アクティブ・レンジャー日記
平成25年度のマングース防除事業について 【奄美地域】
2014年11月27日
奄美
うがみんしょ~らん!(こんにちは!)奄美野生生物保護センターの松田です。ようやくシロハラが渡ってきて、センター周辺もさまざまな冬鳥たちで賑やかになってきました。
今回は平成25年度のマングース防除事業の結果などについてお知らせいたします。
まずはマングースの捕獲数についてです。わなによる捕獲が110頭となり、平成24年度(捕獲数:179頭)よりも約39%減少し、過去最低値を記録しました。また、探索犬がマングースを追い込み、ハンドラーが捕獲する方法で20頭を捕獲し、平成25年度のマングース捕獲数(130頭)全体の15%程度を占めるまでに至りました。
平成17~25年度の捕獲努力量・捕獲数・CPUE
*1 わな日: のべわな日数=わなの数×わな有効日数
*2 CPUE:わなによるマングース捕獲数/1,000わな日
わなによる捕獲数と捕獲努力量の経年変化 (注)探索犬及びハンドラーによる捕獲数は含みません
平成25年度のわな設置地点と捕獲地点
これまでの防除事業の成果により全島的な低密度化及び分布の断片化が一層進み、低く抑えられているマングースの生息密度が、さらに低下したものと考えられています。
マングースの生息数も平成25年度には130~200頭と推定され、全島的なマングースの根絶に向けて着々と成果が上がっている状況です。
捕獲数の減少に伴う生息密度の低下により、アマミトゲネズミやケナガネズミ、アマミイシカワガエルなど、様々な在来種の回復傾向が明らかになってきています。
平成25年度から平成34年度までの10年間で、新たに完全排除を目標とする「第2期奄美大島におけるマングース防除実施計画」がスタートいたしました。奄美大島の生態系の回復を目指した取り組みをご理解いただくと共に、これからもマングースバスターズの活動の応援をお願いします!
なお、詳しくは下記の8月13日の報道発表資料を参照下さい。http://kyushu.env.go.jp/naha/pre_2014/0813a.html
【今日の一枚】
・「アマミヤマシギ」
・世界中で琉球列島だけに生息しています。種の保存法により、国内希少野生動植物種に指定されています。夜行性であるとされていましたが、最近の観察によると、昼間にも活動していることがわかっています。
・絶滅危惧Ⅱ類(環境省レッドリスト2012)
今回は平成25年度のマングース防除事業の結果などについてお知らせいたします。
まずはマングースの捕獲数についてです。わなによる捕獲が110頭となり、平成24年度(捕獲数:179頭)よりも約39%減少し、過去最低値を記録しました。また、探索犬がマングースを追い込み、ハンドラーが捕獲する方法で20頭を捕獲し、平成25年度のマングース捕獲数(130頭)全体の15%程度を占めるまでに至りました。
平成17~25年度の捕獲努力量・捕獲数・CPUE
*1 わな日: のべわな日数=わなの数×わな有効日数
*2 CPUE:わなによるマングース捕獲数/1,000わな日
わなによる捕獲数と捕獲努力量の経年変化 (注)探索犬及びハンドラーによる捕獲数は含みません
平成25年度のわな設置地点と捕獲地点
これまでの防除事業の成果により全島的な低密度化及び分布の断片化が一層進み、低く抑えられているマングースの生息密度が、さらに低下したものと考えられています。
マングースの生息数も平成25年度には130~200頭と推定され、全島的なマングースの根絶に向けて着々と成果が上がっている状況です。
捕獲数の減少に伴う生息密度の低下により、アマミトゲネズミやケナガネズミ、アマミイシカワガエルなど、様々な在来種の回復傾向が明らかになってきています。
平成25年度から平成34年度までの10年間で、新たに完全排除を目標とする「第2期奄美大島におけるマングース防除実施計画」がスタートいたしました。奄美大島の生態系の回復を目指した取り組みをご理解いただくと共に、これからもマングースバスターズの活動の応援をお願いします!
なお、詳しくは下記の8月13日の報道発表資料を参照下さい。http://kyushu.env.go.jp/naha/pre_2014/0813a.html
【今日の一枚】
・「アマミヤマシギ」
・世界中で琉球列島だけに生息しています。種の保存法により、国内希少野生動植物種に指定されています。夜行性であるとされていましたが、最近の観察によると、昼間にも活動していることがわかっています。
・絶滅危惧Ⅱ類(環境省レッドリスト2012)