アクティブ・レンジャー日記
九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。
ツシマヤマネコ交通事故防止啓発キャンペーンをおこないました。
2024年08月14日
対馬
こんにちは。
対馬自然保護官事務所の森田です。
今回は、7月21日と7月23日に対馬市上県町樫滝でおこなったツシマヤマネコ交通事故防止啓発キャンペーンをご紹介します。
ツシマヤマネコは、夕方から明け方にかけて行動が活発になるため、これまで「夕方から明け方の時間帯は、普段の安全運転に加え、野生生物への注意をお願いします。」と呼びかけを行なってきました。しかし、ツシマヤマネコの交通死亡事故が7月2日の昼間に発生し、事故発生場所付近でおこなっているモニタリング調査でも、夜間だけでなく昼間にもツシマヤマネコの姿が確認されています。
対馬自然保護官事務所の森田です。
今回は、7月21日と7月23日に対馬市上県町樫滝でおこなったツシマヤマネコ交通事故防止啓発キャンペーンをご紹介します。
ツシマヤマネコは、夕方から明け方にかけて行動が活発になるため、これまで「夕方から明け方の時間帯は、普段の安全運転に加え、野生生物への注意をお願いします。」と呼びかけを行なってきました。しかし、ツシマヤマネコの交通死亡事故が7月2日の昼間に発生し、事故発生場所付近でおこなっているモニタリング調査でも、夜間だけでなく昼間にもツシマヤマネコの姿が確認されています。
これらのことを踏まえて、対馬自然保護官事務所(対馬野生生物保護センター)では、注意喚起看板の設置(写真①・写真②)に加えて、昼間に地域住民や観光客に向けたツシマヤマネコ交通事故防止啓発キャンペーンを実施しました(写真③・写真④)。
ツシマヤマネコ交通事故防止啓発キャンペーンとは、「ツシマヤマネコ飛び出し注意!」などと書かれたプラカードやのぼりを持って道路脇に立ち、通行車両に対して安全運転の呼びかけをおこなうものです。
今回のキャンペーンは、ボランティア団体「ツシマヤマネコ応援団」のみなさんと約40分間キャンペーンを実施しました。昼間は交通量が多く、7月21日には約90台、7月23日には約80台の車が目の前を通り、キャンペーンを見て、速度を落としてくれる車もいました。暑い時間帯のキャンペーンにも関わらず、ご参加いただいた「ツシマヤマネコ応援団」のみなさま、誠にありがとうございました。
今回キャンペーンを実施した上県町樫滝は、これまでにもツシマヤマネコの交通事故が複数回発生している場所、特に7月2日の交通事故発生場所は、道幅が狭く見通しの悪い場所です(写真⑤・写真⑥・写真⑦)。また、今の時期はツシマヤマネコの子育ての時期で、慣れてないツシマヤマネコの仔ネコが道路に飛び出す可能性が高くなっています。対馬島内を車で走る際には、昼夜問わず、野生生物の飛び出しに注意をして、速度を落とした安全運転にご協力をお願いします。
今回のキャンペーンは、ボランティア団体「ツシマヤマネコ応援団」のみなさんと約40分間キャンペーンを実施しました。昼間は交通量が多く、7月21日には約90台、7月23日には約80台の車が目の前を通り、キャンペーンを見て、速度を落としてくれる車もいました。暑い時間帯のキャンペーンにも関わらず、ご参加いただいた「ツシマヤマネコ応援団」のみなさま、誠にありがとうございました。
今回キャンペーンを実施した上県町樫滝は、これまでにもツシマヤマネコの交通事故が複数回発生している場所、特に7月2日の交通事故発生場所は、道幅が狭く見通しの悪い場所です(写真⑤・写真⑥・写真⑦)。また、今の時期はツシマヤマネコの子育ての時期で、慣れてないツシマヤマネコの仔ネコが道路に飛び出す可能性が高くなっています。対馬島内を車で走る際には、昼夜問わず、野生生物の飛び出しに注意をして、速度を落とした安全運転にご協力をお願いします。
対馬自然保護官事務所(対馬野生生物保護センター)では、ツシマヤマネコの交通事故が今後、発生しないように、ツシマヤマネコ交通事故防止啓発キャンペーンを今後も実施していく予定です。
対馬自然保護官事務所 森田