
アクティブ・レンジャー日記
九州地区のアクティブ・レンジャーが、日々の活動や地域の魅力を発信します。アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、瀬戸内海、西海、雲仙天草、阿蘇くじゅう、霧島錦江湾、屋久島、慶良間諸島、西表石垣国立公園、やんばる国立公園があります。
夏の干拓地
2026年10月14日
出水
こんにちは!出水自然保護官事務所の平野です。
朝晩が少し涼しくなってきて秋を感じています!
以前、春の干拓地を紹介しましたので、今回は夏の干拓地の様子を紹介したいと思います。
朝晩が少し涼しくなってきて秋を感じています!
以前、春の干拓地を紹介しましたので、今回は夏の干拓地の様子を紹介したいと思います。
7月末、28日に起きた地震による被害が鳥獣保護区内で確認されたとの連絡を受け、巡視を行いました。
干拓にある調整池(田んぼへの水の量を調節するため池)の周辺でひび割れ、陥没が確認されました。来年の営農に影響が出ないことを願います。
※現在、調査が進められています。
干拓にある調整池(田んぼへの水の量を調節するため池)の周辺でひび割れ、陥没が確認されました。来年の営農に影響が出ないことを願います。
※現在、調査が進められています。
田んぼの様子
4月に植えた苗が順調に育つように、成長に合わせた水量の調整が続きます。
水は比熱が大きい(温まりにくく冷めにくい)ため、水量を増やして深くすると温度変化が緩やかになり、保温効果が高まります。一方、浅くすると保温効果は低下しますが、光が届きやすく、酸素も供給されやすくなります。中干しという、一度水を抜いて田んぼを乾かす工程も必要だそうです。今年の夏は降水量が少なかったため、苗の様子を見ながらきめ細やかな水量の調整が必要だったようです。
稲が十分育ち、穂が垂れて黄金色に色づくと、早いところで7月の末には稲刈りが始まります。
大きなコンバインで外側から内側へ、ぐるぐる周回しながら刈り取っていきます。
8月に入ると東干拓の北側はだいたい刈り終わり、田んぼの中でサギ類が目立っていました。
水は比熱が大きい(温まりにくく冷めにくい)ため、水量を増やして深くすると温度変化が緩やかになり、保温効果が高まります。一方、浅くすると保温効果は低下しますが、光が届きやすく、酸素も供給されやすくなります。中干しという、一度水を抜いて田んぼを乾かす工程も必要だそうです。今年の夏は降水量が少なかったため、苗の様子を見ながらきめ細やかな水量の調整が必要だったようです。
稲が十分育ち、穂が垂れて黄金色に色づくと、早いところで7月の末には稲刈りが始まります。
大きなコンバインで外側から内側へ、ぐるぐる周回しながら刈り取っていきます。
8月に入ると東干拓の北側はだいたい刈り終わり、田んぼの中でサギ類が目立っていました。
子育ての季節
サギ類は一年中見ることができますが、特に夏は子育ての時期で、多くのサギを見ることができます。いつもは1羽でポツンと立っていることが多いのですが、この時期は数羽で並んでいたりします。
サギには「コロニー」と呼ばれる木の上の集団営巣地があり、春から夏にかけてアオサギやダイサギなどさまざまな種類のサギが何十羽も集まって繁殖します。たくさんの仲間が集まって子育てをするのは、なんだか心強そうですよね。
木にサギたちが実っているように見えるので勝手に「サギの木」と呼んでいます。
春に婚姻色のことを書いてから、もう巣立ってしまったのか・・・と感慨深いものがあります。
サギには「コロニー」と呼ばれる木の上の集団営巣地があり、春から夏にかけてアオサギやダイサギなどさまざまな種類のサギが何十羽も集まって繁殖します。たくさんの仲間が集まって子育てをするのは、なんだか心強そうですよね。
木にサギたちが実っているように見えるので勝手に「サギの木」と呼んでいます。
春に婚姻色のことを書いてから、もう巣立ってしまったのか・・・と感慨深いものがあります。
生き生きとした風景
夏の干拓地は緑がたくさんあって日差しもまぶしく、春の活気がそのまま力強く根付いているようでした。田んぼの周りの草木は大きく育ち、鳥や虫の姿もたくさん見られ、巡視で訪れると元気になれる場所です。行くたびに稲が育っていて、毎回変化が見られるのが楽しみでした。
稲の成長は、暑さの厳しい日も欠かさず田んぼを見守り、管理している農家の方々の努力の結晶です。大切に育てられたお米は、やがてわたしたちの食卓に並びます。「一粒のお米には七人の神様がいる」と言いますが、さらに一粒一粒大切に味わおうという気持ちになりました。
稲の成長は、暑さの厳しい日も欠かさず田んぼを見守り、管理している農家の方々の努力の結晶です。大切に育てられたお米は、やがてわたしたちの食卓に並びます。「一粒のお米には七人の神様がいる」と言いますが、さらに一粒一粒大切に味わおうという気持ちになりました。
今年もツルを迎える季節へ
収穫後の田んぼは、ツルたちが冬を過ごすための大切な環境の一部となります。早期米の収穫を終えた田んぼの一部は、休遊地としてツルのねぐらの整備に活用されます。長い渡りを終えたツルたちが安心して過ごせる環境は、多くの方々のご協力によって支えられています。
環境省は、ツル類の保全だけでなく、ご協力いただいている地域の方々も含めて安心して冬を過ごせるよう、引き続き必要な取組や対策を進めていきたいと思います。
ツルの第一陣は毎年10月中旬に渡来するため、それまでに準備を整えているところです。
出水では、ツルやカモによる農業被害が発生したり、高病原性鳥インフルエンザのまん延、養鶏産業への影響も懸念されています。ツルの渡来は喜ばしい一方で、地域にさまざまな課題をもたらすこともあります。それでも、地域の方々に「今年もツルが来てよかった」と思っていただけるよう、力を尽くしていきたいと思います。
今シーズンも多くのツルたちが無事に渡来し、昨シーズンのように鳥インフルエンザが広がることなく、安心して冬を過ごせることを願っています。
環境省は、ツル類の保全だけでなく、ご協力いただいている地域の方々も含めて安心して冬を過ごせるよう、引き続き必要な取組や対策を進めていきたいと思います。
ツルの第一陣は毎年10月中旬に渡来するため、それまでに準備を整えているところです。
出水では、ツルやカモによる農業被害が発生したり、高病原性鳥インフルエンザのまん延、養鶏産業への影響も懸念されています。ツルの渡来は喜ばしい一方で、地域にさまざまな課題をもたらすこともあります。それでも、地域の方々に「今年もツルが来てよかった」と思っていただけるよう、力を尽くしていきたいと思います。
今シーズンも多くのツルたちが無事に渡来し、昨シーズンのように鳥インフルエンザが広がることなく、安心して冬を過ごせることを願っています。