤマキリシマが斜面を染めていく

緑と青のコントラストが最高!!

霧島ではミヤマキリシマはもう見頃を迎えているようですね!とっても綺麗です。

くじゅうでは立中山、猟師岳で見頃です。

平治岳、大船山では68分咲きということで、今週末(65日)に迫ったくじゅう山開きでは見頃を迎えると思われます!

しばらく天気の良い日が続くようなので、ぜひぜひ見に来てください♪

※※なお、通行できる登山道情報については525日の投稿、もしくは長者原ビジターセンターFacebookページでご確認ください。登山道情報は今後どんどん更新されていくと思いますので、登山前にしっかり確認するようお願いします!※※

【長者原ビジターセンターFacebookページ】

https://www.facebook.com/choujabaruvisitor

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2016年05月25日花がいっぱい、新緑のくじゅう山

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 兒島音衣

こんにちは。

地震から1ヶ月が経ち、くじゅう地域もやっと落ち着いてきました。幸いにもくじゅう地域の被害はそこまで大きくなく、今はミヤマキリシマがあちこちで開花し、山にピンク色が増えていく様子に毎日わくわくしています♪

さて、地震後の登山道ですが、たくさんの人から情報をいただいたり、関係者でチェックしに行った結果、いくつかの登山道は通行禁止の措置がとられていますのでご注意ください。

通行が禁止されているのは、

・赤川登山口~久住山

・沢水登山口~稲星山

・平治岳北尾根ルート  です。

また、長者原から諏峨守峠へ向かう道は、大きな落石がたくさんあり、余震や雨などによって落石が発生しそうな状況ですので、自粛をお願いしています。

通行可能な道や通行禁止区間は以下の地図にまとめられていますので、ご確認ください。

くじゅう連山・登山道情報地図(5/23).pdf

上記の登山道は通行禁止・自粛になりましたが、ほとんどの登山道は今までどおり通行できます。ただし地震の影響で浮き石、落石が発生しやすい状況ではありますので、十分に注意してお越しください。

先日、本格的な登山シーズンを前に、九州電力主催の登山道整備が行われました。ロープを張り直したり、雨が溜まりやすい場所に水が流れるように溝を作ったりしました。雨が降るとぬかるんでかなり足場の悪くなる道が、少し歩き易くなると思います!


この日は天気が良く、爽やかな風が吹いていて、新緑が美しい中にミヤマキリシマがぽつぽつと、場所によってはたくさん咲いていて、気持ちがいいと同時に嬉しくなりました!

昨年は虫害にやられ、花つきはあまり良くなかったようですが、今年は花芽がたくさんついていて、虫もほとんど見ません!

長者原では、今年は花の当たり年ではないかと噂されています(^^

ミヤマキリシマだけでなく足下に注意すれば、小さな花がたくさん咲いていることに気づきますよ。(そんな植物たちを傷つけないためにストックにはキャップをつけましょう!)

(左から、イワカガミ、ウスノキの花、マイヅルソウ)

みなさんも、これからどんどん色濃くなっていくくじゅう山や、ミヤマキリシマを見に来ませんか??


【追記】

くじゅう地域の登山道の情報はFacebookの方で随時更新しておりますので、登山をお考えの方は併せてご利用だき、最新情報をご確認ください。

 

【長者原ビジターセンターFacebookページ】

https://www.facebook.com/choujabaruvisitor



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2016年03月30日この岩、よ~く見ると・・・・・!?【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 アクティブレンジャー 田上

阿蘇事務所の窓から見える桜の木も、枝先のつぼみも大きく膨らみ、ぽつりぽつりと開き始めています。

満開はいつ頃かなぁ~♪

H28.3.29事務所近くの桜(西巌殿寺)

 

さて、以前くじゅう地域の田中ARが『おもしろい形をした岩シリーズ』を投稿していましたね。阿蘇にも『○○に見える岩』があるんですよ、ご紹介します!

 

この写真のどこかに、『顔』があるような・・

  

こちらです

 

 

そう真ん中に!面長のすまし顔で、口をぐっとつぐんだようなクールな横顔。たぶん男性でしょうか。

これは野焼き後の写真なので、髪(前髪)は黒っぽく見えます。

そして、約2か月後の彼の姿はというと・・

髪を緑に染め、前髪にはピンクのミヤマキリシマを乗っけ、もみあげもモリモリに!なんともおちゃめな姿に(^.^) だけど顔はすましたままなので、なんだか笑えます。・・真夏には緑のさらさらロン毛でしょうかね!?

この岩、根子岳や高岳を遠くから見守っているような感じで、阿蘇市と高森町を結ぶ国道265号線沿いにあるんです!近くには言い伝えのある「箱石」という重箱のような大きな岩もあるので、ドライブしながら探してみてください♪ ※カーブが多いので車の運転にはお気を付け下さい!

 

ちなみに、阿蘇では昔から「阿蘇谷に七鼻八石(ななはなやいし)あり」と言われ、「鼻」は外輪山から谷内側に突き出ている部分を表し、「八石」は伝説や言い伝えが残る奇石(箱石も含む)のことです。

残念ながら「八石」の中に"彼"は入っていません・・。

 大観峰(遠見が鼻)からの風景

展望がよく、観光客に人気の「大観峰」も実は鼻の一つなのです。

 

阿蘇の山を歩いてみると、七鼻八石以外にも阿蘇火山の活動によって作られたいろんな形の巨石を目にすることがあり、○○に似てるな~と心の中でつぶやいてしまいます。

これからトレッキングに最適な時期になるので、ぜひ『○○岩』見つけてみてください!

・・・野焼き後の草原では緑鮮やかな新芽が伸び始めています。新たなシーズンの始まりですね!

 

今回の投稿をもって私のAR日記は終了します。「日記見てるよ~!」と声をかけて下さる方もいらっしゃいました、ありがとうございました☆引き続き藤田AR、後任ARの日記は続きますので、のぞいてみて下さい♪

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2016年02月24日春のはかなきものたち【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 アクティブレンジャー 田上

 

この時期、林床からニョキニョキニョキ・・・このつぼみ、なんの花が咲くでしょうか??

 

フクジュソウ(ミチノクウフクジュソウ)のつぼみでした♪

高森町にある「阿蘇野草園」では今月の中旬頃から、少しずつ咲きだしています。

春を感じますね(^^)・・というのも、戦略的に早春に咲いているんですよ!

 

広葉樹の林の下によく見られますが、広葉樹が芽吹く前に花を咲かせることで、地面まで届く太陽をたっぷり浴びて光合成を行い、地下茎に栄養を蓄えるのです。そして、林の葉が生い茂る初夏には、地上から姿を消し、次の春までじーっと待ちます。

このようなサイクルを持つ植物は「スプリングエフェメラル」と呼ばれ、直訳すると「春のはかなきものたち」。カタクリ、キスミレ、イチリンソウ、セツブンソウ・・・どれも花は小さく華奢なイメージ。

 

そして、そして、フクジュソウはヒマワリのように、太陽の方向を向いて咲くんです!

花の内側はつやつやした質感で、太陽から受けた熱を花の中心に集める仕組みになっているそうです。まだまだ寒い時期に咲きますが、花の中心あたりは集まった熱で暖かいので、昆虫も暖を求めて集まってきて、ついでに花粉を運んでくれるのです!・・・賢すぎるっ(ω゚ノ)ノ!

 

・・・この日はあいにくの小雨、花は開いていませんでした。残念。(咲いたら右上の雰囲気)

 

阿蘇は今、野焼きの真っ只中!天気の良い週末には、どこかで煙が上がっています。

草原も春の準備です♪

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2016年01月29日野草堆肥にチューモク!! 【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 アクティブレンジャー 田上

今回は阿蘇の草原と野菜のオイシイはなしを紹介したいと思います。

 

阿蘇地域にある直売所には観光客だけでなく地元の方も地域の野菜などを求めてたくさんの方が訪れています。野菜売り場では、阿蘇の野菜はおいしいかよね!甘みが強かもん!丸々太っとる!などとオイシイほめ言葉が飛びかっています。嬉しいですね♪

 

その「おいしさ」にはヒミツがあったことが、この度、判明したのです!

それが『野草堆肥(やそうたいひ)』の存在です。阿蘇地域で農業に携わる方はご存じと思いますが・・・野草堆肥は、阿蘇の草原の野草(ススキなど)を原料として作られた堆肥のことで、阿蘇地域の農家の多くは昔から野菜づくりに使っています。

 

農家の方に野草堆肥のことを聞いてみると「野草堆肥ば使うと土がフカフカする」「根の張りが違う」「ミミズが増えるとばい」「化学肥料はいらん」と教えてくれます。経験的に野草堆肥の"なにか"を感じているのです。そして、この"なにか"を科学的に裏付ける研究結果が最近発表されました!!

野草堆肥をつくっている様子

 

どんな結果かというと、野草堆肥に大量の善玉菌(拮抗菌(きっこうきん))が含まれていることが判明し、土の中で病気を抑えたり、作物にとって重要なカリウムや窒素などの成分を土中に保つ働きがあるといいます。菌は2種みつかっていて、そのうちの1種は新種の可能性もあるようです!

やっぱり、オイシイことにはヒミツがあったんだ!農家の方の自信にもなります。

野草堆肥で育ったアイコトマト

 

阿蘇の草原の重要な管理として「草刈り(採草)」があります。刈った草は家畜のエサや畜舎の敷床、野草堆肥、古くは茅葺き屋根や燃料にも使われてきました。また、草を刈り短くすることで野焼きを安全に行うことにも繋がります。いきものにとっても、地表まで太陽が届くことでたくさんの草花が咲き誇り、チョウも舞う草原になります。

しかし、時代とともに草を刈る量(使う量)は減り、今では草は刈らずに野焼きのみしか行わない草原もたくさんあり、貴重な植物も減ってきています。

 

そんな中で「善玉菌」のニュースは、野草堆肥の再評価につながり、野草の利用促進が期待されます!

野菜だけでなく、お花や果樹の栽培にもイイそうです。農家さんの畑にはもちろん、家庭菜園にも!

土づくり、野菜づくりに興味のある方はぜひのぞいてみて下さい。↓↓

【野草堆肥利用マニュアル】http://aso-sougen.com/pamphlet/index.html

 

私自身、野草堆肥を使っている農家さんと関わることが多いので、この研究結果がなんと元旦の新聞1面に掲載されていたことには嬉しい驚きでした!

野草堆肥が広がる1年になると良いなと感じています☆

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2016年01月28日いきものリレー⑧『コミミズク』【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 アクティブレンジャー 田上

寒波の到来で、あまり雪が降らない九州の平地にも雪が降りました。沖縄本島では観測史上初の降雪だとか!・・時を同じくして八重山の島めぐりをしていた私なのですが、出会ったおばぁが「寒すぎて生きていけないよ」と嘆いていました(o;) 初雪を降らす程の寒波だったので、おばぁももちろん初めての寒さだったのでしょう。

もちろん阿蘇山も雪景色ですよー!

 

さて、今回のいきものリレーでは、冬の阿蘇の草原にやってくる猛禽 コミミズクを紹介します。

この寒さをむしろ「暖かい!」と感じて、遠く北の大陸から越冬のために飛来してくるフクロウの仲間で、漢字で書くと『小耳木菟』と書くようです。漢字から想像してみると、小さい耳があるような・・「菟」はウサギを表す字で、木に棲んでいる?・・なんとなく姿が想像できるような、できないような(「木菟」と書いて羽角(耳のように見える部分)を持つミミズクを表すようです)。

実際の姿はコレです↓↓

 撮影:井上欣勇様

あまり目立ちませんが、頭のてっぺんくらいに左右に羽角があるのです。

顔には白い縁取りがあり、顔面がハッキリと見えすぎていてちょっとユニーク♪

 

 撮影:有馬宏幸様

羽を広げると1mにもなり、飛んでいる姿は「丸太をぶった切ったような」とよく表現されます!うん、確かにそう見えるっ!

阿蘇では日が傾く15時頃から飛び始めて、ネズミを狩る様子が見られるようです。

・・・どうしても本物を見たくて、昨年の冬、今冬とチャレンジしていますが・・私はまだ見れていません(+_+)なので写真は、お借りしました。

2月、3月もあるので、まだまだ希望は捨てずにチャレンジしたいと思います!

 

そうそう、阿蘇ではフクロウをモチーフにしたクラフト作りがあるんですよ(^^)しかも、草原のススキやドングリの帽子など阿蘇の素材です。

秋頃に子ども達への草原学習などで、みんなで作ったりします。ふわふわでかわいいでしょ☆

冬の阿蘇だからこそ観察することができるいきものの姿がたくさんあります。特に冬鳥はたくさんいますよ~!暖かい格好で阿蘇へおいで下さい♪

☆観察する時は、近づき過ぎないように。そして、草原の木柵やゲートを越えないようにお願いします。

 

次回のいきものリレーは対馬の山口アクティブレンジャーです♪お楽しみに~☆

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2016年01月28日約50年ぶり!草千里で野焼き復活

阿蘇くじゅう国立公園 アクティブレンジャー 藤田

 先日は九州各地で積雪となり、凍結などで水道管破裂による断水などで、生活に支障が出ているようですが一日も早く復旧されるように願っています。阿蘇では降雪はそれほどなかったのですが、朝方は氷点下10℃は越えたようで、日中の気温も上がらず寒い日が続きました。道路なども普通に見えても凍っていたりするので車の運転等も気をつけてくださいね。

 

 

 阿蘇山の草千里ヶ浜にて、1968年以来約50年ぶりに野焼きが再開されることになり、『草千里草原再生開始式』が平成28年1月23日(土)草原保全活動センター内草原学習館にて執り行われました。

野焼き再開については、熊本県や阿蘇市、牧野組合、(公財)阿蘇グリーンストックなどで作る草千里野焼き実行委員会が主催。式典にて、蒲島知事や実行委員長の阿蘇市の佐藤市長、牧野を代表して黒川牧野の西岡組合長から草原再生に向けて熱い意気込みが語られました。

 

 

開始式の様子

 

 

集合写真

 

 

 阿蘇での野焼き再開としては4例目となりますが、草千里は阿蘇を代表する観光地のひとつで、草原に入って楽しめる貴重な場所(※)でもあります。道向かいには阿蘇火山博物館やレストハウスなどが建ち並んでおり、多くの観光客が訪れます。(※他の草原は地元の方が管理しており、無断で入ることはできません)

 

★著名な方も草千里を訪れています★

 烏帽子岳の裾野にある草千里は、約2万7千年前に噴火した場所で、2つある水たまりの西側が最初の噴火の火口跡で、東側がその後溶岩ドームを吹き飛ばした時の火口跡になります。山頂から見下ろすと「人の顔」のようにも見え、芸術家の岡本太郎氏が「太陽の塔」を制作する時のモチーフにしたという話しも聞かれます。

 

 また、平成26年5月、宇宙ステーションから帰還された若田光一さんが、九州上空を飛行された時に「阿蘇の草千里のそよ風がとても恋しく感じられます。」とのコメントも残されています。

 

 余談ですが、私も幼い頃、学校の遠足やピクニックに行き、草原を駆け回ったりボール遊びをして転んで泣いた思い出があります( ̄∇ ̄)。

 草千里の情景はいろいろな方の記憶に残っているんですね。

 

 

顔に見える?(撮影20138月)

 

 


草千里西側の草原(撮影2013年5月)

 

 

 草千里は、複数の牧野で管理されており、牧野間の理解と協力が必要となります。ひとつの牧野が野焼きをやめたら他の牧野もできなくなるのです。近年、高齢化や担い手不足により、野焼きを続けることが難しい、または止めてしまった牧野が増えてきました。そこで、人手不足を補おうと県や市町村、野焼きボランティアなどの多くの協力を得て再生事業に取り組み、今年度は草千里一帯75ヘクタール中の北側30ヘクタールで、2月中旬頃に野焼きが行われる予定です。野焼きが景観維持にもたらす効果についても調査されるそうなので、とても興味深いです。

 

 人の手が加わることで成り立っている「二次的自然」の阿蘇の草原を私たちの手で再生して、それを後世に伝えていきましょう!♪

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2015年12月22日風は芸術家【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 アクティブレンジャー 田上

えびのの橋之口ARからも雪の日記が届いていますね♪

先週くらいから、車のフロントガラスがバリバリに凍っていたり、阿蘇山が雪化粧していたり・・暖冬予想ながらも本格的に冬がやってきたようです。

九州は日本の中では南にあるので、雪が降らないイメージを持たれることもありますが、くじゅうや阿蘇、祖母山などの九州山地周辺や屋久島の山頂付近は雪景色に包まれます。

 

阿蘇に冬がやってきた!ということで、『氷』のいろいろな表情を紹介します {{ (>_<) }}ブルブル

まだまだ里には積もることは無いですが、山のほうでは景色がキラキラです☆

 

・草原の草、一本一本にも

とても薄いので日が出ると溶けちゃいます

 

・氷のスティックがにょきにょき~

草の生え方が違うと、風景も変わる

 

・カリフラワーのような・・??

岩陰の小枝にモコモコくっついてました

 

・氷がなびく

吹きっさらしの小枝たち

 

・紅葉の次は白!!

雪の花が咲きました♪

 

気温、湿度、地形などで氷や雪の質は異なり、そこに風がくわわることで、ちょっとヘンだったり美しかったり、ものすごい形にも変化します。不思議でなりません!

その時の気温や風向き、どうやってこんな形になったのかなぁなんてことを想像しながら歩くのも楽しいですよ♪

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2015年11月25日噴火警戒レベルが緩和されました!レベル3 → 2【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 アクティブレンジャー 田上

この時期の阿蘇の草原、ヤマラッキョウが終わり、リンドウやウメバチソウも終わり、ススキの葉も緑が枯れ・・・すっかり茶色に染まってしまいました。

ススキの中に、あか牛がかくれんぼ♪

 

さて、この度(11月24日)、阿蘇中岳の噴火警戒レベルが71日ぶりに一つ緩やかになりました!阿蘇にとって重要な観光拠点である「阿蘇山上」。待ちわびていた観光業の方、観光や登山を計画していた方・・多いと思います!

【レベル2(火口周辺規制)】に緩和されて変わったこと・・・

★立入禁止の範囲が火口から1kmのエリアに縮小されました!火山博物館や草千里ヶ浜より上(先)の阿蘇山上広場まで行けるので、より近くで中岳を見学できる!

★阿蘇市から阿蘇山上を通って南阿蘇村に行き来できるようになりました。阿蘇パノラマライン(阿蘇吉田線)の全線開通!

★阿蘇山上広場、ロープウェイ阿蘇山西駅舎まで観光できます!阿蘇スーパーリングが体験でき、火山灰ラーメン、火山灰ソフトクリームもまた食べることができますよ~♪

★阿蘇山登れますよ!以下のルートが登山可能になりました。

  ・古坊中ルート

  ・杵島岳・往生岳ルート

  ・烏帽子岳→湯の谷ルート、地獄垂玉ルート、草千里ヶ浜ルート

  ・倶利伽羅ルート 火口から1km圏内の砂千里ヶ浜や中岳までは行けません。

  ・行儀松ルート 火口から1km圏内の砂千里ヶ浜や中岳までは行けません。

  ・高岳→仙酔尾根ルート

  ※【高岳→日ノ尾尾根ルート】は通行困難な箇所があるため登ることはできません。

登山道規制状況図(レベル2では黄色の部分は立入禁止です。)

 

『阿蘇中岳警戒情報』→阿蘇市役所ホームページhttp://www.city.aso.kumamoto.jp/

 

観光や登山を楽しめる場所が増えました~♪

気温が下がってきて、やっと阿蘇に冬がやってきた感じです、上着を持っていざ阿蘇へ(^.^)

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