ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年3月

10件の記事があります。

2018年03月26日野焼き~春の訪れ~

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 小泉 敦

こんにちは。

くじゅうにもマンサクの花が咲き始め、春が訪れました。

くじゅうの春の始まりの大切な行事である野焼きに、先日参加しました。

当日の天候は晴れ、風は微風と絶好の野焼き日和です。

野焼き実行委員会を始め、飯田高原の消防団や警察の方も含め、70名以上の参加者が集まりました。

全体の説明がされた後、班分けをし、各自ジェットシューターや火消し棒などを持ってスタンバイに入ります。(ジェットシューターは、総量20キロ近くになります。)

野焼きは危険も伴う行事なので、自分勝手な行動をしないことが大切になります。

また、火付け役はベテランの方が行います。

飯田写真に野焼きの火が入った瞬間、火の熱さも伴って、

くじゅうにも暖かな春が来たのだなぁと思いました。

1年振りに感じる野焼きの火の勢いは、言葉を絶する程に力強さを感じました。

午後にはやまなみハイウェイ沿いで野焼きを行い、

当日は丸一日、ジェットシューターを担いでの作業でした。

野焼き後、一面に真っ黒になった大地に感動し、早く新芽が出てくればいいなと思いました。

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2018年03月23日大学生にお仕事紹介!【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

3月13日、屋久島世界遺産センターのお隣の施設、(公財)屋久島環境文化研修センターで行われた大学生向けのイベントでお話しする機会を頂きました。

 

このイベントは、環境に関わる職業を知り、全国の仲間とネットワークを作り、未来の自分をデザインすることなどを目的とした全国の環境系学部の大学生の集いです。

実は昨年9月に第一回目があり今回は二回目。

そのイベントに各回とも呼んで頂き、レンジャーとアクティブレンジャーの職業紹介や、私の学生時代のことを中心に話をさせて頂きました。

 

大学生向けに講話する様子

▲講話の様子。

 

残念なことに環境省のレンジャーやアクティブレンジャーを知っていた学生はほとんどいませんでした。

その分、話し終えると様々な質問が飛んできました。

仕事内容、やりがい、パークボランティアのこと、採用方法、任期、給料...。

一回目と二回目の参加メンバーは違いましたが、どちらの回も皆さんそれぞれ将来や進路に迷いや不安を抱えながらも真剣に向き合う姿が印象的でした。

私からの話が学生さんにとって参考になったかは分かりませんが、自然環境に携わる職業の一つとしてレンジャーやアクティブレンジャーがあることを知ってもらえたことは良かったと思います。

お話しする機会をくださった研修センターの皆さん、聞いてくれた学生の皆さん、どうもありがとうございました!

 

レンジャー、アクティブレンジャーの仕事について知りたい方はコチラをご覧ください↓↓

 

【レンジャーの仕事(環境省HP)】

https://www.env.go.jp/park/workers/ranger.html

【全国のアクティブレンジャー日記(環境省HP)】

https://www.env.go.jp/park/workers/active_ranger.html

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2018年03月22日「野焼き」~阿蘇の春の風物詩~ 【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 アクティブレンジャー 藤田

 こんにちは。「あた、どぎゃんしとっとね?」と言われるくらいごぶさたしている阿蘇事務所の藤田です。あっという間に年度末、慌ただしく過ぎていきますね。

寒暖の差も激しいですが、阿蘇では新しい芽吹きを迎える準備が行われています。

 2月末から雨の影響で、順延していた草千里ヶ浜の野焼きは、34日に【草千里野焼き実行委員会】が主体となり実施されました。

 

 

  

展望所横の草原は、草丈が長かったので火の勢いも大きく、偶然居合わせた海外からの観光客の方々が、カメラを向けながら「Wao!!」と歓声があがっていました。

 

  

草千里ヶ浜では、地を這うようにして火が走り、靄が立ち上がるような幻想的な雰囲気に包まれました。

 

 

  

 

 熊本県や阿蘇市、牧野組合、野焼きボランティアなど約100名の動員があり、私たちも交通誘導班として参加しました。

 

 

                      野焼き前

 

 

                      野焼き後

 

 

 また、翌週には北外輪山や阿蘇山麓などの多くの草原で一斉野焼きが行われました。

 

                     10月頃の米塚周辺

 

                      野焼き後

 

 

 阿蘇地域の野焼きは、4月中旬まで続きます。道路沿いで見られる場所もありますが、

火の勢いや動きは読めませんので、燃えかすや火種が飛んでくるかもしれません。近くに車を止めたり、窓を開けっぱなしにしないように気をつけてくださいね。

野焼きが終わると、阿蘇に新緑の春が訪れます。

 

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2018年03月12日屋久島国立公園パークボランティア活動報告!【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

3月10日(土)、屋久島国立公園パークボランティアのみなさんと、屋久島南西部の栗生塚崎海岸で外来種アメリカハマグルマの駆除を実施しました。

 

屋久島国立公園パークボランティアの会アメリカハマグルマ駆除活動の様子

▲活動の様子。

この場所は年に1回パークボランティアのみなさんと駆除を続けている場所で、今年で3年目となりました。

 

2016年の活動の様子はコチラ!】

http://kyushu.env.go.jp/blog/2015/12/post-130.html

2017年の活動の様子はコチラ!】

http://kyushu.env.go.jp/blog/2017/03/post-291.html

 

3年目ということもあり、地面を這いつくばるように探してもなかなか見つけられないほど、アメリカハマグルマの勢力は衰えていました。

 

屋久島国立公園パークボランティアの会アメリカハマグルマ駆除活動の様子

▲アメリカハマグルマを探す様子。

 

1年目の駆除作業ではゴミ袋(大)8袋分もとれたアメリカハマグルマでしたが、昨年は2袋、今年は1袋弱しかとれませんでした!抜き取りだけでも効果はあったようです。

 

屋久島国立公園パークボランティアの会で今回駆除したアメリカハマグルマ

▲駆除したアメリカハマグルマ。ゴミ袋の半分ほどしかありませんでした。

また、同じ場所に在来種のオオキダチハマグルマが生えていて、幸いこの植物の成長が早く、アメリカハマグルマの繁茂を抑えてくれているようです。

3年目にしてようやくこの地域の根絶が見えてきました。

ただし、強靭な繁殖力を持つアメリカハマグルマは地中に少しでも根が残っているとまた生えてくるので、今後も監視を続ける必要があります。

 

一度地域に侵入してしまった外来種を根絶することは膨大な時間と労力と費用がかかります。

初期の発見と迅速な防除が定着の予防に重要であることを、ここでの駆除活動を通して改めて実感しました。

ぜひみなさんも暮らしの中で外来種について関心を寄せてみてください。

見慣れない植物(外来種)を見つけたら、屋久島自然保護官事務所までご連絡ください。

屋久島自然保護官事務所TEL:0997-46-2992

 

もちろん、「入れない、捨てない、広げない」は一人一人が守らなければならない外来種対策の基本!

【環境省HP:日本の外来種対策】

https://www.env.go.jp/nature/intro/index.html

 

さて、この日はアメリカハマグルマの駆除以外に、海岸にある環境省の看板も補修しました。

 

屋久島国立公園パークボランティアの会看板補修の様子

▲看板補修の様子。

潮風に当たって柱が傷んできていたので、防腐塗料を塗り直しました。

 

平成29年度のパークボランティアの活動はこれで終了です!

今年度は予定していた全ての活動を実施することができました。

口永良部島での清掃活動を2回実施し、会としては8年ぶりに救命講習も受講して、充実した1年だったのではないでしょうか。

会員のみなさん、大変お疲れ様でした。

4月からまたよろしくお願いします(^^)

 

屋久島国立公園パークボランティアの会集合写真

▲最後にみんなで、はい、チーズ!

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2018年03月07日ツルと人との共生のあり方を探る!ツル越冬地マイカー規制の社会実験【出水地域】

出水 本多孝成

出水自然保護官事務所のアクティブレンジャー、本多です。

今回は、ツル越冬地のマイカー規制の社会実験についてお伝えします。

 

出水は地元による長年の保護活動のおかげもあり、毎年1万羽以上のツルが飛来する国内最大のツル越冬地として知られるようになりました。しかし一方で高病原性鳥インフルエンザのリスク、一部の来訪者の迷惑駐車・農地への侵入など、現場では様々な問題が生じています。

出水のツル越冬地社会実験 チラシ

このような問題解決の一手段として、環境省ではツル越冬地のマイカー規制の社会実験を地元のボランティアや関係機関の協力のもと実施しました。越冬地の一部へのマイカー乗り入れを制限し、来訪者の方々にクレインパークいずみ(ツル博物館)への駐車をお願いしました。クレインパークいずみからは、ツル観察センター行のガイド付きシャトルバスを往復で運行し、普段とは異なるスタイルのツル観光・観察を体験して頂きました。合計33人の運営ボランティア、41人のツルガイド博士(後述)にご協力頂き、また567人の方々にシャトルバスにご乗車頂きました。ご協力・ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

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<社会実験当日の様子>

出水のツル越冬地社会実験 交通誘導ポイント

▲越冬地の数か所に交通誘導ポイントを設け、来訪者の方々にクレインパークいずみへの移動とシャトルバスの利用をお願いしました。多くの方が快く協力してくださいました。

出水のツル越冬地社会実験 シャトルバス消毒

▲シャトルバス乗降時には消毒マット(写真:緑色のマット)を踏んで頂き、鳥インフルエンザの防疫にご協力いただきました。

出水のツル越冬地社会実験 シャトルバスガイド

▲ツル観察センターへ向かうシャトルバスの車内では、地元の専門家とツルガイド博士(※)の子供たちによるツルの生態や越冬地の解説を行いました。子供たちの中には手作りの資料やマナヅルの可愛い被り物(!)を持ってきてくださった方もいました。オリジナリティーに溢れたガイドは乗客の皆さんからも好評でした。

出水のツル越冬地社会実験 出店

▲クレインパークいずみでは地元の特産品・ハンドメイド雑貨の出店や高校生たちが独自で開発したスイーツの販売が行われ、館内では押し花カレンダー作りの体験イベントが催されました。お土産を買う方、軽食を楽しむ方、家族で押し花カレンダー作りに参加される方など、多くの人で賑わっていました。

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ツルと人とのより良い共生は非常に難しい問題です。この実現のためには様々な人の意見や提案が欠かせません。今後も越冬地のマイカー規制の社会実験等を通じて皆さんの声に耳を傾けていきたいと考えています。

また今回の社会実験では様々な方にご協力頂きました。特に運営ボランティアの皆さま、ツル博士ガイドの子供たち、出水市および関係者の皆さま、そしてシャトルバス利用にご協力いただいた来訪者の皆さま、本当にありがとうございました。

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(※)ツルガイド博士は、出水市内の小・中学生で構成され、主に冬休み期間中に来訪者の方々へツルの解説を行うボランティア組織です。現在、合計153名がツルガイド博士に登録されているそうです。

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2018年03月06日「さんごゆんたく館」オープニング式典 開催!

慶良間 アクティブレンジャー 前山

はいたい!(こんにちは!)

慶良間諸島国立公園においてサンゴ礁の保全や情報発信を目的とした施設

「さんごゆんたく館」を座間味村阿嘉島に建設し、2018年3月5日「サンゴの日」に

オープニング記念式典を行いました。

さんごゆんたく館 外観

「ゆんたく」とは、方言で「おしゃべり」の意味で、村内の公募により選ばれました。

気軽に訪れ、サンゴや自然について「おしゃべり」することで、慶良間諸島国立公園を

より深く知ってもらえたり、様々な映像を見て、くつろいで頂けるような空間作りを

進めていきます。

さんごゆんたく館 式典村内外からのたくさんの方々に参加して頂き、賑やかで素敵なオープニング式典と

なりました。

とかしきなおみ環境副大臣の挨拶から始まり、たくさんの方にご祝辞をたまわり、

電報も頂きました。さんごゆんたく館の概要説明や紹介を行った後、琉球大学

名誉教授 土屋様にご講話して頂き、地元の阿嘉小学校・慶留間小学校の子供達の学習発表が

ありました。ケラマジカの研究やサンゴの産卵観察会の様子など、堂々と発表している姿は

とても頼もしかったです。

さんごゆんたく館 式典 阿嘉小学校 慶留間小学校学習発表 記念撮影最後にドローンで記念撮影を行いました。

さんごゆんたく館が多くの人に愛される施設となるよう、ワークショップや発表会・

フォトコンテストなど参加型のプログラムを作り、慶良間諸島国立公園が、更に素晴らしい

場所になるお手伝いをしていきます。

皆様!是非!「さんごゆんたく館」へ遊びに来て下さい♪お待ちしています。

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2018年03月06日サンゴの日イベント☆

西表石垣国立公園 石垣管理者

こんにちは、石垣自然保護官事務所の神保です。

石垣島は暖かい日が続き、すでに半袖で過ごせる気候です。

もはや春を通り越して夏が近いのかなぁといった感じです。

さて、3月5日は「サンゴの日」ということで、

ただいま石垣港離島ターミナルでパネル展を開催中です!

~パネル展示「日本最大のサンゴ礁"石西礁湖"を知ろう」~

国際サンゴ礁年2018もPR中!

サンゴ礁ウィーク2018期間中である、2月24日~3月11日まで

開催しておりますので、離島ターミナルをご利用の際には、是非見ていってください。

↓その他サンゴ礁ウィーク2018のイベント情報はこちら。

サンゴ礁ウィーク2018HP(沖縄県サンゴ礁保全推進協議会)

http://coralreefconservation.web.fc2.com/sangoweek/sangoweek2018.html

また、3月4日(日)は、崎枝公民館にて行われた

「畑と海をつなぐサンゴのまつり」にも協力という形で参加してきました!

【共催】NPO法人石西礁湖サンゴ礁基金・崎枝公民館

芝浦工業大学「石垣島を元気にするプロジェクト」

畑から、赤土が海に流れにくくするための対策は色々とありますが、

今回のイベントでは、「株出し栽培(補植)体験」と「緑肥体験」を行いました。

株出し栽培とは、サトウキビの収穫した後の切り株を再利用し、畑をなるべく耕さない農法です。

この農法を行うことで、赤土流出を大幅に抑えることができます。

今回は、芽が出なかった場所に追加で補植をしました。

サトウキビの補植体験のようす

サンゴ礁ウィークと国際サンゴ礁年ということもあり、

今年はさらに盛り上がっております!

引き続き、島内だけでなく、全国各地で様々なイベントが開催される予定ですので、

よかったら興味のあるイベントに参加してみてくださいね。

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2018年03月05日阿蘇の野焼きシーズン到来!

阿蘇くじゅう国立公園 ウッド 亜也子

今年は雪も多く冬が長かったですが、野焼きが始まると、春が来る!と少し気持ちが明るくなる感じです。

では、突然ですが、ここでクイズです!

下の竹で作られた棒はなんでしょう?

(ヒント:阿蘇の草原で使われます。)

  1. ①熊手 ②火消し棒 ③たいまつ

(答えは最後に)

千年以上も続く野焼きによって守られてきた阿蘇の草原は2万2千haまで減少し、今や後継者不足や高齢化で維持管理が厳しい状況になってきています。 現在は約2500人のボランティアの方の手をかり阿蘇郡市内の牧野も含め約1万6千haに火を入れます。

そんな中、先日、草原学習の一環で、町古閑牧野で地元のこどもたちも参加して野焼きがおこなわれました。子どものときから草原に触れ、野焼きを体験することが阿蘇の草原を継承するのに大事と言う思いから、国立阿蘇青少年交流の家が地域の方々の協力の元、実行されています。

▲今回参加したのは4年生の児童。班に分かれリーダーさんと準備中。

▲1人ずつ交代で児童が火入れをしました。火がぱちぱちと大きな音を立て広がって行く中、リーダーさんの指示を受け、火を冷静に、かつ素早く入れていきました。