2018年10月
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2018年10月04日秋のお出かけに菊池渓谷! 【阿蘇地域】
阿蘇くじゅう国立公園 阿蘇 大津 花
こんにちは!
阿蘇の草原ではススキの穂がそよぐ、肌寒い季節となりました。
9月5日、菊池渓谷の巡視へ行ってきました。
菊池渓谷は熊本地震の被害を受けましたが、今年3月24日に利用再開されました!
まだ一部入れない部分もありますが、利用できるエリアについてはこの図をご覧下さい。
● 9/27時点 菊池渓谷ガイドマップ ●
通れる道:黒太点線 通れない道:黄色×印 で示しています。
※ 3つ目の橋を渡り、売店などがある道(九州自然歩道)へ帰るルートは、
今年の台風19号で倒木などがあり、現在通ることができません!
広河原まで行った後は、来た道を戻ることになります。
※※菊池渓谷より上(阿蘇市側)にある中央駐車場より渓谷に降りる遊歩道も
通行止めになっています。
菊池渓谷公式HPもご覧下さい http://kikuchikeikoku.jimdo.com/
これから、きれいな紅葉の時期を迎えるということで、
現在利用できるエリアをご紹介します!
こちら(下写真)の入り口から道を正面にまっすぐ歩き、
展望所やトイレ等がみつかればそこが渓谷散策のスタート地点です。
赤い吊り橋を渡ってはじめにたどり着く「黎明(れいめい)の滝」です。
遊歩道は、なだらかな土の道です(下写真の左側)。
河原へは階段や岩場を歩く必要があります。
2つ目の橋を渡らず通りすぎて広河原まで歩く途中には、
「天狗滝」や「四十三万滝」を間近で見ることができます。
針葉樹の森の下、ふかふかの木くずの道を進んでたどり着くのが、
菊池渓谷の一番奥のスポット「広河原」です。
うっとりする美しい水は、ずっと見ていられるほどです。
スタート地点から1時間ほど歩きますが、癒しの時間が過ごせます。
【【ぐるっと一周はできませんが、メインのスポットのすべてを堪能できます!】】
最後にもう一つご報告です。
今回の巡視は、パークボランティアの御2人、職場体験に来ていた阿蘇中学校2年生の2名とまわりました!写真での記録や観察など、熱心に取り組んでくれました。地元の国立公園について、より詳しくなってくれたことと思います。
石垣島は、台風が過ぎてから、
急に気温が下がり、秋らしい風が吹き始めました。
まだまだ夏が続く!と忙しなく動いていましたが、
そんな季節の訪れに、ハッとさせられ、
こうして今年も終わるのか~と考えてしまう今日この頃です。
さて、今年の夏、本土では猛暑が続いたようですが、
南の島の石垣島は、実は比較的涼しく、過ごしやすい年でした。
人間もですが、サンゴにとっても、
今年は海水温が安定していて、過ごしやすい年だったようです。
さて、2016年の大規模白化では、
たくさんのニュースや新聞で報道がありましたが、
その後の石西礁湖がどうなっているか、
島の人にも知ってもらおう、みてもらおう。
ということで、先月ボートスノーケリングを開催しました。
今回の観察ポイントは、白化の影響を大きく受けてしまった場所(マルグー)と、
環境省で行っている石西礁湖自然再生施設&その周りのサンゴ(ヨナラ水道)の観察にいきました。
当日の航路
【観察ポイント①定点調査区S23_マルグー】
大規模白化前のマルグーはこちら(2014年撮影)
写真のような卓上ミドリイシが広がっているポイントでした。
大規模白化後(2018年9月撮影)
こうして比較してみると、白化の影響力がよく分かります。
ただ、石西礁湖のすべての場所が、白化によって死滅したわけではありません。
【観察ポイント②ヨナラ水道(小浜島と西表島の間)】
この地点は、潮通しが良く、日頃から流れがあるため、
白化の影響はさほど大きくなかった地点です。
下の写真のように、元気な枝状ミドリイシが広がっています。
枝状ミドリイシ群落
サンゴと生き物の観察中
元気なサンゴをみて、参加者も元気!
また、石垣自然保護官事務所では、サンゴを再生するための活動のひとつとして、
着床具を使ったサンゴの移植事業を行っています。
今回は、そんな取り組みの様子もみてもらいました。
石西礁湖自然再生施設
ボートスノーケリング、記念写真!
大規模白化で大きく衰退した場所。そうでない場所。
白化で死んだサンゴ。耐え抜いたサンゴ。
サンゴも色々ありますが、サンゴの生きる力は侮れません。
白化を耐え抜いたサンゴ(15cm程度)
赤ちゃんサンゴ。新しい命。
石西礁湖や石垣島沿岸では、現在、手のひらサイズの小さなサンゴがたくさん定着し、成長しています。
サンゴのように、くじけず懸命に生きる気持ちを忘れないでいたいですね。
以上、石垣自然保護官事務所からの報告でした。