九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園、奄美群島国立公園があります。
そして残念ながら交通事故がすでに4件(うち3件は死亡)発生しており、このペースは過去最悪の2005年5件と同じペースとなってしまっています。
ヤマネコの交通事故を防ぐための対策はさまざま行っていますが、特に夏はイリオモテヤマネコの子育ての時期です。仔ネコのために母ネコが必死で餌をとって注意力が散漫になったり、母親から離れて行動するようになった警戒心の薄い仔ネコが道路に出てきてしまうなど、交通事故の危険性が高まります。
そのため、「平成25年度イリオモテヤマネコ夏の交通事故防止キャンペーン」(7/21~8/31)を実施しています。
そのイベントの一つとして、7/27、28に、西表島を訪れる方へ車を運転する際にゆっくり走ってもらうよう安全運転を呼びかけました。
イリオモテヤマネコの「まーや」と「ピカリャー」がそろって登場し子どもたちに大人気でした。
また、今回は島内の子どもたちも観光客の方への呼びかけに協力してくれました。関係機関の方々も多数参加していただき、たくさんの方々にヤマネコの交通事故についてPRできました。
参加してくれたみんなで記念撮影(大原港)。
まーや(右側)ピカリャー(左側)
あとは、運転手の皆さんが野生動物に思いやりある運転をしてくれることを期待します。協力していただいた皆さまありがとうございました。
今後もキャンペーン中は、西表野生生物保護センターの施設裏側見学会、ミニ講座、イリオモテヤマネコ展など開催していますので、ぜひ、センターへお越しください。
イリオモテヤマネコ展:ヤマネコの気持ちになってぜひ一言を!
イリオモテヤマネコ展:4月に船浮きで保護されたヤマネコの飼育ビデオ
イリオモテヤマネコ展:人とヤマネコが一緒に暮らすために私にできることを書こう!
詳細は西表野生生物保護センターホームページで!
⇒ http://iwcc.a.la9.jp/