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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。

みぃつけた!

2024年07月26日
五島 片山 美希
こんにちは!
自然保護官事務所の片山です。
 
梅雨もあけ、すっきりとした天気ですね!
 
7月に見つけた動植物を紹介したいと思います!!
 
ヒラタクワガタ五島列島亜種(オス・メス)

ヒラタクワガタは基本夜か早朝に行かないと…と教えてもらいましたが、お昼過ぎに見つけました。
写真のヒラタクワガタを見つけた木の上にもオスとメスを発見する事が出来ました。仲良くWデートしていたのかな?
ヒラタクワガタ五島列島亜種は最近になってネット等に高値で販売されてしまっています…
採取しすぎて生態系が維持できないとなると大問題です!!
採取は必要な分だけにしましょう。
また採取トラップの放置が目立っています。
自ら出したごみは必ず持ち帰りましょう。
生態系を守るためにも、思いやりが必要ですね。
 



オオシオカラトンボ(メス)

体が白粉で覆われているが、シオカラトンボよりも太いことが特徴です。
実はヒラタクワガタ五島亜種を発見した木々の裏側にひっそり隠れるような形で止まっていました。
このオオシオカラトンボはお昼寝をしていたのかもしれませんね。
 


オオシオカラトンボ(オス)

7月の3連休に福江島は大雨だったので、土砂崩れ等ないか確認のために巡視へ行った際に出会ったオオシオカラトンボ。
オオシオカラトンボのメスは近づいても逃げなかったのですが、このオオシオカラトンボはあわてんぼうさんのようでなかなか撮影出来ませんでした。
 


ゴトウタゴガエル

昨年、新種が発表されたゴトウタゴガエルです。五島列島では大きく話題になりました。
山地の森林で見かけました。
以前もゴトウタゴガエルに出会いましたが、写真が撮れずにいました。
枝に手を添えた様子が上品で、休憩でもしているのかもしれませんね。
 



ヌマガエル

低山の水辺で確認したヌマガエル。
撮影後すぐにどこかへ行ってしまいました。
きっと私たちにびっくりしてしまったのかもしれませんね。
 



ソウメンタケ

地面からにょろにょろっと生えていました。
確かに素麺を思い出すような、あるアニメのキャラクターを思い出すような…
実はこのソウメンタケ食べることができるそうで、一部地域では茹でて食べるそうです!



ネジバナ

芝生のあたりをよく見ると芝よりも高くすらっとしたピンクのお花が見えました。
よく見ると、右回り左回りとあるようです。
とってもかわいらしいですよね。
 




ヤブラン

あまり日の当たらないところでひっそりと咲いていたヤブラン。
花言葉は「忍耐」。花言葉を知ったとき、なぜか納得してしまいました。
 


ネコノシタ

黄色い花がかわいらしく、なぜネコノシタって名前なのかなと思っていたところ、葉を触ってみるとびっくり!!
葉がザラザラとしていて猫の舌を連想してしまうほどです。
ハマゴウの隣に隠れるような形で咲いていました。
恥ずかしがり屋なのかもしれませんね。



ハマゴウ

海から少しだけ離れたところ一体に咲いていたハマゴウ。
福江島でも多くの場所で確認することが出来ます。
ハマゴウの近くではアオスジアゲハがうろちょろと。
もしかしたらアオスジアゲハのお食事の時間だったかもしれませんね。
 


ハマボウ

ハマボウは海水が入り込むような砂地で確認することが出来ます。
ハマボウは咲いている花、しおれている花、枯れている花と様々です。
その理由として、ハマボウの開花日数はわずか1日なんです!!
花言葉は「楽しい思い出」です。
実はこのハマボウの中にハチがぴょこんと顔を出していますが、見えますか?
地元の方から、今年は夏に咲くどの花も少し早い時期から花を咲かせていると情報をいただきました。
その時期にしか見ることが出来ない植物も撮影していきたいと思います!!