ノイヌ、ノネコ
奄美大島や徳之島では、人家から離れた山の中で野生化した犬や猫(ノイヌ・ノネコ)が多く確認されています。さらに、ノイヌやノネコがアマミノクロウサギやケナガネズミなどの世界的に希少な在来動物がノイヌやノネコに襲われる被害が発生し、大きな問題となっています。
ノイヌやノネコは元々人間が飼っていた動物が逃げたり、捨てられたりすることが原因で発生します。犬や猫を飼うときはマイクロチップの装着や不妊・去勢手術をすること、逃げ出さないようにしっかり飼うことも飼い主としての重要な責任です。動物は最後まで愛情と責任を持って飼いましょう。
奄美大島におけるノネコ管理計画
奄美大島の生態系保全を目的に環境省・鹿児島県・奄美大島5市町村(奄美市、大和村、宇検村、瀬戸内町、龍郷町)が共同で「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画」を2018年3月に策定し、連携して対策に取り組んでいます。奄美大島5市町村では条例に基づく飼い猫の適正管理とノラネコのTNR(Trap, Neuter, and Return)を、環境省ではノネコを山から排除するために、森林域で捕獲を行っています。
奄美大島のノネコ捕獲状況
2018年7月から奄美大島の森林域での捕獲を開始し、作業エリアを拡大しながら、捕獲を進めており、これまでに319頭のネコを山林から捕獲・排除しています(2022年3月現在)。
・最新の情報はこちら。