死体、傷病個体の発見
もしケガをした鳥や哺乳類を見つけたら
外でケガをしている鳥や哺乳類を見つけたら、まずケガや衰弱の具合を見てください。むやみに捕まえようとせず、元気があればそっとしておいてください。
自然の野山などでは、かわいそうだと思ってもそのままにしておくことで野生鳥獣の生態系を守ることにつながる場合もあります。
野生生物の多くは、他の動物に食べられたり、他の動物に襲われたケガが原因で命を落としたり、病気やエサがないことで衰弱・餓死します。
そのような弱った動物や野外で死んでしまった生命を他の動物が食べ、また多くの生命が育ち自然界は成り立っています。
一見かわいそうに思えますが、これが自然の摂理であり、野生生物はそのような厳しい条件のもと暮らしています。
また、巣立ちしたヒナや幼獣が動けなくなっていても、近くに巣があり親がいるはずです。そっと見守ってあげてください。
野生鳥獣は自然のままに生きていくのが本来の姿であり、いくらかわいそうと思っても自然界での出来事は見守ることが基本であり大切なことです。
人間が必要以上に干渉することで生態系を乱す危険性もあると理解してください。
同じ場所でたくさん死亡している鳥や、首を傾けてふらついたり首をのけぞらせて立っていられなくなるような状態の重度の神経症状が見られる水鳥類は鳥インフルエンザなどの病気にかかっている可能性があります。決して触らないでください。
以下の鳥獣の死体や、ケガをしている個体を発見したら奄美野生生物保護センター(0997-55-8620)までお電話ください。夜間であっても対応しています。
絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律に基づく国内希少野生動植物種のうちの鳥獣(奄美大島に生息しているのはアマミノクロウサギ、アマミトゲネズミ、ケナガネズミ、アマミヤマシギ、アカヒゲ、オオトラツグミ、オーストンオオアカゲラ)
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律 に基づく希少鳥獣
国指定湯湾岳鳥獣保護区内の鳥獣
その他の傷病鳥獣については、大島支庁林務水産課(0997-57-7285)までお願いします。