対馬野生生物保護センター

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センター職員日誌(過去ログ)

[195] 買ってしまった・・
投稿者:山本 投稿日:2003/05/27(火曜) 19:30

先週末、福岡で、双眼鏡を見に行きました。ずらりと並んだ双眼鏡たちの中で、ひときわカッコよく、性能のいいものが・・。手に取るとさらにしっくりきます。でもやっぱり高い・・。そこにタイミングよく店員さんの天使(悪魔?)のようなささやきが。「今ならこのメーカーのキャンペーン中だから、10,000ポイント付きますよ(実質10,000円引き)。」
こうなるともうどうしようもありません。一生ものだと思って、その双眼鏡を買ってしまいました。
宝の持ち腐れにならないよう、しっかり鳥を見ようと思います。特に対馬にいるうちに・・。


[194] イチゴ情報
投稿者:阿比留 投稿日:2003/05/25(日曜) 11:06

 またまた日誌書くのおくれてしまいました。
昨日は、公園の巡視に回りましたが、特に以上なく終わりました。巡視の途中例年に比べて実が大きい美味しそうなイチゴが、たくさん実っているのをみかけます。雨の降る前のイチゴは甘くて美味しいそうですので是非1度公園に遊びに来て探索してみませんか。もしイチゴつみに来る時は、注意として①長靴を必ず持ってくること(ヘビが出るかも)草をかき分けると大きいイチゴと出会えます。


[193] 痕跡調査に行って考えました。
投稿者:三谷 投稿日:2003/05/23(金曜) 19:34

 今週は痕跡調査に行っていました。主に、ヤマネコやイエネコのフンを集め、何を食べているのか調べるためです。イエネコの中には、ヤマネコと同じような場所に住み、ネズミ類や昆虫など、同じようなものを食べているものがいることが分かってきています。そういったノラネコ達は、ヤマネコにとって食物の競合者となる可能性も否めません。
 でも、ノラネコ達は好きこのんで、そういう生活をしているわけではないのでは?不幸なノラネコを増やさないために、どなたにもできることがあると思います。ノラネコが子供を産めば、かわいそうなノラネコが増えてしまいます。
 ★生ゴミをネコが食べられないように、キチンと処理する。
 ★責任持って飼えないネコには餌を与えない。
ということが、地道ですが、効果があるのではないでしょうか。ご協力よろしくお願い致します。  


[192] 野イチゴ探索!!
投稿者:荻野 投稿日:2003/05/22(木曜) 17:59

 今日は、初めてテレメトリー調査に一人で行きました。テレメトリー調査とは、発信機をつけたヤマネコ野位置を電波を使って把握するというものですが、私は初心者なので今までは三谷さん、村山さんにつき、色々教えて頂いていました。
 
 自分でヤマネコの居場所を探しながら軽トラックを運転し、位置をとる・・・。一人では頼ることも出来ないのでなかなか大変ですが幸いにも今日はすんなりと居場所がわかり、私の一人テレメ第一日は成功したかと思います。しかしこれから先判断のつきずらいこともあるかと思い、頑張っていこうと思います。

 また、今棹崎公園は野イチゴの季節でもあります。大きくて赤い野イチゴがセンターの周りにもなっています。これが甘くて美味しく簡単に手に入るので、対馬の方もよく食べられているようです。皆さんも棹崎公園にいらして、スーパーに売っているイチゴとはまた一味違った旬の野イチゴ、食べられてはいかがですか?


[191] 初夏です
投稿者:村山 投稿日:2003/05/21(水曜) 20:40

今日は、朝から夕方まで外での仕事をしました。初夏の陽気の中をあるくのは気持ちが良いですね。写真はその途中で撮影した木庭作整備地です。四角い小さな畑には大麦が色づきはじめています。

午後からは南陽小学校の総合学習の一環で実施する「ふるさとふれあい学習」の下見を行いました。地域について、自然について触れながらの楽しい遠足になる予定です。先生方も時間を忘れて当日の打ち合わせをしました。南陽小学校のある一重はおととい死体が発見された場所で、そのことについても下見をしているときに話題になりました。

山本さんが日誌で触れていますが、6月3日(火)から15日(日)まで新宿御苑で絶滅危惧種展が開催されます。今年は特にツシマヤマネコとその生息地、対馬について特に重点的に展示と解説があります。これはもはや、「ミニ・ヤマネコセンター」といえるくらいたくさんの展示を作りましたので、東京近郊の方、その期間に東京を訪れるかたはぜひ足を運んでみて下さい。


[190] あえて明るい話題・・
投稿者:山本 投稿日:2003/05/20(火曜) 18:28

ここのところ暗い話題が続きます。昨日も死体が発見されてしまったところです。(詳しくはもぎたてセンターニュース参照)ただ、あまりに暗い話題ばかりなので、この日記を読んでくださる方も気がめいってしまうのではないかと思い、あえて明るい話題を探してみました。

今、やまね工房のぬいぐるみ作家さんに、リアルなヤマネコとアカネズミ、カヤネズミ(ヤマネコの餌の紹介用)を作ってもらっています。これは、販売用のぬいぐるみではなくて、資料として展示をするためのものです。そのうち、ネズミたちのぬいぐるみが完成したとのことで、写真を送っていただきました。ほぼ実物大なので、特にカヤネズミは小さくて苦労したそうです。リアルでかわいいですよね。ヤマネコのぬいぐるみが完成するのが楽しみです。
ぬいぐるみのデビューは、新宿御苑で開催される予定の「絶滅危惧種展」です。その紹介は改めてどこかで。絶滅危惧種展終了後は、対馬の各地で移動ヤマネコ展を開催する予定なので、みなさまの目にも触れることになると思います。お楽しみに!


[189] 先週休んでごめんなさい。
投稿者:阿比留 投稿日:2003/05/18(日曜) 10:35

 先週は、日誌休んでごめんなさい。
今回は復帰させたヤマネコの死体が見つかった事は本当に残念です。保護されてから復帰までの、スタッフのご苦労も、ヤマネコが自然の中で無事に生きてくれるのが一番の喜びだと思いますが、このような結果になり本当に悔しい思いをされているとおもいます。私も本当に悔しい・・・・

他の、保護されて復帰したヤマネコ達には元気で頑張って生きてほしいものです。


[188] ヤマネコ死体発見
投稿者:三谷 投稿日:2003/05/16(金曜) 20:34

 他の方も書いていますが、野生復帰させたヤマネコが死体で発見されたことは、大変残念でした。でも、この経験から学んで、今後に生かし、つなげていくことが大切と、気持ちを新たにしています。

 見つけた死体は、白骨化していましたが、そこから少しでも多くの情報を読みとらなければ、と、ボランティアの方や調査でセンターに来られた学生の方にも手伝っていただきながら、分析をすすめています。


[187] ツシマヤマネコ
投稿者:荻野 投稿日:2003/05/15(木曜) 18:09

 ニュースや新聞等で拝見した方もいらっしゃるかと思いますが、今月11日にツシマヤマネコが死体で発見されました。

 その捜索に私は同行させていただきました。私はそのヤマネコに関わったことはありませんでしたが、死体を見た瞬間、なんとも悲しい気持ちになりました。センターにきて初めてのツシマヤマネコの死。野生復帰への難しさを感じました。また一方では動物園での出産。当然ですが死にゆくものあればこれからの命も当然あり、野生での個体増加へとつながればと思います。
 
 この経験をこれからのツシマヤマネコの未来にわずかばかりでも活かして行きたいと思います。


[186] あるツシマヤマネコの出産
投稿者:村山 投稿日:2003/05/14(水曜) 18:30

Fm-12が死体で発見され、残念な気持ちで一杯です。野生で生きるということは、当然厳しさもあったのだと思いますが、長い期間をかけて野外へ返すことを目標にして訓練した個体だけに、複雑な思いです。

福岡市動物園では現在、ツシマヤマネコの赤ちゃんが続々と生まれています。今年は全部で7頭生まれ、そのうちの2頭が死亡してしまいましたが、5頭は元気にしている様子です。今朝、No.14(センターの保護番号ではFs-11)が2頭の赤ちゃんを出産しました。覚えている方もいらっしゃるかも知れませんが、トラバサミ(ワナ)にかかって前足を切断し、野生復帰を断念して動物園に移送したツシマヤマネコです。写真は動物園に移送する前のFs-11です。

センターに保護されてきたヤマネコにも様々なその後がありますが、ツシマヤマネコが対馬で何代先までも人間と共存して暮らしてゆけることを目指して、その後につなげられるように努力したいと思います。


[184] あるツシマヤマネコの死
投稿者:山本 投稿日:2003/05/13(火曜) 17:33

日曜日、ツシマヤマネコの死体が発見されました。このヤマネコは、昨年1月にイワシの干物かごに入って出られなくなってしまっていたヤマネコです。当時、新聞やニュースでも取り上げられたので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。しばらくこのホームページのトップも飾っていました。

その後、センターで検査をすると、とても痩せていたので、しばらく栄養をつけて、さらに、餌の取り方も下手だったので、いろいろな餌で訓練をして・・。約3ヶ月たって、元気になり、餌も取れるようになって山に帰っていきました。私にとっても、初めて長期間関わったヤマネコだったので、特に思い出に残っています。

その後、元気でやっているかどうか、数ヶ月間は追跡調査をしていたので、山に帰って4ヶ月目まで元気にしている(動いている)ことがわかっていました。それでほぼ一安心と思っていたのですが、野生復帰から約1年後の先週日曜日、道路脇で死体で発見されてしまいました。

ほぼ白骨化した状態で発見されたので、原因がわからなかったのが悔やまれます。厳しい冬を越せなかったのか、どこかケガでもしていたのか・・。私たちに、多くの記憶と課題を残してくれたヤマネコでした。この経験を無駄にしないよう、これからに活かしていきたいと思います。

詳しくは、もぎたてセンターニュースをご覧ください。


[183] 出遅れたなり
投稿者:三谷 投稿日:2003/05/09(金曜) 20:07

 出張から戻ってみると、センターはバードウォッチングブームの真っ只中でした。私はすっかり乗り遅れです。ボランティアのNさんに、「鳥の良さが解らない人に言ってもね・・・」と言われ悔しいやら、皆の楽しそうな様子を見ては羨ましいやら、という感じです。
 
 対馬の春は、バードウォッチングにヒトツバタゴが素晴らしいですが、味覚のお勧めは「かじきり」です。正式和名は「スズメダイ」という10数センチメートルの小さな魚です。骨が多くて、堅いとがった骨があることから別名「おせん殺し」(おせんさんという人が食べて亡くなった?)ともいうらしいです。
 でも、この日記を書くのに魚類図鑑で調べたら、なんと!「味はよくないが、・・・・」との失礼な記載に驚きました。特にこれからお腹に卵を持っているときは美味しいですよね、対馬の皆さん!


[182] バードウォッチング 2!!
投稿者:荻野 投稿日:2003/05/08(木曜) 19:46

 今日は先週に引き続き仕事終了後に山本さん・村山さんにバードウォッチングへと連れて行っていただきました。

 昨日までずっと雨+強風でしたが今日はやんだおかげで「今日は鳥を見るにはいいかも!?」とのお二人の言葉に期待する私。ですがなんせまだまだど素人。今みた鳥とさっき見た鳥の区別もできません。まだまだこれからですね。バードウォッチング日和でも少々素人にはもったいないようです。

 見て回っているところは田んぼや川、ということで今日もミサゴ・セイタカシギ、アオアシシギ、アマサギ、カワラヒワ等、今日の天気のおかげで多くの鳥を見ることができました。初めてミサゴのホバリングというのも見ることができました。羽を八の字に動かすことで空中で静止できるってすごいですね!!

 対馬は鳥との距離が本当に近くて、対馬に来てまだ1ヶ月も経っていない私も知らず知らずに当たり前に思ってしまっていましたが、東京では考えられないすごいことですよね。まだまだ鳥も多い対馬。皆さんも1度いらしてはいかがですか?いいところですよ。

 


[181] オオコノハズクの交通事故
投稿者:村山 投稿日:2003/05/08(木曜) 12:47

昨日はセンターの外で仕事をしていて、日記を書き忘れてしまいました。最近書き忘れが多いですね、う~む。

先週、オオコノハズクが交通事故に遭い保護されてきました。オオコノハズクは対馬では留鳥です。幸い、外傷がほとんどなく、左目を打っていた程度で済みました。最初はしっかりと開くことができなかったのですが、それも良くなり、今は餌も自力で食べています。すっかり元気になったので、早く放鳥したいのですが、天候が悪いので待っている状態です。

昨日は金田小学校の総合学習授業へいってきたのですが、その帰りにコノハズクを牽きそうになってしまいました。オオコノハズクとコノハズクの違いではっきり判るのは虹彩の色です。オオコノハズクはオレンジ色、コノハズクは黄色です。

今回保護された個体以外にもオオコノハズクの交通事故個体や死体がいくつか持ち込まれました。オオコノハズクが交通事故に遭ってしまう理由は、彼らの食物にあるようです。オオコノハズクの餌は、昆虫や野鳥です。この時期、道路には街灯、車のライト、トンネルのライトなどに誘われて、蛾などが集まってきます。それをねらってオオコノハズクも道路近くに来ているようです。対馬の道はカーブも多く、オオコノハズクの事故の危険性はとても高いようです。ヤマネコのためにも、他の動物のためにも、安全運転に気を付けなければと思います。


[180] 対馬のよさを再確認!
投稿者:山本 投稿日:2003/05/06(火曜) 18:15

 今年のゴールデンウィークは、バードウォッチングを始めてみました。これまで対馬にいながら鳥をほとんど見ていなかったので、鳥好きの人には「もったいない!」と言われ続けていました。でも、今年は実習生の木村さんや鳥の専門家の柚木さんなどにくっついて行ってみると、これが実に楽しかったのです。3年目にして、ようやく鳥を見るおもしろさに目覚めました。鳥を見に行くことによって、鳥だけでなく、対馬の景色をいろいろな角度で見られるのがとても新鮮です。
 対馬は、全国各地からバードウォッチャーが訪れるほどの場所ですから、初心者には恵まれすぎの場所です。ゴールデンウィークは終わりましたが、まだまだ渡りのシーズンは続きます。これからもどんな鳥が来てくれるのか楽しみです。

 それから、昨日はシーカヤックに行って来ました。以前の日記にも書いたのですが、本当に対馬のすばらしさを実感できる遊び方なのです。天気もよく、新緑もきれいで、一緒に行った人たちの顔もほころびっぱなしでした。

 そんなこんなで、対馬のよさを再確認したゴールデンウィークでした。

 写真は、ゴールデンウィークの対馬の目玉の一つ、満開のヒトツバタゴです。


[179] 今年の連休は・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/05/04(日曜) 11:14

 今年の連休は、雨も少なくバードウォッチング日よりです。
センターの皆さんも、連日朝早くから野鳥を探しにあちらこちらと飛びまわられています。(休日の方)
珍しい野鳥を見た方は、センターのほうに情報を下さい。
今回のGWは、例年にくらべて来館者が少なくかんじます。展示の方も新しい情報を展示してますので、是非いちど遊びに来てくださいお待ちしています。4月4日今日は、上対馬町でヒトツバタゴ祭りが開催されています。夜はライトアップ9時ごろまであるとき来ましたので是非見に行きたいと思っています。


[178] 久しぶりに東京へ
投稿者:三谷 投稿日:2003/05/02(金曜) 23:35

 先週末から、私の出向元である東京の(財)自然環境研究センターに行っていました。久しぶりの東京は、うろ覚えで、自分の職場に行く地下鉄乗り口で迷い、ヘコみました。

 さて、東京で何をしてたかというと、これまでのヤマネコ調査をどういう風にまとめて、今後どうしていくか、という打ち合わせでした。打ち合わせ、と言っても調査の打ち合わせなので、ちょっと話をすすめては、それはこういう資料がないと決められない、ということになり、翌日の打ち合わせまでの宿題になります。そして、またその資料をもとに話をすすめて、次にこのことを決めるには、あの集計をしないと決められないということになり、また宿題、の繰り返しです。という訳で、ず~っとビルの中にいたのでした。それも東京らしいと言えば東京らしいのかも。

 さて、対馬に戻って来ると、皆さん日記に書いていらっしゃるように、ヒトツバタゴがさいていて、いつのまにか春を通り越して初夏の風情さえ感じられました。そして、いよいよバードウォッチングシーズン到来ですね。明日はちょっと早起きしてみようかな(自信ないけど)。 


[177] 初!バードウォッチング
投稿者:荻野 投稿日:2003/05/01(木曜) 19:42

 今日は夕方17時半過ぎからバードウォッチングへ行ってきました。
 今まで「鳥を見たい!」という気になったこともあまりなく、区別もほとんどできない私ですが、とても楽しめました。GWに突入しバードウォッチャーも増えているこのごろ、対馬に行ったら鳥を見ないと損だ」と何人もの方に言われた通り、サギ、ミサゴからはじまりその他多くの種類の鳥を見ることができました!!こうして意識して見ると本当に多くの種が対馬にはいて、普段は何も考えずに通りすぎる田んぼも違うように見えてきます。そして今までただ通り過ぎていたことがもったいなく感じます。改めて対馬は自然の残る、鳥にとってもヒトにとっても豊かで良い場所だと感じました。
 また、今日初めてヒトツバタゴの花を見ました。民家の庭先に咲いていたもので、山本さんの日誌にもあるように一つ一つは小さな花でもそれが集まって本当にきれいな花になっていました。
 せっかく対馬にきたのだから動物も植物も、人も、土地も、多くのことを感じていけたら、と思います。


[176] 自然教室も10回目を迎えました・・・
投稿者:村山 投稿日:2003/04/30(水曜) 16:25

昨年6月に開始した自然教室は、昨日の「姉崎一馬さんの観る自然」で10回目を迎えました。毎回、多彩な講師に恵まれて、充実したものにできているのではと思っています。今回の姉崎一馬さんのお話は、生物が棲みやすい環境について考える上でもたくさんのヒントが詰まっていました。

少し前ですが、姉崎さんの最近の著作「日本の森大百科」(TBSブリタニカ)を購入しました。30年間日本の森を撮影し続けた結果の集大成です。写真の美しさはもちろんですが、森の見方や森林のタイプ別のスタディなども盛り込まれていて、とても勉強になる内容です。

5月から7月までのイベントについては、イベント情報いろいろに掲載されています。次の自然教室は5月31日(土)「たのしく自然を学ぶ~環境教育における科学書の役割」と題して、福音館書店の大和茂夫さんをお招きして開催します。みなさまぜひご参加下さい。


[175] ヒトツバタゴ7分咲き
投稿者:山本 投稿日:2003/04/29(火曜) 20:24

上対馬町の鰐浦のヒトツバタゴが7分咲きです。一つ一つは白い小さな花ですが、山全体が白く光るように見えます。
5月4日はヒトツバタゴ祭りですが、このままいくと、ちょうど見ごろになりそうです。お祭りの日は遊覧船が出て、海から花見ができるそうです。違った角度から見るヒトツバタゴはきれいでしょうね。時間のある方は出かけてみてはいかがでしょうか。

午後は第11回の自然教室で、姉崎一馬さんのお話を聞きました。さすがプロの写真家さんで、まずはスライドで見せていただいた写真の美しさに感激でした。他にも30年続けていらっしゃる自然教室のお話など、楽しい時間でした。


[174] 今日は、いい天気に・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/04/26(土曜) 23:19

 今日は、昨日の雨がうそのように晴れ渡り、青空のいい天気になりますた。韓国が見えるのではと、淡い期待をしていましたが残念ながら見えませんでしたがっかりです。しかしうれしい情報もありまた。今年初のヤマショウビンを志多留の集落で見たと目撃情報が、入ってきました。
なかなか見れる鳥ではないので、今度の休みの日にでもさっそく野鳥の観察にでも行ってみようかなと思っています。実現できるかどうか来週の日誌にて・・・・


[173] エビネラン
投稿者:荻野 投稿日:2003/04/25(金曜) 09:44

 昨日は日記を書くのを忘れてしまいました。すみません。

 昨日は村山さんと朝テレメトリー調査で車で走っている最中、「キエビネ」というラン科の花が自生しているのを発見しました。本当にきれいな花で、それが「花屋」ではなく自然に自生しているなんて!と思うと嬉しく少し感動でした。しかしそんな綺麗な花も最近のエビネブームにより激減しているそうです。そう思うと悲しく、自然を大切にしていきたいという思いが強くなりました。


[171] 今年は麦刈りも・・・
投稿者:村山 投稿日:2003/04/23(水曜) 23:18

山本さんの日誌にあるように、麦が順調に育っています。麦刈りが楽しみです。採れた麦で麦茶を作ってみようかな・・・。

昨晩はボランティアのNさん親子に夜の動物観察に連れていっていただきました。ヤマネコに出遭えれば・・と期待していましたが、 なかなか上手くはゆきませんね。でも、私が特別に好きな「オオコノハズク」を間近でじっくり観察することができました。妖精のようなあのミステリアスな姿が大好きなのです。その他にもアカマダラ、ツシママムシ、掘りかけのカワセミの巣、斜面を駆け上るツシマテンなどを見ることができました。Nさん親子~ありがとうございました。動物の姿を見ることができなくとも、対馬とその自然が大好きなNさんたちの話を聞いているだけで、いつも楽しい気分になってしまいます。


[170] 木庭作の麦が実っています
投稿者:山本 投稿日:2003/04/23(水曜) 19:10

昨日は初めて日記を書くのを忘れてしまいました。ゴメンナサイ。出張してきた人と打ち合わせをしたりあちこち行っているうちにすっかり・・。

そこで昨日の現地調査の収穫写真を一つ。今年も木庭作で麦が実っています。収穫が近いというのはやはりワクワクするものですね。写真は大麦の穂です。昔は対馬各地で冬の間の作物として育てていたそうです。


[168] 今日は公園の巡視に・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/04/19(土曜) 23:31

 今日は、今月2度目の公園の巡視に行きました。あいにく霧雨がふっていて雨がひどくならないか心配でしたが、なんとか終わるまでもってくれホッとしました。
巡視の結果は、特に以上はなく終わりました。
巡視のついでに、三谷さんのヤマネコの痕跡調査のお手伝いをしています。
フン探しの結果は、ヤマネコのフンは、10個とテンのフンは12個でした。


[167] 初初しいわぁ
投稿者:三谷 投稿日:2003/04/19(土曜) 00:13

 今日は荻野さんと、テレメトリー調査とヤマネコ飼育をしました。ワクワクしている人の側にいると、自分も嬉しくなりますよね。

 ここのところ、賀谷で放したFg-19が、山奥に行って発信器の電波がキャッチできないのか、行方が分からなくなっています。心配ですが、電波がキャッチできるのを待って、根気よく探すしかありません・・・。元気でいてね。


[166] 自然満喫!!
投稿者:荻野 投稿日:2003/04/17(木曜) 15:07

 はじめまして。昨日からセンターに勤めはじめた荻野、といいます。今日は出勤2日目ですが、初めてテレメトリー調査というものにくっついていきました。発信機をつけているヤマネコの電波を3ヶ所から拾い、今どこにいるのか、と行動を把握するものですがなかなか慣れるまでは難しそうです。けれどもこの近くにヤマネコが実際に生きているかと思うと、本当もう嬉しくて(^O^)また、調査をしている時にもふと足元を見るとわらびが・・・周りも山ばかりで田んぼも多く、ほんとにほのぼの良い景色で何を見ても楽しくて新鮮です!!
 午後には、センターに「ケガをしているらしい『アビ』が川にいる」との電話があり、早速車で向かいました。捕獲を試みましたが、見事失敗。アビとは頭は灰色、頬から腹にかけて白色のアビ類では最も小型の渡り鳥だそうで、九州で見るのは本当にまれなようです。今回捕獲を試みたアビは泳ぐ分には問題無いようですが、少しおかしい走り方をしていたのでこれから元気にやってけるよう祈るばかりです。
 これから先、対馬の自然を満喫しつつ楽しみながら、頑張って行きたいと思います。みなさんも対馬の自然、味わいにいかがですか?
 


[164] 満月の夜の散歩
投稿者:村山 投稿日:2003/04/17(木曜) 12:37

昨日は満月でした。今年度は「満月の夜の散歩」を必ずやろうと心に決めていますが、昨夜は早速出かけてみました。というのを言い訳にしていますが、昨日の日記を書かずに寝てしまいました。失礼いたしました。今から書きます。

15日(火)は金田小学校の遠足に同行して、磯へ出かけました。海辺の生き物探しに子どもたちと一緒に夢中になってしまいました。写真の左の女の子が持っているのは、ゴミ箱を改造した水中のぞき箱です。生き物の様子が良く見えます。子どもたちの吸収力はすばらしく、ちょっとづつ色や形が違う生き物に気がつくと、どんどん吸収してあっという間にたくさんの生き物を探し出しました。観察力については私の完敗です。15日は大潮だったのでたくさんの潮溜まりができて生き物観察には絶好の日でした。

16日夜は「満月の夜の散歩」をしました。行き先は上県町田の浜です。アオサギ、コガモ、が鳴きながら飛んで行き、山からはコノハズクの鳴き声が聞こえてきました。田んぼでは、オケラとクビキリギズが鳴いていました。水路を見ると、たくさんのメダカが泳ぎ、田んぼの泥の中にはドジョウの小さいものがたくさん泳いでいます。あぜ道の水溜りにはアカガエルのオスが一匹、メスが来るのを待っていました。ゴミムシがクルクルと動き回って餌が無いか探しています。

満月の下だと、周囲がよく見えて、生き物観察がしやすいですし、昼とはまた違った世界に接することができます。皆さんもマムシにかまれないように気を付けながら満月の夜の散歩、いかがですか?

[Res: 164] Re: 満月の夜の散歩
投稿者:村山 投稿日:2003/04/17(木曜) 12:40

満月は大きなレフ板(写真を撮影するときの光の反射板)のようです。満月の光のお陰でフラッシュ無しで撮影できました。


[163] ある晴れた日に
投稿者:山本 投稿日:2003/04/15(火曜) 20:15

痕跡調査(フンを拾う調査)について行きました。とは言っても、私はタラの芽など食べられそうなものがないかばかりを見てしまいました。調査は専門の調査員さんにお任せして・・。タラの芽はもう遅いのですが、その中でも遅く出てきてやわらかそうな芽を摘むと結構な量。夕食のおかずになりました。

写真は、豊玉の猪垣です。猪垣とは呼ばれているものの、実際には江戸時代の馬の放牧場跡だろうということです。対馬の馬は、小さいながらも力持ちの名馬で島外にも輸出(?)されていたそうです。未だに長崎市内の坂道では荷物運びの現役の馬もいるとのこと。

猪垣の前に咲いているのは、コバノミツバツツジです。ゲンカイツツジより少し遅くに咲きます。今、山は新緑がきれいです。春の渡り鳥も増えてきました。私は、この季節の空気の温度やにおいを感じると、田舎の入学式や、対馬に来た2年前のことを思い出します。空気の感じとともにある思い出ってありますよね。


[161] 今日の、棹崎は強風でした。
投稿者:阿比留 投稿日:2003/04/12(土曜) 23:35

 今日は、ひさしぶりに強風が吹き荒れて、玄関のドアーがかってに開くため鍵を閉め、横だけ開けての開館でした。
皆さんは、強風といってもピンとわこないかもしれませんが、それは
台風なみの強さの風なんです。体験してみたくありませんか。

もしセンターの周りに桜が咲いていたらひとたまりも無く散ってしまうぐらいの強さです。

そんな中でも、たくましく咲いている春の花々が、あります。
1度棹崎に咲いている花々を、探索しに来て見てください。お待ちしています。


[160] 今日は大学です。
投稿者:三谷 投稿日:2003/04/11(金曜) 21:14

 センターをお休みさせていただいて、大学に来ています。大学院に社会人入学しているので、時々、実験や指導を受けるため来ています。テーマはツシマヤマネコの保全学的研究です。

 写真は実験室の中です。お茶の水博士の部屋のようですよね。(私はこの機械は使えませんけど。)

 今日の大学は、入学式の翌日で、新入生達が中庭にいっぱい。対馬でも今日あたりは入学式でしょうか。


[159] 春は自然観察が楽しい季節です
投稿者:村山 投稿日:2003/04/09(水曜) 15:18

春ですね~。観察が楽しい季節です。3日には環境教育プログラム制作に関連して、南陽小学校周辺調査をしました。印象的だったのが色々なシダ植物の胞子嚢の観察です。写真はマメツタの胞子嚢です。胞子嚢というとブツブツしていてあまり好きではない方もあるかもしれませんが、拡大してみるとそのきれいさ、かわいらしさにちょっと気がつきますよ。ぜひ身近な胞子嚢観察をお試し下さい。

今年の春はぜひヤマショウビンに出会いたいなと思っています。そういえば、先週のある真夜中、私のアパートの裏から聞こえる「ひ~、ひょ~」と鳴き続ける、お化けのような声に起こされました。思わず外にでてその正体を知ろうとしたのですが、そこには!「ヌエ」というお化けが!・・・ではなく、トラツグミという鳥の声でした。夜の自然についてももっと知りたいな~と夜中に歩きながら思いました。


[158] 今日の来館者は・・
投稿者:山本 投稿日:2003/04/08(火曜) 17:15

今日は他の職員の休日のやりくりで、1日カウンターに座っていました。本日の来館者は19名、と思ったら閉館直後に5名ほどいらっしゃったので、24名でした。春休みが終わったので、ゴールデンウィークまでは少し静かになりそうです。

3月29日の観察会以降、鳥を見るのが少し楽しくなってきました。注意をしてみるようになると、センターの窓からふと見上げたときに、ハイタカやミサゴが飛んでいたりします。種の同定にあまり自信がないので、”多分”ですけど・・。
春の対馬は、バードウォッチャーにはたまらない場所だそうです。春休みに対馬に実習に来ていた学生に、「対馬にいるのに鳥を見ないなんて、もったいないですよ!!」と言われたこともあって、車にはいつも双眼鏡と図鑑を積んでおくことにしました。


[157] 桜の満開時期も終わりに・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/04/05(土曜) 22:51

 今週は、私が一番大好きな季節の花桜の満開の時期です。
この何日か風が強くてせっかく咲いた桜が散ってしまうんじゃないかと心配してましたが、まだまだしっかり咲いていてセンターまでの通勤途中楽しませていただいています。3月から4月は、ヤマザクラ、 ソメイヨシノが、満開の時期ですが、散り始めると次に楽しましてくれるのが、ヤエザクラです。少しでも長く咲いてドライバの皆さんを、楽しませてくれることを願いたいものですね。

今日は、残っていた二人の実習生〈大学生〉さんが、帰る日でしたが、あいにく船が欠航して帰れなくなりました。
明日は大丈夫だろうか、心配です。
1ヶ月お疲れさまでした。また、逢えることを楽しみにしてます。


[156] かすまきドカン
投稿者:三谷 投稿日:2003/04/04(金曜) 18:37

 「かすまき」は、対馬特産のお菓子で、カステラによく似たガワでアンを巻いたもので、約350年前、当時の藩主が参勤交代で帰国に際し、その喜びを家中一同でわかつために考案されたものと言われているそうです。

 味の違いにより、それぞれ贔屓のお店があるようですが、対馬のかすまきは、どれも大きいです。直径約6cm、長さは13cmほどあります。そして中身はアンコがぎっしり。最初見たときは、その大きさに驚き、当然切り分けて食べるものだと思いました。でも、まるまる一本で一人分で、端から囓ります。

 今日は、神奈川県と北海道から来ている実習生(大学生)と一緒に食べ、おいしいと好評でした。私は甘いアンコは、あまり得意ではないのですが、今日のは、いつもにも増して甘いような気がして、・・・頑張りました~。


[155] 金田小学校校区へ行きました
投稿者:村山 投稿日:2003/04/02(水曜) 17:29

春真っ盛りですね。でも今日の風でせっかくの桜が散ってしまうのではないかと、心配になってしまいます。3月28日(金)は金田小学校校区である厳原町佐須川周辺へ行きました。今年センターで取りくんでいる「対馬版環境教育プログラム」制作の下見調査を行いました。
佐須川周辺には鉱脈が多く、鉱山で働く人々かつて賑わった地域です。現在では、鉱山は閉鎖されていますが、対馬の風土がたくさん残る懐かしい雰囲気の場所でした。佐須川周辺には石屋根が現存し、川には自然のままの石がごろごろし、田んぼのあぜは石積みでした。紫式部が使ったと言われる若田石硯の原材料、若田石は若田地区周辺でしか採取することができません。調査を終えて、もう少し石に関する勉強をしたくなりました。石屋根の小屋の軒下にある漬物樽の中の石も、家の基礎に敷かれている石も、どんな場所から運んできたのか、とても気になってしまいました。

田んぼでは植物観察、水路ではツシマサンショウウオの卵を発見しました。春の温かい天気もありましたが、まだ知らなかった対馬を発見した1日でした。今後、環境教育プログラム制作の経過についてはHPなどでも機会をみてお伝えしてゆきます。

さて、その翌日、3月29日の観察会はとても和やかで楽しいものになりました。報告はセンター活動報告に掲載されていますので、ご覧になって下さい。今年はこんな気軽な雰囲気の観察会をたくさんできたらなと思っています。みなさんぜひご参加ください。次の自然教室は4月29日(火)みどりの日です。一本のハルニレの四季を撮影した写真集「はるにれ」の作者、植物写真家・姉崎一馬さんによるスライドを交えた楽しいお話しです。


[154] 今日から新年度
投稿者:山本 投稿日:2003/04/01(火曜) 13:45

 桜が満開です。桜が咲くと、学校の入学式を思い出します。入学式のような新たな気持ちでツシマヤマネコ保護に取り組んでいきたいと思います。

 今朝、佐護平野にナベヅルの群れが来ていました。マナヅルは何度か飛来しているのを見ましたが、ナベヅルは初めてです。更に、今回の群れの中にはカナダヅルが1羽混じっていました。野鳥大好きの実習生が興奮して電話をしてきてくれたので早速見に行きました。カナダヅルは白っぽい少し小型のツルで、日本に来るのはとてもめずらしいそうです。正面からの顔がハート型に見えて、とてもかわいいツルでした。センターの近くにはヤツガシラもいました。

 こうして渡り鳥の飛来や植物の変化(タラの芽を食べたり!)などで季節を感じられるのはとても贅沢ですね。


[153] 14年度最後のイベント
投稿者:阿比留 投稿日:2003/03/29(土曜) 23:26

 今日は、14年度の最後のイベント自然教室が開かれました。
講師は、柚木氏で、「春の棹崎公園観察会」が開かれました。参加者
は、センタースタッフを入れ20人ほどでおこなわれました。10時30分頃からの始まりでしたが、小雨がふりだしたため一事はどうなることかとヒヤヒヤしましたが、すぐに雨も上がり午後からは晴れて最高な観察日よりになり無事に終わりました。15年度も、いろいろなイベントが計画されると思います。皆様の参加をお待ちしています。

今月30日で、岩本さんが、退職されます。一年間お疲れさまでした、それからお世話になりました。お幸せに・・・対馬から祈っています。


[151] 棹崎からみえる高層建造物
投稿者:三谷 投稿日:2003/03/29(土曜) 00:03

 千俵蒔山の上に、風力発電の風車が2基建ちました。風力発電には、クリーンエネルギーというプラスの意見と、その他反対される意見もあるようです。私は風力発電について詳しいことは知らないのですが、風車に「風の谷のナウシカ(宮崎駿のアニメ映画)」を思い出し、のどかな印象を受けるので、風景として気に入っています。
 もうひとつの高層建造物は、棹崎公園内に携帯のアンテナが建ち、完成が間近なようです。これまでセンターに来館された方に、「携帯、通じないんですか?」と驚かれることがあったのですが、そういうことは、もうしばらくでなくなります。対馬島内でも、集落近辺は携帯(ドコモ)が入るところがほとんどです。そんな中で、センターは知る人ぞ知る「圏外憩いの場」だったので、ちょっと残念な(方がいるような?)気がします。

 岩本さん、お疲れさまでした。今後も活躍されることを祈っています。きっと対馬で得られたたくさんのことが生かせるでしょう。そして、いつかどこかで、またお会いできますように。

[Res: 151] 千俵蒔の風車
投稿者:三谷 投稿日:2003/03/29(土曜) 09:58

こちらが、風力発電です。


[150] 1年間ありがとうございました。
投稿者:岩本 投稿日:2003/03/27(木曜) 18:34

 突然ですが、3月いっぱいで退職します。日記を書くのは今日で最後です。週1回とはいえ、結構書くことに苦労していたのでこれで終わりと思うとうれしいような寂しいような・・・。対馬で働いた1年間は中身の濃い毎日でした。対馬へ来る前の私と、1年間過ごした後の私では表面的にも内面的にも大きく変わったと思います。実際、友人たちにもしっかりなったね、と言われます(いったい以前の私はどうだったのでしょう?)。
 昨年4月、希少種『ツシマヤマネコ』の保護に関する仕事に就くということで、期待に胸をふくらませて対馬にやってきました。職員紹介にも書いていますが、私は以前から自然に関わる仕事がしたいと思っていました。しかし、自然に関わる仕事といってもいろいろな職業があり、また関わり方も様々です。自分が本当にやりたい仕事や自分にできる仕事を見極め、今後の進路を考えるためにもこの対馬野生生物保護センターで働くことができて本当に良かったと思います。また、それだけではなく今まであまり考えたことのなかった、『野生動物との共生』についても考えるきっかけとなりました。本当に得るものの多い1年でした。
 対馬では、多くの人に支えられて生活することができました。センターの皆さん、ボランティアの方々、センターの活動を応援してくださった地元の方々、本当にありがとうございました。有用なアドバイス、エサ(人間用)、情報や知識、労働力などその他たくさんの事を提供していただき感謝しています。最初は、「対馬って田舎だよー。来てもすることないし。」と友達に言っていた私ですが、今ではすっかり対馬贔屓です。「対馬はいいところだよー。海はきれかし(きれいだし)、食べ物はおいしいし、みんな親切にしてくれらすよ(してくれますよ)。1回対馬にきーよー(来てみてよ)。」(←佐世保弁で書いてみました。)と宣伝してます。先週の日誌に書いたように、夏ごろには対馬の自然を生かしたエコツアーも始まるし、ますます対馬ファンが増えることと思います。対馬ファンだけではなく、ヤマネコのファンも増えてくれるとうれしいです。人もヤマネコもすみ易い島として、対馬が発展することを願っています。
最後にもう一度書きます。皆さん本当にありがとうございました。

*写真は私を正面から撮ったものです。今まで斜め横や、後ろなどチラチラとしか登場していませんでしたが、こんな人です。


[149] 春の味覚までは、もうちょっと~
投稿者:村山 投稿日:2003/03/26(水曜) 16:38

今日も天気が良く、ぽかぽか陽気です。年度末の慌しい時期ではありますが、木庭作を見に行ってきました。麦が青々とそだっています。
道端にはおっと、美味しい春の山菜の王様「タラの芽」が・・・!でも、食べるには少し小さすぎましたが春だな~と感じました。

山に入って山菜を採るときには地主のかたに連絡をし、許可を頂いてから、マナーを守って楽しみたいですね。


[148] 春うらら
投稿者:山本 投稿日:2003/03/25(火曜) 18:25

めっきり春らしくなりました。お散歩日和ですね。こんな日はカメラ片手にブラブラ・・といきたいところですが、なかなかそうもいきません。春は年度末、年度末は仕事の〆・・みなさんも結構忙しい時期ではないですか?

少しでも暇を見つけて外を歩いてみたいものです。通勤途中にも、モクレンや菜の花など春を告げる花々が咲いています。春の鳥も来ています。

写真は、川辺に咲く菜の花です。川にはコサギがいたはずですが、写っていませんね・・(-_-;)


[147] 今日一日無事に
投稿者:阿比留 投稿日:2003/03/22(土曜) 22:56

 今日は一日何事もなく無事に過ぎホッとしています。 
金曜日に、センターで保護していたヤマネコ二頭目も無事野生に、復帰し喜んでいます。ヤマネコには、発信器を付けていますのでこれからもスタッフの皆さんは、毎日テレメ調査をしながら無事なヤマネコの様子を見守っていかれます。大変ですが、頑張ってください。

先週岩本さん達が、体験してこられたシーカヤックを、今日は三谷さんと学生さん3人が、行かれました。
明日、体験談を聞けることを楽しみにしています。


[146] ヤマネコその後
投稿者:三谷 投稿日:2003/03/21(金曜) 19:25

 昨晩、上県町佐護の保護個体(Fn-20)を放野しました。見た目に左足の傷は、ほとんど分からない程よくなりました。保護したときは1.26kgしかなくて、骨格が触れるほど衰弱していた体も、ふっくらして体重も1.94kgまで増えて生き生きとした感じです。Fn-20には小型の発信器が装着してあって追跡中です。現在、国道近くにいますので、交通事故に合わないようにとヒヤヒヤしています。今後も、Fn-20の様子を見守って、必要なときは、緊急的に餌を置いたり、再捕獲等の対応をすることになります。

 一方、7日に放野した美津島町賀谷の個体(Fg-19)が自動撮影に写りました。今のところ元気にしているようで、一安心です。首の下にある黄色いものが発信機(数ヶ月で脱落する予定の首輪式)です。写真は、17日19:26に賀谷から数キロ離れた地点で撮影されたものです。

がんばれ、ヤマネコたち!


[145] シーカヤックに挑戦!
投稿者:岩本 投稿日:2003/03/20(木曜) 11:32

 先週の土曜日に『対馬シーカヤック協会』の方々が主催する浅茅湾シーカヤッキングに参加させていただきました。コースは浅茅ベイパークを出発し黒崎島、志々加島、狭瀬戸入口をまわり浅茅ベイパークにもどる全10kmほどのものです。
 シーカヤックに乗るのは初めてだったので、転倒し(これをシーカヤック用語で“沈する”と言うそうです。)ずぶぬれになるのではないかと心配しながらの挑戦でしたがそんなことはありませんでした。むしろ、転倒するのは初心者よりも、ちょっと慣れてきた人たちだそうです。静かな浅茅湾をゆっくり漕ぐのは気持ちがよくとても快適でした。お昼ご飯には、流木を拾い火をおこしカキを焼いていただきました。また、最後にはゲンカイツツジの咲く所を見ることができました。
 全てが初めての体験で、ドキドキの一日でした。シーカヤックって本当にいいですね。これを読んで、シーカヤックに興味を持った方に朗報です。『対馬シーカヤック協会』のメンバーでエコツアーの会社を7月頃立ち上げるそうです。提供するプログラムの一つはシーカヤック!楽しみです。


[144] 山本さん、浅茅湾も広いですよ・・!
投稿者:村山 投稿日:2003/03/19(水曜) 18:38

先週は長崎県主催の「自然共生フォーラム」に出席するために、長崎へ行きました。実は対馬へ住み始めてから初の長崎だったので、中華街、大浦天主堂、グラバー園、出島などを観に行きました。特に、出島の狭さには驚きました。ここが日本と外国を繋ぐ唯一の窓口だったとは・・・。

フォーラムの内容については山本さんがすでに触れているので、私は翌日センターに来館された、芳洲外交塾について書きます。芳洲外交塾は雨森芳洲の精神を受け継ぎ、日韓双方から参加者を募って対馬6町共催で開催している対馬島内の見聞をツアーです。

今年はセンターにもご来館いただき、ツシマヤマネコと対馬の自然についての解説や展示を楽しんでいただきました。本来であれば館内解説の後は野外へ出て棹崎公園の自然を楽しんで頂く予定でしたが、あいにくの雨で室内での解説となってしまいました。皆さん熱心に話を聞いて、質問も多く出ました。今回のキーワードは「対馬の自然は対馬と韓国を結ぶ外交官」でした。大陸と日本の自然の両方の特徴が混在し、固有の動植物も多い対馬の自然について、参加者の皆さんがちょっぴり興味をもっていただけたならば、とても嬉しいです。


[143] 空が・・広い!
投稿者:山本 投稿日:2003/03/18(火曜) 18:08

先週は、出張で阿蘇と長崎に行ってきました。天気のいいときに阿蘇に行ったのは初めてだったので、雄大な景色に感動。平野が少ない対馬から行ったので、ギャップで特にそう感じたのかも。

15日(土)は、長崎県主催の「自然共生フォーラム」に出席しました。”私にもできる野生生物保護”ということで、傷病鳥獣の保護からツシマヤマネコやヤンバルクイナという希少種の問題までが紹介されました(ツシマヤマネコは私から紹介しました)。希少種の問題もそうでない種の問題も、人間と野生生物が共生するという意味では同じで、そのために活動するのは、獣医師や公務員といった特定の人たちだけではなく、誰もが参加できる、参加していきましょう、という内容でした。

私自身、フォーラムに出席して、福島県や沖縄で活動されている方々のお話を聞いて、はっと気づかされたことが多く、決意を新たにしました。そして何より、パネラーとして参加してくださった先生方やフォーラム出席者が、ツシマヤマネコの保護を応援してくださっていることを心強く思いました。

先週は、阿蘇の景色やフォーラムの内容など、心を動かされることが多い1週間でした。


[142] 復帰したヤマネコは今・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/03/15(土曜) 17:41

 今週は、21年ぶりに美津島で保護されたヤマネコが、野生に無事復帰しました。ホットとしているところに、またもや交通事故にあったヤマネコの死体が見つかり残念でなりません。今の時期は行動範囲が広くなっている時期でもあります、いつ道に出てくるかもしれませんのでドライバーの皆さん、くれぐれも注意してください。
復帰したヤマネコは、元気に生きてほしいものですね。

今日センターには私と実習に来ている学生さん二人でした。何事もなく無事1日が過ぎました。
環境省の山本さんと村山さん、それに自然環境研究センターの三谷さんは、長崎県シンポジウムに出席の為留守でした。

岩本さんは、今日は学生さん2人を連れて美津島町である、シーカヤックの体験学習に参加するため、朝から留守でした。
4時頃帰って来られましたが、それからヤマネコの飼育が始まり、終わったら明日の芳州外交塾の準備などで、今日は何時まで・・・・
お疲れさまでした。明日頑張ってください。


[141] そばぼうちょう
投稿者:三谷 投稿日:2003/03/14(金曜) 23:42

 先日、対馬のソバの料理法のひとつ、「そばぼうちょう」を食べさせていただきました。普通、ソバは、ツルツルとしたのどごしで、サラリと食べるのがいいですよね。でも、そばぼうちょうの麺は太く短く、お汁がドロリとしています。(前回、3月8日の日記に写真)

 作り方は、ソバを簡単にこねて、延ばして切った後、煮えたぎったダシ汁に、いきなり入れて、そのまま味をつけます。ダシは、あぶった魚や椎茸でとるそうです。
 ふるまってくださった方が、「ドロッとしていて暖まるだろう?」と言われたので、「このソバは目指している方向が違う!」と気が付きました。普通のソバとは違いますが、モチモチとした歯ごたえの麺と合わさって、「そばぼうちょう」としての美味しさがあります。阿比留さんによると、体の冷える漁師さんの料理、ということです。

 写真は一緒にお伺いした方が、ソバうちをさせてもらっているところです。対馬の昔からの暮らしを見せていただいて、楽しかったです。ソバうち用の板も、なんと立派なこと!


[140] ガイドは難しい~
投稿者:岩本 投稿日:2003/03/13(木曜) 23:55

すっかり遅くなってしまいましたが、まだ木曜日。いそいで今日の日誌を書きます。

まずはFg-19の情報です。本日、三谷さんと実習生の谷田部君のテレメ調査の結果、浦底のあたりにいることを確認できたそうです。ここ何日か行方がわからなかったので、みなホッとしました。

16日(日)に芳洲外交塾の参加者がセンターにいらっしゃいます。その時に私と実習に来ている学生たちで棹崎公園の中を案内することになっています。今日は当日歩くコースで案内のリハーサルを行いました。
公園散策の時間は40分。短いようですが、話すとなるとなかなか話題が思いつきません。また、知っていることでも、緊張しているとうまく話せなくなってしまいます。人に何かを伝えるということは非常に難しいことです。今回の棹崎公園ガイドのキーワードは『対馬の自然は雨森芳洲よりも以前から対馬と韓国をつなぐ外交官』です。日曜日まであと2日。新しい知識をつめこむのではなく、今持っている知識をうまく伝えられるよう練習したいと思います。


[139] 追跡調査で得るもの
投稿者:村山 投稿日:2003/03/12(水曜) 16:23

今日は賀谷で野外復帰させたヤマネコの追跡調査をしてきましたが、見つかりませんでした。センターから1時間の距離とリアス式海岸の運転でまだ車に乗っているような感覚です。

追跡調査のときには地図を良く見て港の端や集落の奥、山道などに入ってゆきます。今まで知らなかった対馬に出会えるというのが、私にとってとてもよい機会になります。今日は、豊玉の猪垣を初めて見ました。ちょうど賀谷から登ってきたところの嶺線で、賀谷周辺の電波ならばそこが良いだろうという地元の方のアドバイスをいただいたことがきっかけです。


[138] ヤマネコはどこに?
投稿者:山本 投稿日:2003/03/11(火曜) 23:22

先週の金曜日に野生復帰させたヤマネコの行方がわからなくなってしまいました。野生復帰させた場所の地形はとても複雑で、谷の間や尾根のの向こうに行ってしまうと電波を拾うことができないのです。これからも追跡を続けますが、元気にしてくれていることを祈っています。

左は、野生復帰をさせた美津島町賀谷付近の写真です。


[137] 巨大地図
投稿者:阿比留 投稿日:2003/03/08(土曜) 23:18

今日は、センターに新しく加わった展示品の紹介をしたいと思いす。
それはセンターに実習で来ている学生さんが、作成した巨大地図でそれには、最新のヤマネコ生息確認情報を記録しています。

先週までは、ヤマネコを電波発信機で個体別に行動範囲を調べた記録を展示していましたが、それを外し、新しい情報を展示しました。

センターに来館されましたら是非見てください。まだ一度も来館されていない方、お待ちしています。


[136] しまったしまった
投稿者:三谷 投稿日:2003/03/08(土曜) 17:56

 昨日は、日記を忘れてしまいました。夕方、美津島町の賀谷で野生復帰させたヤマネコ(Fg-19)のモニター(位置と動いているかどうかの確認)を深夜までしていましたので、つい・・・というのが言い訳です。今の所、Fg-19は復帰させた地点の近くにいます。なんとか無事に野生で暮らしていってもらいたいと、しばらく目が離せません。

 さて、先日、磯物取り(漁業権が必要です。)について行きました。これまでも地元の方が「てぼ(竹で編んだカゴ)」をからって(背負って)、磯へ行く姿をみかけていたものの、磯でどんなことをされているんだろう?と興味津々だったので、喜んで行きました。

 岩には、アオサや岩ノリ、フノリ、カメノテ、フジツボ、おいしそうなものがたくさん。磯物取りや山菜取りなど(狩猟)採集生活に接すると、つくづく「人間って自然に生かされているんだなぁ・・・」と感じます。でも、私が「ふんだんな自然の恵み」を感じた対馬の磯は、ずっと暮らしている海女さんによれば、以前に比べれば全然採れなくなったということです。対馬の自然の変化について、最もよく御存じなのは、対馬の農林漁業に携わる方かもしれませんね。
 
 いただいたアオサは、佃煮やテンプラにして食べ、残りは冷凍保存や家に送ったりしました。都会の家族は、私が送った「対馬詰め合わせ」に「こういうのが一番嬉しい」と大喜びでした。ちなみに中身は「アオサ」「フノリ」「乾燥しいたけ」「木庭作で作ったそば粉」です。「対馬の幻のソバだから、他のソバ粉よりも高かったんじゃないか?」と心配される位、いい物もらった!と喜んでいました。対馬産品のよさが、都会の人にもっと伝わるといいですね。

写真は「ソバぼうちょう」です。ドロリと美味しい対馬のソバぼうちょうの話は、また今度。


[135] 小さい!!
投稿者:岩本 投稿日:2003/03/06(木曜) 19:00

明日はメスのヤマネコ(Fg-19)を野生復帰させます。そのために今日は準備をしました。
作業の途中に注文していたた受信機が届いたのですが、箱をあけてビックリ!手のひらサイズとまではいきませんが、今まで使っていたものと比べると格段に小さい受信機がでてきました(左の写真をご覧ください)。これで、首が痛くなることもなくなるでしょう(今までは首から受信機を下げてテレメトリー調査をしていたのです)。何事も進歩しているのだなぁ、と感じた出来事でした。

今日は雨。明日は晴れるといいのですが。無事にFg-19が野生に帰ることをみなさん祈っていてください。


[134] 大きな木の魅力
投稿者:村山 投稿日:2003/03/05(水曜) 19:03

昨日は山本さんに同行して現地調査にいってきました。花粉症ではない私でしたが、枝先が黄色くなっている杉林をみるとなんだか鼻がムズムズしてきました。

現地調査の途中、とても風貌の良いケヤキに出会いました。左写真がそうなのですが、雰囲気が伝わればうれしいです。大きな木はなぜか人の興味をそそります。空気がちがうというか、その存在感や安心感は長い時間をかけてしかできないものでしょうね。


[133] 春はうれしいけれど・・。
投稿者:山本 投稿日:2003/03/04(火曜) 17:39

午後、現地調査に出かけました。今日は少し寒かったですが、あちこちで春の気配を感じます。ゲンカイツツジもちらほら咲き始めています。
こんな時期はどんどん外に出かけたいのですが、悩みのたねも・・。左は犯人の写真です。見ただけでくしゃみが出そうな人もいるのでは?


[132] 飛行機が飛ばない・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/03/01(土曜) 18:49

 今日は、朝からしとしとと、久しぶりの雨の一日でした。
今日から実習生が、対馬に入る予定でしたが、悪天候で飛行機が出なくて来れなくなりました。早く天候が回復するといいのですが、こればかりはどうすることもできません。皆さんに逢えるのを楽しみにしてます。

前々から依頼してた保護観察棟に行く道の、土砂崩れでの落石を取り除く為の工事が無事終わりました。
以前は落石していた石ころだらけで、車の移動が心配でしたがホッとしました。
スッタフも、ほんと通りやすくなりましたと喜んだいます。
雨の中、工事をして頂きましてありがとうございました。

 


[130] 春はすぐそこ
投稿者:三谷 投稿日:2003/02/28(金曜) 19:53

 先週からずっと痕跡調査を続けています。

 痕跡調査は林道などを歩いてフンを探すことが多いですが、山の中の尾根道をあるくこともあります。今週、上県町と上対馬町の町境周辺の山を2kmほど歩いてきました。

 そんな人里離れたところで、ヤマネコのフンをみつけると、「ヤマネコ達、しっかり暮らしているね。」などと、ヤマネコにとっては、大きなお世話(?)と思いますが、ちょっと嬉しい気がします。歩き続けて折り返すことにしたとき、ゲンカイツツジの花が目に入りました(写真)。枯れ木の中に、ピンクの花。とてもきれいでした。また、フンを探しながら地面をみていると、テントウムシやその他の昆虫類も動き出しているのが目にとまります。

 昨日の岩本さんの日記にあるように、対馬の南にある豆酘崎はもう春のようですが、上県に春が来るのも近そうです。

[Res: 130] 山のヤマネコがみる対馬の風景。
投稿者:三谷 投稿日:2003/02/28(金曜) 20:00

 どんな風に、ヤマネコの目に写っているのでしょう。
 
「あの辺に行くと、餌がありそうだ。」「今日は、どこで休憩しようかな?」「いつものお気に入りの場所へ行ってみよう。」などと考えているのかしら。


[129] 島内旅行
投稿者:岩本 投稿日:2003/02/27(木曜) 15:13

先日、学生時代の友達が遊びに来たので島内を旅行しました。一泊二日で、次のようなコースをまわりました。短期間であったにもかかわらず、かなり友人たちには好評だったので、これから対馬に来ようと思う方は参考にしてください。
<一日目>
佐須奈発→和多都美神社(海の中に立つ鳥居が美しい神社です。珍しい三方向鳥居もあります。)→烏帽子岳(浅茅湾が一望できます。)→昼食→万松院(宗家の墓所。素晴らしいスギの巨樹を見ることができます。)→ツシマジカ保護区へドライブ(ツシマジカが見られるわけではありません。)→対馬グランドホテル泊(温泉があります。)
<二日目>
美津島発→お船江(対馬藩お船屋の跡。静かで、ボーッとするにはいい所です。)→鮎もどし自然公園(原始林の残る龍良山麓にあります。清流のそばでお昼ご飯を食べました。)→美女塚(悲しい物語が残る場所です。)→豆酘崎(上県は冬なのに、ここはもう春のようでした。)→帰途につく

 もっと時間があったら他にも行きたい所やしたいことがあったのですが、対馬は意外に大きい島なので移動に時間がかかりできませんでした。

手つかずの自然がたくさん残る対馬に、癒されに来てみませんか?
*今日の写真は、「対州馬と私」です。あそうベイパークで撮りました。


[128] たくさんのふしぎ
投稿者:村山 投稿日:2003/02/26(水曜) 13:06

1985年創刊の子供向け雑誌「たくさんのふしぎ」(福音館書店)をご存知ですか?創刊号から読んでいるのですが、一つ一つの作りが丁寧で子どもの視点をよくつかんでいて、こどものたくさ~んある「ふしぎ」に答えてくれる愛情あふれる月刊誌です。大学に在学中もずっと購読していましたが、大好きな本なのでいまだに全て保管してあります。そのうちの名作集も出ていますが学校や公民館などでは買っているところもあるかもしれません。

先日、荷物の整理をする機会があったので、その「たくさんのふしぎ」を思い切ってセンターに全て持ってきました。改めて見てみると、ツシマヤマネコ研究者である伊澤雅子先生の「ノラネコの研究」1991年10月号(第79号)や今は亡き動物写真家、星野道夫さんの「森へ」1993年12月号(第105号)など現在の私の職業選択にきっと繋がっているだろうという内容のものが多く含まれています。

子どもにとって本は心の栄養だと思います。あらためてこの本を読んでこれを制作したチームの想いが伝わってきます。今年、センターでは環境教育プログラムづくりを進めていますが、子どもにとっての栄養になるような良いものにしたいなと改めて思いました。そして私がずっと「たくさんのふしぎ」をとっているように、大事にしてもらえる教材にしたいです。

たくさんのふしぎは暫くセンターのレクチャールームにおいてみなさんに見ていただこうと思います。貸し出しはできませんがセンターに遊びに来た時にページをめくってみてください。


[127] 長崎新聞連載がスタート!
投稿者:山本 投稿日:2003/02/25(火曜) 18:04

昨日(24日)の長崎新聞から、対馬野生生物保護センターの活動や人物を紹介する連載がスタートしています。ちょっと恥ずかしいですが、丁寧に取材をしていただいたので、センターの雰囲気が伝わると思います。ボランティアの方々も登場します。
機会があればぜひお読みください。5回連載だそうです。


[126] 今週を振り返り・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/02/22(土曜) 17:44

今週は、センターのホール中央に、展示している「島内で見られる植物」と題して季節ごとに、花の写真を貼って紹介していますが、
今までの、秋~冬の植物の写真を外し、冬~春 春~夏までの植物に変えました。センターに来館されたら是非見てくださいね。「写真はホール中央の左側のボードの裏側に貼っています」対馬で見れる花の一部ですが、これからの季節に咲く花々です。

前にも、募集しましたが、季節を訪わずお気に入りの写真がございましたら、センターお寄せください。みんなの写真館に紹介したいとおもいます。宜しくお願いします。

今日は、久しぶりに1日中雨が降っていましたが、昨日飛来していたツルはまだ佐護平野の田んぼにいるのだろうか。
無事に飛べるといいね。


[124] 寒いけど歩いてます。
投稿者:三谷 投稿日:2003/02/21(金曜) 21:30

18日から対馬島内のあちこちで、ツシマヤマネコの痕跡調査を行っています。今日も朝から日暮れまで、歩き回って痕跡(フン)をさがしました。

 上県町大保家の山の中を登ったところ、イノシシのフンを見つけました(写真)。イノシシのフンは、粒がかたまったような形をしています。ひとつひとつの粒の大きさは、シカよりも大きいです。(隣に写っているのは単三乾電池です。)

 フンを見つけたところは、去年の9月にイノシシの寝床を見つけたところの近くです。その頃は、寝床を作ったばかりだったらしく、歯で折り取ったらしい青々とした枝が、小山のように積み重なっていました。今日は既に葉は枯れてしまっていました。下をめくってみると、ちょうどイノシシが入り込めるくらいのスペースがあり、今も、ここを使っているようでした。本で確認したところ、イノシシが休むときは、土を皿状に掘って横になるそうですから、必ずしも寝床で休むわけではないようです。

 寝床は直径2m強あり、枝を集めてくるのに、なかなか労力がかかっていそうでした。一生懸命生きているイノシシ、高齢化した対馬の農地で被害を出すイノシシ、江戸時代には絶滅させられたことがある対馬のイノシシ・・・・。これから、どうやって対馬の暮らしと折り合いをつけていくのがいいのでしょう。

※帰り道(18:15頃)、佐護の上空をたくさんのツルが旋回していました(全部で100羽近いかも・・・)。明日の朝、佐護でツルがみられるかもしれません。

[Res: 124] イノシシの寝床
投稿者:三谷 投稿日:2003/02/21(金曜) 21:33

この中で休むと暖かそうです。


[123] 対馬冬の味覚と人のあたたかさ
投稿者:岩本 投稿日:2003/02/20(木曜) 12:28

 アワビ、アンコウ、カジメ、寒ブリ。いずれも最近私が食べたものです。寒ブリは佐須奈の漁協で購入しましたが(これは地元の方の紹介で買うことができました)、後は全ていただきものです。またこの他にもよく差し入れがあります。
 食べ物をもらうのはもちろんうれしいのですが、それよりも持ってきてくださる方の気持ちがうれしいです。1年間、ずっと地元の方たちに支えられてここまでやってこれたんだなぁ、と思います。ヤマネコたちのために頑張りますので、これからもよろしくお願いします。


[122] 「対馬の自然から」峰東部中学校の発表
投稿者:村山 投稿日:2003/02/19(水曜) 13:57

スギ花粉症ではない私にとって、この季節は特平気です。でも、赤茶色になった杉の枝先から「ぶわっ」と風にのって花粉が飛ぶ様をみると花粉症のひとは何とも、しんどいだろうなと思います。

先週、2月14日に峰町立東部中学校の総合学習発表会へ行ってきました。その中で、一年生の総合学習の発表"「対馬の自然から」発信スタジオ"を見せていただきました。一年かけてツシマヤマネコ、野鳥、花、ゲンカイツヅジの苗作りなどに取り組み、対馬の自然について学んだことを発表しているその姿は見ているこちらを感動させるものでした。

その中でツシマヤマネコについて発表してくれたのは、先日、志多賀でヤマネコを発見してくれた男の子と、同級生女の子の二人でした。二人はセンターで開催されたテレメ体験教室に来たり、質問をしたりしてヤマネコについての知識や想いを深めた様子でした。発表の最後に「一頭でもツシマヤマネコが増えること、それが私たちの願いです。ツシマヤマネコは対馬でしか生きていけないのです。あなたのやさしさを少しだけツシマヤマネコに分けてください。」と提言してくれました。

聞いていた人たちの間からは、「すこし涙がでました。」との声も聴かれました。実は私も少し泣きそうになってしまうくらい感動しました。これからもヤマネコについて関心を持ち続け、対馬の自然のすばらしさを感じて欲しいと思います。

さて、その翌日、「体験から学ぶ」環境教育基礎セミナーと題して、環境教育について考えるきっかけとなるようなものを開催しました。そのことについては先日山本さんが少し触れていますが、その後の座談会では「対馬で環境教育を行うとすれば・・・」という題目で課題やテーマの抽出を行いました。これから対馬での環境教育について考えるにあたっておもしろい意見やアイディアが出され、これからの取りくみ方法についても考えさせていただきました。また、こんな機会を持つことができたらいいなと思います。それにしても、参加者の皆さんは長時間お付き合いいただき、ありがとうございました。


[121] 今年も花粉症が・・春ですね
投稿者:山本 投稿日:2003/02/18(火曜) 19:23

あちこちでくしゃみが聞こえる季節になりました。そういう私も花粉症・・ですが、どうも今年はそれほどひどくなさそうです。スギ花粉の量だけではなくて、大気汚染の粉塵などの存在も影響すると聞いたことがありますが、本当でしょうか。それとも、まだこれから?

春の気配と花粉の存在が感じられる陽気だった日曜日、環境教育(なかでも自然に関するもの)を専門に活動されている古瀬さんという方を東京から招いて、環境教育セミナーを開催しました。参加者は、学校の先生を中心に、公民館で社会教育を担当されている方、ツシマヤマネコ応援団でイベントを実施する方など、環境教育に意欲的な方々でした。
古瀬さんの講座は、実際のプログラムを体験しながら講師の視点も解説してもらい、楽しく実践的なものでした。センターでのイベントも、セミナーを参考に、より楽しいものにしていければと思います。
17時までのセミナーが終わった後は、対馬での今後の環境教育を考える座談会もあり、全てに参加された方は、朝の10時から夜の8時までの長丁場。本当にお疲れさまでした。座談会については、明日の日記で紹介されるかも。

【豆知識】チョコレートなどの甘いものは、花粉症にはよくないそうです。


[120] 今日もツルを見た。
投稿者:阿比留 投稿日:2003/02/15(土曜) 18:10

今日、通勤途中佐護平野を通りかかると、2~3台の車が止まっていた。またツルが下りているのかなと思い、車の速度をおとし走りながら田んぼを見てみると、ツルは飛び立った後でした。しばらくすると、車を止めていた人たちが、上空を見はじめたので見ると、3羽と4羽のツルが、少し距離をおいて飛んで行ました。「後で合流するのかな」・・・

今日は、スタッフの人たちは、峰町にある県立「対馬青年の家」で開かれる「体験的に学ぶ」環境教育基礎セミナーにいかれて、留守でした。

何事もなく1日が過ぎホッとしています。
皆さん、お疲れ様でした。


[119] 「あらしのよるに」に、はまった。
投稿者:三谷 投稿日:2003/02/14(金曜) 12:11

 「あらしのよるに」という絵本のシリーズ(全6巻)をご存じですか?これが、面白いのです。このシリーズのキャッチフレーズは、『ごちそうなのにともだちで、なかよしなのにおいしそう?』

 嵐の夜に、オオカミとヤギがお互いの顔が見えない状態で仲良くなります。その後、オオカミはヤギを食べないことを約束して、友達でいつづけるのですが、何度も危機が訪れます。例えば、「一緒にハイキングに行ったはいいが、オオカミがお弁当を落としてしまってお昼ご飯がない」とか、「待ち合わせ場所に他のオオカミが現れる」とか。ハァ、ページをめくるのがもどかしいサスペンス・・・。

 でも、結局食べないと生きていけないから責められないし、とか、友情って何なんだろう、などと当たり前なことかもしれませんが、改めて考えさせられました。子供達が読んでも、命について、友情について、自然に考えるのではないでしょうか?おすすめします。(既に人気の本らしく、図書館にもおいてあります。)


[118] 無題
投稿者:岩本 投稿日:2003/02/14(金曜) 11:04

昨日、日誌を書くのをすっかりわすれていました。申し訳ありません。今から書きます。

昨日はFg-19とFn-20に発信機を装着しました。野生復帰後にモニタリングするためです。野生復帰自体は3月を予定していますが、早めに発信機を装着して、ヤマネコの行動に支障がないか、すぐにはずれたりしないかをチェックします。3月の放野日以降発信機ををつけているヤマネコを見たら、センターに連絡をくださると助かります。ちなみにFg-19の発信機には黄色の反射テープ、Fn-20は赤色の反射テープがついています。

ところで、今日のMm-13のテレメトリー調査で1時間くらいさがしまわったのですが、電波を受信することができませんでした。繁殖の時期なのにいつもせまい範囲で行動していたのでちょっと心配していたのですが、やっと行動開始したのかと一安心です。


[117] ヤンバルへ行ってきました
投稿者:村山 投稿日:2003/02/12(水曜) 15:36

7日から10日まで、沖縄へ行ってきました。今までほとんど島外へ出ない生活をしていたので、少し疲れ気味ですが、沖縄では色々と勉強になることがたくさんありました。

日本獣医師会沖縄大会の最終日に、沖縄県での移入動物問題解決に対する取り組みを中心に、「ペットの野生化防止と希少野生生物保護~移入種問題を考える~」と題した一般公開シンポジウムが開催されました。その中では地元住民、行政、研究者、民間グループなどが協力してこの問題に取り組んでいることなどが発表され、今後の課題などが提言されました。

その中で発表のあった、安田(あだ)地区というヤンバルの北部にある集落と獣医さんのグループである「ヤンバルクイナたちを守る獣医師の会」の取り組みはとても興味深いものでした。住民200名程の安田という集落では「ヤンバルクイナと共存する郷」として集落を挙げて、地区の条例を作ったり保護基金を作ったりして、ヤンバルクイナをはじめとするヤンバルの自然保護活動を行っています。

シンポジウムの後に、安田での集会に参加させていただいたのですが、その時に印象的だった言葉は、80歳近いおじい(沖縄ではおじいさんのことを普通にそう呼びます)が、「子どもたちにこのヤンバルの自然を残したいのだ。そのためには今何かをしないといけないのだ」と言ったことでした。ヤンバルクイナを守りたいと言い出したのは子どもたちだったそうです。そして、それに答える形で大人たちが決心し、行動を起こしたのだそうです。

ヤンバルクイナたちを守る獣医師の会のHPは↓↓です。http://homepage1.nifty.com/kunigami/Yanbaru/

対馬でもみなさんと一緒にツシマヤマネコの保護にこれからも取り組んで行こうと思いを新たにしました。


[116] シーカヤック最高♪
投稿者:山本 投稿日:2003/02/11(火曜) 18:55

日曜日に、浅茅湾でシーカヤックに乗せていただきました。
海から見る対馬の島々や海岸線はとてもきれい。何の音もせず、空にはカモメやトビ、ミサゴが飛んでいます。

対馬では、海岸線を走る道路は少なく、海の景色を見られる場所があまりないので、シーカヤックツアーは、対馬の楽しみ方としてはすばらしいものだと感じました。機会があったら、ぜひ挑戦してみてください。(地元の方たちが、そのうち一般向けシーカヤックツアーができるように考えているそうです。)

ちょっと張り切りすぎて今でも少し筋肉痛が残っています。


[115] ツルの渡り
投稿者:阿比留 投稿日:2003/02/08(土曜) 17:36

 昨日の朝、通勤途中の佐護平野の田んぼに、ツル(マナヅル)を目撃しました。100羽以上はいたと思います。私にとって、このツルが今年はじめてみたツルです。三谷さんの日記にありますように、9:00過ぎに、日記用にと写真を撮りに行かれたのですが、飛び立った後で残念ながら撮れなかったみたいです。夕方、閉館の準備をしてると、「タルー・グルー」「クルルゥ-・クルルゥー」なにやら騒がしい鳴き声が聞こえたので、何だろうと外に出てみると、センターの上空をツルの群れが8の字型に回っていましたが、あっとゆうまに見えなくなってしまいました。「明日は、私が日記を書く日だし、佐護に降りるだろうから、必ず写真を撮ろう」と思っていました。

 そして、今日は、あいにく朝から雨で写真はどうかなと思っていたところ何とか撮れました。左の写真です。


[114] 今年も鶴がやってきた
投稿者:三谷 投稿日:2003/02/07(金曜) 10:49

 センター近くの佐護平野の田んぼ(稲刈りあと)に今年もツルがやってきました。

 今年最初に見たのは、4日の朝7:30頃、60~70羽ほどのマナヅルです。新聞に「2日に鹿児島県の出水平野から、ツル第一陣が飛び立った」とありました。でも、3日に上県町の田の浜でツルを見た人がいるので、4日に佐護平野で見たのは、第一陣とは別かもしれません。ツルはどれくらいのスピードで飛ぶんだろう・・・。

 今朝センターに来る途中、数百羽のツルが佐護平野の上を飛んでいました。テレビカメラや町の車も来ていました。センターについてから、「良い日記のネタになったのに」と言われ、慌てて写真を撮りに戻りましたが、時すでに遅し。ツルも、取材の人もいなくなっていました。仕方がないので、冬の間、大陸からわたって来ているミヤマガラスの写真を載せてみます。

 明日、ツルの写真を、阿比留さんが載せることはできるのか!?(続く・・・)


[113] 無題
投稿者:岩本 投稿日:2003/02/06(木曜) 20:21

 最近体力に余裕がでてきたので、休日に御岳に登りました。島外から来た友達と一緒だったので、途中、ヤマネコのフン(らしき物)を見つけた時にほぐしながら説明をしました。友達はヤマネコのフン発見に驚いたようでしたが、それよりも私がフンをほぐしていることにさらに驚いたようでした。動物の食性を知るうえで重要なフン分析ですが、傍から見るとちょっと驚く行為のようです。私は対馬でいろいろな経験をするうちに、たくましく成長しているようです。
 ところで、ヤマネコのフンですが、この時期は鳥の羽がよくでてきます。他に、ネズミやモグラなどの毛や骨が出てきますが、これらは1年を通して食べています。みなさんも、道端でフンを発見したらほぐしてみてください。結構いろいろなことが分かって楽しいですよ。


[112] 瀬戸内の海
投稿者:村山 投稿日:2003/02/05(水曜) 17:30

先週は山口県周防大島へ行っていたため、日記を書くことができませんでした。瀬戸内の海は写真のように穏やかでしたが潮の流れは思いのほか速く、すこし意外でした。写真は同行のNさんが撮影したものです。

この島には民俗学者、宮本常一のふるさと東和町があります。宮本氏は対馬についても5回訪れていますが、昭和20年代、30年代、40年代とその時期は約10年単位でずれています。時代がすすむ中で、対馬の変化をどのように捉えていたのか、興味深く思います。写真などの資料が保管されている東和町総合センターで宮本氏の直筆の整理ノートが戸棚にならんでいました。たくさんの地名が並ぶ中、「対馬」と書かれた所は赤くかこんでありました。その思い入れを感じ、少し感激でした。


[111] 賀谷で地元説明会
投稿者:山本 投稿日:2003/02/04(火曜) 18:38

昨晩、12月に賀谷で保護されたツシマヤマネコの今後について、地元公民館で説明会を開催しました。節分の夕方にも関わらず15名以上の地元の方に参加していただきました。

説明会では、
1.痩せていたツシマヤマネコが、今は太って元気になっていること
2.賀谷の情報は、ここ20年くらいで確認されたヤマネコ情報の中で、一番南なので、とても貴重な情報だということ
3.そろそろ野生復帰を考えているが、その際には無事やっていけるかどうかなどを調べるために追跡調査が必要であること
4.追跡調査に協力していただける地元調査員を探していること
などを説明しました。

12月のヤマネコ保護をきっかけに、地元の方々の関心も高まっているようで、いろいろな質問も出ました。そして、無事、追跡調査に協力していただける地元の方もみつかり、野生復帰に向けて一歩前進です。


[110] 氷柱
投稿者:阿比留 投稿日:2003/02/01(土曜) 17:57

今週は、気温が下がり通勤途中の道の脇には、例年にくらべて、氷柱が多く至る所に見かけられます。
見るたびに寒さをつうかんさせられ、挨拶は「おはようございます寒いですね・・・」から始まる毎日です。

読者の皆さんは、この寒さに負けていませんか。インフルエンザが流行っているようですので、くれぐれもかからないよう気をつけくださいね。

今日は、久しぶりに琉球大の学生さんから、ヤマネコ目撃情報と、オジロワシの目撃情報が、入りました。この所、野生動物の情報が少ないので、見かけられましたら、是非情報を、お寄せください。


[109] 無題
投稿者:三谷 投稿日:2003/01/31(金曜) 20:18

 昨日は、ヤマネコ発見(保護)があった賀谷(美津島町)と昨年12月に交通事故があった上県町鹿見へ行ってきました。

 賀谷は、なだらかな山と入り江の美しいところです。美津島町内でのヤマネコ発見は1981年(女護島)以来です。これまでヤマネコ情報がなかったので、「美津島町にはヤマネコはいないのかもしれない」と思っていました。賀谷集落を巡りながら、「ここにヤマネコはいたんだなぁ、もっと南にもヤマネコはいるのかもしれない、いて欲しい」、さらには、「ヤマネコが安心して住める対馬になって欲しい」と思いました。

 交通事故発生地点は、片側は護岸された川沿いで、河に下りる降り口(歩道。写真↓)がありました。反対側は、その前後にあったのり面とネット(写真左奥)が切れたところで、カーブで車からの見通しが悪いところでした。なるほど、動物が沢の反対側(山の斜面)へ渡れるところは事故地点周辺しかなく、車からの見通しが悪い所でした。こういった写真を集めて、ヤマネコや動物達に配慮した対馬の道つくりに役立てられればと思います。
 
 ヤマネコ(負傷・死亡)を見つけた方は、センター(0920-84-5577)にご連絡ください。よろしくお願い致します。目撃情報もお寄せください。


[108] 無題
投稿者:岩本 投稿日:2003/01/30(木曜) 17:48

今日の棹崎公園の最低気温は-7℃!踏んでも割れないような分厚い氷がはっていました。

久しぶりに、この寒さの中、棹崎公園を歩いてみました。いろいろな鳥が飛んでいますが、何の種類かほとんどわかりません。こんなとき鳥の知識があれば楽しいだろうな、と思います。最近ちょこちょこ図鑑を見るようにしているのですが、本と実物は全然ちがいます。なかなか覚えません。

ところで、今日は公園から韓国が見えました。空気が澄んでいるせいでしょうか。

よくわからないかもしれませんが、写真は海のむこうに見える韓国です。


[107] 出張に行ってきます
投稿者:山本 投稿日:2003/01/27(月曜) 22:32

明日、明後日と会議で福岡に出張です。ということで、火曜日の日記当番はお休みして、今日に振り替えです。

今日は一日、会議の資料準備に追われました。もっと早くから準備をしていればよかったのですが、結局前日にバタバタ。でも何とか終了です。

残りの心配はお天気。明日飛行機飛ばなかったらどうしましょう。こればかりは天に祈るしかありません。

飛行機が飛んで、会議も順調に進みますように!


[106] しまった!
投稿者:三谷 投稿日:2003/01/25(土曜) 17:56

 金曜日担当だったのに、日記を忘れてしまいました。今日は、阿比留さんはお休みなので、ピンチヒッターも兼ねるということで(言い訳)。

 昨日は、先週から始めたフンの消失スピード試験のため、フンの観察をしました。ヤマネコの生態調査のために来ていた大学院生のH君にも手伝ってもらいました。こちらでは22~23日の夜に雨が降り、コンクリートの上に置いたフン2つのうちひとつは、80cm流れていました。もうひとつの方は、一部が無くなり、残りは2m40cm流れていました。予想していたとおりですが、アスファルト道路で痕跡調査をするときは、雨の影響をかなり受けるということが分かりました。
 
 さきほど、保護収容中のヤマネコ(Fn-20)の所へ言ってきました。野生動物であるツシマヤマネコを保護したときは、健康状態と併せて、人馴れしないように気を使います。今日のFn-20は、人間の姿を見ると、物陰に隠れて唸っていました。野生動物はペットとは違います。人間に馴れないことが、野外復帰の条件のひとつですから、警戒して近づいて来ないのは、喜ばしいことです。


[105] とらやまの森19号ができました。お楽しみに!
投稿者:岩本 投稿日:2003/01/23(木曜) 18:39

今日は3ヶ月に1度発刊している季刊誌『とらやまの森』の発送作業日です。島外の購読者の方や、組織向けに送る分を用意しました。現在、島外購読者は70名程度。センターの活動範囲が広がるにつれ、購読者数も増えてきました。少しでもヤマネコに関心を持つ人が増えるのは、嬉しいことです。とらやまの森は、ホームページでも見ることができますが、少しでも早く読みたい!という方や、紙の方が読みやすい、という方には定期購読をおすすめします。80円切手4枚(1年分)を対馬野生生物保護センター(〒817-1605 長崎県上県郡上県町佐護棹崎公園)へお送りください。次号(20号)から郵送します。

センター職員全員で作りあげる『とらやまの森』には、ヤマネコ情報やセンターの活動状況に関する情報が満載です。隅々まで読んでくださいね。


[104] だいぶたくましくなりました
投稿者:村山 投稿日:2003/01/22(水曜) 14:38

昨年12月にケガをして保護されてきたツシマヤマネコ(Fn-20)は、足の怪我も良くなり、体重も増えてきました。

ケガをした事が、このヤマネコの生活にどの程度影響しているのかを見極めることになりました。そのために、今日から広いケージへ移動させたのですが、写真はその時に撮影したものです。動きも早く、体力の回復を感じました。暫くは足の様子の観察や訓練をする日々が続くことでしょう。


[103] 「とらやまの森」追い込み~♪
投稿者:山本 投稿日:2003/01/21(火曜) 19:54

1月中に発行予定のニュースレター「とらやまの森」を書いています。私は1ページ目を担当していて、つい今しがた書き終えたところ。書き始めたら結構細かいところまでこだわってしまいます。この後2~3日中に、それぞれの担当ページをみんなで読んでチェックします。発行まではあと数日。お楽しみに。

このニュースレター、対馬全戸(約17,000戸)に配布しています。もしかしたら対馬島内のどの新聞よりも、どの町の広報よりも発行部数が多いかも!(3ヶ月に1回ですけどね。)今は白黒なので、夢はカラー化です。

全戸に配り始めて、今回が4号目ですが、少しずつ効果が見え始めたような気がします。ときどき住民の方から感想を言ってもらったりするのが何よりもうれしいです。

ネットにも、発行から1週間~10日たった頃に載せてもらいます。ぜひ読んでくださいね。


[101] 予想外の反応が!(ちょっと嬉しい・・・)
投稿者:三谷 投稿日:2003/01/19(日曜) 19:10

 なんと!17日の日記を見て、フンの写真がよくわからないので説明を入れて欲しいというメールが来ました。

 ありがたいことです。ご希望があったということで、この間の写真に「囲み」を入れたもの、そしてバッチリ写っているものをのせてみます。前回より、さらに、何か食べている最中の方ゴメンナサイ。

[Res: 101] バッチリの写真
投稿者:三谷 投稿日:2003/01/19(日曜) 19:13

大きさと重さを測って、写真撮影して状態を記録しています。


[99] とらやまの森の原稿打ちこみ
投稿者:阿比留 投稿日:2003/01/18(土曜) 18:40

今日は、とらやまの森に載せる、野生生物の目撃情報の原稿の打ち込みをしました。2002年4月~2002年の9月までの期間です。入録していて気ずいたことは、このごろヤマネコの情報は、よく入るようになって来ましたが、野鳥や野生動物の目撃情報が、少なくなっていますので何か目撃されましたら、是非お知らせください。お待ちしています。

ところで三谷さんが、見宇田海岸で、施回して、その後杉の木に止まったオオワシ見たと情報がありました。
オオワシは、翼を広げると全長88~102cmぐらい、翼開長220~245cmぐらい大きいそうです。私も一度見てみたい鳥の一羽です。


[98] フンの消失スピード
投稿者:三谷 投稿日:2003/01/17(金曜) 18:12

 どの位の期間で、落とされたヤマネコのフンがなくなるのかわかりますか?あまりにマニアックな疑問で、書きながら自分でもちょっと恥ずかしい・・・。

 今日の午後は、そんな疑問に答える為、ヤマネコフンを、コンクリートの上、林の中などにおいてみました。おいたヤマネコフンは、ここ1ヶ月にされたことが確認されているヤマネコフンです。これから一定期間おきに観察をしていきます。

 それはいいけど、そんなことをして何になるのでしょうか?今、対馬島内の広い範囲でヤマネコの痕跡調査が行われています。そのルートに落ちているフンの数でヤマネコのおおよその多い少ないがわかるのではないかと検討しています。落ちているフンは新しかったり、古かったりです。また、痕跡調査をする時期も必ずしも一定ではありません。そこで、どれくらいの期間フンが残っているのかだいたいの目安を知りたいのです。

写真は、今日おいてきたフンの1つです。何か食べている最中の方には、ゴメンナサイ。ヤマネコのフンにはネズミの毛が多く含まれ、古くなると、フェルトの塊のようになります。ご批判がなければ、時折、観察中のフンの経過写真をご紹介します。
 


[97] 新しい展示
投稿者:岩本 投稿日:2003/01/16(木曜) 18:19

左の写真は対馬全島における1997年からのヤマネコの生息状況が一目でわかる、デカ地図の制作風景です。実習にきた大学生のMさんが途中まで作っていたのを私が引き継ぎ作業しています。2002年12月10日に賀谷で見つかったヤマネコが、今、確認されているなかで最も南にいるヤマネコです。製作中の地図の中で、賀谷より南には何の印もつけられないのが残念です。
この地図は、3月以降センターで展示します。ぜひ、見にきてください。


[96] コクマルガラス
投稿者:村山 投稿日:2003/01/15(水曜) 13:22

今朝、センターに来る途中は雪混じりの天気でしたが、今は晴れ間が見えています。

通勤途中に佐護平野を通るのですが、そこにはミヤマガラスがたくさん来ています。大陸から冬場に対馬に渡ってくるのですが、そのなかに、コクマルガラスというもう少し小型のカラスの仲間がまざっていることがあります。胸と腹のあたりが白い淡色型と全身が黒っぽい暗色型があります。淡色型を見かけることは少ないのですが、今朝は3羽が一緒に電線にとまっていました。今度は写真に収めたいです。

写真展「対馬の自然」は13日で終了しました。「1カ月以上時間があるから」、と油断していたので、展示されている植物の名前を覚えきれないまま期間が終了してしまったのが残念です。でも、まだご覧になっていない方でも大丈夫です。今日から22日まで、上県町中央公民館で引き続き写真展を開催しています。見たかったけど、時間がなかった、という方はぜひそちらまで足を運んでみてください。


[95] しばらく机の上でお仕事
投稿者:山本 投稿日:2003/01/14(火曜) 18:43

お正月気分も抜けてきました。1月に入ってからは、けがや死んでしまったヤマネコは運び込まれていないので、一見平和な日が続いています。(といっても半月です)
なぜ”一見”平和かというと、1月末にある会議の準備でバタバタしているからです。しばらくは机の前に座っての仕事が続きそうです。そういうときに限ってポカポカと暖かくていい天気なんですよね。

インフルエンザがはやっています。みなさんも気をつけてください。


[94] 今年こそは、
投稿者:阿比留 投稿日:2003/01/11(土曜) 17:15

あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

今日は、去年から作ろうと言われていた「ノラネコ目撃情報マップ」展示用地図の切り取りをしました。なかなか終わらず半日もかかってしまいましたが、何とか終わりほっとしています。完成は、まだですけどできしだい、センターに展示しますのでその時は、来館された皆様に目撃情報宜しくおねがいします。

いつも今年こそはと、目標を立ててはいるのですが、なかなか思うようにいきません。
今年は、スタッフの皆さんの足を引っ張らないように頑張りますので宜しくお願いします。

今年こそヤマネコに、とって良い年になりますように。


[93] 今年はいい年に
投稿者:三谷 投稿日:2003/01/10(金曜) 17:39

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。センターにまだ来たことがない方は、今年こそ、いらしてくださいね。

昨年はヤマネコの保護個体や死体が多く発見された年でしたが、悪いことの中に、明るいこともありました。12月10日に美津島町の賀谷でヤマネコが保護されましたが、美津島町内でのヤマネコの確認は1981年の交通事故以来です(女護島・国道)。また、死体を発見した方が、「以前だったら埋めていただろう」とおっしゃっていたことから、ヤマネコに対して関心を持っていただけるようになったことが嬉しかったです。

美津島町内で保護されたとは言え、この個体は自分のなわばりを探している最中と思われる亜成獣だったことから、美津島町内でヤマネコが定着して住みついていけているかは、まだよくわかりません。調査も行っていきますが、住民の方のヤマネコ情報(目撃・保護・死体発見など)を、ひきつづきお待ちしています。美津島町・厳原町の方もよろしくお願い致します。

今年はヤマネコにとって明るい年になりますように!


[92] 初日誌
投稿者:岩本 投稿日:2003/01/09(木曜) 16:24

あけましておめでとうございます。楽しいお正月休みが終わり、すっかりリフレッシュして対馬へもどってきました。

 仕事1日目は、まずセンターで飼育しているヤマネコの様子を見に行くことから始めました。現在ヤマネコは4頭いますが、みな元気な様子で安心しました。特に、Fn-20の前足の傷は驚くほど良くなっており、野生動物のすごさを感じました。
 今日は仕事はじめから3日目、昨年やり残した仕事はまだ残ったまま・・・。気合を入れて、バリバリ働かねば。

今年も、よろしくお願いします。


[91] さすがプロ・・・
投稿者:村山 投稿日:2003/01/08(水曜) 20:57

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

ご存知の通り、年末にツシマヤマネコの死体が3頭発見されました。今年こそは対馬のお正月を楽しむぞ!と残っていたのですが、ヤマネコたちはなかなか休ませてはくれませんでした。

大晦日に発見されたヤマネコは上県警察署員さんたちの協力で、私たちの手元に届けられました。その時に「さすがだな」と思ったのが現場検証の方法です。写真撮影や、○○番の電柱から何メーターなどなど、ヤマネコの交通事故もきっちり現場検証していただきました。さすがプロ。ヤマネコの交通事故件数はそんなに多くないですが、検証を続ければ、どんな環境だとヤマネコが事故に会いやすいのか、判ってくるかもしれません。

幸い、年始は何事も無く今日まできています。今年は平和な一年でありますように。


[90] 明るい年になりますように・・
投稿者:山本 投稿日:2003/01/07(火曜) 15:42

あけましておめでとうございます。年明けとともに寒くなりましたね。

日記をお休みしている間もヤマネコの受難は続き、29日、31日に3頭の死体が発見されました(詳しくは「もぎたてセンターニュース」参照)。昨年は、生きて保護された個体が13頭(延べ数)、死体で発見された個体が8頭と、少し異常な年となってしまいました。今年はなんとかヤマネコにとっても明るい年にしたいものです。

本年も、対馬野生生物保護センターをよろしくお願いいたします。


[89] 年末年始休業
投稿者:対馬野生生物保護センター 投稿日:2002/12/28(土曜) 17:05

センターの年末年始休業に伴い、職員日誌も明日から1月3日までお休みさせていただきます。みなさま良いお年をお迎え下さい。


[88] 今日は今年最後のお仕事
投稿者:阿比留 投稿日:2002/12/28(土曜) 15:39

 今日は今年最後の仕事納めの日です。何日前からの、大掃除も終わり、すっきりとした気分で新た成る新年を迎える準備ができました。

今年を振り返ってみると、いろいろとあわただしい1年だったようなきがします。イベント・ホームページ(公式HP)・ヤマネコの保護・死体発見・自然復帰・など後半は、それはもう大事件ばかりだったような気がします。いろいろお手伝いして頂いたボランティアの皆さん、関係者の方々、スタッフのみなさんお疲れさまでした。来年もよろしくお願いします。

来年は、皆様にとっても、センター、ヤマネコにとっても最良の年になりますように祈ります。


[87] 今年最後の日誌
投稿者:岩本 投稿日:2002/12/26(木曜) 18:41

今年も残り少なくなりました。今日は新年を気持ち良く迎えるために、職員皆で大掃除を行いました。普段気になってはいたものの、時間がなく手をつけていなかった場所もすっきりきれい!仕事をするうえで、環境って重要ですね。すっきりした環境だと仕事に対するやる気まで違ってきます。

4月に対馬に来て、今日まであっという間でした。しかし、短く感じますがその中で、多くの人に出会った年でした。皆様お世話になりました。来年もよろしくお願いします。
皆様にとって、それからヤマネコ達にとっても良い年でありますように。


[84] クリスマスに初雪
投稿者:村山 投稿日:2002/12/26(木曜) 00:30

こんばんは・・・。
ぎりぎり25日に滑り込みセーフでしょうか?うっかりしてしまいました。

今日はクリスマスで初雪が降るというなかなかなすてきな組み合わせだったのではと思います。本格的な冬将軍がそろそろやってくると天気予報でも言っていたので、みなさん風邪には気を付けてください。

ところで、先週私は山梨県の清里にあるキープ協会で「ボランティアコーディネーター研修」と言う名前の研修を受けてきました。ボランティアコーディネーターって一体何?と思われたかたもいらっしゃるかと思いますが、ボランティアとセンターを繋ぐ「ボンド」のような役割なのかなと私は感じています。今回のその「繋ぐ」役割をどう捉えてボランティアとセンターとの信頼を作ってゆくかのヒントをたくさんもらってきたような気がします。

また今回の研修については参加者や講師の先生からも色々と他の施設で行っていることなどを教えていただきました。来年に向けて沢山元気をもらってきたので、皆さんの参加するイベントなどでその成果が出せたらなと思います。

あ、12時を過ぎてしまった・・・。

そういえば、これが私の今年最後の日誌です。
みなさま、充実した一年をありがとうございました。
センターの仕事を通して沢山の人たちに出会ったことに感謝しています。来年も対馬野生生物保護センターをよろしくお願いいたします。良いお年をおむかえください。

[Res: 84] Re: クリスマスに初雪
投稿者:村山 投稿日:2002/12/26(木曜) 09:47

山梨県清里で撮影した八ヶ岳の風景です。清里からは南アルプスや富士山もみることができました。