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アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう

179件の記事があります。

2020年03月02日阿蘇くじゅう国立公園 オリジナルLINEスタンプ プレゼント中

阿蘇くじゅう国立公園 ウッド 亜也子

先着3,000名 阿蘇くじゅう国立公園オリジナルLINEスタンプ プレゼント中!!!

阿蘇くじゅう国立公園をより多くの方に知ってもらうため、「満喫プロジェクト」の一環で阿蘇くじゅう国立公園オリジナルのLINEスタンプを制作しました。

2億人以上のLINEユーザーがいる昨今、阿蘇くじゅう国立公園スタンプを幅広く活用してもらい、当公園の魅力や素晴らしさへの関心を高め、来訪につなげることを期待して行った、国立公園初の試みです。

あか牛をはじめとした阿蘇くじゅうのゆる~い仲間達の可愛いスタンプがいっぱいです。皆さんの日常会話のなかで使ってもらえると嬉しいです!

スタンプ取得方法:

  1. ①下記のQRコードまたはIDで阿蘇くじゅう国立公園アカウントをお友達登録。

ID:aso910

(もしくはスタンプショップ(クリエイターズ)で「ASO」か「くじゅう」を検索)

②少し時間をおいて、プレゼント(ダウンロードリンク)が届くので「受け取る」をタップする。

  1. ③ダウンロードする。

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2019年12月09日鳥獣害に関する出前授業 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 神代拓馬

国立公園に隣接する飯田高原の九重町立飯田小学校では、子供たちが自然のことについて学ぶ機会が多くあり、年間を通して様々な活動をしています。

チームタデ原

↑長者原のタデ原について学び、発信することを目的に結成された団体。

お宝探検隊

↑飯田小学校の1~6年生が加入している団体、飯田高原の自然・歴史・文化について学ぶ。

先月、飯田小学校の生徒さんから鳥獣害の話をして欲しいと依頼があり、出前授業を行いました。

その生徒さんは、田んぼを荒らしているイノシシを見たらしく、何故そのような行動をするのか教えてほしいと大人顔負けの質問がありました。

阿蘇くじゅう国立公園の周りでも、希少植物がシカに食べられて個体数が減少したり、イノシシが田んぼや畑を荒らしたりして農業被害が出たりするなど鳥獣害が多くなっています。

授業では、初めにくじゅう地域に生息する野生動物の写真を見せて生態や、どのような被害が出ているかを話しました。

後半では、何故そのような行動をするのか勉強しながら、被害が出ないためにどういった対策が必要か話し合いました。

私からは、野生動物は悪さをしようとして来てるのではなく、生きるために食べるものを求めて来てるに過ぎないとも説明しました。

生徒さんたちからは、今まで畑や田んぼを荒らす野生動物に対しての悪いイメージがあったが、それがなくなったという意見が出ました。

くじゅう地域では、昔は野生動物が生息する森と人が住む集落の間には、広大な草原があり、草原では隠れる場所がないため移動しにくい環境でした。しかし、草原が野焼きされなくなり、草原が籔に覆われ、野生動物が集落に来やすい環境になったため、被害が多くなったと思います。

今回の出前授業で野生動物の被害対策について話し合ったことを糧として、今後もくじゅう地域の自然について理解を深めてもらえればと思います。

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2019年11月22日くじゅう連山(冬)の見所紹介します 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 大島 将貴

こんにちは。

くじゅうでは秋の紅葉シーズンも終わりぐっと寒くなる日が増えて来ました。

冬山シーズンを前に、今回は冬のくじゅうの見所を紹介したいと思います。

冬のくじゅうで一番有名な景色といえば凍る御池

 

▲御池(初夏)


▲御池(冬)

冬の間は凍結した御池の上を歩く登山者が見られます。

こちらは毎年見られるものではありませんが、凍る暮雨の滝

▲暮雨の滝(初夏)

▲暮雨の滝(冬)

そして、最後が冬のくじゅう連山。

冬にしか見られないこの景色、是非、くじゅう連山で登山して体験してみて下さい。

また長者原園地駐車場では冬山シーズンを前に陥没箇所の修繕やラインの引直しを行いました。

  

▲BEFORE

▲AFTER

冬の登山の際には、寒さ対策の衣類やアイゼンなど、十分な装備も整えましょう。

また、しっかりと下調べを行い、余裕を持った計画をたてて、冬のくじゅう連山を楽しんで下さい。

↓冬のくじゅう連山情報はこちら↓

http://kujufanclub.com/

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2019年06月05日パークボランティアで登山道沿いの草刈りを行いました 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 大島 将貴

ミヤマキリシマが見頃を迎え、多くの登山者が賑わうくじゅうですが、先日くじゅう地区パークボランティアの会で登山道沿いの草刈りを行いました。

くじゅう地区パークボランティアの会では、事前に主担当と下見をし、活動場所や活動時の注意事項等確認、また関係機関との調整を行った上で活動を実施しています

▲下見を行った日は、登山口付近で27度を記録しており、活動当日も熱中症が心配されたのですが当日は曇り空

活動当日は、作業前に主担当の会員より鎌を使用する際の注意点、登山者が通行する際の声かけ、移動時には必ず鎌をケースに入れて持ち運ぶ等説明があり、作業を行いました。

▲主担当より説明

▲作業風景

 

▲下見の際の登山道                ▲作業後の登山道

笹に覆われてわからなくなっていた登山道がはっきりと認識出来るようになりました。

最後に今日の振り返りを行い、無事活動を終えることが出来ました。

現在、くじゅう連山ではミヤマキリシマのシーズンを迎えています。道路、駐車場等混み合っておりますので十分に注意して安全に登山を楽しんで下さい!

▲平治岳より5/27撮影

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2019年05月22日タデ原の看板撤去 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 神代拓馬

初めまして!

今年度からアクティブレンジャーに配属されました、

くじゅう管理官事務所の神代拓馬です。

どうぞ、よろしくお願い致します。

今回は看板の撤去をしました。

最初に、この写真を見て下さい。

これは、タデ原の道の分岐点を撮影したものです。

この写真だけでも撤去したのもあわせ、6個も看板がありました。(②は撤去済み)

このように、看板が1ヶ所にいくつも設置されていたり重要性がなかった看板は、撤去を行うことがあります。

 くじゅう連山は、登山者が独自に登山道を開拓して、新しい道を作ってしまうことがあります。

そのため、見晴らしが良くても、突然できた登山道に迷い込んで遭難してしまうことが問題になっています。

この対策として、遭難対策協議会や地権者と相談しながら、開拓された登山道をロープで立ち入り禁止にしたり、新しい案内看板の設置、また今回行ったような不要看板の撤去を行っています。

 この日は、毎年の野焼きに耐え続けた結果、根元が焼けて劣化していた冒頭写真②の看板を1つ撤去しました。

 この看板は細いため、容易に撤去できました。

  

       【撤去前】               【撤去中】

  

       【撤去後】             【焼けている根元】

次に、この丸太型の看板も文字が薄くなっていて見えづらいため、撤去をしました。

  

       【撤去前】               【撤去中】

  

       【撤去中】               【撤去後】

スコップや鋸を使って、撤去しましたが、

なかなか思うように抜けず、苦労しました・・・

最後に、これからミヤマキリシマの見頃のため、登山者が多くなると予想されます。

遭難や滑落に注意して登山を楽しんで下さい!

▼くじゅうの登山情報▼

http://kujufanclub.com/

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2019年04月05日Mt. Aso Visitor Center newly opened on 17th March 2019!!!

阿蘇くじゅう国立公園 ウッド 亜也子

This new visitor center is one of the four visitor centers in Aso-Kuju National Park.

It is located within Aso Volcano Museum.

(Others are Minami Aso Visitor Center, Aso Grassland Concervation Center and Chojabaru Visitor Center)

Each visitor center is unique and offers different information and exhibitions. Mt.Aso Visitor Center is designed to be used as a hub and starting point of your trip with full range of information on Aso-Kuju National Park, volcano, native habitats, trekking, local culture and tourist information of Aso area. The exhibitions are interactive and multilingual. You can also book a tour by Geo Guide here.

▲Projection mapping about four seasons of Mt. Aso

▲See the world from a rabbit's point of view

For those who would like to learn about volcano the more in details, visit the second and the third floor. The exhibitions have been renewed and now you can even see active Nakadake crater through a live camera. There is no other museum which specialize in volcanos. (Aso Volcano Museum Website http://www.asomuse.jp)

Details of Mt. Aso Visitor Center:

opening hours: 9:00~17:00 (everyday)

tel:0967-34-2111

by car: map code 256 456 770*85

by bus: https://www.kyusanko.co.jp/sankobus/aso_sen/table/all_tt.pdf

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2019年04月03日タデ原湿原の野焼きが終わりました 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 大島 将貴

 毎年この時期、この地域の風物詩と言えば"野焼き"です。

 この野焼きですが、地域によって、運営の方法が異なります。今回はタデ原湿原で行われた野焼きをご紹介したいと思います。

 タデ原湿原の野焼きは飯田高原野焼き実行委員会が主催しており、この実行委員会には環境省も含め様々な関係団体が入っています。くじゅう管理官事務所では、この実行委員会のメンバーとして野焼きの支援を行っています。

 野焼き前日、タデ原湿原への通行規制をするため、通行禁止や迂回路の掲示を行いました。

  

野焼き当日は午前中は泉水山の野焼きを行い、午後からタデ原湿原の野焼き。

火付け人が輪地切り沿いに迎え火をうっていきます。

ジェットシューターで延焼しないように消火にあたります。

午後からはタデ原湿原の野焼きです。

当日は阿蘇くじゅう国立公園管理事務所から2名の応援が来て、火入れの前に木道に人が入っていないか確認を行い、野焼き中には登山者へ迂回路の案内を実施しました。

カヤを引きながら火を点けていきます。

  

野焼き風景

  

最後は野焼き終了後、ジェットシューターを背負って木道の点検です。

煙の出ている場所などを完全に消火して回り、破損がないかを確認します。

 今年も大きな事故無く、タデ原湿原の野焼きを無事に終えることが出来ました。

 今は真っ黒なタデ原ですが、これから新緑が生い茂っていく景色はくじゅうでの私の好きな季節の一つです。野焼きを続けていくために、色々な課題が話し合われていますが、まずは多くの人にこの景色を見て興味を持ってもらえたらいいなと思います。

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2018年11月22日秋の出前授業 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 大島 将貴

 こんにちは。

 11月に入り、九重町立飯田小学校の5年生からアクティブ・レンジャーに外来種の話をして欲しいと依頼があり、出前授業を行いました。

 飯田小のある飯田高原では「特定外来生物」に指定されているオオハンゴンソウの駆除を地元ボランティア団体や地域のまちづくり協議会などが行っています。

↑今年の6月の様子。地域の大人から子どもまでみんなで作業。

↑地元ボランティア団体によるタデ原湿原での駆除活動。今年はタデ原の群生地を駆除。

スコップを使って抜いた後に、根と花芽のみ切り取り処分。2グラム程度の根からまた芽を出すことがあるため、抜根の際には根を残さないように注意を払います。

 普段からそういった活動や話しを聞く機会も多く、飯田小の子ども達はオオハンゴンソウと言われて、「特定外来生物」の言葉が出るほど外来種の知識が豊富です。

 そんな子ども達にどんな話をしようかと考えていたのですが、当日は「外来種ってなに?」から始まり、写真や地図を使って、10年後、20年後、飯田高原で自分の子供達に残したい物や場所について話し合いました。子ども達からはヒゴタイやタデ原の花を残したいなどの意見が出ました。

 外来種駆除というと活動が先行し、時に目的を忘れてしまうときがありますが、今日の子ども達との話し合いで何のために駆除を行っているのか、原点に帰る時間をみんなで共有することができました。今後も飯田高原の自然を通して地域の未来について話し合っていければと思います。

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2018年11月01日紅葉 紅葉 くじゅう! 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 小泉 敦

こんにちは。

秋も真っ盛りになりましたね。

くじゅうでも紅葉は今が一番見頃です。

今年のくじゅうの紅葉は本当に綺麗で、当たり年のようです。

くじゅう管理官事務所の前の園地でも本当に今が綺麗です。

更にこの園地は今年度に整備されたもので、一段と良くなりました。

毎日移り変わってゆく色づいた紅葉に通勤が本当に楽しいです。

皆様も紅葉の素晴らしさを感じにくじゅうにいらして下さい。

園地でゆっくり散歩したり、ランチを取るのがオススメです。

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2018年11月01日くじゅうの自然に感謝する日 【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう 小泉 敦

10月13日は大分県が制定した"くじゅうの自然に感謝する日"で、くじゅうエリア各地で登山道整備やゴミ拾い作業などの活動が行われました。

 

私は「九重の自然を守る会」のオオハンゴンソウ駆除活動(外来種駆除活動)に参加しました。

過去のAR日記でも何度か書いておりますが、この地域は外来植物のオオハンゴンソウがかなり生育しています。

外来植物そのものは、決して悪い物ではありませんが、環境省や地域の人々が守りたい場所に入るとその生態系を崩してしまう事もあるので、駆除活動を毎年行っています。中でも、【オオハンゴンソウ】という植物は根からの抜根が必要で、一つ一つスコップで作業をしなくてはいけないので、とても大変です。

昨年度はオオハンゴンソウが咲いている場所のうち10箇所以上も作業をしました。

しかし、場所が多いとその分、作業が中途半端に終わり残った分を刈払い機で刈り取り、根が来年度に残るということを繰り返してきました。

そのため、今年度は1箇所を集中的に作業し、その場所での根絶を目指しています。

今年度はあと2~3回活動がありますが、ようやく、目標に近づいています。

当日は"くじゅうの自然に感謝する日"という、イベントの形でしたが、常にこの【くじゅう】の自然を守ろうと活動されている方々がいること、そしてそれに参加出来ていることを感謝しながら作業をしました。

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