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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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2021年8月

7件の記事があります。

2021年08月26日夏休みエコツーこどもウィークに参加してきました!【西表地域】

瀧澤陸

はじめまして!4月から西表自然保護官事務所に勤務しているアクティブレンジャーの瀧澤です。

先日、島内にある西表島エコツーリズム協会にて【夏休みエコツーこどもウィーク】が開催され、8月20日に講師として参加させていただきました。

私の担当した講義は「ギタイってナニ!?~身近な擬態を探そう~」といったタイトルのもので、身近に潜む擬態についての解説と実際に外へ出て擬態した生き物を探し、スケッチや考察をするといった内容でした。

今回参加してくれたのは小学4年生1名と1年生6名でした。

講義では昆虫やクモの擬態について触れ、クモが苦手なこども達も熱心に質問や意見を聞かせてくれました。

擬態の参考として連れていったナナフシも大人気でした!

外での擬態探し。

暑い中でしたが元気に生き物を探すこども達に圧倒されました。

内容的に少し難しかった部分もあったと反省点も多かったですが、最終的に笑顔で帰って行くこども達を見てほっとしました。慣れない経験でしたが私自身にも大きな学びになりました。

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2021年08月20日迷惑行為に困っています!サルに食べ物をあげないで!【屋久島地域】

屋久島国立公園 池田 裕二

ヤクシマザルの餌付け

 自然保護と安全利用のため、ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。

 屋久島では、ヤクシマザルへの餌付け行為が後を絶たず大変困っています。近年の例ではせんべいなどのお菓子類、バナナやキャベツなどをあげる行為や、餌やりの痕跡が目撃されたりしています。

 野生のサルは、森の中で自生する植物の実や若葉、昆虫類などを食べて暮らしています。お菓子などサルが普段食べないものを彼らに与えてしまうと、彼らの健康を害するおそれがあるほか、野生動物から「野生らしさ」を奪うことにもなります。餌やりによって行動が変化してしまったサルは、人間から食べ物を奪う行動を取るようになってしまう場合があります。

 野生のサルを間近で観察できることも屋久島の観光の魅力のひとつです。しかし餌付け行為によってサルが人を襲うようになってしまった場合、平和な屋久島の森が失われてしまいます。

 屋久島を観光される皆様、島内にお住まいの皆様に大切なお願いです。ヤクシマザルに食べ物をあげる行為は決して行わないでください。自然保護と安全利用のため、ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。

(野生のヤクシマザルへの餌付け行為は、屋久島町条例で禁止されています。画像はバナナを与えられたヤクシマザル。2019年12月職員による撮影。)

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2021年08月17日石垣島で出会えるトカゲ【石垣地域】

西表石垣国立公園 石垣 江川博子

こんにちは。石垣自然保護官事務所の江川です。

石垣島には7月の下旬に台風6号が通り過ぎ、私は初めて沖縄で迎える台風でしたが被害はそれほど大きくなく安心しました。8月に入りスコールも増えて、以前よりは涼しくなり過ごしやすくなっています。

今回は身近に出会える生き物、トカゲをご紹介したいと思います。

まずご紹介するのは木が多く日陰になっている場所で見かけるトカゲです。

こちらは米原にあるヤエヤマヤシ群落を巡視した際に撮った写真です。

サキシマキノボリトカゲ 

平日の昼間、観光客が少ないせいか、ウッドデッキに沢山のサキシマキノボリトカゲが出てきていました。

ずっと木に登っているのかと思いきや道路に飛び出してくることがあるので運転の際には注意が必要です。

同じくヤエヤマヤシ群落にて木の葉に乗っていた鮮やかなグリーンが目を引くのはサキシマカナヘビです。

サキシマカナヘビ

こちらはイシガキトカゲ。

イシガキトカゲ

一見、本州でよく見かけるニホントカゲに似ていますが、石垣島で出会えるのは、このイシガキトカゲです。成長しても15センチ程度で日本最小のトカゲです。幼体はしっぽが青くよく目立ちます。海岸近くでよく見かけ、天気のいい日は特に石垣島の強い日差しでしっぽの光沢がより目立ちます。

最後にご紹介するのは、トカゲの種類の中で日本最大のキシノウエトカゲ。心なしか顔に貫禄があります。最大全長40センチにまで成長するそうです。海岸近くの茂みでよく目にします。

キシノウエトカゲ

幼体の頃は、イシガキトカゲと同じくしっぽが青いため、背中の線で見分けるそうです。私はまだ見かけたことがないので、今度しっぽの青いトカゲを見た際にじっくり見てみたいと思います。

今回ご紹介したトカゲたちは、八重山諸島(種類によっては宮古諸島も含む)にしかいない日本固有種です。石垣島にお越しの際にはぜひ探してみてください。国立公園内のように自然の多い場所では出会える確率が高く、私は巡視のたびに遭遇しています。

こちらではよく目にするのでだんだんと身近な生き物の様に感じられますが、なかには希少なトカゲとして国内希少野生動植物種、天然記念物に指定されている種、石垣市の条例で捕獲が禁止されている種もありますので、出会った際にはじっくり観察するだけにとどめて下さいね。

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2021年08月12日ドングリ植樹地で下草刈りを行いました!【対馬】

対馬 池田俊寛

みなさん、はじめまして!

この4月から対馬自然保護官事務所で勤務しています

アクティブレンジャーの池田です。

今回はドングリ植樹地での下草刈り作業についてご紹介します。

2021年7月31日に国指定舟志ノ内鳥獣保護区内のドングリ植樹地で下草刈り作業を行いました。ドングリ植樹地とはツシマヤマネコの餌資源となるネズミ類の生息場所保全を目的として、2018年にドングリの木を植樹した場所です。ドングリの木を植樹して以来、植栽木が大きくなるまで毎年下草刈りを行っています。

今年度はツシマヤマネコ応援団団員2名、環境省職員5名の計7名で下草刈り作業を行いました。ツシマヤマネコ応援団とは、環境省対馬自然保護官事務所の活動サポート等に取り組んでいるボランティア団体です。


炎天下の中、ドングリの木と雑草木を見分けながら、誤伐をしないように慎重に下草を刈っていきます。

およそ1時間半作業を行い、雑草に埋もれていたドングリの木に日光がよく当たるようになりました。ドングリの木の生長も確認できました。

最後はツシマヤマネコ応援団団員と環境省職員で記念撮影を行いました。

ツシマヤマネコ応援団の皆さんご協力ありがとうございました!

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2021年08月11日「ナツツバキ」、「メイゲツソウ」が咲いています♪

霧島錦江湾国立公園 池田美樹

みなさんこんにちは。えびの管理官事務所の池田です。

久しぶりの投稿です。

今、えびの高原内にナツツバキが咲いています。

ナツツバキを近くで見られる場所は、えびのエコミュージアムセンターと

ピクニック広場近くにあるノカイドウ自生地内です。

ナツツバキの写真は、8月5日に撮影しました。いくつか花が咲いていて、まだつぼみもありました。

〈ピクニック広場付近ノカイドウ自生地に咲いていたナツツバキ〉

つづいては810日に高千穂峰手前にある御鉢まで登り、登山道沿いのロープ張りの作業を行いました。

ロープ張りの作業中(途中、結構風が吹いている中での作業)

作業後に撮影したメイゲツソウ

撮影している時は、一緒に作業を行った方とこの植物の名前は、

「イタドリに似ているけど、何だったかな???」と話しながらも、正しい花の名前は分からず...

次の日、花の名前が分かるまで花の本を手にインターネットでも調べました。

メイゲツソウ〈別名:ベニイタドリ〉だと分かりました。

また、イタドリとは色が違うけどダテ科の仲間で、高さはイタドリより低いようです。

みなさん、もし高千穂峰を登る機会があれば、足元に咲く季節の花を見ながら登山を楽しんでください。

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、お出かけの際は、居住地及び訪問先の各自治体が発信している情報を事前にご確認ください。

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2021年08月10日国立公園スタンプラリー天草コース【雲仙天草国立公園・天草地区】

雲仙天草国立公園 天草 森俊夫

(国立公園スタンプラリー)

 日本の国立公園には、美しい自然の風景をはじめ、その自然に育まれた伝統文化や食など、その地域ならではの魅力あふれる見どころがたくさんあります。

 それぞれの国立公園のビジターセンターや見どころを巡り、身近な自然の魅力を発見しながら、国立公園ごとのオリジナルスタンプやコイン(ポイント)を集めることができるアプリが「国立公園スタンプラリー」で、コインを50枚集めると商品がもらえます。

 商品は、先着500名様限定で、2021年8月5日現在、16名の方が50枚以上のコインを獲得されているようです。(ちなみに、同日現在の最高獲得枚数は89枚です。)

 雲仙天草国立公園の天草地区にも、天草上島に2か所、天草下島に3か所のチェックイン(スタンプ・コインを獲得できる)地点が設けられています。

 詳細は、ポスター・チラシまたは「国立公園スタンプラリー」で検索してご確認ください。

(天草上島コース)

 天草上島地区では、天草ビジターセンターと高舞登山(たかぶとやま)がチェックイン地点となっています。

 天草ビジターセンターと高舞登山は、車で10分くらいのところにありますので、1時間程度で両方の対象地点を巡ることができます。

 また、両地点の間には、天草松島の島々を一望できる標高162メートルの千巌山があり、頂上近くの駐車場から巨岩の間を通って登って行きますので、手軽に登山気分を味わうことができます(身体障害者用コースも併設されており、バリアフリーの展望所の横まで車で行くことができます)ので、時間に余裕があれば、お立ち寄りください。(上記コースと併せて2時間程度で巡ることができます。)

天草ビジターセンターの外観と同センター奥の遊歩道からつながる海岸から見える海に浮かぶ島(令和3年7月撮影)

天草ビジターセンターの外観と遊歩道からつながる海岸からの眺望

高舞登山展望所入口と同展望所から見える天草松島の海に浮かぶ島々の風景(令和3年7月撮影)

高舞登山展望所入口と同展望所からの眺望

巨岩の間を通る千巌山登山道と山頂から見える天草五橋(島々をつなく橋)と青い空の風景(令和3年7月撮影)

千巌山登山道と頂上からの眺望

千巌山の車いすでも登ることができる展望台とそこからの天草松島(海に浮かぶ島々)の風景(令和3年7月撮影)

千巌山のバリアフリーの展望所(駐車場)と眺望

天草上島の地図にチェックイン地点と経路を表示した図

赤線表示がコース経路

(天草下島コース)

 天草下島地区では、富岡ビジターセンター、崎津教会(集落)、竜洞山みどりの村キャンプ場がチェックイン地点となっています。

 富岡ビジターセンターから崎津教会に至るまでの海岸沿いには、天草のリアス式海岸の断崖絶壁・奇岩群の代名詞ともいうべき鬼海ヶ浦、妙見浦(十三仏崎)があります。

 瀬戸(せど)大橋から、富岡ビジターセンターまで車で50分程度、同センターから鬼海ヶ浦まで30分程度、鬼海ヶ浦から十三仏崎まで10分程度、十三仏崎から崎津教会まで20分程度、崎津教会から竜洞山キャンプ場まで50分程度、同キャンプ場から瀬戸大橋まで50分程度が移動時間の目安です。

富岡ビジターセンターの外観と同所から見える独特の地形をもつ曲崎(鉤型に海に突き出た砂嘴)の風景(令和3年7月撮影)

富岡ビジターセンターの外観と眺望(曲崎、ハマジンチョウ(開花時期1月から3月)群落地)

天草西海岸の断崖絶壁、奇岩群の景勝地としてしられる鬼海が浦と十三仏﨑から見える妙見浦(象の形の奇岩)

鬼海ヶ浦展望所からの眺望と十三仏崎から見た妙見浦(ぞうさん岩)

漁村の街並みにたたずむ崎津教会と拝観マナーの説明等を行う崎津集落ガイダンスセンターの外観(令和3年7月撮影)

崎津教会と崎津集落ガイダンスセンターの外観

 崎津教会内部の拝観には事前の予約が必要です。詳しくは、天草市委託事業者(九州産交ツーリズム株式会社旅行センター)にお問い合わせください。

 なお、崎津教会の地点チェックインは、周辺の天草市崎津集落ガイダンスセンターでも可能です。(同センター展望所から崎津教会の建物を見ることができます。)

みどりの村キャンプ場の管理棟の外観と展望台から見える風景(オートキャンプ場と奥の海に浮かぶ獅子島)(令和3年7月撮影)

みどりの村キャンプ場管理棟の外観と展望所からの眺望(オートキャンプ場と獅子島)

天草下島の地図にチェックイン地点と経路を表示した図赤線表示がコース経路

コロナ禍の影響により、施設が閉館となっている場合もありますが、閉館中であっても、施設の敷地内であれば、チェックイン手続ができます。

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2021年08月03日サンゴの出前授業【石垣地域】

西表石垣国立公園 石垣 田村彰帆

アクティブレンジャー日記をご覧の皆さん、こんにちは。

石垣自然保護官事務所の田村彰帆です。

石垣自然保護官事務所は、「国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター」の施設の中にあり、普及啓発として八重山の小中学校にサンゴ学習を行っています。

石垣島内にある富野小中学校より、「サンゴやサンゴの白化現象について知りたい」「自分たちに何かできることはないか」と、出前授業の依頼をいただきました。

今回、伺った学校は教室を挟んで見える景色が違い、石垣島の海と山に囲まれた素晴らしい学校でした。

 

▲教室から見える海と校庭側に見える山

まずはレンジャーからのお話がありました。

石垣島には日本一のサンゴ礁があること、その素晴らしい自然の中にあるこの学校で勉強できることを誇りに思って欲しいとのお話がありました。

▲レンジャーからのお話

そしてクイズを交えたスライドで「サンゴって何だろう?」をテーマにサンゴの基礎的な知識やサンゴと私たちとの関係性などを学びました!

▲サンゴについてどのくらい知っているかな?

ところでみなさん、「サンゴ」と「サンゴ礁」の2つの言葉の違いって知っていますか?

サンゴは生物で、サンゴ礁はサンゴや貝、ホシズナなどが作った地形です。サンゴは生きていますが、サンゴ礁は生物ではありません。

サンゴ礁が作る複雑な地形は、多様な生物に「食」と「住」を提供します。癒しや観光資源、天然の防波堤など私たち人間の生活にも多くの恵みをもたらしてくれています。

そのサンゴが今、地球温暖化や私たち人間生活の影響で激減しています。

「サンゴを守るためには、私たちに何ができるの?」

ビーチクリーンやゴミを出さないことも大事ですが、まずは、サンゴについて知ることが大切です。知ることは、何をすれば守れるのかを考えることにつながります。そして、サンゴって何だろう?なぜ大事なの?など、学んだことを友達や家族に伝えてみてください。

▲感謝のお手紙をいただきました!!!

素敵なお手紙をありがとうございます。サンゴを知って興味を持ったこと、好きになったことがジーンと伝わってきました。豊かな自然を次世代につなげていくためにも、「なぜ?」「どうして?」を大切にしてください。

当センターでは出前授業の他にも、施設見学や器材利用などの対応も行っております。今後ともこれまで以上に連携し合い、地域の皆様とともにサンゴ礁の価値や重要性、保全の必要性を伝えられるようにサンゴ学習を展開していく予定です。

<環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター>

住所:沖縄県石垣市八島町2-27

TEL: 0980-82-4902 Mail:coremoc@sirius.ocn.ne.jp

http://kyushu.env.go.jp/okinawa/coremoc/index.html

緊急事態宣言中は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、サンゴ礁研究・モニタリングセンターは臨時休館しています。

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