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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

台風16号による影響【霧島錦江湾国立公園(指宿地区)】

2016年09月28日
霧島錦江湾国立公園 前平理恵

鹿児島自然保護官事務所より、台風16号の影響をお知らせ致します。

 

【指宿エコキャンプ場および周辺園地】

台風の影響で、多くの樹木が倒れたり折れたりしており、一部の駐車場および散策路が利用できなくなっています。みなさんに安心してご利用いただけるよう、できるだけ早く対応を進めて参りますので、今しばらくお待ちください。

倒木により駐車場に入ることができません。ご迷惑をお掛けしております。強風により折れてしまった木も多数あります。【開聞岳登山道】

台風による強風で、多くの倒木や折木が見られます。現在、またぐ、くぐるなど、より登山らしい登山で頂上まで登れますが、通行の際は頭上の折木などに十分お気を付けください。

倒木の下をくぐるのも楽しいものです。意外と小さな根っこで支えられていたのですね。倒木相手に通り道を考えるのも楽しみのひとつです。ダイナミックな根っこ【知林ヶ島】

今回の台風以降、干潮時に現れるはずの砂の道が出現しない状態が続いています。砂の道ができるまでは知林ヶ島への渡島は禁止されています。

砂の道の最新状況については、下記ページにてご確認ください。

 →【指宿観光ネット】http://www.ibusuki.or.jp/

 

今回の台風直撃を受けた指宿市では、至る所で倒木や瓦の飛んだ家屋が見られます。

現場確認の際も、倒れた木々を目の前に呆気にとられてしまいました。

人の力だと1本の木を切るだけでも重労働なのに、自然の力の計り知れない大きさを感じさせられます。

 

開聞岳では、登山道脇でも根っこごとひっくり返った木をたくさん見ることができます。倒木の下をくぐったり、大きな木を支えていた根っこを見たりしながら登るのも、それはそれでおもしろいです。

木が倒れた後には、太陽の光が射す場所が新しくできます。また、倒木は風雨にさらされて軟らかくなったり、虫や微生物に食べられたりして、朽ち果てていきます。これから出てくる新しい芽や、土に還っていく倒木の様子を見るのも楽しみですね♪