九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。
さて今回は、「第14回やせいの生きもの絵画展」についてご報告したいと思います。
奄美野生生物保護センターの冬の一大イベントである絵画展ですが、今年はセンターのリニューアルを控えているのでこの時期に開催しました。
今年のテーマは「わきゃシマを彩る生きものたち」です。
なんと奄美群島内24校の小中学校から307点もの作品が集まりました!
テーマである「わきゃシマ」には、私たちが暮らす「島」と集落を表す「シマ」という意味が込められています。固有種が目立つ奄美ですが、身近な自然にも目を向けてほしいという期待をこめて、このテーマを選定しました。
そんなスタッフの期待に見事に答えてくれた、彩り豊かで生きものにあふれた作品がたくさん集まりました。
今日は見事「いきもの大賞」に選ばれた作品をご紹介します。
↑「アゲハとアサギマダラの幼虫の色くらべ」
いきもの大賞 低学年の部
大和村立名音小学校1年 登喜 健大さんの作品
中央に描かれているアゲハチョウの幼虫が、なんとも愛らしいです。全体的に淡い色ですが、よく見るとたくさんの色を使用しており、すばらしい作品です。
↑「見上げるハブ」
いきもの大賞 高学年の部
瀬戸内町立古仁屋中学校2年 三原 泉里さんの作品
夜空を見上げるハブが、なんともリアルで神秘的に描かれています。夜の林道で出会ったハブの力強さや生命力を思い出させてくれた作品です。
すべての応募作品は、奄美野生生物保護センター内で8月31日まで展示されています。
子どもたちの豊かな感性と表現力で描かれた、すばらしい作品を是非ご覧ください!