九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
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うがみんしょ~らん(こんにちは)!このところ、アマミノクロウサギの生息分布域が少しずつ拡大してきています。
奄美野生生物保護センターではそんなアマミノクロウサギの生息域を確かめるための調査を
2週間に1回程度行っています。
マングース捕獲用のワナルートや林道、沢沿いの道を歩いて痕跡を探したり
自動撮影カメラを設置したりして生息地が拡大している地域を調べます。
これまで生息が確認されていない場所で痕跡を探すため、調査地選びもなかなか難しいです。
昨年度の調査では、島の南西部にあたる宇検村でアマミノクロウサギの糞や葉を食べた痕を発見し
生息地が拡大していることを確かめることが出来ました。
葉を食べた痕は、写真のように不自然にちぎられたようになります。このほかにも地元の方からの目撃情報や、残念ながら車に轢かれてしまった死体の発見位置から新たな分布を確認できることもあります。マングースの数が減ってきたこともあり、奄美の生きものたちの数や分布域が少しずつ回復してきています。多くの生きものが安心して暮らしていける奄美の森がこれからも残されていくと嬉しいですね。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。
うがみんしょ~らん(こんにちは)!
このところ、アマミノクロウサギの生息分布域が少しずつ拡大してきています。
奄美野生生物保護センターではそんなアマミノクロウサギの生息域を確かめるための調査を
2週間に1回程度行っています。
マングース捕獲用のワナルートや林道、沢沿いの道を歩いて痕跡を探したり
自動撮影カメラを設置したりして生息地が拡大している地域を調べます。
これまで生息が確認されていない場所で痕跡を探すため、調査地選びもなかなか難しいです。
昨年度の調査では、島の南西部にあたる宇検村でアマミノクロウサギの糞や葉を食べた痕を発見し
生息地が拡大していることを確かめることが出来ました。
葉を食べた痕は、写真のように不自然にちぎられたようになります。
このほかにも地元の方からの目撃情報や、残念ながら車に轢かれてしまった死体の発見位置から新たな分布を確認できることもあります。
マングースの数が減ってきたこともあり、奄美の生きものたちの数や分布域が少しずつ回復してきています。
多くの生きものが安心して暮らしていける奄美の森がこれからも残されていくと嬉しいですね。