ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2017年10月

9件の記事があります。

2017年10月31日やんばるならではの環境学習【やんばる地域】

やんばる 皆藤琢磨

やんばる自然保護官事務所の皆藤です。

台風が通過し、一気に肌寒くなってきました。

今回はヤンバルクイナのプレイバック調査の様子をご紹介します。

プレイバック法とは、鳥類が同種の声に対して鳴き返す習性を利用し、野外でスピーカーから鳥類の鳴き声を流すことで、特定の種の在・不在を判定する手法です。

国頭村立北国小学校では、児童の皆さんと一緒に、毎月学校周辺でヤンバルクイナのプレイバック調査を行っています。鳥類の専門家が通常行っているのと同じ作業を生徒さん達自ら行っております。計画作りからデータのとりまとめまで、基本的に生徒さん達が主体です。

プレイバック調査の光景。子供達が地図係、記録係、時計係に分かれて作業する(2017年9月6日撮影)

▲プレイバック調査の光景。子供達が地図係、記録係、時計係に分かれて作業する(2017年96日撮影)。

毎月1回の調査を2年間継続して行っており、これまでの調査によって学校周辺のヤンバルクイナの生息状況がかなり詳細にわかってきました。ヤンバルクイナについて毎月プレイバック調査がなされている地域はおそらくここだけではないでしょうか。今後データを蓄積していけば、鳴きやすい日の傾向や、なわばりを張りやすい場所に関しての新しい知見が得られるかもしれません。

調査と平行して、やんばるの自然を学ぶための環境学習を、「やんばるの自然と遊ぶワークブック」を用いて行って頂いております。このワークブックの特徴は、デスクワーク課題と野外で行う課題がバランス良く盛り込まれており、しかもそれが全てやんばるに関することであるという点です。自分の地元に強く焦点を当てられた環境教材を用いて勉強できる機会は、なかなかないのではないでしょうか。

一緒にテキストを読み進め、課題に取り組む児童たち(2017年4月26日撮影)。

▲一緒にテキストを読み進め、課題に取り組む児童たち(2017年426日撮影)。

学校にいる生き物を探してみようという課題に取り組む児童たち

▲学校にいる生き物を探してみようという課題に取り組む児童たち。校庭でも意外にたくさんの生き物を見つけることができます。この日は校庭を一周して生き物を探すつもりだったのですが、芝生の上の小さな虫や花に興味津々で、熱心に記入しているうちに1講時終わってしまいました(2017531日撮影)。

また、やんばる野生生物保護センターでは、やんばる地域を概説する資料や、野外では見ることの難しい希少種の映像、実物の標本を見る機会を提供しています。いざ展示物を前にすると、子供たちも矢継ぎ早に疑問を投げかけてきます。

展示物に興味津々の子供たち(2017年5月31日撮影)

▲展示物に興味津々の子供たち(2017年531日撮影)。

やんばる地域の面積は、日本国土全体の0.1%ほどしかありませんが、数多くの固有種が生息する貴重な地域です。自分たちの多様な環境学習を通してやんばるで育った彼らが、将来のやんばるを担って頂けると嬉しいですね。

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2017年10月30日秋の長雨から紅葉シーズンへ

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 大島 将貴

今年もくじゅう地域紅葉のシーズンがやってまいりました。

例年、10月半ば頃から山頂付近で色づき始め、徐々に山頂から下降していきます。

秋の長雨といいますが、今年は雨が続き、さらに最後に台風もあり、山を見ながら待ちどおしい日々が続いていました。先週は天気に恵まれましたが、週末からまた雨が続き今年は中々天気に恵まれません。こちらは先週の大船山の様子です。

1026日 大船山の御池の様子

▲登山者で賑わう大船山山頂

1026日 入山公廊 色づいた葉と紅葉前の葉のコントラストがとてもキレイです

現在、大船山山頂の御池ではピークは過ぎてきています。また、今年は赤というより黄色みがかった紅葉が多いです。山頂付近はピークは過ぎましたが、山頂からの見下ろす景色はまだまだ楽しめます。

ここまでは、山頂付近の写真を紹介しましたが、ここからは紅葉は見たいけど山に登るのちょっと、、という方におすすめの場所を紹介します。

くじゅう連山の北東に位置する黒岳の麓、男池園地です。

黒岳はくじゅう連山で唯一、山頂までが原生林で覆われており、ブナやカエデ、ケヤキなどの素晴らしい広葉樹の森が残る場所です。

この黒岳山麓の男池園地には、日本名水百選にも選定されている男池湧水群があり、湧水は自由に飲むことが出来ます。

▲男池湧水群

また、男池園地周辺では散策路が整備されており、少し足を延ばせば名水の滝まで、紅葉の広がる森の中を散策することが出来ます。

▲名水の滝

マイナスイオンをたっぷりと感じることが出来る場所です。ここに来ると思わず深呼吸してしまいます。

男池園地入口に駐車場もありますので、車で来て散歩をしながら紅葉を楽しみたい方にもおすすめの散策路です。

いつ来ても決して同じ顔を見せない森の景色ですが、この紅葉シーズンは特に変化に富んだ素晴らしい時期だと思います。

男池園地ではまだ紅葉は始まったばかりでこれからピークを迎えます。ぜひくじゅうの秋を楽しみにお越し下さい。

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2017年10月27日平成29年度 サンゴ礁モニタリング調査

慶良間 アクティブレンジャー 前山

はいたい!(こんにちは!)

今年も慶良間諸島国立公園のサンゴ礁モニタリング調査が始まりました。

例年より遅めの台風を避けながら、座間味島と阿嘉島のモニタリングが

終了し、残るは渡嘉敷のみです。台風22号が過ぎ去ったら行う予定です。

今年もスポットチェック法、各島12カ所、トランセクト法、各島3カ所ずつ行いました。

スポットチェック法は、数mから10mの範囲を調査員2名で泳ぎ、サンゴの被度や新しいサンゴの

加入度、大型卓上ミドリイシの大きさ、オニヒトデの有無などをマニュアルに沿って

調査していきます。

スポットチェック

トランセクト法は各調査地点で40mラインを2本設置して1m×1mの枠の中の目視観察と

写真撮影を行います。

トランセクト法

慶良間のサンゴは元気いっぱいでした。

昨年に引き続き、高水温の影響によるサンゴの白化が心配されましたが、

ほぼ、白化せずに元気に育っています。

この素晴らしいサンゴ礁を守るためにできることを考えて実行していきたいものですね。

海中に広がるサンゴ礁デバスズメダイ 青色 サンゴ薄茶色 

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2017年10月25日みんなで応援!「やんばる」を世界自然遺産へ!【やんばる地域】

やんばる アクティブレンジャー上開地

こんにちは。

やんばる自然保護官事務所アクティブレンジャーの上開地です。

やんばる野生生物保護センターでは10月1日から秋の渡り鳥であるサシバの「チンミー♪」の声が聞こえ始め、秋のセミ達もクロイワツクツクとオオシマゼミの大合唱で賑わっています。

そんなセンターの入り口には今、こんな"のぼり"が掲げられています。

センター前ののぼり 

 

この"のぼり"は、世界自然遺産登録をみんなで応援するために、やんばる3村世界自然遺産推進協議会が作成し、協賛していただいた個人や団体、企業が揚げているのぼりです。

やんばるのあちこちで、はためいています。

先日、国頭村の学童「ゆっくいな」のみんなで"世界自然遺産のぼり"掲揚式をおこないました。

保護官の説明 

▲まずは保護官から子ども達へ、世界自然遺産についてのお話。

 

世界遺産対策室からの説明

 

▲国頭村役場世界遺産対策室の仲原さんから、のぼりに込められた意味を説明。

のぼり設置

▲その後、道から見えるように「ゆっくいな」のガードレールに取り付けます。

 

集合写真

▲みんなで集合写真

 

ステッカープレゼント

掲揚式の後は、のぼりとおそろいのマークのステッカーをプレゼントしました。

やんばる3村の形と森をモチーフにしたマークです。よく見ると「YAMBARU」の文字の上にヤンバルクイナが乗っています。

私たちは、奄美大島・徳之島・沖縄島北部(やんばる)・西表島の4地域で1つの世界遺産を目指しています。

http://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/shizen/sekaishizenisan/(沖縄県HP)

https://www.pref.kagoshima.jp/ad13/kurashi-kankyo/kankyo/amami/amami-isan.html(鹿児島県HP)

なぜこの4地域で1つの世界自然遺産なのかというと、評価のポイントは2つです。

  1. 琉球列島が大陸から分離し、島が成立している地史を反映した独自の生物進化がみられること。

  2. 国際的にも希少な固有種に代表される生物多様性保全上重要な地域であること。

科学的な評価のポイントはこの2つですが、遺産登録のために一番大切な事は、地域の方々が自然を大切にし、民間と行政が協力して保全に取り組んでいる事です。

ただ保護するだけでなく、自然環境について知るために実際に森に出かけ、楽しみながら観察する事も、自然を大事に想う人の輪を広げる、大切な取り組みの1つです。

適切なルールの元にエコツアーなどを利用して沢山の人にやんばるの魅力を知ってもらいたいです。

やんばるの森と人の住む集落はすぐそばにあり、自然の恵みを受けながら共存・共生してきました。"のぼり"を一緒に揚げてくれた「ゆっくいな」のみんなも、やんばるの生き物が大好きです。

現在は車道が通り、飛行機を使えば世界中からやんばるを訪れる事ができ、時代に合わせた保全の取り組みが必要になってきています。私も地域の方々と一緒に活動出来るようにお手伝いしていきたいと思います。

今月の一枚「オキナワミナミサワガニのお母さん」 

オキナワミナミサワガニのお母さん

カニなどの甲殻類の多くは小さな卵を大量に産んで海に放卵しますが、サワガニの仲間は海に下りずに大きな卵を少なく産み、子ガニになるまで大切に抱きかかえます。

秋になるとお腹の重そうな母ガニを見ることが出来ますが、夜の林道で轢かれてしまう姿もよく見ます。

昼も夜も、生き物に気を付けながら車の運転をよろしくお願いします。

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2017年10月17日石垣島北部子どもパークレンジャー!吹通川たんけんたい★

西表石垣国立公園 神保彩葉

こんにちは。石垣自然保護官事務所の神保です。

今年度もやっております、

石垣島北部子どもパークレンジャー!

※この事業は、石垣島北部地域の子どもたちを対象に、

自然に親しむ機会をつくるために行っている事業です。

今回の舞台は・・石垣島野底地域にある「吹通川(ふきどおがわ)」です!

写真のように、吹通川にはヒルギ群落が広がり、

西表石垣国立公園に指定されているだけでなく、石垣市の天然記念物にも指定されている場所です。

「そんな貴重な場所が、みんなのお家の近くにはあるんだよ。」

藤田保護官からの説明を聞く子どもたち。

さて、今回のタイトルは吹通川たんけんたい!

カヌーに乗って、川を歩いて(泳いで?!)、上流部にある滝を目指して進みます。

出発進行!

奥まで入ると道が狭くなり、進むのにテクニックが必要です。

途中でカヌーを降りて、地元ガイドの方から、

枯渇してしまったマングローブのお話を聞きました。

ここからは歩いて上流へ。

腰まである水位を、助け合いながら、じゃれあいながら進みます♪

しばらく歩くと、岩場が出現!

ひとつの川で、こんなにも風景が変化するのも、

吹通川の面白いところです。

着きました!ゴールの滝です!

滝で修行中だそうです(笑)

たくさん遊んで、みんなびしょ濡れ!

これからも身近な自然とたくさん遊んで、自然が大好きな大人になってね~。

以上、「石垣島北部子どもパークレンジャー!吹通川たんけんたい」の報告でした!

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2017年10月17日雲仙天草国立公園雲仙地域パークボランティア新規募集!!【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 雲仙 永峰 由貴子

こんにちは。雲仙自然保護官事務所の永峰です。

雲仙は、秋の訪れの金木犀の時期も過ぎ、朝晩の冷え込みも強くなってきました。

紅葉こそまだあまり見られませんが、周辺の木々が次第に色付き、着々と秋に向かっています。

山の上で空にも近く、空気も澄んでおり、夜空の星もとてもきれいです。

さて、そんな雲仙では、春に向けて(気が早いですが・・・)新たにパークボランティアとして活動してくださる方を大募集しています!!

まず、「パークボランティアって?」と思う方も多いと思います。

「パークボランティア」とは、私たちと共に、国立公園を適切に利用し、維持していくために、清掃活動や景観・自然環境の保全、公園を利用する方への指導などの活動に協力してくださる方々のことです。

ここ雲仙地域には、現在27名の方がパークボランティアとして参加してくださっていて、月に1・2回、公園地域内での清掃活動やミヤマキリシマの保全活動、看板の設置や整備、外来種の除去などの活動をして頂いています。

現パークボランティアの皆さまは、植物の名前に詳しかったり、山歩きが得意だったり、草刈りが得意だったりと特技をお持ちだったり、雲仙の自然を守るために何かしたいと意欲的に参加してくださったりと、とても頼りになる方々です!

少し今年の活動の様子も写真でご紹介します!

▲2017年5月30日 ごみゼロデーでの外来種の除去作業。

2017年6月16日 雲仙地獄での樹木の看板設置作業。

▲2017年6月16日 雲仙地獄での樹木の看板設置作業。

2017年8月2日 クリーンデーでの道路の清掃作業。

▲2017年8月2日 クリーンデーでの道路の清掃作業。]

2017年9月25日 田代原でのミヤマキリシマの保全活動。

▲2017年9月25日 田代原でのミヤマキリシマの保全活動。

ざっとこんな感じです!

今月も看板清掃と外来種の除去作業、来月はミヤマキリシマの保全活動と紅葉ウォークというイベントのスタッフなど、活動は多岐にわたります!

毎回必ず参加しないといけないわけではなく、ご自身の生活や体調に合わせて、自由に参加して頂けますのでご安心を。

登録に必要な条件は、以下の3点です。

・登録前に行われる研修会を受講できること。

 (日時:平成29年11月26日(日)10:00ー12:00

  開催場所:雲仙お山の情報館別館(長崎県雲仙市小浜町雲仙320))

・活動に支障のない健康な身体、登山や清掃活動に必要な体力を有すること。

・年間3日以上活動に参加できること。(月1・2回程度の活動があります。)

応募は、FAXまたは郵送で2017年10月31日(火)必着です!!

興味を持ってくださった方は、雲仙天草国立公園のホームページに、案内の詳細と応募用紙を掲載していますので、そちらをご覧ください。

たくさんの方のご応募を心よりお待ちしております!!

【雲仙天草国立公園ホームページ】

http://www.env.go.jp/park/unzen/index.html

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2017年10月03日交通事故に遭ったカンムリワシを放鳥【石垣地域】

西表石垣国立公園 石垣 アクティブレンジャー 仲本

八重山地域の週間天気予報は、おひさまマークが並び、まだまだ暑い日が続きそうです。

さて、8月下旬に交通事故に遭ったカンムリワシ(若鳥)が救護されました。幸い大きな外傷もなく、迅速な救護対応のおかげで順調に回復し、元気になったことから、9月に自然界へと放鳥することができましたので、お伝えしたいと思います。

近年、交通事故に遭ったカンムリワシは重傷個体が多く、元気に回復するまでに至らないケースや死亡した状態で発見されることが増えていました。今年の救護件数(石垣島)は、今回の放鳥個体で9件目となり、その内7件が交通事故、2件が衰弱という内訳となっています。交通事故に遭った個体を放鳥するのは、約1年半ぶりのため、うれしい限りです。

▲放鳥したカンムリワシ

今回放鳥したカンムリワシは、海沿いを走行していた車のフロントガラスに衝突して、軽い脳しんとうを起こしたところを救護されました。このように道路上を低空飛行しますし、生き物や轢死体などを食べようと道路上にしばしば出てくることも多いので、ドライバーのみなさんはお気をつけくださいね!

▲力強く羽ばたいていったカンムリワシ「渚」

放鳥した個体には、左脚に黒のNと刻印された足環を装着し、愛称はNの頭文字から「渚」と名付けられました。「渚」は少し臆病な性格で放鳥時はうずくまってなかなか飛び立っていかなかったですが、少し様子を見ていると立ち上がり、「ふたたび交通事故には遭わないでね!」と願い、元気よく大空へと飛び立っていきました。

<カンムリワシの救護連絡先>

○石垣島

環境省石垣自然保護官事務所 0980-82-4768

石垣市教育委員会文化財課  0980-83-7269

○西表島

西表野生生物保護センター  0980-85-5581

カンムリワシの救護情報はカンムリワシリサーチHPをご覧ください。

http://kanmuriwasi.web.fc2.com/

また、9月下旬に「西表石垣国立公園の生き物たち」と題して、今回放鳥したカンムリワシをはじめとする八重山諸島に生息する希少な生き物や外来生物の問題を紹介したパネル展示を行いました。場所は、八重山の島々をつなぐアクセス拠点となっている石垣島離島ターミナルの中央フロアーです。

離島ターミナルは、観光客だけでなく、地元住民の生活としても非常に多くの人々が行き交う場所のため、たくさんのみなさんに希少種の重要性や外来生物の問題について知ってもらう目的で実施しました。また、第2弾となるパネル展示も行いたいなと思いますので、その際は、ぜひお立ち寄りください。よろしくお願いします。

▲「西表石垣国立公園の生き物たち」パネル展示(石垣島離島ターミナル)

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2017年10月02日サンゴのモニタリング調査【石垣地域】

西表石垣国立公園 神保彩葉

風が少し涼しくなり、石垣島でも秋を感じています。

(と言っても気温は32度。まだまだ日差しは強く日焼けします・・。)

さて、石垣自然保護官事務所では、

例年、石西礁湖にてサンゴのモニタリング調査を行っています。

石西礁湖調査地点(35地点)

今回はそんな調査の一部をご紹介します。

コドラートを使った調査

この調査は、タンクを背負っての作業となります。

調査地点に1m×1mの枠(コドラートと呼ばれています。)を並べ、

枠の中のサンゴがどのくらいあるか、どんな種類なのか等、サンゴの状態を把握する調査です。

赤ちゃんサンゴ、発見!

それぞれの調査地点には、下の写真のような板が沈めてあります。

サンゴ幼生の定着量調査

この板は「定着板」といって、サンゴの産卵シーズン(初夏の満月あたり)が始まる前に

海底に沈め、板にどのくらいのサンゴの赤ちゃんが着床したかで、その年のサンゴの加入量を知る手がかりとしています。

白化調査

こちらの写真は、サンゴの白化調査の様子です。

この調査は、15分間のスノーケリング遊泳から、サンゴの白化率を記録しています。

去年に引き続き、残念ながら今年も白化現象は起きてしまっているようです。

色が薄いコモンサンゴ(6月撮影)

調査結果を詳しく知りたい方は、下記のURLをご覧下さい。

<石西礁湖自然再生ニュースレターVol.21>

http://sekiseisyouko.com/szn/entry/newsletter21.html

石西礁湖のサンゴはもうないの?とよく聞かれますが、

そういう訳ではありません。

調査地点によって、まだ良好なサンゴたちが残っている場所もあります。

地点S27の海中景観

こうして毎年サンゴの状態をモニタリングすることで、

見えてくるものがあり、それがサンゴを守る手がかりになるかも知れません。

守るには、まず知るところからですね。

【本日の一枚】

夢中でサンゴの写真を撮っていると、

じっと動かず隠れている(つもり)のヒトヅラハリセンボン君を発見。

バレてないという自信があったのか、かなり近付くまで、じっとしていました。

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2017年10月02日海のお散歩シーカヤック体験

霧島・錦江湾国立公園 鹿児島 前平理恵

9月24日(日)、鹿児島地区パークボランティアの会主催の自然観察会に参加してきました。

今回は、シーカヤックで海のお散歩です!

場所は知林ヶ島のすぐ近く。あいにくの雨模様でしたが、一度濡れてしまえばあとはもう気になりません。

海の上では、海の中や知林ヶ島のお話しも聞けて、特攻隊の水上飛行機発着場の跡なども見ることができました。

きびなごの群れもジャンプしていましたよ!

知林ヶ島目指して,みなさんあっという間に遠くに行っちゃいました!

▲知林ヶ島目指して?みなさんあっという間に遠くに行っちゃいました!

カヤックを並べて手つなぎ。こうしていると、みんなでゆっくりお話しできますね。

▲カヤック手つなぎ。こうしていると、みんなでゆっくりお話しできますね。

また、普段は潮が引いたときに歩く知林ヶ島への砂の道ですが、今回は道が現れる干潮前にカヤックで乗り越えてみました。北上する潮の流れと、南下する潮の流れがぶつかる場所。北からも南からも持ってこられた砂がこんもり盛り上がって、カヤックの底がついてしまいそうです。カヤックの真下にある砂が数時間後には歩いて渡れる道になるなんて、不思議。やはり陸上から見るのと海の上から見るのとでは、感じるものが違いますね。

潮の流れがぶつかるところ。この波の下には砂の道が隠れています。

▲潮の流れがぶつかるところ。この波の下には砂の道が隠れています。

さて、次回のパークボランティア主催自然観察会は、10月15日(日)開催予定の「魚見岳ハイキング」。

今回お散歩した海や知林ヶ島、桜島まで見渡すことができる魚見岳頂上を目指して秋のハイキングです♪

参加ご希望の方は、鹿児島事務所までご連絡ください。

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