アクティブレンジャー日記 [九州地区]
九州地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。 九州地区 アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの教務を担う環境省の職員です。 管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島屋久、西表国立公園があります。

2012年1月27日

雪化粧の朝 【くじゅう地域】

著作者:アクティブレンジャー 指原 | 配置:阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう
写真は、保護官事務所のある長者原を撮影した26日(木)の朝の様子です。



25日から降り続いた雪で、積雪は10cmを超えました。
道路も除雪されておらず周囲はまっ白!
朝からよいお天気だったので、太陽の光が差すと、目がくらむ眩しさです。

「このまま、まっ白な雪景色が続くといいな」とは思うのですが、この程度の積雪で一日晴れると、案外早く溶けてしまいます。
また、溶けた後はツルツルのアイスバーンになりやすいので、今朝もさっそく雪かきをしました。





小学生の時に廊下で雑巾がけ競争をしたのを思い出します。

みなさんは雪かきしたことありますか?
九州育ちの私としては、雪かきでさえ楽しくなります。

雪が降れば長者原周辺で雪遊びが体験できます!。
長者原ライブカメラで雪の様子について、チェックしてみてください。
↓ライブカメラ↓
http://www.pointscope.jp/cgi-local/env/env2/imageview.cgi

2012年1月18日

花ぼうろを求めて 【雲仙地域】

著作者:アクティブレンジャー 中薗 | 配置:雲仙天草国立公園 雲仙
1月13日(金)の朝、冷えるな~と思ったら雲仙温泉街一帯はうっすら雪化粧。まだ霧氷を間近で見た事がない私は、これは期待できると思い、登山道の巡視と登山者カウンターのデータ回収を兼ねて、霧氷の観察ポイントとして知られている妙見岳方面へ出かけました。
仁田循環線は雪で通行止めとなっていたため、麓にある池の原からの登山となりましたが、日が高くなり気温が上昇するにつれ、積もっていた雪がみるみる溶けていきます。それでも、妙見岳の尾根部に出ると、ようやく霧氷が目につくようになってきました。目的達成です!!


妙見展望台から妙見岳山頂方面

霧氷は地元で「花ぼうろ」と呼ばれ、親しまれています。
気温が氷点下のときに、過冷却水滴や水蒸気が物に衝突し、その衝撃で凍結してできるのだそうです。ですから、霧氷は風上に向かって発達します。
写真では枝の左奥に向かって霧氷が伸びており、また、山頂から手前側の斜面にはほとんど霧氷が付いていない事から、左奥方向(北西)から風が吹いていた事が読み取れます。


上:妙見神社  下:シシウドに付いた霧氷

妙見神社も、いつも以上に神秘的な雰囲気でした。また、シシウドの枯れた花房には写真のような霧氷が付いており、目を楽しませてくれます。

妙見神社の脇にある登山者カウンターのデータを回収し、国見別れまで霧氷のトンネルを楽しみながら、紅葉茶屋方面へとゆっくり下ります。ここまで来ると、もう霧氷は見られなくなりました。
登山道に問題が無いかチェックしながら、あざみ谷へと向かいます。


上:あざみ谷の水場  下:動物たちの足跡

春から秋にかけて野鳥たちで賑わっていたあざみ谷の水場は、氷雪に覆われており、とても使える状態ではありません。それでもよく見ると、水場の上に積もった雪には、鳥や獣の足跡が沢山ありました。ここに水があるという事を動物たちは覚えていて、水を求めて来たのかもしれません。

冬の雲仙は道路が通行止めやチェーン・スノータイヤ規制になる事も多く、また、花や昆虫などが見られないため少し寂しげですが、ちょっと頑張って登山すれば、上で書いたように他の季節では味わえない楽しみ方ができます。
皆さんも充分な装備と登山計画で、冬の雲仙を楽しんでみませんか?

2012年1月17日

雪中巡視② 【くじゅう地域】

著作者:アクティブレンジャー 指原 | 配置:阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう
こんにちは!
16日(月)に約10日ぶりに雪が降った長者原は、17日(火)はスカッと晴れて、辺り一面、キラキラ輝く世界が広がっています。

さて、先週の九重森林公園に続き、13日(金)に牧ノ戸峠から久住山へ雪中巡視に行ってきました。
今シーズンは昨シーズンに比べて雪が少ないとのこと。それでも雪中の山歩きは非日常的でワクワクするものがあります。


上: 樹氷と三俣山
下: 雪で寒そうに丸まっていたアセビの葉っぱ。なんだか可愛らしいですね。


上: 写真から寒さが伝わりますか? 陽射しはあったものの、
   風が吹くと痛みを感じるほどでした。
下: 白と青のコントラストが実に見事!


上: エビのしっぽのように岩に張り付いた雪。
   これが全部エビフライだったら…と妄想にふけりました。
下: 久住山山頂への登山道。無雪期の登山道の様子とはうって変わり、
   ロープが山頂への道しるべになります。しかし、吹き上げる風が
   ものすごく強く、何度も体が吹き飛ばされそうに。さらに、ガスが
   かかり始め、寒さも相まって、少しばかり身の危険を感じました。

当日は平日にも関わらず、登山者も比較的多かったです。
登山者の方を観察していて共通していたのは、みなさん防寒対策をしっかりされていたことです。

軽装での冬山登山は、死を意味します。
家を出る前に、“本当にこの装備で大丈夫か”もう一度確認することを
おすすめします。備えあれば憂いなしですよ!

2012年1月13日

雪中巡視① 【くじゅう地域】

著作者:アクティブレンジャー 指原 | 配置:阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう
新年を迎えてはや2週間。
今年もくじゅうの四季とともに、あっという間に1年が過ぎそうだな~という感じがします。

さて、毎日寒い日が続いていますが、12日(木)に筋湯温泉近くの八丁原園地にある九重森林公園へ巡視に行ってきました。

ここは、冬は猟師山の一部を利用したスキー場としてスノースポーツができ、春から秋にかけては、登山道沿いに咲くミヤマキリシマやドウダンツツジ、リンドウやマツムシソウなど、多くの花々を楽しめます。

この日は、索道施設(リフト)を利用し、猟師山北側の中腹まで巡視を行いました。





中腹からは、草原が広がる一目山(ひとめやま・手前左)や涌蓋山(わいたさん・右奥)はもちろん、日本最大の地熱発電所である八丁原(はっちょうばる)地熱発電所も見ることができます。地熱発電の蒸気は想像を越える迫力ですよ。

今もなお噴煙を上げる硫黄山と、それを取り巻く九重連山の織りなす景観の素晴らしさは言うまでもありません。
しかし、西側の猟師山から見える涌蓋山と飯田高原、地熱発電の蒸気がつくる景観も、くじゅうならではだと思います。

くじゅうを巡視していると、場所によって、これまで見たことのない景色に出会うことが多々あります。

あなたのお気に入りのくじゅうをぜひ探してみてください。

2012年1月10日

アクティブ・レンジャー写真展を開催中! 【阿蘇地域】

著作者:アクティブレンジャー 木部 | 配置:阿蘇くじゅう国立公園 阿蘇
現在、熊本県阿蘇郡高森町にある南阿蘇ビジターセンターにて、
「九州地区アクティブ・レンジャー写真展」を開催しています。


写真展のようす

屋久島、えびの、雲仙、阿蘇、くじゅう、対馬の6地域で働く9人の
アクティブ・レンジャーが撮影した、現場で働く中で見つけた自然や
風物、それに関わる人々の写真です。
それぞれの思いも盛り込んだ、見どころいっぱいの写真展ですので、
ぜひお出かけください。

 「九州地区アクティブ・レンジャー写真展」
  <南阿蘇ビジターセンター開催情報>
  期間:H23年12月29日(木)~H24年1月26日(木)
  時間:9:00~17:00 *入場無料・水曜は休館日です
  場所:南阿蘇ビジターセンター
     住所: 熊本県阿蘇郡高森町大字高森3219
     電話: 0967-62-0911
     HP: http://www1.ocn.ne.jp/~aso-vc/11.html

また、南阿蘇ビジターセンターでの展示終了後は、
以下の予定で九州内を巡回します!
お楽しみに!

 <2月以降の写真展の開催情報>
 〇雲仙お山の情報館           2月 1日(水)~2月29日(水)
 〇雲仙諏訪の池ビジターセンター  3月 1日(木)~3月31日(土)
 〇対馬野生生物保護センター     4月15日(日)~5月13日(日)
 〇長者原ビジターセンター       5月20日(日)~6月20日(水)
 〇屋久島世界遺産センター      6月27日(水)~7月30日(月)
 〇えびのエコミュージアムセンター  8月 7日(水)~9月 9日(日)  
   (期間、場所等は現時点での予定。今後変更の可能性もあり。)