対馬野生生物保護センター

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センター職員日誌(過去ログ)

[305] ヤマネコ屋外ケージの工事も後わずか
投稿者:阿比留 投稿日:2003/11/01(土曜) 22:53

 ヤマネコ屋外ケージの工事も完成まで後わずかのようです。私が帰る頃には、センター周辺の掃除も終わりきれいになっていました。工事の関係者の方々お疲れさまです。

これからヤマネコ公開まで、いろいろと大変ですが、スタッフの皆さん頑張ってください。私も頑張ります。

11月3日は、上県町のやまねこ祭りで、美川賢一さんのショーがあります。私は、センター勤務ですので、5時からのショーには、間に合わないかもしれない途中でも入れてもらえるのでしょうか?・・・

最後には、花火があるようですので楽しにしています・・・


[304] だいぶ寒くなりました。
投稿者:三谷 投稿日:2003/10/31(金曜) 18:52

 気がつけば、もう10月の末と寒くなりました。

 フンに番号をつけて観察するフン消失調査でも、フンが長く残るようになりました。夏場はフンを昆虫が食べてしまうので、フンがされた後、数週間でなくなってしまうこともありましたが、だいぶ寿命が延びてきました。こんな所にも季節があるのですね。ここで一句

 秋もみじ フンの命も 長かれと

意味不明ですね。失礼しました。 


[303] やまねこ祭り迫る!
投稿者:荻野 投稿日:2003/10/30(木曜) 18:17

 11月3日は上県町佐須奈で「やまねこ祭り」が開催されます。ヤマネコ太鼓や対馬の特産であるブリのつかみ取り、釜山外語大学による舞踊などなどイベント目白押しです。

 この日はセンターでもブースを1つ出します。先日発売されたツシマヤマネコに関する本「ツシマヤマネコ」やパネル、木庭作で作った麦などを展示・販売する予定です。みなさんぜひ立ち寄って下さいね!


[302] 佐護小学校総合学習
投稿者:村山 投稿日:2003/10/29(水曜) 23:49

佐護小学校の4年生から6年生までの26名は2学期の総合学習でツシマヤマネコについて勉強しています。やまねこセンター最寄の小学校だけに、関心も高く、元気いっぱいいろいろな疑問をもってセンターへやってきました。

昨日はツシマヤマネコに必要な4つ(たべもの、水、すみか、なわばり)を探ることを大テーマに展示室でクイズをしたり、ツシマヤマネコのフンを探しに外にでたりしました。あいにく屋外は強風で条件的には最高とはいえなかったのですが、そんな事はもろともせずにフン探しに取りくんでいました


[301] 棹崎は大風
投稿者:山本 投稿日:2003/10/28(火曜) 19:02

今日の棹崎公園はものすごい風でした。センターの敷地内で屋外ケージの工事をしているのですが、その材料も飛ばされそうになって、作業の方々も苦労されているようです。センターが建っている場所では、ときどき尋常でない風がふきますが、今日もまるで台風です。
秋の大風にはどんな意味があるのでしょう。春一番が吹くと一気に暖かくなりますが、今日の風は冬を連れてきたのでしょうか。そろそろ11月ですから、本格的な冬はすぐそこですね。

今日の私はというと、一日中いろんな人と電話で話していた気がします。仕事が進んだような進まなかったような・・。

写真は土曜日のどんぐり探しハイキングの一場面です。拾ったどんぐりをビニールポットに植えているところ。芽が出ますように・・。


[300] 今日は、イベントに参加して
投稿者:阿比留 投稿日:2003/10/25(土曜) 23:41

 今日は、イベントのどんぐり探しハイキングに参加させてもらいました。最初は18人の申し込みでしたが、最終12名で、イベントが始まりました。最初に、先生のイベントの説明からでしたが、私は、まだ見えてなかった参加者がありましたので、しばらく待ち見えたので皆さんと合流しました。その方が、言われるには「待合い場所がわからず道に迷った」とのこと、下県町の方だったのでわかりにくかったのでしょうね。
そこでこれからのイベントが、センター以外の場所での時は、必ず地図を入れてもらえるように提案しょうとおもいます。

今日は、天気も良くイベントの方も何事もなく順調に進んでいきました。どんぐりも何種類もありますが、その中で今日は、コナラとクヌギの二種類が見つかりました。一時間ぐらいかけ皆さん沢山のどんぐりを袋にいれ楽しそうに拾っていました。探索中は、どんぐり以外の、ヤマネコフンや、カヤねずみの巣なども見つけにぎわっていました。
頭の上では、チョウセンケナガニイニイの鳴き声も聞こえていましたが、姿を見ることはできません残念です。

そうこうしているうち時間も過ぎ、昼前になったので皆さん集まっていただき拾ったどんぐりを、先生が持ってこられてたどんぐりと見比べ、葉っぱの違いや、形の違いなど教えていただきました。
拾ったどんぐりは、個人で持ちかえり植えて苗を育ててもらうことにしました。そのどんぐりがどうなったか、結果をセンターに教えてくださいね待っています。次回は、今日無かった他のどんぐり探しのイベントが出来ればいいなと、楽しみにしています。


[299] フン分析
投稿者:三谷 投稿日:2003/10/24(金曜) 20:43

 先週からフンを分析して、ヤマネコやノラネコが何を食べているのか調べています。同じような場所に住むヤマネコとノラネコの食べ物を比べて、ノラネコが病気の感染源というだけではなく、食べ物の競争という面でもヤマネコに影響を与えているのかどうか推測します。大学生も手伝ってくれていますが、細かい作業なので大変です。

 まずフンを茶こしなど、細かいメッシュの上で流水でよく洗い、メッシュの上に残ったものを乾燥します。こうしてヤマネコが食べたものの中で消化されなかったものを分析します。ネズミの毛や骨、鳥の羽や足(!)、昆虫などがでてきます。ずっとより分け作業を続けていると熟練した職人のようになってきて、小さな小さなネズミの歯も見つけるようになってきます。

 いろいろなものが出てくるので、分析しているうちに見ているものがフンなことを忘れて熱中してしまうのは、センターのイベントでフン分析を体験された皆さんと同じです。フンの力・・・・。


[298] ウベ
投稿者:荻野 投稿日:2003/10/23(木曜) 18:23

 昨日の夜は、上県町の公民館で行っている「絵手紙講座」へと行き、またまたもらいものをしました。絵手紙だけに、参加者の皆さんは毎回その季節にぴったりの、旬のものを持ってきて絵を描きます。それはある時は柿であったりコスモスやヒガンバナだったりと四季おりおりです。

 写真は昨日いただいた「ムベ」という常緑つる性のアケビ科の植物です。別名トキワアケビ、ウベ、といいます。そう言うだけあって割ってみるとアケビのように黒い種が数多く入っており、甘みが強く「食べる」というより甘い味だけ吸う、といった感じです。アケビよりも甘過ぎず食べやすい気がします。
 秋の山は本当に美味しいですね。


[297] まつぼっくり
投稿者:村山 投稿日:2003/10/22(水曜) 17:55

左の写真のなかには3つの姿の松ぼっくりがあります。右から左に向って古くなっています。一番右が花、真ん中がちょうど種子が入っている時期のもの、左は種を守る役目を終えて乾燥して黒ずんでいます。湿度が低い日は松ぼっくりは大きく広がって種が飛ぶのを助けるということはご存知の方も多いかもしれません。

今週の土曜日、25日にはどんぐりさがしハイキングがあります。まつぼっくりや木の実、どんぐりのことを先生に聞くことができるので私自身もとても楽しみなこのイベント、いいお天気ならお弁当もさぞ美味しいことでしょう!


[296] 今日は、2回目の巡視へ
投稿者:阿比留 投稿日:2003/10/18(土曜) 23:14

 今日は2回目の巡視でしたが、棹崎公園は前回とかわらず何事もなく終りました。巡視のついでに痕跡調査をしていますが、前回は、少なかったテンのフンは35個、ヤマネコのフンが11個とかなり多く、見つかりました。

今回は、異常にヤマネコのフンがテンのフンの上に重なって痕跡を残しているのが多く見かけられました。まるで「自分のナワバリだ・・」と示しているかのように感じました。


[295] 山と海
投稿者:荻野 投稿日:2003/10/16(木曜) 18:35

 今週の日曜日は月に1度の痕跡調査に行ってきました。
 ヤマネコのフンを探すため、うつむきながら歩くこと2時間。約1400mのコースで今月は6個のフンを見つけましたが、そのうち2つは道から外れた場所でした。これは調査中に出会った方に偶然教えていただいたもので、私だけでは気付かなかったと思います。改めて地元の方の協力の力強さを感じます。みなさんも何かありましたらセンターまで情報をお願いします。
 また、調査中に見るものはフンだけではありません。秋の自然、どんぐりやクリ、生き物ではカエルやスベトカゲも。山歩きも結構楽しいですよ。

 調査後、下島へ行き美津島町の浅茅湾を望む「島山島」へ知り合いの方に連れて行っていただきました。少し曇り気味のうえ夕方でしたが、エメラルドグリ-ンに輝く海に感激しました。海の色というのは海中の砂の色に影響もあって、地域ごとに色が変わってくるそうです。海も山もそれぞれ素晴らしいところがあります。今度は快晴の日に見たいものです。


[294] 今日は写真を添付しようと思ったのですが・・。
投稿者:村山 投稿日:2003/10/15(水曜) 23:30

今日は南陽小学校へ総合学習の打ち合わせに行きました。なにか写真をとって日誌に載せようと思っていたのですが、文字だけでの投稿になってしまいました。次こそは・・。

秋をさがして先生方と一緒にフラフラと学校周辺を歩きまわると、いろいろ見つかるものです、秋の自然。木の実、花、森の様子・・などなど。

この数日間での一番大きな変化は気温かもしれません。外に出ていて手先がかじかんだのは今季初です。11月3日は上県町のやまねこ祭ですが、そういえば、去年も一昨年もすごく寒かったのを思い出します。これから2週間ほどでどんどん冬に近づくのでしょうね。。


[293] 台風に負けず・・
投稿者:山本 投稿日:2003/10/14(火曜) 19:12

阿比留さんの日記にも紹介されていますが、棹崎公園にはダンギクが咲いています。今年は台風で全滅してしまったかと思っていましたが、力強く生き残っていました。

少しずつ寒くなってきました。風邪などひかないよう体調管理に気をつけなければ、ですね。


[292] 今日棹崎公園の巡視へ
投稿者:阿比留 投稿日:2003/10/12(日曜) 00:14

 今日は、月3回まわる公園の1回目の巡視にいきました。
この間の、台風の高潮の影響で棹崎公園の、草・木・花は枯れていまいましたのでこのまま秋の花は、見れずに冬になってしまうのかと心配していました、今回巡視に回っているとはじめに目に入ったのがダンギクの花でした。その周囲をかこむように、コスモスの花が咲いていました。その他ににも、いろいろと見ることができまいた。

昨年に比べて花の数は、少ないようですがひと安心しました。

先週は、衰弱していて保護されたヤマネコが、体力を取り戻し無事野生に復帰したヤマネコが、元気にしていると思っていたのに交通事故にあい死体で見つかりました。本当に残念です。
車に乗るドライバーの皆さんお願いです。これからの季節は、ヤマネコが親離れする時期ですくれぐれも注意して運転を、宜しくお願いします。(私も気を付けます)


[291] 大学に行きました
投稿者:三谷 投稿日:2003/10/11(土曜) 17:12

今週のお休みは大学に行ってきました。

 ツシマヤマネコがどんなものを食べているのか、ごくごく微量のサンプルで測定できるアイソトープ分析という方法で実験しています。昔、ヤマネコがたくさんいた頃の剥製の抜け毛と、今のヤマネコの毛を測定して比較すれば、昔と今で食べ物に違いがあるのか分かります。昔に比べてツシマヤマネコが餌を捕りづらくなっているのかどうか、推測できるかもしれません。

 写真は実験室の様子です。いつも時間に追いつめられながら実験している私を見かねて、研究室の方が手伝ってくださいました。


[290] 対馬の風景
投稿者:荻野 投稿日:2003/10/09(木曜) 18:17

 先週の休みの日に豊玉町にある和多都美(わたづみ)神社へ対馬観光をしてきました。ここは海神神社の一の宮として古くから竜宮伝説が残されており、そういわれるだけあって海中にそびえている鳥居がとても情緒あふれています。

 写真はその和多都美神社から奥に行った烏帽子岳の展望台からの眺めです。ここからは濃部浅茅湾と仁位浅茅湾、というように浅茅湾が一望できます。地形が入り組んでおり、小さな島が多くとても綺麗な眺めです。これに夕日が見えたら最高ですね!
 
 
 


[289] 十三夜と仔ウサギ
投稿者:村山 投稿日:2003/10/08(水曜) 23:23

今日は金田小学校の総合学習へ行ってきました。だいぶ日が短くなってきているため、帰りには月が海の上にきれいに上がっていました。海に金色に光の帯ができて、とてもきれいでした。

金田小学校からこの十三夜にぴったりの贈り物、仔ウサギ2頭をお預かりして帰ってきました。上対馬の豊小中学校へのプレゼントとのこと。子供たちもきっと喜ぶでしょう。


[288] ヤマネコの交通事故・・
投稿者:山本 投稿日:2003/10/08(水曜) 10:11

先週末、上県町佐護でヤマネコのメスが交通事故死体で発見されました。このヤマネコは、12月にケガと衰弱で保護されて、3月に野生復帰させたヤマネコです。栄養状態も悪くなく、このままいけば春には子どもも産めたかもしれないと思うと残念でなりません。
秋から冬にかけては、交通事故が多い傾向にあります。これ以上残念な連絡がないことを祈っていますが、ヤマネコの死体を発見した方はセンターまで連絡をお願いします。


[287] 秋の食を探しに
投稿者:阿比留 投稿日:2003/10/04(土曜) 17:46

 今週休みの日に、鮎が沢山いる所があると、人伝えで聞いていたその場所へ家族で見に行く事にしました。いるかどうかわからないけど、網とバケツそして長靴を持って、準備は完了です。早々目的地にむかいました。車の中では「沢山いるかな」「大きいのがいるといいね」なんて話しながら車を走らせ20~30分で目的場所に着きました。

しかし下川から上流まで見ていきましたが、なかなか鮎の姿が見えませんあきらめて帰ることにしました。
その時上の方から声がしたので、急いで行ってみるとそこには秋の味覚の栗が沢山落ちているのを見つけました。さっそくその栗を拾い集め数時間で大量に集まったので鮎の変わりに栗で満足した1日でした。さっそく天気干しにして次の日湯でて食しました。


[286] 対馬新発見
投稿者:三谷 投稿日:2003/10/03(金曜) 19:29

 あの暑かった日々が懐かしくなるような、最近の涼しさです。

 この間のお休みに、東京から友人が来ていました。写真は上対馬町の鳴滝に行った時に撮りました。岩盤を幾筋にも分かれて水が落ちていく滝の流れと、シーンと冷たく湿った森林の暗さがマッチして、なかなか風情がありました。友人と一緒に「今日は観光!」という気分で島内を巡ると、行ったことがある場所でも、違った感動があります。一般的に地元の人ほどその場所の良さに気づけない、と言われることがありますが、状況や気分が代わると見方が変わるということが実感できました。

 見慣れた対馬の風景を、新鮮な目で見て、よいところ捜しをしてみませんか?


[285] 秋ですね。
投稿者:荻野 投稿日:2003/10/02(木曜) 19:07

 今日は思わず「秋だなぁ」と言ってしまいそうな、嬉しいものをいただきました。アケビです。最近では朝方肌寒く感じることもあり、もう残暑も過ぎ去ったのだなぁと感じるこの頃です。対馬の山ではアケビやクリ、シイノミなど、既に秋真っ盛りです。

 私はアケビは見たことはあっても食べるのは初めてでした。内心喜びながら一口食べましたが、とても甘い!人が育てる果物は、一生懸命手をかけてやっと甘くなりますが、山のものはどうしてこんなにも自然に甘くなるのでしょうか。 食べた感想は、見た目はバナナのようでも味は熟れすぎた柿に似ているような気がしました。しかし果実の部分は少なく、中はほとんど種ばかりでした。写真のアケビはまだまだ熟れたとは言えないそうで、本当に熟すと果実は半透明になり、中の種が透けて見えるそうです。
 
 アケビ初体験、また一つ対馬での秋を体験できました。


[284] どんぐり探しハイキングと木庭作芋掘り
投稿者:村山 投稿日:2003/10/01(水曜) 16:32

□■秋のイベント情報■□

今日の昼食に山で拾ってきた栗を使った「栗ごはん」を食べました。ほのかに甘い味に本格的な味覚の秋の到来を感じました。今日は秋のイベントについてお知らせです。メールマガジンやHPのイベント案内にも詳細を出していますが、日記にも!きっと秋の空の下で食べるおべんとうは美味しいに違いないですね。ぜひご参加ください。

◎木庭作芋掘りボランティア大募集 ◎

ツシマヤマネコのための木庭作はヤマネコが多く暮らしていた頃の人間の生活を思い起こさせてくれます。収穫の秋に山間の小さな畑で芋掘りをしながら自然と人間のこと、ヤマネコのことを考えてみませんか?
日時:11月8日(土)10:00~15:00
場所:上県町・志多留・田の浜
参加費:保険料100円
※ 要申込み (定員20名)
※ 国道382号沿い、佐護バス停に10:00集合
※ 持ち物:昼食・軍手・ビニール袋 
※ 雨天の場合翌日9日(日)に順延します。

◎自然教室「どんぐり探しハイキング」◎
 
どんぐりの実る森でその種類について教わりながら、ヤマネコが棲む対馬の森のことを考えてみませんか?探したどんぐりからは苗を作り、ヤマネコのための森作りに活用します。
講師:長渡 稔治さん
   (花の対馬ネットワーク 会長・環境省 自然公園指導員)
日時:10月25日(土)10:30~12:30
参加費:保険料100円
会場:上県町佐護 バードウォッチング公園周辺
   10:30現地駐車場に集合
定員:15名(要申込み) 
持ち物: 昼食・ビニール袋・軍手・歩きやすい靴
※ 雨天中止

イベント情報は
http://twcc.cool.ne.jp/center/event-calendar.htm
に掲載されています。


[283] 対馬の森を見る
投稿者:山本 投稿日:2003/10/01(水曜) 09:25

「ヤマネコのための森づくり」を始めるために、地元の森に詳しいNさんに案内していただいて、あちこちの森を見に行きました。ぱっと見た感じでは、どこも緑の森ですが、天然林や植林、その中でも手入れされている場所や荒れた場所、一度伐採してから時間がたった場所などいろいろです。昔炭焼きをしていた頃の管理についても話を聞いたり、考えたり。
おかげで、森づくりの作業のイメージが少しずつまとまってきました。場所も適当なところがみつかって、一安心です。この森づくり事業の進捗状況は、これから情報発信していきますのでお楽しみに。

写真は、現地調査のときに撮ったミサゴです。ほんの5メートルくらいの木の枝にとまっていました。こんなに近くでミサゴが見られるのも、対馬ならではですね。


[282] つばきちゃんデビュー!②
投稿者:荻野 投稿日:2003/09/26(金曜) 19:40

 火曜日の山本さんの日誌にもあるように、月曜日の佐護に引き続き、昨日は上対馬での交通安全キャンペーンに参加しました。

 警察の方々と一緒にチラシを配り、つばきちゃんも2度目の登場です!この日のつばきちゃんも、あっという間にこどもたちの人気者!つばきちゃん、早くも大活躍です。着ぐるみの持つ力は素晴らしいと実感しました。

 ドライバーのみなさん、そして車を運転しない方も、夜はつばきちゃんを思い出して、ヤマネコにもちょっとした心遣いを!


[281] 植物にもいろいろあるようで
投稿者:三谷 投稿日:2003/09/26(金曜) 18:31

 調査中にツチアケビを見つけました。かなり見た目が独特ですが、ラン科の植物です。
 
 ツチアケビは、普通の植物と違って葉や葉緑素を持たず、光合成で栄養を取れません。ナラタケの菌糸を根につけて、生活に必要な栄養分をもらっています。

 植物にもいろいろな生活があるものだ、また、ツチアケビがこういう生活をしている理由は何だろう、と思いを巡らせました。


[280] 昨日は日誌忘れてしまいました・・。
投稿者:村山 投稿日:2003/09/25(木曜) 11:16

昨日は金田小学校の総合学習へ行ってきました。道すがら左右の景色をみると、稲穂が黄色く垂れて、その周りの田んぼのあぜ道にヒガンバナが赤くかたまって咲いている様子は何とも懐かしい、きれいな景色ですね。ヒガンバナは元来日本の植物ではなく、稲作と同時に弥生時代に入ってきたものだとか・・。

すっかり秋らしく、朝晩が涼しいというか寒いくらいの対馬ですが、このまま冬に突入でしょうか?ダンギクなど秋の花が咲いていて良いころですが、センター周辺は残念なことに花が見当たりません。花好きの阿比留さんは特にがっかりしている様子です。さらに台風の影響でどんぐりなどがすっかり青いまま落ちてしまっていることが、動物にも影響が出ないかと心配になってしまいます。


[279] つばきちゃんデビュー!
投稿者:山本 投稿日:2003/09/23(火曜) 19:46

6月から名前を募集していた新しいツシマヤマネコの着ぐるみの名前が「つばき」ちゃんに決まりました。そして、昨日の交通安全キャンペーンで島内デビューしました。早速子どもたちに囲まれて大人気。

これから冬にかけて、ヤマネコの交通事故が多くなります。秋の交通安全運動のキャンペーンで、ヤマネコの事故防止も呼びかけています。みなさん、安全運転でヤマネコにもやさしく走りましょうね!


[278] 棹崎は、今日も強風・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/09/20(土曜) 16:17

 今日も、棹崎(センター)では、強風で外はゴーウゴ―ウと音を立て建物の周りを吹き荒れています。

今の時期、いつもだと秋の訪れを告げる花々が咲き始めているはずが、台風が運んだ潮風でむざんにもかれてしまっています。

棹崎公園で見れる「ダンギクの花」を、楽しみにしていたのに、見わたりませんでした。
対馬のあちらこちらで見れるそばの花も、今年は元気がありません。この季節は、畑をソバの白い花が埋めつくし、その渕やあぜを鮮やかに彼岸花が彩っているのが、対馬の秋の風物詩とも言われていたのに今年は、見れそうにありません。非常に残念です。
今年のソバは大丈夫だろうか心配です。美味しいそばを食べたいよ~う。


[277] データベース作成
投稿者:三谷 投稿日:2003/09/19(金曜) 15:58

 今日はボランティアのSさんが、ヤマネコデータベース作成にいらっしゃいました。Sさんは、細かい注文や変更にも、嫌な顔もせずコツコツと、表計算ソフトエクセルでマクロを組んでくださって感謝です。データベースは保護されたり死体で発見されたヤマネコ個体の各種情報を一括管理するものです。各種情報には、保護された経緯や場所、体重など外部計測値、病気や健康診断の血液検査結果などが含まれます。これまでそれぞれの情報が、別々に管理されていたので、ひとつにまとめようとしています。

 このデータベースが、直接一般の方に目に触れる機会はありませんが、こういった基本的なデータや集計した結果はいろいろな場面で必要になります。例えば、うちの近所で見つかったヤマネコの死亡原因は何だったの?病気だったの?やせていたのかしら?といったお問い合わせにもすぐに答えられます。また、これまで発見されたヤマネコの死因の半分以上は交通事故によるものということがわかり、改めて交通事故のヤマネコに対する影響の大きさが認識できました。これからツシマヤマネコの研究をされる方々や自由研究をする子供達にも、スムーズに情報を提供することができるでしょう。

 データベースは情報の取り漏らしや散逸がなく、操作しやすいものを目指して作成しています。Sさんのおかげでもうすぐ完成です。


[276] 東京
投稿者:荻野 投稿日:2003/09/19(金曜) 14:50

 昨日は職員日誌を書くのを忘れてしまいました。すみません。

 私は昨日より休暇をいただき、現在東京にいます。17日の最終便でで対馬を発ちましたが、その前日には対馬空港で事故があり、少し気になりながらの帰郷となりました。久々に対馬からいきなり東京に戻り、車とビル、人の多さに少々面食らっています。改めて対馬の緑の多さに感激です。


[275] 台風の影響
投稿者:村山 投稿日:2003/09/17(水曜) 13:25

今週の職員日誌は台風に関することが多いですが、もう1つ台風の影響について書きます。私はちょうど台風の来た日は実家のある山形へ行っていて対馬には居ませんでした。帰ってきてみると青々としていたはずの草木が写真のように葉が落ちてしまっていました。周囲の景色は茶色く変わっています。塩害の影響だと思いますが一気に冬のような風景に変わってしまいました。


[274] 秋の訪れ
投稿者:山本 投稿日:2003/09/16(火曜) 21:42

3連休明けでなんとなく調子が出ない1日でした。ふと考えると今年もあと3ヶ月。早いものです。連休ボケしている場合ではないですね。

台風が過ぎて、すっかりさわやかな空気になりました。虫の音も秋らしくなってきました。秋はおいしいものがたくさんです。魚もおいしくなるし新米も・・。食欲の秋はすぐそこです♪


[273] 台風
投稿者:阿比留 投稿日:2003/09/14(日曜) 23:27

 金曜日は、台風の為少し早めにセンターを出ました。5時までは何ともなかた天候も少しずつ崩れはじめ6時ごろになったら強風になってきて、雨も強くなってきました。
また台風はいつものように逸れて対馬は大丈夫だと思っていましたが、今回はすさましい威力で対馬を通り過ぎて行きました。土曜日の朝センターに向かう途中、道には大きめの木があちらこちらで倒れていました。棹崎も沢山の木が倒れていましたが、大きめの木は、センターの工事をしている業者の方がどけてくださったようで助かりました。あと木の枝などを除きながらセンターまで行くと、玄関のガラスにヒビが入ってたり、二階の網戸が落ちていました。以前強風の時われたガラスの扉だったので午前中は、ガラスにテープを貼ったり、木の片付けで終わりました。今回被害にあわれた方々大変でしょうが頑張ってください。


[272] 台風が近づいています
投稿者:三谷 投稿日:2003/09/12(金曜) 16:19

 昨日の大雨と台風で、今日予定されていた調査は中止しました。ところが、今日の日中は晴れ。そうなると不思議なもので、本当に台風は来るのか?と気になり出します。

 先ほどから、雨が降り始めました。「やっぱり台風、来るんだ」と納得します。今日はセンター職員は早めに帰ります。


[271]
投稿者:荻野 投稿日:2003/09/11(木曜) 19:15

 今日の棹崎公園の天気は雨です。しかし、今日の雨はただの雨ではありません。現在台風14号が接近中だそうです。今朝9時の予想図では沖縄の少し上あたりを北上中だったようですが、明日は更なる北上に伴い、曇りで断続的に雨が降りぐずついた天気が続くらしいです。

 そうなると思い出すのは前回の台風で水浸しになった佐護周辺・・・。大丈夫だとは思いますが、そうならない事を願います。


[270] 秋の渡り
投稿者:山本 投稿日:2003/09/09(火曜) 19:39

今日は不安定な天気で、雨と晴れの繰り返しでした。残暑は厳しいですが、だんだん朝晩が涼しくなってきましたね。

空ではそろそろ秋の渡りが本格化しているようです。鳥の標識調査などのためにいらっしゃった方の調査地を見せていただくために外に出たのですが、そのとき、イワミセキレイという珍しい鳥が見られました。首の周りの黒い縞が印象的なきれいな鳥でした。そろそろ双眼鏡を手放せない季節のようです。

先週紹介した「ツシマヤマネコ」の本、早速読んでいただいた方から少しずつ感想が返ってきました。リップサービスを割り引いても、まあまあ好評のようで安心しました。親しみやすく、さらっと読める本なので、ぜひ読んでみてくださいね。


[269] むし暑い1日
投稿者:阿比留 投稿日:2003/09/07(日曜) 11:20

むし暑い日がつづく毎日です。涼しい過ごし方はないものでしょうかね。
金曜日の三谷さんの日誌にキノコの写真がありました。
私も何度も見て気にかかっていました。名前がのっていなかったので調べてみることにしました。
何冊か図鑑を調べてみましたところ「マントカラカサタケ」ではないかと思うのですが違うかな。カサが完全に開いていれば分かりやすいかもかもしれませんね。もし違っていたらごめんなさい。

「マントカラカサタケ」であれば、公園の草むらとか、林緑に発生するらしいです。味は温和であるが食毒不明と書かれていましたので、食としては、食べないほうが良いかとおもいます。

新聞の記事に、豊玉町仁位でダンギク見ごろの記事が載っていました。まだ棹崎には咲いていませんが、近いうち棹崎公園にもダンギクの花が見ごろになるでしょう。


[267] 毒?
投稿者:三谷 投稿日:2003/09/05(金曜) 17:31

調査中にみつけたキノコです。
高さ40cmくらいあり、丸い部分は直径は約10cmで、野球ボールが中に浮いているように見えました。見た目では毒がありそうに思えますが、どうでしょう。

[Res: 267] こちらは毒
投稿者:三谷 投稿日:2003/09/05(金曜) 18:01

 強い毒性があるツシママムシです。

 図鑑によると、マムシの交尾期は8月下旬から9月、翌年の同じ頃から10月はじめに子ヘビを産むそうです。また、夏の間、妊娠したメスが胎児の発育を促すため日光浴に出ているので、人間と遭遇し、咬傷事故が起きやすいそうです。

 なるほど、夏場にマムシをよく見かけるのも、この頃、複数のマムシが一カ所に集まっているのを見るのも、生態的な理由があったのですね。
 などと感心しているばかりではなく、山に行くときは、足もとをよく見て、長靴を履いてでかけましょう。


[265] ヤスデが・・・
投稿者:荻野 投稿日:2003/09/04(木曜) 17:47

 今年のセンターは夏場のアブに引き続き、ただ今ヤスデが大量発生中です。まず、朝センターの通用口前にヤスデ。入って玄関ホールにヤスデ。事務室にヤスデ、と床のあちこちにヤスデが発生中です。しかしこれはセンターの限ったことではなく、対馬のあちこちで同じく発生している様です。

 私は今まで知りませんでしたが、ヤスデの多くの種類はつつくととてもにおいのする液を出すそうで、とても臭いく困っています。開館前に掃除はしておりますが、後から後から出てくるので、来館者の皆様、センターにいらっしゃる際は足元にはお気をつけ下さい。


[264] ツシマヤマネコの本ができました
投稿者:村山 投稿日:2003/09/03(水曜) 17:38

ろうきんブックレット14「ツシマヤマネコ 対馬の森で-野生との共存をめざして」(ツシマヤマネコBOOK編集委員会)が完成しましたた。最近のツシマヤマネコに関する情報をわかりやすくまとめた内容になっているのではないかと思います。ツシマヤマネコの現状や保護活動について「そうだったのか」とか、「こんなこともあるのか」と思っていただければうれしいです。

対馬島内、長崎県内の方はお近くのろうきんブックレットを取り扱う書店で手に入ると思います。またセンターの窓口でも販売いたします。県外の方はお近くの書店で注文、または九州労金長崎本部(095-827-3143)までお問い合わせください。

ろうきんブックレット14
「ツシマヤマネコ 対馬の森でー野生との共存を目指して」
ツシマヤマネコBOOK編集委員会 著
対馬野生生物保護センター 監修
発行:九州労金長崎本部 (電話095-827-3143)
発売:㈱ 長崎労金サービス
定価:476円+税=500円
ISBN4-900895-39-3 CO345 ¥476E


[263] 夏の終わり・・
投稿者:山本 投稿日:2003/09/02(火曜) 18:56

あっという間に9月になってしまいました。今年は夏らしい夏はとても短かったのですよね。夏も終わり、年度後半に向けて仕事も忙しくなりそう。と言いつつ、明日から遅い夏休みです。リフレッシュして戻ってきます。

そう言えば8月20日でホームページ開設から1周年でした。これまでのアクセスが約40,000件。おそらく日本中から見ていただいているのですから、すごいことですね。ホームページ製作や管理に力を貸していただいている西さんに心から感謝です。


[262] 今週は・・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/08/31(日曜) 11:23

 今週は、荻野さんが書いているように24日~26日は、センター初めての企画で、スタディーツアーが行われました。それぞれ希望のコースに分かれ、対馬体験が始まりました。その途中突然雨がふってきてどうなる事かと思いましたが、それぞれ何とか無事に対馬体験を終えることができました。短かった3日間でしたが学生さんの感想文では、皆さんの満足度はなかなかの高得点でした。ツアーにかかわれた先生方、そしてスタッフの皆さんお疲れ様でした。

 さて今週の棹崎公園では色々な事がありました。まずはじめに林道の土砂崩れ、おお風の為公園の中の樹木が2本も倒れ道をふさいだり倒れた木は、(センターに工事の為に来ている業者の方に木を除けてもらいました)お世話になりました。それとセンターの玄関のガラスが割れていたり(おお風のせいだと思う)バタバタした今週でした。

 昨日今月最後の巡視に回りました。だいたい回ってせせらぎ園地の池の横を通ると、池の中にピンクの色が見えたので池をのぞくと蓮の花が咲いていました。淡いピンク色でかわいい花です。今は少ないので目立ちませんが池全体に増えるといいなと思っています。ちょっとのぞいてみませんか・・・。 


[261] スタディーツアー
投稿者:荻野 投稿日:2003/08/28(木曜) 18:47

 今週の24日(日)~26日(火)まで、ツシマヤマネコスタディーツアーが行われました。参加された学生の皆さんは、対馬まで来ただけあり真剣そのもの。

 初日は3人の講師の方々による講義、2日目は痕跡調査、海、木庭作の3コースに分かれ、対馬を体験していただきました。そして夜は「私達の見た対馬」と題してワークショップ、その後地元の行政に関わる方やツシマヤマネコ応援団、体験ツアーの講師の方々を招待しての自由な意見交換を行いました。少人数だったこともありとても濃いスタディーツアーになったと思います。私も学生の皆さんから色々と刺激を受け、私にとっても良い3日間になりました。こういった想いを持った方たちがどんどん育っていってくれることを願います。

 最後に参加者の皆さんでパシャリ。みなさんお疲れ様でした。


[259] サーバーメンテナンスのため、ご迷惑をおかけしました。
投稿者:村山 投稿日:2003/08/28(木曜) 10:42

先週20日から26日までの期間、サーバーメンテナンスのため、ホームページの掲示板方式のコーナー(職員日誌、ニュース、自然館)を観ることができなくなっていました。更新ができない状況が続いたため、その事をお知らせすることもできず、皆様にはご迷惑をおかけいたしました。

さて、24日~26日はツシマヤマネコスタディーツアーでしたが、参加した学生の皆さんは、対馬の自然やそこに住む人々に触れ、充実した3日間を過ごしていった様子でした。皆さん本当に真剣そのもので、講師の方々から得られる情報をもらさず持ち帰ろうとしていました。今後も、野生生物に関わる仕事を目ざして有意義な学生生活を送ってほしいと思います。そしてまたいつか対馬にも来てくれたらうれしいです。

[Res: 259] Re: サーバーメンテナンスのため、ご迷惑をおかけしました。
投稿者:村山 投稿日:2003/08/28(木曜) 10:44

こちらはスタディーツアーでの痕跡調査体験の様子です。


[258] ウィルスにやられた~
投稿者:山本 投稿日:2003/08/20(水曜) 10:34

先週、世間をにぎわしているMSブラストウィルスにやられてしまいました。ホームページを管理していただいているNさんの手助けをもらってなんとか回復しましたが、みなさんも対策はお済みですか。
おまけに、昨夜、帰ろうとしたら車の調子がおかしくてエンジンがかかりません。ここのところバッテリーがよく上がっていたのですが、フル充電したばかりなので、バッテリーの問題だけでもなさそうです。
そんなこんなで(??)日誌を書くのを忘れてしまいました。スミマセン。昨日の私の星座占いは星1つ、当たりでした。


[257] お盆も終わり・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/08/17(日曜) 11:31

 昨年はお盆をはさんでのⅠ週間の入館数は、662人でしたが、今年少し増え687人でした。子供の来館者も多く「自由学習」にと、ツシマヤマネコの事を調べたいと、資料を集めに来る子ども達が、昨年より多く見られたように思われます。

もっと沢山の子供達、そして大人もツシマヤマネコについて少しでも感心をもって頂き、対馬のヤマネコを絶滅から救っていけたらな~とおもいます。

お盆も終わり、涼しくなるのを待つばかりですが、今年の暑い夏はいずこに・・・ふくざつな心境です。


[256] センターもお盆でおおわらわ
投稿者:三谷 投稿日:2003/08/15(金曜) 18:13

 お盆の対馬は、人がたくさんです。
 島外から遊びにきたらしい子ども達を、花火や自転車に連れだして、張り切って遊ぶおじいさんを目にします。家の中ではおばあさんが、美味しい料理や子ども達の好きなものを用意しているのでしょう。

 今日はセンターにも、150人を越えるお客さんが訪れました。いつもよりも、若い人が多くてにぎわう対馬です。いつもこうだといいのにな。


[255] ついにヤマネコを!!
投稿者:荻野 投稿日:2003/08/14(木曜) 17:34

 先週の木曜日の話ですが、4月に対馬に来て4ヶ月、ついに野生のヤマネコに出逢うことができました!

 夜ヤマネコに逢えないかと、気をつけて見てはいましたがいつも出逢えず。そうそう見れるものでもないのはわかっていますがいつもこうだと運がないのかと、落ちこんでもきます。しかし、この日は違いました。光る目を発見し、よくよく見るとヤマネコの形がはっきりと!生息しているのはわかってはいても、実際に野生のヤマネコを見るのは初めてだったので、改めてここにはまだヤマネコが生きているという実感がわきました。今思い出してもとっても嬉しい体験です。

 こんな風に野生のヤマネコを見て嬉しくなってしまうのは私だけではないはずです。多くの野生生物が生息している対馬の自然を、ヤマネコと共にいつまでも残したいものですね!


[254] 今日から厳原でツシマヤマネコ展
投稿者:村山 投稿日:2003/08/13(水曜) 22:46

今日から22日まで、厳原町中央公民館でツシマヤマネコ展を開催します。設置には支庁や役場、公民館の職員のみなさん、そしてボランティアの西さんにお世話になりました。

設置している最中から子供たちが見学を始め、たのしそうに展示を見学してくれました。19日には柚木 修さんによる自由研究相談会もありますので、ぜひお出かけください。

さて、昨晩は満月、そして今年のペルセウス流星群の極大日でした。今月の満月の夜の散歩はそれを目当てに出かけてみました。あいにくの曇り空でしたが、流星が流れることろを何度か見ました。
以前話題になったしし座流星群の時には大雪で見えるどころではない場所に居たのですが、このペルセウス流星群では流れ星を見ることができてとりあえず満足です。今夜も出ているはずなので、外が晴れている場所に居る方は外にでてみてはいかがでしょう?

ニュースにも出ていると思いますが今月末(確か27日)夜は火星が最大に見えるはず。外にでて空をながめてみませんか?http://www.astroarts.co.jp/special/2003mars/introduction-j.html

昨日の満月の夜の散歩はヤマネコにも出遭うことができ、充実した気分でした。


[253] 虫の音
投稿者:山本 投稿日:2003/08/12(火曜) 10:13

9日(土)は、「虫の音を聴く会」でした。集合したのは夕方6時で、まだまだ明るかったのでセミの声ばかり。植物や昆虫の観察をしながらゆっくり夕方の散歩を楽しんでいると、日が暮れて、パタッとセミの声が鳴きやみました。それからはコオロギたちの世界です。リリリリ、コロコロコロ、ジジジジ、チチチと、注意して聞くといろいろな声があります。一つ一つ講師の柚木さんから説明がありましたが、なかなか覚えられません。中でも一番目立っていたエンマコオロギの声だけ覚えて帰ることにしました。
もう一つおまけに、アオバズクが近くで見られました。遠くでホォホォとないていたのを、柚木さんが鳴きまねをして、近くまで呼び寄せました。自分の縄張りを守ろうと、近くまでやって来て一生懸命鳴くのです。本人としては、必死の形相だったのでしょうが、とてもかわいらしい姿でした。
夕暮れの散歩は、涼しくて気持ちがよかったです、が、マムシや虫刺されにご注意!

昨日の朝、海に行って泳ぐとクラゲがたくさん。腕を刺されてしまいました。夏の始まりも遅かったけど、終わりも早いです・・。すぐに秋がやってきそうです。


[252] シカを見た。
投稿者:阿比留 投稿日:2003/08/10(日曜) 12:31

 今週は、野生のシカを目撃しました。それは、センターから帰宅する途中、国道365号線御嶽公園から200メトル手前の道の真中に立ち止まっていたのですがこちらの車に気づき杉林の中に逃げこんで行きました。逃げる時見えたお尻の真っ白い所が印象的でした。とても綺麗なオスのシカでした。

ツシマテンとか、鳥は、朝通勤の途中や、帰る時など目撃するのですが、ツシマヤマネコの目撃が少なくなりました。私も今年に入ってからまだ1度も目撃していません。

目撃された方は、是非センターの方に情報をお知らせ下さいお待ちしています。

8月8日(土曜日)は、自然教室で「虫の音を聴く会」がありました。
沢山虫の音を聴けたらよいですね。結果を聞くのを楽しみにしています。


[251] 毎日暑いです
投稿者:荻野 投稿日:2003/08/07(木曜) 18:46

 今週の日曜日と火曜日は海に初泳ぎ!に行きました。もちろん日曜日は午後から1日中ですが、火曜日は朝出勤前に上対馬町の三宇田浜に泳ぎに行きました。

 ここはツシマヤマネコ応援団のNさんがしきりに「三宇田浜はクラゲが多い」とおっしゃっていたので、半分びびりながら海に入りました。しかし朝早いせいかクラゲは全くおらず、水温も暖かすぎず冷たすぎずでとても気持ちよかったです。日曜日に行った茂木浜といい、対馬の海はとっても綺麗です。

 梅雨もやっと去り、海水浴シーズン突入!みなさんも短い夏を楽しみましょう。


[250] 暑いですね・・。
投稿者:村山 投稿日:2003/08/06(水曜) 15:25

先日、友人が対馬に来たので、知人にお願いして休日にウェイクボードに行ってきました。水上スキーのスノーボード版のようなものなのですが、面白かったです。しかし、翌日の筋肉痛はひどかったです。日ごろの運動不足が全面的に明らかになりました。久々にアドレナリンが出るようなスポーツができましたし、対馬の新しいところを発見できました。体をきたえるべく、私も朝の海に出かけていますが磯なので生き物がたくさん泳いでいて、飽きません。

夏休みに入って、センターのお客さんの数もずいぶん多くなっています。うれしいことです。


[249] 夏本番!
投稿者:山本 投稿日:2003/08/05(火曜) 17:01

暑くなりましたね。長かった梅雨が明けて、完全に夏です。なまった身体をなんとかするために、今年はなるべく海に泳ぎに行くことにしました。今朝も出勤前に近くの海で一泳ぎ。軽い運動にもなり、朝なのであまり日差しも強くなくて、爽快な気持ちで仕事を始められました。

今日から、ヤマネコを屋外で飼育するためのケージの工事が始まりました。夏休み中にセンターにいらっしゃる方には、騒音で少しご迷惑をおかけするかもしれませんがご了承ください。


[248] またもや日誌の遅れ申し訳ない・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/08/03(日曜) 23:29

 またもや日誌遅れてしまいました申し訳ないとおもいます。
じめじめの梅雨明けもして、晴れ晴れとした夏日が続き何日も韓国の島が見えていました。昨日と今日は隠れてしまていました残念です。

センターに来館されたお客さまにそう告げると残念がられます。そんな時は、いつも見えるわけでは無いと告げ、センターに韓国の写っている写真の所に案内し「見えるときはこんな風に肉眼でも見えるんですよ」と説明します。そうすると「すごいですね~」と返ってきます。

今度また、対馬に見えたときは、ヤマネコそして韓国が見えるといいですね。またの来館をお待ちします。


[247] シカ・イノシシ肉の生食は要注意!
投稿者:三谷 投稿日:2003/08/02(土曜) 12:18

 新聞で、シカ肉とイノシシ肉(肝臓)を生食した兵庫県と鳥取県の方がE型肝炎に感染し、そのうちの1名が亡くなったことが報道されていました。野生動物の肉からE型肝炎に感染したことが確認されたのは、世界で初めてだそうです。

 家畜化されてから長い歴史があるウシでさえもBSE(狂牛病)のような新たな人畜共通感染症がでてきます。野生動物からの感染症は、これまで充分に調べられていなかっただけで、何かあるに違いないと思った方がよさそうです。今後、研究が進めば、もっと他にも人間にうつる病気が分かってくるでしょう。「今まで食べても大丈夫だった」という方も、たまたま大丈夫だったのかもしれませんし、まだ症状が出てこない潜伏期間なのかもしれません。

 私も食卓に美味しそうなシカ刺しなど並んでいると、「寄生虫や病原菌を持っているかもしれない」と思いつつも、つい、生で食べたこともありましたが、もう食べません。シカやイノシシなど野生動物の肉は必ず加熱してから食べましょう! 


[245] さかな釣り
投稿者:荻野 投稿日:2003/07/31(木曜) 19:57

 今週の日曜日はツシマヤマネコ応援団のNさんに、対馬に昔からいる”対州馬”のレースが行われる「馬跳ばせ」と魚釣りに連れて行っていただきました。

 船に乗って岸に離れること5分。船に乗って釣りに行くのも初めてです。360度自分の周りが海というのはとっても気持ちのよいものですね。

 ビギナーズラック(?)にも恵まれ、早くもヒット。イトヨリという魚です。ピンクと黄色の縦縞に、尾鰭の上の方が糸のように長く、煮付けに最高です!何匹か連れた後、後半は運にも見放され何も釣れなくなってしまいましたが、何も釣れなくても海と山に囲まれてぼーっとしているだけでとても気が晴れ晴れしてきました。たまにはこういったゆっくりとした時間も大切ですね。

[Res: 245] Re: さかな釣り
投稿者:荻野 投稿日:2003/08/02(土曜) 11:49

 これが馬跳ばせの様子です。


[244] ツシマヤマネコ展、上対馬で好評開催中!
投稿者:村山 投稿日:2003/07/30(水曜) 13:26

7月25日から上対馬総合センターで開催中のツシマヤマネコ展ですが、大変好評の様子です。アンケートにも答えていただいていますが、鳴き声やフン分析、足跡などの、ヤマネコを実感できるような展示物が子どもたちには人気のようです。

8月1日(金)と7日(木)にはツシマヤマネコ展の会場で柚木修さんによる自由研究相談会が開催されますので、自由研究について相談したいことがある小中学生はぜひ出かけてみて下さい。

梅雨明けはしたもののどこか涼しい対馬です。今日はヒトツバタゴの自生地、岐阜県から来た小学6年生が午前中のあまりの寒さに海水浴は切り上げてセンターを見学にきてくれました。ヤマネコについて勉強してもらえたことは嬉しいですが、せっかく楽しみにしていた海水浴ですので、午後からは水温が上がっているとよいのですが・・。


[243] 100年戦争!?
投稿者:山本 投稿日:2003/07/29(火曜) 11:43

週末に、御岳の国有林巡視員をされているNさんの巡視に同行させていただきました。
巡視の途中で発見した木にびっくり。大きなモミの木の脇からもう一本の木(樹種不明)が斜めに出ています。最初は隣同士だったのでしょうが、モミが次第に幹を太くしていって、お隣の敷地まで侵入してしまったのですね。今は隣の木は枯れてしまっていました。ここまでなるまでに何年の時が経ったのでしょう。数十年、もしかしたら100年くらい経っているのかも。まさに100年戦争ですね。
人間のいざこざなんて、ちっちゃい!?


[242] 60名の小学生とは ②
投稿者:荻野 投稿日:2003/07/26(土曜) 19:11

 木曜日は日誌を書くのを忘れていました。すみません。

 昨日は、三谷さんの日誌にもある通り、九州北部から60名の小学生をセンターに迎えました。
 私は3つのコースのうちの一つ、痕跡探し体験を担当しました。このコースは、棹崎公園内を歩きながらヤマネコをはじめ、テンやイタチ、シカ、トリなどの「動物がそこに生きている証拠=フンや足跡」を探すというもの。普段街中に住んでいるとなかなか人間以外の動物が生きているという実感はわかないものです。ですから歩きながらヤマネコのフンを見つけても「本当にここにツシマヤマネコがいるの!?」と子ども達に何度も聞かれ、「これは何のフン?これは何?」の質問の嵐。普段見ることも実感もできない動物達がここに生きているのを知れるのがとっても嬉しいようです。そしてみんなでフンをツンツン。ネズミの毛や植物が入っている事に気付いたりと、コースが終わる頃にはみなさんもうすっかりヤマネコ博士です。
 準備は大変でしたが、子ども達の「すごく楽しかった!」という声と顔を見る度に、本当に嬉しい気持ちになります。野生生物は気をつければ意外にも身近にいるのかもしれません。今回参加した子ども達が、このままの優しい気持ちを持って成長してくれる事を願います。みなさんまた来てくださいね!


[241] 60名の小学生とは
投稿者:三谷 投稿日:2003/07/26(土曜) 01:41

 今日の午前中、九州北部3県から60名の小学生を迎えてヤマネコ講座を行いました。内容は、これまでもセンターで行われてきた「ヤマネコ博士養成教室」「痕跡(フン)探し」「ヤマネコのフン分析」の3講座なのですが、センターの野外を含む子供向け講座として過去最高人数なので、準備も大変でした。

 60人の小学生を3グループに分けて、3つの講座を交代で受けてもらいました。ということは、スタッフは同じ内容を3回繰り返すということです。私はフン分析を担当しました。メンバーや状況により各グループの雰囲気は変わるのですが、フンのなかから何かみつけ始めると、熱中して、「これ何ですか、これ何ですか?」の洪水になるのは、どの班も同じです。子供達は楽しんでくれたようで、ホッとしています。

 参加した子供達の多くが、自然や野生動物が身近に感じられる大人になりますように。


[239] 「とらやまの森」21号できました
投稿者:村山 投稿日:2003/07/23(水曜) 19:00

「とらやまの森」21号ができました。センターの窓口では早速配布をはじめています。対馬内全戸配布されるのはもうしばらく先のことになると思いますが楽しみにお待ち下さい。ネットをご愛用の方はネット版とらやまの森が出るまでもうしばらくお待ち下さい。

ところで、今日梅雨明けをした模様です。今朝の豪雨が嘘のように、現在は晴れ上がっています。今年の梅雨前線はとても活発でした。長雨が終了し本格的に暑い日々が始まります。写真は今日夕暮れの棹崎です。

とりあえず布団をたっぷり干したいところです。

[Res: 239] Re: 「とらやまの森」21号できました
投稿者:村山 投稿日:2003/07/24(木曜) 11:21

梅雨明け・・だと信じていたのですが、どうやら明けていないらしいです。先走ってしまいました。早く夏にならないかと待ち望んでいるせいですね・・・。早く梅雨明けしてほしいものです。


[238] 自由研究相談会!
投稿者:山本 投稿日:2003/07/22(火曜) 17:49

この夏、移動ツシマヤマネコ展を3町で開催しますが(イベント情報参照)、開催期間中に、柚木修さんによる「自由研究相談会」が開催されます。柚木さんは、センターの自然教室の講師としても何度も登場されていますが、鳥を中心として自然に関する知識が豊富で、話も楽しい方です。
自然や生きものをテーマに自由研究をしようと思っているあなた!困ったことがあったらぜひ相談に行ってみて下さい。自由研究でなくても、日ごろの疑問、質問に答えてくれるはず。お楽しみに!
日程は、
8/1(金) 上対馬総合センター
8/7(木) 上対馬総合センター
8/19(火) 厳原町中央公民館
8/28(木) 豊玉町中央公民館
時間はいずれも13:00~17:00です。


[237] もう梅雨あけたの・・・?
投稿者:阿比留 投稿日:2003/07/19(土曜) 18:26

 今日は連日続いた雨も上がり、久しぶりの晴れでセンター来館者も、70名とまずまずの入館数でした。
午後センターの周りに何かいないか見てみると、なんと6・8cmぐらいの対馬ヒラタクワガタのオスを中心に、その周りにはメスのクワガタが6匹ぐらいいました。ちょうどその頃親子連れの来館者が、いらしていたので子ども達に、クワガタを見てもらいました。
図鑑を出してくると家族で、のぞき込み楽しそうに調べていました。


[235] 「あなたが世界を変える日」
投稿者:三谷 投稿日:2003/07/18(金曜) 22:32

 「あなたが世界を変える日」は、最近、出版された本です。カナダ人の12歳の少女セヴァン・カリス=スズキが、1992年にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開かれた環境サミットで行ったスピーチの内容と彼女がそこに至る経緯が書かれています。このスピーチは、「リオの伝説のスピーチ」といわれています。

 その中の有名な一節を紹介します。「(略)絶滅した動物をどうやって生き返らせるのか、あなたは知らないでしょう。そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのかあなたは知らないでしょう。どうやって直すのかわからないものを、こわし続けるのはやめてください。」

 とてもシンプルで納得できる一言だったので感動しました。また、彼女が自分の中の種のような気持ちを育て、ごく素直に行動して、実現していく様子は、読んでいて気持ちがいいですよ。
 新聞にこの本の書評がのった日に島内の書店で買いました。対馬の流通も、本土に劣らないということかと頼もしかったです。 

[Res: 235] こんな本です。
投稿者:三谷 投稿日:2003/07/19(土曜) 12:09

絵もきれいです。


[234] セミ!
投稿者:荻野 投稿日:2003/07/17(木曜) 18:28

 昨日、ツシマヤマネコ応援団のNさんより「セミを捕まえたからセンターのポストにいれておくね!」というお電話を突然頂きました。以前私が「種の違いはよくわからない。」と言っていたのを覚えていて下さったようです。今日ポストをのぞいてみると・・・いました!ひっくり返って死んでいるかと思いきや、元気なセミが2匹。図鑑で調べツクツクボウシとニイニイゼミ、と一応区別をつけることが出来ました。まじまじ見てみると羽根の色、模様の入り方、背中の柄等々たくさん違う所があり、なるほどなるほどと1人納得しました。

 8月9日には第12回自然教室「虫の音を聴く会」が実施されます。セミ以外にもきっと色々な虫の音を聴くことができると思います。真夏の夜に対馬を散歩。きっと気持ちも良く、対馬ならではの四季を感じる事が出来ると思います。みなさん、ぜひぜひご参加下さい。


[233] ツシマヤマネコスタディーツアー
投稿者:村山 投稿日:2003/07/17(木曜) 14:26

8月24日~8月26日、ツシマヤマネコについて勉強したい!という学生の方を対象に、ツシマヤマネコ・スタディーツアーを開催します。

日本獣医畜産大学野生動物学教室の羽山伸一助教授、対馬在住のナチュラリスト柚木 修さん、センターの山本さんを講師として、野生生物の保護、ツシマヤマネコの保護対策、地域とツシマヤマネコとの共生などについての講義を実施します。そして地域の方と対馬体験ツアーを通してツシマヤマネコ保護をじっくり考える機会になる予定です。
7月25日が申込み締切となっていますので、参加したい方はぜひ!
詳しい内容はイベント情報いろいろに掲載されています。http://twcc.cool.ne.jp/center/event-calendar.htm


[232] いかん、書き忘れた・・。
投稿者:山本 投稿日:2003/07/16(水曜) 09:59

月・火と、阿蘇に出張に行っていました。対馬の野生生物保護センター(自然保護官事務所)は、環境省の九州地区自然保護事務所の管轄です。同じ管内には、屋久島や雲仙、阿蘇くじゅうなどの国立公園の事務所などがあり、総勢30人くらいの職員が働いています。年に二度くらい管内会議というものがあり、顔を会わせて連絡事項の伝達や意見交換をします。課題も幅広く、各現場の抱えている問題などがわかって興味深いです。
でも阿蘇は遠い・・。

九州地区自然保護事務所のページはこちら(↓)
http://www.sizenken.biodic.go.jp/park/kyushu/index.html


[231] この雨いつまで・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/07/13(日曜) 11:23

 毎日毎日よく降る雨です。室内は1日中じめじめとして気がめいってきます。この1週間を降りかえると雨があがったと思えば、深い霧がひろがり、何も見えない状態でした。
そんな中でも、一目でもヤマネコを見てみたいと訪れる人たちがいます。そんな人達に楽しんで、ヤマネコのことを、知っていただき又来たいと思っていただけるように頑張って行きたいと思います。

早く梅雨あけしてほしい・・・青空がみたい・・・


[230] 雨・雨・雨
投稿者:三谷 投稿日:2003/07/11(金曜) 23:00

 今日は、室内で資料の整理やまとめをしていました。1日中、雨ふりで、外を見ればドンヨリとした空気が漂っています。
 
 夕方、南限調査を担当されているMさんがいらっしゃいました。南限調査とは、上島のツシマヤマネコ分布域の南限、つまり豊玉町・美津島町あたりの痕跡調査のことです。なんと、この雨の中、痕跡調査をされたということで、見つけたフンを持って来られました。本当に、お疲れさまでした。

 ツシマヤマネコの分布調査は、多くの人々による地道な作業の積み重ねで行われています。調査中に自然は様々ものを見せてくれますし、楽しいことも多いですが、大変な時もあります。でも、「ヤマネコ保護や対策の基礎資料として役立てたい」という目標があればこそ、みんなで頑張っています。


[229] ニイニイゼミ
投稿者:荻野 投稿日:2003/07/10(木曜) 18:16

 先週の国境マラソンといい今日といい、最近全くすっきりと晴れない対馬です。しかし、今日はセンターの玄関で「いいもの」を拾いました。ニイニイゼミとクワガタです。詳しくはありませんが、結構虫が好きな私としては特にクワガタは嬉しくて!!梅雨が明けて夏になると、センター周辺でも大変よく見られるようでまた一つ楽しみが増えました。ニイニイゼミは初めて見ましたが、3~4cmと小さくてとっても可愛いですね。
 
 ちなみに先週の国境マラソンは大雨の中、島外や韓国からも多数参加されにぎわいをみせていました。やはりイベントは楽しいですね。それに走った後は「対馬ならでは!」の豪華バーベキュー!1人に一つずつ特大サザエとアジ、とんちゃんに(特製のたれに豚肉をつけたもの。対馬の人に親しまれています)ごはん一杯!!皆さんもぜひ来年は参加されてはいかがでしょう?たまには走ってみるのもきっと楽しいですよ。

 


[228] ホームページ更新情報!
投稿者:村山 投稿日:2003/07/09(水曜) 17:48

今日はHP更新情報です。っていっても皆さんトップページからこちらへ来るので更新情報はもうチェックされているかな?

絶滅危惧種展の様子がホームーページにUPされました。
http://twcc.cool.ne.jp/journal/200306-center/200306-zetumetukigusyuten.htm
そして!ツシマヤマネコのペーパークラフトコーナーが新設されました。
http://twcc.cool.ne.jp/center/paper_craft/paper_craft.htm
簡単なのでぜひプリントアウトして作ってみて下さい。ちょっと厚手の紙が良いと思います。

対馬は雨、雲仙は霧、そんな毎日ももう少しです。今年の夏は泳ぐぞ!と思っていますが、そんな風に決意した昨夏に泳いだのは確か一度だけ・・・。いや、今年は絶対に泳ぐぞ~。


[227] 霧の雲仙普賢岳
投稿者:山本 投稿日:2003/07/08(火曜) 18:17

週末に雲仙に行ってきました。3月まで対馬で一緒にヤマネコの仕事をしていた人が、今は雲仙に住んでいらっしゃるので、遊びに行ったのです。遊びに、とは言っても、結局ヤマネコの話ばかり。普賢岳災害後の緑化事業に取り組んでいる方の話を聞いたり、現場を見たり・・。更に夜3時くらいまでヤマネコや対馬の話で盛り上がりました。
とても、温泉でゆっくり、という生易しい旅行ではなかったのですが、出張ではない島外脱出も久しぶりだったので、少ーしリフレッシュできました。
普賢岳は霧で一度も頂上を見られませんでした。今度は天気のいいときに、本当にゆっくり温泉につかりに行きたいなー。


[226] 今日1日霧の棹崎・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/07/05(土曜) 17:49

今日棹崎の1日は、朝は大雨で、やんだかなと思えば深い霧につつまれ一面真っ白でした。こんな日でも来館者、33名とまずまずの入館数でした。

明日は、上対馬町内での「国境マラソンIN対馬」が開催されるそうです。マラソンには、センターのスタッフのOさんも参加されます。応援には行けませんが、頑張ってください。センターからエールをおくりたいと思います。

参加される皆様帰りには是非、対馬野生生物保護センターへも立ち寄ってヤマネコを見ていってください、お待ちしています。


[224] 西表に行って来ました。
投稿者:三谷 投稿日:2003/07/04(金曜) 19:16

 山本さんの日記でも紹介されている会議や野生動物医学会に参加した後、西表に行ってきました。
 
 本や報告書の地図を眺めても、なんだか平面でイメージがわかなかったのですが、行ってみて様子がやっとわかりました。
 ジャングルばかりかと思っていたのですが、田んぼやパイナップル・サトウキビといった耕作地もありました(左写真)。島の外周道路では、対馬と同じようにヤマネコの交通事故が起こっているそうです。
 
 西表でも、ヤマネコなど野生動物は、人間の生活と隣り合わせでした。ずっと人間の影響を受けてきた日本の野生動物だからこそ、共存していく方法を考えることもできるだろうと、気持ちを新たにすることができた沖縄行きでした。


[222] 強風です。
投稿者:荻野 投稿日:2003/07/03(木曜) 16:30

 今日の対馬は朝からの雨に加え風がとっても強く、センターの周辺も例のごとく強風にみまわれました。午後から雨は止んだものの、依然風は強く観光客の皆さんもバスからセンターまでの間、髪の毛をおさえながら走ってきます。ちなみにセンター周辺は大体風速14~17mほどでした。10mを越えるとわりと強いようです。

 さて、今週の日曜日は「国境マラソンン」です。対馬ではけっこう大きなイベントらしく、対馬に来たばかりの私としては参加の予定です。一応3キロコースに(軟弱な!と言われてしまいそうですが・・・)参加予定です。最近運動不足気味ですので楽しく走れたら、と思います。頑張るぞー!!


[221] にがりだけに・・
投稿者:村山 投稿日:2003/07/02(水曜) 19:42

最近、塩作りをされているHさんのすすめもあって、手作りのにがりをお茶などに入れて飲むようにしています。

アトピーやリュウマチなどの病気にも良いらしです。私はミネラル不足を補うために飲んでみようかなと思いはじめてみました。Hさんのすすめに従ってお茶に一滴入れた程度ではほとんどその味は変わりません。ただ、今日は最初に入れ忘れたため、少ない量にしかもちょっと間違えてドボっと入ってしまいました。

にがりだけに、にが~いのです!これが。健康には良いこと間違いなしでしょう。

さて、仕事のほうでは夏の企画をたてているところです。先日新宿御苑で開催された絶滅危惧種展のために制作した展示物がこちらに帰ってきました。それを活用したパネル展示などを考えています。おたのしみに。


[220] 対馬はさわやか~
投稿者:山本 投稿日:2003/07/01(火曜) 20:35

昨日まで沖縄に行っていました。西表や奄美、やんばるにある対馬と同じような野生生物保護センターとの連絡会議や、日本野生動物医学会などに出席しました。
沖縄は野生生物の宝庫ですから、問題もたくさん、でも集まっている人たちの熱気もたいしたものでした。気温自体も暑かったんですけどね。

沖縄の風情はまさに東南アジア。台湾やタイに行ったときのことを思い出しました。魅力も熱気もあふれる街なのですが、対馬に戻ってきたらやっぱり落ち着きます。対馬の湿気もそれなりのはずなのに、沖縄に比べたらとてもさわやかに感じました。いろいろなところの話を聞いて、逆に対馬でしっかりガンバロウと思った5日間でした。


[219] 昨日の巡視
投稿者:阿比留 投稿日:2003/06/29(日曜) 14:55

 日誌またもや遅れましたごめんなさい。昨日は、今月最後の巡視に回りましたが、何事も無くおわりました。

しかし公園の燈台付近を歩いているとなにやら頭の上で、「キイキイキイ」とかんだかい声で鳴きながら空を飛んでいる鳥を見つけました。その鳥は、何度も何度私の頭上を、キイキイ鳴きながら回るので少し怖くなり足早に鳥の見えない木のしたに行きました。センターに戻り野鳥図鑑を開き見てみるとそれは「ハヤブサ」でした。いつもは気にならないのですが、広い公園で1人だったので怖く感じたのかもしれません情けないですね。

これから暑くなると私の嫌いなヘビ達が出てくる季節になりました。6月は、ナガムシ「アオダイショウ」は、何度も見て少しはなれてきましたが、あの体を目の前で見るとギョッとしますね。出来れば私の前には出てくるな・・・と叫びたいぐらいです。


[217] ツシマスベトカゲ
投稿者:荻野 投稿日:2003/06/26(木曜) 18:33

 今日は久々の快晴だったので、ずっとおあずけになっていたツシマスベトカゲのエサであるクモを、棹崎公園の展望台に採りに行きました。

 久々のお天気とあってクモがぴょんぴょんよく跳ねていること!!不幸にも確実にエサとなってしまうクモを10匹程捕まえ、スベトカゲに与えてみると・・・本当なら先週の土曜日にエサを与えることになっていただけあって、クモへの反応の早さには驚きました。絶食させててゴメンナサイ。ちなみにツシマスベトカゲはセンターを入って左側にて飼育中です。現在は3匹いてとてもスベスベかわいいですよ。
 


[216] 福島から帰ってきました。そして執筆活動などなど・・・。
投稿者:村山 投稿日:2003/06/26(木曜) 00:01

福島から帰ってきました。24日の朝にフェリーで到着したのですが、大しけで半日は頭の中がゆらゆらしていました。幸い酔いやすい体質ではないので、ぐっすり眠れたので、仕事をする上での問題は無かったです。

福島県鳥獣保護センターのホームページはhttp://www11.ocn.ne.jp/~wildr294/#
です。ぜひご覧下さい。ちなみに今日の写真は温浴治療中のニホンザルの様子です。リハビリの結果手足にぬくもりが戻ったそうです。
野生生物救護とは、共存とは、などなど、色々なことを考える機会を頂いた一週間でした。

そして、対馬に帰りつき・・。もちろん仕事は山積みです。でも福島で元気をもらった分、パワーアップし、ちょっと気合が入りなおりました。がんばるぞ~。


[215] 執筆活動・・
投稿者:山本 投稿日:2003/06/24(火曜) 22:12

最近の私は、休日も含めて執筆活動にいそしんでいます。やまね工房という野生生物を中心としたぬいぐるみ屋さんの「さとやま通信」や、既に締め切りがとうに過ぎたヤマネコのブックレットなどなど。広報はすごく大切にしている仕事なので、基本的にお話があったときにはお受けすることにしているのですが、少々たまり過ぎました。書き始めると楽しいのですが、第一歩がなかなか出ません。
ようやく気分が乗ってきたので、一気に仕上げてしまいたいと思います。ヤマネコブックレット、完成したらご案内するので、ぜひ読んでくださいね。それより、こんなに締め切りを過ぎて、企画がなくなるなんてことないんだろうか・・。少し、というよりかなり心配。編集社さん、もう少し待ってくださいね。今度こそそば屋の出前じゃありませんから。(これまで本当にゴメンナサイ。)


[214] 今日の巡視は、
投稿者:阿比留 投稿日:2003/06/21(土曜) 17:47

 今日の巡視は、台風の後でもあるので、木の倒れ、土砂崩れなどないか注意深く見て回りましたが、ほとんど被害もなく無事終わりました。先月回った時には、痕跡のフンが少なかったのですが、今日の巡視では、ヤマネコ・テンとも多くみつかりました。巡視の最中にまだ一度もヤマネコを目撃したことがないので出てこないかなと思いながら回っています。

台風の影響で湊から、センターまでの林道に石ころがたくさん落ちていたのが気になっていましたが、これは上県町の清掃の方が、次の朝早くから取り除いて頂いたそうで助かりました。今公園の中の雑草の除去の方もすすんでいます。

昨日の三谷さんの日誌をみて、イノシシの事「私の一言」がそんなににプレッシャーを掛けていたなんて気付かないでごめんなさい。・・反省しています。


[213] 昨日の台風
投稿者:三谷 投稿日:2003/06/20(金曜) 19:17

 写真は台風6号の影響で、川の水位が道路と同じ高さまで上昇し、今まさに溢れ出す、という所です(奥が川、手前は畑。キャベツの頭が覗いています。)。この少し先で、道路は通行止めになっていました。センターの下の佐護地区は、江戸時代に湾を干拓した平地のため標高が低いことや、昨日は台風の接近時刻と満潮時刻が一致したため、あっという間に冠水したようです。
 
 6月6日にイノシシワナを設置して以降、阿比留さんに「かかったぁ?」と連日プレッシャーをかけられたり、(ワナ部分を踏むように、周辺に石やら枝やら置いたので)先輩猟師のNさんに「小細工しすぎ」と指摘されたり、捕れるまで辛い日々が続きます。でも、今回の台風で、ワナや人間の臭いが消えて、捕れるんじゃないかと淡い期待を抱いたりしています。


[212] 対馬の四季
投稿者:荻野 投稿日:2003/06/20(金曜) 10:35

 昨日は対馬に来て初!台風体験でした。川が増水、雨で道が浸水し通行止めになるというびっくりな体験をしましたが、台風をはじめ今週は旬を感じた1週間でした。
 
 センターに関わっている地元の方にモミジイチゴ(木イチゴ)&クマイチゴ採りに連れて行っていただきました。先日降った雨の影響と少し時期を過ぎつつあるせいか実はしぼみ気味・・・。残念でしたが採った分はみんなで美味しく頂きました。イチゴと一言で言ってみても調べてみると何種類もあり、楽しいです。写真はモミジイチゴです。
 そして別の日、今度はあんずを頂きました。私はあんずを食べるのは初めてで食べ方の指導まで受けてしまいました・・・あんずの味はとても甘い、というわけではありませんが、ついつい手が伸びてしまいます。
 みなさんも日本の四季を感じてみてください。とても嬉しい気分になりますよ。


[211] 安達太良山の麓より・・。
投稿者:村山 投稿日:2003/06/18(水曜) 21:59

今週は福島県鳥獣保護センターに研修にきています。県民の森の一部にあるこのセンターには3月に長崎県の自然共生フォーラムで講演をしていただいた溝口獣医師を始めとする野生生物救護スタッフが日夜傷ついた野生生物を治療、看護しています。

こちらのスタッフの自らの使命への真剣さ、前向きな姿勢にただただ感動の毎日を過ごしています。今日で研修3日目ですが、ほんとうに様々な動物たちが運び込まれてきます。タヌキ、ツバメ、アカショウビン、などなどなど・・。それぞれの救護原因は様々ですが、彼らは野生生物の住む世界で何が起きているのかを人間に伝えてくれているかのようです。その現状を読み取り、人間と自然のつきあい方を示してゆくことも救護活動の大きな意味だと感じます。


[210] ヤマネコパペット!
投稿者:山本 投稿日:2003/06/17(火曜) 22:27

子どもたちにヤマネコのことを語るときなどに使う”ヤマネコパペット”が完成しました。とってもかわいいので、ついつい話も聞いてしまいそう・・ですよね。
予想以上の出来ばえに、大人の方が夢中になってしまっています。なるべく多くの人たちに出会えるように、上手に活用していきたいと思います。


[209] イノシシの罠のその後
投稿者:阿比留 投稿日:2003/06/15(日曜) 13:22

 先週駆けたイノシシの罠は、「三谷さんが駆けたもの」どうなっているのか、気になり毎日「今日はどうでした・・・」と聞いてしまいます。かえってくるのは、「今日もだめだった」の答え、三谷さんが言うには何頭もいる痕跡があるそうなので心配です。公園のあちらこちらにほじくり返した穴が出来る前に捕獲できることを、期待しています。
棹崎公園では、長く伸びた雑草もすっきりと刈られて探索しやすくなっています。梅雨入りで雨もおおいけど、是非晴れた日には、お弁当をもってのんびりと体休めに来ませんか。センターでお待ちしてます。


[208] フンの一生
投稿者:三谷 投稿日:2003/06/13(金曜) 21:21

 先々週の日誌で、ご紹介したフンの消失調査に行ってきました。

 識別したフンを観察しながら巡ると、いろいろな変化が見えて面白いです。あれから10日ほどしかたっていないのですが、早くも消失したフンもありました(写真。前回はここにフンがありました。)。消失の原因には、雨に流れたり、昆虫が分解したり、風で吹き飛ばされたり、といったものがあるようです。
 一緒に調査をしてる学生のUさんが、連日、同じ道を痕跡調査をして、落とされた日が特定できるフンがいくつかあります。そんなフンの記録には、『○月○日生まれ』のメモが・・・。でも不思議なもので、識別するとフンでさえも「あのフンはどうなっているかな?」などと思うので、つい「生まれ」って書く気持ちも分かります。


[207] 最後の野イチゴ
投稿者:荻野 投稿日:2003/06/12(木曜) 18:03

 昨日、巡視に行った阿比留さんに野イチゴをいただきました。少し前まではどこにでもあった野イチゴも、もう旬がすぎつつるせいか以前に比べるとあまり見かけなくなってきました。なので最後にとびきり大きく綺麗ないちごをもらい、かなり嬉しかったです。そしてこれがまた、とても美味しい。
 
 今年は野イチゴのジャムを作りました。ジャムが作れるほど野イチゴを採ったのも初めてですし、この間は生まれて初めてホタルも見ることが出来ました。自分が考えていた以上に本当に!綺麗で対馬には驚かされっぱなしです。これからまた季節が移り変わり、夏へと近づいていきます。夏は何が見れるのか、今から本当に楽しみです。


[206] 東京生活5日目
投稿者:山本 投稿日:2003/06/11(水曜) 09:23

土曜日から東京に来ています。新宿御苑で絶滅危惧種展をのぞきました。新宿から徒歩5分くらいの大都会にあって、新宿御苑は緑にあふれたほっとする空間です。その入り口にあるインフォメーションセンターで、環境月間の企画として絶滅危惧種展が開催されていて(~15日)、そのスペースの約半分くらいがツシマヤマネコの展示です。ペーパークラフトコーナーでは、子供たちが楽しそうにヤマネコペーパークラフトを作っていました。少しでもツシマヤマネコが彼らの記憶に残ってくれるとうれしいのですが。
月曜日からは、打ち合わせが続いていますが、ようやく今日の午後対馬に帰ります。そろそろ人ごみに疲れてきたころなので、対馬に戻るとほっとしそうです。
ということで出張先でバタバタしていたので日記が遅れました。ゴメンナサイ。


[205] イノシシ出没!!
投稿者:阿比留 投稿日:2003/06/07(土曜) 18:02

 今日は今月最初の巡視予定で、天気も良く巡視日和でしたが、昨日から風邪気味で体調をくずし残念ながら今日の巡視は、中止して明日回る予定です。
昨日の三谷さんの日誌によると、棹崎に又もやイノシシが、出没したらしく早速ワナをかけられたみたいです。今日は午後から調査に出る予定でしたのでその前にワナの様子を見にいかれましたが、残念ながら掛かっていなかったみたいです。棹崎公園の周りが掘り返される前に捕獲できればよいのですが、明日に期待しています。


[204] またも、イノシシが・・・・
投稿者:三谷 投稿日:2003/06/06(金曜) 22:26

 一昨日、センターの近くの道ばたをふと見ると、イノシシが激しくほじくり返した跡がありました。去年の11月頃は、よくイノシシがセンターの近くに出没し、お客さんに怪我をさせたり、驚かせるのでは?と心配したのですが、その後しばらくして見かけなくなっていました。
 対馬のイノシシは、江戸時代に農作物被害がひどかったため、約9万頭が駆除され、その後、島内に生息していませんでした。しかし、飼育されていたイノシシが逃げたりしたことなどにより、最近は数が増え、農作物被害も大きくなってきています。
 イノシシは、大昔から江戸時代までヤマネコと共存していたのですが、土を掘りながら、昆虫・植物・ネズミ・農作物など何でも食べるので、数が減ってしまった現在のヤマネコにとっては、餌の競合者になったり、子育ての障害になるのではないでしょうか? 
 今朝は出勤前に、ワナをかけてみました。今まで捕れたことがないのですが、今度は捕れそうな気がします。(有害鳥獣駆除の許可を受けて、捕獲しています。)


[203] 自動撮影カメラに写っていました!!
投稿者:荻野 投稿日:2003/06/05(木曜) 17:54

 前回の日誌でも書きましたが、テレメトリー調査で追っているヤマネコが最近よく同じ場所にいたので、先月の24日に自動撮影カメラを仕掛けてみました。29日に回収し、その写真が今日プリントされて返ってきました。

 結果は大成功。36枚撮りのフィルムで35枚に写るという嬉しいことになりました。写真を見る限りでは、保護されていた時よりも太った様、と三谷さん。私は初めてこのヤマネコを見たのですが、私が見ても毛並みもよく元気そうです。

 5月にはセンターで保護されたヤマネコが死んでしまった、という残念なことが起こりましたが、こちらの個体は元気に生きていてくれているようで嬉しい限りです。

 また、先日私も体験した木庭作での麦刈りも、こうした野生のヤマネコ達がこのヤマネコ同様元気に生きられるほんの少しでも助けになったら嬉しいです。


[202] 麦刈り・・・今週のお休みは麦茶を作ります
投稿者:村山 投稿日:2003/06/05(木曜) 10:57

昨日は金田小学校へ行って子どもたちと一緒に「だるま学習」の授業をしました。
今回のテーマは「佐須川をはかる」です。はかるには色々な漢字がありますが、身近な川を題材に、何をどんな風にはかるのかを子どもたち自身に一からに考えてもらい、私たちと一緒にはかろうという計画です。面白い発想がたくさん飛び出していました。自分たちの住んでいる地区を知り、自然に親しむきっかけにもなればいいなと思っています。

総合学習の進め方にも様々あると思いますが、金田小学校は総合学習の時間の一学期を丸ごと各児童のテーマ探しに充てるので、その体験のなかから一番気になる部分を2学期に深めてゆくことになります。

昨晩はそのまま厳原の知人のお宅へ泊めていただき、今朝はテレメをしながら上県へ帰ってきました。テレメ途中、林道でクマイチゴが他のイチゴに少し遅れて最盛期を迎えていました。「ちょっと休憩」とパクリと熟したところを頂きました。香がよくほのかな甘みが美味しかったです。ということで、1日遅れの日誌でした。


[201] 麦刈り・・昔の人は大変だったなぁ。
投稿者:山本 投稿日:2003/06/03(火曜) 22:15

今日は中山、志多留で木庭作の麦刈りをしました。特に夕方から刈った志多留では、完全に手刈りで、刈った麦を稲わらで束ねていきました。ほんの2畝(2アール)くらいを4人で刈ったのですが、これがきついのなんの・・。その後センターに戻ってまた仕事をするつもりでしたが、疲れきって仕事になりません。食べ物を生産するということの大変さ、特に自給自足で暮らしていた時代の人たちの苦労がしのばれました。

今日刈った小麦は、地元の方の知恵をお借りして麦茶にしてみる予定です。うまくできたら”ヤマネコ麦茶”として来館者にお分けできる日が来るかも・・。


[200] 台風の後・・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/06/01(日曜) 14:20

 またまた日誌おくれましたごめんなさい。昨日は午前中は、台風の影響もあり、小雨が降っていました来館者も少なく午後の「自然教室」の時間までに参加される方が見えるのか不安でしたが、20名ほど参加者があり無事に終わりました。今回私は聞くことができませんでしたが、講師の大和氏、お疲れ様でした。

今月予定として組んでいた金曜日の棹崎公園の巡視が、台風で回れませんでした。そこで昨日夕方から晴れましたので、台風が通りすぎた後でもあるし、巡視に回ることにしました。台風の後で木が倒れていないか、土砂崩れはないか心配しながら歩いていましたが、とくに何事もなく終わりホットしました。巡視も終わりセンターに返っている途中何気無くせせらぎ園地の池を覗いて見たら、ピンク色した可憐な蓮の花がさいていました。そのまわりには、たくさんのおたまじゃくしが、にぎやかに泳いでいます、センターに見えたら是非池を覗いて見てください「おたまじゃくし」に逢えるかも・・・・


[198] フンの消失調査
投稿者:三谷 投稿日:2003/05/30(金曜) 17:19

 これまでも、落とされたヤマネコフンがなくなるまでの期間を調べていたのですが(過去の日記で紹介)、今月から、より詳細に規模を拡大して行うことになりました。この調査結果は、フンの数からヤマネコの密度や個体数を推定するための基礎資料となります。
 
 上県町内の路上でみつけたフンに、ビニールテープや赤布でマークがしてあります。見つけた方は驚かないでくださいね。また、この後どういう風にフンが変化していくのか、2週間に1回観察していきますので、触らないようにご協力をどうぞよろしくお願い致します。

[Res: 198] アマガエル
投稿者:三谷 投稿日:2003/05/30(金曜) 17:24

 調査の途中に見つけました。アマガエルは背中の色を周りの環境により変えます(保護色)ので、写真ではフキの葉色に合わせています。最近は、繁殖期になりましたので、夜になると田んぼでアマガエルの大合唱が聞こえます。

 さて今日は大雨で、センターからの帰り道が浸水することが予想されたので、早めに帰りました。途中の田んぼは増水し、植えたばかりの稲が、溺れそうになっていました。なんとか無事に育ちますように。


[197] 自動撮影カメラ
投稿者:荻野 投稿日:2003/05/29(木曜) 18:22

 先週の土曜日に、テレメトリー調査でずっと追っている2頭のツシマヤマネコに自動撮影カメラを仕掛けにいきました。

 一人では入りたくないな、と思ってしまうような薄暗い竹薮の中を分け入り、カメラを2ヶ所に計3台しかけました。私は今回カメラを仕掛けるのも初めてで、また1つ違うことを覚えられて嬉しく思います。

 この2頭は最近定住しがちになっており「写真に写るのでは」との三谷さんの言葉に私も少し期待してしまいます。回収は今週の土曜日に行く予定です。さて、期待通りに写っているのやら・・・


[196] ヤマネコ・ペーパークラフト
投稿者:村山 投稿日:2003/05/28(水曜) 20:39

絶滅危惧種展の展示物のうち、対馬から提供するものについては準備が完了しました。3日から新宿でお披露目が楽しみです。お近くにお住まいの方はぜひお立ち寄りくださいね。
詳しくはセンターのHP内、イベント情報いろいろをご覧下さい。
http://twcc.cool.ne.jp/center/event-calendar.htm

ところで、展示物をつくるなかで、対馬で実習をしていった学生たちが展示制作をいろいろと手伝ってくれています。対馬で出会った人たちが一緒に1つのことをするというのはとても良いことだと嬉しく思っています。

さて、写真は新宿でも使用する予定のツシマヤマネコペーパークラフトです。実習生の一人が作ってくれました。一枚の紙を切り抜いて折り曲げて、耳をつければ出来上がりです。

今回の絶滅危惧種展で制作した展示物はその後、対馬に持ち帰り、移動展示セットとして島内外各地で活用しようと思っています。