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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

希少種調査シーズン突入【奄美地域】

2013年01月15日
奄美
うがみんしょうらん!
奄美野生生物保護センターは、希少種の調査シーズンに突入しました!
毎年1月から3月は、アマミノクロウサギ、アマミヤマシギ、オオトラツグミの 保護増殖事業に関わる調査をたくさん実施します。

簡単にスケジュールをご紹介します。
1月:アマミノクロウサギの生息状況モニタリング (徳之島)
2月:アマミノクロウサギの生息状況モニタリング(奄美大島)
3月:アマミヤマシギ全島調査、オオトラツグミさえずり調査

アマミノクロウサギの生息状況モニタリングは、沢沿いのフンの数を数えます。山の奥深くまで入るため、ハブの少ない冬期に調査を実施しています。胴長を着用して沢を登りながら、ひたすらウサギのフンを数えます。

↑沢沿いでウサギのフンを探します。

そして3月は寝不足月間です。オオトラツグミは早朝にしかさえずらないため、調査は日が昇る前から開始します。アマミヤマシギは夜の林道を調査するため、調査が終わるのは深夜になります。調査担当者は、寝不足になること間違いなし!なのです。

↑車に驚き、林道から近くの木に避難したアマミヤマシギ

それでも奄美大島や徳之島の自然を知るためには、とても大切な調査です。普段なかなか行けない場所なので、どんな環境なのかと期待もしつつ、しっかり調査していきたいと思います!

次回は徳之島のアマミノクロウサギの調査報告をさせていただきます。