対馬野生生物保護センター

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センター職員日誌(過去ログ)

[417] アメンボの足の数って???
投稿者:大林 投稿日:2004/04/20(火曜) 21:59

まずは写真を見てください。
この写真、センターに向かって駐車場から上がってくる時に、脇にある水路でとったものなんです。
いっぱいオタマジャクシがいますよね。
カエルの卵もいっぱいあって、水の中にも春が来てますよ。
と、書くつもりだったのですが・・・。

上の方にアメンボが写っていますよね。
なんか変だなー、と思ってよく見ると長い足が8本あるんですよね。
あれ、アメンボは昆虫で足が6本だったはずなのに???
と図鑑で調べてもやはり6本でした。
写真をよくよく見ると、足も目も触覚も2匹分ありました!!
交尾をしていたのかもしれません。
写真って面白いですね。

ちなみにアメンボの飛ぶ所って見たことあります?種類や環境によっては本当に飛ぶらしいですよ。


[416] 春・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/04/19(月曜) 17:10

 桜「ソメイヨシノ」は、満開も過ぎ可憐な花も散ってしまいました。現在は、国道沿いに「ヤエザクラ」が、満開をむかえ濃いめのピンクの花が目にはいります。
これからの季節は、植物いろいろな花が咲き始め楽しみです。
野鳥の方も、渡り鳥の季節でもありますし、センターの方でも、イベントがありますので是非遊びに来てください。
ヤマネコも待っています。


[415] 夜の棹崎公園
投稿者:木村 投稿日:2004/04/16(金曜) 20:30

「きゅぽぽぽ、きゅぽ、ぽ、ぽ、ぽきゅ~」

何の音だと思いますか?
これは、コウモリの声です。正確に言うと、コウモリの出す超音波を、機械を通して人間に聞こえるようにした時の音です。
棹崎公園には戦時中に築かれた砲台跡や弾薬庫などがあり、何種類かのコウモリがそこに棲みついています。センターの灯りに集まってくる虫を食べに来ているようで、そこそこコウモリたちの暮らしやすい環境にあるのでしょうか。
闇の世界の住人と名高いコウモリですが、「きゅぽきゅぽ」鳴くと聞くと、少しイメージが変わりませんか?意外につぶらな瞳がかわいかったりしますよ♪

←投稿用におうちの写真を撮らせてもらったら、フラッシュと同時に「きゅぽきゅぽ」大騒ぎ。ごめんよコウモリたち・・・


[414] つばきちゃん来館
投稿者:檜山 投稿日:2004/04/15(木曜) 20:35

 今日は対馬のアイドル、ツシマヤマネコのつばきちゃんが取材撮影のためセンターにやってきました。久しぶりのセンターにやって来たつばきちゃんは終始ゴキゲン。新体制になった職員との記念撮影のほか、猫の手も借りたいくらいテンテコ舞いの職員に代わってセンター内のいろいろなお仕事までしてくれました。これには配達に来た郵便局員の方もビックリ。しかし残念だったのは、つばきちゃんがセンターにいる間に、誰もお客さんが来なかったことでした。これにはつばきちゃんも少々ガッカリ。そこでつばきちゃん、「ゴールデンウィークにもまた来ます」と言い残して帰っていきました。ということでみなさん、ゴールデンウィーク中は運が良ければ、つばきちゃんに会えるかもしれません!皆さんお誘い合わせの上、どしどしセンターに遊びに来てください。


[413] 花粉症・・
投稿者:村山 投稿日:2004/04/15(木曜) 11:51

スギ花粉が過ぎたこのごろ、私の花粉症がはじまります。最近なんだかムズムズとしてきました。季節外れのこの花粉症、周囲に花粉症と認識されないので、「かぜ?」と必ず聞かれます。

春をそんなところでも感じる今日この頃です。


[412] 龍良山に行ってきました!!
投稿者:大林 投稿日:2004/04/13(火曜) 21:59

先日、龍良山原生林をちょっとだけ歩きました。
知人が「屋久島にも匹敵する」と言っていて、私自身屋久島は行ったことがないのですが、あの屋久島ですからと、対馬に来る前から「行きたい」と思っていた場所です。
とにかく、すごい、圧倒されました。巨樹がそこかしこにあって、また空気の美味しいこと。少し奥に行くと、昨年御蔵島(東京都)で、日本一大きなスダジイの木のある森に入ったときと同じ、森全体から力を感じ、厳粛な空気が周りを覆っていました。御蔵島の森も龍良山も信仰の対象と聞きました。やはり人はそのような所に対して人知を越えたなにかを感じるのかな、と自然と思えました。
そのような龍良山原生林も実は遠くから見るとほんのわずかな面積でしかなく(90ha)、周りはというと植林や開発が進んでおり、残っているのが非常に奇跡的な感じがしました。
対馬の自然のすばらしさをを語る龍良山原生林、対馬を感じる意味でも周りを見ながら、皆さんにも来て欲しいものだと思いました。
写真はちょっとぼけていますが、龍良山の天道信仰の神社の鳥居と原生林の一部です。


[410] それぞれの春
投稿者:木村 投稿日:2004/04/09(金曜) 17:19

今朝、佐須奈地区遊歩道という、家の裏山の散策路に行ってきました。足元にはタチツボスミレやクサイチゴが並び、頭上からはヤマガラやシジュウカラといった小鳥たちのさえずりが聞こえてくる、心地よい春の散歩となりました。檜山さんとは対極の果て、北海道から来た私にも、ゆったりと流れる対馬の春は新鮮に感じられます。すべてが一斉に春を迎える北海道の春がびっくり箱だとすれば、対馬の春はオルゴール箱といったところでしょうか。もうしばらく、この春は楽しめそうです。

[Res: 410] Re: それぞれの春
投稿者:木村 投稿日:2004/04/09(金曜) 18:04

遊歩道展望所から見た、おらが町佐須奈。


[409] 春爛漫
投稿者:檜山 投稿日:2004/04/08(木曜) 17:24

 春です。毎朝満開の桜を眺めながら、また時には桜吹雪の中を通り抜けながらセンターに通うのが楽しみです。7年間四季のない沖縄に住んでいた僕は、毎日春を満喫できてかなりゴキゲンです。何ゆえ日本で「春」が特別なものかがわかるような気がします。新芽が毎日少しずつ大きくなり、山が少しずつ萌黄色に染まっていきます。萌黄色は布に移すことのできない色だということを、どこかで耳にしたことがあります。残すことのできない色。ゆえに人はこの色に名前をつけたのではないかと思ったりします。春です。


[408] 波乱含みの春・・・
投稿者:村山 投稿日:2004/04/07(水曜) 20:57

最近ずっとヤマネコの死体発見の情報が無いと思っていたのですが、残念ながら若いメスの個体が死亡してしまいました。このヤマネコは2002年11月に、生まれて7~8ヶ月目で交通事故に遇い保護されてきた個体でした。この4月で2歳になる頃です。その時の事故は、コツンと当たった程度で、怪我もほとんど無くとても元気で丸々としたヤマネコだったのですが・・・。野生動物が生き抜く厳しさを感じました。

今年の春、上手くいっていれば子どもを産んでいたであろうメスなので、なぜ2歳で死亡に至ってしまったのか、その原因が知りたいです。


[407] 波乱の幕開けです
投稿者:大林 投稿日:2004/04/06(火曜) 22:12

本日、山本さんの後任として着任しました対馬自然保護官の大林です。
昨日昼頃、福岡市動物園でツシマヤマネコが2匹出産したという
めでたいお知らせを聞き、夜にはツシマヤマネコの死体が収容されたとの悲しいニュースを聞きました。そして、本日着くなり昨日収容されたツシマヤマネコの死体とご対面し、なかなか波乱の幕開けとなりました。

ツシマヤマネコについては全くの初心者で、不安もかなりあるのですが、いろいろな方のご協力を得てがんばっていきたいと思いますので、皆様どうぞよろしくお願いします。
また近いうちに関係者の自己紹介コーナーに書きますのでそちらもご覧ください。


[406] 平成16年度がはじまりました
投稿者:村山 投稿日:2004/04/01(木曜) 18:50

今年は、山本さん、三谷さん、荻野さんと、3名の職員が交代することになりました。

ツシマヤマネコがいなければ対馬とは縁が無かったであろう3名の今後のご活躍を祈ります。お世話になりました。また、いつかどこかでお会いしたいです。

3名が交代ということは新たに3名の職員が加わるということでもあります。近日中にこの職員日誌にデビューを飾ると思いますので、楽しみにお待ち下さい。私も対馬に来て2年半が経ちました。ツシマヤマネコ保護の現場は厳しくもやりがいのある現場だと思っています。新しい職員と共に、対馬の地域の方に見守られながら本年度も頑張りたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

写真は3月28日棹崎公園から見えた、韓国へ向かって飛んでいくナベヅルです。


[405] ありがとうございました
投稿者:山本 投稿日:2004/03/30(火曜) 22:31

今朝、佐護平野にナベヅルが60羽くらい下りていました。昼前にはセンターの窓からV字になって飛んでいく様子が見えました。対馬では、2月末から3月初めにマナヅルが、3月末から4月初めにナベヅルが渡ってきて一晩羽根を休めて飛んでいきます。こうして鳥や花の様子で季節を感じられるということはすばらしいことです。

人事異動で対馬を離れることになりました。今日が最後の日記です。3年間本当にお世話になりました。センターも3人代わって体制がガラっと変わりますが、これまで以上にヤマネコのこと、対馬の自然のことを伝えてくれることと思います。少し離れて応援していきたいと思っています。

私にとって、対馬で暮らした3年間は本当に充実した日々でした。楽しかったことも大変だったことも、思い出になるにはまだ時間がかかりますが、忘れられない時間になりそうです。みなさんと出会えて本当によかった。これから自然保護に携わっていく上で、基礎となる考え方が固まったような気がします。

4月からは東京勤務なので、渡り鳥の種類で季節を感じることが難しそうです。今度はこのホームページで対馬の空気を感じていきたいと思います。

本当にありがとうございました。4月からの新しいセンターも引き続きよろしくお願いします。


[403] 今日は、3回目の巡視へ・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/03/27(土曜) 23:30

 今日は、棹崎公園の今月最後の巡視に回りました。公園内は、先週と同じく何事もなく終わりました。
三谷さんの日誌に書かれているように公園にも、何種類ものスミレの花が咲いています。色は、紫・白・薄紫といろいろです。 
それと、黄色い花を咲かせるタンポポが、あちらこちらにひときわめだち咲いています。
棹崎までの通勤途中に植えてある桜ソメイヨシノも満開とは行きませんが、すこしずつ咲き始めていて毎日楽しんでいます。
公開中のヤマネコも元気です。まだ来館されていない方一度遊びに着てくださいお待ちしています。

[Res: 403] Re: 今日は、3回目の巡視へ・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/03/28(日曜) 12:44

 通勤途中のさくらです。満開まであと少しです・・・。


[402] すみれの花さく頃~
投稿者:三谷 投稿日:2004/03/27(土曜) 18:42

 調査の最中にスミレの花が満開で、いよいよ春到来です。

 春は卒業の季節ですが、3月末で対馬をはなれることになりました。
 長かったようでアッという間の3年半でした。最初はヤマネコのことも対馬のこともほとんど知らなかったのですが、対馬の皆様によくしていただきながら、徐々に分かってくるにつれ愛着がわき、今では第二のふるさとのように思えます。
 人々のかたわらに何げなくヤマネコや対馬の生き物達が暮らし続ける対馬であって欲しいと願います。

 みなさま、どうもありがとうございました。


[401] ヤマネコクッキー
投稿者:荻野 投稿日:2004/03/26(金曜) 19:55

 昨日は今年度最後の座談会が上対馬町玖須でありました。2月中に行った上県町瀬田や一重とは集まって下さった方たちの年齢層も雰囲気も違い、また違った会となりました。対馬は、昔は陸上交通よりも海上交通の方が主だったため隣の集落に行くだけでも大変だった、と聞いていただけあり、集落ごとのカラーがずいぶん違うことを改めて感じました。場所により反応は全然違うだけにこれからも続けて行ければと思っております。みなさんの中でも「ぜひうちで!」ということがありましたらお気軽にセンターまでご一報下さい。

 さて、話しは変わって座談会の前に思わず顔がほころんでしまう出来事が一つありました。昨年の夏、センターで主催したスタディーツアーに参加してくれた学生さんからクッキーが届いたのですが、なんと開けてびっくり!「ツシマヤマネコクッキー」です。額の特徴もしっかりとらえていてとってもかわいいですね。すぐには食べずにしばらくは事務室に飾らせてもらいます。ありがとうございました。


[400] スダジイの森
投稿者:村山 投稿日:2004/03/24(水曜) 20:36

3月21日(日)に自然教室として國分英俊先生をお招きして「植物観察会」を実施しました。センターの向かいの山の遊歩道を登っていくと様々な春を感じることができました。山の上からは景色も良く、春なのに、韓国も見ることができました。山の上のほうには立派な照葉樹の森があります。地面にはたくさんのスダジイの実が落ちていました。4月からはセンターのスタッフで月例のお散歩観察会を開始する予定です。その一本の道の四季を毎月みなさんと歩くことができたら楽しいだろうなと思います。

第1回目は4月25日(日)の予定です。ふらりと遊びに来て下さい。


[399] ヤマザクラが・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/03/20(土曜) 23:32

 今日は、通勤途中ヤマザクラが、満開に咲いているのを見かけました。その近くのソメイヨシノの木には、つぼみが出はじめています。満開に咲くのが楽しみです。今年こそは、桜満開の時期に花を、撮影したいと思っています。

今日は、二回目の公園の巡視に行きました。今月は、強風が多かったので、木など倒れていないか心配でしたが、特に以上は無く終わりました。
 今公園には、椿の花が満開です。その他にスミレの花、タンポポ、ホトケノザ、などあちらこちらに咲き始めています。明日は、自然教室の「春の植物観察会」があります。強風が吹かないことをねがいます。明日は天気になりますように・・・


[398] パラグライダー
投稿者:三谷 投稿日:2004/03/19(金曜) 18:40

 本当に暖かくなりましたね。

 ポカポカ陽気の中、上県町パラグライダー部の方々が地上でパラシュートの操作を練習していました。パラグライダーに適当な風の強さや向きは微妙ということで、練習するのにも風に神経を使うそうです。千俵蒔山の上から飛ぶこともあるそうです。空気がすんでいるときなら、空の上から韓国がみえるということかも?
 青い空の下、カラフルなパラシュートが開いているのをみると爽快でした。飛んでみるとさらに気持ちがいいことでしょう。
 一緒にパラグライダーをしたい方は対馬市上県支所に連絡されればいいそうです。


[397] 巨樹・巨木
投稿者:荻野 投稿日:2004/03/18(木曜) 14:12

 今日は昨日の雨とうって変わって暖かな青空が広がっています。朝のニュースでは福岡では桜の開花宣言がされたそうです。対馬でも道の脇に何気無くヤマザクラが薄いピンクの花をつけておりとても綺麗です。
 
 さて、少し前になりますが休みの日に豊玉町唐洲にある大ソテツを見に行きました。これは「対馬の巨木と自然」というパンフレットにも載っているのですが、数ある対馬の巨木の中でもソテツの巨木は珍しいそうです。見てみた私個人の感想は・・・とにかく大きかったです!ソテツは高さ1~1.5メートルくらいの高さになる低木ですが、このソテツは2メートルは優に超えています。このソテツに限らず対馬には多くの巨樹巨木があります。皆さんもぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと気分新たに出来ますよ。


[395] 福岡市動物園へ行ってきました。
投稿者:村山 投稿日:2004/03/18(木曜) 00:33

検討会の翌日、初めて福岡市動物園に行ってきました。2年以上センターで仕事をしながら、実は今まで行ったことがなかったのです。今回初めてお邪魔する機会を持つことができました。動物園ではヤマネコの一般公開が始まっていますが、朝からヤマネコのケージにまっすぐ向かう来園者の方もみられました。福岡住民のなかでは話題になっていたようです。

ヤマネコの展示ケージのとなりには対馬とヤマネコについての展示コーナーがあり、ビデオを見ることもできます。そこにパンフレットも置いてあるのですが、対馬の観光パンフレットがあっという間に底をつき、私が行った日になくなってしまったそうです。ツシマヤマネコを見ることをきっかけに、対馬に興味を持って福岡から旅行に来てくれる方も増えるのではないかと思いました。


[394] 検討会開催
投稿者:山本 投稿日:2004/03/16(火曜) 18:46

昨日(15日)、ツシマヤマネコの現状や事業の進め方について、専門家の方々にご意見をいただく検討会を開催しました。年に約1回の会議なので、内容が盛りだくさんになり時間も不足気味だったのですが、各専門分野の方々にご意見をいただいて、方向性の確認ができたので、有意義な時間となりました。

今年度もあと少し。年度末の整理と新年度に向けての準備で、みなさんお忙しい日々をお過ごしではないですか。春先は気温の差も激しく風邪を引きやすい季節ですから、身体に気をつけてがんばりましょうね。


[393] 春をみつけました2
投稿者:三谷 投稿日:2004/03/13(土曜) 09:51

 調査の途中、あぜ道でレンゲが咲いていました。

 ほとんどの植物は、土の中の窒素分を根から吸収していますが、レンゲはマメ科で大気中の窒素を取り込んで養分にでいる植物です。昔は田圃に秋に種を播いて、春花が咲く春に土に鋤き込んで稲の肥料にしていたそうです。それで田圃のまわりに一面のレンゲがみられていたのですね。最近は肥料がありますので、レンゲが活用されることはほとんどなくなってそういう風景を見かけなくなりました。

 レンゲは中国原産だそうですが、可愛いですね。


[392] 春を見つけました。
投稿者:荻野 投稿日:2004/03/11(木曜) 18:55

 今日はとても暖かい日です。晴れていてもセンターのある棹崎公園は強風にみまわれることが多いのですが、今日は風もなく穏やかな日でした。そんな天気の中、発信機をつけているツシマヤマネコのテレメトリー調査を行いましたが、道端には小さいけれども春の気配が・・・。
 写真はもうすっかり開いてしまったフキです。フキは雌雄別々の株で、雄株の花は黄白色、雌株は白色をしているそうです。私は初めて知りましたが皆さんご存知でしたか?淡いきみどりがとてもきれいですね。


[391] オオワシの姿
投稿者:村山 投稿日:2004/03/10(水曜) 18:01

今日は自分で撮影した写真ではないものを使わせていただきます。
このオオワシはこのホームページ作成スタッフの西さんが撮影したものです。すごい迫力ですね。肩の白い模様や嘴までくっきりとその姿がとらえられています。

この写真をメールで受け取った直後、今度は別のボランティアの方からオオワシを2羽見たというメールが入りました。デスクワークで机にかじりついているというのに何と残酷な・・・。

しかしここは対馬、通勤中の野鳥観察もあなどれません、今朝はカラスバトを見ました。野鳥好きの方にとってはうらやましいことでしょう・・・。


[390] ヤマネコにやさしい森づくり
投稿者:山本 投稿日:2004/03/09(火曜) 18:23

週末から、「ヤマネコにやさしい森づくり」について検討をしていました。ヤマネコにやさしい森とはどういう森か、それを作るためにはどうすればいいのか。植物とヤマネコの専門家に来てもらい、考え方を整理し、具体的に1ヶ所の小面積の森林で林相改良をやってみることにしました。(写真は現地調査の様子)

とはいっても、前段に書いた問いへの答えが出たわけではありません。検討を続けることで少しずつ前に進んでいきたいと思います。


[389] またもや寒さが戻り・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/03/06(土曜) 23:31

 この2~3日は、気温が下がり寒さが戻ってきています。
昨日なんかは、大風、雨それに雷までなりセンターの回りは、大荒れに荒れていました。気温の方は、そこまで冷え込んではいなかったものの雷には、公開中のヤマネコもびっくりして寝室おの方に逃げ込んでしまうほどでした。

今日といえば、佐護の田圃に10~15羽ほどのマナヅルが、下り羽を休めていました。写真を写そうと戻ったら、すでに飛び立った後で残念でした。
朝から、雪もちらちら降り冷え込み、非常に寒い1日で終わりました。


[388] 今日は大風
投稿者:三谷 投稿日:2004/03/05(金曜) 19:08

センターは海岸近くにあり、地形の関係で風速20mを越えることが結構あるのですが、今日の棹崎の風もすごかったです。屋外のケージにいるヤマネコ達もさすがに室内に入ったり、物陰にいることがありました。でも、強い風でしたが冷たくはなく、ときおり降ってきた雨も春の気配を感じさせるものでした。

 対馬の春の足音のひとつにアオサなどの海草があると思います。関東にいたころは乾燥アオサを買って汁物に入れるくらいでしたが、対馬に来てから佃煮にしてよし、天ぷらにしてよし、ということを教わり、さらに好きになりました。


[387] 集落座談会は続く・・・。
投稿者:村山 投稿日:2004/03/03(水曜) 23:10

今日は先週に比べてちょっと寒さが戻ってきています。

仁田、一重で実施した様な座談会はこれからも続けるたいことの一つです。島内各地、上島下島を問わず出かけて行きたいと思っていますので、この日記を読んで興味を持たれた方はぜひセンターまでご連絡ください。

対馬には100以上の集落がありますがそれぞれの地域から様々なアイディアを頂き、それを保護の取り組みの中に生かすことができたらと思います。また現在の状況などを皆さんの住む地域で顔を見て説明し、理解していただく機会という意味でも積極的に取組んでいきたいです。


[386] 座談会part2
投稿者:山本 投稿日:2004/03/02(火曜) 16:44

先週の仁田での座談会に引き続き、今週も日曜日に上対馬町の一重でツシマヤマネコと地域の暮らしを考える座談会を開催しました。一重は、総合学習を一緒に取り組んでいる南陽小学校がある地域なので、子どもたちもたくさん参加してくれ、全部で25名の参加がありました。会場の集会所がいっぱいになるほどでした。
一重の小学6年生の女の子が、数ヶ月前に一重でおこった交通事故を題材に「私たち一人一人の手でツシマヤマネコを守ろう」というメッセージを込めた作文を発表してくれ、その後みんなでヤマネコの保護に何が必要かを話し合いました。

2ヶ所の集落で座談会を開催してみて、集落ごとにそれぞれカラーがあるのだな、と感じました。座談会でも、集落のカラーに応じて話を引き出す方法を考えなければいけないと実感しています。いずれにしても、あちこちの集落で続けることで見えてくる「ヤマネコと人との共存の形」がありそうです。


[385] 昨日は、調査員会議でした
投稿者:三谷 投稿日:2004/02/28(土曜) 10:19

 昨日は痕跡調査の調査員さんや関係者が集まって、これまでの調査結果の中間報告や、情報交換をおこないました。

 同様な調査をしている方々が、一同に会して話をすると普段なんとなく自分が感じていることが、他の人も思っていることが分かって納得したり、なかなか聞きづらい小さな疑問を言えたり、良かったと思います。例えば、ヤマネコのフンは道や山にまんべんなくされているのではなく、よく見つかる場所というのが決まっています。調査員さんの多くが、「フンを取り除くと次にフンがされるまでの期間が長くなるような気がする」という共通の感覚を持っていました。おそらくなわばりがあるツシマヤマネコでは、フンがマーキングの役割をしているのでしょうね。また、道の沢側か開けている方側にフンがされていることが多い、など、熱いフン談義はとどまるところを知らず、皆で夕食をとっているときもつい・・・・・なのでした。


[384] 暖かい陽気のおかげで・・・
投稿者:荻野 投稿日:2004/02/26(木曜) 14:00

 今日もまた暖かで、テレメトリー調査で軽トラを走らせていても気持ちの良い気候です。しかしこれからの季節は花粉症とも戦わなければならないので素直に喜べない方も多いかと思いますが・・・。
 最近は暖かいだけあって朝センターへ下る坂からも韓国・釜山の島影もあまり見えなくなってきました。昨日の夜も佐護の韓国展望台へ行きましたが同じく見えず、そんなところからも春に近づきつつあることを感じます。

 また、暖かくなったおかげで外出もしやすくなったためか、先日上対馬町の豊砲台跡へ行ってきました。実戦に使われた事はないそうですが、コンクリートで作られた壁や地下室、砲台跡は当時の面影を残しており、昼間でも少し不気味に感じてしまったのですが、砲台跡から見上げる見事に円形に見える空や、天井から通気穴の壁にうつっている木目からは(穴の壁を作るのに当時は木の板で型をとったようです。)当時の作業の大変さをうかがえました。対馬は歴史好きのかたには鳥好きの方と同じくとても良いと聞きますが、まさにその通りですね。上もまだまだ見るところが多いようです。


[383] 佐護小学校で総合学習発表会
投稿者:村山 投稿日:2004/02/26(木曜) 12:40

昨日の午前中は佐護小学校でツシマヤマネコについての総合学習発表会でした。今まで色々な事を考えて、たくさん調べてきたことを数分にまとめるのは難しかったのではないかと思います。一組づつの発表は生き生きとしてとても良かったです。また、発表に対して聞いている児童からの質問が多くてびっくりしました。これからもセンターの最寄りにある佐護小学校とはヤマネコの勉強などを通じて交流していきたいと思います。

去る3月15日には金田小学校での総合学習発表会があり、子供たちが勉強してきたことの成果を見せて頂きました。また明日は南陽小学校での発表会もあります。自然のことに興味を持ち、地域の方とふれあいながらの総合学習は指導にあたられる先生方も様々な苦心をされてここまでこられたと思います。その甲斐あってか、昨年春に初めて出会ったころの子供たちよりも確かにたくましくなったと感じます。

これからも学校や地域での環境について考える機会があり続けるように、センターでもサポートの方法を考えていきたいです。


[381] 仁田で座談会
投稿者:山本 投稿日:2004/02/24(火曜) 19:39

土曜日に、上県町仁田でヤマネコと地域の暮らしを考える座談会を開催しました。小学生から60歳前後の大人まで13人の参加があり、じっくりといろいろなお話をすることができました。
センターからはヤマネコの保護の話をし、地元の方からは、地域や対馬が発展するためには何が必要かなど、日ごろ考えていることを伺うことができました。そして、ヤマネコの保護と地域の発展は重なる部分も多いことも改めて確認できました。
みなさん真剣に話を聞いてくださって、また、予想以上にヤマネコの問題を自分たちの問題としてとらえていただいていることを実感し、ヤマネコの将来に希望が持てました。

これから、このような座談会を各地で開催していきたいと思っています。ご希望の集落があれば声をかけてください。


[379] もう春・・・?
投稿者:阿比留 投稿日:2004/02/21(土曜) 17:48

 この2~3日もう春と思わせるぐらい暖かい日が、続いています。

通勤途中には、梅の花が満開に咲いています。窓を空けるとあちらこちらから、鳥の声が聞こえてきます。
車の前を横切るジョウビタキ、とことこと道に出てくるコウライキジ、まだまだ上手だと言えないウグイスの声など聞きながら毎日センターに向かっています。これからの季節は、いろいろな鳥たちや、草花に出会える時期です、楽しみですね。

今年は、雨が少ないので棹崎公園のせせらぎ園地の池もからからです
少しずつ水を入れているのですが、なかなかたまりません。一雨降ってくれればよいのですが・・・雨よ降れ


[378] 報告書書き
投稿者:三谷 投稿日:2004/02/20(金曜) 20:17

 このところ集中的に報告書を書いています。

 調査したこと、センターで飼育しているヤマネコの観察結果など、書くことはたくさんあります。また、ツシマヤマネコはまだまだ分からないことがいっぱいの動物ですから、どんな情報があとから重要なヒントになるかもしれません。なるべく細かく、正確に情報を残し、また伝わりやすく書くように気をつけています。

 というわけで、今日はいっぱいいっぱいなので、この辺で日誌終わらせていただきます。


[377] テレメトリー調査
投稿者:荻野 投稿日:2004/02/19(木曜) 18:54

 今日もまた暖かい一日でした。まだ2月だというのに家では既にストーブの必要性を感じなくなってきている今日この頃です。

 本日私は昨年保護されたお騒がせヤマネコ、トモオくんの電波発信機調査をしてから出勤しました。外の調査なので気温が高いと楽に感じます。これは首輪につけられた発信機から発っする電波をとらえ、ヤマネコが今いる位置を知ることが出来るというものです。 今ヤマネコは繁殖期に入り、オスはメスを探してかなりの距離を移動するようですが、トモオは今のところあまり移動していないようです。個体によって差はあると思いますし、頑張れトモオ!

 さて、今週の土曜日には上県町仁田でツシマヤマネコについて説明会が19時より予定されています。ヤマネコや対馬について思う事がある方、ぜひご参加下さい!


[375] 暖かい1日・・
投稿者:村山 投稿日:2004/02/18(水曜) 16:23

今日は暖かい1日でした。今朝は湊浜にオオハムが3羽居ました。昨年も今頃から、オオハム、シロエリオオハム、アビなどをよくみかけました。

先日放したオオハムは元気にしているのか、毎朝気になって見ていますが、3羽もいるとセンターで放したものかどうかの区別がつかなく、今後、経過を観察したい個体を放すときには影響のないマーキングをすることを考えたほうがいいなと思いました。

写真には2羽のオオハムが写っていますが、奥にいるオオハムが手前のものよりも茶色っぽい気がしませんか?よくみると、どうやら油がついているようでした。ボランティアのNさんによると、下島のほうでも油の付着した海鳥を去年よりも見かける気がすると言っていました。

昨年夏に実施したスタディーツアーでは、海岸に直径25センチ前後の重油の塊(オイルボール)がたくさん打ち上げられることを知り驚きました。オオハムのように陸地では腹ばいになって移動する鳥はこのようなオイルボールによって汚染されることもあるかもしれませんし、もちろん海上に油が浮いていたからこそ、このオイルボールができあがったのでしょうから、海上に浮いている油に触れて付着することもあるでしょう。海鳥の暮らす環境がどうなっているのか少し心配です。

[Res: 375] Re: 暖かい1日・・
投稿者:村山 投稿日:2004/02/18(水曜) 16:29

この位の大きなものから小さなものまで、たくさんオイルボールが海岸にあるそうです。


[374] 今朝もマナヅル
投稿者:山本 投稿日:2004/02/17(火曜) 20:25

今朝も佐護平野にマナヅルが7羽降りていました。ポカポカと暖かい陽気で、空を飛ぶトビも気持ち良さそうです。公開しているヤマネコも、日が当たる場所でのんびりと日向ぼっこをしていました。野にいるヤマネコにとっても、だんだん過ごしやすくなってくるはず。今は繁殖期の真っ最中ですから、オスがメスを探して歩き回っていることでしょう。

週末に福島に行ってきたのですが、まだ雪が降っていて、日本の広さを実感しました。四季の移り変わりを感じるのは楽しいですね。


[373] 赤島の海
投稿者:三谷 投稿日:2004/02/13(金曜) 20:57

 海の色は、光の量によって変化しますよね。2月でまだまだ冬とはいえ、海がきれいな日が増えてきましたので、通勤、調査の途中など海を見ると晴れ晴れします。

 写真は美津島町の赤島で撮りました。ここは水深が浅くて砂が白いので、海がエメラルドグリーンで特にきれいな場所です。
 
 きれいな海がずっと残りますように。


[372] マナヅル
投稿者:荻野 投稿日:2004/02/12(木曜) 19:13

 山本さん、村山さんの日誌にもありますが、一昨日、昨日と佐護平野にマナヅルが降りてきました。鳥好きな方たちにとって対馬は憧れの地だと聞いていましたが、まさかこんなに多くツルが渡ってくるとは!今まであまり鳥に関心がなく最近やっと興味が出てきた程度の私ですが、初めて自分の目で見たツルの群にただただ感動しました。

 ツルといえば北海道のタンチョウヅルが有名ですが、一昨日見たのはグレーと白の体に目の周りの赤が際立つマナヅル。鳴き交わしながらVの字になって飛び、円を描きながらゆっくりと降り立つ姿は聞いていた通りでとても印象的でした。強いて言えば、翌日飛び立つところが見れなかったのが残念ですが、これから数日はまだ飛来してくる可能性があるとのことですので、見逃してしまった島内の方も必見です。
 気がつけばもう2月の中旬です。日が長くなったと感じるこの頃で、四季を感じるというのは素晴らしいことですね。春はもうすぐなようです。


[370] オオハムのその後・・
投稿者:村山 投稿日:2004/02/11(水曜) 11:17

昨日、夕暮れ間近にマナヅルが200以上佐護に降りてきました。今朝、無事に飛び立ったようです。ついでにオジロワシが佐護に居たらしいですが私は残念ながら見ることができませんでした。今年は少し北帰行が早いようですが、ツルが姿を見せ始めるともう春ですね。しばらくこのあたりはツルでにぎやかになるでしょう。

さて、オオハムのその後ですが、見る見る元気を取り戻しました。最初は「オオハムってこんなに大人しいのかな」と思っていたのですが、どんどん元気になって力も強くなりました。もう少し太ってから帰るのが理想でしょうが、油が付着する前はきっと自分でエサもとって生活していたのだろうから、この元気があればもう大丈夫では、と判断し、天気の良かった9日に湊浜へ放しました。放して直ぐは気持ち良さそうに羽根を動かしたり、水浴びをしたりしていました。

放した翌日、つまり昨日の朝はプカプカと湾内に浮かんでいる様子を確認。冬場はオオハムが岸辺近くに寄ってきているので、できるだけしばらく観察できたらと思います。

[Res: 370] マナヅルは強風の中、大陸へ
投稿者:村山 投稿日:2004/02/11(水曜) 11:21

マナヅルたちは強風の中、9:40頃佐護平野を飛び立ったようです。上昇気流の起きる9時~10時ころが飛び立つタイミングです。

写真は今朝、飛び立つ前の様子です。


[369] 春はすぐそこ
投稿者:山本 投稿日:2004/02/10(火曜) 19:40

夕方、佐護にツルがやってきました。数はわかりませんが、数百羽という大集団です。鹿児島の出水からロシア方面に戻っていく途中に立ち寄ったようです。対馬では、ツルは春を呼ぶ鳥で、ツルが来ると、春はすぐそこだなぁと実感します。
写真は、飛来したツルの写真ですが、豆粒のような黒い点々は確認できるでしょうか。

オオハムは元気になって海に帰っていきました。その報告は明日村山さんから。


[367] 先週は・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/02/09(月曜) 22:45

 先週の火曜日から、センターにオオハムが保護されています。保護されてから毎日山本さん、村山さんが、食事の世話を1日に5回ほどされていました。そのお手伝いを二日させていただきましたが、日に日に元気になっていくオオハムを見るのが楽しみになっていきました。

もう少し体力を取り戻したら、自然に帰せると聞き安心しました。休み明けにはもうセンターにはいないかもしれないが、元気で生存してくれればと思います。


[366] 健康診断
投稿者:三谷 投稿日:2004/02/06(金曜) 17:38

 今週、センターで飼育している2頭のFIV(ネコ免疫不全症候群、ネコエイズとも言う)に感染しているヤマネコ達の健康診断が行われました。写真のヤマネコは麻酔がかかっています。

 普通のネコでは、FIVは数年以上の潜伏期間を経たのち、発症すると死亡することもある病気です。一度かかるとウィルスが体の外に出ていくことはありませんし、発症しても治す薬はありません。FIVは主にけんかなどの咬み傷から感染し、ツシマヤマネコのFIVはノラネコからうつったと考えられています。人間にはうつりません。
 定期的に健康診断をしているセンターのヤマネコ達には発症の徴候はなく、今のところ一安心です。

 でも、対馬にはFIVよりも死亡率が高い伝染病を持っているノラネコがいますので、野生のヤマネコたちの伝染病については、ずっと気をつけている必要があります。保護したり死体でみつかったヤマネコ達は全て、伝染病などのチェックをしています。
 ヤマネコをみつけたときはセンターまでどうぞご連絡ください。


[365] 今日のオオハム
投稿者:荻野 投稿日:2004/02/05(木曜) 18:17

 月曜日にセンターに保護されてきたオオハムのリハビリに、私も昨日少しですが初参加させていただきました。

 獣医師の村山さんから、エサを与えるときは翼をやさしく持つと安定する事、海鳥のため羽は飛ぶ為より泳ぐ為に適している事などを教えていただき、恥ずかしながら初めて知り驚きでした。「鳥」とひとくくりにしても生活環境は様々。何を最優先したかによって独特に体が進化した、という当たり前の事を改めて思った昨日今日でした。 さて、オオハムですが、今日は大分水をはじいており力も強くなってきたようです。今日は一時雪もちらつき、人間にとってはまだまだ油断できない寒さですが、早く元気になって海へ帰れる事を願います。


[364] 救護のノウハウ
投稿者:村山 投稿日:2004/02/04(水曜) 13:54

おとといからオオハムが保護されてきていますが、センターには多くの動物が救護されてくるわけではありません。たま~にぽつぽつとやってくる動物たち、それぞれのケースへの対処方法を全て知っているという場合だけではありません。

今回のオオハムは重油が左翼と左の体全体についていて、上手く泳げない状況でした。これを取り除かないことにはこのオオハムを海へ返すことはできません。しかし、この人間の傍に居る状況でさえもストレスがかかるのに、体をきれいに洗うというのはさらに体力を消耗させてしまいます。そこで役に立ったのが過去の経験をまとめた報告書です。私は今回、「海鳥を助けよう-ナホトカ号重油汚染事故のウトナイにおける海鳥救護活動の記録」ウトナイ放鳥ボランティアーズが1998年に出した報告書を主に参考にして、このオオハムの野生復帰までの計画を立てることができました。洗浄の方法、リハビリの方法、エサの量、種類、やり方など油汚染で救護された海鳥への対処法が分かりやすく的確にまとめられています。こういった大規模な事故や救護数の多い救護センターでの経験がまとめられ、報告書として世に出ることはとても大切なことだと思います。特にこちらのように救護の数が少ない場所では独自のノウハウを積んで最善のマニュアルを作ることは不可能です。今回もこの報告書がなければもっとてこずっていたでしょう。

山本さんの日記の写真ではオオハムはぬるま湯のプールで初リハビリ中ですが、まだ体力が完全に戻っていないため、ダンボールで保温をして安静にしている時間も長いです。今日も午前中2時間ほどブールで過ごした後、羽毛をチェックしてみるとびっしょり地肌まで濡れていたので、今はダンボールで休憩中です。自分で羽根にがんばって脂を塗っているのですが、元の状態に戻るにはもう少しかかりそうです。思う存分水を補給したり、器用に水面で仰向けになって羽づくろいをするようすはなかなか野外ではこんなに近くでみることができないので、手間は掛かりますが勉強にもなります。


[363] オオハム元気になぁれ
投稿者:山本 投稿日:2004/02/03(火曜) 17:04

昨日、佐須奈の湾内でオオハムが保護されました。見ると、体の片側に油が付着しています。そのせいでうまく飛んだり泳いだりできなかったのでしょう、ずいぶん痩せています。

まずは油洗浄。ぬるま湯に中性洗剤を入れ、一人が洗剤液に頭がつからないようにくちばしを持ち、もう一人が油が付着している部分をやさしく洗います。20分くらい洗うと、ぬるま湯が真っ黒になり、油はずいぶん落ちたようでした。
その後は強制給餌。とにかく食べてもらわないと元気になりません。イワシを切ったものを口の中に入れます。少し嫌がりますが、彼(彼女?)のため。がんばって食べてもらいます。

あとは給餌を続け、泳げるかどうか確認して元気になったら海に帰します。
と、ここまで書きましたが、私は獣医の村山さんの指示であたふたと手伝うだけ。水鳥救護初体験でした。それにしても近くで見るオオハムは、ポーっとしていてなんともかわいらしい。早く元気になって欲しいものです。

野ではカラ類がずいぶん増えてきたようです。まだまだ寒いですが、春はそこまで来ているのですね。鳥たちが季節を教えてくれています。


[362] 寒さもやわらぎ・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/01/31(土曜) 22:26

 今日は、久しぶりに寒さもやわらぎ良い天気でした。
昨日センターの裏山から今年一番のウグイスの声が、聞こえてきました。余りうまい鳴き声ではなかったけれど「ホーホケキョ・・・」と何度もさえずる声を聞いていると、近ずく春を感じさせる1日でした。

今日は、午前中センターで作っている季刊誌「とらやまの森」23号が完成しました。近々皆様にお届け出来ると思います。お楽しみに・
・・

公開のヤマネコも今日は、良く動き元気です。皆様の来館をお待ちしています。


[361] いろいろな方が
投稿者:三谷 投稿日:2004/01/31(土曜) 16:06

 希少なヤマネコの死体が見つかると、せめてその遺伝子を後世に残すために卵子や精子が保管されています。ヤマネコの卵子や精子はすぐに使われることはありませんが、ウシなどの家畜では冷凍精液による人工受精は普通に行われていることです。

 ヤマネコをはじめ希少な動物の人工繁殖について研究している先生が、実際にヤマネコが生息している現場を知りたいと対馬までいらっしゃいました。一緒にフンの調査や餌のネズミの調査、友谷のお騒がせヤマネコMt-13のテレメトリー調査にでかけました。

 いつもは研究室からヤマネコを見ていらっしゃる先生には、野生で生活するヤマネコの姿を実感して頂けたようです。また、私の方も繁殖に関する詳しいお話をお聞きできて、新たなイメージやアイデアが浮かんできました。
 たくさんの方が、それぞれの見方でヤマネコや対馬の自然を見守っています。こうした力が少しずつ集まって、もっと大きな力となりますように。


[360] 寒いですね・・・。
投稿者:荻野 投稿日:2004/01/29(木曜) 14:53

 先週私は東京に帰っていたのですが、その間対馬は大寒波に襲われていたようです。対馬に戻った先週金曜日、その寒さと強風に恐れいりました。そして今日までの間、センター付近やヤマネコの野外展示ケージの池の水が凍っているのはもちろん、川の水まで凍っており、静岡県出身の私には堪えました。そんな中でも寒さに負けず外にいるヤマネコを尊敬です。

 早いもので、新年明けて1ヶ月、公開開始から2ヶ月が経とうとしています。センター季刊誌「とらやまの森23号」も、もう間もなくみなさんのもとにお届けできるかと思います。今回は養鶏業者の方必見!鶏についてやヤマネコの公開に関する記事他、掲載予定です。ぜひご一読を!センターやとらやまへのご意見・ご感想等ございましたらお気軽にお寄せください。


[359] ヤマネコの死
投稿者:山本 投稿日:2004/01/28(水曜) 16:38

24日の朝、福岡市動物園で1頭のツシマヤマネコのメスが死にました。繁殖のため、オスと同居させていたのですが、首にキバの跡があり、ケンカをして死んでしまったようです。このヤマネコは、13年の暮れにとらばさみにかかり、左前足を大けがしたため、先端部を切断し、その後元気になって福岡市動物園で繁殖に参加していたヤマネコです。昨年は2頭の仔ネコを生みました。
けがをして保護されたときにはまだ小さくて痩せてガリガリでした。小さいながらも気が強く、きれいな顔をしていたのが印象的でした。
繁殖事業はこれまでうまくいっていましたが、やはりまだまだわからないこともたくさんあるのだな、と改めて気を引き締めなければいけないと感じています。

ところで、対馬では、ここ1週間くらいの間に、シロハラやジョウビタキの姿が急に増えました。寒波の影響もあるのでしょうか。


[358] 大寒で身が切れそうな寒さです・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/01/24(土曜) 22:57

 今週は、大寒波で毎日身の切れるような寒さです。朝起きると水道の水も凍っていてあせりました。通勤途中もあちらこちらでこおっています。車の運転に気をつけましょうね・・・

この大寒波でもセンター中の水道は出ましたが、飼育ゲージの方の一部が、凍っていて担当者は大変だったみたいです。

この寒さ公開中のヤマネコは、大丈夫かなと心配していましたが、なんといつもと変わらずお気に入りの木の上で平然としていました。さすが野生のヤマネコおみそれしました。
まだまだ、寒さは続きそうです皆さん風邪ひかないよう気をつけましょう。


[357] 寒い寒い寒い~
投稿者:三谷 投稿日:2004/01/23(金曜) 18:12

 今週は、大寒波で寒いですね。でも、そんな寒さの中でも、センターのヤマネコ達は外で過ごしています。また、少々の雨が降っても、屋内に入ろうとしません。ネコはネコでも、「ヤマネコ」。野生の力を感じます。

 さて、今朝は屋外ケージにある池の水が凍っていました。池の水が、ヤマネコの飲み水になっています。凍ったままでは水を飲めませんので、氷を割って水を入れ直しました。視線を感じてふと見ると、一般公開されているヤマネコがいつも座っている木の上で少し震えていました。氷を割る音が怖かったのか、間近で人間と目があってしまったのが怖かったのか・・・。いつも人間の側にいて、これくらいの音では動じない普通のネコとの違いを感じました。

 2000年12月に保護されてから3年の歳月が経過しても、やはりヤマネコはヤマネコなのでした。


[356] 日誌を忘れました・・。
投稿者:村山 投稿日:2004/01/22(木曜) 10:13

昨日は日誌を書き忘れてしまいました。
今日は空気が冷たく、肌に刺すようです。昨日は南陽小学校での授業に行ってきましたが、そういえば、私の子供の頃も冬の校舎って寒かったな~と思い出しました。

さて、まだまだ春は遠い対馬ですが、春の観察会のお知らせをひとつ。センターの自然教室では何度か講師をしていただいている、國分英俊先生による、春の植物観察会です。http://twcc.cool.ne.jp/center/event-calendar.htm
詳しくはHPのイベントカレンダーで!


[355] 東京と対馬
投稿者:山本 投稿日:2004/01/20(火曜) 19:10

先週の3連休に、お正月休みの代わりに東京に遊びに行っていました。東京では、地上50階のレストランで食事をしたり、あちこちで買い物をしたり。対馬とはまったく環境が違うのですが、転勤生活を続けていると、田舎と都会、どっちにいてもすぐにその環境になじむようになってきました。
私たちはヤマネコの生態調査をして、ヤマネコがどんな場所を好んでいるのかなどを考えているのですが、もし人間の生態調査をしている別の生物がいたら・・。私の行動をみて、好適環境の判断をするのは難しそうです。そう考えると(?)、ヤマネコも個体によってずいぶん差があるのかもしれません。


[354] ヤマネコ公開から一ヶ月過ぎ・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/01/17(土曜) 22:49

 ヤマネコ公開から、大きなトラブルもなく無事一ヶ月も過ぎました。
公開前の今の時期の来館者数は、300人~400人ぐらいでしたが、現在の来館者数は昨年に比べ4~5倍以上の方が、センターをおとずれています。

今のところ島外の方より、島内の方が多く見えていますが、これから先県外、そして島内の方も含め多くの方に来館していただき、今現在のヤマネコの保護活動の状態を理解していただけたらと思っています。

今の時期一番、韓国の島が良く見える季節です。是非来館お待ちしています。


[353] 目が疲れました。
投稿者:三谷 投稿日:2004/01/16(金曜) 18:30

 今日は、これまで保護されたり死体で発見されたツシマヤマネコのデータ整理を行っていました。ボランティアのSさんが作ってくださったデータベースが完成間近なので、かなり作業は楽になりました。
 チェックしたのは人間の健康診断で測るようなGOT、GPTなどの血液検査の結果と、FIV(ネコ免疫不全症候群、通称ネコエイズ)など6種のネコの伝染病の感染状況のデータです。
 細かい数字の羅列を間違いがないかチェックするのは消耗しますが、ヤマネコの暮らしぶりや伝染経路に思いをはせながら、こういった整理をしていると、アラっとひらめくことがあります。データ整理など単調な作業の中で、この「アラっもしかして?」というときが嬉しいんですよね~。


[351] アンケート集計中!
投稿者:荻野 投稿日:2004/01/15(木曜) 18:24

 お正月も過ぎ、平日のセンターは落ちつきを取り戻しております。そんな中本日は、来館下さった皆さまに答えていただいたアンケートの集計にとりかかっています。
 内容は「ヤマネコの公開についてどう思われますか?」や展示施設についてで、公開については賛成意見を多数いただき集計しながら顔がほころぶことも。また「ヤマネコを実際に見たことで関心が高まった」などの意見も多く嬉しい限りです。みなさん来館された際、お気づきの点等ございましたら左の写真の回収BOXへ意見をお寄せ下さい。
 同時に来館された方を対象に公開中のツシマヤマネコの名前も募集しておりますので、こちらもよろしくお願いいたします。


[350] 今日の風は冷たかった・・。
投稿者:村山 投稿日:2004/01/14(水曜) 17:41

今日は昼に中山へ行きました。木庭作をしている畑では麦が芽を出し始めています。今日は晴天ですが、寒波の影響で風が冷たい1日でしたが、春が近づいていることを感じて、少し嬉しかったです。


[349] 体重測定
投稿者:三谷 投稿日:2004/01/09(金曜) 19:22

 健康診断に必ずあるのが体重測定。太ったりやせたりは、健康状態のバロメーターですよね。

 センターで飼育中のツシマヤマネコは、月一回、体重測定を行っています。今日は、展示施設にうつってからはじめての体重測定をおこないました。
 写真でぬいぐるみを置いた体重計で計るのですが、餌を体重計の上からでないと食べられない位置において乗ってもらいます。また、人が近くにいると食べに来ないので、ビデオカメラを使って体重計に表示された数字を確認しました。ヤマネコは「今日はいつもと違うところに餌があるぞ・・・」と思ったかもしれませんが、すんなり体重計にのってくれました。体重計、餌、ビデオカメラの位置をあれこれ調節しながら置いたので、一回で計測できてホッとしてます。

 ブリシーズン、そして年末・お正月に食べすぎの私は、毎月計るツシマヤマネコを見習うつもりはありません・・・。


[348] 穏やかな一日
投稿者:荻野 投稿日:2004/01/08(木曜) 19:51

 あっという間にお正月も明け、みなさまいかがお過ごしですか?
 冬休みも明け、平日に戻っての本日のセンターは穏やかでした。平日だけあり来館される方も今日は少なく職員としては少し寂しさもありますが、ヤマネコ達はゆっくり落ちついて過ごせただろうなぁ・・・などと思う今日です。
 ヤマネコといえば、一般公開時より来館者のみを対象にご応募いただいている「ツシマヤマネコの名前」もたくさんのご応募いただきただいま集計中です。ありがとうございます。十人十色、様々な名前をいただいておりますが、素晴らしい名前が選ばれ、それと共にツシマヤマネコ全体がこれから先明るい道を歩めるようにと願います。センターに来館された際はぜひぜひ、ヤマネコに名前を考えてあげて下さい。名付け親になるのはあなたかもしれませんよ!!


[347] 穏やかなお正月
投稿者:村山 投稿日:2004/01/07(水曜) 17:37

今年のお正月は本当におだやかだったようです。私も元旦から実家山形へ帰省し、家族や懐かしい人たちにたくさん会って良いお正月を過ごすことができました。

昨日、ボランティアのNさんが何かに食べられた様子の鳥の羽根を持ってセンターにやってきました。羽根の大きさ、特徴などを羽根図鑑と照合すると、どうやらコミミズクのもののようでした。フクロウの仲間の羽根には羽音を出さないための工夫があり、その表面にビロードのようにびっしりと毛が生えているようになっています。

図鑑や特徴を使って一枚の羽根からその種が何かが分かるとうれしいですよね。

仕事へ来る道すがらのバードウォッチングも良いですが、私の座っている席は外にたくさんの鳥が飛び、格好のバードウォッチングポイントです。今日もオオタカが上空を飛び、ヒシクイがとんでゆき、と結構にぎやかでした。


[346] 平和なお正月でした
投稿者:山本 投稿日:2004/01/06(火曜) 16:26

昨年、一昨年と、お正月休みと言えば、けがしたヤマネコが保護されたり死体が立て続けに発見されたりと、ゆっくりお正月を迎えるどころではありませんでしたが、今年はいたって平和。おちついたお正月を迎えることができました。

通勤途中に少し寄り道をしてバードウォッチングをしています。今は水鳥類、ヒシクイ、マガン、マガモ、コガモ、ホオジロガモなどが川や田んぼにいます。それから、今日の午後にはオジロワシが上空に! 初めてだったのでちょっと感激でした。


[345] 明けまして・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2004/01/03(土曜) 18:12

 明けましておめでとうございます。今年は、センター、ヤマネコにとっても、素晴らしい1年であるように願います。

今日は、2004年最初の開館日でした。午前中は、期待していた程にぎわいもなかったのですが、午後からは、途切れもなく最終186名とまずまずの来館者で終わりました。

今年は、日誌忘れないように頑張ります。


[344] よいお年をお迎えください
投稿者:山本 投稿日:2003/12/30(火曜) 18:29

明日から1月2日まで、センターは年末年始のお休みです。この日記も今日が年内最後となります。この1年、早かったような長かったような・・。なんといっても今年一番のトピックスはヤマネコの一般公開が始まったことです。施設の整備から公開するまでいろいろありましたが、何とか年内公開にこぎつけられて本当によかったと思います。
他にも様々な活動を通じて、少しずつではありますがヤマネコの保護が前に進みつつある実感が得られた1年でした。多くの方の協力をいただいて、ヤマネコをとりまく人の輪も広がってきたように感じます。もちろん、ヤマネコ保護のためにはまだまだ小さな1歩なので、この続きは新しい年に。来年もご協力をよろしくお願いいたします。

新年が、みなさまにとってもヤマネコにとってもすばらしい年になりますように。


[343] ヤマネコ公開から・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/12/27(土曜) 23:17

 今日は、ヤマネコ公開から3週目の、土曜日でした。先週は、100人を超す来館者でしたが、今日は、午前中数人と、少なかったのでセンターの掃除をする事にしました。今年の汚れは今年の内にとゆうように、日頃出来ない場所を、まずブラインドの汚れ、パソコンの周り、机の上の資料の整理、などを重点にしました。今年も後わずかになりましたので、スッキリとした職場で新しい年を迎えたいと思います。

昨年の12月は300人ほどだった来館者でしたが、今年は、ヤマネコ公開してから今日までで、1400人以上の来館者が見えています。その中でも半数以上は、今のところ対馬に住んでいる人が多いようです。もっともっと沢山の人にヤマネコを見に来て頂き保護活動にも興味を持ていただけたらと思っています。


[342] メリークリスマス☆
投稿者:荻野 投稿日:2003/12/25(木曜) 19:08

 今週の月曜日は三谷さんのフン消失調査の手伝いをするため、志多留・田ノ浜を一日歩きました。夏場の痕跡調査では、気温や昆虫の分解のためかヤマネコフンがあまり見つかりませんでしたが、最近はわりと生き残る(?)確立が上がってきているらしいです。中には半年以上も残っている強者も!その日は暖かく歩いていて楽しい調査でした。

 さて今日はクリスマス当日、学校は完全に冬休み突入ですが本日の来館者数は落ちつきを見せています。来館された方の中には公開後何度もヤマネコを見に来ていただいている方や「昔見たことがある」というお年寄りまで様々ですが、皆さん公開を喜んでくださっています。しかし今日の棹崎は一日中強風に見まわれ、ヤマネコも木の上で強風に体をゆらゆらさせている場面も見られました。いつものことながら、棹崎の風はすごいです!これからが寒さ本番、気合を入れて乗りきります。


[341] クリスマス・イヴ♪
投稿者:村山 投稿日:2003/12/24(水曜) 16:02

今日はクリスマスイヴですね。週末の寒さが少し緩んで、今日は小春日和です。天気は良いのですが、乾燥がひどくなっているので火事には注意します。

クリスマスだからといってセンターではこれといった変化は無いのですが、今年もあと一週間となり、年末の気分になってきました。センター内でも、ちょっとづつ普段は整理整頓できていない場所の掃除を始めています。ちょっとしたゴミが意外に溜まってくるものです。私も自分の机の引き出しを掃除しようかと思っているところです。そして、年賀状・・まだ書いていません。このままだと、2日以降に届くようになってしまいそうです。


[340] 公開後2週間
投稿者:山本 投稿日:2003/12/23(火曜) 19:03

ヤマネコの一般公開が始まって、2週間が過ぎました。2週間の来館者は1000人を超えました。中には、厳原から4度も通ってくれた女の子や、休みには必ず来てくれる佐護小学校の子どもたちもいます。こうして何度もセンターに足を運んでくれる人たちがいらっしゃるのが何よりうれしいですね。
最初の週に比べたら、来館者数も落ち着いてきて、スタッフも慣れて来ました。まだヤマネコに会っていない方、年末年始のお休みにでもぜひいらしてみてください。12月31日~1月2日は休館日ですのでお気をつけください。


[339] 寒かった・・・、しか言えない
投稿者:三谷 投稿日:2003/12/19(金曜) 16:26

 今日は、寒かったですね。

 フンの消失調査に上県町の西海岸沿いの林道を歩いてきましたが、寒風吹きすさんでおりました。「調査というより修行か訓練?」と思ってしまうほどでした。いくつものフンが風に吹き飛ばされてなくなっていました。

 今年の冬は、暖かかったので、ヤマネコ達は油断していたかもしれません。本格的な冬到来。気合いを入れて乗り切るように!


[338] 総合学習は続く・・。
投稿者:村山 投稿日:2003/12/17(水曜) 13:36

セレモニーでヤマネコを守ろうと宣言してくれた佐護小学校の児童たちは、その後もセンターでの学習を続けています。「ヤマネコにとってのすみやすい環境」や「自分たちの生活とヤマネコ」ということについて、具体的に想像力をもって質問をしてきてくれるので、前向き姿勢があっていいな~と感心しています。

ツシマヤマネコについてわかっていないことも多くありますが、工夫してイリオモテヤマネコや他のヤマネコの資料を参考にして、ツシマヤマネコの場合はどうなのかをみんなで考えています。食べ物をくわしく調べるためにフン分析をもっとしたいという子も出てきました。好きな環境を知るために、公開になったヤマネコが好んで使うところを教えて欲しいという子もいました。下島ではどうしてヤマネコが居なくなったのか、考えるうちに上島と下島の地形の違いに気がついた児童も居ます。2月に総合学習発表会があるとのことですが、楽しみです。

佐護小学校はお騒がせヤマネコが鶏小屋に入った友谷が校区に含まれます。そんなふうに身近にヤマネコが存在しているというのも、佐護ならではです。人間と野生動物との共存は地域ごとによって方法も違ってくるのではないかと思います。今、実際に生活している身近にいるけれどもほとんど姿を見せない野生動物、ツシマヤマネコとの共存を考える時、佐護小学校の子供たちならどんなふうに解決しようと考えるか、こんど質問してみようかなと思います。


[337] お騒がせヤマネコがまた・・
投稿者:山本 投稿日:2003/12/16(火曜) 16:45

昨夜、夜8時過ぎに連絡が入り、上県町友谷でツシマヤマネコが鶏小屋に入っているとのこと。急いで行ってみると、これまで2度もセンターに保護されたことのあるヤマネコです。2度保護されただけではなく、2度目に保護されたときには、なんと屋外ケージから自力で脱走してしまったというお騒がせのヤマネコ(オス)です。その後元気にしてくれていたのはよかったのですが、寒くなって山に餌が少なくなってきたので効率の良い鶏を襲ったのでしょう。

鶏を長年かわいがってこられた飼い主の方にはお気の毒でした。この季節、鶏小屋の金網の破れや戸締りを確認してくださいね。

このヤマネコの行く末ですが、これから血液検査をして感染症などの有無を調べます。それで問題がなければ山に帰そうと思っていますが、その前に、近くの集落の方々には説明して注意を促したいと思います。

詳しくは”もぎたてセンターニュース”をご覧ください。


[336] ヤマネコ公開から一週間
投稿者:阿比留 投稿日:2003/12/15(月曜) 22:12

 ヤマネコ公開から一週間が過ぎ、600人以上の来館者の方がお見えになられました。対馬に住んでいてもヤマネコを実際見たことが無い方が多くヤマネコを見た後は、すごく感激されていました。対馬だけに生息しているヤマネコこれからは、自然環境、保護問題にも関心を持っていただけることと思います。

これあらも、センターでのツシマヤマネコ保護活動を多くの皆様に知って頂くために、展示などちからを入れ頑張りたいと思います。

まだ、ヤマネコを見たことの無い方、是非一度センターまで会いに来てください。スタッフ一同おまちしています。


[335] 公開開始
投稿者:三谷 投稿日:2003/12/12(金曜) 18:07

 今日からヤマネコ公開の展示対応に合流しました。他の職員の日記にも書いてあるように、センターに来て生きたヤマネコ見たみなさまに感動していただいて感謝しています。ヤマネコや対馬の自然を好きになって興味を持って頂きたいです。

 さて、昨日までの私はヤマネコやイエネコの食性を調べるために拾ったフンを分析していました。フンからでてきた小さな骨が何か分かるためには、ヤマネコが食べそうな動物の骨の標本が必要です。細かい作業が得意な大学院生Y君の活躍で、対馬にすむ各種のネズミ、モグラ類、カエルの骨をクリーニングして、標本ができました。
 
 これらの動物の骨の中には種類毎に特徴的なものがあります。フン分析のときは、フンを洗った中から特徴的な形の骨を探しだし、何を食べているのか記録します。作業を続けているうちに、動物の種類毎に骨の雰囲気が違うことに気がつきました。○○っぽい感じ、という雰囲気だけでは結果には残せないのですが、面白かったです。写真でご紹介しているのは、モグラの頭骨です。ヤマネコはモグラも食べているのですよ。 


[333] 明日は公開後初の土曜日です
投稿者:荻野 投稿日:2003/12/12(金曜) 10:02

 昨日は公開3日目です。9日、10日となかなか好調な滑り出しですが、今日の天気はあいにくの雨のためか午前中はなかなか客足が伸びず・・・。しかし午後からはすっきり晴れ空となり昨日の来館者は約50名!
 ヤマネコを見て下さった皆さんは「かわいい!」「思っていたより大きいね。」「いや、こまい!(小さいね)昔俺が見たのは~」「初めて見た~」などなどそれぞれ懐かしんだり、色々感じてくださったようです。また、9日テレビで公開開始のニュースが全国放送されました。それを見た私の友人からも「かわいいね。」「初めて知ったけれど保護意識が高まるといいね」などなど嬉しい感想をもらいました。

 公開することでヤマネコへの関心が高まり、プラスになることを願います。野生ではななか見ることのできないヤマネコ、ぜひ一度センターまで会いに来てくださいね。


[332] 今のところ順調です
投稿者:山本 投稿日:2003/12/10(水曜) 19:57

一般公開は、思いのほか反響が大きく、今日になってもテレビやラジオの取材申し込みが来ています。こんなふうにツシマヤマネコが全国版のマスコミに取り上げられたのは私が赴任してから初めてですが、これを機会にヤマネコの問題が全国的に認識されることを願います。

来館者の反響はというと、「75年間生きていて一番うれしかった」というおじいさんがいらっしゃったり、昨日も2回、今日も1回(2日で3回)会いに来てくださった地元の方がいたりと、みなさん予想以上に喜んでくださるので、公開してよかったなと思います。

主役のヤマネコは、それほど緊張する様子もなくリラックスしているようです。


[331] ツシマヤマネコ一般公開スタート
投稿者:村山 投稿日:2003/12/09(火曜) 20:57

今日はツシマヤマネコの一般公開初日でした。山本さんが福岡へ出張していますので、代理で皆さんにご報告をします。

昨日は公開セレモニーが関係者、来賓の方々をお招きして開かれました。来賓の方々からご祝辞を頂いた後、佐護小学校6年生からツシマヤマネコについて勉強した経験を元に書いた作文の発表がありました。この作文はセンターでのヤマネコ教室や木庭作体験などを通じて感じたことを各自が自由に書き、その中から改めて皆さんに伝えたいメッセージを抜き出してまとめたものです。「みんなでツシマヤマネコを守りましょう」と全国へ向けてのメッセージを元気に発信してくれました。

そして今日。今朝はいつもの火曜日とは気分が違いました。最終的なチェックをし、見にこられた方をどのように案内するか、全員で確認をしていよいよ公開がはじまりました。火曜日ということもあり、たくさんの方がどっと押し寄せるというような混乱もなく1日が過ぎましたが、まだ慣れないせいか、スタッフもいつもとは違う疲労感があったと思います。公開になったヤマネコは木の上でウトウトとうたたねをする事も・・。なによりもヤマネコがパニックなどをおこさず、いつも通りの様子だったことにスタッフ一同とりあえず安心しています。

ツシマヤマネコの一般公開によって保護に対する関心がたかまり、自然と人間との関係について、考えるきっかけになることを願っています。


[329] エチゼンクラゲ
投稿者:三谷 投稿日:2003/12/06(土曜) 15:29

 先週から、ツシマヤマネコの密度推定のため、島内あちこちに痕跡調査に出かけています。

 お昼に小鹿の海水浴場で、大きなクラゲが打ち上げられているのを見つけました。直径1mほどありました。少し前に、北陸や東北の日本海側で大量発生して漁業被害をもたらしたエチゼンクラゲと思われます。エチゼンクラゲについて図鑑で調べたところ、重さは50~150kgに達するそうです。また、東シナ海やその周辺海域で生まれ、夏から秋にかけて急激に成長し、対馬暖流に乗って日本海沿岸に来遊すると考えられているそうです。

 水を多く含んで大型のクラゲだったので、見るからに重そうで、漁師さん達のご苦労が想像できました。最近、エチゼンクラゲのニュースは聞きませんが、寒くなると死滅するそうですから、落ち着いたのでしょうか・・・・。

[Res: 329] エチゼンクラゲ2
投稿者:三谷 投稿日:2003/12/06(土曜) 15:32

海岸近くに漂っているエチゼンクラゲもいました。

弱っていました。


[328] 福岡に行きました
投稿者:荻野 投稿日:2003/12/04(木曜) 18:49

 今週の休日、初めて福岡に遊びに出掛けました。私はもともとは東海地方の人間なので福岡が初めてなのはもちろん、4月に対馬に来て以来実家に帰る以外では初めての島外でした。

 天神に行ったのですが地下街やデパート、本屋に数え切れないほどの飲食点などなど「都会だな~」などと感じてしまい、久々に人疲れをしました。今回はあまり時間がなく、ツシマヤマネコの飼育に唯一取り組んでいる福岡市動物へは行けなかったのが残念ですが、初福岡を満喫することが出来ました。

 福岡の街ではクリスマスに向けて綺麗に飾りつけされ、イルミネーションが目をひきました。もうそんな季節なのですね。皆さんの日記にもありますが、ツシマヤマネコ公開まで本当にあと少しですね。あっという間に来年でしょうね!


[327] 最終準備中です
投稿者:村山 投稿日:2003/12/03(水曜) 19:37

山本さんの日記にもありますが、一般公開の最終準備が進んでいます。ヤマネコにとっても、見にこられる皆さんにとっても有意義な公開にするべく皆で工夫をこらしています。

みなさんに見ていただくことで、ツシマヤマネコに迫る危機的な現実をもっと多くの方に知っていただけたらと思います。


[326] もう12月!
投稿者:山本 投稿日:2003/12/02(火曜) 20:16

あっという間に11月が終わりました。この調子で12月も過ぎていくのでしょうね。
今年の12月はセンターにとって大きな意味を持ちます。新聞などでも報道されていますが、9日からツシマヤマネコが公開になります。これまではビデオを通してしか見ることができませんでしたが、今度はガラス越しで動くヤマネコを見られるようになります。これまで以上にヤマネコを身近に感じていただいて、対馬の自然のことを考えてみて欲しいと思います。
ただ、ヤマネコの体調次第では時間制限や人数制限などをすることもありますので、その点はご了承ください。また、寝てしまって見られないことも考えられます。その際は館内で放映予定のビデオでご覧ください。
それでは12月9日以降をお楽しみに!


[325] へびを見ました
投稿者:阿比留 投稿日:2003/11/30(日曜) 22:41

 ここ2~3日ぐずついた、天気で洗濯物も乾かない日が、続いていましたが今日は、昼から晴れ久しぶりに青空を見ました。たまっていた洗濯物は、乾いただろうか?

例年なら一雨ごとに、気温が下がり寒くなったものですが、今年の冬は、一向に寒なりません。

今日の帰りにヘビを見ました。余りに温かいのでまちがって出てきたのでしょうね。こう温かいと韓国も見えません、旅行者の人からも良く聞かれます。「今日は韓国見えますかと・・・?」気温が、下がって空気が澄んだらよく見えるのですが、まだまだのようですね。


[324] ブリの季節だ!
投稿者:三谷 投稿日:2003/11/28(金曜) 19:11

寒くなりました。

 調査中に海をみるとたくさんの船が集まっていました。写真では、海の中の白い点のひとつひとつが船です。一緒に調査をしているNさんによると、ブリは群で回遊するので、群をみつかると、他の船も集まってくるそうです。見ている間にも、どんどん船が増えていきました。

 私は関東出身なのですが、関東ではブリよりハマチのお刺身がよく売っていました。対馬に来てから、ブリのお刺身のおいしさに目覚めました。寒くなりましたが、ブリの本番はこれから!楽しみです。


[323] こうこういも
投稿者:荻野 投稿日:2003/11/27(木曜) 18:06

 11/8に行われたイベント「いも掘りボランティア」で掘ったサツマイモは、やまねこ楽市やセンターで販売したこともあり全てなくなりましたが、昨日田の浜にある残りの木庭作農地のサツマイモを地元の方が掘って、センターまで届けてくださいました。今年は本当に豊作で、昨日届けていただいた分は11/8のものに比べて平均的に大きいようです。土地によって大きさも味も全く違うわけですから少し不思議ですよね。

 この新サツマイモ、本日よりセンター受付にて販売開始しました。一袋100円!ぜひどうぞ!


[321] 西小学校でヤマネコの発表がありました
投稿者:村山 投稿日:2003/11/26(水曜) 15:14

今日は朝から芋掘りをしました。ヤマネコのための木庭作で作ったサツマイモでしたが、人間もよろこぶ豊作で、大きなイモがなりました。下の写真は昔ながらの俵にイモを詰めた様子です。

その後、峰西小学校の4年生のヤマネコについて勉強したことをまとめた総合学習発表会を見に行きました。ポスター発表とステージでの劇仕立ての発表でした。センターに来たのが11月11日でしたから大急ぎでよくここまでまとめられたな~と感心してしまいました。これからもヤマネコのことを気にかけてくれたらうれしいです。

[Res: 321] Re: 西小学校でヤマネコの発表がありました
投稿者:村山 投稿日:2003/11/26(水曜) 15:17

これが昔ながらの俵です。


[320] きのこがおいしい季節です
投稿者:山本 投稿日:2003/11/25(火曜) 19:44

対馬はシイタケの産地です。スーパーでは中国産のシイタケも出回っていますが、やっぱりおいしいのは対馬のシイタケです。味の濃さが違います。みなさんも、安さに負けずに国産シイタケを食べてみてください。最近では、毎日きのこたっぷりの食事でヘルシーです。

11月もあと少し。バタバタしすぎて長いような短いような、よくわからない1ヶ月です。このペースで進むとあっという間に今年も終わりそうです。


[319] 寒い朝の掃除・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/11/23(日曜) 15:55

 日誌遅れました申し訳ありません。
このところ、朝夕気温が下がり冬到来て感じになってきましたが、何かと忙しい毎日です風邪ひかないよう気をつけましょう。

ヤマネコ公開まで、間近となってきました。土曜日は、朝一番から、完成した野外ゲージをスタッフ全員で通路・飼育ゲージの中など、水洗いし綺麗に掃除をしました。まだ少し残っていますが、準備は、順調に進んでいます。


[318] 観察モニター
投稿者:三谷 投稿日:2003/11/21(金曜) 22:34

 今日、ヤマネコ飼育に関係するセンター職員は、新しいヤマネコ展示ケージや屋外ケージに設置してある観察モニターの使い方の説明を受けました。

 これまでも、センターで飼育していたり保護されたヤマネコの様子は、24時間ビデオテープに記録されています。飼育しているヤマネコに異常があれば夜間の様子を確認しますし、保護された個体については、動きやエサの食べる様子を観察して健康状態や野外で生活していけるどうかか判断する材料にしています。こうした映像のうち、大事なものは、のちのちまで残すために保管しています。
 
 これまではビデオテープに保存していましたが、新しい機械はDVDです。今までよりだいぶ使い勝手がよいですし、映像もきれいなので、皆様にご紹介するのに使えそうです。あとは、ヤマネコが部屋を気に入って、皆様を怖がりませんように!


[317] 比田勝小学校での授業
投稿者:村山 投稿日:2003/11/20(木曜) 18:52

昨日は比田勝小学校4年生の国語の授業の中で「環境を守る取り組み」について調べて発表するということでヤマネコ教室をしました。

最近ツシマヤマネコについて勉強したいという学校が増え、それに伴ってセンターでのヤマネコ教室開催も増えましたが、やはり町外の学校からセンターへ来るというのはなかなか遠くて大変だということです。今回のようにタイミングさえ合えば、積極的に学校でのヤマネコ教室開催の要請に答えて行きたいと思います。

この写真の中のヤマネコのぬいぐるみは特注の実物大のものです。ツシマヤマネコに直接触れる機会はありませんが、ぬいぐるみならば抱いてみることもでき、子供たちには大変好評です。


[316] 季節の移り変わりは早いですね・・・
投稿者:荻野 投稿日:2003/11/20(木曜) 18:42

 昨日今日と対馬の空は、どんより雨続きです。先月からセンターの展示動物に仲間入りしたスベトカゲとアムールカナヘビのエサも捕りにいけず、空模様が気になる最近です。 また、最近では日がずいぶん短くなった様に感じます。18時を過ぎると外は既に真っ暗。対馬はずっと西にあるので東京に比べれば多少暗くなるのは遅いはずですが、もう秋も終わりかけているのですね。先週、上県町舟志の紅葉街道へ行きましたが、見事に紅葉していて本当にきれいでしたよ。

 気がつけばあっという間にもう11月の後半!センターではツシマヤマネコ公開へ向けて準備も大詰めに入っており、それが過ぎれば年賀状書きにお正月ですね。センターも個人的にも大忙しになりそうです。


[315] 冬鳥たちがいらっしゃいました
投稿者:山本 投稿日:2003/11/18(火曜) 18:41

しばらく暖かかったのですが、ここ数日で急に冬の様相になりました。それを待っていたかのように、冬鳥が増えてきました。佐護平野にはマガンやヒシクイ、マガモやカイツブリが来ています。
また、昨日は、竹やぶに10数羽いたミヤマホオジロをジッと観察していると、そこへバサバサとハイタカが飛び込んでミヤマホオジロを襲いました。間近で見た狩りはなかなかの迫力。角度が悪くて狩りに成功したかどうかは確認できなかったのが残念。

先週から検討会やヤマネコ一般公開の準備、一重で死体が発見されてしまったり(もぎたてセンターニュース参照)と、何かとバタバタする毎日が続いていますが、朝の通勤時のバードウォッチングは、対馬ならではのもので、なかなか楽しいです。


[314] 木庭作の芋
投稿者:阿比留 投稿日:2003/11/15(土曜) 22:53

 今日は、木庭作で豊作だった芋を、上県町佐須奈で開かれているやまねこ楽市で、販売する事になりセンタースタッフ全員で準備に行きました。8:00前から芋を袋に詰める作業をしていると、その途中から売れ始め約27袋お買いあげいただきました。昨年に比べて今年の芋は、形のよい芋がおおくなかなかのできばえで好評でした。

準備もでき、さあ今からとゆうときに、雨が降りはじめ9:00ごろ
には、どしゃぶりになってしまいました。

私と三谷さんは、センターの準備がありましたので先に戻りました。その後のこったスタッフの皆さんお疲れさまでした。

また来年も豊作でありますように・・・・


[313] 寒くなりましたね
投稿者:三谷 投稿日:2003/11/14(金曜) 18:32

 昨日の昼間はポカポカでしたが、夕方からめっきり冷え込みました。「いよいよ冬到来」という感じです。

 来月からのヤマネコ公開を控え、どことなくソワソワした感じのセンターです。新しい部屋は今よりずいぶん住み心地が良さそうですが、ヤマネコ達は気に入ってくれるだろうか?また、ツシマヤマネコに会うことを楽しみにしてくださっている皆さんを、怖がったりしないだろうか?
 心配なこともありますが、センターに来られた皆様に、ツシマヤマネコを好きになって、そして彼らが住んでいる対馬の自然の素晴らしさを感じていただけたらと思っています。


[312] 今年は豊作です
投稿者:荻野 投稿日:2003/11/13(木曜) 18:08

 先週の土曜日はセンターのイベントとして「木庭作芋掘りボランティア」が行われました。

 この日はのびのび少年デーとも重なってしまったためか参加者は少なく残念でしたが、皆さん楽しんで頂けたようです。こどもはもちろん、大人も久々の芋掘りなせいかかなり真剣。収穫があるというのは楽しくそして素晴らしいことですね。写真は収穫したイモと参加者全員で撮ったものです。
 そして掘りながらもカエルやカメ、いも虫など色々な生き物を発見。畑は本当に色々な生物の生活の場になっており、共存が成り立っているんだなぁ・・・と感じました。また、地元の方の協力には本当に感謝します。 木庭作なのでほとんど手をかけていないにもかかわらずしっかりとしたサツマイモに育っているのには驚きました。今年は去年に比べて大きさも平均していて豊作な様です。

 この日収穫したイモは今週の土曜日(11/15)に開かれる、上県町佐須奈のやまねこ楽市で販売される予定です。みなさん、ヤマネコセンターからのサツマイモ、ご賞味下さい!


[311] 昨日は日記を忘れました・・
投稿者:村山 投稿日:2003/11/13(木曜) 15:09

今朝は佐護小学校の総合学習の一環で、ツシマヤマネコのための木庭作の芋掘りをしました。佐護の神宮正芳さんのご協力でツシマヤマネコをはじめとする農業、第一次産業と自然との共生について、芋掘りをしながら考えるというのがテーマです。

牛や鶏を飼い、そこからできる堆肥を田畑に使い、里山を管理してホダ木を育ててしいたけを作り、無農薬で野菜や米を作り・・・というような暮らしはかつての対馬では普通にみられたようです。そして現在、そのような暮らしぶりにはツシマヤマネコをはじめとする対馬の自然と人間の共生を考える上でのヒントがたくさん詰まっています。今日の芋掘りを通して、子どもたちにもそれが伝わっていると思います。

佐護小学校のこどもたちは今後20時間から30時間かけてツシマヤマネコについての学習を深めてゆくとのことです。発表会にはぜひ行きたいと思っています。


[310] 今日のイベントは・・・
投稿者:阿比留 投稿日:2003/11/08(土曜) 22:15

 今日は、イベント「木場作芋掘りボランティア」が、田の浜・志多留で行われました。朝の天気予報では、午前中は晴れで午後から50%~60%が雨だと放送されていましたので、心配していましたが、なんとか最後まで降らずに終わったようで安心しました。参加者も当日キャンセルが入ったりで、少人数で大変だろうなと思っていましたが時間ないで終わったようです。

昨年に比べて今年の芋は、豊作でかなり大きめのいもが沢山ありました。今日は私はセンターで参加できませしたが、取り立ての焼き芋をおみあげにもらいました美味しかったです。有り難うございました。

そしてイベントの参加者・スタッフ・ボランティアの皆様お疲れさまでした。筋肉痛にならないようにゆっくりやすんでくださいね・・・


[309] ヌマガエルってご存じですか?
投稿者:三谷 投稿日:2003/11/07(金曜) 18:52

 もともと対馬にいるカエルは、チョウセンヤマアカガエル、ツシマアカガエル、ニホンアマガエルの3種類です。ところが、最近、いるはずのないヌマガエルが対馬に入り込んでいることが分かりました。ヌマガエルは大きさは3~5cm程度と小さめですが、繁殖力が旺盛です。このカエルが増えれば、対馬にしかいない他のカエル達や、餌となる対馬の昆虫に悪い影響をおよぼすかもしれません。

 カエルに興味がある対馬人ばかりでなく、島外のカエルから目が離せない人達で、ボランティア調査グループをつくって調査することになりました。私と荻野さんも仕事の後、参加していました。

 今年の6月~10月に島内60カ所の田圃を調べた結果、17カ所にヌマガエルが入っていることが分かり、メンバーのMさんが先週、学会発表されました。本来の生息地以外でヌマガエルが増えていることは関東地方でも問題になっているそうで、対馬についても注目されたようです。これから先このヌマガエルをどうすればいいのか、そしてどうしてヌマガエルが対馬に入ってしまったのか、調査グループの挑戦は続きます。


[308] 今年のやまねこ祭り
投稿者:荻野 投稿日:2003/11/06(木曜) 15:19

 11月3日の上県町やまねこ祭りでは私も1日中会場におり、夏以来のお祭り気分を味わうことができました。

 当日は地元農産物や釜山からの韓国料理に地元からの出展、またステージではやまねこ太鼓や島根県から石見神楽、美川憲一歌謡ショーなどが行われ、島内至る所からのお客さんでにぎわっていました。そしてお隣公民館では、町内の学校生徒の作品やすずりや絵手紙、陶芸などなど、公民館講座で皆さんが作った作品が展示されておりました。もう既に11月。もみじの紅葉も美しい、芸術の秋ですね。
 とても楽しい1日でしたが、私が最も楽しみにしていた「ブリのつかみ取り」は参加できず涙をのむこととなり、それだけが残念です。しかし見ているだけでも楽しく、ブリ一本全員にプレゼント!という気前の良さにびっくりでした。

 今週の土曜日はセンターの秋のイベント「いもほりボランティア」が行われます。やまねこ祭りに続いて、収穫の秋・実りの秋を感じませんか?


[307] 今年もいらっしゃいました
投稿者:村山 投稿日:2003/11/05(水曜) 18:14

今年も佐護平野にミヤマガラスの群れが到着しました。1週間ほど前から姿を見せはじめてはいたのですが、今朝は道路のそばに居たので、写真をとってみました。

今日は久しぶりの雨、乾燥しすぎていたのでありがたい雨です。でもカラスは濡れてしまったかな?

先ほど、北海道から野鳥の会レンジャーの方がこちらを訪問されました。100メートル進むのも大変なほどたくさんの鳥がいる!と喜んでいらっしゃいました。特に猛禽類の多さにビックリされていました。対馬の自然を褒めていただくというのは嬉しいです。


[306] 夜の海の神秘
投稿者:山本 投稿日:2003/11/04(火曜) 15:11

日曜日の午後、(有)対馬エコツアーの設立パーティに行ってきました。対馬エコツアーは、シーカヤックを中心としたツアーを提供する会社で、できたてほやほやです。先日は、代表の上野さんがフジテレビの「晴れたらいいね」にも登場していました。私もこれまで2度シーカヤックに乗せていただいて、その虜になった一人なので、今後、この会社も応援させていただこうと思っています。
対馬エコツアーのホームページ:
http://marugoto.cool.ne.jp/tsushima/seakayak/

その夜のことです。海に石を投げると青く光ります。すごくきれいなので、それならこの中でシーカヤックを漕ぐとどうなるだろう、ということになり、上野さんがカヤックを運び出して一漕ぎすると、それはもう美しく・・。自然界でこんな色が出るのかと驚くほどです。集まっていた人たちからも歓声があがりました。
その光の主は、赤潮のプランクトンなんだそうです。そう聞くとちょっと複雑ですが、その美しさはこれまで見たことのないものでした。

昨日はヤマネコ祭りで一日中グランドのテントの中でした。この3年間の中で最もいい天気のヤマネコ祭りで、人もたくさんでした。ヤマネココーナーはというと、説明パネルを数点出して、本と木庭作でできた麦を販売しました。お祭り気分の中では堅い話はできませんが、訪れた方の中には昔の麦の食べ方などを懐かしそうに話してくれる方もいらっしゃいました。
麦は今が蒔きごろです。遊んでいる畑に少し蒔いてみませんか。