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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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奄美

71件の記事があります。

2014年06月24日ウミガメ調査【奄美地域】

奄美 アクティブレンジャー 伊藤

うがみんしょ~らん!(こんにちは。)
連日の湿度80%越え!梅雨が明けるのが待ち遠しい奄美地域です。

今年もウミガメ調査の時期がやってきました!
この調査は専門家や関係機関と協力して分担して行っており、私たちは奄美野生生物保護センターがある大和村の浜の一部を担当しています。
ウミガメは種類によって上陸するときにできる足跡の形が異なります。
その形から、ウミガメの種類・上陸の回数・産卵の有無などを確認していきます。

↑アカウミガメの上陸あと

アカウミガメはクロールのように足を動かすため、足跡が交互につきます。アオウミガメはバタフライのように同時に動かすので、左右対称につきます。
3年目にしてやっと違いがわかってきたような、わかっていないような…?
専門家の方に教えていただきながら調査の精度をあげたいと思います!

さて近年、奄美大島ではリュウキュウイノシシによるウミガメの卵の食害が確認されています。
先日専門家の方に同行していただき、食害をうけた産卵巣を掘り返してみました。

↑食害をうけた産卵巣

↑残っていた卵

完全に食べ尽くされている産卵巣がほとんどでしたが、中には一部の卵が残っているところも!きちんと成長していることも確認でき、そっともとに戻しておきました。
ただ、孵化した数か少ないと、無事に脱出(子ガメが砂の中から出てくること)することが難しくなるそうです。無事に孵化して海にもどれるよう祈るばかりです。

ウミガメ調査は8月末までの予定です。真夏の日差しに負けずに、しっかり調査を続けたいと思います!



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2014年06月09日激写!!奄美の森の生きものたち【奄美地域】

奄美 アクティブレンジャー 伊藤

うがみんしょ~らん(こんにちは!)
梅雨も終盤になり、山の緑は濃く、渡ってきた夏鳥や巣立ちした雛たちが加わり一層賑やかになってきた奄美地域です。

さて今日は、山の中に設置している「自動撮影カメラ」が激写した森の生きものたちをご紹介したいと思います。
奄美の生きものと言えば、アマミノクロウサギ!

イノシシ防護柵に設置したアマミノクロウサギ移動用トンネルを利用している様子です。

そしてルリカケス!
カメラ目線でおすましポーズ。瑠璃色の羽根がとてもきれいです。


こちらのルリカケスは緑のネットをたくさんくわえています。
巣材を集めているのでしょうか?



時にはこんな写真も!シロハラ同士のケンカです。蹴ったり踏んだり、飛び上がったりと激しいケンカの様子が数枚にわたり記録されていました。

夜行性の生きものが多い奄美の森。そんな生きものたちの情報を集めるのは難しいものです。しかし山中に設置された数多くの自動撮影カメラが、雨の日も風の日も昼も夜も、貴重な奄美の生きもの情報を記録してくれています。


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2014年05月01日リニューアルのお知らせ【奄美地域】

奄美 アクティブレンジャー 伊藤

うがみんしょ~らん(こんにちは!)
サシバやシロハラといった冬鳥たちの姿はすっかり見なくなり、アカショウビンやサンコウチョウなどの夏鳥が渡りはじめ、季節の移ろいを感じます。

さて、奄美野生生物保護センターの14年目の開所記念日にあたる4月29日、無事にリニューアル記念式典を行うことができました。
一年近くこのリニューアルに関わってきましたが、「やっと完成した!」と充実感に満たされています。

↑館内の様子

リニューアル後の見所をご紹介します。
○奄美群島の希少な生き物の剥製をたくさん展示!!
○昆虫コーナー、植物コーナーを新設!
○生きもの検索ができるタブレット端末を設置!
○当センター自慢の蔵書量を誇るライブラリーコーナー!ゆっくりくつろぎながら学べます!
○奄美の生き物がたくさん登場し、マングースバスターズの活動も紹介されている新作シアター映像!
○奄美の生き物の骨格標本など、さまざまな標本を紹介している特別企画展「標本の世界」!

↑特別企画展「標本の世界」


他にも見所がたくさんあります!是非新しくなったセンターに遊びに来てください。
記念品をご用意しておまちしております(なくなり次第終了です。)。

これからも研究内容などを更新していき、来館してくださる方に奄美の自然の最新情報をお届けできるセンターでありたいと思います。


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2014年02月28日リニューアル工事の続報と検討会のお知らせ 【奄美地域】

奄美 アクティブレンジャー 牧野

 うがみんしょ~らん!(こんにちは!)奄美野生生物保護センターの松田です。2月も終わりましたが、ここ最近は暖かい日が続き、新緑が芽吹き始めました。春の訪れを感じる奄美大島です。

 伊藤アクティブレンジャーからも前回報告がありましたように、奄美野生生物保護センターは現在リニューアル工事が行われています。外観はほぼ終了し、現在は館内の展示などの工事が進んでいます。今回は、その進捗状況などをお知らせします!
 館内の展示は剥製や昆虫の標本などを増やし、来館された皆さまに奄美の豊かな自然を感じていただけるようにしました。また、シアタールームの映像も新しくなりました。こちらはもうご覧いただけますので、来館の際にはぜひスタッフまで申し付け下さい。


 更に、マングース防除事業や奄美の希少な野生生物を守る取り組み、世界自然遺産候補地などについても充実させる予定となっています。このコーナーはこれから設置などが始まりますが、一部分だけご紹介します。



 工事は3月いっぱい続く予定です。来館された皆さまにはご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 「30年前の奄美 これからの奄美」と題した、第2回奄美地域の国立公園指定・世界自然遺産登録に向けた地域づくり検討会の開催のお知らせです。
 第一部は、30年ほど前に奄美大島で勤務されていた林良博さん(国立科学博物館館長)をゲストにお招きし、検討会座長の小野寺浩さん(鹿児島大学客員教授)との公開対談、第二部は、国立公園指定・世界遺産登録に向けた進捗状況と今後の検討の進め方についての意見交換会を行います。
参加費無料、事前申し込み不要ですので興味のある方はぜひお越し下さい。

・日時:2014年3月6日(木)15:00~18:00
・場所:奄美観光ホテル 3階「孔雀の間」
・参加費無料、事前申し込み不要
・問い合せ先:奄美野生生物保護センター ☎0997-55-8620



【今日の一枚】


・「シロハラ」
・スズメ目ツグミ科。奄美には冬鳥として渡ってきます。農耕地や林道などで餌を探している姿をよく見かけます。センターの駐車場付近でもよく見かけます。

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2014年02月09日リニューアル工事中&珍客【奄美地域】

奄美 アクティブレンジャー 伊藤

うがみんしょ~らん(こんにちは!)
2月なのに春のような陽気が続き、カエルたちの鳴き声もチラホラ聞こえ始めました奄美地域です。大和村のフォレストポリス(野外学習施設)の桜も満開でとてもきれいです。


2000年に開所した奄美野生生物保護センターは、来年度リニューアルオープンします!!
13年間かけて蓄積した「奄美の自然情報」を集約し、訪れる方々に楽しく学べる施設を目指しています。生き物の剥製も充実する予定です!
現在は外壁の塗装が終了し、施設内の展示スペースの工事が始まっています。4月後半には、お披露目のためのちょっとしたイベントも企画中です。スタッフ一同がんばって準備を進めておりますので、ご期待ください。

さて話は変わりますが、昨年末奄美に珍客が訪れました。

国の特別天然記念物「コウノトリ」です。個体に付いた足環から昨年4月に兵庫県豊岡市内の人工巣塔で生まれ巣立ったものとわかりました。生後8カ月ながらとても大きく、その迫力にただただ感動しました。この奄美大島で兵庫県からの長い旅の疲れをゆっくり癒やしてほしいと思います。


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2013年10月31日アマミノクロウサギ交通事故防止キャンペーン【奄美地域】

奄美 アクティブレンジャー 伊藤

うがみんしょ~らん(こんにちは!)
季節外れの台風が過ぎ、朝晩はぐっと冷え込んできましたが、昼間はまだ半袖でも過ごせます。

今日は【アマミノクロウサギ交通事故防止キャンペーン】についてご報告いたします。

交通事故は、アマミノクロウサギの主な死因の一つとなっています。そこで奄美野生生物保護センターでは、2009年から毎年このキャンペーンを実施し、住民の方々に夜間の安全運転を呼びかけるなど交通事故の防止を呼びかけています。今年は10月に徳之島自然保護官事務所が開所したこともあり、初めての試みとして、徳之島3町でもチラシやマグネットの配布イベントを行いました。




センターのマスコット「あまくろ」も初上陸して、イベントを盛り上げてくれました。あまくろはどこに行っても子どもに大人気です。
アマミノクロウサギのことをあまり知らない方が多く、スタッフの話を熱心に聞いてくださっていたことが印象に残っています。

たくさんの方に協力をいただき、イベントは大成功でした。
今後は徳之島でもこのような取り組みを続けていきたいと思います。

今日の一枚:【オーストンオオアカゲラ】


オオアカゲラの一亜種で奄美大島の深い森にのみに生息しています。
春先には豪快なドラミングを聞くことができます。

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2013年10月12日パンフレットの紹介とあまみエフエムへの出演! 【奄美地域】

奄美 アクティブレンジャー 牧野

 うがみんしょ~らん!(こんにちは!)奄美野生生物保護センターの松田です。10月に入って、朝晩の気温がぐっと下がりかなり過ごしやすくなってきました。また、サシバやキセキレイなどの冬鳥がちらほらと目に付くようになってきました。

 環境省那覇自然環境事務所では、奄美大島のマングース防除事業のパンフレット「世界でたったひとつの奄美を守る」と外来種についてのパンフレット「奄美諸島の外来種」を発行しました。



 マングース防除事業のパンフレットは奄美大島の生きものたちの説明から始まり、マングースの生態やマングースが引き起こしてきた問題、マングース防除事業の歴史、奄美マングースバスターズについて、さらに今年度から始動した第2期マングース防除実施計画まで触れられています。
 また、外来種のパンフレットは外来種に対する説明から、現在奄美諸島で確認されている外来種(マングースやノイヌ・ノネコ、カダヤシやオオキンケイギクなど)と侵入の恐れのある外来種(グリーンアノールやオオクチバスなど)が紹介されています。最後に外来種の情報提供に関するお願いと外来生物被害予防三原則(1.入れない 2.すてない 3.広げない)について呼びかけています。

 そして、先日このマングース防除事業のパンフレットの広報で、奄美マングースバスターズの広報担当の後藤さんと一緒にあまみエフエムに出演してきました。奄美マングースバスターズの日頃の活動や探索犬チームの活躍などを紹介し、奄美大島のマングース防除事業にさらなる理解と協力を頂けるよう広報してきました。



 右の方がパーソナリティの渡陽子さんです。マングースのはく製にビックリの様子です。
 上記パンフレットは奄美野生生物保護センターで無料配布しています。ご希望の方は館内でスタッフまで声をお掛け下さい。

【今日の一枚】


・「カケロマカンアオイ」
・常緑広葉樹林化の林床に生える小型のカンアオイ。分布域は奄美大島島南部及び周辺離島で、花の形が地域ごとに異なっているそうです。環境省のレッドリスト2012では、絶滅危惧IB類に選定されています。

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2013年09月22日夏のイベント報告【奄美地域】

奄美 アクティブレンジャー 伊藤

うがみんしょ~らん!
夏休みが終わり、朝や夜は気温が下がり過ごしやすくなってきました。たくさん渡来していたアカショウビンなどの夏鳥は徐々にいなくなり、アカハラダカなどの秋の渡りが本格化してきています。

さて今年の夏休み期間は、「自然カメラマンになろう!」「ゆりむんで風鈴を作ろう!」「ムシの観察会inフォレストポリス」という3つのイベントを行いました。
「自然カメラマンになろう!」については松田アクティブレンジャーからの報告がありましたので、私からは残り二つのイベント報告をしたいと思います。

「ゆりむんで風鈴を作ろう!」では、海辺に流れ着いた貝がら、サンゴやシーグラスなどのゆりむん(漂流物)を集めて、風鈴づくりを行いました。砂浜にゆりむん拾いに行った際には、ゴミ拾いも行いました。
おもいおもいにゆりむんをつなげて・・・・

可愛い風鈴の完成です!サンゴが奏でる涼しげな音が心地いいです。サンゴを使った南の島ならではのイベントでした。

「ムシの観察会inフォレストポリス」では、ムシに詳しい奄美マングースバスターズを講師に迎え、身近なムシからめずらしいムシまで観察しました。
奄美の夏は、それほど虫の多い季節ではありませんが、それでも約50種類ものムシを確認することが出来ました。

自分たちでムシを探して、講師の先生に名前や特徴を教えてもらいました。

今年もたくさんの子どもたちと一緒に、奄美の自然に触れあうことが出来ました!
なんと昨年のイベントに参加してくださったリピーターさんもいました。
また来年も、楽しく自然と触れあえるイベントを企画したいと思います!


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2013年09月10日「自然カメラマンになろう」活動報告 【奄美地域】

奄美 アクティブレンジャー 牧野

 うがみんしょ~らん!(こんにちは!)奄美野生生物保護センターの松田です。

 奄美野生生物保護センターでは、夏の「自然に親しむ運動」期間に、いろいろな自然ふれあい行事を実施しています。第一回目は、講師に奄美自然学校代表の永江直志さんをお迎えし、「自然カメラマンになろう」と題して、奄美市住用町の川内川で自然観察会を実施しました。この川内川には環境省のレッドリスト2012で絶滅危惧IA類に選定されているリュウキュウアユ、テナガエビ・ヨシノボリなどが生息し、生きものが豊かで自然溢れる素晴らしい川です。




 まずは講師の永江さんから、川での注意点や生きものをカメラで撮影する際のコツなどをレクチャーしていただきました。みんな永江さんの愉快な話にくぎ付けです!この後、参加者に水中でも撮影可能なデジタルカメラを渡し、様々な生きもの・風景などを激写していただきました。




 最初は恐る恐る顔だけを水に浸けていた子供たちも、慣れてくると全身浸かって水中撮影に夢中になっていますね。子供たちよりも真剣に撮影している親御さんなんかもいたりして、みんな楽しんでくれたようです。

 観察会終了後はマングローブパークに場所を移し、各個人の撮影した画像のベストショットの発表を行いました。川の中の生きものが多いかなと思っていましたが、周りの風景なども撮影していてなかなか興味深かったです。



 最後に記念写真!みんな良い顔してますね!


【今日の一枚】



・「アマミイワウチワ」
・花が咲いている本種にやっと出会えました。奄美大島の固有種で、西表島や石垣島に分布する「シマイワカガミ」の近縁だそうです。環境省のレッドリスト2012では、絶滅危惧IA類に選定されています。

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2013年08月08日出張講義にいってきました!【奄美地域】

奄美 アクティブレンジャー 伊藤

うがみんしょ~らん!
梅雨明けしてから雨がほとんど降っていません。林道沿いの植物たちは、強い日差しに照らされてしおれ気味です。早く雨が降ってくれることを祈るばかりです。

 さて先日、鹿児島県教育委員会主催の大島地区ジュニア・リーダー養成研修会で「魅力ある奄美群島の地域の良さを学ぶ」ことをテーマに出張講義にいってきました。

 この研修会は、少年団体活動におけるリーダーの役割、レクリエーション指導法や安全教育等の研修をとおして、主体的に取り組むジュニア・リーダーの養成・ 資質の向上を図ることを目的として、大島地区の中・高校生31人が2泊3日で様々な講義や演習を行う、というものです。


↑講義風景

松田アクティブレンジャーが奄美野生生物保護センターの紹介、世界自然遺産、マングース防除事業について担当し、私が奄美の自然の紹介をしました。
今回使用したスライドでは、マングース探索犬の動画のほか、カエルらしくない綺麗な声のアマミイシカワガエルやおじさんの咳払いのようなオットンガエルの声、とても身近なルリカケスの声など、生きものの声を組み入れてみました。
動画や音声は生徒さんたちに喜んでもらえたようですが、奄美の生きものを紹介していても、実際に見たことがある人は少なく名前すら知らない、という人がほとんどでした。
今回の講義をきっかけに、すこしでも奄美の自然について興味を持ってくれるとうれしいです。
これからも、もっと子どもたちが興味をひかれるような講義が出来るように様々な工夫をとりいれてみようと思います。

今日の一枚【オオシマトカゲ】

林道を歩いていると、ひょっこり現れました。昆虫やミミズなどを食べます。

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