ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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屋久島国立公園 屋久島

106件の記事があります。

2016年05月26日今、海がにぎやかです!【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

最近は毎日雨が降ります。

梅雨入り直前となった屋久島では、海がとてもにぎやかです。

なんといっても、現在ウミガメシーズン真っ只中!

屋久島のあっちこっちの海岸で、ウミガメが産卵のために上陸しています!

屋久島の永田浜(前浜・いなか浜・四ツ瀬浜の総称)は、北太平洋で最も高密度にアカウミガメの産卵が行われる砂浜で、ラムサール条約湿地にも登録されているんですよ♪

 

永田いなか浜に残ったアカウミガメの足跡

▲アカウミガメの足跡。(永田いなか浜)

 

ウミガメが産卵のために上陸するのは夜間ですが、ウミガメ保護のため夜の永田浜への立入りはご遠慮いただいています。

ウミガメの産卵を観察したい方は、永田ウミガメ連絡協議会が実施しているウミガメ観察会への参加をお願いいたします!

 

観察会の予約はコチラ↓↓

【永田ウミガメ連絡協議会HP

http://nagata-umigame.com/

 

また、永田浜では、ウミガメの産卵巣の多い区域に保護柵を設置しています。地中の卵や子ガメを踏みつけないための柵ですので、永田浜にお越しの際は、柵の中に入らないようご協力をお願いします。

 

ウミガメ保護柵

▲ウミガメ保護柵。

 

永田浜ウミガメ観察ルールの詳細はコチラ↓↓

【屋久島世界遺産センターHP

https://www.env.go.jp/park/yakushima/ywhcc/np/kansatu.htm

 

さて、ウミガメ以外にも、屋久島の海岸は様々な生き物たちでにぎわっています。

先日の海岸巡視では、たくさんの植物が花を咲かせているのを確認しましたよ!

 

【白のお花】

白い花を咲かせた植物

 

【ピンクのお花】

ピンクの花を咲かせた植物

 

【黄色のお花】

黄色い花を咲かせた植物

 

【紫や青のお花】

紫や青の花を咲かせた植物

 

天気がよかったこの日は、こんな生き物もぽかぽかと日光浴をしていました~。

 

シマヘビとニホンカナヘビ

ヘビは隠れてしまってしっぽしか写せませんでした~、残念(T_T

 

梅雨に入ると外に出かける機会も減ってしまいがちですが、みなさんも晴れ間をねらって海に出かけてみてはいかがでしょうか?

きっと色んな生き物たちが出迎えてくれると思いますよ(^^)

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2016年04月01日縄文杉デッキ完成!【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 菊地

昨年の9月以来、工事をすすめていました新しい縄文杉デッキの工事が終了しました。

工事中、登山者の皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。

皆様のご協力のおかげで無事工事を完了することができましたことを深く感謝いたします。

▲新しい縄文杉デッキ

 

新デッキは既存デッキと階段で接続しており、登山ルートの大きな変更はありません。

これまでのデッキと違い、下から見上げる視点の為、縄文杉の全体像がよく分かるようになっています。

また、階段の途中からも縄文杉が良く見え、様々なアングルから縄文杉を楽しむことができます。

縄文杉を見たことがない方も、すでに見たことがある方も、これを機に屋久島へぜひ足を運んでもらえればと思います。

▲新デッキと縄文杉

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2016年03月23日今年度最後のパークボランティア活動!【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

3月12日(土)に、今年度最後のパークボランティアの活動を実施しました!

最後の活動は、二手に分かれて屋久島の県道(安房地区~小瀬田地区間)沿いのゴミ拾いを行いました。

 

清掃の様子

▲清掃の様子。車に注意しながら素早くゴミを拾っていきます。

 

大きな発砲スチロールを回収したボランティア

▲大きな発砲スチロールも発見。

 

最後は回収したゴミを分別し、ゴミ処理施設へ搬入しました。

 

分別作業の様子

▲分別作業の様子。たくさんのゴミが集まりました(;∩;)

 

県道沿いのゴミは空き缶やペットボトル、タバコが多く、車からポイ捨てされたのだろうか...と、少し悲しい気持ちになりました。

屋久島の山にはあまりゴミは落ちておらず、登山者の意識の高さがうかがえます。

屋久島の里においても、地域の方や観光客の方々が「世界自然遺産の屋久島」として高い意識を持ち、ゴミのない美しい島であってほしいなと感じました。

 

集合写真

▲最後はみんなで、はいチーズ!!

今年度の活動、本当にお疲れ様でした!

4月からも活動が盛りだくさんです。みなさん、次年度もよろしくお願いしまーす(^^)

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2016年03月14日春が訪れ、植物も動物も人も賑わってきました【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 菊地

雪もほとんど融け、暖かい日が増えてきました屋久島です。

里部では寒緋桜(カンヒザクラ)、川津桜(カワヅザクラ)、暖流桜(ダンリュウザクラ)と順に色々な桜が咲き始めています。

屋久島は島内でも場所ごとによって気温差があるせいか、同じ品種の桜でも時期をずらして色々な場所で  楽しむことができます。

▲千尋の滝で咲いていた暖流桜

 

山岳部でも春の訪れを感じることができました。

標高400mぐらいの道路沿いでは、屋久島固有種であるヤクシマオナガカエデの新緑がちらほらと確認  できました。

新緑は鮮やかな黄緑のイメージですが、ヤクシマオナガカエデの新緑には赤い新芽もよく見られます。

葉が赤くなる原因はアントシアニンという赤い色素由来のもので、アントシアニンは紫外線をよく吸収する為、紫外線から葉緑素を保護する効果があると考えられています。

4月に入れば山桜も咲き、これから屋久島の山は様々な色に染められることでしょう。

▲ヤクシマオナガカエデの新緑           ▲赤い新緑

 

さらに高標高域では、これまた固有種であるオオゴカヨウオウレンの花が咲いていました。

植物全体の大きさは3、4cmほどのとても小さな花ですが、コケの中に埋もれるように咲く姿は、春の訪れをしっかりと感じさせてくれます。

▲オオゴカヨウオウレン

 

さらに高い標高1600m付近の花之江河や小花之江河では、ニホンヒキガエルが繁殖期を迎えており、  あちらこちらで抱接していました。

春は出会いと別れの季節ですが、カエルたちにとっては出会いの季節か...と思いきや、カラスに食べられているカエルもいて、やっぱり別れの季節でもあるようです。

▲抱接中のニホンヒキガエル

 

色々な場所で植物も動物も賑わってきている中、山では登山者が賑わいを見せていました。

8日の宮之浦岳山頂には複数の大学生グループがいて、どうやら春合宿に来て昼食をとっているようでした。

そして、そんな山頂を動き回る小さな茶色い影が!

影の正体は固有亜種のヤクシマヒメネズミ、登山者の食事のおこぼれや荷物を狙って忙しく走り回っていました。

ちょこちょこ動き回る姿はかわいいですが、避難小屋の中でも夜中に荷物を漁ることがあるので、山中泊を する方は食料を紐に吊るすなどして対策してください。

▲登山者で賑わう宮之浦岳山頂           ▲荷物を漁るヤクシマヒメネズミ

 

以上、春になって、賑わいだした屋久島からでした。

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2016年03月01日登山シーズン始まります!【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

あっという間に27年度も最後の月を迎えました。

年度末で何かとバタバタしますが、屋久島は登山シーズン開始にむけて着々と準備をしていますよ!

先日、鹿児島県や屋久島町、林野庁や環境省等の関係機関で、荒川登山道(縄文杉登山のトロッコ道)の安全点検を実施しました。

荒川登山道を利用する登山者の安全確保を目的として、年2回、登山者が増える前の2月と7月にトロッコ道の危険箇所を点検するものです。

 

危険箇所を点検する様子

▲安全点検の様子。昨年崩壊した箇所に新たな崩れがないか確認中。

 

今回の点検では、新たな危険箇所は認められませんでしたが、以前から経過観察中の落石等が心配される箇所については、引き続き注意深く観察していこうと思います。

トロッコ道で注意が必要な箇所には赤いロープと「落石注意」等の看板を取り付けていますので、縄文杉登山の際は注意して通ってくださいね!

 

さらに今回は、12月から撤去していた携帯トイレテントブースの設置も行いました。

積雪による破損を防ぐため、12月~2月の期間は携帯トイレテントブースを撤去しています。

3月に入り、縄文杉ルートの携帯トイレテントブースの設置は完了しましたので、携帯トイレを持って、安心快適に縄文杉登山を楽しんでください!

 

それから、今年から携帯トイレテントブースの設置場所が少し変更となりました。

昨年までの設置場所である「トロッコ転換地点」のブースはなくなり、新たに「翁杉」にブースを設置しましたので、お間違えのないよう気をつけてくださいね。

 

翁杉の携帯トイレテントブース

▲新たに設置した「翁杉」の携帯トイレテントブース。

翁杉から50m程の少々奥まった箇所に設置していますが、翁杉のデッキの北側の看板を目印に、木に結んであるピンクテープをたどっていけば大丈夫♪

 

翁杉のデッキの北側にある看板

▲この看板が目印。

 

☆携帯トイレマップはこちら☆

携帯トイレマップ

新高塚小屋の土壌処理型トイレも冬季閉鎖を終え、3月から開放していますよ('∪')

お使いくださいね!

 

また、縄文杉登山の玄関口である荒川登山口へは、3月1日からマイカー規制期間となり、車両の乗り入れができません。荒川登山バスをご利用ください。

詳しくはコチラ↓

屋久島山岳部車両運行対策協議会HP

http://www.yakushima-town.jp/sangaku-syaryou/

 

3月に入ると山も徐々に登山者が増えてにぎやかになってきます♪

今年も登山シーズンが始まりますね(^∪^)

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2016年01月25日祝!屋久島パークボランティアの会20周年【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

各地で記録的な寒さとなった1月24日と25日。

屋久島も例外ではありません。なんと、里に雪が積もりました!!

屋久島の里に雪が降ることはほとんどなく、ましてや積もることなんてほぼないので、屋久島の子供たちは大はしゃぎです。

...いや、大人たちも、写真を撮りに出かけたり、雪だるまを作ってみたりとはしゃいでいますね。

里に雪が積もるのは何十年ぶりかだ!と、島民の方がおっしゃっていました(゜Д゜;)

 

雪が積もった遺産センター周辺と雪かきの様子

▲1月25日の屋久島世界遺産センター。

まさかセンターで雪かきをすることがあるとは夢にも思いませんでした。

 

ヤシの木と雪だるま

▲南国を思わせるヤシの木と雪だるまのコラボ。

 

吹雪の千尋滝と雪化粧のモッチョム岳

▲1月24日の千尋滝(左)と1月25日のモッチョム岳(右)。

 

しかしこれだけ寒いとこれから収穫を迎えるたんかんなど、農作物の寒害が心配されます。

船の欠航や積雪・凍結による通行止めなど、各方面にも影響が出ていますので、事前にご確認くださいね!

 

さて、2016年1月14日、屋久島国立公園パークボランティアの会は発足20周年を迎えました!!

 

20周年を記念して、記念誌の発行や特別写真展の開催、記念シールの作成など、現在会員のみなさんで様々な記念事業を進めています。

 

1月16日(土)、記念事業の一つとして計画していた、神社への参拝と今後の活動の安全祈願を行ってきました。

 

まずは牛床詣所(うしどこもいしょ)へ参拝に行きました。

屋久島は山岳信仰の島です。

ここ牛床詣所は、山岳信仰の重要な行事である「岳参り」の際に、家族が山に詣でた男たちを出迎えた場所で、女人禁制のため岳参りに参加できなかった女性や子供たちが日ごろ遠い山奥の御岳を拝んだ場所です。いわば、里における信仰の聖地です。

 

牛床詣所での参拝の様子

▲牛床詣所での参拝の様子。

 

続いて、益救(やく)神社へ行き安全祈願を行いました。

益救神社は、1200年の歴史がある屋久島山岳信仰の総本山です。

鎮守の山の神である一品宝珠大権現が祀られています。

 

安全祈願の様子

▲安全祈願の様子。

 

そして夜は祝賀会!20年間の活動を祝して盛り上がりました♪

「昔はもっとゴミがあった。活動の後はトラックの荷台いっぱいにゴミを積んで帰ったんだよ。」

と、会員の方からお聞きしました。

今その場所はとてもトラックいっぱいのゴミがあったとは想像できないほど綺麗です。

パークボランティアの方々による20年間の活動が屋久島の今につながっているのだと思います。

今後益々会が発展していくよう、私たちアクティブレンジャーもサポートしていきたいと思います!

 

集合写真

▲祝賀会にて。

 

20周年記念 活動写真展のお知らせ~

屋久島世界遺産センターでは、屋久島国立公園パークボランティアの会20周年を記念して、20年間の活動の記録を写真で紹介しています!

ぜひお越しください!

 

場所:屋久島世界遺産センター

期間:1月14日~2月26日

開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日:土曜日

 

詳しくはコチラ↓

屋久島世界遺産センターHP

http://www.env.go.jp/park/yakushima/ywhcc/center/event.htm

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2016年01月22日南の島の雪景色【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 菊地

遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

全国的に寒波が到来して、屋久島もフェリーが欠航したり、山岳部の道路が通行止めになったりしています。

フェリーが来ないとスーパーの陳列からパン、肉、豆腐など色々なものが無くなって、今日の夕食を何にしようかと困っている今日この頃です。

 

この寒波で海岸部では雨が、山岳部では雪が降りました。

20日に縄文杉を通ったので、その時の積雪状況をご紹介します。

 

▲縄文杉デッキで15cm程度の積雪          ▲雪の中の縄文杉

▲高塚小屋から上は踏み跡もない           ▲あるのはシカの足跡

 

縄文杉までの日帰りコースでも木道や橋などが凍り、滑りやすくなります。

最低でもソフトアイゼンや軽アイゼンを準備して登山するようにしてください。

ストックやスパッツ(ゲーター)もあると、なお良いでしょう。

さらに標高の高い山を目指す人は凍った岩場などに備えて、アイゼンやピッケルも準備してください。

また、積雪によっては小屋の扉が雪で埋もれている場合や、扉が凍って開きにくい場合があります。

小屋で泊まろうと考えている人は余裕をもった計画で、登山にのぞんでください。

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2015年12月17日新高塚小屋の土壌処理型トイレは冬季閉鎖しました           【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 菊地

いろいろな集落でイルミネーションが点き出して(都会に比べるとささやかなものですが...)、屋久島も

少しクリスマスらしくなっています。

山でも荒川登山口のマイカー規制の解除、携帯トイレテントブースの撤去など、夏場とは異なる点がいくつかあるので登山を考えている方はご注意ください。

 

さて、みなさんは屋久島の山中のトイレには、いろいろな種類があるのをご存知でしょうか。

汲み取り式、おがくず式バイオトイレ、浄化循環式、携帯トイレ...

というように場所にあわせて異なる種類のトイレがあり、それぞれ長所も短所も異なります。

その中でも、新高塚小屋には環境省が設置した土壌処理型トイレという一風変わったトイレがあります。

土壌処理型トイレとは、し尿の固体と液体を分離しつつ、固体は微生物の働きで分解、液体は専用の土壌を通して浄化、蒸発散させて最終的にはほとんど何も残らないというトイレです。

昔の人の使っていた肥溜めと畑のシステムをもとに開発されたトイレだそうです。

電気は必要なく、流すための水は雨水を貯めて使えるので山の奥地や管理人のいない避難小屋でも採用

しやすくなっています。

▲新高塚小屋                  ▲土壌処理施設

 

世界遺産になって登山者が急増する以前、屋久島の山中にあるトイレのし尿はそのまま土に埋めて処理していましたが、水質汚染やさらなる登山者の集中が懸念され、2008年から人力によるし尿の搬出が始まりました。

しかし、し尿の搬出費用にあてられる募金が不足し、満足にし尿搬出できていないのが現状です。

▲トイレ裏に溜められたし尿

 

そんな中、土壌処理型トイレはし尿を担ぎ下ろす必要がなく、汲み取り式に比べてトイレ室内の悪臭が

少ないなどといったメリットを考慮され、2011年に設置されました。

それから約2年間は開放していたのですが、屋久島特有の多雨多湿な環境が主な原因と考えられる異常が

確認され、閉鎖されることとなりました。

その後も点検を継続、改善策を試行錯誤した末の今年5月、供用再開の目処がたち、ついに再開放

されました。

また異常が発生するのではないか、ちゃんと処理が進んでいるのか、ヒヤヒヤさせられながらも、

今シーズンを乗り越えることができました。

▲4月に行った関係者による現地確認

 

冬場は貯水タンクの水が凍結し、利用できなくなる為、雨樋の取り外しや貯水タンクの水抜きなどの

冬季閉鎖をしに行ってきました。

来年3月に無事開放できるよう、問題が起こらないことを祈るばかりです。

▲閉鎖した土壌処理型トイレ2室

 

12月から2月までの冬季閉鎖中に新高塚小屋でトイレをされる方は、汲み取り式のトイレか

携帯トイレブースをお使いください。

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2015年12月10日パークボランティア活動報告!【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

あっという間に2015年も残り1カ月を切りましたね。

屋久島も寒くなって、薪ストーブ稼働に向け着々と準備を進めているところであります( ̄^ ̄)ゞ

 

薪の写真と煙突掃除の様子と採集したスギの葉の写真

▲左:一冬分の薪が届きました!

▲中央:煙突掃除も完了!

▲右:よく燃えて着火時にもってこいのスギの葉も採集完了!

 

また、年末の大掃除...にしては少し早いですが、官用車3台を洗車しました!
 

官用車を洗車する様子

雨が多く湿度が高いので(という言い訳)、緑のコケが生え始めていた官用車ですが、ピカピカになりました~♪

1年間ありがとう、そして来年もたくさん走ってね。

 

さて、12月5日に、2015年最後となるパークボランティア活動を実施しました。

今回の活動は二手に分かれて、西部地域にある環境省の看板補修と、塚崎海岸に生えたアメリカハマグルマの除去を行いました。

 

まずは、西部地域の看板補修の様子からレポートします!

屋久島の西部地域は屋久島国立公園と屋久島世界自然遺産になっていて、環境省の看板が4つ建っています。

パークボランティアの方にはその4つの看板を磨いたり防腐塗料を塗ったり、看板周辺の草を刈っていただきました♪

 

西部地域の看板補修の様子

▲看板の補修

 

西部地域の看板周辺の草刈りの様子

▲看板周辺の草刈り

 

西部地域の看板補修に続いて、アメリカハマグルマの除去作業の様子をレポートします!

みなさんは、アメリカハマグルマという植物をご存知でしょうか?

中央アメリカ原産で、緑化用として沖縄に導入されたのをきっかけに野生化し、南西諸島や小笠原諸島などで繁茂しています。

繁殖力が強く、つる状の茎は地面を這うように伸びて、在来の植物の生育場所を奪うなど生態系への影響が懸念されている外来生物です。

 

アメリカハマグルマの写真

▲アメリカハマグルマ

 

※我が国の生態系に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(生態系被害防止外来種リスト)における、緊急対策外来種。

※IUCN(国際自然保護連合)が選定した、世界の侵略的外来種ワースト100。

 

在来種のネコノシタ(別名ハマグルマ)によく似ていますが、ネコノシタと違って鋸歯(葉のふちにあるギザギザの切れ込み)が均等ではなく、最下端のものだけが深くなっています。

 

ネコノシタの写真

▲ネコノシタ

 

近頃は、沖縄や徳之島など各地で駆除活動も行われているようです。

先日のアクティブレンジャー日記では石垣地域の仲本アクティブレンジャーがアメリカハマグルマの駆除体験の様子を投稿していました。

http://kyushu.env.go.jp/blog/2015/12/in-5.html

 

屋久島では今のところ2か所の海岸でアメリカハマグルマを確認しています。

そのうちの1か所が今回除去作業を行った塚崎海岸です。

屋久島国立公園区域内の一区画に生えていました。

塚崎海岸ではこの一区画だけに生えているようなので、今なら局所的な根絶が可能かもしれません。

 

塚崎海岸に生えたアメリカハマグルマの写真

▲塚崎海岸のアメリカハマグルマ(除去前)

 

実は、11月の海岸巡視の際に除去作業を試みたのですが、予想以上に繁茂していて、とても1人では取りきれませんでした(≧∩≦)

 

そこで今回パークボランティアの皆さんに加勢頂き、塚崎海岸のアメリカハマグルマを一気に除去しました!!

 

アメリカハマグルマは刈り取るだけではまた生えてきてしまうので、根から抜き取る必要があります。

他の草を縫うように這って長く伸びた茎はとても抜きづらく、引っ張ると切れてしまうのでとてもやっかいです。

草むらに埋もれながら長い茎を根本まで伝って根っこから引き抜くという大変な作業でしたが、さすがは屋久島パークボランティアの皆さん!

少しの茎や根の取り残しも許さない(`∩´)と、見つけたアメリカハマグルマは全てきれいに除去してくださいました。

 

除去作業の様子

▲除去作業の様子

 

終わってみれば、ゴミ袋4袋分ものアメリカハマグルマを除去することができました!

海岸巡視時の除去分を合わせると、ゴミ袋8袋分です。

 

11月に除去したアメリカハマグルマと今回除去したアメリカハマグルマの写真

▲左:11月の海岸巡視時に除去したアメリカハマグルマ

▲右:今回除去したアメリカハマグルマ

 

見つけきれなかったアメリカハマグルマや取り残してしまった根があるかもしれないので、今後も注意深くこの場所を観察していこうと思います。

 

パークボランティアのみなさん、お疲れ様でした!

 

集合写真

▲アメリカハマグルマ除去班のみなさん!

 

看板補修班の集合写真

▲看板補修班のみなさん!

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2015年12月04日大展望!愛子岳【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 菊地

全国に寒波が到来した11月27日、屋久島も初冠雪を記録しました。

屋久島もいよいよ冬山シーズンに入り、気温もだいぶ下がってきています。

それでも海岸部には雪が降らないので、大がかりな冬支度をしなくていいのは屋久島のいいところです。

 

先日、12月1日に愛子岳へ巡視に行ってきました。

愛子岳は標高1235m、どこから見てもきれいな三角形に見える山容をしています。

その特徴的な姿は屋久島空港や船上からも見え、屋久島に訪れた人が真っ先に注目する山かもしれません。

山頂までの所要時間は往復7時間程度ですが、登山口は標高約200mのところ、山頂までの標高差は

1000m近く、しかも道中はほぼずっと登りという、低山ながらも決して楽な山ではありません。

また、小瀬田集落の岳参りの山でもあります。

▲空港付近から眺めた愛子岳

 

旅行で来ている人はあまり登らない山ですが、屋久島在住の人はよく登るようで、この日も計3名が登っていました。

登山道はピンクテープも多く、分かりやすいですし、標高100m毎に看板が立っているのでペース配分はしやすくなっています。

標高1000m付近にある水場は水量が安定しておらず、晴れが続くと飲み水としての利用は難しくなる

こともあるので、汗かきの人は飲み物を1ℓ程度持って行った方が安心かもしれません。

終盤の急登は苦しいですが、ここまでくればあと少し!

最後は6ヶ所あるロープ場で一気に高度をかせいで、愛子岳山頂です。

▲高度感は少なくても、ロープ場は慎重に     ▲1100mを越えると視界が開けます

 

山頂からは宮之浦岳、永田岳をはじめとする島中央部の山々や海岸部の集落、空港などが見え、360°の

大展望です。

しばし山頂からの眺めを堪能した後は、今回の巡視の目的の1つでもある看板の補修を行いました。

風雨にさらされる山頂の看板は防腐塗料が剥げ、文字も読み取りづらくなっていました。

ぼろぼろの看板もなんだか味があっていいですが、きれいな看板はやっぱり気持ちが良いものです。

▲愛子岳山頂からの展望

 

▲山頂の看板

 

今回ご紹介した愛子岳、実は登山口から山頂までの登山道全てが世界自然遺産地域に入っている山で、

屋久島の数ある低山の中でもそんな山は珍しいです。

世界自然遺産地域を歩いて大展望を見たい!という方は愛子岳にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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