ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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2019年7月

11件の記事があります。

2019年07月25日【石垣地域】石垣島北部地域子どもパークレンジャー第1回~第3回

西表石垣国立公園 山田 駿

アクティブレンジャー日記をご覧の皆様、こんにちは。

今回は石垣島北部地域子どもパークレンジャー活動の第1回~第3回の様子をお伝えしていきます!

地元ガイドさんと共に行っているこの事業は、石垣島北部に住んでいる子ども達を対象に、国立公園の自然の中で親しむ機会をつくり、自然を守っていく大切さを伝えようと行われています。

今年度第1回の活動の舞台は、石垣島野底地域に位置する「吹通川(ふきどおがわ)」です!

ここには広大なマングローブ林が広がり、西表石垣国立公園に指定されているだけでなく、天然記念物として石垣市の文化財に指定されている場所です。

第1回の活動のタイトルは「吹通川たんけん隊」。

カヌーで川を上り、途中から歩いてゴールである滝を目指します。

カヌーを漕ぐこと自体初めての子も多いので、まずはガイドさんからカヌーの漕ぎ方のレクチャーを受けます。

マングローブ林が広がる川を、二人で息を合わせて進んでいきます。

最初はうまく進めない子ども達も、段々と慣れてきて乗りこなせるようになりました。

浅くなってきた奥地のマングローブ林でカヌーから降りて、この場所のマングローブ林の特徴や、立ち枯れの原因、それに伴い植樹をしたことなどの説明を受けます。

ここからは更に上流を目指して歩いていきます。

歩いている途中から少し川の雰囲気が変わり、岩場となります。

約2㎞という短い間にも川の環境が変わっていくのが、吹通川の特徴でもあります。

そしてようやく滝に到着!

歩いてほてった身体を冷やすようにみんな滝に打たれていました。

滝の下にてみんなで記念撮影!

無事に全員でケガなく到着できて良かったです。

さて、第2回の活動の舞台は、これまた野底地域にある野底林道が舞台です。

第2回の活動のタイトルは「アコークローの生き物調査」です。

アコークローとは、沖縄の方言で「明るい暗い」の意を指し、夕暮れ時の時間帯の事を言うそうです。

その夕暮れ時は昼行性の生き物の活動が収まっていき、夜行性の生き物が活動をし始める時間帯で、様々な生き物の様子を観察することができます。               ↑活動開始前国立公園看板にて記念写真

そこで2班に分かれて、見えた生き物や聞こえた生き物の声を記録していき、時間による生き物の移り変わりを実感してもらいます。

           ↑シートに見えたり聞こえたりした生き物を記録していきます。

普段、夜に出歩く事はなかなか少ないので、子ども達は少し興奮気味にどんどん先へと進んでいってしまいます。そこでときおり見かける夜の生き物に注意を向けてもらい、昼間との活動の違いや、夜にしか見られない生きものの姿などを観察して貰いました。

              ↑リュウキュウコノハズクを観察している様子

              ↑リュウキュウクマゼミの羽化の様子を観察

カエルだけでも5種確認するなど、多くの生き物を観察することができ、貴重な経験になったことと思います。

第3回の舞台は石垣島北部平久保半島の西側に位置する久宇良の海です。

タイトルは「サバニに乗って、サンゴ礁スノーケリング」。

沖縄の伝統的な小型船であるサバニに乗ってポイントまで行き、スノーケリングをしてサンゴ礁に生息する生き物を観察して貰おうというものです。

活動日の近日に台風が通過しており、実施できるか心配していましたが、風も波も強くなく、無事に活動を実行できる運びとなりました。

当日は大小3艇の船に分かれて乗船しました。

いざ行かん!サンゴ礁ポイントへ!と帆をあげると一気にテンションが高まります。

風の力を受けぐいぐい進み、漕ぐ力をほとんど必要にしてないようにも思える程でした。

15分ほど船を走らせ、サンゴ礁のポイントにつきました。

そこには、とても生き生きとしたサンゴたちが広がっていました。その様子を、スノーケルを用いて観察して貰います。

時にはクマノミも観察することができました。            ↑カクレクマノミ(他にもハマクマノミが確認できました)

1時間ほどスノーケリングをして、また船に乗り、浜へと戻ります。

反対方向となりましたが、うまく風の力を利用して行きよりもスピードが出ているように思えました。

時には海賊船のように向かいあってふざけあったり(笑)

伝統的なサバニの文化を実体験してもらい、身近な海の中のサンゴの広がりを観察することができ、夏休みに入ったばかりの日曜日にとても良い夏のスタートがきれたのではないかと思います。

どの活動もケガ無く、それぞれ全く違った北部地域の自然を楽しんで貰う事ができました!

これからも地元の自然を知り、普段から国立公園の素晴らしい自然に親しみを持って貰いたいと思います。

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2019年07月22日【石垣地域】米原海岸利用ルール試験運用開始!!

西表石垣国立公園 山田 駿

アクティブレンジャー日記をご覧の皆様、こんにちは。

今回は米原海岸の利用ルールについて紹介させて貰います。

米原海岸は西表石垣国立公園石垣地域の北部に位置している自然海岸で、良好な自然環境を保っていることから、陸域海域ともに国立公園に指定されています。

特に海域は、砂浜からすぐ近くの礁地内にサンゴ群集が高い被度で広がっており、様々なサンゴ礁生態系が見られる上、多様な魚が生息している環境となっています。

そのため、スノーケリング等による自然観察が手軽に楽しめる海岸として、多くの観光客が訪れています。

                    ↑米原海中景観

また、米原海岸には隣接して石垣市が管理しているキャンプ場があり、キャンプ場利用客と、海岸の利用客が数多く訪れる石垣島有数の観光地となっています。

しかし、多くの人が手軽に訪れるあまりに、規制されている熱帯魚などの採取や、踏みつけによるサンゴの損傷など、自然公園法に反した利用客が後を絶ちません。

                                  ↑利用客の持参したたも網

               ↑頻繁に採取されているカクレクマノミ

また、米原海岸は石垣市の指定海水浴場ではなく、海上監視員が常駐していない上、時にはリーフカレント(リーフの内側から外側に流れる強い流れのこと。離岸流とも呼ばれる)が起こる場所でもあり、安全上のトラブルも度々起こっています。

こうした課題・経緯を踏まえて、環境省の『サンゴ礁生態系保全行動計画2016-2020』の重要課題の一つ「サンゴ礁生態系における持続可能なツーリズムの推進」を念頭に置いたモデル事業として米原海岸の利用ルールづくりが選定されました。

多くの観光客が訪れる米原地域が主体となり、適正な利用ルールが運用されることを目指しています。

その利用ルールの内容及び運用体制を決めるために、2016年から環境省、沖縄県、石垣市、消防本部、海上保安部、地元のガイド団体、地元の関係者、環境保護団体など多くの関係者と共に協議を重ねてきました。

今年度は4年目を迎え、昨年度作成された利用ルールの試験運用を7月13日の3連休から開始しました。

その利用ルールの周知のために、以下のチラシ及びポスターを作成しました。

利用ルールのチラシとポスターを米原海岸周辺の施設や駐車場に掲示し、3連休の人が多く訪れる時間帯に周知活動としてチラシ配布及びお声がけを行いました。

                   ↑7月14日午後の海岸の様子

                 ↑キャンプ場内に設置したポスター

まだまだ、この利用ルールの周知活動は始まったばかりです。

課題の多い中で試行錯誤し、多くの関係者や地域住民の方々のご協力を得ながら、利用ルールの運用の定着を目指していきます。

米原海岸を訪れる人達にこの利用ルールが少しでも伝わって欲しいと思いますし、米原地域を含む石垣島の人々が米原海岸にはこういうルールがあるんだと当たり前に認識することができたらと思っています。

米原海岸に訪れる人たちや米原海岸に携わる人たちに、この利用ルールが広がるよう拡散して頂ければ幸いです。

この取り組みは米原海岸をモデル地域としていますが、この様な取り組みを必要としている地域は他にもあると思います。

この利用ルールが定着し安全かつ豊かなサンゴ礁生態系が保全される米原海岸を目指し、ひいては他地域のサンゴ礁生態系を有する観光地でもこの取り組みをモデルに持続可能なツーリズムが定着しサンゴ礁生態系の保全に繋がることを切に願います。

                  ↑米原の稚サンゴ

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2019年07月19日特定外来生物オオフサモ防除作業のお知らせ【屋久島地域】

屋久島国立公園 池田 裕二

 外来生物法によって、飼育や栽培などが禁止されている特定外来生物オオフサモの生育が確認された場所において、以下の通り除草作業を実施しますので、告知いたします。

活動内容:特定外来生物オオフサモの防除

日時:2019年8月5日(月) 8時30分~9時30分  

予備日8月6日(火) 同時間帯

場所:鹿児島県熊毛郡屋久島町 椨川(たぶがわ)港内

実施者:屋久島自然保護官事務所

    屋久島国立公園パークボランティア有志会員

 特定外来生物オオフサモ(別名パロットフェザー、学名Myriophyllum aquaticum)と、侵略的外来種の水草を抜き取ります。防除した植物体は、指定ゴミ袋に入れ密閉したうえで屋久島町クリーンサポートセンターに持ち込みます。

オオフサモの水上葉▲オオフサモの水上葉。クチクラ層が発達し丈夫で撥水性が高く、淡い緑色の葉を展開する。

オオフサモの沈水葉▲オオフサモの沈水葉。クチクラ層は発達せず、赤みを帯びた葉を展開する。

参考:特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律の規則にかかる運用(植物の運搬及び保管)により、外来生物法の「運搬」及び「保管」に該当しない例(規則の対象外)

○例1

 ボランティア団体が参加者を募り、ある日時にある地域の特定外来生物オオキンケイギクの防除を行うことを企画し、ホームページへの掲載等(その他広報、チラシ等)により告知した。当日、オオキンケイギクの抜き取りを行い、抜き取ったオオキンケイギクを軽トラックの荷台に積み、ビニールシートで被覆したうえで、ごみ焼却施設まで持ち込んだ。

 

○例2

 自治会の主催により、地域住民に呼びかけ、ある日時に町内のオオキンケイギク防除を行うことを企画し、地域の掲示板への提出等により告知した。当日、オオキンケイギクの抜き取りを行い、抜き取ったオオキンケイギクを袋に詰めて口を縛ったうえで、自治会員の自宅倉庫まで運搬し、直近の燃えるごみの収集日まで保管した。会員は直近の燃えるごみの収集日に定められたごみ収集所に出した。

 なお、枯死したものは特定外来生物には該当しなくなるため、規制の対象外となります。したがって防除現場において枯死させ、その後収集して運搬をすることが可能です。

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2019年07月18日『お知らせ』アクティブ・レンジャー写真展~美しき九州の自然と多様な生き物の世界~

屋久島国立公園 アクティブレンジャー 水川

 九州地方環境事務所では「2019環境省アクティブ・レンジャー写真展~美しき九州の自然と多様な生き物の世界~」を開催します。

 九州には、国立公園をはじめ、世界自然遺産やラムサール条約湿地、希少な野生動植物など、世界に誇る多くの自然環境が広がっています。

 写真展では、現場の最前線で働くアクティブ・レンジャーが撮影した写真を通して、九州の自然環境の魅力をご紹介します。

 

7月20日~1217日の期間、対馬・佐世保・雲仙・熊本・阿蘇・くじゅう・出水・えびの・霧島・鹿児島・屋久島の会場を巡回して開催します。

 どの会場も入場無料です。

 

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください♪

 

【会場:会期】 

~長崎県~

対馬野生生物保護センター:7/207/30

対馬市交流センター:8/98/15

九十九島ビジターセンター:8/279/24

雲仙お山の情報館:10/1210/27

がまだすドーム(雲仙岳災害記念館):11/2~11/17

 

~熊本県~

熊本地方合同庁舎A1階:7/318/1

南阿蘇ビジターセンター:7/207/26

阿蘇山上ビジターセンター:8/99/16

 

~大分県~

長者原ビジターセンター:9/2011/20

 

~宮崎県~

えびの歴史民俗資料館:12/312/17

 

~鹿児島県~

出水市ツル博物館クレインパークいずみ:10月中旬

霧島市役所市民ギャラリー:11/1711/30

かごしま環境未来館:9/69/29

屋久島町役場新庁舎:7/268/6

屋久島世界遺産センター:8/88/25

 

【チラシ】

写真展チラシ

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2019年07月17日ケラマトカゲモドキ観察会

慶良間 アクティブレンジャー 前山

はいたい!(こんにちは!)

712日(金)慶良間諸島国立公園の阿嘉島にあるさんごゆんたく館で、「ケラマトカゲモドキ展示会」と、座間味小学校3・4年生を対象に、ケラマトカゲモドキの観察会が行われました。

ケラマトカゲモドキ展示会ポスターケラマトカゲモドキは34年ぶりに阿嘉島で発見されました。これまで、生体を見ることは難しく、

生体を見たことがある住民の方も少なかったので、トカゲモドキ類を始めとする阿嘉島の爬虫類・両生類に

ついて、それらの生態及びその生物学的価値(新固有性・遺存固有性)、関連法令(捕獲の禁止等)の内容に

関する普及啓発を地域住民のみなさまに向けて実施しました。

ケラマトカゲモドキを知っていますか?奄美・沖縄の国内希少野生動植物種一覧パンフレットケラマトカゲモドキ観察会 興味津々な子供達

子供達は総合学習の一環として、慶良間諸島の希少な生き物を間近に見ることで、守るべき島の大切な生き物について勉強しました。

また、ケラマトカゲモドキが密猟の対象になる生き物で、個体数の減少につながらないように地域の目でしっかり見守ることが重要だと教えてもらうと、「怪しい人がいたら、大人に伝える!環境省に電話する!!」と、答えてくれる子もいて心強く感じました!

そして!生きているケラマトカゲモドキに大興奮の子供達!

大好きな、シリケンイモリやアオカナヘビ、オガサワラヤモリ等の他の生き物も展示されました。

ケラマトカゲモドキについてお話しを聞いた後、めいめい、じっくりと観察しながら好きな生き物のスケッチを楽しみました。子供達の観察力に脱帽です。

トカゲモドキはヤモリの仲間、でもまぶたはあるんだよ!壁には上れないんだって!

トカゲみたいなヤモリだから「トカゲモドキ」って!すごい!かっこいい!

でも、捕まえちゃだめなんだよ!

興奮冷めやらぬ子供達でした。

ケラマトカゲモドキについてお話しを聞く子供達ケラマトカゲモドキなどをスケッチ

その後、千葉県生物多様性センターの栗田隆気先生から「島の両生類と爬虫類」のお話しをして頂きました。両生爬虫類が暮らす島には、豊かな自然があること。様々な生き物が暮らしていける島だということを勉強したり、両生類と爬虫類の違いを学んだりしました。

盛りだくさんな半日でしたが、終始キラキラした目で質問したり、話を聞く子供達に、

こちらもとてもうれしい気持ちになりました。

「島の両生類と爬虫類」のお話しアオカナヘビ

島の方々や、観光客のみなさまにも見て頂くことが出来、ケラマトカゲモドキや他の生き物たちを島全体で守っていく事が出来るきっかけになったと思います。

環境省もよりいっそう気を引き締めて住民のみなさまと共に保護に取り組んでいきます。

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2019年07月10日国立公園オフィシャルパートナーシッププログラム 「親子で行く!!くまもと水と森の恵み体感ツアー(清流の森編)」【阿蘇地域】

阿蘇くじゅう国立公園 アクティブレンジャー 藤田

 国立公園オフィシャルパートナーシッププログラム(※)の一環として、『サントリーホールディングス(株)』と連携して、熊本県内の小学生以上のお子さんと保護者さんを対象に筑後川源流域の南小国町にある『清流の森』にて観察会を実施しました。

このプログラムは、昨年秋にも行い好評だったため、今年度も実施することができました。

 清流の森周辺は、阿蘇くじゅう国立公園内で、自然公園法で守られ利用されている園地のひとつで、クヌギやモミジなどの原生林の奥には草原が広がります。すぐ側には何本もの湧水が流れる、九州一の全長と流域面積を誇る筑後川の源流域の1つです。

               

 

 今回のイベントには、抽選で約40名のお子さんと保護者の参加がありました。

 熊本市内からバスで2時間ほど、当日は濃霧の中の移動でしたが、『草原カレンダー(環境省作)』などを用いて阿蘇についての豆知識やクイズなど、サントリーの認定ガイドの方々が楽しく説明され、私たちは、阿蘇くじゅう国立公園についての紹介や阿蘇の特徴・自然環境の多様性と魅力を、クイズを交えながら紙芝居形式で紹介しました。

               

 新緑の原生林の中で五感のアクティビティでは、風の音、ふかふかの土や渓流の水などを楽しみました。

目を閉じて耳を澄ませると、落ち葉を踏みしめる音、土の感覚、鳥のさえずり、風の音が聞こえてきます。五感を使ったプログラムは学ぶことが多いです。

               

 ふと横を見ると、笹の花を発見!数十年に一度花が咲くそうで、とってもめずらしいとのことです。(花の写真は、興奮しすぎたのかブレブレでした(^_^;))

               

     源流の水に触れてみました。リーダーが分かりやすく説明されるので理解も深まります。

               

                 サワガニやアカガエルも発見!

 移動中は小雨が降っていましたが、活動中は、太陽も出てきてとても気持ちがよく、マイナスイオンもたっぷり浴びた気がしました。

 アンケートでは、100%の方が楽しかったとの回答があり、森と水のつながりも100%の方が理解されていました。また、阿蘇が九州の水源地であることは37%の方が初めて知ったとのことでした。

★☆★☆★ 参加者の声を、一部抜粋してご紹介します。 ★☆★☆★

・ずっと熊本市に住んでいますが、こんなきれいな森があることを全く知りませんでした。夏や紅葉の時期に また行ってみたいと思います。

・自然とふれあいながら、いろいろなことを発見できてとても楽しかったです。緑と清流、普段の生活で触れることのない大自然に心がいやされました。

・たくさんのスタッフの方が同行されていて、安心して参加できました。

 今回は、筑後川源流域での活動でしたが、阿蘇地域には、九州の主要6大河川の源流域があり、約230万人の産業や生活用水として利用されています。今回、ご協力いただいたサントリーホールディングス(株)でも、熊本工場は阿蘇の外輪山の裾野にあり、南外輪山の伏流水を利用されています。

 湧水を阿蘇の恵みと捉えて、体験を通して、水を育む環境やその保全について体感する機会を今後も提供していけたらと思います。

 次は、白川流域での活動を報告します。

***** 国立公園オフィシャルパートナーシップについてはこちら *****

http://www.env.go.jp/press/103297.html

 環境省とサントリーが、平成29年11月「国立公園オフィシャルパートナーシップ」を締結したことにより開催される活動で、阿蘇くじゅう国立公園の魅力を発信し、国内外の利用者の拡大を図る"プログラム"。

 この活動を通じて、人々の自然環境への理解を深めることを目的に、官民協力して国立公園を盛り上げていきたいですね。

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2019年07月06日オニユリの季節です 【対馬地域】

対馬 小川美香

こんにちは。対馬アクティブ・レンジャーの小川です。

短い梅雨が明け、夏らしい季節になってきました。

今の時期、島のあちこちで立派なオニユリが咲いています。

こちらの写真は私の通勤路。

次々に開花していくので、オレンジ色が増えていく景色が最近の楽しみです。

一般的なオニユリは三倍体のため、種子を作らずムカゴのみで増えますが、

対馬には二倍体のオニユリが多く存在し、それらは種子でも増えることができます。

オ二ユリに種子ができる対馬では、突然変異が原因と考えられるさまざまな形態のオニユリが見られます。

中でも有名なものが、オウゴンオニユリ。

名前の通り、黄金色のオニユリです。

現在、野生のオウゴンオニユリを見ることは難しいですが、島内各地で栽培されており、オニユリと同じ今の時期に花を咲かせます。

対馬事務所でも、ビジター担当の阿比留さんが育てた株が開花しました。

採れたムカゴをお裾分けしてもらったので、私もオウゴンオニユリの栽培にチャレンジしてみようと思います。

阿比留さんによると、一年目の芽を雑草と間違えて抜かないことが最初のポイントだそうです。

↑一年目の芽。雑草と間違えて抜きそうです。

対馬のどこかで咲く野生のオウゴンオニユリも、いつか見てみたいものです。。。

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2019年07月04日夏の自然ふれあい行事!

奄美 アクティブレンジャー 牧野

うがみんしょ~らん!(こんにちは!)奄美野生生物保護センターの牧野です。

奄美はそろそろ蒸し暑い梅雨があけ、カラッとした夏になりそうです!

夏と言えば、夏の「自然に親しむ運動」期間に、奄美自然体験活動推進協議会と環境省奄美野生生物保護センターでは、いろいろな自然ふれあい行事を実施しています。

今年も以下の観察会やネイチャークラフト教室など3つイベントを予定しています!

○「マングローブ探検隊」

開催場所の住用川河口に広がるマングローブは、日本で2番目の大きさを誇り、自然景観も素晴らしく、国立公園にも指定されています。マングローブの林内を歩く中で、マングローブの環境を学び、干潟にいるさまざまな生きものを観察します。

開催日:令和元年7月20日(土) 13:00~15:00

※悪天候の場合、7月21日(日)14:00~16:00に延期

場 所:マングローブ(奄美市住用町大字西仲間)

募集定員:小学生、中学生及びその保護者等20名

応募期間:7月5日(金)から7月18日(木)まで 

※申し込みは先着順、定員になり次第終了。

「マングローブ探検隊」イメージ写真

○「夜の森を歩いてみようin宇検村」

夜の森を歩いて、そこに住む生きものたちを観察します。目で見るだけではなく、耳も澄ませ、匂いをかいで、生きものの気配や夜の森の息づかい、生きものたちが体験している世界を感じてみてください。

開催日:令和元年7月27日(土) 19:00 ~ 21:00

※悪天候の場合、7月28日(日)に延期

場 所:宇検村湯湾

募集定員:小学生、中学生及びその保護者等含め 20名

保護者の同伴が必要です。なお、小学生未満は参加できません。

応募期間:7月5日(金)から7月25日(木)まで 

※申し込みは先着順、定員になり次第終了。

▲「夜の森を歩いてみようin宇検村」イメージ写真

○「ゆりむんで風鈴を作ろう!」

 奄美大島の海辺には、流れ着いた貝がら・サンゴなどの自然の素材や、ビーチグラスなどが落ちています。そんなゆりむん(漂流物)を使って、風鈴を作ってみましょう~。事前申し込み不要で、ゆりむんはこちらで準備しますので、お気軽にご参加ください。なお、小学生低学年以下は保護者の同伴が必要ですので、ご注意ください。

開催日:令和元年8月3日(土)~令和元年8月9日(金)(休館日の8月5日(月)を除く)

       9:30~16:30 (受付は15:30まで)

場 所:奄美野生生物保護センター

▲ゆりむん風鈴完成イメージ写真

いずれも参加費は無料です!

イベントの詳細や問い合わせ先などについては以下の実施要項をご確認ください!

【実施要項】R1マングローブ探検隊.pdf

【実施要項】R1夜の森を歩いてみようin宇検村.pdf

【実施要項】R1ゆりむんで風鈴を作ろう!.pdf

皆さまのご参加お待ちしております!

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2019年07月02日希少植物の山採り(違法採取、盗掘) 【屋久島地域】

屋久島国立公園 屋久島 池田 裕二

 屋久島在住の方から、国立公園内での希少植物の山採り(違法採取、盗掘)について通報を受けました。

 今から40年ほど前の山野草ブームの頃には県外から山採り業者がやってきて、ランの花などを大量に盗掘していったそうですが、現在でも、島内外の愛好家による盗掘が細々と続いているようです。

 自然公園法では、自然公園(国立公園、国定公園等)の特別地域内におけるランや高山植物などを含む指定植物の採取、損傷を禁止しています。特別保護地区では植物の採取等は一切禁止です。また鹿児島県の条例でも指定種があり、それらの採取や損傷等は禁止しています。

 園芸品種を珍重する山野草業界では、花色や葉の模様などの特別な変異の無い野生種の金銭的価値は低く、かつて高価だった品種も栽培増殖品が安価で十分量が出回っている中、なぜ盗掘が無くならないのか不思議です。

 自生地には金銭には代えられない価値がありますし、一度減ってしまった植物たちの回復には長い年月を要するか、あるいは元に戻らないこともあり得ます。実際に、数十年前は屋久島でたくさん見られたという野生ランの多くは、今ではほぼ見られなくなってしまったので、環境省の選定する絶滅危惧種にされているのです。森林開発や山崩れ等の自生地消失もありますが、盗掘による個体数減少も大きな問題です。

 屋久島では、数十年前から現在まで、特にカンラン(寒蘭)、フウラン(風蘭)、ナゴラン(名護蘭)、エビネの仲間、カンアオイの仲間が盗掘で狙われています。

 これらの個体数は激減して、今では滅多に見ることができません。

 もし盗掘が無くなり、自生地が良い状態で保たれていれば、今から100年後、200年後にはかつて見られたような希少植物の花咲く森が復活しているかもしれません。

 期待を込めて、今ある自生地を大切に守っていきたいですね。

▼細々と生きているカンアオイの仲間を見つけました。個体数はとても少ないです。

オニカンアオイ

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2019年07月01日舟志ノ内で草刈りをおこないました 【対馬地域】

対馬 小川美香

こんにちは。対馬自然保護官事務所の小川です。

6月2日(日)に、「ツシマヤマネコ応援団」の活動として舟志ノ内の草刈りをおこなったのでご報告します。

***

ツシマヤマネコ応援団とは、

ツシマヤマネコと対馬の自然を守る活動を行うボランティアグループです。

ツシマヤマネコの生息に適した森づくりを目指す「とらやまの森再生プロジェクト」や、

交通事故対策などを行っています。

昨年までのとらやまの森再生プロジェクトで

どんぐりの苗をつくり、約1年前に舟志ノ内に植樹しました。

植樹後の小さい苗は放っておくと雑草に負けてしまうので、

数年は草刈りをする必要があります。

苗を傷つけないよう、事前にカバーをかけて草刈りに臨みました。

当日は、刈り払い機とカマを使って、防鹿柵内の雑草を刈りました。

生い茂った草の下には、どんぐりの発芽もたくさんありました!

頑丈な防鹿柵の中なので、獣害にあうことなく、萌芽もすくすく生長していました。

どんぐりが増えた森には、どんぐりをエサとするネズミが増えて

ネズミをエサとするヤマネコも増えるはず・・・!!

ということで、植樹の際に巣箱を設置していました。

この巣箱は、木の上に巣をつくるヒメネズミのためにと

木の幹に設置していたのですが、中をのぞいてみると・・・

アオダイショウがいました!!!びっくり!!!

果たしてヒメネズミはこの巣箱を使ってくれたのでしょうか。

もう少しどんぐりが増えたら、巣箱を使うヒメネズミに会えるかなあ。会えるといいなあ・・・。

クサイチゴもたくさんなっていました!

おいしかったです(^^)

今回は2時間ほどの作業で、柵内の草刈りと巣箱チェック、苗カバーの取り外しが完了しました。

参加いただいた団員の皆様と記念写真。お忙しいところありがとうございいました!

立派な森に育つのを見守り続けます。

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