ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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2020年5月

3件の記事があります。

2020年05月20日「雲仙岳山開き式」に参加しました!

雲仙天草国立公園 雲仙 前川尚太朗

 はじめまして!4月から雲仙自然保護官事務所のアクティブ・レンジャーに着任しました、前川と申します。長崎県長崎市で生まれ、子どもの頃から登山など自然の中での遊びが好きで、以前は北海道や海外で自然や観光に関わる仕事を経験しました。そこで国立公園の最前線で業務を行う自然保護官や、アクティブ・レンジャーといった人達がいることを知り、国立公園の保全に関わる仕事に興味を持ちました。今回、縁あって雲仙のアクティブ・レンジャーに着任させて頂き、緊張の日々を過ごしておりますが、雲仙の自然や温泉、島原半島の豊かな食を楽しみつつ、雲仙の魅力を少しでも発信していければなと考えております!

 さて遅くなりましたが、45()は、仁田峠で行われた「雲仙岳山開き式」に参加してきました。今年は新型コロナウイルスの影響で規模を縮小して関係者のみでの開催となりましたが、登山者の安全と感染の早期終息を祈願し、サカキを神前に捧げる玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われ、主催者の雲仙を美しくする会の関係者の方々をはじめ、環境省からは代表で服部保護官が奉奠を行いました。

 外出自粛で我慢の日々が続きますが、雲仙は新緑と青空にミヤマキリシマといった季節の花が映える美しいシーズンに入りました。終息の際にはまた多くの方に来て頂けるよう、出来る範囲で雲仙の四季の表情をここでお伝えできればなと思いますので、これからどうぞよろしくお願い致します!

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2020年05月12日国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター20周年【石垣地域】

西表石垣国立公園 石垣 大嶽若緒

アクティブレンジャー日記をご覧の皆さん、はじめまして。

今年度新しく石垣自然保護官事務所のアクティブレンジャーとして着任いたしました、田村 彰帆(たむら あきほ)と申します。

八重山諸島の魅力を伝えられるよう精一杯頑張ります。これからどうぞよろしくお願いいたします。

さて本日、2020年5月12日、環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターは、開設20周年を迎えました。近所の子どもたちや地域のみなさんからは、親しみを込めて「サンゴセンター」と呼んでいただくことが多いようです。

記念すべき日記1ページ目は、そんなサンゴセンターについて紹介をしようと思います。

国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター 白い壁と赤瓦屋根が目印です!

▲ 国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター 白い壁と赤瓦屋根が目印です!

サンゴ礁の保全や自然再生を進めていくため、サンゴ礁に関する情報の収集や提供、研究や学校教育への支援も行っています。

例えば、モニタリング調査では、石垣島周辺や石西礁湖を中心に、様々な影響を受け、絶えず変化しているサンゴ礁の現状を継続して把握しています。その結果をもとに、オニヒトデの大発生や大規模白化などいろいろなダメージから復活しようとするサンゴの自然回復力を補助する取組や、関係機関などと協力して行う活動について、どうしたらサンゴ礁をより力強く保全できるのか見直しながら実施しています。

さらに、最新の調査結果や自然再生に関する取組などをわかりやすく発信することもサンゴセンターの重要な役割のひとつです。サンゴセンター内にある石垣自然保護官事務所が事務局を務める石西礁湖自然再生協議会でも、得られた情報が発表されています。

<石西礁湖自然再生協議会ニュースレター>

http://www.sekiseisyouko.com/szn/entry/newsletter.html

また、多様な生物に「食」と「住」を提供し、癒しや観光資源、天然の防波堤など私たち人間の生活にも多くの恵みをもたらしてくれているサンゴ礁の重要性、保全の必要性についてより深く理解していただくため、特別展示などを行うとともに、学校や地域の方の協力を得て実施するサンゴ学習の支援や、「海の自然教室」など西表石垣国立公園をはじめとする各フィールドを利用した普及啓発活動も行っています。

国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターは、地域の方や関係機関、団体など、たくさんの方に支えていただき、20周年を迎えることができました。この場をお借りして感謝いたします。

秋頃に20周年イベントとして楽しめる企画ができたらと考えておりますのでお楽しみに!

豊かで美しい八重山の、日本の、世界のサンゴ礁をずっとずっと守っていけるよう、これからも多くの方とともに一歩一歩進んで行けたらと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

コロナが収束したら是非遊びに来てくださいね!

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、現在臨時休館しています。

再開時期につきましては、地域での状況等を踏まえ、沖縄奄美自然環境事務所ウェブサイトで改めてお知らせします。

<環境省沖縄奄美自然環境事務所ウェブサイト>

http://kyushu.env.go.jp/okinawa/index.html

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2020年05月06日やんばる地区アクティブレンジャー募集中です。【やんばる地域】

やんばる アクティブレンジャー上開地

こんにちは。

やんばる自然保護官事務所アクティブレンジャーの上開地です。

令和2年4月20日から5月29日まで、沖縄奄美自然保護官事務所HPにてやんばる地区のアクティブレンジャーを1名募集しています。(雇用条件などの詳細はHPの募集要項(コチラ)をご覧ください。)

実はこの募集、私の後任にあたります。

私の勤務は今年の7月末までとなり、着任してから94ヵ月の間に様々なかたちで仕事に関わり、楽しかったり、考えさせられたり、困ったりと色んな事がありました。

業務内容については、これまでもアクティブレンジャー日記でノグチゲラやアジサシ、お散歩観察会などについて少しずつ掲載してきましたが、今回は他の業務の様子を紹介します。

過去の日記も合わせてぜひご覧ください。(私も先ほど読み返してとても懐かしかったです。)

 

さて、アクティブレンジャーとは「保護官補佐」ですので、

基本的には環境省が決めた方針に従って、自然保護官が動かしていく業務の"補佐"をしていきます。

その年ごと、時期によって多少の事情は異なりますが、はじめの頃の印象はパソコン仕事が想像よりかなり多いなと思いました。もちろん野外での調査、巡視、希少種の救護などで動きまわる事が多い時期も

ありますが、その後は報告や記録簿を作ります。

これまでの業務内容についてお伝えしたい内容はたくさんありますが、

9年間もあると延々と終わりませんので...。長く続けてきたこと、印象に残った事などを選んでみました。

 

●野生業務

○ノグチゲラ

 野生生物業務は、主に国内希少種に指定され保護増殖事業計画が策定されている種を中心に動いていきます。ノグチゲラの業務では、調査状況の確認や不測の事態が起きた場合などに、調査に同行したりしました。(調査自体は経験豊富な調査員さんが行います。)

 不測の事態については、2011年の日記で紹介していますので、読んでみてください。

◀プレイバック調査の様子

主な調査は、繁殖状況調査、プレイバック調査など。

年によって違う調査を行う事もあります。

 

 

 

◀傷病個体の放鳥

ノグチゲラは窓ガラス衝突やロードキルで死亡したり、

ケガをして見つかることが多々あります。

救護の場合、専門の獣医師の治療を受け、回復できれば放鳥となりますが、野生復帰出来る個体はごくわずかです。

事故は未然に防ぐことがとても大事です。

 

○特定外来生物ツルヒヨドリ等外来植物

 外来生物法により特定外来生物に指定された種は、飼育・栽培・運搬・売買等の事項が禁止されます。

やんばるの代表的な特定外来生物といえばマングースですが、2016年に新規指定されたツルヒヨドリも、残念ながらやんばる3村で侵入が確認されています。

 

ツルヒヨドリは成長速度がとても速く、小さな茎の欠片からも再生するような植物です。

そのため、環境省だけでなく、地権者や地元行政機関とも連携しながら対応し、これ以上拡げないように皆で気をつけることが大切です。

業務では、環境省で行った駆除状況を確認したり、巡視の際に新たにツルヒヨドリが生えていないか、広がっていないか等を確認して、早期発見・対策につなげるように心がけています。

 

◀地域の人と一緒に廻ったツルヒヨドリ分布調査

ミカン畑の周りの自然林を覆いつくすように

拡がっていました。

 


▲ツルヒヨドリはこんなに小さな茎の欠片からも再生し、数年であっというまに木を飲み込むほどに拡り、

他の植物が生えなくなってしまいます。こうならないように、一人一人の意識が大切です。

●普及啓発

○館内の展示、ミニ企画展

2011年にリニューアル1周年記念企画展の様子を少し書いていますが、昔は連休向けのミニ企画展を作っていました。

その時に作ったクイズが、今でも館内のセルフガイドの役割を持って活用されていています。長く活用されていて、とても嬉しいです。

クイズはとても人気で、センター来館の常連さんやインターン生に考えてもらったクイズもあります。この新しいクイズを楽しみに来館する子もいました。

過去に作ったクイズは6種類。

いつかセンターに遊びに来たときに挑戦してみてください。

◀教員の先生出題クイズの表面

他にも、

・やんばるクイズ1

・やんばるクイズ2

・初級クイズ

・常連の男の子出題クイズ

・大学インターン生出題クイズ

があります!

 

 

他には、センターの身近な生き物の生態展示が人気でした。

やんばるにはたくさんの希少種が暮らしていますが、かれらの暮らしを支えているのは、その餌資源となる在来の小動物や植物たちです。

いわゆる、「普通」と言われる影の小さな主役達を紹介出来てとても楽しかったです。

昆虫標本 

▲館内展示の昆虫標本

 センターの周りは集落、森、川が近い環境にあるので、年間を通して本当に色んな生き物が姿を現します。そして、寿命を終えて力尽き、綺麗な姿で落ちている虫たちもよく見かけます。

それらを1つ1つ整理していけば立派な標本のできあがりです。

私の名前でラベルがつている標本は全て死んだ状態で見つかたり、寿命を終えた虫たちです。

残念なことではありますが、やんばるの道路では蝶のロードキルも非常に多いので、

春先はたくさん路上に落ちています。鳥だけでなく、虫に対しても安全運転が大切です。

標本・剥製は作って終わりでは無く、定期的に防虫剤と乾燥剤を入れ替えて劣化を抑えるのも仕事の一つです。

 

○地元小学校での出前授業や読み聞かせ

 地元小学校向けに、やんばるの自然についての授業を行っていました。

センターに一番近い奥間小学校では"めだかの学校"というボランティアの読み聞かせグループがあり、私が着任する前から"ウフギー自然館"も一緒に活動していて、9年間ずっと参加させてもらっていました。

月に1回、朝の15分間でやんばるの生き物や自然に関する話を絵本を使ったり実物を使ったり、いろいろ工夫して子供たちの反応を見るのがとても楽しかったです。

 

◀読み聞かせの様子

最初の頃は協議会職員さんと一緒に2人一組でやっていました。この写真の時のテーマは"ゴキブリ"。沖縄市郷土博物館の企画展「レッテルを貼られたムシたち」の本を使って、家のゴキブリ、森のゴキブリの話をした後、私が森の"サツマゴキブリ"を見せると、きゃ~の声だけでなく、"意外にかわいい"という子もいました。 

 

 

いかがでしたでしょうか。

やはり長くなってしまいましたが、やんばるに興味のある人はぜひご応募ください。

再度のご案内になりますが

詳細は、沖縄奄美自然保護官事務所のホームページコチラをご覧ください。

締め切り 529日(金)必着

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