アクティブ・レンジャー日記
舟志ノ内で草刈りをおこないました 【対馬地域】
2019年07月01日こんにちは。対馬自然保護官事務所の小川です。
6月2日(日)に、「ツシマヤマネコ応援団」の活動として舟志ノ内の草刈りをおこなったのでご報告します。
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ツシマヤマネコ応援団とは、
ツシマヤマネコと対馬の自然を守る活動を行うボランティアグループです。
ツシマヤマネコの生息に適した森づくりを目指す「とらやまの森再生プロジェクト」や、
交通事故対策などを行っています。
昨年までのとらやまの森再生プロジェクトで
どんぐりの苗をつくり、約1年前に舟志ノ内に植樹しました。
植樹後の小さい苗は放っておくと雑草に負けてしまうので、
数年は草刈りをする必要があります。
苗を傷つけないよう、事前にカバーをかけて草刈りに臨みました。
当日は、刈り払い機とカマを使って、防鹿柵内の雑草を刈りました。
生い茂った草の下には、どんぐりの発芽もたくさんありました!
頑丈な防鹿柵の中なので、獣害にあうことなく、萌芽もすくすく生長していました。
どんぐりが増えた森には、どんぐりをエサとするネズミが増えて
ネズミをエサとするヤマネコも増えるはず・・・!!
ということで、植樹の際に巣箱を設置していました。
この巣箱は、木の上に巣をつくるヒメネズミのためにと
木の幹に設置していたのですが、中をのぞいてみると・・・
アオダイショウがいました!!!びっくり!!!
果たしてヒメネズミはこの巣箱を使ってくれたのでしょうか。
もう少しどんぐりが増えたら、巣箱を使うヒメネズミに会えるかなあ。会えるといいなあ・・・。
クサイチゴもたくさんなっていました!
おいしかったです(^^)
今回は2時間ほどの作業で、柵内の草刈りと巣箱チェック、苗カバーの取り外しが完了しました。
参加いただいた団員の皆様と記念写真。お忙しいところありがとうございいました!
立派な森に育つのを見守り続けます。