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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

「自然カメラマンになろう」活動報告 【奄美地域】

2013年09月10日
奄美
 うがみんしょ~らん!(こんにちは!)奄美野生生物保護センターの松田です。

 奄美野生生物保護センターでは、夏の「自然に親しむ運動」期間に、いろいろな自然ふれあい行事を実施しています。第一回目は、講師に奄美自然学校代表の永江直志さんをお迎えし、「自然カメラマンになろう」と題して、奄美市住用町の川内川で自然観察会を実施しました。この川内川には環境省のレッドリスト2012で絶滅危惧IA類に選定されているリュウキュウアユ、テナガエビ・ヨシノボリなどが生息し、生きものが豊かで自然溢れる素晴らしい川です。




 まずは講師の永江さんから、川での注意点や生きものをカメラで撮影する際のコツなどをレクチャーしていただきました。みんな永江さんの愉快な話にくぎ付けです!この後、参加者に水中でも撮影可能なデジタルカメラを渡し、様々な生きもの・風景などを激写していただきました。




 最初は恐る恐る顔だけを水に浸けていた子供たちも、慣れてくると全身浸かって水中撮影に夢中になっていますね。子供たちよりも真剣に撮影している親御さんなんかもいたりして、みんな楽しんでくれたようです。

 観察会終了後はマングローブパークに場所を移し、各個人の撮影した画像のベストショットの発表を行いました。川の中の生きものが多いかなと思っていましたが、周りの風景なども撮影していてなかなか興味深かったです。



 最後に記念写真!みんな良い顔してますね!


【今日の一枚】



・「アマミイワウチワ」
・花が咲いている本種にやっと出会えました。奄美大島の固有種で、西表島や石垣島に分布する「シマイワカガミ」の近縁だそうです。環境省のレッドリスト2012では、絶滅危惧IA類に選定されています。