対馬野生生物保護センター

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センター職員日誌(過去ログ)

[528] 馬跳ばせ
投稿者:木村 投稿日:2004/10/31(日曜) 18:52

今日は上県町瀬田地区で、7月に行う予定だった初午祭りが3ヶ月遅れで行われました。
対馬には数少ない日本馬の一種である対州馬という気性が穏やかで賢い馬がいるのですが、その対州馬で草競馬を行う伝統行事が初午祭りだそうです。
日曜勤務の私は残念ながら見にいくことはできませんでしたが、出店なども出て賑やかなお祭りだったそうです。
いつも厩舎から顔をのぞかせている対州馬とはよく遊んでもらっているのですが、一度その駆ける勇姿を見てみたいものです。


[527] ひとつひとつ
投稿者:檜山 投稿日:2004/10/30(土曜) 18:24

今日偶然見つけたこのヘンな丸いの。まるでクリスマスツリーに付いてる飾りの様。しかし今はまだ10月、しかも丸いモノがひっついてるのはヨモギの葉っぱ。さっそく持って帰って調べてみました。
 眺めているとどうやらこの丸こいの、葉っぱの表ではなく裏に付く様です。しかも裏側ならどこでもいいというわけでなく、葉の中心を走る葉脈に引っ付いています。ためしに引っ張ってみるけど、しっかりと葉っぱに引っ付いています。つまんでみると、フワフワしてて弾力があります。なかなか魅力的です。そうするとこの魅惑の玉の中が、一体どうなっているのかがどうしても知りたくなります。というところで今日はここまでです。続きはまた来週です。
 「魅惑のフワフワをどうしても触ってみたい」、「とにかく早く魅惑の玉の中身が知りたい」というあなた、明日にでも家を飛び出て探してみてください。そして触って、つまんで、玉を割ってみて、そして驚いて下さい。それが何かなんてことは二の次で、実際にやってみる、そのひとつひとつが大事なんじゃないかなと思うのです。


[526] ハガツオの季節
投稿者:村山 投稿日:2004/10/27(水曜) 11:10

カツオの美味しい季節です。しかし、対馬で食べるなら同じカツオでもハガツオがベストです。今年初のハガツオを頂いたので、写真に収めてみました。なるほど、ハガツオだけに、歯がするどいのです。本ガツオよりも臭みが少なく、すばらしく美味しいです。

対馬の食べ物の美味しさは、ここに住んでいる人の特権ですね!


[525] 巡視で・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/10/23(土曜) 23:21

 今日は、午前中は、かすかですが韓国の島が見えていました。午後の巡視でひさしぶりに島が見えると思い回っていましたが、残念ながら影も形もありませんでした。
しかし、さまざまな秋の、野の花が咲き目を楽しませてくれます。ひときは、目にとまる花それはツワブキの花です。
これからの棹崎公園はあちらこちらで、黄色い花を咲かせたツワブキの花が見頃になります。
明日24日に、棹崎お散歩観察会が、あります。参加される方は、棹崎の野の花、生き物楽しんでいただけると思いますよ。


[524] ガンモドキのガンはマガンのガン
投稿者:木村 投稿日:2004/10/22(金曜) 18:26

先週、佐護平野に3羽のマガンが来ていました。
マガンはハクチョウやカモの仲間で、シベリアなど北極圏で繁殖する野鳥です。秋になると北海道を通って南下し、宮城県の伊豆沼や琵琶湖、宍道湖などで越冬しています。対馬に来ている個体は、朝鮮半島からさらに南下して中国南部に渡るグループでしょうか。落穂をたくさん食べて、元気に渡っていってほしいですね。


[522] 初投稿!よろしくお願いいたします。
投稿者:川口 投稿日:2004/10/18(月曜) 17:20

 はじめまして、対馬野生生物保護センターで主にヤマネコの飼育を担当しております、川口 誠です。以後、よろしくお願いします。
 本日AM、ヤマネコ応援団のN氏より「ウミガメの死体が海岸に打ち上げられている!」という情報をいただきました。早速見に行くと、かなりの腐敗臭がしておりくさいくさい!
 腐敗がひどく種の特定が難しいのですが、肋骨板が4対っぽいのでアオウミガメ?かなぁと思われます。
 どなたか、ウミガメに詳しい方がいらっしゃいましたら、教えていただけると助かります。


[521] NO コタツ、NO LIFE !
投稿者:檜山 投稿日:2004/10/16(土曜) 16:48

 ここのところ、急に夜が冷え込むようになりました。センターの周りの山では木々の色が変わり始め、港では寒ぼけが見られるようになりました。この前もセンターの温度計が最低気温8℃を記録していました。10月半ばにしてこの寒さ。沖縄での生活が長かった僕としては先が思いやられます。またこの冬は、僕にとって初めて、我が家にコタツがある生活になりそうです。小さい頃、少し憧れたコタツライフ。そう思うと、冬を迎えるのも少し楽しみになってきます。


[520] ジーーーーー
投稿者:村山 投稿日:2004/10/13(水曜) 18:41

この季節、対馬はセミの季節なのです。チョウセンケナガニイニイがやっとなき始めると、秋も本格的にやってきたな~と思います。一昨日、通勤途中に今年初の鳴き声を聞きました。

昨年の10月末に行われたドングリ拾いのイベントの時、バードウォッチング公園でチョウセンケナガニイニイが鳴いていたのを覚えています。もう一年前の事かと思うと、時間の経つのは何と早いことかと思います。

9月は対馬を離れる事が多く、日誌を書かない事が続いてしまいました。今月はまたちゃんと書きます!

さて、11月7日にはとらやまの森再生プロジェクトの「市民参加の森づくり」があります。ケナガニイニイの鳴き声がまだ聴こえるか分かりませんが、ぜひご参加ください。詳しくは以下のアドレスまで!
http://twcc.cool.ne.jp/center/event-calendar.htm


[519] かもかも
投稿者:木村 投稿日:2004/10/10(日曜) 19:06

今朝センターに向かう途中、通勤路沿いに流れる佐護河にたくさんのカモがいるのを発見しました。
鳥好きの知合いに興奮気味で話したら、「カモ?おるよ。」と普通の反応。
一歩出遅れてしまったようです。
今時期は地味な冬羽で見た目の華やかさこそありませんが、近くでゆっくり見られるのがうれしいカモ類です。
案外かわいい目をしています。
イヌに例えるとチワワ系です。

カモの画像が無いので、マガモの声が出るカモ笛です。


[518] 里帰り
投稿者:大林 投稿日:2004/10/06(水曜) 19:37

福岡市動物園生まれのツシマヤマネコが、10/4に対馬に帰ってきました。生きたツシマヤマネコが外から対馬に来たことは過去例が無く、一つの大きな転換点を迎えたとも言えます。
 私自身が福岡市動物園に迎えに行き、園長から手渡しでヤマネコの入ったケージを渡されました。関係者の長年の苦労の結果、このような場面を迎えたのだなと思うと、渡された瞬間、とても神妙な気分になりました。
 このヤマネコを対馬の自然に帰すには、対馬の環境がそして対馬に住む人がもう少しヤマネコにとって優しいものでなければと思います。早くその日が迎えられるように頑張らねば、と決意を新たにしました。

←写真は福岡市動物園にいる頃のものですが、里帰りしたヤマネコはとても元気に過ごしています。


[517] 先月の巡視で・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/10/04(月曜) 23:29

 日に日に涼しくなり秋の気配を感じています。先月の最後の巡視に回っていると、沢山の植物の花が目にとまりました。最初に目にとまったのが、棹崎公園の展望所に咲く対馬の秋の代表花でもある、ダンギクの花です。紫色の小花を多数つける植物で、今年は昨年に比べて
多いように思われ今が見ごろです。他には、ヤマハギ・ナデシコ・ツシマノダケ・ツルボ・ミズヒキ・ヤマハッカ・などまだまだ沢山の花が咲いています。棹崎公園を散歩するときは風景だけでなく、足下に目を向けてみてください、いろいろな可愛い花の植物に出会えると思いますよ。
この前まで、真っ赤な彼岸花が満開でしたが、もうすっかり散ってしまい、もう一つの対馬の秋の風物詩ともいわれている、真っ赤な彼岸花が、白い花のそば畑のふちをいろどる風景が、少ないように思われ少し寂しく思います。
今度、棹崎公園に季節ごとに咲く花を調べて、公園に咲く植物を紹介するマップを作成しようと、計画しています。いつかな・・・


[516] もう冬支度?
投稿者:木村 投稿日:2004/10/02(土曜) 18:49

夕方、センターの前から始まる遊歩道を散歩していた時、足元で何かが飛び跳ねました。
ツシマアカガエルです。
そっと手にとってみると、その体の冷たさにビックリ。
私達でも少し肌寒くなってきたこの季節、自分で体温を維持できない彼らは冬眠の準備を始めるころでしょうか。
鳥もカエルもみんな、来たる冬への準備を進めているようです。
我が家もそろそろコタツを出そうかと思います。(まだ早い?)


[515] 1時間
投稿者:檜山 投稿日:2004/09/30(木曜) 13:51

朝、目が覚めたときになんで気付かなかったのか。
直感的に「?」と思ったのに。
バタバタ準備してる時になんで気がつかなかったのか。
「なんかヘンだ・・・」と思い続けていたのに。
通勤中、いつものクロネコヤマトとすれ違わなかったことになんで気付かなかったのか。
登校している児童を見てなぜ気が付かなかったのか。
センターについてようやく気が付いた。
まだ8時前、いつもよりも1時間も早く来てしまったということに。


[514] 準備
投稿者:大林 投稿日:2004/09/28(火曜) 20:30

もぎたてニュースにも載せておりますが、来週月曜日に福岡市動物園で生まれたツシマヤマネコが対馬に始めて里帰りします。
彼らの本来の寝床となる一時収容施設はもう少し完成に時間がかかるのでその間、センターの「つしまる」の横の空いたスペースに入ります。センターではその準備をいろいろと進めています。植栽もその一つです。
ヤマネコの対馬への里帰りは、島の人が待っていたことの一つだと思います。さらにそれが対馬の自然へと帰すことができるように。まだまだ先が長い長い道のまた一歩です。

←奥の部屋は、植栽を植えたところ。手前は9ヶ月程経った部屋。最初頼りなかった植栽がどんどん大きくなってくるのがわかるでしょうか。


[513] 秋の渡り
投稿者:木村 投稿日:2004/09/24(金曜) 20:16

今朝、家を出てセンターに行くまでの道で(ちょっと寄り道しましたが)、電柱や朽木にとまっているチゴハヤブサを3回・チョウゲンボウを2回見ました。アカハラダカの渡りで有名な対馬ですが、他の猛禽類もこの時期よく見られるようです。この写真のチゴハヤブサは今年生まれの幼鳥。大きなタカ柱を成すアカハラダカに混じって、チゴハヤブサはほぼ単独で渡っていきます。このコはたったひとりで無事越冬地まで辿り着き、来年の春また対馬を通って繁殖地へ向かうことができるのでしょうか。
 この時期見られる鳥の多さから、彼らにとって対馬がいかに重要かが伺い知れます。


[511] リンセ・イベリコ
投稿者:村山 投稿日:2004/09/22(水曜) 21:12

先週の日曜日、TBSの世界遺産という番組をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか。スペインのドニャーナ国立公園がその日の舞台でした。中でも取り上げられたのが、ヨーロッパで最も絶滅の危機のおそれがある哺乳類とされるスペインオオヤマネコ(スペイン語ではリンセ・イベリコ)です。ドニャーナ国立公園周辺には約40頭ほどしか残っていません。

9月の初め、私はこのドニャーナ国立公園を訪ねるチャンスに恵まれました。目的はスペインオオヤマネコ保護の現場を見せて頂くためです。現地ではアンダルシア州政府の生息地改善の担当者やスペイン政府による飼育下繁殖事業の責任者にインタビューを行い、様々な取り組みを見せていただきました。このプロジェクトはEUの環境保護政策としても重要課題として注目を集めるこの取り組みです。スペインオオヤマネコはその減少原因や社会背景などがツシマヤマネコと似ている部分があり、学ぶべき所が多くあります。

日本には対馬と西表にしかヤマネコが存在しません。海外でも本格的な保護の取り組みが行われているケースはそう多くはありません。今回出会ったスペインオオヤマネコ保護の関係者とはこれからも情報交換をしながらツシマヤマネコ保護に生かしていきたいと思います。

今日は残念ながらリンセイベリコの写真は持っていませんので、写真は明日アップします。

[Res: 511] Re: リンセ・イベリコ
投稿者:村山 投稿日:2004/09/23(木曜) 17:29

ドニャーナ国立公園内にあるリンクスの飼育下繁殖センターで飼育されている個体です。関係者の期待を背負っています。


[510] 一石二鳥
投稿者:大林 投稿日:2004/09/21(火曜) 18:39

本日から対馬では交通事故防止キャンペーンが始まりました。スタートを切った上県では、車を一台一台止め、交通安全運転を呼びかけています。センターからは私とツバキちゃんが呼びかけに出かけました。
さて、秋はツシマヤマネコの交通事故が多発する時期です。この時期の特徴としては、子供の個体が多くはねられていることから、親離れして間もない個体が車の怖さを知らないうちにはねられるのではないか、といわれています。まだまだ未来がある中で死んでしまうので非常にもったいないことです。
 先日も子ヤマネコが私の車の前を回りも見ずにぴゅーっと飛び出しました。スピードをそんなに出していなかったので、止まることができて、それどころか逆に野生のヤマネコを少しだけですが観察することができました。
 ゆっくりと走っていると、いいこともありますね。


[509] 目指すべきもの
投稿者:木村 投稿日:2004/09/18(土曜) 18:53

先週1週間、兵庫県豊岡市の「兵庫県立コウノトリの郷公園」で研修をさせてもらいました。

郷公園の方は、「コウノトリが大事なのではなく、コウノトリが暮らせるような豊かな町で、コウノトリをシンボルとした豊かな地域が創られることが大事なのだよ。」と、おっしゃっていました。この「コウノトリ」の部分をそのまま「ツシマヤマネコ」に置き換えて読んでみてください。コウノトリの兵庫県豊岡市もツシマヤマネコの対馬も、同じものを目指しています。

写真は郷公園のパークボランティアさんと野生コウノトリ調査に行った時のものです。お世話になったみなさま、どうもありがとうございました。


[508] みんな
投稿者:檜山 投稿日:2004/09/16(木曜) 19:01

早朝まだ暗いうちから向かいの小さな工場は動き出してて、そのうち空は赤く染まり始めて、行くとき道路を渡り始めてたカタツムリが、戻って来たときには渡り終えようとしてて、背後から近づいて来た雲は雨を落としながらあっという間に追い越していった。
 その間僕は、目が覚めて、お湯を沸かしてコーヒー入れて、ゴハン食べてから家を出て、道路をてくてく歩いてて、木の下で雨が止むのを待っていた。
 そして今朝、実は時間というのは、みんなそれぞれ好き勝手なスピードで流れていることに気がついた。


[507] 秋のけはい・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/09/12(日曜) 22:48

 朝夕めっきり涼しくなってきました。こうゆう時期にゆだんすると風邪をひいてしまうかも気おつけなくてはいけませんね。

台風が過ぎてから今月最初の巡視に回りました。棹崎公園での台風の被害は、少し大きめの樹木が、一本倒れていたようです。先月回った時の風景と少し変わっていました。棹崎公園では風が吹くたびに何本か木が倒されていき、寂しいかぎりです。

そんな中にも公園では、ヤブラン、ツルボ、ダンギクなど、ところどころに秋の花々が咲き、田んぼの脇には、真っ赤な彼岸花も咲き始めています。

棹崎に来館されたときには、是非公園を散策してみませんか自然の秋の花々に出会えると思いますよ。


[506] くんち
投稿者:檜山 投稿日:2004/09/10(金曜) 18:54

日誌書くのすっぽかした昨日九月九日は、五節供の最後の節供となる「重陽」。何でも月の数と日の数ともに陽の数字である九になることから、とにかくめでたい日なのだそうです。みんなが知ってる有名な唐津くんち。でもみんなが気になってる「くんち」の三文字。この「くんち」、実は「九日」のことで、祭りが旧暦の九月九日に行われるからだそうです。なるほどです。でも「唐津九日」って書いちゃうと全然だめで、「唐津くんち」と書いて読ましてこそ、「おっ、なんだかいいねぇ」となるわけです。ひらがなの持つやわらかさも◎です。日本語って素敵です。  重陽から大きく話が逸れました。でも話は元に戻さずここで強制終了です。
 


[505] 3者のバランス
投稿者:大林 投稿日:2004/09/10(金曜) 18:38

火曜日朝通勤するときにチョウセンイタチを目撃しました(全身茶毛で大きさはネコより小さい位で、今の時期はとても識別しやすいです)。対馬に来て初めてなのでちょっと感動してしまったのですが、ふっと考えてもしまいました。
もともとチョウセンイタチは日本では対馬にしかいない動物で(九州などに移入しているらしいです)、ツシマヤマネコ、ツシマテンと並んで対馬の食物連鎖の頂点にいます。今までこの3者は食べ物を微妙にずらすなどして対馬の中で一緒に暮らしてきていました。ただ、最近ではツシマヤマネコと同じく、チョウセンイタチも数を大きく減らしているみたいです(正確な数はわからないのですが)。また一方ではこちらも正確な数は把握されていないのですが、ツシマテンは数を増やしているのではといわれています。
ツシマテンは植物の実・花などを好む雑食性、ツシマヤマネコは基本的には完全肉食、チョウセンイタチはその中間と呼ばれています。ヤマネコやイタチが数を減らしていると聞くと肉食系に不利なように生息環境が変わっている、つまり生態系のピラミッドの高次のものが少なくなってきている、もう少し大胆に言うと、対馬の自然の質と量が昔と比べて相当落ちてきているののまた1つの証拠ではないのかな、と。

写真はツシマテンの糞です。つぶつぶが植物の種です。こんなのを見かけたらツシマテンの糞だと思ってください。結構対馬中至る所にあります。


[504] 秋です。
投稿者:木村 投稿日:2004/09/07(火曜) 19:53

佐護の水田が黄金色に耀く季節となりました。秋です。
秋といえば、北の大地で子育てを終えた鳥たちが南国へと渡っていく季節です。渡りの中継地として有名なここ対馬では、エゾビタキやツメナガセキレイなどの渡り鳥が姿を見せ始めました。
そして今日は台風!急な嵐に巻き込まれて、対馬に避難してきた鳥達を明朝は見ることができそうです。しかし、こんな時に限って私は今晩から島外へ・・・
みなさんの鳥情報を楽しみにしています!


[503] 憧れ
投稿者:檜山 投稿日:2004/09/04(土曜) 15:30

 初めて間近で見るオオクワガタ。
驚愕の重量感と重厚感、その姿まるでランボルギーニ・カウンタック。
これでエンジン音なんかでた日にゃあ、もう完璧。でもそいつぁ、ちょっと無理。
男の憧れ、カウンタック。虫キチの憧れ、オオクワガタ。


[502] ちんぐ
投稿者:大林 投稿日:2004/09/03(金曜) 19:05

 先週土曜日に対馬市美津島町で行われました「ちんぐ音楽祭」に行ってきました。「ちんぐ」って何だろうって思いますよね。私もそうでした。でも対馬の人にはこの言葉はおわかりでしょう。友達という意味ですよね。ところが韓国の人もこの言葉はわかるらしいです。意味はというと、対馬と同じく友達ということらしいです。こんな所にも対馬と韓国の近さを感じます。
 さて、この音楽祭はvol.0も入れて9回目(9年目)になるそうなのですが、日本や韓国のアマチュアからプロ(辛島みどりさん、小室等さん、平川地一丁目(以上日本)、自転車に乗った風景、ラブホリック(LoveHolic)(以上、韓国)のアーティストが出演しました。夕方から夜まで海の風を受けながら素晴らしい(本当に!!)歌い、そして最後には盛り上がった会場も含めてみんなで一緒に歌う、という、とっても気持ちのいいイベントでした。地理的、歴史的特性を持つ対馬だからできるこのイベント、対馬の良さをまた感じた夜でした。

ちんぐ音楽祭は写真撮影禁止だったので残念ながら、その写真はありません。代わりに対馬の夕焼けの写真を載せます。うっすらと韓国が見えます。


[501] またもや台風!・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/08/29(日曜) 22:57

 15号台風、センターに被害を残しさっていった。門の門扉を吹き飛ばし、玄関の横のガラス壁を割り、自動扉も止てしまいました。
何とか玄関回りの修理は終わり,支障なく通常の開館が出来るまでに戻っています。
しかし、またもや台風16号が近づいてきています。センター回りの飛びそうな小物は片付け、ふき飛びそうなカバーなどにはロープで飛ばないように縛ってもらいました。何事もなく台風がとおり抜けてくれることを願います。
皆さんもくれぐれも台風に気をつけて下さい。センターのヤマネコは、台風にも負けず元気です。是非会いに来て下さいお待ちしています。


[500] 北限のサンゴ
投稿者:木村 投稿日:2004/08/27(金曜) 23:07

 シンポジウムが終わり一段落ついたところで、知られざる海水浴の名所に行って来ました。地元の人が絶賛するその入り江は道幅30cmほどの山道(獣道?)を下ること10分程の、人の気配など全く感じられない場所にありました。
 潜ってみると、海が・・・濁っています。しかしこれは都心近くの汚泥で濁った海とは違い、海藻が暑さで溶け出した栄養満点の濁りなのだそうです。少し沖に出てみると海藻の森が広がっていました。これぞ豊さの源!その中に青や黄色の魚や、拳大の貝類などが暮らしていました。そしてサンゴまでも発見!対馬のサンゴは北西太平洋域で北限域に分布するもので、生物学的に重要なものだそうです。貴重なものを見せてもらいました。
 貴重な体験といえば、海水浴中密航者に間違われてしまいました。身柄を保証してくださったみなさま、ありがとうございました。


[499] マイナス思考
投稿者:檜山 投稿日:2004/08/27(金曜) 16:06

  最近センターの建物の壁に、写真のような緑色をしたバッタの仲間がよくとまっています。みんな名前がわかんなくて、センター職員の間では、「あれ」とか「あのムシ」とか言われています。それでこのムシ、正式名はどうやら「クダマキモドキ」というそうです。「これのどこに管が巻いてんだよう」というお話はここでは横に置いておきます。面白いのはこのムシ、センターの壁にいっぱいとまっているのですが、みんながみんな下(地面)を向いて休んでいるということです。これはヘンです。明らかにヘンです。
  それでこのムシを無理クソ上向きに向けてみました。するとどうでしょう、また下を向き直すではありませんか。超マイナス思考です。飛んで来た時も同じです。上向きに壁にとまって、下を向き直します。オドロキです。なぜ彼らは下を向きたがるのでしょう?
  いろいろ観察してみると、どうやらこの体勢のほうが、敵が来たときに逃げやすいようです。上向きより下向きの方が、飛び立つ時に滑空気味でいいかんじのようです。地面じゃなくて壁にヘバりついてる個体が多いのもそのためかも知れません。
  しかし彼は肝心なことに気付いていません。それはセンターの壁の色がベージュだということです。ベージュに彼らの鮮やかなグリーンは、悲しいくらい目立ってしまっています。みんな下向くのに懸命でそのことには無頓着。「誰か教えてあげたほうがいいんじゃないか」と思う今日この頃です。


[498] すっかり秋です
投稿者:村山 投稿日:2004/08/26(木曜) 12:41

今年の夏の猛暑はどこへやら・・。台風が過ぎて最近めっきり涼しくなりました。数度気温が低くなっただけでこんなに居心地が違うとは、人間はとても弱い動物です。ヤマネコたちも夏の暑さから少しは解放され、動きがみられるようになりました。涼しくなったセンターに、ぜひ遊びに来て下さい。

シンポジウムはおかげさまで多くの皆さまにご参加頂きました。これから、もっと具体的に分かりやすくツシマヤマネコの保護や地域づくりについて考え、お伝えしながら前向きに誠実に向き合っていこうと気を引き締めています。

とはいってもスタッフも多少この夏は働きすぎの様子です。9月は充電期間として、心にも、頭にも、体にも栄養を与えようと思っています。今週末も台風が近づいてくる様子です。今度はそれてくれると良いのですが。


[497] 新たなスタート
投稿者:大林 投稿日:2004/08/24(火曜) 18:43

シンポジウムが終わりました。大雨が降ったり、思うように予約がのびなかったりして心配していたのですが、ふたを開けてみると300席用意していたのですが、席を追加した上、立ち見まで出るくらいで、なおかつ帰る人もほとんどいませんでした。シンポジウムが盛況に終わったこと、まずは主催者の一人として一安心しています。

果たしてこのシンポジウムは成功したと言えるでしょうか。
予想以上の人が来てくれ、アンケートのほとんどにはシンポジウムに来てよかった、と書いて頂きました。また参加者には何らかのものを持ち帰って頂けたと思っております。

でも私自身このシンポジウムが、成功したかどうかを決めるのはこれからだと思っています。対馬とツシマヤマネコの将来については今後の活動が本当に大事になってくると思います。
シンポジウム以来、対馬とヤマネコの保護について、何か変わったね、といわれるよう関係者と共にがんばっていきたいと思います。
今後ともセンターの活動に注目してください。そしておもしろそうだなー、何かやりたいなーと思ったらセンターの活動に参加したり、ご相談ください。
一緒に、対馬とヤマネコの明るい未来をつくっていきましょう!!

写真は大船越小学校のみなさん「ツシマヤマネコを守るために私たちにできること」(シンポジウムの概要についてはまたまとめたいと思っております)


[496] 暴威
投稿者:檜山 投稿日:2004/08/19(木曜) 21:35

 その猛きことさながら阿修羅のごとし。
すべてのものをのみ込み、後にその壮絶な爪痕を残す。
その間、すべての生きものがじっと息を潜めて堪えている。
静と動。破壊と創造。その境界にある美しさ。


[495] ついに週末です
投稿者:大林 投稿日:2004/08/18(水曜) 08:45

台風が近づいてきています。
進路を見ると明日未明にきそうな勢い、対馬での初めての直撃台風、どんなことになるんでしょうか。

ついに週末にシンポジウムを迎えます。今現在準備で大わらわ、シンポジウムがうまくいくか、不安でいっぱいなのですが、反面、ツシマヤマネコを代表する対馬の自然と、対馬の人々にとって新たな道を踏み出す第一歩になるものと、期待もいっぱいです。きっと面白いものになると思います。まだまだ参加は受け付けていますので是非お誘い合わせの上、皆さんできてください。そして一緒に対馬の未来について考えましょう。
(詳細はイベント情報を見てください)

先週は鹿児島県の奄美大島に出張で行っており日誌をお休みさせて頂きました。またそのことについては暇を見つけてこの日誌に書こうと思っております。


[494] バテバテ
投稿者:檜山 投稿日:2004/08/12(木曜) 17:32

 最近なんだか体がだるい。朝もスカッと起きれない。
なんかへんだと思っていたら、人から「それ、夏バテっていうの」って言われた。どうやらこれを夏バテというらしい。夏バテを自覚した途端、バテバテモードが一気に加速。我ながら情けないかぎり。
知らぬが仏、病は気から。


[493] 福岡市動物園でのツシマヤマネコ展
投稿者:村山 投稿日:2004/08/12(木曜) 12:52

今週の火曜日から福岡市動物園の科学館でツシマヤマネコ展が開催されています。ツシマヤマネコの飼育下繁殖を行っている福岡市動物園ですが、今回は生息地である対馬での保護活動を主に紹介し、ツシマヤマネコをもっと身近に感じてもらえるようなヤマネコの声、糞、足跡、姿を紹介する体感コーナーもあります。

福岡にお住まいの方はぜひ足をお運び下さい。動物園の職員の方によると初日は80名の来館があったようです。29日まで開催ですが、沢山の方に見ていただけるとうれしいです。


[492] ありらん
投稿者:木村 投稿日:2004/08/08(日曜) 22:03

昨日は22日に開かれる市民シンポジウムの広報に、厳原町で行われたアリラン祭に行ってきました。
なんと、ツシマヤマネコのろくべえくんもお手伝いに登場。
終始子どもたちに大人気だったろくべえくんは、

「シンポジウムにたくさんの人が来てくれるといいなあ」

と言って、お祭りが本格化する前にそっと山へ帰っていきました。


[491] 厚~い毎日・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/08/07(土曜) 18:19

 毎日うなるような暑さでバテバテです。<涼しく過ごせるとっておきの方法何かないでしょうか>あったら教えてください。

本日の来館者は、189名でした。この暑さの中、汗をかきながら沢山の方がヤマネコに会いに来てくださっていました。夏休みもあってか島外の来館者が多く閉館までにぎわっていました。ヤマネコも元気です、島内の方も是非会いに来てください。お待ちしています。


[490] もの
投稿者:檜山 投稿日:2004/08/07(土曜) 10:55

この時期だけなりたいもの。さかな。
あったら思わず吸い寄せられるもの。ひかげ。
ずっとペロペロしてたいもの。アイスクリーム。
ずっとしがみついていたいもの。せんぷうき。
そりゃウソだと思うもの。今日の立秋。


[489] 対馬もヤマネコも
投稿者:村山 投稿日:2004/08/05(木曜) 11:23

暑い日が続きます。暑い夏に、熱く地域のことを一緒に考えてみませんか?とらやまの森25号にも掲載されていますが、この夏最大のイベントである8月22日のシンポジウムのご案内です。

「人間か、ヤマネコか」ではなく、「人間も、ヤマネコも」が目指す姿。そんな社会が実現した時に、地域には豊かさが生まれる・・・。そんな未来を一緒に考えてみませんか?

市民シンポジウム 主催:環境省 長崎県 対馬市
「対馬もヤマネコも-ツシマヤマネコと地域の活性化-」

とき:8月22日(日)
14:00~16:30(開場13:30)
ところ:対馬グランドホテル

第1部 基調講演
対馬とツシマヤマネコの未来 
   -ツシマヤマネコ保護の取組とその意義-
 中川 志郎(茨城県自然博物館 館長)

コウノトリと地域の活性化ー兵庫県豊岡の挑戦ー
 池田 啓(兵庫県立コウノトリの郷公園、兵庫県立大学教授)

第2部  ツシマヤマネコと地域の活性化
コーディネーター:
中川 志郎 (茨城県自然博物館 館長)

★対馬の子どもたち(大船越小学校5年生)からのメッセージ発表 
「ツシマヤマネコを守るために私たちにできること」

※会場にはNGO、NPO、ボランティア、行政などの活動を紹介するブースを設置し、様々な取組みをご紹介します。

ぜひご参加ください!!


[488] ときに
投稿者:大林 投稿日:2004/08/04(水曜) 09:43

対馬では4日前まで全く雨が降らず、乾燥していました。佐護では農業用の水が時間制限もされていたり、あじさいロードのあじさいもしおしおとしていました。
日曜日に台風の影響かやっと雨が降り始め、降ったりやんだりしながら、3日間で足りなかった分を少しは補えたのかなというぐらい降りました。雨が降り出すとカエルが勢いよく鳴き出し、待っていたんだな、と思いました。雨の日はあんまり見ないと思っていたトンボも非常に多く飛んでいたのにはびっくりです(わかりにくいけど写真とってみました)。
一方では恵みの雨。一方では大きな被害を与える雨。グスコーブドリのように天気が操れたらと少しだけ思いました。
 


[487] 学生実習
投稿者:木村 投稿日:2004/08/01(日曜) 21:23

7月26日月曜日から学生実習が始まり、北海道・東京・神奈川・福岡と、日本全国から対馬に若者が集っています。金曜・土曜と地元センターボランティアの方が学生さんを野外調査に連れ出してくださり、ヤマネコ調査の話しに留まらず対馬の自然の豊さや対馬の将来についてなど、深い話しを聞くことができたようです。
帰ってきた学生は疲れもなんのその、とても充実した時間を過ごしたという表情をしていました。


[486] 天国への階段
投稿者:檜山 投稿日:2004/07/30(金曜) 20:33

 ここのところ、3夜連続で座卓の前で寝てる。晩ごはん食べ終わって、半ば気絶状態でその場で寝てしまう。
別に好き好んで寝てるわけじゃないんだけど、いつも布団でちゃんと寝ようと思いはするんだけど、布団のある2階が果てしなく遠い。
これが平屋なら、ゴロゴロ転がってでも辿り着けるんだけど、さすがに階段は手強い。
「今夜こそ、今夜こそ」と思い続け今夜で4夜目。
今夜こそ・・・


[485] トップページリニューアル
投稿者:村山 投稿日:2004/07/28(水曜) 22:28

今日、当センターのトップページがリニューアルしました。もちろん、このリニューアルはボランティアでこのHPの管理運営を行って下さっている西さんによるものです。また一段とセンスアップしたこのHPもおかげさまで開設から約2年が経過しました。そしてアカウンターを設置してからのアクセス数は9万件に迫ろうとしています。

新しい情報をいち早く皆さんにお届けできるHPはもう対馬野生生物保護センターには欠くことの出来ない存在です。西さんの様な地域の方々とツシマヤマネコ保護に関わる私たちが、これからも一緒にツシマヤマネコを始めとする自然環境を守り、より豊かな地域をつくるために考え、行動していければ良いなと思います。

今日は一日中、上対馬、厳原、豊玉と巡りました。最近センターの中でパソコンに向かうことが多かったので、暑かったですがリフレッシュしました。今日の空の色は一段と真っ青できれいでした。


[484] はっ
投稿者:大林 投稿日:2004/07/27(火曜) 21:13

今日こそはちゃんと決められた日に書こうと思い立って、いざ投稿と思ったら下に自分が・・・。ちゃんと曜日は守らねば。

さて、センターに昨日から実習生が5名来ました。
年はかなりバラバラなのですが、皆さん初々しい感じで、また野生生物のことを実際の現場で学ぼうと気合い満々です。現場でしか得られないものをいろいろ学んでいって欲しいと思う反面、こちらも彼らからいろいろと得られるかと思うと楽しみです。

←今日の夕焼けはとってもきれいでした


[483] 自然紹介(阿蘇)
投稿者:大林 投稿日:2004/07/23(金曜) 19:15

出張や会議やらで間が空いてしまいました。
(おまけに曜日も違いますが)

 今日は対馬以外の自然の紹介です。
 場所は管内会議で行ってきた熊本県の阿蘇。
 写真が無いのが残念なのですが、今阿蘇は緑一色(この囲みみたいに)。カルデラ(火山が噴火してへこんでしまった地形)の内外に、平らなところでは田んぼが広がり稲が成長して緑の葉を広げ、少し急なところでは草原が広がり(その中では牛や馬がゆったりと草を食べ)、とにかく一面緑の雄大な景色が広がっていました。高いところを見上げると阿蘇五岳の中心部では未だに噴煙を勢いよくモクモクと上げていました。阿蘇のカルデラは世界一とのことですが、もしそのカルデラがひとつの山の噴火によりできたものだとすると、噴火する前は富士山より大きな山がそえていたとのことです(実際は多くの火山のつながりではないかといわれています)。
 ところで先ほど書きました阿蘇の草原景観。実は人が長い年月をかけて作り上げたものって知っていました?九州は放っておくと樹木がだんだんと生えてきて、何もしないと森となってしまう気候条件です。阿蘇が森林とならなかったのは、長年、阿蘇は牧草地等として利用するため野焼きをし、その後牛が草を食み、そしてそれを繰り返し、それであの広々とした草原景観が保たれてきたのです。
 最近畜産業者等の後継者不足等で野焼きが行われなくなってきて森林が一時進行してきたのですが、行政や地元のNPO法人等ががんばって自然の景観を保とうとしているみたいです。
 対馬も素晴らしい自然の財産は守っていきたいですね。
 


[482] おっことぬしさま
投稿者:木村 投稿日:2004/07/23(金曜) 19:01

昨晩、センターからの帰り道でイノシシに遭遇しました。
生まれて初めて野生のイノシシを見たその瞬間、
「イノシシだ~~~~!!!」
と、イノシシに向かって叫んでしまいました。
イノシシにとても失礼なことをしたと反省しております。

結局その日はセンターから佐護の集落まで山道を降りてくる5分ほどの間に、イノシシ・ヤマネコ・テンを目撃。
そうそう無いスペシャルデーでした。

写真はスペシャルな棹崎(センター周辺)の半島です。


[481] 暑いね
投稿者:檜山 投稿日:2004/07/22(木曜) 20:23

朝から早くも溶ろけそう。
昼頃にはもう完全にとろとろ。
あつい。暑い。熱い。
と思ったら、今日は大暑。
でも昨日も、そして明日も明後日も、きっと大暑。


[480] 船ぐろう大会
投稿者:村山 投稿日:2004/07/22(木曜) 16:14

先週の日曜日、ちらりと上対馬町大浦で行われた上対馬高校の生徒による「船ぐろう大会」を見学してきました。船ぐろうについてはあまり詳しい知識は無いのですが、対馬に伝わる伝統の船競争で、各集落ごとに船を持ち、お祭りの際などに競争をして楽しんだとのことです。集落によっては相当力をいれてこの船作りをしていて、船もかなり立派なものがあったのだとか。今は保存会の方や高校生などにより受け継がれています。

この船、直進性が無く、息が合わないとかなり曲がりくねってしまと聞きました。この日のために練習をがんばったのか、2チームとも結構早く、しかもかなり良い勝負でした。


[479] 棹崎公園の夏
投稿者:阿比留 投稿日:2004/07/18(日曜) 23:07

 夏になると、棹崎公園の展望所付近にも、オニユリの花が咲きはじめます。他にヤブランやオカトラノウの花もあちらこちらで咲き始めました。棹崎には、ヤマネコ以外にも公園をお散歩すると、いろいろな生き物や、季節の花々と出会えます。お友達や、家族で歩いてみませんか、楽しめると思いますよ。夏休みに一度、是非遊びに来てください、お待ちしています。

今月入り来館者の数が、減少ぎみでしたが、昨日が110人、今日は182人で、久しぶりににぎわっていました。

前にも紹介しました、センター職員の木村さん担当の、日替わり展示も好評です。是非見に来てください。


[478]
投稿者:檜山 投稿日:2004/07/16(金曜) 19:00

 この蛾の翅にある一際目を引く丸い模様、大きな目玉、でんでん太鼓、人魂・・・みんな一度はどこかで目にしたことがあるこの模様。蛾の名前は「オオトモエ」。トモエ・・・巴・・・鞆絵。そうです、この模様の名前は「ともえ」です。そもそもこの「ともえ」、弓道で使う鞆(とも)を図案化したものだそうです。
 このオオトモエの巴は1つ。この模様を一つ巴といいます。しかも左右で回転している方向が違います。ここ、重要です。左右の巴が反対方向に回転しているからこそ、全体として、おどろおどろしい、ヘビのようなエイリアンのような顔に見えるわけです。もしこれが同じ方向に回転していたら、きっとペコちゃんよろしくラブリーな顔になってしまいます。危ないとこでした、これでは身を守るどころの話ではありません。なにげない模様に隠された美しいまでの機能。自然は奇しく創られています。


[477] 対州馬
投稿者:村山 投稿日:2004/07/15(木曜) 15:53

昔から農耕用に使用されてきた在来馬の一種、対州馬は今はとても稀な存在になりました。この対州馬、どうやら他の在来馬とはちょっと違うらしいのです。

前胸の部分が他種に比べて狭いのだとか・・・。他の馬をあまりまじまじと見たことが無いので今まで気づきませんでしたが、確かに寄り添うように前脚が揃っています。これは聞くところによると、山道を歩きやすいように改良されたためらしいです。

それにしても、おとなしくて人懐こくてかわいいです。


[476] 地球外生命体シリーズ①
投稿者:木村 投稿日:2004/07/09(金曜) 20:14

発見しました、なんじゃこりゃ?な生物を。
この翅(はね)の形!模様!
この白い部分は何なんだ!?
うっすらとパールホワイトを帯び、貝殻の裏側のように輝いています。

地球外生命体といえば小さい頃、シャチホコガという蛾の幼虫をはじめて見た時に、その姿の禍々しさから「エイリアンだ!」と叫んだのを思い出します。
でもあれは今思えばシャチホコガの幼虫だったんですよね~

世の中、ふしぎないきものがたくさんいることに驚くとともに、それらも過去誰かに発見されていて名前が既についていることに驚きです。
このガも、センターにある昆虫図鑑で調べてみたら「ウスイロギンモンシャチホコ」というシャチホコガの仲間であることが判明しました。
やっぱりこのいきものも、既に誰かが発見していました。


[475] 一つ屋根の下
投稿者:檜山 投稿日:2004/07/08(木曜) 20:19

いない。
朝起きたらもういなかった。
昨夜、ビニール袋に入れてたヘビが、ビニール袋の中にいない。
洗濯機の下も、冷蔵庫の下も、玄関の隅にもどこにもいない。
でも外に逃げれるような穴もない、きっとどこかにいるはず。
今朝、突然始まったかくれんぼ。長期戦は必至。


[474] イチゴロード
投稿者:村山 投稿日:2004/07/08(木曜) 10:42

6月30日になりますが、佐護小学校の4~6年生と一緒に芋植えをしました。みんなのやる気があって、芋植えを早々に終え、その後は木庭作の畑がある谷の奥を探検しました。

タカハヤが泳ぐこの小さな流れは湧き水で、一年中水が絶えません。両脇にはクマイチゴがたくさんなっていて、子どもたちはイチゴロードと名づけて沢山ほうばりながら楽しい時間を過ごしました。

すべての物に興味を示し、感動できるこのこどもたちに癒されっぱなしです。

樫滝で保護された仔ヤマネコはだいぶ体重が増えました。たくさん食べて、寝て、遊んでいます。お腹も子どもらしくプックリしてきて、一安心といったところです。


[473] 一目瞭然
投稿者:大林 投稿日:2004/07/07(水曜) 11:53

先日、天気のいい日にセンターのある棹崎の向かいにある千俵蒔山に登り棹崎を眺めました。
棹崎はぽこんぽこんとして起伏が激しく
改めてセンターがいかに山の中にあるのか、またそういうところだからヤマネコがすんでいるのか、と納得でした。

最近下島に行く機会があり、山の形を見ていて思ったのは、全体的にはやはり上島より下島の方が山が緩やかだな、とそしてそれは産業の行いやすさに反映するのかな、と。

←因みにセンターは真ん中の半島の左隅の道から上がっていき、写真中心辺り(向こう側)にあります。


[472] 7月に入って・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/07/04(日曜) 23:22

 昨日、今日と蒸し暑い日が続き公開しているヤマネコの「つしまるくん」、そしてスタッフの皆さんも少しばて気味です。

今日は、上対馬町で国境マラソンが、開催されました。センターからも保護管の大林さんと、木村さんが参加されています。結果はどうだったか楽しみですね、暑い中お疲れさまでした。

先週保護されたヤマネコの幼獣は、日に日に元気になっているようです、無事育ってくれることを願っています。

新聞記事で、下島の方ではハクウンキスゲの花が満開をむかえていると書かれていましたが、棹崎公園の方でも咲き始めています。センターに来館された時には、公園の方の探索もおすすめします。


[471] 半夏生
投稿者:木村 投稿日:2004/07/03(土曜) 12:21

檜山さんの日記に応えて、ボランティアのTさんが半夏生の写真を送ってくださいました。白い葉と、素朴でやさしい感じの花がまた魅力的ですね。なかなか聞きなれない植物ですが、ドクダミの仲間と言ったら親しみやすくなるのではないでしょうか。

この半夏生のように、対馬には魅力的な植物が人知れずたくさん生えています。家の前に生えている「雑草」と呼ばれる植物にも、本当はひとつひとつ名前がついているんですよ!そう考えると、植物が気になって気になって、家の玄関からから駐車場の車まで(約20m)行くのに、1時間くらいかかってしまいそうです。図鑑を片手に「この植物はどんな花を咲かせるんだろう?」と・・・

最後になりましたが、Tさん写真をありがとうございました!

◎職員日誌・センターHPの感想などありましたら 
 twcc97@yahoo.co.jpまでお寄せください


[470] 七月一日
投稿者:檜山 投稿日:2004/07/01(木曜) 21:36

今日、何気なくカレンダーに目をやってみると、「半夏生」の三文字。「・・・はんなまなつ?・・・ハンカセイ?・・・半火星???」。この歳になって、いまだに自信を持って読めない漢字があるとは何とも恥ずかしいかぎり。そこで調べてみました、「半夏生」の正体を。

 半夏生。何でも二十四節気をさらに細分化した「七十二候」の1つだそうです。由来はちょうどこの頃、半夏という植物の花が咲くためのようです。科学的にもいろいろあるようですが、めんどくさいのいいです。

 ちなみに半生夏、読み方は「ハンゲショウ」と読みます。やっぱり良かった、調べておいて。いつかどこかで「はんなまなつ!」などと豪語して、恥をかくとこでした。


[469] 眠る子ネコを見ながら
投稿者:大林 投稿日:2004/06/30(水曜) 23:27

日曜日の夜中に国道382号の路上にいるツシマヤマネコの子供を保護しました(詳細はもぎたてニュース参照)。
先週交通事故死したメスの解剖結果から、今年子供を産んだ可能性があるということ、地域住民が小さなヤマネコを見かけたとの情報がセンターに入りました。関係者が話し、これは保護しなくてはということでセンター職員やボランティアが、捕獲用器具を設置したり、夜通しパトロールをしてた中で、27日の夜23:30に無事路上にいる子ネコを保護しました。
子ネコは保護時は490gと非常に小さく、痩せており、さらに非常に空腹状態でした(今は大分元気になりました)。
一つ間違えば親と同じくはねられたり、餓死したり、野良犬にやられたりで死んでしまう可能性があった中で、本当に奇跡的な保護であったと正直思っています。(私は奇跡という言葉は普段使いませんが、あえて使います。またこれほどの大きさの子ネコを保護しようとしてできたのはセンターでも当然初めてです)
地域住民の方の情報提供とボランティアの方の捕獲への尽力、センター職員のがんばり、何一つかけてもダメだったと思います。とにかく感謝したい気持ちでいっぱいです。
そして私にとってはヤマネコ保護への一つの形が見えたことも大きな収穫の一つです。


[468] 土曜日なのに・・・?
投稿者:阿比留 投稿日:2004/06/26(土曜) 23:18

 今日は、土曜日なのに来館者が、少なく寂しい1日でした。明日に期待しています。ヤマネコにあいに来てください。

センターでは、新しく日替わり展示コーナーが出来ました。ツシマヤマネコ以外の小型の、対馬にいる生き物を、日替わりで紹介するものです。「クワガタ・蛾・ヘビ・カエル・トカゲ」などで毎日ちがった生き物を、展示しています。何に出会うか楽しみではないですか?是非会いに来てください。

明日は、イベント「棹崎公園お散歩観察会」があります。公園を歩いていろいろな生き物・植物・野鳥など観察してみませんか。センターの職員が、案内します。是非参加を、お待ちしています。


[467] 地下世界の住人
投稿者:木村 投稿日:2004/06/26(土曜) 19:29

先日、地元小中学校のK先生から「もぐらいらんね?」とお電話をいただき、檜山さんともぐらを貰いにK先生のお宅へ伺いました。ヒミズは何度か見たことはありましたが、モグラは初めて!
なんでも、学校の生徒さんがもっていたのを、わざわざセンターのために「くれ!」と譲ってもらったとか。見せてもらったもぐらはとても状態が良く、まるで生きているかのよう・・・毛はふわふわで、なでるとビロードのような手触りがなんとも気持ちの良いものでした。
いや~貴重なものを見せていただきました。K先生とその生徒さん、ありがとうございました!

ちなみに、こういった動物の死体はセンターにて有効利用(ヤマネコの食性を調べるときに、フンの中の骨と見比べて種類を定めたり、生きもの自身の個体データを引き出したり)させていただいています。みなさんの死体情報をお待ちしています!

ちなみにその2
対馬にいるもぐらはコウベモグラだそうです。


[466] おわり
投稿者:檜山 投稿日:2004/06/24(木曜) 17:31

 気づいたら夏至が終わってた。
ヤマネコの交通事故でドタバタしてる日にこっそり来てた。
夏はこれからなのに、日は毎日少しずつ短くなっていく。
毎年、このズレに歯がゆい思いをし、そして少し寂しくなる。
来て欲しいんだけど、やっぱり来て欲しくない日。夏至。


[465] 218日とメスネコ
投稿者:大林 投稿日:2004/06/21(月曜) 15:04

題名をみてピント来られる方もおられるかもしれません。
ヤマネコの交通事故が昨夜起こり、大人のメスが死にました(前回から218日目でした。詳しくはもぎたてニュース参照)。最近交通事故がずっと起きていなくて、これがずっと続けばよいなー、と思っていた中での事故でした。
今回の個体については不明ですが、この時期のメスは子育てをしていることが多く、母ねこが死ぬと子ねこも死んでしまう確率が非常に高いです。そう言う意味でこの時期のメスの交通事故は非常に影響の大きい交通事故です。
皆様もこの時期対馬を運転する際には十分注意してください。
我々も交通事故が起こらないようにするにはどうしたらよいか、急いで対策をとらなければと、再認識しました。


[464] 夏到来
投稿者:木村 投稿日:2004/06/20(日曜) 11:34

対馬といえば?

このHPに来たみなさんなら、即座に「ヤマネコ!」と答えてくださるのでしょうが、他にも対馬ならではのものはたくさんあります。例えばシイタケ。対馬のシイタケは肉厚で濃厚な味わいが人気です。シイタケはその名の通り、シイの木に生えるキノコで、シイの木の仲間であるどんぐりの木、クヌギやコナラなどといったほだ木で栽培が行われています。どんぐりの木はクワガタも大好き!どんぐりの木のたくさんある対馬では、ヒラタクワガタもこんなに大きくなってしまいました!このツシマヒラタクワガタは6cmでしたが、大きい物では8cmにもなるそうです。これからの季節、昆虫採集も欠かせません!


[462] 待望
投稿者:檜山 投稿日:2004/06/18(金曜) 01:14

「・・・ゲロ?!」。
「ゲロ!」。「ゲロ!ゲロ!」。「ゲロ!ゲロ!ゲロ!」。
「ゲロゲロゲロゲロゲロ!!」。
「ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲゲロゲロゲロゲロ」。
「ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ」。

今日、久しぶりの雨。  「ゲロ」。


[461] 堆肥に夢中!
投稿者:村山 投稿日:2004/06/17(木曜) 14:33

16日は佐護小学校の1年生から3年生が佐護で農家をしている神宮正芳さんにお願いして、おいしい野菜が育つ土の作り方を教えてもらいました。もちろん有機農法です。

牛糞そのものとモミ殻やおからと混ぜただけのもの、発酵して堆肥になったものを皆で触って、見て、臭いをかいで調べてみました。牛糞に引いてしまうかな、と事前には思っていたのですが、どの子どもたちもとても積極的で、くんくんと堆肥のにおいをかいでいました。感想は「レモンみたいなにおい」だそうです。なるほど、発酵臭ですね。

畑ではやわらかい土を触ったり、実際に育っている作物を見たり、とにかく積極的な子どもたちに大人が逆に癒されてしまいました。

「自然との循環」を大切にする神宮さんの想いが伝わったかな?おいしい野菜を作るため、佐護小の土作りがスタートです!私もとても楽しみです。


[460] 共存へのみち
投稿者:大林 投稿日:2004/06/16(水曜) 14:40

対馬では大体どこかで道路工事をやっています。
崩れてきそうなのり面を押さえる工事もあるのですが、私が恒常的によく見かけるのは線形改造のための道路工事です。対馬は来て頂いた方はわかると思うのですが、非常に狭く、くねくねの道路が延々と続いており、運転は疲れます。その道路が広く、まっすぐになるのは、対馬に生活する身として、またきっと旅行者にとっても、便利な方がいいので正直うれしいと言う思いがあります。ただ、そのために山が削られ、ヤマネコたち対馬の生き物の生息地がなくなたり、スピードが出る道路ができて、ヤマネコたちがはねられたりする可能性が出てくる、と思うと考えてしまいます。野生生物と人との共存、口で言うのは簡単ですが、本当に難しい課題です。


[459] 今日のセンターは・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/06/13(日曜) 23:06

 今年は、梅雨入りしたにもかかわらず雨の降る日が少ないように思われ、そのせいかあじさいの花の開花も、去年に比べ遅れているようです。
今日は、佐護であじさい祭りが開催されていました。あじさいの花は、満開ではなかったけれども、お天気の方は晴れ渡り会場の方では、多くのお客様でにぎわっていました。
そのせいもあり今日のセンターでは、朝から来館者がとぎれませんでした。なんと今日の来館者数は、206人と忙しい1日で終わりました。

それに今の季節あまり見えない韓国の島がくっきりと見えていて、来館者の方も棹崎公園を、散歩され喜んでおられました。


[458] みんなのごちそう
投稿者:木村 投稿日:2004/06/12(土曜) 19:39

見て下さい、このたわわに実ったムギを!
今日は神宮さんの木庭作で麦刈りをさせてもらいました。ムギ畑の広さは25mプールほど。そのうち、ほんの2抱えほどだけ人間がもらい、残りは畑周辺で暮らすネズミやキジにおすそ分けしました。もしネズミに生まれ変わるとしたら、新宮さんとこの畑のネズミがいいなぁ~
収穫の後も麦笛を作ったり、クマイチゴを摘んで食べたりと、楽しい時を過ごさせていただきました。これから収穫したムギで麦茶を作るのもまた楽しみです。

※写真は明日貼ります

[Res: 458] Re: みんなのごちそう
投稿者:木村 投稿日:2004/06/20(日曜) 11:05

黄金色のムギです!


[456] 社会人
投稿者:檜山 投稿日:2004/06/10(木曜) 18:03

忘れる。朝、いつも忘れてる。沖縄での生活が長かったから。
気がつく。朝、いつも気がつく。出かける間際に玄関で。
忘れてる。靴下履かなきゃいけないことを。
気がつく。靴下履かなきゃいけないことを。
忘れるたび、気付くたび。急いで階段を駆け上がる。
靴下履きに戻るために。


[455] 森の断面図
投稿者:村山 投稿日:2004/06/10(木曜) 10:22

佐護小学校の総合学習では地域の自然をさまざまな角度から見ています。前回は校庭から田んぼへ、今回は森の中へ出かけました。1週間、2週間での季節の変化を子どもたちと確認してみると、同じ草木でも驚くほど変化を遂げていることに気が付きました。

森の中はしっとりしていて、涼しくて、田んぼとは別の空間です。子どもたちと一緒に、学校の周りでは見られなかった「ふしぎ」をたくさん見つけました。

写真は森の断面図をみんなでスケッチしているところです。森のてっぺんから地面の下まで、森がどうなっているのか伐開地を使って構造を確かめています。この森にはどんな生き物がいるのかな?

この後、子どもたちと一緒にサンコウチョウに出会いました。尾の長いふわふわと林を飛び回る不思議な鳥との出会いに、みんなで静かに大感激!とびきりの半日になりました。佐護は、対馬はとても素敵なところです。


[454] 外から
投稿者:大林 投稿日:2004/06/09(水曜) 12:24

昨日まで4日間島を離れて東京に行ってきました。
飛行機からおり、空港の外に出ると対馬の緑豊かな山並みが見え、「あぁ、帰ってきたなー」と自然と思いました。対馬が私のすむところになってきた証拠でしょう。
深呼吸をし、対馬の空気を吸い込むとやはり、当たり前ですが、空気が美味しく、対馬に住める幸せを感じました。
普段、何気なく行ったり、見たり、聞いたりして当たり前になっていることでも、他の人からみると、また住んでいるところを少し離れるなど置かれた状況が違うと、とっても素晴らしいことってあるんですよね。
そう言う意味でも自分の住んでいるところを見つめるにはたまに少し離れてみるって大事ですね。皆さんも如何ですか?

写真は少し前に撮ったサギの渡りの写真です。彼らは渡り渡りの度に「対馬によれる幸せ」を感じているのでしょうか?


[453] 対馬もついに梅雨入りしました。
投稿者:木村 投稿日:2004/06/05(土曜) 18:54

が、梅雨入りした途端、ウソのような晴天が続いています。「異国の見える丘展望台」のあるアジサイロードも、太陽の光をいっぱいに浴びて今が見頃。通勤ルートを海岸線沿いに変え、毎朝楽しませてもらっています。

金曜日は佐須奈小学校の総合学習がありました。
子どもたちから、「ツバメの巣をみつけた」、「シジュウカラの声を聞いた」など、ワクワクするような情報をもらい、いざ町に観察へ。思いのほかたくさんの鳥や魚や動物のフンが見られ、盛りだくさんの佐須奈探検となりました。子どもたちにも先生にも楽しんでいただけたようで、嬉しい限りですが、一番楽しんでいたのは私達センター職員かもしれません。おらが町佐須奈、まだまだ知らないこと、楽しいことがいっぱいです。子どもたちがそれを気づかせてくれた半日でした。


[452] かたち
投稿者:檜山 投稿日:2004/06/03(木曜) 16:26

 みなさん、センターHPのTOPページの中段あたりに、「ツシマヤマネコ交通事故無事故記録日数」と銘打たれたカウンターがあるのにお気づきでしょうか?ヤマネコが交通事故に遭わず無事一日を終えることができるたび、数を重ねていくカウンターです。 このカウンターが今日、200日目に到達しました。みんなのヤマネコへの思いやりが、連続無事故記録200日という「かたち」となって表れたのだと思います。
 少し気は早いのですが、このまま順調にいけば9月11日に連続300日。そして11月5日には無事故記録が丸一年を迎えることになります。そしてこの記録が2年、3年そして4年・・・と続いていくことを願うばかりです。みんなのちょっとした心配りが、大きなかたちとなって表れることを。


[451] お客さま
投稿者:村山 投稿日:2004/06/03(木曜) 11:53

昨日、センターにかわいらしいお客様が来られました。ツバメです。余りの天気のよさに窓を開けて仕事をしていたら、網戸の無い窓から入ってきてしまいました。幸い、衝突も起こさず、無事に帰っていただきましたが、ちょっとヒヤリとしました。

ツバメの正面顔はあまり真近で見ることってありませんが、つぶらな瞳と大きな口がとても愛嬌あふれています。このツバメ、いまが子育てで大忙しな時期ですが、何と最高でひとシーズンに5回もヒナを育て上げるそうです。働きものです。


[450] 初韓国です
投稿者:大林 投稿日:2004/06/02(水曜) 09:39

昨日、今日と対馬はとてもいい天気です。
対馬も梅雨入りしたはずなのですが、そんなことを感じさせない青空が広がっています。
空気もとても澄んでおり、とても気持ちよかったので、朝、寄り道して海沿いの道を。そして韓国の見える丘展望台に差しかかったところで海側を見てみると・・・。
海の向こうに韓国の山並みが・・・。
今まで何度かここに寄ってきて一度も見えなかったのに、それもあんなに近くに。国境の島を肌で感じさせる瞬間でした。
 センターのある周辺は韓国まで約50Km。鳥が数多く渡ってきたり、至る所にハングル語の看板があったり、公民館講座でハングル語を教えていたり、センターにも韓国からの来館者が多くあったり、まさに納得です。
 対馬の最も大きなお祭りである対馬アリラン祭りも朝鮮通信使を再現したものみたいです。
 
 蛇足ですが、センターのある棹崎公園には、日本最北西端の碑もあって、センターでは、実は日本最北西端到達証明書も発行していたりするんですよ。おみやげに是非どうぞ。


[448] 霧が・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/05/30(日曜) 22:29

 昨日今日と棹崎周辺は、深い霧に包まれています。その中でも土曜日の、来館者は148名とまずまずの来館数でにぎわいを見せていました。公開中のヤマネコも元気です、まだ見えていない人会いに来てくださいなお待ちしています。

土日をかけて韓国の学生さん達が、去年同様に海岸のゴミ拾いに来て住民の方々と力を合わせての海岸周辺のゴミ掃除が、はじまりました。
今日は、朝から霧雨で晴れることが無く濡れながらの作業で大変でしたでしょう。韓国の学生さん達、住民のボランティアの方そして関係者の方々お疲れさまでした。

対馬の海岸からゴミが無くなる事を願っています。


[447]
投稿者:木村 投稿日:2004/05/28(金曜) 22:10

23日は月例お散歩観察会でした。梅雨も間近だというのにお天気にも恵まれ、とても心地よい時間を過ごすことができました。詳しくは「センターの活動報告」で報告します(近いうちに・・)ので、そちらも覗いてみてくださいね。

写真は観察会中、観察路から海を見下ろしたものです。対馬の海は本当に豊かで、堤防からちょっと覗くとイカが泳いでいたり、ブリが泳いでいたり、磯でサザエやトコブシが採れたり。反面、海流に乗ってゴミがたくさん流れ着いてきます。明日・明後日は韓国の学生さんが来て、地域住民の方々と一緒に行う、棹崎海岸周辺の一斉ゴミ拾いがあります。私は仕事がありますが、お休みの職員は参加するそうです。みなさん頑張ってくださいね。
対馬の海がいつまでも豊かでありますように・・・

しかし、みんなきれいな海が好きなはずなのに、何故だかゴミは漂着し続けるのです。


[446] ヘンなの。
投稿者:檜山 投稿日:2004/05/27(木曜) 20:14

 暖かくなってきたこの時期、朝ヤマネコの世話をするためにケージ内に入ると、夜の間に灯りに集まってきたたくさんの蛾がいます。そのほとんどが、できるだけ体を平たくして目立たないようにじっとしています。なかにはひっそりそのまま死んでいる蛾もいます。
 がしかしっ!やっぱりいました。ヘンなのが。なんだかわかんないけど、とてもがんばっています。上半身を反り起こして、おまけにおしりまで反り上げてます。かなり目立っています。何のためにこんな姿勢でいるのか、まったくもって不明です。それにどう考えてもこの姿勢はつらいハズ。
 しかしぐるっと見渡してみると、彼らの仲間は皆一様に同じ姿勢でじっとしています。だれ独りとしてこっそりサボって平たくなってるヤツはいません。不思議です。なぜ、彼らはこのヘンなポーズをとり続けるのでしょうか?
 この蛾を良く見てみると、前肢は使わず後ろの2対の肢を使って立っています。そして何よりも肢が長い。相当長い。この長い肢をつかって写真のように突っ立っているようです。「これでもか」と言わんばかりに。

 これで解決です。どうやら彼らの間ではこれがナウいのです。きっと肢の長いほうがモテるんです。だからみんなこうやって一様にヘンんなポーズで、「オレの肢、長くて邪魔なんだよなぁ~」と言わんばかりに相手に見せつけ合ってるんです。ただみんな見せつけ合っているにしては、てんでバラバラの方向を向いているのが気になります。でもきっとこれも彼らが複眼だから問題ないのでしょう。きっと他が気なってチラチラ見てるに違いありません。「ふっ、短足め」ってなかんじで。
ちなみにこの蛾、名前をオオウスベニトガリメイガといいます。やっぱり尖がってるのがカッコイイようです。不良です。ツッパリです。自然はホントに不思議です。


[445] 木漏れ日はもう初夏
投稿者:村山 投稿日:2004/05/26(水曜) 19:58

いつの間にか季節が変わり、木漏れ日もどこか初夏の様な雰囲気を思わせる色に変わってきました。昨日の夜、ふと目を覚ました時には、遠くにコノハズク、ホトトギスが鳴いていました。どの季節も素敵ですが、この梅雨前のわずかな時期は大好きです。

対馬に来てからキャンプをしたことがまだありません。この季節、外で何かをしたくなりますね。久しぶりにテントを出してみようかな、と思い天気予報を見ると、今度の私のお休みはどうやら雨です。なかなか上手くいかないものですね。

先週の日曜日はお散歩観察会でした。今回は13名のご参加があり、また違った季節の棹崎を見ることができました。来月はどんなお散歩になるのかな?詳しくは木村さんから報告してもらいます。


[444] 原色
投稿者:大林 投稿日:2004/05/25(火曜) 19:57

 対馬は今はGW前から始まっていた田植えが最後のピークを迎えようとしています。
 出張やなんやといろいろ重なって先週日誌を投稿できなかったのですが、その間にいろいろな生き物と会ったり、自然の移り変わりを感じたりしました。その中で今回選んだのが、これです。 これも対馬に行く前から見たい見たいと思っていたものです。
 本当に見事にオレンジ色ですね。対馬では「ウニ」と呼ばれているみたいです。色を見て納得ですね。本当の名前は「ツシマナメクジ」対馬固有の生き物です。
 それにしても彼らは何でこんな色になったんでしょうね?私に見つかったように、かなり目立って他の生き物に食べられてしまうかと思うんですが、現在に生き残っているからにはその色になることによって何か有利な点があるんでしょう。きっと。


[443] 久しぶりの異国の島が・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/05/23(日曜) 23:05

 昨日は、今の時期珍しく韓国の島が、姿を見せていました。
冬ばのようにビルは見えなかったものの久しぶりの島で、来館者の方は、感激されていました。

今日は、2回目の棹崎公園での、おさんぽ観察会がありました。天気もよく双眼鏡を片手に出発です。どんな生き物と出会えたのでしょうか、次回も楽しみですね。

次回は、私も参加してみたいとおもいます。出来れば?・・・


[442] エンリッチメントしました
投稿者:木村 投稿日:2004/05/21(金曜) 22:06

今日はセンター閉館後、職員総出+学生ボランティアさんで、ヤマネコ飼育舎の環境改善をしました。ヤマネコが少しでも気持ち良く暮らせるように、梅雨が本格化する前に雨よけの東屋を入れ、ヤマネコお気に入りポイントの上に屋根をつけました。よろこんで使ってくれるといいのですが・・・

午前中は佐須奈小学校のみんなと、学校の周りに暮らしている野鳥を探しに行きました。なんと、図書室の裏で、コシアカツバメの巣から顔を出しているニュウナイスズメを発見!この春、ここで子育てをするのでしょうか?みんなと静かに見守ってあげられればと思います。


[441] お祭り騒ぎ
投稿者:檜山 投稿日:2004/05/20(木曜) 18:58

 センターではヤマネコだけでなく、ヤマネコの餌となるネズミも飼育しています。そのネズミたちの間で、今ちょっとしたベビーブームが起こっています。
 写真はそのネズミの赤ちゃんたちを撮影したものです。普段は固まっておとなしく眠っています。個人的に僕はこれを「ねずみ玉」と呼んでいます。がしかし、巣材の掃除などでこのねずみ玉をちょこっと移動するだけもう大変です。みんな何事かと思うくらい折り重なって、我も我もとネズミ玉の中に潜り込もうとします。下に誰かいようが、踏んずけまいがそんなことおかまいなしです。まるでTVで見た、いかつい男衆が締め込み姿でだんごになってる何処ぞのお祭りのよう。しかしこのお祭り騒ぎもしばらくするとおさまり、ネズミ玉はまた落ち着きを取り戻します。みんな何事もなかったように、またスヤスヤと眠りだします。不思議です。どうやら、さっきまでの熾烈なポジション争いはどうでもよかったようです。いや、彼らにとってはこれがいちばん素敵なポジション配置であるに違いありません。なんせ、あそこまでがんばってたのですから。

ちなみにこのネズミ玉、もう一度動かしてみると二度と同じ形にはなりません。それでもきっと素敵なんです。


[440] 対馬の海獣類
投稿者:村山 投稿日:2004/05/20(木曜) 00:44

対馬の海にはどんな動物が居るのでしょう。先日、木村さんが20頭ほどのイルカの群れを豆酘崎で見たそうです。まだ対馬では海の哺乳類を見たことがないので、とても羨ましいです。海流の中にある対馬の周辺には思いのほか多くの哺乳類もやってくるのでしょうか。まだまだ未知の世界が沢山あるものですね。

明日は厳原で会議です。途中でどんな動物に出会うかも外勤の楽しみです。


[439] センターに来館者・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/05/15(土曜) 22:43

 今日は、センターに出勤してみると早くも来館者が・・・?とおもいきや、それはなんとツシマサンショウウオ〈オス?メス?〉でした。実はこのサンショウウオは、昨日の木村さんの日誌に写っていた来館者です。あまり元気がなかったので木村さんがエサをいろいろとあたえましたが食べません、そこで自然にもどすことが一番よいのではとゆうことになり戻しました。元気でいてね・・・「とても可愛い来館者でした」。

このようにセンターには、人間の来館者以外にも様々な生き物が訪れます。あなたもセンターに来てみませんか、何かに出会えるかもしれませんよ。スタッフ一同お待ちしています。


[438] 佐護小学校のみんなへ
投稿者:木村 投稿日:2004/05/14(金曜) 23:24

こんにちは!今日もみんなは元気いっぱいですか?水曜日は、みんなといっしょに佐護小学校の周りのふしぎをたくさん発見することができて、とっても楽しかったです。またいっしょに佐護たんけんしようね!

今日は、ねんがんのツシマサンショウウオを見てしまいました!親切な人が、「ツシマサンショウウオがいるから見においで」と、れんらくをくれたのです。場所はなんと、佐護小学校の近所のお家のお庭!こんなに近くにいたなんて、みんな知ってた?体中が金色にキラキラ光って、とってもきれいでした。

土日の休みにはセンターに遊びに来てくださいね。
つしまるといっしょに、みんなを待っています!


[437] 謎のアレ
投稿者:檜山 投稿日:2004/05/13(木曜) 15:58

 まず左上の写真を見てください。「あぁ、アレか」とお思いでしょう。そうです、アレです。この時期、野外に出るとよく目にするアレです。茎の分かれ目なんかによくある、泡々したアレです。みんな一度は目にして気になってるアレ。だけど何だかわかんないアレ。僕もずっと気になってた、アレ。「ナンダアノアワアワハ・・・???」四半世紀に渡りずっと疑問に思い続けながら、放ったらかしにしてたアレ。とうとう調べました。アレの正体。

 アレをセンターに持ち帰り放置していたところ、なんと泡々の中から虫が出てきました(写真下)。赤と黒のツートンカラー、テカテカしててメカニカル。はっきりいって気持ち悪いです。図鑑で調べてみると、シロオビアワフキという昆虫の幼虫なのだそうです。なんでも鋭い口吻を植物に突き刺して液体をチューチュー吸うんです。そして栄養を吸収した残りの水分で自分の体を濡らして、お腹にある空気溝を使ってあの泡々を作り出すそうです。そしてその泡のなかで2ヶ月程過ごした後、成虫になるそうです。オドロキです。気になる成虫ですが、グロテスクな幼虫期とは違い、いたってフツーです。気になる人はまた調べてみてください。
 
 みんなが気になってたアレ。これでスッキリしました。
自然は何だかよくわかんない不思議な「アレ」で溢れています。皆さんも今度、自分のアレを探してみてください。きっとオドロキでいっぱいです。


[435] ヤマネコのメッセージ
投稿者:村山 投稿日:2004/05/12(水曜) 23:25

今日は印象的な来館者の方に出会いました。福岡からのお客様です。二人連れで来られたのですが、一生懸命展示物を眺め、職員にもいろいろと質問をされていました。

このお二人が対馬を訪問した理由は福岡市動物園で出会ったツシマヤマネコだったそうです。福岡市動物園で公開中のヤマネコの目を見ているうちに、どうしても生息地である対馬を見てみたくなったのだそうです。竜良山の原生林を見た後、ツシマヤマネコが暮らす対馬を眺めつつセンターまでやって来とのこと・・。都会に暮らしているからこそ、対馬の自然の豊かさ、素晴らしさが分かりますと話されていました。

午前中は木村さんと佐護小学校の子供たちと一緒に佐護を歩きました。その報告は後日、木村さんから伝えてもらいます。とても楽しい半日を過ごすことができました。


[434] 何に見えますか?
投稿者:大林 投稿日:2004/05/11(火曜) 20:54

 最近センターの職員がかかる病気に私もかかりました。何かというと「道路の上に落ちているものにやたらと目がいってしまう病」。ヤマネコが万が一はねられてないか気になるんですよね。
 この写真のものは、私が通勤するとき、佐護の湊からセンターの上に上がってくる道路にありました。まずは遠目で「なんだなんだ」、近づいて「あぁ、木だ。でも動物がはねられて腹見せて死んでいるのに似てるなぁー」と、で帰り、朝にそんな木があったことを忘れて同じところでライトに照れされたそいつを見たときは、結構びっくりでした。

 ツシマヤマネコはわかっているだけでこの5年に21匹が交通事故にあい、そのうち17匹が死んでいます。生息数が70~90頭と言われているツシマヤマネコにとっては非常に大きな数字です。現在交通事故の原因の調査等も行っていますが、具体的にどうするかという対策の結論とその実施については少し時間がかかりそうです(もちろん急ぎます。また看板設置や交通事故防止キャンペーンなどは行っています)。
 対馬を運転する際には安全運転で願います。因みに事故は秋が多いので、さらなるご注意を。


[433] ゴールデンウイークも終わり・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/05/08(土曜) 23:09

 今年のゴールデンウイークも終わり、入館数を集計したところ1日~5日まで5日間で、なんとセンターが開館してから初の最高1570人以上の入館者の方がお見えになっていました。恐るべしヤマネコ公開のちから・・

 今日は、5月に入って1回目の巡視に行きました。巡視も中間にさしかかったところで、ヘビ除けにと竹の棒で音をたてながら歩いていると、うしろからバサッと音をたてて鳥が飛び立ちました。キイキイーキツキツとかん高い鳴き声をあげながら私の頭の上でなんどもなんども回り高く飛んだり下がったりしてまるで威嚇しているようい思われました。センターに帰り調べてみるとハヤブサだったみたいです。デジカメで撮ったのですが余りに小さかったので写真はありません。棹崎公園のどこかで子育てをしていたのかも・・・ビックリさせてゴメンね


[431] ふわふわしてる
投稿者:木村 投稿日:2004/05/07(金曜) 22:19

最近、交通事故が多いですね。夜中に佐護の水田周辺を通る時は特に。こっちも必死で避けるのですが、避けきれないことも多々・・・背筋が凍る思いです。これから梅雨を迎えると更に増えそうですね、カエルの交通事故。

昼間はこのコが、脇目も振らず道路に突進してきます。頑強な鎧で身を固めているように見えますが、さわってみるとふわふわしていますよ。そっと手を差し伸べて、道の脇に避難させてあげてください。
大人になると、オレンジ色の奇抜な模様が楽しめ?ます。

[Res: 431] Re: ふわふわしてる
投稿者:木村 投稿日:2004/05/07(金曜) 22:24

←さわれます。

協力:村山さんの手

※毛虫の仲間には毒を持っているものもいるので、ご注意ください


[429] 今日は子どもの日
投稿者:村山 投稿日:2004/05/05(水曜) 17:24

今日は5月5日の子どもの日です。ゴールデンウィーク最終日となった今日は気持ちの良い晴天となりました。大林さんの日記にもありますが、つばきちゃんがちびっ子たちを出迎えるためにセンターを訪問。来館者の皆さんとのふれあいを楽しみました。

つばきちゃんは、その大きさのためか、しばし子どもたちをビックリさせてしまうことも・・・。写真はちょっと子どもたちに引かれ気味になって戸惑うつばきちゃんです。

ゴールデンウィークも今日までですが、春の大型連休を堪能されましたか?


[427] ついにです!!
投稿者:大林 投稿日:2004/05/03(月曜) 18:45

明日はお休みなので一日早く書いています。

聞いてください。
ついに野生のヤマネコを見ることができました。
夜の11時過ぎにセンターから帰る途中。
センターから駐車場につく前のところで目の前をさっと通りました。
一瞬だったのですが、ちゃんとヤマネコの特徴が確認できました。

野生の個体を見るとほっとしますね。
そうそう、これで私も胸張って「ヤマネコ見ましたよー」と言うことが出来ます。

追伸
センターはGWもあいていますが、この期間は大変混雑しています。
(昨日はセンター始まって以来最大の一日549人を記録しました)
センターは比較的午前中はすいていますので午前中いらっしゃることを
お勧め致します。
また5月5日のこどもの日の午前中には、写真のツバキちゃんがセンターに来ます。とってもかわいいですよ。是非いらしてください。


[426] ついに出た、イノシシ?
投稿者:阿比留 投稿日:2004/05/01(土曜) 22:23

 昨日センターの帰り道棹崎公園林道にて、今年初めてのイノシシを目撃しました。
実は、一週間前ぐらいにも、イノシシらしい背中の部分を、目撃していたのですが、その時点では何かよく解りませんでした。今回はっきりとイノシシ2頭を確認しました。
昨日見たイノシシは、親子連れだと思われます。私の車の音を聞いて、そそくさと林の中に逃げていきました。

今のところ被害は無いようですが、センターに来館される方は、イノシシ出現にくれぐれも、ご注意ください。
目撃したイノシシは、さほど大きくはありませんでしたがくれぐれもご用心を・・・


[425] 命名
投稿者:木村 投稿日:2004/04/30(金曜) 23:51

 あらゆるものに付いている名前というものは、人間が便宜的に勝手につけたものです。水が固まったものを氷と呼び、さらに空から降ってくるものを雪、地表に出るものを霜と言うのも、すべて昔の人がつけた名前を使っているのです。
 この写真の生き物には、「霜が降っているようだ」という名前がついています。もし私がこの生き物に名前をつける立場だったら、「のこぎりみたい」としたでしょう・・・あまりのセンスの無さに、ご本人に怒られてしまいそうです。

 みなさんだったら、この生き物になんと名前を付けていたでしょうか?


[424] 蒔絵
投稿者:檜山 投稿日:2004/04/29(木曜) 19:14

みなさん蒔絵という言葉を聞いたことがありますか?日本で古くより伝わる装飾方法で、漆の上に金や銀の色粉を蒔いて塗り固めた工芸品です。
右の写真はミヤマカラスアゲハの翅を拡大したものです。
まるで蒔絵にそっくりです。いや、蒔絵が蝶の翅の模様にそっくりなのです。
ひとが蒔絵を描き始めるずっと以前から、蝶たちはこの美しさを纏い続けてきたました。
ひとがこの翅を見て、蒔絵を思いついたのかもしれません。
ひとはいつ、この美しさに追いつけるのでしょうか。
残念ながら写真では、本当の美しさの半分も伝わりません。
そこにすでに限界を感じます。
それと同時にこんなにも美しいものが、すぐそばにいることに嬉しくなります。


[423] シギやチドリが・・・
投稿者:村山 投稿日:2004/04/28(水曜) 21:16

今年も佐護の田んぼに水が入り、シギやチドリが目立ってきました。先程、夕暮れ時に佐護を通りかかったときにもオグロシギ、タカブシギ、アオアシシギなどがサギたちの間に見えていました。コサギも飾り羽がフワフワとしてとても素敵に見える時期です。

しかし、渡りにはリスクもあります。昨晩、佐護では強風が吹いていました。センターからの帰りがけの道路の上で見つけたのは、首が折れて死んでしまったオグロシギです。風に煽られて、車にでもぶつかってしまったのかも知れません。渡り鳥は季節ごとに長い距離を旅することが運命です。その旅の途中で傷ついたり、死んでしまうことも彼らには当然起こり得ることなのでしょう。小さな体で海を飛ぶことに、人間の感覚として「怖くないのか」と単純に思ってしまいますが、それも彼らには当然のことなのでしょう。

そんな風に理屈では「当然だ」と言っても、やっぱり渡り鳥はすごいな~と感動を覚えます。彼らがこの春の渡りを無事に終え、夏を過ごす地へ辿り着けるように祈りたいです。


[421] 棹崎スダジイの森
投稿者:木村 投稿日:2004/04/23(金曜) 21:31

25日はセンター職員と一緒に森を歩く、棹崎お散歩観察会です。今日はみなさんより一足先に、森の様子を見てきました。

一番に出迎えてくれたのは、な、なんとマムシ!対馬では「ひらくち」の名で知られるツシママムシです。まだ幼蛇と思われるマムシが側溝に落ちているのを、発見した感動と喜びの眼差しで覗きこむと、奴はしっぽをフリフリいきなり跳びかかってきました。子供にしてこの気の荒さ、そして毒を持っているという事で、対馬の人があそこまで恐れ忌み嫌う気持ちがようやくわかりました。

みなさん、これから山を歩くときには、「ひらくち」に十分注意してくださいね。

[Res: 421] Re: 棹崎スダジイの森
投稿者:木村 投稿日:2004/04/23(金曜) 21:39

「ひらくちの写真なんか載せるな!」と怒られそうですが、気性の荒さと毒さえなければ、山吹色の綺麗なヘビです。

綺麗なヘビですが、これを見て安易に近寄ってはいけません。私のように、その恐ろしさを知らない島外の方は特にご注意を!


[420] 団地。
投稿者:檜山 投稿日:2004/04/22(木曜) 18:53

 ツバメ飛び交う今日この頃、我が家にあるコシアカツバメの巣にも家主が戻ってきました。
我が家には合わせて3つのツバメの巣がありますが、どうやら今のところ、両隣の2軒にはまだ家主が戻って来てないようす。
お隣さんも戻り、雛たちが生まれる頃には賑やかになりそうです。ツバメ団地。またひとつ楽しみが増えました。


[418] スズメガの魅力・・
投稿者:村山 投稿日:2004/04/21(水曜) 20:51

今日はスズメガの魅力について、木村さん、桧山君に教えてもらいました。木村さんによると、ベルベットのような細かい毛に覆われた甲冑のような顔が魅力なのだそうです・・・。

このハネナガブドウスズメと思われる蛾を前に、しばしスズメガ談議と撮影会が繰り広げられたのでした。確かにかわいい気もしないでもありません。今度は、スズメガ観察会をするというのもおもしろいかもしれません。