ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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奄美

71件の記事があります。

2016年06月28日アマミノクロウサギ分布域確認調査

奄美 木元侑菜

うがみんしょ~らん(こんにちは)!

このところ、アマミノクロウサギの生息分布域が少しずつ拡大してきています。

奄美野生生物保護センターではそんなアマミノクロウサギの生息域を確かめるための調査を

2週間に1回程度行っています。

マングース捕獲用のワナルートや林道、沢沿いの道を歩いて痕跡を探したり

自動撮影カメラを設置したりして生息地が拡大している地域を調べます。

これまで生息が確認されていない場所で痕跡を探すため、調査地選びもなかなか難しいです。

IMGP2117 

昨年度の調査では、島の南西部にあたる宇検村でアマミノクロウサギの糞や葉を食べた痕を発見し

生息地が拡大していることを確かめることが出来ました。

葉を食べた痕は、写真のように不自然にちぎられたようになります。

このほかにも地元の方からの目撃情報や、残念ながら車に轢かれてしまった死体の発見位置から新たな分布を確認できることもあります。
マングースの数が減ってきたこともあり、奄美の生きものたちの数や分布域が少しずつ回復してきています。

多くの生きものが安心して暮らしていける奄美の森がこれからも残されていくと嬉しいですね。

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2016年06月13日夏はウミガメの産卵シーズン

奄美 木元侑菜

うがみんしょ~らん(こんにちは)!

アクティブレンジャー 木元です。

ウミガメの産卵シーズンがやってきました。

奄美大島には毎年たくさんのアカウミガメとアオウミガメが、産卵のために砂浜に姿を現します。

奄美野生生物保護センターでは、ウミガメの産卵時期にあたる5月中旬から8月中旬に

週2回の頻度でセンターの位置する大和村の海岸を歩きます。

砂浜のあちこちに残されたウミガメの足跡と産卵跡を探し

どの種類がどのくらい上陸し、産卵しているのかを調べます。

 

さて、どちらがアカウミガメでどちらがアオウミガメの足跡でしょうか。

正解は

歩幅が広く、ぼこぼこと左右交互に残る足跡は、アカウミガメです(左写真)。

歩幅が狭く、左右対称できれいに細かく残る足跡は、アオウミガメです(右写真)。

ある浜で、石の間をたくさん歩き回った跡がありました。

産卵にちょうど良い砂地を見つけられず、この日は産卵できずに海に戻ってしまったようです。

別の浜では無事に産卵を終え、まっすぐ海へ帰っていった跡を確認しました。

夏場の日中に日陰も無い浜をひたすら歩くのには、気力と体力が必要ですが

今年は一体どのくらい上陸し、産卵してくれるのか、楽しみです。

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2016年05月20日外来種オオキンケイギク!

奄美 アクティブレンジャー 牧野

 うがみんしょ~らん!(こんにちは!)4月から奄美自然保護官事務所にアクティブレンジャー(AR)として着任しました牧野孝俊と言います。よろしくお願いします!

 私は主に奄美大島の外来種対策とアマミヤマシギの保護増殖事業を担当しています。第一回目のAR日記では外来種オオキンケイギクと駆除イベントについてご紹介します。

 オオキンケイギクとは、キクの仲間で高さは40~60cmほど、5~7月にかけて鮮やかな黄色の花をつける植物です。ですが、キレイだからと言って自宅のお庭や道路の法面に植えてはいけません!オオキンケイギクは生態系に重大な被害を及ぼすおそれがあることから、栽培・運搬・野外に放つことなどが禁止されている『特定外来生物』に指定されています。

〈写真1〉奄美大島では5月から黄色の花をつけるオオキンケイギク

 オオキンケイギクは北米原産の植物で、観賞用や緑化用として1880年代に導入され、その後、野生化しました。他の地域の環境に適応し、道路や河川敷に大群落を形成する力が強いため、奄美大島でもオオキンケイギクによる在来種への影響が危惧されています。

 そのため、オオキンケイギクが群生している龍郷町の番屋で駆除イベントを行いました!

 今回集まったのは地元の中学校生徒会の皆様・大島支庁の皆様・センター職員です。活動の前に、龍郷町で熱心に外来種対策に取り組んでいらっしゃる方と私からオオキンケイギクの除去方法や、外来種についての説明を行いました。

 〈写真2〉作業について説明

 いよいよ、全員でオオキンケイギクの駆除です!花が付いていないオオキンケイギクも葉の形で見分けながら根元から引っこ抜きます。

 中学校生徒会の皆様はだんだんと目が慣れ、小さな株まで見つけて「あった!」と喜びながら駆除を行っていました。


〈写真3〉次々に見つかるオオキンケイギクを駆除

〈写真4〉オオキンケイギクが目立っていましたが・・・