ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2015年11月

15件の記事があります。

2015年11月27日国場川水あしび 稚樹抜き隊

沖縄南部 アクティブレンジャー 知念

「たのしく、漫湖をキレイにしてみませんか。」漫湖に注ぎ込む国場川水系の7市町(那覇市、豊見城市、南風原町、糸満市、南城市、八重瀬町、与那原町)と環境省那覇自然環境事務所主催で『第21回国場川水あしび』が開催されました。積極的に住民及び事業者が参加する運動を展開することにより、清浄な水質を保全し、住みよい生活環境の確保を図ることを目的として毎年開催されています。この日は11月とは言え、最高気温28度の晴天の中、家族連れや児童クラブ、地域や企業の方々が400人近く集まりました。

 

環境省によるマングローブの稚樹抜きの説明を、漫湖水鳥・湿地センターキャラクターのクロ(クロツラヘラサギ)とトミー(ミナミトビハゼ)が行いました。

 

       

▲クロ(左)とトミー(右)によるマングローブ稚樹抜きの説明の様子 

 

稚樹抜き隊の呼び掛けに参加頂いた一般の方は1名。今回は計7名の隊員での作業となりました。今までにない少人数に私たちも驚きましたが、6月の「漫湖チュラカーギ作戦」での真夏の過酷な作業が影響しているのでしょうか。今回はたまたまだと思いたいですが、市民参加による干潟の保全活動という観点での課題が見えてきたように感じました。

 

平成23年度にマングローブを伐採した区域の稚樹抜きをしている様子(2015年11月撮影)
▲平成23年度に伐採した区域。マングローブの株が多く残り、

ボディボードではなかなか進むことができない。


今回は気温は高いものの日差しが幾分和らいでいるので、夏には行けない遠くの稚樹や定着したマングローブを広範囲に抜きました。


途中、休憩をしながらハゼ類を探したり、普段よりも至近距離で鳥を観察したりと、漫湖の秋の干潟を楽しみながら作業をしました。

 

作業中、干潟でみつけたハゼ(2015年11月撮影)至近距離で観ることができたシギ類
▲休憩しながら生きもの探し(キララハゼ?) ▲50m程の至近距離で観るシギ類

 


2時間程の作業で、たくさんの稚樹を抜き、ごみを拾うことができました。

稚樹やゴミを載せ、重くなったボディボードを横に休憩中
▲移動しながらの休憩

 

ジェットポンプで泥を落とし片付けをする様子
▲ジェットポンプで泥を落としている様子

 

作業後は、マングローブや稚樹、ボディボード、胴長等についた泥を高圧洗浄機で落とし、きれいにします。ドロドロに汚れたものがあっという間にきれいになっていく様子を見ながら片付けるのは爽快です。

 

市町のキャラクターとの触れ合い①市町のキャラクターとの触れ合い(2015年11月撮影)
▲主催した市町のキャラクターが集結


清掃活動後には参加者へカレーライスが振る舞われました。午後には主催市町のキャラクターたちとのふれ合う時間があり、参加した子どもも大人も大喜びでした。楽しく、漫湖をキレイにしようと呼び掛け行われたこのイベント。協力団体による自然体験型ゲームや展示も行われ、盛りだくさんのイベントとなりました。こうして楽しい思い出が漫湖の自然を守ることにつながっていくのだと思います。

みなさん、ご参加頂きありがとうございました。

また、来年もよろしくお願いします。

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2015年11月27日アマミノクロウサギ交通事故防止キャンペーンIN徳之島【徳之島地域】

徳之島 アクティブレンジャー 吉野

みなさん、こんにちは!

徳之島自然保護官事務所アクティブレンジャーの吉野です。

少し遅くなってしまいましたが、10月30・31日に実施しました、アマミノクロウサギ交通事故防止キャンペーン特別イベントIN徳之島について報告いたします。

秋はアマミノクロウサギの活動が活発になり交通事故件数が増加します。そこで、徳之島や奄美大島では毎年秋に『アマミノクロウサギ交通事故防止キャンペーン』を実施し、希少野生生物の保護を呼び掛けています。

徳之島でも2013年から実施し、毎年恒例となりました特別イベント。今年も、奄美野生生物保護センターのマスコット"あまくろ"がやってきて徳之島3町でチラシやマグネットの配布、交通事故防止やペットの適正飼養を呼び掛けました。

徳之島町と伊仙町では国民文化祭のイベント会場で実施。ご来場の多くの方々にアマミノクロウサギを守るための取り組みや心がけについて呼び掛けることができました!!

↑天城町(Aコープ天城店)

↑伊仙町(ほーらい館) 伊仙町長も駆けつけてくださいました。

↑徳之島町(徳之島町文化会館)

あまくろはお年寄りから子供たちまで徳之島でも大人気でした!

今年は、徳之島でのアマミノクロウサギの交通事故はまだ確認されていません。このままアマミノクロウサギ交通事故0(ゼロ)が続くよう啓発を続けていきたいと思います。アマミノクロウサギなど希少な野生生物が棲む山道や林道での夜間の運転は時速20km以下でゆっくり走っていただけるようドライバーの皆さんのご協力をお願いします。

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2015年11月26日冬の訪れ

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう アクティブレンジャー 田中

みなさまこんにちは。くじゅうでは、木々を着飾っていた赤橙黄色の葉が落ち、紅葉が終わりを迎えました。どうやら週末にかけて全国的に気温が下がるそうで、冬が第一歩目を踏み出しているような気がしますね。

そんなくじゅう地域の、我々がいる長者原では、本日初雪を観測しました。朝から雪が降ったり止んだりを繰り返していますが、積もるほどでは無いように思えます。

牧ノ戸峠では10時の段階で気温計に-2℃の表示が出ていました。

牧ノ戸峠を通過する方は、路面状況に注意して運転する必要があります。

これから12月に入ってくると、チェーンやスタッドレスタイヤが必要になることが多くなりますので早めに準備することが望ましいでしょう。

  また、これから山間部は積雪が多くなってきます。防寒はもちろん、山頂部に行く予定の方は、場所によっては凍っている可能性がありますので、アイゼンを持って行くことをオススメします。登山者の方は事前の準備や装備を万全にして冬山を楽しんでください。

これからくじゅうは刻一刻と厳しい冬へ近づいてきます。

みなさんも足元を固めて(雪用タイヤやチェーン、防寒対策など)、ぜひくじゅうに遊びに来てください。

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2015年11月26日パークボランティア活動報告!【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

11月14日、アサヒビール(株)と屋久島レクリエーションの森保護管理協議会が主催するボランティア活動に、当所の職員4名と屋久島パークボランティアの会の会員5名が参加しました。

 

このボランティア活動は毎年行われていて、今年は関係機関やボランティアを含め総勢58名でヤクスギランドを清掃しました。

 

当日は雨の中、3時間半かけて班ごとに割り振られたコースで木道や手すりのコケ落とし、滑り止め板の付け替え等を行いました。

 

ヤクスギランドの木道を清掃する様子

▲作業の様子。

 

雨で濡れていたため、コケを落とす前の木道はとても滑りやすく、私はすってんころりん!と、しりもちをついてしまいました~(^^;)

しかし一般のお客さんが滑って転んではいけないので、時間いっぱいまで一生懸命作業しました。

活動に参加した方々も真剣に清掃していました。

清掃後の木道はコケが落ちて滑りにくくなりましたよ~(^0^)

 

滑り止め板を付け替えた木道とコケを落とした木道

▲付け替えた滑り止め板(左)とコケを落とした木道と手すり(右)。

 

きれいになったヤクスギランドにぜひお越しくださいね♪

 

活動に参加された皆さん、本当にお疲れ様でした!

 

集合写真

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2015年11月26日西表島クイズラリー 開始

西表石垣国立公園 西表 アクティブレンジャー 日名

西表野生生物保護センターでは、イリオモテヤマネコ発見50年を機に、西表島クイズラリーを開催いたします。 西表島はイリオモテヤマネコをはじめとする野生動植物が数多く生息しており、原生的な亜熱帯照葉樹林が 織り成す景観により国立公園に指定されている魅力あふれる島です。 クイズラリーを通して西表島の素敵なところを発見・再発見しませんか。


クイズに答えた方には参加賞・完走賞等をご用意していますので、皆さまのご参加をお待ちしております!

▲クイズラリーポスター


・期間:

 11月10日(火)~1月31日(日).


・クイズ設置場所:

 西表島全域20か所.


・受付:

 西表野生生物保護センター、西表エコツーリズムセンター.


・参加方法:

 1.西表野生生物保護センター(保護センター)もしくは西表島エコツーリズムセンター(エコツーで、台紙を入手する。

 2.クイズ設置場所に行ってクイズの答えを台紙に書く。

 3.10 か所以上のクイズに正解したら、保護センターかエコツーで参加賞がもらえる。

 4.全てのクイズに正解したら、保護センターかエコツーで完走賞がもらえる。

さらに、台紙に住所、氏名、連絡先を書いて保護センターかエコツーで応募して抽選で豪華な賞品(ヤマネコ賞)が当たる!


※完走賞の数量限定賞品は無くなり次第終了します。

※ヤマネコ賞の賞品の指定はできません。当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。応募は1 人1 回までとし、2 回以上の応募は無効とします。

※1 月31 日(日)応募締め切り

※各施設の営業時間外でのクイズの閲覧は出来ません。営業時間、休館日をご確認の上お出かけください。


・問合せ:

 西表野生生物保護センター (0980)85-5581

(受付時間10:00~16:00)

休館日 毎週月曜・祝日

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2015年11月25日噴火警戒レベルが緩和されました!レベル3 → 2【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 アクティブレンジャー 田上

この時期の阿蘇の草原、ヤマラッキョウが終わり、リンドウやウメバチソウも終わり、ススキの葉も緑が枯れ・・・すっかり茶色に染まってしまいました。

ススキの中に、あか牛がかくれんぼ♪

 

さて、この度(11月24日)、阿蘇中岳の噴火警戒レベルが71日ぶりに一つ緩やかになりました!阿蘇にとって重要な観光拠点である「阿蘇山上」。待ちわびていた観光業の方、観光や登山を計画していた方・・多いと思います!

【レベル2(火口周辺規制)】に緩和されて変わったこと・・・

★立入禁止の範囲が火口から1kmのエリアに縮小されました!火山博物館や草千里ヶ浜より上(先)の阿蘇山上広場まで行けるので、より近くで中岳を見学できる!

★阿蘇市から阿蘇山上を通って南阿蘇村に行き来できるようになりました。阿蘇パノラマライン(阿蘇吉田線)の全線開通!

★阿蘇山上広場、ロープウェイ阿蘇山西駅舎まで観光できます!阿蘇スーパーリングが体験でき、火山灰ラーメン、火山灰ソフトクリームもまた食べることができますよ~♪

★阿蘇山登れますよ!以下のルートが登山可能になりました。

  ・古坊中ルート

  ・杵島岳・往生岳ルート

  ・烏帽子岳→湯の谷ルート、地獄垂玉ルート、草千里ヶ浜ルート

  ・倶利伽羅ルート 火口から1km圏内の砂千里ヶ浜や中岳までは行けません。

  ・行儀松ルート 火口から1km圏内の砂千里ヶ浜や中岳までは行けません。

  ・高岳→仙酔尾根ルート

  ※【高岳→日ノ尾尾根ルート】は通行困難な箇所があるため登ることはできません。

登山道規制状況図(レベル2では黄色の部分は立入禁止です。)

 

『阿蘇中岳警戒情報』→阿蘇市役所ホームページhttp://www.city.aso.kumamoto.jp/

 

観光や登山を楽しめる場所が増えました~♪

気温が下がってきて、やっと阿蘇に冬がやってきた感じです、上着を持っていざ阿蘇へ(^.^)

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2015年11月24日小瀬田小学校出前授業最終回!【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

今年度から新しくスタートした屋久島町立小瀬田小学校の出前授業が先日最終回を迎えました。

 

第1回目の授業の様子は下記バックナンバーをご覧ください↓↓

http://kyushu.env.go.jp/blog/2015/10/post-101.html#header

 

第2回目は、「屋久島の今を知ろう」というテーマで、山岳部トイレのし尿搬出経費不足、ヤクシカの食害や不適切な利用等によるウミガメへの悪影響など、現在屋久島が抱えている問題を紹介しました。

 

そして今回は最終回の第3回目。

当初、パークレンジャー体験として、宮之浦岳登山の道中にある淀川避難小屋で、山岳部トイレの現状を見てもらい、山のトイレの維持管理の大変さを体験してもらう予定でした。

ところが、あいにくの雨(≧Д≦)!!

結局、屋久島世界遺産センター内での活動となりました。

 

児童に展示の解説をする様子

▲まずはセンターの展示物を見学。

 

展示の解説をメモする児童

▲展示物の解説をしっかりメモしていました。

 

最初に遺産センターの展示物を見学してもらい、次に現地で見てもらいたかった山岳部トイレの状況を、写真を使って説明しました。

屋久島の避難小屋付帯のトイレは全て汲み取り式で、し尿は人力で汲み取り担ぎ下ろしています。

し尿搬出経費は登山者からの募金(屋久島山岳部保全募金)でまかなわれていますが、現在募金の収受状況が悪く、山にし尿が残された状態が続いています。

(この授業の数日前に淀川小屋に行った際は、トイレ裏にし尿が入った70ℓバケツが8個ありました。)

 

淀川小屋のトイレ裏の状況を写真を使って説明する様子

▲淀川小屋のトイレ裏の状況を写真で説明。

 

次に、し尿搬出体験として、今回は、水が入った10ℓタンクを2つ担いで部屋を1周し、し尿搬出がどれほど大変かを体験してもらいました。

児童は小学5・6年生ですが、全員なんとか20ℓのタンクを担いで歩くことができました!

しかし、実際は20㎏以上になるタンクを山から担ぎ降ろしており、これは大人でも大変なことです。

児童のみなさんも、この過酷さを実感してくれたようでした。

 

タンクを担いで部屋を一周する児童

▲し尿搬出体験の様子。

 

山にし尿が残されている現状とし尿搬出の大変さが分かったところで、どうすればいいのでしょうか?

 

みんなができることの一つとして、携帯トイレを紹介しました。

携帯トイレを使えば、自分のし尿は自分で持ち帰ることになり、山にし尿を残さないため、し尿搬出経費を抑えることができます。

携帯トイレを使うことのメリットは他にもあります!

ゴールデンウィークやシルバーウィーク等の混雑期は、山岳部トイレに大渋滞が発生し、長い待ち時間を余儀なくされることがあります。

 

山岳部トイレに大行列ができている様子

▲今年のシルバーウィークの山岳部トイレの状況。奥に見えるトイレから長蛇の列が続いています。

 

しかし、携帯トイレを持っていれば、屋久島の山の各所にある携帯トイレブースで済ませることができます。

混雑期の山岳部トイレの大行列に比べると、待ち時間はほとんどありません。

また、急にお腹が痛くなった等、もしもの時にも安心です。

 

さらに、携帯トイレブースには悪臭がありません!

お尻も直接便座に触れない仕組みなので衛生的です。

 

携帯トイレブースの外観と中の写真

▲携帯トイレ木造ブース

 

使用済みの携帯トイレは、下山後、登山口など島内各所に設置している回収箱に入れるだけ。家に持ち帰る必要はありません。

 

携帯トイレは使ってみるまでは抵抗があるかもしれませんが、一度使えば良さも分かって頂けると思います。オススメですよ♪

 

児童のみなさんには、携帯トイレを使うことのメリットや使い方をレクチャーし、使用体験してもらいました。

 

便座に携帯トイレをセットする児童

▲携帯トイレを便座に広げる様子。

 

携帯トイレテントブースに入る児童

▲携帯トイレテントブースに入って扉を閉め、便座に座ってもらいました。

 

授業の最後には、児童一人ひとりから感想を発表してもらいました。

し尿搬出の大変さが分かったという児童や、今後山に登る時は携帯トイレを使いたいと言ってくれる児童もいて、屋久島の現状を知り、自然環境を守るために自分ができることを考える良い機会になったかなと思います。

担任の先生の話では、今後、授業の総まとめを行い、他に自分たちにできることを考え実践につなげていくとのことでした。

子供たちがどんなことを考え実践するのか、楽しみにしています(^^)

児童のみなさん、お疲れ様でした!

 

<屋久島での登山を計画されている方へ>

登山の際は、屋久島山岳部保全募金にご協力をよろしくお願いいたします。

また、し尿搬出経費を軽減するため、携帯トイレの利用にご協力をよろしくお願いいたします。

屋久島山岳部保全募金および携帯トイレの詳細はコチラ↓

 

鹿児島県HP

https://www.pref.kagoshima.jp/ad04/kurashi-kankyo/kankyo/yakushima/hozen/yakushimasangakubuhozenbokin.html

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2015年11月24日国立公園とジオパーク その2【阿蘇地域】

アクティブレンジャー 藤田

 昨年、阿蘇くじゅう国立公園指定80周年記念式典と阿蘇カルデラ国際シンポジウム2014を合同で開催し、シンポジウムでは「今後、国立公園とジオパークとの連携が必要!」と提唱されました。あれから1年、私たちも子どもたちへの学習面での連携を始めています。

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◆「草原環境学習で連携やってます!」

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 これまで草原に特化した環境学習を行ってきましたが、火山や地質などの専門分野が弱いことが課題でした。そこで、阿蘇ジオパーク推進協議会と連携し、阿蘇郡市内の小学校にて「火山と草原」をテーマとして体験学習の試行を数回行いました。

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 阿蘇市内の3校を対象に、事前学習として出前講座で学校に出向き、国立公園の紹介や草原、希少な動植物の紹介、ジオパーク・ジオサイト(※)の説明とその成り立ち等について、火山噴火やマグマの映像を交えながら学習しました。

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※ジオサイトとは、ジオパーク内の見どころのことで、自然遺産として認められるものです。ジオと歴史・文化との関係やジオと人々との暮らしと関係を体感できる場所も含まれています。阿蘇ジオパークには、33ヶ所のジオサイトが認定されています。(阿蘇ジオパークオフィシャルサイトHPより引用)
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 後日、体験学習として実際に校区内にあるジオサイトや草原に出向いて溶岩の流れ方や地質を観察し、一面に広がる草原風景と牛の放牧、そこに生息する動植物などを見て触れて体験しました。子どもたちからの疑問もたくさん出て、説明に熱が入って時間が押しちゃうことも・・・。

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溶岩洞窟について説明

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壁や天井には触らないように観察します

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 草原の維持管理について、原野組合員でもある保護者のお父さんにお話を伺うことができました。

「牛は飼われていないし野草を活用する機会もないのに、野焼きや輪地切りをやめたいと思ったことは?」との質問には、「おじいちゃんやお父さんたちもしてきたことだから。野焼きや草刈りをすることが当たり前と思っているし、これからも続けていきたい」とのお答えがありました。これは子どもたちにも響いたようで、"ぼくたちも大人になったら続けて行くんだ!"という意識が芽生えたように感じました。

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火山地帯にどうやって草が生えただろう?

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野草を使って何ができるかな?

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 両者が連携することで今までの学習に内容の広がりや深みが出ることを実感しています。いつも見ている風景がどうやってできたのか、火山・草原と農畜産業などの営みが、実は繋がっていることなど、子どもたちにも分かりやすく、新しい発見や想像力がかきたてられるようなワクワクする学習にしていきたいと思います。

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2015年11月20日フォトコンの前期優秀作品 決まりました!【雲仙地域】

雲仙天草国立公園 雲仙 アクティブレンジャー 瀬戸口

こんにちは!雲仙事務所の瀬戸口です!

温泉街周辺の紅葉の見頃も終わりつつあり、だんだん寒さも厳しくなってきました(+_+)

そんな寒い日には、島原・天草一揆の際に食べられたのが起源とされる『具雑煮』や、

江戸時代の飢饉の際に食べられたサツマイモの麺『六兵衛』など、いかがでしょうか?

島原半島は秋冬の味覚もいっぱいですよ~!(o^^o)

 

(▲左:具雑煮  右:六兵衛)

 

さて、現在実施中の雲仙岳百景Ⅱフォトコンの前期の優秀作品が決まりましたので、お知らせいたします!

(雲仙岳百景Ⅱフォトコンの詳細はこちら⇒ http://kyushu.env.go.jp/pre_2015/post_17.html )

前期(8~9月)に受け付けた応募作品から、サブテーマごとに3作品優秀作品を選定しています。

 

まずは、サブテーマ①平野・干潟(佐賀・福岡)と雲仙岳

 

 

(左:草野 俊彦氏『冬空の雲仙』...佐賀県太良海岸より撮影

 中:渕上 久男氏『笠雲を冠する雲仙岳』...佐賀県白石町深浦より撮影

 右:富安 一夫氏『夕闇迫る雲仙岳』...福岡県柳川市沖の端漁港より撮影)

有明海越しの雲仙岳は、悠々とした姿に見えませんか?

福岡・佐賀の漁師さん達は毎日、雲仙岳を見ているのかもしれませんね(*^_^*)

 

続いて、サブテーマ②阿蘇山と雲仙岳

 

 

(左:野田 純一氏『彼方に』...阿蘇熊本空港より撮影

 中:西尾 隆一氏『噴火する阿蘇方向への離陸と夕日の着陸』...阿蘇熊本空港より撮影

 右:榊 光義氏『雲の中の雲仙岳』『雲かかる阿蘇』...熊本市西区熊本西大橋より撮影)

同じスポットから雲仙岳と阿蘇山が見えるなんて、贅沢な気持ちになるのは私だけでしょうか?(笑)

なんだか神秘的な気持ちになります(*^_^*)

 

最後に、サブテーマ③天草諸島と雲仙岳

 

 

(左:渕上 久男氏『夕日に浮かぶ雲仙岳』...:熊本県宇土市戸口町御興来海岸より撮影

 中:齋木 育夫氏『普賢岳とみぞか号(天草空港)』...天草空港より撮影

 右:川上 辰朗氏『雲仙岳からの溶岩流?』...熊本県天草市志柿町国道324号線より撮影)

天草諸島と雲仙岳のセットの写真を眺めていると、

雲仙岳が天草地域の山のように見えてきませんか?(*^_^*)

 

今年度は、撮影時のコメントとして、撮影した際の思いの他に、

「写真に写った雲仙岳の形状が"●●の形に似ている"」というコメントを入れていただくことに

なっています。応募者の方の様々な感性・捉え方にも注目していただければと思います!

三方を海に囲まれた島原半島。

これらの並んだお写真を見ていると、いろんな形に見えてきませんか?(*^_^*)

 

雲仙岳は、九州ありあけ地域を中心に、九州全県から眺望できます。

先日、くじゅう自然保護官事務所の田中ARから、大分県の久住山から見えた雲仙岳の写真が届きました!約100㎞離れてるところからも見えるということで、びっくりです\(^_^)/

 


(▲左:久住山からの阿蘇山・雲仙岳のセット  右:雲仙岳アップ)

 

中期の応募締切は【11月30日】で〆切り間近です!後期の応募締切は1月末ですよ~!

今後も、素敵な作品のご応募を楽しみにお待ちしています。

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2015年11月17日自然に親しむ集い~アサギマダラマーキング会~開催!【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 アクティブレンジャー 水川

みなさん、こんにちは!

屋久島自然保護官事務所の水川です。

 

11月9日、自然に親しむ集い~アサギマダラマーキング会~を開催しました。

 

アサギマダラは、長距離を移動するチョウで、全国各地でマーキング調査が行われています。

なぜマーキングするのかというと、マークされた個体が再び捕獲されることで、移動の方向や移動した距離、移動にかかった時間や野外での寿命など、様々な情報が得られ、アサギマダラの生態の解明に役立つからです。

 

長年のマーキング調査の結果、アサギマダラは春に北上し秋に南下することが分かっています。移動範囲は東北地方から台湾にまで及ぶそうです。また、渡りのコースらしいものがあることも分かってきたそうですが、きちんと方向が分かって飛んでいるのか、またそもそもなぜ移動するのかなど、まだまだ分からないことが多いそうです。

 

アサギマダラ

▲アサギマダラ                              (写真:西川高司)

和名:アサギマダラ

学名:Parantica sita

分布:北海道・本州・四国・南西諸島・ヒマラヤ・東南アジア・中国・台湾・朝鮮半島

 

今回の自然に親しむ集いでは、鹿児島県立博物館の金井賢一さんと、2003年から屋久島でアサギマダラのマーキング調査を行っている鹿児島昆虫同好会の久保田義則さんを講師にお招きし、アサギマダラの生態やマーキング調査についてお話いただき、実際にアサギマダラのマーキングにチャレンジしました!

 

マーキング会当日はあいにくの雨。

雨が強く降るとチョウは飛ばないので、ほぼ屋内での活動となってしまいましたが、事前に講師の方がアサギマダラを採集してくださったので、マーキングにチャレンジすることができました。

 

アサギマダラにマーキングする様子

▲マーキングの様子。

 

マーキングしたアサギマダラ

▲マーキングしたアサギマダラ。

 

マーキング後に放されたアサギマダラ

▲マーキングが終わったら放します。

 

屋内でのマーキングの後、雨は止んでいませんでしたが、せっかくなので予定していたマーキングコースを歩いてみることにしました。

このコースは、アサギマダラの吸蜜花であるヒヨドリバナが多く、すぐ脇には隠れる場所となる林があって、アサギマダラが飛来するには好条件の場所です。

 

ヒヨドリバナ 

▲ヒヨドリバナ。

 

長年屋久島で調査されてこられた講師の久保田さんが見つけたとっておきのマーキングコースとあって、雨にも関わらず何匹ものアサギマダラが飛んでいました。

 

そこで講師の金井さんが達人芸を披露してくれました!

飛んでいるアサギマダラの近くで白いタオルをグルグル高速回転。

すると、不思議なことにアサギマダラがふら~っと高速回転中のタオルに寄ってくるではありませんか!

そこをすかさず網で捕獲。

無駄なく素早い動きであっという間にチョウを捕らえるその姿はまさに達人。

周りからは「お~!」と歓声が上がりました。

なぜこの方法でアサギマダラが寄ってくるのかは分からないそうですが、タオルは「白」が良いそうです。お試しあれ!
 

タオルを回してアサギマダラを捕獲する様子

▲白タオルをグルグル回す講師の金井さん!

 

捕獲したアサギマダラにマーキングする様子

▲捕獲したアサギマダラをマーキングする様子。

 

参加者の皆さんは、熱心にメモを取ったりたくさん質問をして活動を楽しまれていました。

みなさんもアサギマダラを見つけたらじっくり観察してみてください。

マークがついていたら、博物館に連絡してどこでマークされたものか調べてもらうといいですよ♪

思いがけない場所から飛んできたチョウかもしれません(^∪^)

アサギマダラのマーキングに挑戦したい!という方は下記をご参考ください。

 

★アサギマダラのマーキング方法★

【準備するもの】

油性フェルトペン(黒色・極細)、記録用ノート、網

【方法】

①アサギマダラを1匹捕まえる。

②羽を閉じた状態で羽の白い部分に、場所・日付・マークした人のイニシャル・個体番号を左右の羽に振り分けて記す。

例)屋久島で11月9日に水川真希が捕獲した場合、「YAKU 1109 MM 1」。

③記した内容を記録ノートにも記入する。

④放す。ノートの上や地面や葉に置いて自然に飛び立たせること。

⑤マーキングした内容を博物館に知らせる。

【注意】

○腹部や触角はつかまない。

○一匹ずつ捕まえてマークする。一度にたくさんのチョウを網に入れると羽が折れる。

○捕まえる時、花を散らさない。

○チョウを触った手で目をこすらない。マーキングが終わったら手を洗う。

 

※マークのついたチョウを見つけた場合

①書かれたマークをメモするか写真に収める。

②マークを追加する。

③放す。

④博物館に知らせる。

 

<マーキングしたとき・マークされたアサギマダラを捕獲したときの連絡先>

鹿児島県立博物館

TEL:099-223-6050/FAX:099-223-6080/E-mail:kahaku1@pref.kagoshima.lg.jp

昆虫担当 金井賢一

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