奄美群島の植物

奄美群島の生き物というとアマミノクロウサギやルリカケス、アマミイシカワガエルなどの動物をイメージされる方が多いかもしれません。しかし、奄美群島の植物相は多様性に富み、この地域の自然をかたる上で欠かせません。

世界自然遺産の登録に向けて日本政府からUNESCOに提出された推薦書では、奄美大島・徳之島・沖縄島北部・西表島の維管束植物種数が1,819種(亜種・変種・雑種を含む)で、その内奄美大島では1,307種、徳之島では957種が分布しているとしています。常緑広葉樹の森、雲霧林、渓流、マングローブなど多様な生育環境があり、それぞれ特徴的な植物相を呈しています。中には、アマミ〇〇やトクノシマ〇〇のような島の名前・地名がついた固有種も数多く見られます。

ランの仲間

ラン科は日本で200種以上、世界で15000種以上を含む大きな分類群です。その多くが美しい花を咲かせることから人気の高い植物でもあります。奄美群島にも以下のように数多くのランの仲間が分布しています。

アマミエビネ(Calanthe amamiana) ラン科

比較的標高の高い森の林床に生育する、奄美大島固有の地生ランです。
春には白やピンクの花をたくさん咲かせ、森の中をひときわ華やかにしています。

・開花時期:3~4月

【種指定等】
・鹿児島県希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

アマミエビネ(山下弘氏 撮影)写真
アマミエビネ(山下弘氏 撮影)

オサラン(Eria japonica) ラン科

樹木の幹や岩の上などに着生する小型のランで、梅雨の月頃に、白いかわいらしい花を咲かせます。
奄美大島のほか、屋久島や沖縄島などに分布しています。

・開花時期:5~6月

【種指定等】
・絶滅危惧Ⅱ類(環境省レッドリスト2020)

オサラン(山下弘氏 撮影)写真
オサラン(山下弘氏 撮影)

オナガエビネ(Calanthe masuca) ラン科

湿潤な森の林床に生育する地生ランで、夏に淡い紫色の花を咲かせます。
奄美大島や徳之島、沖永良部島で分布が確認されています。

・開花時期:7~8月

【種指定等】
・鹿児島県希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧Ⅱ類(環境省レッドリスト2020)

オナガエビネ(常田守氏 撮影)写真
オナガエビネ(常田守氏 撮影)

カクチョウラン(Phaius tankervilleae) ラン科

日当たりのよい林縁などに生育する大型の地生ランで、梅雨の頃、外面は白色、内面は赤紫色の立派な花をつけます。
奄美大島や徳之島のほか、屋久島、沖縄島、西表島などに分布しています。

・開花時期:5月

【種指定等】
・鹿児島県希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧Ⅱ類(環境省レッドリスト2020)

カクチョウラン(山下弘氏 撮影)写真
カクチョウラン(山下弘氏 撮影)

カシノキラン(Gastrochilus japonicus) ラン科

樹木の幹などに着生するランで、カシ類の木に多く着生することから、この名前が付けられました。
奄美大島や徳之島のほか、四国、九州、屋久島、沖縄島などに分布しています。

・開花時期:7~8月

【種指定等】
・絶滅危惧Ⅱ類(環境省レッドリスト2020)

カシノキラン写真
カシノキラン

キバナノセッコク(Dendrobium catenatum) ラン科

樹木の幹や岩の上などから垂れ下がるように着生するランで、夏にはその名のとおり黄色い花を咲かせます。
奄美大島や徳之島のほか、四国、九州などに分布しています。

・開花時期:6~7月

【種指定等】
・奄美大島5市町村の希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠB類(環境省レッドリスト2020)

キバナノセッコク(山下弘氏 撮影)写真
キバナノセッコク(山下弘氏 撮影)

クスクスラン(Bulbophyllum affine) ラン科

森の中の渓流沿いの樹木の幹などに生育する、比較的大きな着生ランです。
葉っぱは肉厚で、夏に淡い黄色の花をつけます。
奄美大島のほか、石垣島や西表島に分布しています。

・開花時期:7月

【種指定等】
・鹿児島県希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

クスクスラン(山下弘氏 撮影)写真
クスクスラン(山下弘氏 撮影)

アマミカヤラン(Thrixspermum pygmaeum) ラン科

湿潤な森の中で樹木の枝などに着生するランで、春に淡い黄緑色の花を咲かせます。
台湾などに分布するケイタオフウランとされてきましたが、ヒマラヤなどに自生する別の種と同種であることが判明し、新たに和名がつけられました。日本では奄美大島のみで確認されています。

・開花時期:3月

アマミカヤラン(山下弘氏 撮影)写真
アマミカヤラン(山下弘氏 撮影)

コゴメキノエラン(Liparis viridiflora) ラン科

湿度の高い苔むした森の中で、樹木の幹などに着生します。
冬には、垂れ下がった花茎の先に小さな花をたくさんつけます。
台湾などに分布し、日本では奄美大島、屋久島で確認されています。

・開花時期:1月

【種指定等】
・種の保存法(国内希少野生動植物種)
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

コゴメキノエラン(山下弘氏 撮影)写真
コゴメキノエラン(山下弘氏 撮影)

サガリラン(Diploprora championii) ラン科

渓流沿いのような湿潤な森の中で、樹木の枝などに「ぶらさがる」着生ランです。
夏には黄色い鮮やかな花を咲かせます。
台湾などに分布し、日本では奄美大島のみで確認されています。

・開花時期:7月

【種指定等】
・奄美大島5市町村の希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

サガリラン(山下弘氏 撮影)写真
サガリラン(山下弘氏 撮影)

ナゴラン(Sedirea japonica) ラン科

樹木の幹や岩などに着生するランで、葉っぱは肉厚で、香りある花を咲かせるのが特徴です。
奄美大島や徳之島のほか、四国、九州、沖縄島などに分布しています。

・開花時期:6~7月

【種指定等】
・鹿児島県希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠB類(環境省レッドリスト2020)

ナゴラン(山下弘氏 撮影)写真
ナゴラン(山下弘氏 撮影)

トクノシマエビネ(Calanthe tokunoshimensis) ラン科

湿潤な森の中に生育する多年草で、徳之島固有の地生ランです。
花の色は、白に紫褐色や赤褐色の入った落ち着きのある色合いをしています。

・開花時期:3~4月

【種指定等】
・徳之島3町の希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠB類(環境省レッドリスト2020)

トクノシマエビネ写真
トクノシマエビネ

カンアオイの仲間

カンアオイの仲間は日本列島で急速な種分化を遂げ、日本の生物多様性を象徴する植物となっています。奄美大島では8種類、徳之島では4種類(内1種のみ共通)が確認されています。

トリガミネカンアオイ(Asarum pellucidum) ウマノスズクサ科

森の林床に生育する小型のカンアオイで、奄美大島の固有種です。
淡い緑色をした花が特徴的で、名前は発見地の鳥ヶ峰(とりがみね)に由来します。

・開花時期:12~1月

【種指定等】
・奄美大島5市町村の希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

トリガミネカンアオイ写真
トリガミネカンアオイ

フジノカンアオイ(Asarum fudsinoi) ウマノスズクサ科

奄美大島固有のカンアオイで、葉っぱは比較的大きく光沢があります。
とても大型の個体が見られたり、花の色が異なったり、生育環境によって個体差がかなりあるようです。

・開花時期:3~4月

【種指定等】
・奄美大島5市町村の希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧Ⅱ類(環境省レッドリスト2020)

フジノカンアオイ写真
フジノカンアオイ

ミヤビカンアオイ(Asarum celsum) ウマノスズクサ科

森の林床に生育する奄美大島固有のカンアオイで、葉っぱは小型で深い緑色をしています。
カンアオイ類の種子を散布する動物はアリが有力であるとされており、とても長い年月をかけてその分布を広げると考えられています。

・開花時期:2~4月

【種指定等】
・鹿児島県希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠB類(環境省レッドリスト2020)

ミヤビカンアオイ(山下弘氏 撮影)写真
ミヤビカンアオイ(山下弘氏 撮影)

タニムラアオイ(Asarum leucosepalum) ウマノスズクサ科

石灰岩土壌の林床に生育する多年草で、1987年に発見された徳之島の固有種です。
冬から早春にかけて白い小さな花をつけ、花の中央部が赤くなる特徴があります。

・開花時期:2~3月

【種指定等】
・徳之島3町の希少野生動植物の保護に関する条例 (記載名:タニムラカンアオイ)

タニムラカンアオイ(山下弘氏 撮影)写真
タニムラカンアオイ(山下弘氏 撮影)

その他の植物

アマミセイシカ(Rhododendron latoucheae var. amamiense) ツツジ科

森の中の渓流沿いなどに生育する、奄美大島固有のツツジ科の小高木です。
春には比較的大きな、淡いピンクを帯びた白い花を咲かせます。

・開花時期:3~4月

【種指定等】
・鹿児島県希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

 アマミセイシカ(山下弘氏 撮影)写真
アマミセイシカ(山下弘氏 撮影)

アマミアセビ(Pieris amamioshimensis) ツツジ科

山の岩地などに生育する常緑の低木で、冬には壺の形をした1cmほどの白い花をたくさんつけます。
2010年に、沖縄島に生育するリュウキュウアセビとは別種であることが発表され、奄美大島の固有種としてこの名前が付けられました。

・開花時期:2~3月

【種指定等】
・鹿児島県希少野生動植物の保護に関する条例

アマミアセビ(山下弘氏 撮影)写真
アマミアセビ(山下弘氏 撮影)

ヤドリコケモモ(Vaccinium amamianum) ツツジ科

湿潤な森の中で大きな樹木に着生するツツジの仲間で、奄美大島の固有種です。
梅雨の頃、枝先などにとても小さな白い花をつけます。

・開花時期:5月

【種指定等】
・種の保存法(国内希少野生動植物種)
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

ヤドリコケモモ(山下弘氏 撮影)写真
ヤドリコケモモ(山下弘氏 撮影)

アマミアワゴケ(Ophiorrhiza yamashitae) アカネ科

1995年に奄美大島で発見された固有種で、渓流沿いの苔むした岩の上に生育します。
茎は岩の上を這うように伸び、対生する葉っぱの先にとても小さな白い花がつきます。

・開花時期:6~7月

【種指定等】
・奄美大島5市町村の希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

アマミアワゴケ(山下弘氏 撮影)写真
アマミアワゴケ(山下弘氏 撮影)

アマミイワウチワ(Shortia rotundifolia var. amamiana) イワウメ科

奄美大島固有の多年草で、夏に白い花を咲かせます。
岩の上などに生育し、葉っぱが団扇(うちわ)の形に見えることから、この名が付いています。

・開花時期:7~8月

【種指定等】
・奄美大島5市町村の希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

アマミイワウチワ(山下弘氏 撮影)写真
アマミイワウチワ(山下弘氏 撮影)

アマミスミレ(Viola amamiana) スミレ科

渓流沿いの湿潤な環境に生育する、奄美大島の固有種です。
春に可憐な花を咲かせる、日本でもっとも小さなスミレです。

・開花時期:4~5月

【種指定等】
・奄美大島5市町村の希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

アマミスミレ(山下弘氏 撮影)写真
アマミスミレ(山下弘氏 撮影)

アマミデンダ(Polystichum obae) オシダ科

とても小さなシダ植物で、渓流沿いの苔むした岩場や崖などに生育します。
奄美大島の固有種で、葉っぱの形が特徴的です。「デンダ」とは、シダの古い呼び名です。

【種指定等】
・種の保存法(国内希少野生動植物種)
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

アマミデンダ(山下弘氏 撮影)写真
アマミデンダ(山下弘氏 撮影)

アマミテンナンショウ(Arisaema heterocephalum subsp. heterocephalum) サトイモ科

森の林床に生育する多年草で、春に咲く「仏炎苞(ぶつえんほう)」という筒状の花の形が特徴的です。
奄美大島と徳之島に分布しています。

・開花時期:2~4月

【種指定等】
・奄美大島5市町村の希少野生動植物の保護に関する条例
・徳之島3町の希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠB類(環境省レッドリスト2020)

アマミテンナンショウ(常田守氏 撮影)写真
アマミテンナンショウ(常田守氏 撮影)

トクノシマテンナンショウ(Arisaema kawashimae) サトイモ科

森の林床に生育する多年草で、徳之島の固有種です。
葉っぱは鳥足状につき、花は仏炎苞(ぶつえんほう)という筒状の形をしています。
近縁種のアマミテンナンショウに比べ、紫褐色の入った花の色が特徴的です。

・開花時期:1~2月

【種指定等】
・種の保存法(国内希少野生動植物種)
・徳之島3町の希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

トクノシマテンナンショウ(山下弘氏 撮影)写真
トクノシマテンナンショウ(山下弘氏 撮影)

ウケユリ(Lilium alexandrae) ユリ科

岩場や崖地に生育する多年草で、その名前の由来となっている請(うけ)島のほか、奄美大島や徳之島などで確認されています。
梅雨の頃に、白いラッパ状の香りのある見事な花をつけます。

・開花時期:6月

【種指定等】
・鹿児島県希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

ウケユリ(山下弘氏 撮影)写真
ウケユリ(山下弘氏 撮影)

オヒルギ(Bruguiera gymnorhiza) ヒルギ科

河口部に広がるマングローブを構成する樹種のひとつで、特徴的な赤い花を咲かせます。
種は果実が親木にくっついた状態で発芽し、ある一定の大きさの実生になった段階で親木から離脱します。
熱帯・亜熱帯地域に広く分布し、日本では奄美大島が北限になります。

・開花時期:7~8月

オヒルギ(山下弘氏 撮影)写真
オヒルギ(山下弘氏 撮影)

メヒルギ(Kandelia obovata) ヒルギ科

オヒルギ同様、マングローブ林を構成する樹種のひとつ。春から夏に白い花を咲かせます。オヒルギと同じように、種子が親木にくっついた状態で発芽します。樹皮にはタンニンが豊富で、かつては大島紬の染料として利用されていたようです。

・開花時期:4~6月

メヒルギ写真
メヒルギ

モダマ(Entada tonkinensis) マメ科

海岸近くの林縁などに生育する、大型のつる植物です。
マメの「さや」は、大きなものでは1mを超え、その大きさは世界一とも言われています。
熱帯・亜熱帯地域に広く分布し、日本では奄美大島や徳之島、屋久島、西表島などで確認されています。

・開花時期:5月

【種指定等】
・奄美大島5市町村の希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

モダマ(山下弘氏 撮影)写真
モダマ(山下弘氏 撮影)

ヤクシマツチトリモチ(Balanophora yakushimensis) ツチトリモチ科

森の中の林床に生育する寄生植物で、冬には落ち葉の中からイチゴのような花が顔を出します。以前はユワンツチトリモチと呼ばれていましたが、近年の整理ではヤクシマツチトリモチと同種であるとされています。

・開花時期:12月

ヤクシマツチトリモチ写真
ヤクシマツチトリモチ

ハマトラノオ(Veronica sieboldiana) ゴマノハグサ科

海辺の草原や岩場に生育し、多肉質で光沢のある葉っぱをもち、秋には淡い青紫色の小さな花を密につけます。
奄美大島や徳之島のほか、五島列島や慶良間諸島などに分布しています。

・開花時期:9~10月

【種指定等】
・奄美大島5市町村の希少野生動植物の保護に関する条例
・徳之島3町の希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧Ⅱ類(環境省レッドリスト2020)

ハマトラノオ(山下弘氏 撮影)写真
ハマトラノオ(山下弘氏 撮影)

リュウキュウスズカケ(Balanophora yakushimensis) ゴマノハグサ科

比較的日当たりのよい林縁などに生育する多年草で、茎は地を這うように広がり、秋には白やピンクの小さな花を密につけます。
現在は奄美大島のみで自生が確認されています。

・開花時期:9~10月

【種指定等】
・奄美大島5市町村の希少野生動植物の保護に関する条例
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

リュウキュウスズカケ(常田守氏 撮影)写真
リュウキュウスズカケ(常田守氏 撮影)

ワダツミノキ(Nothapodytes amamianus) クロタキカズラ科

海に近い林縁に生育する小高木で、奄美大島の固有種です。
石垣島や西表島に自生するクサミズキと同一種とされていましたが、2004年に新種記載され、奄美大島出身の歌手・元ちとせさんのヒット曲にちなんだ名前が付けられました。

・開花時期:5~6月

【種指定等】
・絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

ワダツミノキ(山下弘氏 撮影)写真
ワダツミノキ(山下弘氏 撮影)

環境省
奄美野生生物保護センター

郵便番号 894-3104
鹿児島県大島郡大和村思勝551

電話: 0997-55-8620
FAX: 0997-55-8621
e-mail:RO-AMAMI@env.go.jp

【開館時間】
     9:30 ~ 16:30

【休館日】 
     毎週月曜日(祝日の場合、翌日)
     年末年始(12月29日~1月3日)

【入館料】
     無料