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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

面縄海岸ビーチクリーン【徳之島地域】

2014年07月22日
徳之島
みなさん、こんにちは!
徳之島自然保護官事務所アクティブレンジャーの吉野です。

7月13日に伊仙町面縄(おもなわ)海岸のビーチクリーン活動に参加してきました。
面縄海岸はウミガメの上陸数が徳之島で2番目に多いとされる浜です。
※2013年は全島で計285回の上陸が確認されました。

今回のビーチクリーン活動は、海の日が近いということもあり、海の恵みに感謝し
キレイな海を守っていくことを目的に、徳之島漁協やNPO法人徳之島虹の会、伊仙町役場環境課などの主催で開催されました。

今回活動を行った面縄海岸では、アオサ養殖場跡の鉄くい約600本やノリ網が長年放置されており、ウミガメの上陸に影響があるのではと危惧されていました。
気温30度を超える日差しのなか、地元面縄集落の方々を中心に島内一円から約120名が参加。
大人たちはサンゴ礁や砂浜に打ち込まれた鉄くいを引き抜き、埋もれている網を回収していきます。鉄くいはとても固く悪戦苦闘。深く埋まり手作業で回収できないものには、重機も活躍しました。







一方の子ども達は、漂着ゴミの回収へ。ゴミを集めつつ、キレイな貝やヤドカリを見つけては大はしゃぎ。暑い中でも元気いっぱいに楽しみながらの活動となりました。






徳之島では、こうした環境ボランティア活動への参加者が増加傾向にあるなど、世界自然遺産登録に向けた機運や意識の高まりを日々実感しています。
今回の活動により、面縄海岸がいつまでもキレイなビーチであること、そしてより多くのウミガメが上陸し、安全に産卵してくれることを願うばかりです!