2015年4月17日
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2015年04月17日ツシマヤマネコ応援団と、対馬の森づくり
対馬 アクティブレンジャー 蔭浦
こんにちは!
対馬自然保護官事務所の蔭浦です。
いつもはツシマヤマネコの調査関係の仕事をしていますが、
「ツシマヤマネコ応援団」というボランティア団体の事務局もさせてもらっています。
今回は、そんな「ツシマヤマネコ応援団」について紹介します!!
【ツシマヤマネコ応援団とは?】
「対馬の自然を未来へ残していくため、自分たちの手でなにかしたい!」という思いから、対馬市民によって2003年4月に設立されたボランティアグループです。
年齢、性別、出身、職業に関係なく、さまざまな方々が応援団員となり、
「とらやまの森再生プロジェクト」、「ツシマヤマネコ交通事故対策プロジェクト」の2つを柱として、地元のみなさんと協力して自らの手でできる範囲から活動を行っています。
○ツシマヤマネコ順化ステーション内への植樹
○島内の道路脇に、スピード出し過ぎを防ぐ「ヤマネコ型看板」を設置
今年度も応援団の活動を支援するコーディネーターとして、団員のみなさんと楽しみながら活動していきたいと思います(^^)
最後に、そんなヤマネコ応援団から自然観察イベントのお知らせです!
対馬では、5月に「舟志の森づくり推進委員会」主催の自然観察会を開催します!
地元と企業が協力して進めてきた森づくりの紹介や、生き物観察を行います。
※舟志の森づくり推進委員会は、舟志区、対馬市、住友大阪セメント株式会社、ツシマヤマネコ応援団の4団体からなり、対馬の野生動物の保全を図り、人と自然が共生するモデル森を育てることを目的として活動しています。
対馬在住の方はもちろん、島外からお越しの方でも、
来島されるタイミングがあえば是非ご参加ください。
ご参加頂ける方は、5月13日(水)までに、下記までお電話にてご連絡をお願いします。
○ツシマヤマネコ応援団事務局 (担当:蔭浦、竹澤)
Tel:0920-84-5577
たくさんの方のご参加をお待ちしています!
蔭浦
数日前にはひょうが降り、冬に戻ったかと身を震わしていましたが、今日のえびの高原は久々にポカポカ陽気で明るい景色が広がっています。
遠足でやってきた高校生もえびの高原~大浪池~韓国岳山頂の登山をし、「とても気持ちよかった~♪」とキラキラした表情でお話してくれました。
ただでさえ気持ちのいい気候、景色に気分をよくしていた私ですが、さらに爽やかな気分になりました。 最高です。
(↑登山を終えて爽やかにピース♪)
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つつじヶ丘やピクニック広場ではツルキジムシロがたくさん咲き始めました。
スミレも咲いています。足下が色鮮やかになってきました♪
(↑ツルキジムシロ)
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(↑タチツボスミレ)
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キリシマミズキも見頃をむかえ、近づくといい香りがします。
(↑キリシマミズキ)
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ピクニック広場向かい側駐車場のヒカゲツツジもつぼみがふっくらし始め、来週には咲き始めそうです。
(↑ヒカゲツツジ)
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ノカイドウは花芽が赤くなり目立つようになってきました。
(↑ノカイドウ)
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先日、ノカイドウの花芽の数を数える調査を宮崎大学の中尾名誉教授とパークボランティアの方々他、関係者で行いました。
当日はあいにくの濃霧と寒さで、調査は一部しかできませんでしたが、調査方法を教えていただき、皆でカウンターや双眼鏡を使い数を数えていきました。
一カ所に3~5つの花芽をつけるので、そのまとまりを10数えておよそ40。100数えておよそ400。
400くらいのかたまりがいくつあるかで1個体のおおよその花芽の数を出す、とても地道な作業です。
1個体の中でも花芽がたくさんついている箇所があれば、まったくついていないところもあり、よく見て調査しなければならないので根気が必要です。(目と腰が痛くなりました...)
この日の調査で多いところはおよそ4000個の花芽をつけた個体がありました。
(↑調査中の様子)
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中尾名誉教授により2000年から調査が続けられており、過去の調査データと比較すると今年は花芽の数が多い方で、当たり年になりそうです(^^)v
ゴールデンウィークが見頃になりそうですよ♪
見所がたくさんの霧島にドライブ、散策にいらしてみてはいかがでしょうか\(^^@)/