アクティブ・レンジャー日記
九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。
みぃつけた!パート4
2024年11月08日
五島
こんにちは!
五島自然保護官事務所の片山です。
10月27日は火ノ岳トレッキングのイベント開催予定でしたが、天候不良のため中止となりました。楽しみにしていた皆さんは申し訳ありませんでした。
今回は、自称ですが恒例になりつつある「みぃつけた!」シリーズです。
過去のみぃつけた!はこちらになります↓
五島自然保護官事務所の片山です。
10月27日は火ノ岳トレッキングのイベント開催予定でしたが、天候不良のため中止となりました。楽しみにしていた皆さんは申し訳ありませんでした。
今回は、自称ですが恒例になりつつある「みぃつけた!」シリーズです。
過去のみぃつけた!はこちらになります↓
サキシマフヨウ
高浜・頓泊海水浴場へ向かう道中で出会ったサキシマフヨウ。
初めて見たときにハイビスカスの淡いバージョンにも見えるし、オクラの花にも似ているなぁと思いました。
とても綺麗に咲いていたサキシマフヨウは9月~11月頃まで見られます。
西海国立公園内にも咲いていますが、福江島では県道沿いや庭木としても見かけることが出来る秋を感じることの出来るお花です。
初めて見たときにハイビスカスの淡いバージョンにも見えるし、オクラの花にも似ているなぁと思いました。
とても綺麗に咲いていたサキシマフヨウは9月~11月頃まで見られます。
西海国立公園内にも咲いていますが、福江島では県道沿いや庭木としても見かけることが出来る秋を感じることの出来るお花です。
ダンギク
岩壁に咲いていて、なぜこんな環境にあなたはいるの?と思うぐらい、忍耐力のあるお花だなぁという印象のダンギク。
福江島ではだいたい10月中旬に見ることができ、見られたら「ラッキー!」と思っていただけたらと思います。
ダンギクは環境省で絶滅の危険が増大している絶滅危惧II類(VU)に選定されています。
福江島ではだいたい10月中旬に見ることができ、見られたら「ラッキー!」と思っていただけたらと思います。
ダンギクは環境省で絶滅の危険が増大している絶滅危惧II類(VU)に選定されています。
ボタンボウフウ
海岸沿いに咲いていたボタンボウフウは沖縄県で「長命草」と呼ばれ健康野菜として食べられているそうです。
根は鎮静作用があり、葉は滋養強壮の効果があるそうです。
かわいらしい小さなお花からは想像できないたくましさがありますね!
根は鎮静作用があり、葉は滋養強壮の効果があるそうです。
かわいらしい小さなお花からは想像できないたくましさがありますね!
ホソワバダン
西日本の海岸で見かける黄色いこのお花はホソバワダンと言い、海岸で秋の訪れを感じさせてくれる植物です。
沖縄ではホソバワダンのことをンジャナ(ニガナ)と言い、食用で栽培もされることもあるそうです。
すごく苦いと聞くと食べることをためらってしまいますね…。
沖縄ではホソバワダンのことをンジャナ(ニガナ)と言い、食用で栽培もされることもあるそうです。
すごく苦いと聞くと食べることをためらってしまいますね…。
アキノノゲシ
ホソバワダンよりも優しい色をした花のアキノノゲシ。
タンポポの綿毛のようにふわっとした白い種を持っています。
そのため、初めは背の高いタンポポかしら?と思う人もいるかもしれません。
アキノノゲシは海岸付近の道や登山道でも見ることが出来ます。
タンポポの綿毛のようにふわっとした白い種を持っています。
そのため、初めは背の高いタンポポかしら?と思う人もいるかもしれません。
アキノノゲシは海岸付近の道や登山道でも見ることが出来ます。
アオダイショウの抜け殻
彼とはイベントの下見をした時に出会いました。
一緒にいた仲間から彼を「見てごらん」と言われたときに、今まで見た事のない容姿に衝撃が走り、思わず写真を撮ってしまいました。
…
ちょっと小説のようになりましたが、真ん中に漢数字の一のようなものが見えますか?
彼とは…アオダイショウの抜け殻で、1.5mほどありました!
一緒にいた仲間から彼を「見てごらん」と言われたときに、今まで見た事のない容姿に衝撃が走り、思わず写真を撮ってしまいました。
…
ちょっと小説のようになりましたが、真ん中に漢数字の一のようなものが見えますか?
彼とは…アオダイショウの抜け殻で、1.5mほどありました!
ヌマダイコン
初めて見たとき菊っぽい可憐なお花だと思いました。
5mm程度の小さい花に対して思いの外大きい葉っぱのヌマダイコン。
名前を調べるとかわいらしい小さな花の見た目と名前ギャップがありすぎて、すぐに覚えてしまいました。
5mm程度の小さい花に対して思いの外大きい葉っぱのヌマダイコン。
名前を調べるとかわいらしい小さな花の見た目と名前ギャップがありすぎて、すぐに覚えてしまいました。
センニンソウ
白い花びらのお花と思っていましたが、この白いものは「はなびら」ではなく「がく」だと知りました。
種から白い長い毛があり、それが仙人のひげに見えることからこの名前がついたそうです。別名はウマクワズ。馬や牛が食べない毒のある植物という意味があるそうです。
茎や葉の汁に触れると皮膚炎を起こす可能性がありますので注意しなければいけませんね。
種から白い長い毛があり、それが仙人のひげに見えることからこの名前がついたそうです。別名はウマクワズ。馬や牛が食べない毒のある植物という意味があるそうです。
茎や葉の汁に触れると皮膚炎を起こす可能性がありますので注意しなければいけませんね。
ヤマハッカ
鬼岳のサイクリングロードでも見ることが出来ますが、火ノ岳に登ったときに柔らかい色の紫色の花の坂があり、心奪われました。
ハッカに似ていて山で見かけることからヤマハッカと名前がついたそうです。
福江島では比較的どこでも見ることが出来る植物です。
ハッカに似ていて山で見かけることからヤマハッカと名前がついたそうです。
福江島では比較的どこでも見ることが出来る植物です。
ベンケイガニ
「はっけよ~い、のこった!」と言いたくなるぐらいの一枚が撮れました!
出会ったこのベンケイガニは相撲を取っているようでしたが、私に気づくと「自分たち相撲していませんから!」と言わんばかりにそそくさと隠れてしまいました。
このカニはきっと人間で言う思春期にあたる頃なのかもしれませんね。
出会ったこのベンケイガニは相撲を取っているようでしたが、私に気づくと「自分たち相撲していませんから!」と言わんばかりにそそくさと隠れてしまいました。
このカニはきっと人間で言う思春期にあたる頃なのかもしれませんね。
勝手に定番化しようとしている「みぃつけた!」ですが、記事を読んでちょっとでも自然のことに興味を持ってもらえたら嬉しいです!