アクティブ・レンジャー日記
第4回パークボランティア定期活動@白浜地区
2019年08月22日こんにちは。
西表自然保護官事務所の光森です。
西表島では、キセキレイやシギチの渡り、カンムリワシの幼鳥が見られるなど、秋の気配を感じられる様になりました。
なんとなく夏に置いて行かれてしまった気がしている光森です...。
今年度より、西表石垣国立公園パークボランティアで行っております、定期活動について8月10日に第4回活動を行いました。
6月、7月に引き続き、白浜地区のツルヒヨドリの駆除です。
ツルヒヨドリについては第2回の定期活動のAR日記に特徴を載せていますので、参考にしていただけたらと思います。(第2回活動のAR日記)
○過去2回の活動
6月、7月の過去2回の活動でこのようになりました。
6月の作業後と7月の作業前との写真を比較すると、ひと月で水路を覆いつくすほどの繁殖力がわかると思います。この驚異的な繁殖力によって再生してしまう前に、きちんと根まで除去する必要があります。
第4回活動は、前日まで台風9号の影響で実施できるか定かではありませんでしたが、被害も少なく、なんとか実施することができました。
これまでと同様、駆除のための木酢液を散布できない水路での作業となります。
水路に繁茂しているツルヒヨドリはゴミ袋へ、水路の底に溜まっている泥は水路から出して除去しました。
今回の作業でおおかたの水路で生育しているツルヒヨドリを駆除し、根が堆積している泥を除去することができました。
この場所でのツルヒヨドリ除去はひとまずひと段落つきそうです。
なんとか花がつく時期の前に終わらせることができてよかったと思います。
今回の作業で水路に生育するツルヒヨドリはすべて除去できましたが、水路には土砂が堆積している場所があり、埋土種子や残った根茎から再生する恐れがあります。
今後、この土砂の除去と定期的なモニタリングが必要です。