ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [九州地区]

九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。

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2011年6月

3件の記事があります。

2011年06月27日三俣山に巡視に行ってきました【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう アクティブレンジャー 指原

みなさん、こんにちは!

先週の24日(金)に、三俣山(みまたやま)に巡視に行ってきました。


三俣山は、保護官事務所のある長者原に訪れると、タデ原から真正面に見えます。三つの頂がありますが、これで一つの山なのです。

三俣山の本峰を目指して登山道を歩いていると、こちらでもミヤマキリシマが見ごろを迎えていました。



(写真上)硫黄山の噴煙とミヤマキリシマ。


季節の移ろいとともに植物が花を咲かせ、そして、大地が呼吸するように噴煙を上げ続ける活火山。

人間も自然の中に生かされている、そんな気持ちになりました。


*三俣山の登山道についておしらせ*
三俣山の登山ルートは、諏蛾守越~本峰です。
本峰~北峰~南峰~本峰(お鉢巡りコース)は、危険な箇所もあり、通行をご遠慮いただいております。
また、雨ケ池~三俣山小鍋についても植生保護、事故防止のため通行をご遠慮いただいています。

ご協力、よろしくお願いします。

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2011年06月17日平治岳ミヤマキリシマレポート【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう アクティブレンジャー 指原

みなさん、こんにちは。

ここ数日のくじゅうは連日の雨模様。
傘をさす意味がない横殴りの雨が降る長者原ではカッパは必需品です。

そんな雨続きの中で、束の間のお天気に恵まれた6月14日(火)。
この時季に多くの登山者で賑わうミヤマキリシマの群生地、平治岳に巡視に行ってきました。

大戸越(うとんごし)の広場は人!人!人!でごった返しています。
ちょっと、山の風景じゃない気がしますね。

そして、ミヤマキリシマの開花状況ですが

7~8分咲きといったところです。

雨と風の影響で花が飛ばされた個体もぼちぼち見受けられましたが、モザイク状にピンクとグリーンで彩られた斜面はまさに芸術!
目を奪われるような美しさでした。
登山者が全国からこれを見たさにやって来る理由も頷けます。

ところが、そんなミヤマキリシマも近年では危機的状況に。
生長したノリウツギやヤシャブシなど他の木々の被圧により、生息環境を奪われて衰退しています。


枯死したミヤマキリシマ(被圧木除伐後の写真)

これはくじゅう連山一帯で言えることなのですが、特に随一の群生地である平治岳はそれが顕著です。


そこで、今年度から平治岳の土地所有者である九州電力(株)の協力のもと、ミヤマキリシマ保護計画が遂行されています。
5月には大戸越にて、草刈やノリウツギの除伐作業を行いました。
今後も、九州電力はじめ環境省や九重の自然を守る会ほか関係団体が協力し合い、計画的に保護活動を行っていきます。

くじゅうの草原に並ぶ、この素晴らしい景観を、後世に残していきたいですね。

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2011年06月09日くじゅう連山の山開き【くじゅう地域】

阿蘇くじゅう国立公園 くじゅう アクティブレンジャー 指原

大分県を含む九州北部地方が梅雨入りした、6月5日。
この日は、くじゅう連山の山開きでした。
週間天気予報では雨の可能性が高かったのに、前日の予報では
まさかの晴れマークが!

ゴールデンウィークにあった黒岳山開き、由布岳山開きに参加し、両日とも快晴だったこともあり、「山開きにいたってはAR指原は晴れ男だ」と事務所でそんな話題まで飛び出していました。

そして、期待を胸に迎えた山開き当日の朝。


雨 ・ ・ ・でした。。。



雨が降る中、牧ノ戸峠に着くと、すでに多くの登山者が登り始めていました。みなさん、この日を待ちに待っていたようです!

足元に気をつけながら山頂を目指すにつれて、雨脚は徐々に強くなる一方。残念ながら、梅雨入りにふさわしい日になりました。

しかし、山頂で行われた安全祈願祭では、雨をものともしないくじゅうの山を愛する登山者の方が、山開きを盛大に祝ってくれました。



山開きの主催者である九重観光連盟が用意した記念ペナントも、みるみるうちに登山者の手に。
みなさんの笑顔が印象的でした。

ところで、くじゅう山開きのメインイベントが終わり、牧ノ戸峠登山口へ下山途中、登山道を改めて見てみると、雨による浸食と踏圧でぐちょぐちょになっている箇所等が多く見受けられました。

このように、気象の影響と人間による環境への負荷が重なると、登山道の状況も加速度的に悪化していきます。

今後も、雨水による掘削を緩和させるため、雨水の逃げ道である「水道」を造成することや、掘削された溝に土嚢を積むことで土砂をため、登山道を修復する作業を中心に行っていく予定です。

場所にもよりますが、ミヤマキリシマが徐々に見ごろを迎えています。
みなさんも晴れた日、雨の日かかわらず登山されると思います。
花を愛でながらも登山道の様子も見て、くじゅうの山について考えてみてください。

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