ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

RSS

屋久島国立公園 屋久島

137件の記事があります。

2018年05月16日パークボランティア勉強会&外来種駆除!【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

5月12日(土)、屋久島国立公園パークボランティアのスキルアップを図り、勉強会を開催しました。

テーマは「外来種」です。

外来種についての基本的な知識や屋久島自然保護官事務所の外来種取り組み状況などを、アクティブレンジャーからお話ししました。

当日は、鹿児島県屋久島事務所の職員の方々も参加してくださいました。

 

勉強会では、アクティブレンジャーからの発表後、「あの外来種は今どういう状況なの?」「導入した人間として、駆除することも人間の責任だと思う。」「周りの人にも外来種について話していきたい。」など、質問、意見、感想を沢山頂きました。

多くの人に外来種についての正しい知識や関心を持ってもらえるよう、今後も取り組んでいきたいと感じました。

 

屋久島国立公園パークボランティア勉強会の様子

▲勉強会の様子。

 

勉強会終了後は春田浜に移動し、アメリカハマグルマ駆除を実施しました。

春田浜のアメリカハマグルマ駆除は今回で3回目です。

 

アメリカハマグルマ

▲アメリカハマグルマ。

 

屋久島国立公園パークボランティアアメリカハマグルマ駆除の様子

 

屋久島国立公園パークボランティアアメリカハマグルマ駆除の様子

▲駆除作業の様子。

 

大勢の参加で駆除もはかどるかと期待していましたが、作業開始30分程で雨が降り出し、やむなく作業は中止となってしまいました。

アメリカハマグルマはまだ沢山残ったままで、残念な結果となってしまいました。

また別の機会に抜き取ることにします。

 

それでも20袋分のアメリカハマグルマを抜き取ることができました。

参加くださった皆様、どうもありがとうございました。

 

屋久島国立公園パークボランティア集合写真

▲最後にみんなで、はい、チーズ!

ページ先頭へ↑

2018年05月15日奇花タケシマヤツシロラン【屋久島地域】

屋久島国立公園 池田 裕二

 ランの花、というと皆さんはどのようなイメージを持たれるでしょうか。

 絢爛豪華なカトレヤ、デンドロビウム、シンビジューム、あるいは端正に仕立てられた胡蝶蘭のような洋ランの花をイメージされるでしょうか。

 ランは花をつける植物の中でも、最も進化したグループともいわれています。世界中に分布し、ラン科の原種の数だけでも知られているだけで2万種を超えるそうです。これは植物の中でもかなり多い方です。さらに、人が交配した園芸種は数十万、あるいは100万種ともいわれています。昔から人に愛されている花でもあります。

 ランの原種は日本におよそ300種自生するといわれ、屋久島でも数十種類以上が自生しているようです。屋久島のランは生育数が減少していることや、植物体そのものが小型で目立たない種が多いこともあり、巡視活動中にも、限られた種類しか見つけることができません。

 先日実施した、屋久島の希少植物調査で見つかった種類のうち、1種がたいへん面白い花でしたのでご紹介いたします。

和名:タケシマヤツシロラン

学名:Gastrodia takeshimensis

 鹿児島県三島村の竹島(島根県の竹島とは違う島です)で発見され、2013年に新種として発表された、たいへん珍しいランです。

 おや?どれが花?と思われるかもしれませんね。矢印で示している部分が花です。

 そうです。まずこの花の面白いところは「つぼみのまま花が咲かない」のです。花を咲かせずに、自家受粉といって花の内部で受粉を行います。ふつう、ラン科の花は昆虫に花粉を運んでもらう虫媒花です。虫を呼ぶため花が目立つ色をしていたり、独特の芳香を持っていたり、虫の注意をひく形をしていたりと、さまざまな特徴があります。それなのにこのタケシマヤツシロランは、そもそも「花を咲かせない」、閉鎖花という特殊な花なのです。これでちゃんと子孫を残せるのか疑問がわいてきます。面白いですね。

 そしてさらに「植物なのに緑色をしていない」のです。光エネルギーを利用して糖を合成する、光合成ということをしません。それだけでなく、「葉もありません」。地上部が約10cmほどのこの花、花期と結実期以外は地下でひっそりと生きており、地上部には姿を現さないのです。では普段どうやってエネルギーを得ているかというと、森の中の腐葉土に存在する、ある種の菌類から栄養を奪っているのです。「菌を食べている」とイメージしてください。こうした生き方をしている植物を専門用語で「菌従属栄養植物」といいます。いっぽう自分で糖を作る、一般的な植物は「独立栄養植物」といいます。ラン科植物は多かれ少なかれ菌に依存しているようですが、タケシマヤツシロランは完全に菌に依存しているようです。逆にいうと菌が健康に生育していない場所では生きていけないようなのです。

 タケシマヤツシロランをはじめとする、菌従属栄養植物の多くは、巨木があり落ち葉が豊富なとても古い森、特に低地の照葉樹林(常緑の広葉樹林)を好むようです。屋久島でもそうした条件をもつ森は少なく、これらの花はごく限られた狭いエリアにしかありません。菌従属栄養植物のほとんどは希少な植物なのです。

 

 こうした珍しい植物の生育状況を調査し、保護対策を考えるのも環境省の仕事のひとつです。目立たないこの花を見つけるのに、調査団はみな地面を這うようして身を低くし、まるでゾウガメのようにゆっくりしたスピードで、花を踏まないよう細心の注意を払いながら見つけていきました。いままでに出会ったことが無い珍しい花を探す調査は、大変貴重な体験でした。タケシマヤツシロランが生き続ける森を残していきたいと思います。

ページ先頭へ↑

2018年05月09日屋久島国立公園パークボランティア募集します!【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

屋久島国立公園において、山岳部や海岸部、口永良部島全域で、美化清掃や登山道整備、外来種駆除、自然観察会のサポートなどを行って頂くパークボランティアを新たに募集します!

 

屋久島国立公園パークボランティア募集チラシ

◆パークボランティアって?◆

環境省では、全国の国立公園において、自然観察会等の解説活動や美化清掃、施設の修理などの各種活動について、広く国民の参加を求め、一層の活動の充実を図るとともに、自然保護の普及啓発を図ることを目的として、これらの活動に自発的に協力して頂ける方々をパークボランティアとして登録しています。

 

◆屋久島国立公園パークボランティア◆

現在14名(男性10名、女性4名)が登録されています。年10回ほど活動しており、屋久島および口永良部島の海岸や山岳部で、美化清掃や登山道や看板の補修作業、外来種駆除などを行っています。

活動の様子はコチラ↓↓

アクティブレンジャー日記

http://kyushu.env.go.jp/blog/2018/04/post-448.html

http://kyushu.env.go.jp/blog/2018/03/post-426.html

http://kyushu.env.go.jp/blog/2017/11/post-385.html

http://kyushu.env.go.jp/blog/2017/07/post-348.html

http://kyushu.env.go.jp/blog/2017/06/post-330.html

 

◆募集人数◆

10名程度

 

◆募集要件◆

①屋久島国立公園パークボランティアの趣旨に賛同し、屋久島および口永良部島において、精力的に活動に参加する意志があること。

②登録前に行われるパークボランティア養成研修に参加できること。

③活動に支障のない健康な身体を有すること。

④登録後、年3回以上活動に参加できること。

 

◆パークボランティア養成研修◆

パークボランティア登録には養成研修への参加が必須となります。

【座学】

日時:平成30年7月8日(日)14:0017:00

場所:屋久島世界遺産センター

【野外】

屋久島国立公園パークボランティアの会の活動に自主活動研修として参加してください。

活動の詳細は募集要項をご覧ください。

 

◆登録◆

パークボランティア養成研修修了後、改めて登録希望の意思確認を行い、平成32年4月1日付けで九州地方環境事務所長がパークボランティアとして登録します。

 

◆登録を希望される方◆

まずは養成研修にお申込みください。

申込期限:平成30年7月4日(水)

申込方法:申込書に必要事項を記入の上、郵送、FAX、メール、持込いずれかの方法で下記までご提出ください。

申込・問合せ先:〒891-4311屋久島町安房2739-343

環境省屋久島自然保護官事務所(屋久島世界遺産センター内)担当:水川

TEL0997-46-2992

FAX0997-46-2977

E-mailRO-YAKUSHIMA@env.go.jp

【募集要項】募集要項

【申込書】養成研修申込書

ページ先頭へ↑

2018年04月23日パークボランティア活動スタート!【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

4月21日(土)、(公社)屋久島観光協会主催の屋久島海祭りに屋久島国立公園パークボランティアの会で参加しました。

今年度最初のパークボランティアの清掃活動です。

屋久島海祭りは、各集落の海岸を町民で清掃する毎年恒例のイベントで、パークボランティアも国立公園区域である塚崎海岸の清掃に毎年協力しています。

 

海岸を清掃する様子

▲作業の様子。

 

みなさん今年も手慣れた様子でちゃっちゃとゴミを集めて、あっという間に浜はきれいになりました!

 

清掃前と後の海岸の様子

 

集めたゴミ

▲集めたゴミ。

  

今年度も気持ちよく活動をスタートすることができました(^^)

ウミガメもきっと喜んでくれるでしょう。

今年度も怪我なくみんなで楽しみながら活動していきましょう。

 

集合写真

▲最後にみんなで、はい、チーズ!

お疲れ様でした!

ページ先頭へ↑

2018年04月23日ウミガメシーズン到来!【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

きれいな海ですね~。屋久島の永田いなか浜です。

 

ウミガメの足跡が残る永田いなか浜

...ん??何かに気付きましたか?

キャタピラーが通ったような跡!

そうです!!

アカウミガメの足跡です(^0^)

4月19日海岸巡視中、今シーズン初上陸のウミガメの足跡を発見しました。

永田浜ではこの足跡だけでした。前の晩に上陸したそうです。

ぐるぐると浜を歩き回って産卵場所を探した跡がしっかり残っていました。

無事産卵もできたようです。

ウミガメシーズン到来ですね!

 

翌日4月20日に、永田ウミガメ保全協議会や関係団体でウミガメ保護柵を設置しました。

人が砂浜を歩きふ化した子ガメを踏んでしまうことを防いだり、砂が踏み固められて砂の中から子ガメが出られなくなるのを防ぐ目的で、ウミガメシーズン中永田のいなか浜と前浜に設置しています。

 

ウミガメ保護柵設置作業の様子

▲ウミガメ保護柵設置作業の様子。

 

ウミガメシーズンが終わるまで、柵の中に入らないようご協力をお願いします。

 

ウミガメ保護柵の写真

▲いなか浜のウミガメ保護柵。

 

また、5月1日から永田浜ウミガメ観察ルール対象期間となります。

静かな産卵環境を守るため、夜間(19:30~翌5:00)の永田浜への立ち入りはご遠慮ください。

夜ウミガメを観察する場合は、ウミガメ観察会に参加しましょう。

 

↓詳しい永田浜ウミガメ観察ルールはコチラ↓

【屋久島世界遺産センターHP】https://www.env.go.jp/park/yakushima/ywhcc/np/kansatu.htm

 

↓ウミガメ観察会の予約はコチラ↓

【永田ウミガメ連絡協議会HP】http://nagata-umigame.com/

 

保護柵設置作業のあとは永田四ツ瀬浜の清掃をしました。

 

海岸清掃の様子

 

気持ちよく卵を産んでくれるといいですね!

ページ先頭へ↑

2018年03月23日大学生にお仕事紹介!【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

3月13日、屋久島世界遺産センターのお隣の施設、(公財)屋久島環境文化研修センターで行われた大学生向けのイベントでお話しする機会を頂きました。

 

このイベントは、環境に関わる職業を知り、全国の仲間とネットワークを作り、未来の自分をデザインすることなどを目的とした全国の環境系学部の大学生の集いです。

実は昨年9月に第一回目があり今回は二回目。

そのイベントに各回とも呼んで頂き、レンジャーとアクティブレンジャーの職業紹介や、私の学生時代のことを中心に話をさせて頂きました。

 

大学生向けに講話する様子

▲講話の様子。

 

残念なことに環境省のレンジャーやアクティブレンジャーを知っていた学生はほとんどいませんでした。

その分、話し終えると様々な質問が飛んできました。

仕事内容、やりがい、パークボランティアのこと、採用方法、任期、給料...。

一回目と二回目の参加メンバーは違いましたが、どちらの回も皆さんそれぞれ将来や進路に迷いや不安を抱えながらも真剣に向き合う姿が印象的でした。

私からの話が学生さんにとって参考になったかは分かりませんが、自然環境に携わる職業の一つとしてレンジャーやアクティブレンジャーがあることを知ってもらえたことは良かったと思います。

お話しする機会をくださった研修センターの皆さん、聞いてくれた学生の皆さん、どうもありがとうございました!

 

レンジャー、アクティブレンジャーの仕事について知りたい方はコチラをご覧ください↓↓

 

【レンジャーの仕事(環境省HP)】

https://www.env.go.jp/park/workers/ranger.html

【全国のアクティブレンジャー日記(環境省HP)】

https://www.env.go.jp/park/workers/active_ranger.html

ページ先頭へ↑

2018年03月12日屋久島国立公園パークボランティア活動報告!【屋久島地域】

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

3月10日(土)、屋久島国立公園パークボランティアのみなさんと、屋久島南西部の栗生塚崎海岸で外来種アメリカハマグルマの駆除を実施しました。

 

屋久島国立公園パークボランティアの会アメリカハマグルマ駆除活動の様子

▲活動の様子。

この場所は年に1回パークボランティアのみなさんと駆除を続けている場所で、今年で3年目となりました。

 

2016年の活動の様子はコチラ!】

http://kyushu.env.go.jp/blog/2015/12/post-130.html

2017年の活動の様子はコチラ!】

http://kyushu.env.go.jp/blog/2017/03/post-291.html

 

3年目ということもあり、地面を這いつくばるように探してもなかなか見つけられないほど、アメリカハマグルマの勢力は衰えていました。

 

屋久島国立公園パークボランティアの会アメリカハマグルマ駆除活動の様子

▲アメリカハマグルマを探す様子。

 

1年目の駆除作業ではゴミ袋(大)8袋分もとれたアメリカハマグルマでしたが、昨年は2袋、今年は1袋弱しかとれませんでした!抜き取りだけでも効果はあったようです。

 

屋久島国立公園パークボランティアの会で今回駆除したアメリカハマグルマ

▲駆除したアメリカハマグルマ。ゴミ袋の半分ほどしかありませんでした。

また、同じ場所に在来種のオオキダチハマグルマが生えていて、幸いこの植物の成長が早く、アメリカハマグルマの繁茂を抑えてくれているようです。

3年目にしてようやくこの地域の根絶が見えてきました。

ただし、強靭な繁殖力を持つアメリカハマグルマは地中に少しでも根が残っているとまた生えてくるので、今後も監視を続ける必要があります。

 

一度地域に侵入してしまった外来種を根絶することは膨大な時間と労力と費用がかかります。

初期の発見と迅速な防除が定着の予防に重要であることを、ここでの駆除活動を通して改めて実感しました。

ぜひみなさんも暮らしの中で外来種について関心を寄せてみてください。

見慣れない植物(外来種)を見つけたら、屋久島自然保護官事務所までご連絡ください。

屋久島自然保護官事務所TEL:0997-46-2992

 

もちろん、「入れない、捨てない、広げない」は一人一人が守らなければならない外来種対策の基本!

【環境省HP:日本の外来種対策】

https://www.env.go.jp/nature/intro/index.html

 

さて、この日はアメリカハマグルマの駆除以外に、海岸にある環境省の看板も補修しました。

 

屋久島国立公園パークボランティアの会看板補修の様子

▲看板補修の様子。

潮風に当たって柱が傷んできていたので、防腐塗料を塗り直しました。

 

平成29年度のパークボランティアの活動はこれで終了です!

今年度は予定していた全ての活動を実施することができました。

口永良部島での清掃活動を2回実施し、会としては8年ぶりに救命講習も受講して、充実した1年だったのではないでしょうか。

会員のみなさん、大変お疲れ様でした。

4月からまたよろしくお願いします(^^)

 

屋久島国立公園パークボランティアの会集合写真

▲最後にみんなで、はい、チーズ!

ページ先頭へ↑

2018年03月01日九州管内アクティブレンジャー会議!【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは。

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

3月1日から縄文杉登山のマイカー規制が始まり、また積雪による破損を防ぐため冬季撤去していた携帯トイレのテントブースも先日設置しました。

今年も登山シーズン開始です!

屋久島は少しずつ暖かくなっていますが、山にはまだ雪が残っているところがあります。

(新高塚小屋周辺70㎝:2/26時点)

山へ行かれる際は、登山道の情報を事前に入手して、万全の装備で登ってください。

【屋久島観光協会HPhttp://yakukan.jp/

屋久島自然保護官事務所TEL0997462992

 

さて、2月26日~27日に九州地方環境事務所でアクティブレンジャー会議を実施しました。

九州管内には、北は長崎県の対馬から南は鹿児島県の屋久島まで11の事務所に18人のアクティブレンジャーが配属されています。(奄美、沖縄は那覇自然環境事務所管内です。)

 

九州のアクティブレンジャーは各自の業務の他に、「アクティブレンジャー展」や「アクティブレンジャー日記リレー」などの企画に共同で取り組んでいます。

今回、九州管内の各事務所から1~2名、計13名のアクティブレンジャーが集合し、今年度実施したアクティブレンジャー展の反省や平成30年度に実施する企画の打合せをしました。

 

会議の様子

▲会議の様子。

 

今年度九州各地で実施したアクティブレンジャー展は、来場頂いた方からは概ね好評でしたが、反省や課題も多くありました。

会議では、今年度のアクティブレンジャー展を振り返り、より良い展示を目指して意見を出し合いました。

 

また、アクティブレンジャー日記についても話し合い、より多くの方に楽しんで読んで頂けるよう工夫していくことになりました。

 

さらに、自然写真家であるえびの自然保護官事務所の廣澤アクティブによるカメラ勉強会も実施し、基本的なカメラの使い方や写真撮影のテクニックを学びました。

 

室内でカメラの使い方をレクチャーしている様子

▲カメラの使い方のレクチャー。

 

外で撮影の実践をする様子

▲外に出て実践。ん~難しいっ!!

 

外で撮影の実践をする様子

▲楽しく撮影!

 

普段なかなか会えないからこそ、企画の打合せはもちろん、業務の情報交換、アクティブレンジャー同士の交流もできて、とても有意義な2日間となりました。

九州管内アクティブレンジャーは次年度に向けて始動しました!

はりきって行きましょう♪

 

集合写真

▲最後にみんなでハイ、チーズ!

ページ先頭へ↑

2018年02月27日屋久島国立公園パークボランティア 普通救命講習受講

屋久島国立公園 池田 裕二

屋久島自然保護官事務所の池田です。

屋久島国立公園パークボランティアの会員の皆様と普通救命講習を受講いたしました。

パークボランティアは山間部や海岸部での活動を行うため、安全管理のうえで普通救命講習の定期的受講は大事なことです。

心肺蘇生法は繰り返し練習をしないと動作の一連を忘れてしまいがちですので、ひとりひとり、1から順に実技講習を受けました。

特に人工呼吸は息の吹込みが難しく、苦手な人はなかなかうまくいきません。練習用人形を相手にコツを覚えるまでしっかり練習しました。

会員の皆さんは熱心に受講されており、さまざまな場面での対応処置について、消防隊の講師の方々に質問をしていました。AED(自動体外式除細動器)の使用法や、屋久島島内での設置場所の確認など細かなところまで指導を受けました。屋久島は携帯電話から119番通報すると、一度種子島の中継所につながるため一刻を争う場面では時間ロスとなります。北と南の消防分遣所の直通の電話番号を携帯電話に入れておくように、という重要なアドバイスもいただきました。


▲練習人形を使って心肺蘇生の一連の動作を習得します

私たちアクティブレンジャーにとっても救命法は登山道や海岸巡視などでの、いざというときのために必要な技術です。習得した技術は忘れないように、普段からの復習、確認を心がけて活動してまいります。

ページ先頭へ↑

2018年02月27日特定外来種オオフサモ防除作業【屋久島地域】

屋久島国立公園 池田 裕二

外来生物法により特定外来生物に指定されているオオフサモの防除作業を実施しました。

オオフサモは湿地に生える南米原産の外来植物で、水草の一種といえばイメージがわくでしょうか。

南米原産とはいえ低温に強く繁殖力も高いため、国内のあちこちで増殖し、水路を塞いだり、在来植物を追いやったりと生態系に被害を与えている植物です。

特定外来生物は栽培や移動などが法律により禁止されておりますが、分布拡大防止のためにも早めに防除する必要があります。

屋久島の一部でオオフサモが生息している個所が見つかり、経過観察しながら防除作業を進めています。

島の低地は冬でも比較的温暖な気候のためか、オオフサモは冬の間ずっと葉をつけたままで、2月から成長を早める様子が確認されました。放置すると春から急成長してしまう恐れがあります。

★オオフサモの解説★

【和名】オオフサモ 【学名】Myriophyllum aquaticum

【分類】アリノトウグサ科フサモ属

【別名】パロットフェザー

【原産地と侵入地】南アメリカ原産、北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニアに分布する。

日本では全国に分布し、特に九州の筑後川水系に多い。

【形態的特徴】

茎:水中を枝分かれしながら、長さ1m以上にもなって横に伸びるのは、根茎と呼ばれる部分で、直径4~5mm、やや赤紫色を帯びる。根茎の各節から数本の根を出すとともに、長さ~30cmの緑色の茎を水上に出す。

葉:鳥の羽のような形の葉(羽状葉)が、茎の節に5~6(時に3~7)枚づつ、車輪状につく。空気中に広がった葉(水上用)は、1~3cm間隔につき、粉っぽい白色を帯びた緑青色で、長さ1.5cm~5cm。羽状葉は、10~15(時に20)対の細長い羽片から構成されていて、一つ一つの羽片は長さ3~5mm、幅約1mmで、先はとがっていない。水中に広がった葉は茶緑色で、長さ6cmに達し、羽片はひげのように細かく裂ける。

屋久島では近縁の似た植物が分布していない。

_____

見た目はとてもきれいな植物なのですが、持って帰ったり育てたりしてはいけません。

外来種対策で、まずあなたにできることは、今以上に外来種を増やさないようにする事です。

例えば、ペットや植物を野外に逃がしたり、捨てたりしないで最後まで育てること。

ひとりひとりの心がけが、自然と人間との共存できる世界を作っていきます。
外来種被害予防三原則 "入れない" "捨てない" "拡げない" の3つを心がけてみてください。

オオフサモをはじめとする特定外来生物を見つけたら、まずはその場所の管理者や行政機関にご相談ください。

外来生物については環境省のホームページに詳しい資料が掲載されております。

(環境省HP外来種問題についてhttps://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/

(パンフレットhttps://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/files/05_rist_zentai_c.pdf

身近な生き物の中にも、農業や生態系、生活環境に被害を及ぼすおそれのあるものも存在するかもしれません。日本の美しい自然生態系を後世に残すためにも、今私たちが取り組むべき課題の一つとして、外来生物の対策を実施していくことが重要です。

ページ先頭へ↑

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。

ページ先頭へ